JPH05325493A - 記録媒体用カートリッジ - Google Patents
記録媒体用カートリッジInfo
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- JPH05325493A JPH05325493A JP15601892A JP15601892A JPH05325493A JP H05325493 A JPH05325493 A JP H05325493A JP 15601892 A JP15601892 A JP 15601892A JP 15601892 A JP15601892 A JP 15601892A JP H05325493 A JPH05325493 A JP H05325493A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同一規格で大量生産される個々のカートリッ
ジを、個装状態のいかんにかかわらず、容易且つ確実に
識別することを可能とする。 【構成】 カートリッジ16を構成する本体ケース10
の内部に、従来と同様な記録媒体12に加えて、コイル
部46と集積回路部48とからなる識別体14を備え
る。識別体14は、コイル部46に特定周波数の電波5
5が入力されると集積回路部48が起動するとともに、
電波55に変調されて入力される識別データを内部に固
定し、あるいはその固定された識別データを電波57と
して外部に放出する。
ジを、個装状態のいかんにかかわらず、容易且つ確実に
識別することを可能とする。 【構成】 カートリッジ16を構成する本体ケース10
の内部に、従来と同様な記録媒体12に加えて、コイル
部46と集積回路部48とからなる識別体14を備え
る。識別体14は、コイル部46に特定周波数の電波5
5が入力されると集積回路部48が起動するとともに、
電波55に変調されて入力される識別データを内部に固
定し、あるいはその固定された識別データを電波57と
して外部に放出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気テープ、磁気デ
ィスク、光ディスク、メモリーカートリッジなどの様に
その製品規格が標準化された各種記録媒体用カートリッ
ジであって、特にそのカートリッジの識別を可能とした
ものに関する。
ィスク、光ディスク、メモリーカートリッジなどの様に
その製品規格が標準化された各種記録媒体用カートリッ
ジであって、特にそのカートリッジの識別を可能とした
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のカートリッジにおける製造
ロット、品種あるいは媒体の種類などの各種識別情報
は、該当のカートリッジそれ自体のケース表面に印刷し
たり、ケースの適宜箇所に検知穴を設けることにより、
直接視認したり接触検知してその情報内容を把握可能と
するものが一般的であった。また、カートリッジを収納
する保護ケースや、更にそれを個装するフィルムの上
に、バーコード等の識別表示を印刷あるいは貼付するこ
とも行われている。
ロット、品種あるいは媒体の種類などの各種識別情報
は、該当のカートリッジそれ自体のケース表面に印刷し
たり、ケースの適宜箇所に検知穴を設けることにより、
直接視認したり接触検知してその情報内容を把握可能と
するものが一般的であった。また、カートリッジを収納
する保護ケースや、更にそれを個装するフィルムの上
に、バーコード等の識別表示を印刷あるいは貼付するこ
とも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、識別情
報をカートリッジの上に直接設ける方法にあっては、カ
ートリッジが保護ケースやフィルム等で個装されている
状態では、その情報内容を的確に確認することが難し
い。
報をカートリッジの上に直接設ける方法にあっては、カ
ートリッジが保護ケースやフィルム等で個装されている
状態では、その情報内容を的確に確認することが難し
い。
【0004】一方、カートリッジの個装上に識別情報を
設ける方法にあっては、特にそのカートリッジが大量生
産品である場合、各カートリッジ毎に異なった識別情報
を的確に与えることは物理的に困難であるとともに、個
装部分とカートリッジとが分離した後にはその識別表示
が役に立たなくなる等の不都合があった。
設ける方法にあっては、特にそのカートリッジが大量生
産品である場合、各カートリッジ毎に異なった識別情報
を的確に与えることは物理的に困難であるとともに、個
装部分とカートリッジとが分離した後にはその識別表示
が役に立たなくなる等の不都合があった。
【0005】本発明は上記した不都合に鑑みてなされた
ものであって、多様な識別情報の記録が比較的容易に行
えるとともに、記録された識別情報の確認が、使用態様
に規制されることなく的確に行われる記録媒体用カート
リッジを提供することを目的とする。
ものであって、多様な識別情報の記録が比較的容易に行
えるとともに、記録された識別情報の確認が、使用態様
に規制されることなく的確に行われる記録媒体用カート
リッジを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために構成された本発明にかかる記録媒体用カートリッ
ジ16は、図1にその基本的な構成を示す如く、本体ケ
ース10の内部に、磁気テープ、磁気ディスク、光ディ
スクや半導体メモリ等の様にその規格が標準化された所
定の記録媒体12に加えて、下記の識別体14を備えた
ものである。
ために構成された本発明にかかる記録媒体用カートリッ
ジ16は、図1にその基本的な構成を示す如く、本体ケ
ース10の内部に、磁気テープ、磁気ディスク、光ディ
スクや半導体メモリ等の様にその規格が標準化された所
定の記録媒体12に加えて、下記の識別体14を備えた
ものである。
【0007】識別体14には、カートリッジ16に関す
る識別データの記憶手段18と、外部からの無線状態に
よる信号27の入力に対応して該信号27の内容を解析
する手段20と、その信号解析手段20で解析された内
容がデータの書き込みであれば、記憶手段18に対して
識別データの書き込みを行うデータ書込手段22と、解
析された内容がデータの読み出しであれば、記憶手段1
8に保持された識別データを無線状態の信号29として
出力するデータ読出手段24を備えている。
る識別データの記憶手段18と、外部からの無線状態に
よる信号27の入力に対応して該信号27の内容を解析
する手段20と、その信号解析手段20で解析された内
容がデータの書き込みであれば、記憶手段18に対して
識別データの書き込みを行うデータ書込手段22と、解
析された内容がデータの読み出しであれば、記憶手段1
8に保持された識別データを無線状態の信号29として
出力するデータ読出手段24を備えている。
【0008】なお上記した入力信号解析手段20には、
低周波領域における特定周波数の電波を受けると共振す
る回路26を備え、その共振回路26における共振電圧
を用い、識別体14を構成する各手段に通電して起動す
る様に構成することが好ましい。
低周波領域における特定周波数の電波を受けると共振す
る回路26を備え、その共振回路26における共振電圧
を用い、識別体14を構成する各手段に通電して起動す
る様に構成することが好ましい。
【0009】
【作用】上記した構成により、例えばこのカートリッジ
16の製造が完了して個装された段階で、所定の書込装
置28を用いて書込信号27を無線状態で本体ケース1
0内の識別体14に送る。この時、送られる信号27中
に、例えばそのカートリッジ16を特定する製造番号な
どの識別データを予め含ませておくと、入力信号解析手
段20ではデータ書込手段22に識別データを送って、
データ記憶手段18にその識別データを記録する。
16の製造が完了して個装された段階で、所定の書込装
置28を用いて書込信号27を無線状態で本体ケース1
0内の識別体14に送る。この時、送られる信号27中
に、例えばそのカートリッジ16を特定する製造番号な
どの識別データを予め含ませておくと、入力信号解析手
段20ではデータ書込手段22に識別データを送って、
データ記憶手段18にその識別データを記録する。
【0010】一方、例えば識別データが記録されたカー
トリッジ16を、その規格に従った記録媒体12の使用
中にカートリッジ16に異常が発見された場合、書込装
置28と一体に構成あるいは別に備えた読取装置30か
ら読取信号27を無線状態で識別体14に向けて送る。
すると、識別体14の入力信号解析手段20はデータ読
出手段24を起動し、データ記憶手段18に記録されて
いる識別データが無線状態の信号29として読取装置3
0に向けて返送される。したがって、かかる識別データ
の内容を解読することにより、カートリッジ16の製造
段階での状態が瞬時に判るのである。
トリッジ16を、その規格に従った記録媒体12の使用
中にカートリッジ16に異常が発見された場合、書込装
置28と一体に構成あるいは別に備えた読取装置30か
ら読取信号27を無線状態で識別体14に向けて送る。
すると、識別体14の入力信号解析手段20はデータ読
出手段24を起動し、データ記憶手段18に記録されて
いる識別データが無線状態の信号29として読取装置3
0に向けて返送される。したがって、かかる識別データ
の内容を解読することにより、カートリッジ16の製造
段階での状態が瞬時に判るのである。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記の如く、無線状態で識別デ
ータの記録および読み出しができる識別体14を記録媒
体12とともに備えたので、カートリッジ16全体がフ
ィルムなどで個装された状態であっても、その外部から
カートリッジ16に関する情報が容易に書きこんだり読
みだしたりすることができる。したがって、個装をカー
トリッジ16とは別に保存する必要がなくなるばかり
か、個装上に識別データを表示する必要さえなくなる。
ータの記録および読み出しができる識別体14を記録媒
体12とともに備えたので、カートリッジ16全体がフ
ィルムなどで個装された状態であっても、その外部から
カートリッジ16に関する情報が容易に書きこんだり読
みだしたりすることができる。したがって、個装をカー
トリッジ16とは別に保存する必要がなくなるばかり
か、個装上に識別データを表示する必要さえなくなる。
【0012】
【実施例】以下本発明を、いわゆるVHSタイプの磁気
テープカートリッジに実施した一例を示すがこれに限ら
ず、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリーなど、
その製品規格が予め標準化され、略同一品質の製品が大
量に製造される各種の記録媒体用カートリッジにおいて
も略同様に実施できることは勿論である。
テープカートリッジに実施した一例を示すがこれに限ら
ず、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリーなど、
その製品規格が予め標準化され、略同一品質の製品が大
量に製造される各種の記録媒体用カートリッジにおいて
も略同様に実施できることは勿論である。
【0013】本発明にかかるテープカートリッジ16
は、図2にその全体的な構成を一部を拡大して示す如
く、上下ケース32・34を蓋合わせ状に構成した中空
の本体ケース10の内部に、2つのリール36・36間
に磁気テープ38を巻回した記録媒体12と、そのカー
トリッジ16に関する情報を記録再生するための識別体
14とを一体に収納している。
は、図2にその全体的な構成を一部を拡大して示す如
く、上下ケース32・34を蓋合わせ状に構成した中空
の本体ケース10の内部に、2つのリール36・36間
に磁気テープ38を巻回した記録媒体12と、そのカー
トリッジ16に関する情報を記録再生するための識別体
14とを一体に収納している。
【0014】識別体14は、例えば直径3mm、長さ3
0mm程度のガラス筒40中に、エボナイト棒42の周
囲に細い導線44を多数回に亘って巻き付けたコイル部
46と集積回路部48とを一体にハーメチックシールし
たものである。更に、例えば本体ケース10の内部にお
けるデッドスペースとなる背面隅部で下ケース34側
に、識別体14がきっちりと収納される大きさの収納リ
ブ50を設ける一方、対応する上ケース32から押えリ
ブ52を収納リブ50に向けて延設することにより、上
下ケース32・34を組み合わせた時、本体ケース10
内における識別体14の位置固定が行われる様にしてい
る。
0mm程度のガラス筒40中に、エボナイト棒42の周
囲に細い導線44を多数回に亘って巻き付けたコイル部
46と集積回路部48とを一体にハーメチックシールし
たものである。更に、例えば本体ケース10の内部にお
けるデッドスペースとなる背面隅部で下ケース34側
に、識別体14がきっちりと収納される大きさの収納リ
ブ50を設ける一方、対応する上ケース32から押えリ
ブ52を収納リブ50に向けて延設することにより、上
下ケース32・34を組み合わせた時、本体ケース10
内における識別体14の位置固定が行われる様にしてい
る。
【0015】上記した識別体14のコイル部46は、集
積回路部48に備えたコンデンサ54とで図3に示す様
に並列共振回路26を構成することにより、特定周波数
の電波55の入力で共振可能とし、その共振電圧で集積
回路部48全体の動作に必要な駆動電力を供給して起動
させる。したがって、集積回路部48は必要な時期にの
み選択して起動されるとともに、電池の様な消耗品を一
切必要とすることなく、半永久的な動作が可能となる。
積回路部48に備えたコンデンサ54とで図3に示す様
に並列共振回路26を構成することにより、特定周波数
の電波55の入力で共振可能とし、その共振電圧で集積
回路部48全体の動作に必要な駆動電力を供給して起動
させる。したがって、集積回路部48は必要な時期にの
み選択して起動されるとともに、電池の様な消耗品を一
切必要とすることなく、半永久的な動作が可能となる。
【0016】集積回路部48は、図3にその回路構成を
概略的に例示する如く、電波55・57の送受信回路5
6と、データの記録再生回路58とから構成される。送
受信回路56は、特定周波数の電波55に変調されて送
られる信号を取り出して記録再生回路58に送り、ある
いは、記録再生回路58から送られるデータで変調され
た所定周波数の信号を電波57としてコイル部46から
放出する。
概略的に例示する如く、電波55・57の送受信回路5
6と、データの記録再生回路58とから構成される。送
受信回路56は、特定周波数の電波55に変調されて送
られる信号を取り出して記録再生回路58に送り、ある
いは、記録再生回路58から送られるデータで変調され
た所定周波数の信号を電波57としてコイル部46から
放出する。
【0017】データの記録再生回路58は、例えば1チ
ップマイコンを使用し、ROM60内に予め固定してお
いたプログラムに従った動作をするものであって、回路
全体の制御を行うCPU62と、プログラムや固定デー
タなどを記録するROM60と、可変データを一時記憶
するためのRAM64と、データの入出力を行うための
I/O部66とを、内部バス68を介して並列に接続し
ている。更にROM60の一部または全部を、EPRO
Mの様にその内容を電気的に一度限りの書き込み又は複
数回の書き換えを可能とするデバイスを使用することに
より、後記するカートリッジ16に関する識別情報を適
宜時期に書き込み可能とするとともに、電池によるバッ
クアップを必要とすることなく、そのデータを長期に亘
って保存できる様にしている。
ップマイコンを使用し、ROM60内に予め固定してお
いたプログラムに従った動作をするものであって、回路
全体の制御を行うCPU62と、プログラムや固定デー
タなどを記録するROM60と、可変データを一時記憶
するためのRAM64と、データの入出力を行うための
I/O部66とを、内部バス68を介して並列に接続し
ている。更にROM60の一部または全部を、EPRO
Mの様にその内容を電気的に一度限りの書き込み又は複
数回の書き換えを可能とするデバイスを使用することに
より、後記するカートリッジ16に関する識別情報を適
宜時期に書き込み可能とするとともに、電池によるバッ
クアップを必要とすることなく、そのデータを長期に亘
って保存できる様にしている。
【0018】すなわち、図4(a)で示す様に、所定の
書込装置28から送られる、所定のデータで変調された
特定周波数の電波55が識別体14において一定の距離
以下で受信されると、十分大きい共振電圧が集積回路部
48に供給されるため、該回路48は起動してその動作
を開始する。その後、送受信回路56において電波中か
ら信号が取り出され、その信号が記録再生回路58で有
為のデータであると判断されると、そのデータの書き込
み要求であると判定されてそのデータはROM60に記
録される。
書込装置28から送られる、所定のデータで変調された
特定周波数の電波55が識別体14において一定の距離
以下で受信されると、十分大きい共振電圧が集積回路部
48に供給されるため、該回路48は起動してその動作
を開始する。その後、送受信回路56において電波中か
ら信号が取り出され、その信号が記録再生回路58で有
為のデータであると判断されると、そのデータの書き込
み要求であると判定されてそのデータはROM60に記
録される。
【0019】一方、図4(b)で示す如く、手持ち式読
取装置30aの棒状のアンテナ70aあるいは固定式の
読取装置30bに接続されたゲート式アンテナ70bに
対し、一定距離以下に接近あるいは通過する際にアンテ
ナ70から送出される特定周波数の電波55が共振回路
26を介して集積回路部48を起動する。この時に送受
信回路56で有為のデータが検知されないか、データの
読み出しを指示するデータが検知されると、データの読
み出し要求であると判定されるので、ROM60中から
必要なデータが取り出して、送受信回路56に送り、こ
のデータで変調された電波57がコイル部46から送出
される。かかる電波57は、読取装置30側で受信され
たのち、識別データが取りだされてその読取装置30上
で表示されることにより、識別体14のデータ内容の判
別動作が終了するのである。
取装置30aの棒状のアンテナ70aあるいは固定式の
読取装置30bに接続されたゲート式アンテナ70bに
対し、一定距離以下に接近あるいは通過する際にアンテ
ナ70から送出される特定周波数の電波55が共振回路
26を介して集積回路部48を起動する。この時に送受
信回路56で有為のデータが検知されないか、データの
読み出しを指示するデータが検知されると、データの読
み出し要求であると判定されるので、ROM60中から
必要なデータが取り出して、送受信回路56に送り、こ
のデータで変調された電波57がコイル部46から送出
される。かかる電波57は、読取装置30側で受信され
たのち、識別データが取りだされてその読取装置30上
で表示されることにより、識別体14のデータ内容の判
別動作が終了するのである。
【0020】なお、上記した識別データの記録再生に際
し、例えば米テキサス・インスツルメンツ社が開発した
「タイリスシステム」が利用できる。かかるシステムで
は、データを全て20桁の数字として表わすとともに、
134kHz程度の低周波帯のパルスでデータの読み書
きを行わせることにより、殆ど全ての物質を透過して識
別体14を作動させることができるが、かかる構成に限
定されないことは勿論である。また識別体14も、その
外観形状を管状に代えてシート状にして任意箇所に貼付
したり、他の必要な電子回路と一体に構成するなど、適
宜変形して実施することが可能である。
し、例えば米テキサス・インスツルメンツ社が開発した
「タイリスシステム」が利用できる。かかるシステムで
は、データを全て20桁の数字として表わすとともに、
134kHz程度の低周波帯のパルスでデータの読み書
きを行わせることにより、殆ど全ての物質を透過して識
別体14を作動させることができるが、かかる構成に限
定されないことは勿論である。また識別体14も、その
外観形状を管状に代えてシート状にして任意箇所に貼付
したり、他の必要な電子回路と一体に構成するなど、適
宜変形して実施することが可能である。
【0021】また、識別体14に記録されるカートリッ
ジ16の識別情報としては、製造に関する情報、仕様に
関する情報、販売に関する情報あるいは使用状態に関す
る情報など、各種情報の内から必要なものが直接、ある
いはコード化した数値データとして、カートリッジ16
の製造時あるいはその他の適宜時期に記録できる。
ジ16の識別情報としては、製造に関する情報、仕様に
関する情報、販売に関する情報あるいは使用状態に関す
る情報など、各種情報の内から必要なものが直接、ある
いはコード化した数値データとして、カートリッジ16
の製造時あるいはその他の適宜時期に記録できる。
【0022】例えば製造に関する情報としては、製造
国、製造メーカー、製造ロット、製造年月日時間、製造
工場、製造ラインおよび固体番号があげられる。また仕
様に関する情報としては、商品品種、記録方式、媒体の
種類、カートリッジの種類などがあげられる。更に販売
に関する情報としては、納入先、販売ルートなどが、使
用に状態に関する情報としては、記録媒体12への記録
条件、記録内容、記録時間などが可能である。
国、製造メーカー、製造ロット、製造年月日時間、製造
工場、製造ラインおよび固体番号があげられる。また仕
様に関する情報としては、商品品種、記録方式、媒体の
種類、カートリッジの種類などがあげられる。更に販売
に関する情報としては、納入先、販売ルートなどが、使
用に状態に関する情報としては、記録媒体12への記録
条件、記録内容、記録時間などが可能である。
【0023】なお、メモリされた識別情報を有効に活用
するには、個々のカートリッジ16毎に各々単一のコー
ド番号を付与しておくことが重要である。次に、この様
にして付与された識別情報の具体的な利用方法を、以下
で更に具体的に例示して説明する。
するには、個々のカートリッジ16毎に各々単一のコー
ド番号を付与しておくことが重要である。次に、この様
にして付与された識別情報の具体的な利用方法を、以下
で更に具体的に例示して説明する。
【0024】VTR等の記録・再生装置に読取装置30
を内蔵するか近接して配置するとともに、その出力デー
タをパソコンなどのデータ処理装置に送る。かかる構成
で、使用したカートリッジ16の番号を読み取り、適宜
にデータ処理することにより、使用されたカートリッジ
16の種類や、同一カートリッジ16の使用回数などの
データが自動的に検出される。書込装置28も同時に備
え、よりきめの細かいデータ処理をさせることも可能で
ある。
を内蔵するか近接して配置するとともに、その出力デー
タをパソコンなどのデータ処理装置に送る。かかる構成
で、使用したカートリッジ16の番号を読み取り、適宜
にデータ処理することにより、使用されたカートリッジ
16の種類や、同一カートリッジ16の使用回数などの
データが自動的に検出される。書込装置28も同時に備
え、よりきめの細かいデータ処理をさせることも可能で
ある。
【0025】本発明にかかる記録媒体用カートリッジ1
6が放送局やプロダクション等の業務用に使用される場
合、記録内容の分類、整理、保管時の登録あるいは検出
作業が、プラスチック製の不透明ケースに収納したまま
行え、かかる作業が極めて簡略化される。更に、重要機
密内容が記録されたカートリッジ16を予め番号登録す
る一方、保管庫の出入口に検出用のアンテナ70をセッ
トし、出し入れされるカートリッジ16の識別情報を全
て自動的にチェックし、該当の番号であればアラームを
発する様にシステムを構成することにより、セキュリテ
ィシステムとして機能させることができる。
6が放送局やプロダクション等の業務用に使用される場
合、記録内容の分類、整理、保管時の登録あるいは検出
作業が、プラスチック製の不透明ケースに収納したまま
行え、かかる作業が極めて簡略化される。更に、重要機
密内容が記録されたカートリッジ16を予め番号登録す
る一方、保管庫の出入口に検出用のアンテナ70をセッ
トし、出し入れされるカートリッジ16の識別情報を全
て自動的にチェックし、該当の番号であればアラームを
発する様にシステムを構成することにより、セキュリテ
ィシステムとして機能させることができる。
【0026】一方、対象のカートリッジ16が市販の大
量生産品である場合、識別体14にメモリできる情報の
量は一般的なバーコードに比較して充分大きく、したが
ってバーコードに代わる新しい識別手段としての利用が
可能である。この場合、バーコードリーダーに比して情
報の読み取り姿勢の自由度が大きく、したがって読み取
り時の処理速度が早くなるとともに、バーコード表示に
よるデザインへの悪影響も回避できる。
量生産品である場合、識別体14にメモリできる情報の
量は一般的なバーコードに比較して充分大きく、したが
ってバーコードに代わる新しい識別手段としての利用が
可能である。この場合、バーコードリーダーに比して情
報の読み取り姿勢の自由度が大きく、したがって読み取
り時の処理速度が早くなるとともに、バーコード表示に
よるデザインへの悪影響も回避できる。
【0027】また、製品に品質事故や不具合が発生した
場合、識別体14に記録された番号を製造元でファイル
しておいた番号と照合することにより、その製品の製造
時における履歴を確認できる。この場合、単一の番号が
付与されていると、その履歴確認は更に高い精度をもっ
て行うことが可能となり、迅速な対応が行える。
場合、識別体14に記録された番号を製造元でファイル
しておいた番号と照合することにより、その製品の製造
時における履歴を確認できる。この場合、単一の番号が
付与されていると、その履歴確認は更に高い精度をもっ
て行うことが可能となり、迅速な対応が行える。
【図1】本発明の基本的な構成を示す概略図である。
【図2】本発明を磁気テープカートリッジに実施した一
例を示す、一部を破断および拡大した斜視図である。
例を示す、一部を破断および拡大した斜視図である。
【図3】識別体の電気的な構成を例示するブロック図で
ある。
ある。
【図4】識別体に対する識別データの記録再生手順を示
す説明図であって、(a)はデータの書き込み状態を、
(b)は読み取り状態を各々示す。
す説明図であって、(a)はデータの書き込み状態を、
(b)は読み取り状態を各々示す。
10 本体ケース 12 記録媒体 14 識別体 16 カートリッジ 18 データ記憶手段 20 入力信号解析手段 22 データ書込手段 24 データ読出手段 26 共振回路
Claims (2)
- 【請求項1】 本体ケース(10)の内部に、その規格
が標準化された所定の記録媒体(12)と、識別体(1
4)とを備えた記録媒体用カートリッジであって、 上記した識別体(14)に、 カートリッジ(16)に関する識別データの記憶手段
(18)と、 外部からの無線状態による信号入力に対応して、その信
号の内容を解析する手段(20)と、 解析された内容がデータの書き込みであれば、記憶手段
(18)に対して識別データの書き込みを行うデータ書
込手段(22)と、 解析された内容がデータの読み出しであれば、記憶手段
(18)に保持された識別データを無線状態で出力する
データ読出手段(24)とを備えたことを特徴とする記
録媒体用カートリッジ。 - 【請求項2】 上記した識別体(14)は、低周波帯領
域における特定周波数の電波を受けると共振する回路
(26)を備え、 該共振回路(26)における共振電圧を用いて識別体
(14)を構成する各手段に通電して起動させる請求項
1記載の記録媒体用カートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15601892A JPH05325493A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 記録媒体用カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15601892A JPH05325493A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 記録媒体用カートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05325493A true JPH05325493A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15618519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15601892A Withdrawn JPH05325493A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 記録媒体用カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05325493A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-05-21 JP JP15601892A patent/JPH05325493A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990803 |