JPH05323799A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH05323799A JPH05323799A JP4123741A JP12374192A JPH05323799A JP H05323799 A JPH05323799 A JP H05323799A JP 4123741 A JP4123741 A JP 4123741A JP 12374192 A JP12374192 A JP 12374192A JP H05323799 A JPH05323799 A JP H05323799A
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- Japan
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- transfer belt
- transfer
- toner
- image
- photosensitive drum
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境条件に影響されず、転写抜け等が生じな
い、良好な安定した転写がなされるような転写ベルト装
置を有する画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体ドラム10上に形成されたトナー像を転
写ベルト31とその裏面よりのコロナ放電器36によるコロ
ナ放電で記録紙上に転写する転写ベルト装置を有する画
像形成装置で、転写域(ニップ部35)よりも上流側の転
写ベルト31の内側に押圧ローラ39を設置し、転写ベルト
31を感光体ドラムに押圧し、ニップ部の拡大をはかると
共に押圧ローラ39にはトナーの帯電と異極性のバイアス
を印加するよう構成する。
い、良好な安定した転写がなされるような転写ベルト装
置を有する画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体ドラム10上に形成されたトナー像を転
写ベルト31とその裏面よりのコロナ放電器36によるコロ
ナ放電で記録紙上に転写する転写ベルト装置を有する画
像形成装置で、転写域(ニップ部35)よりも上流側の転
写ベルト31の内側に押圧ローラ39を設置し、転写ベルト
31を感光体ドラムに押圧し、ニップ部の拡大をはかると
共に押圧ローラ39にはトナーの帯電と異極性のバイアス
を印加するよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写機等の画像
形成装置に係わり、像担持体上の潜像を現像して得られ
たトナー像を、回転する転写ベルトを有する転写ベルト
装置により記録紙上に物理的手段によって転写したの
ち、トナー像の付着した記録紙を定着手段に搬送し定着
を行う画像形成装置に関する。
形成装置に係わり、像担持体上の潜像を現像して得られ
たトナー像を、回転する転写ベルトを有する転写ベルト
装置により記録紙上に物理的手段によって転写したの
ち、トナー像の付着した記録紙を定着手段に搬送し定着
を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【発明の背景】電子写真複写機等の画像形成装置にあっ
ては、帯電器によって像担持体である例えば感光体ドラ
ム周面に一様に帯電した後、感光体ドラム周面に像露光
を行い静電的な潜像を形成する。この潜像は現像手段に
よって現像・顕像化されてトナー像となる。この感光体
ドラム周面に形成されたトナー像はタイミングを合せて
給送される記録紙上に物理的手段によって転写され、ト
ナー像の転写を受けた記録紙は感光体ドラムから分離さ
れ、定着手段に搬送され、そのトナー像は記録紙上に定
着されたのち装置外に排出される。
ては、帯電器によって像担持体である例えば感光体ドラ
ム周面に一様に帯電した後、感光体ドラム周面に像露光
を行い静電的な潜像を形成する。この潜像は現像手段に
よって現像・顕像化されてトナー像となる。この感光体
ドラム周面に形成されたトナー像はタイミングを合せて
給送される記録紙上に物理的手段によって転写され、ト
ナー像の転写を受けた記録紙は感光体ドラムから分離さ
れ、定着手段に搬送され、そのトナー像は記録紙上に定
着されたのち装置外に排出される。
【0003】この感光体ドラム周面に付着したトナー像
の記録紙上への転写手段としては、記録紙の背後より放
電を行う転写器によってトナーの帯電極性とは逆極性の
帯電が施されてトナー像の記録紙上への転写が行われ、
転写後分離器によって交流の高電圧が印加されて除電さ
れ、記録紙は感光体ドラムから分離することがなされて
いる。しかし転写性及び分離性を確実に保持することは
困難で、特に感光体ドラムのドラム径が大きい場合には
分離しにくく、トナー像の転写を終了した記録紙は分離
されないまま感光体ドラムに付着し紙詰まり等を起こし
易いという欠点を有している。この欠点を改善した技術
として転写ベルト装置が用いられる。
の記録紙上への転写手段としては、記録紙の背後より放
電を行う転写器によってトナーの帯電極性とは逆極性の
帯電が施されてトナー像の記録紙上への転写が行われ、
転写後分離器によって交流の高電圧が印加されて除電さ
れ、記録紙は感光体ドラムから分離することがなされて
いる。しかし転写性及び分離性を確実に保持することは
困難で、特に感光体ドラムのドラム径が大きい場合には
分離しにくく、トナー像の転写を終了した記録紙は分離
されないまま感光体ドラムに付着し紙詰まり等を起こし
易いという欠点を有している。この欠点を改善した技術
として転写ベルト装置が用いられる。
【0004】転写ベルト装置は、複数の保持ローラによ
って張設された転写ベルトを感光体ドラムと同速度をも
って回転するようにする。該転写ベルト装置には記録紙
に電荷を与えて、記録紙を転写ベルトに静電気力によっ
て吸着させる電荷付与手段が設けられていて、記録紙は
転写ベルトに付着した状態で転写部で感光体ドラムと接
触し、転写部ではトナー帯電極性と逆極性の高電圧が定
電流制御のもとに印加されてトナー像の転写を行ってい
る。かかる転写ベルト装置では転写部において優れた転
写効率、分離効果を得ることができる。
って張設された転写ベルトを感光体ドラムと同速度をも
って回転するようにする。該転写ベルト装置には記録紙
に電荷を与えて、記録紙を転写ベルトに静電気力によっ
て吸着させる電荷付与手段が設けられていて、記録紙は
転写ベルトに付着した状態で転写部で感光体ドラムと接
触し、転写部ではトナー帯電極性と逆極性の高電圧が定
電流制御のもとに印加されてトナー像の転写を行ってい
る。かかる転写ベルト装置では転写部において優れた転
写効率、分離効果を得ることができる。
【0005】かかる転写ベルト装置は感光体ドラム上に
トナー像を重ねて形成して一度に記録紙に転写を行うよ
うにしたカラー画像形成装置では特に好ましい装置とし
て用いられる。かかるカラー画像形成装置では感光体上
でトナー像を重ねるため複数の現像器を感光体ドラム周
縁部に備えるためドラム径は大きくなり、従来の静電転
写分離方式では十分な分離性能が得られないのでより確
実な分離性能を必要とすることと、トナー像を重ねる方
式ではトナー付着量が多くなるため、大きな転写電荷量
が必要になるので大きな転写電荷保持能力を持つことを
必要とすることの2点において転写ベルト装置は優れて
いるからである。
トナー像を重ねて形成して一度に記録紙に転写を行うよ
うにしたカラー画像形成装置では特に好ましい装置とし
て用いられる。かかるカラー画像形成装置では感光体上
でトナー像を重ねるため複数の現像器を感光体ドラム周
縁部に備えるためドラム径は大きくなり、従来の静電転
写分離方式では十分な分離性能が得られないのでより確
実な分離性能を必要とすることと、トナー像を重ねる方
式ではトナー付着量が多くなるため、大きな転写電荷量
が必要になるので大きな転写電荷保持能力を持つことを
必要とすることの2点において転写ベルト装置は優れて
いるからである。
【0006】
【発明の目的】しかし、図5に示すような感光体ドラム
110に対して、保持ローラ132′,133間に張設された転
写ベルト131′が当接するニップ部135で、転写ベルト13
1′の裏面にコロナ放電器136を設けてコロナ放電を行
い、転写ベルト131′に付着搬送されてきた記録紙Pに
対して転写を行うとき、低湿時などでは必ずしも十分な
転写性が得られなかったり、またキャリア付着などによ
る転写抜けや転写時のトナーの散りが発生することがあ
った。本発明はかかる不安定な転写がなされることのな
いような常に良好な転写性が確保されて良好な転写画像
が得られる転写ベルト装置を有した画像形成装置を提供
することを目的とする。
110に対して、保持ローラ132′,133間に張設された転
写ベルト131′が当接するニップ部135で、転写ベルト13
1′の裏面にコロナ放電器136を設けてコロナ放電を行
い、転写ベルト131′に付着搬送されてきた記録紙Pに
対して転写を行うとき、低湿時などでは必ずしも十分な
転写性が得られなかったり、またキャリア付着などによ
る転写抜けや転写時のトナーの散りが発生することがあ
った。本発明はかかる不安定な転写がなされることのな
いような常に良好な転写性が確保されて良好な転写画像
が得られる転写ベルト装置を有した画像形成装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【発明の構成】本発明は上記目的を達成するもので、本
発明は回転する感光体ドラム上に形成されたトナー像を
転写ベルトとその裏面よりのコロナ放電により記録紙上
に転写する転写ベルト装置を有する画像形成装置におい
て、前記感光体ドラムと前記転写ベルトとの当接位置よ
りも上流側の前記転写ベルトの内側に押圧ローラを設置
し、該押圧ローラによって前記転写ベルトを前記感光体
ドラムに押圧すると共に、該押圧ローラに対しトナー像
のトナー帯電と異極性のバイアスを印加するよう構成し
たことを特徴とする画像形成装置を提供するものであ
る。
発明は回転する感光体ドラム上に形成されたトナー像を
転写ベルトとその裏面よりのコロナ放電により記録紙上
に転写する転写ベルト装置を有する画像形成装置におい
て、前記感光体ドラムと前記転写ベルトとの当接位置よ
りも上流側の前記転写ベルトの内側に押圧ローラを設置
し、該押圧ローラによって前記転写ベルトを前記感光体
ドラムに押圧すると共に、該押圧ローラに対しトナー像
のトナー帯電と異極性のバイアスを印加するよう構成し
たことを特徴とする画像形成装置を提供するものであ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の画像形成装置の一実施例とし
てカラー画像形成装置の構成を示す構成断面図である。
てカラー画像形成装置の構成を示す構成断面図である。
【0009】まず構成と作動について説明する。
【0010】図において10は像担持体である感光体ドラ
ムで、OPC感光層をドラム上に塗布したもので接地さ
れて時計方向に駆動回転される。12はスコロトロン帯電
器で、感光体ドラム10周面に対しVH(−600〜−800
V)の一様な帯電をVG(−550〜−850V)に電位保持
されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放電に
よって与えられる。このスコロトロン帯電器12による帯
電に先だって、前プリントまでの感光体の履歴をなくす
ために発光ダイオード等を用いたPCL11による露光を
行って感光体周面の除電をしておく。
ムで、OPC感光層をドラム上に塗布したもので接地さ
れて時計方向に駆動回転される。12はスコロトロン帯電
器で、感光体ドラム10周面に対しVH(−600〜−800
V)の一様な帯電をVG(−550〜−850V)に電位保持
されたグリッドとコロナ放電ワイヤによるコロナ放電に
よって与えられる。このスコロトロン帯電器12による帯
電に先だって、前プリントまでの感光体の履歴をなくす
ために発光ダイオード等を用いたPCL11による露光を
行って感光体周面の除電をしておく。
【0011】感光体への一様帯電ののち像露光手段13に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手段
13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし回転す
るポリゴンミラー131、fθレンズ等を経て反射ミラー1
32により光路を曲げられ走査がなされるもので、感光体
ドラム10の回転(副走査)によって潜像が形成される。
本実施例では文字部に対して露光を行い、文字部の方が
低電位VL(−100V〜0)となるような反転潜像を形成
する。
より画像信号に基づいた像露光が行われる。像露光手段
13は図示しないレーザダイオードを発光光源とし回転す
るポリゴンミラー131、fθレンズ等を経て反射ミラー1
32により光路を曲げられ走査がなされるもので、感光体
ドラム10の回転(副走査)によって潜像が形成される。
本実施例では文字部に対して露光を行い、文字部の方が
低電位VL(−100V〜0)となるような反転潜像を形成
する。
【0012】感光体ドラム10周縁にはイエロー(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナー
とキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器
14が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを
内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によ
って行われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのま
わりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリ
エステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、
シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもの
で、現像剤は層形成棒によって現像スリーブ141上に300
〜600μmの層厚に規制されて現像域へと搬送される。
マゼンタ(M)、シアン(C)、黒色(K)等のトナー
とキャリアとから成る現像剤をそれぞれ内蔵した現像器
14が設けられていて、先ず1色目の現像がマグネットを
内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ141によ
って行われる。現像剤はフェライトをコアとしてそのま
わりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャリアと、ポリ
エステルを主材料として色に応じた顔料と荷電制御剤、
シリカ、酸化チタン等を加えたトナーとからなるもの
で、現像剤は層形成棒によって現像スリーブ141上に300
〜600μmの層厚に規制されて現像域へと搬送される。
【0013】現像域における現像スリーブ141と感光体
ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.4〜
1.0mmとして、この間にVAC(1.5〜3.0kVP-P)のAC
バイアスとVDC(−500〜−700V)のDCバイアスが重
畳して印加される。VDCとVH、トナーの帯電は何れも
同極性であるため、VACによってキャリアから離脱する
きっかけを与えられたトナーはVDCより電位の高いVH
の部分には付着せず、VDCより電位の低いVL部分に吸
着し顕像化(反転現像)が行われる。
ドラム10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.4〜
1.0mmとして、この間にVAC(1.5〜3.0kVP-P)のAC
バイアスとVDC(−500〜−700V)のDCバイアスが重
畳して印加される。VDCとVH、トナーの帯電は何れも
同極性であるため、VACによってキャリアから離脱する
きっかけを与えられたトナーはVDCより電位の高いVH
の部分には付着せず、VDCより電位の低いVL部分に吸
着し顕像化(反転現像)が行われる。
【0014】1色目の顕像化が終った後2色目の画像形
成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12による一様
帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露光
手段13によって形成される。このとき1色目の画像形成
行程で行われたPCL11による除電は、1色目の画像部
に吸着したトナーがまわりの電位の急激な低下により飛
び散るため行わない。
成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12による一様
帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が像露光
手段13によって形成される。このとき1色目の画像形成
行程で行われたPCL11による除電は、1色目の画像部
に吸着したトナーがまわりの電位の急激な低下により飛
び散るため行わない。
【0015】再び感光体ドラム10周面の全面に亘ってV
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の吸着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDC
とVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVL
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM(−
100〜−300V)>VLとなる中間電位とすることもあ
る。
Hの電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部
分に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行わ
れるが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う
部分では、1色目の吸着したトナーにより遮光とトナー
自身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDC
とVM′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目
と2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をVL
の潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランス
が崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM(−
100〜−300V)>VLとなる中間電位とすることもあ
る。
【0016】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色
の顕像が形成される。
画像形成行程が行われ、感光体ドラム10周面上には4色
の顕像が形成される。
【0017】一方、給紙カセット21より給紙機構22によ
って給送された記録紙Pは、後に説明する転写ベルト31
を張架した転写ベルト装置30によって転写域へと給送さ
れ、感光体ドラム10周面上の多色像が一括して記録紙P
上に移される。
って給送された記録紙Pは、後に説明する転写ベルト31
を張架した転写ベルト装置30によって転写域へと給送さ
れ、感光体ドラム10周面上の多色像が一括して記録紙P
上に移される。
【0018】転写ベルト31はウレタンゴムの基体の外側
FLC層を形成した106〜1014Ω・cm抵抗を持つ厚さ0.4
〜1.0mmの無端状のゴムベルトで、回転中に片寄り防止
のため、端部にリブを設けることもある。
FLC層を形成した106〜1014Ω・cm抵抗を持つ厚さ0.4
〜1.0mmの無端状のゴムベルトで、回転中に片寄り防止
のため、端部にリブを設けることもある。
【0019】なお、除電機構等を設ければPETなどの
フィルムや、これらを塗布したものなど高抵抗ベルトで
も良い。
フィルムや、これらを塗布したものなど高抵抗ベルトで
も良い。
【0020】この転写ベルト31を張架する保持ローラ3
2,33の上流側保持ローラ32の軸32aに対してはV
PC(1.0〜3.0kV)の電圧が印加されており、この軸32
aに転写ベルト31を介して設置する位置には記録紙Pへ
の電荷付与手段として導電性のブラシ34が接地、又は非
線形素子、又は抵抗体を介して接地されている。給送さ
れて来た記録紙Pはブラシ34と転写ベルト31の間に進入
し、ブラシ34より記録紙Pに対して電荷が注入され、記
録紙Pと転写ベルト31との間に吸着力が生じる。このあ
と記録紙Pは感光体ドラム10と転写ベルト31とで形成さ
れるニップ部(転写域)35に進入し、転写ベルト31裏面
よりコロナ放電器36あるいはこれに代えてバイアスロー
ラにより転写電界が付与され、記録紙P上に多色像が転
移する。本発明はこの転写を安定して確実に行うため新
たに押圧ローラ39を設け、この押圧ローラ39に吸着トナ
ーと異極性のバイアスを印加するものであるが、これに
ついては後に図2,図3及び図4を用いて説明する。
2,33の上流側保持ローラ32の軸32aに対してはV
PC(1.0〜3.0kV)の電圧が印加されており、この軸32
aに転写ベルト31を介して設置する位置には記録紙Pへ
の電荷付与手段として導電性のブラシ34が接地、又は非
線形素子、又は抵抗体を介して接地されている。給送さ
れて来た記録紙Pはブラシ34と転写ベルト31の間に進入
し、ブラシ34より記録紙Pに対して電荷が注入され、記
録紙Pと転写ベルト31との間に吸着力が生じる。このあ
と記録紙Pは感光体ドラム10と転写ベルト31とで形成さ
れるニップ部(転写域)35に進入し、転写ベルト31裏面
よりコロナ放電器36あるいはこれに代えてバイアスロー
ラにより転写電界が付与され、記録紙P上に多色像が転
移する。本発明はこの転写を安定して確実に行うため新
たに押圧ローラ39を設け、この押圧ローラ39に吸着トナ
ーと異極性のバイアスを印加するものであるが、これに
ついては後に図2,図3及び図4を用いて説明する。
【0021】感光体ドラム10より分離した記録紙Pは、
転写ベルト31を張架する下流側の保持ローラ33の軸33a
を対向電極としてACコロナ放電による除電を受けたの
ち、あるいはACコロナ放電を受けながら転写ベルト31
から分離する。37はクリーニングブレードで回転する転
写ベルト31に付着したトナーを除去する。この転写ベル
ト装置30の転写ベルト31は多色像形成中は下流側の保持
ローラ33の軸33aを回動中心として感光体ドラム10より
離間されている。
転写ベルト31を張架する下流側の保持ローラ33の軸33a
を対向電極としてACコロナ放電による除電を受けたの
ち、あるいはACコロナ放電を受けながら転写ベルト31
から分離する。37はクリーニングブレードで回転する転
写ベルト31に付着したトナーを除去する。この転写ベル
ト装置30の転写ベルト31は多色像形成中は下流側の保持
ローラ33の軸33aを回動中心として感光体ドラム10より
離間されている。
【0022】転写ベルト装置30から分離した多色像を保
持した記録紙Pは、少くとも一方のローラ内部にヒータ
を有する2本の圧着ローラからなる定着装置23へと搬送
され、圧着ローラ間で熱と圧力を加えられることにより
付着トナーは溶融し、記録紙P上に固定されたのち、装
置外へ排出される。
持した記録紙Pは、少くとも一方のローラ内部にヒータ
を有する2本の圧着ローラからなる定着装置23へと搬送
され、圧着ローラ間で熱と圧力を加えられることにより
付着トナーは溶融し、記録紙P上に固定されたのち、装
置外へ排出される。
【0023】転写後の感光体ドラム10周面上に残った残
留トナーはACコロナ放電器を用いた除電器15により除
電を受けたのち、クリーニング装置16にいたり感光体に
当接したゴム材から成るクリーニングブレード16aによ
ってクリーニング装置16内に掻き落とされ、スクリュー
等により排出後、回収ボックスへ貯留される。なお上記
の除電器15はその配置によっては、図1に示すような位
置に配置し記録紙の除電を兼ねることが可能である。
留トナーはACコロナ放電器を用いた除電器15により除
電を受けたのち、クリーニング装置16にいたり感光体に
当接したゴム材から成るクリーニングブレード16aによ
ってクリーニング装置16内に掻き落とされ、スクリュー
等により排出後、回収ボックスへ貯留される。なお上記
の除電器15はその配置によっては、図1に示すような位
置に配置し記録紙の除電を兼ねることが可能である。
【0024】クリーニング装置16によって残留トナーを
除去された感光体ドラム10はPCL11による露光を受け
たのちスコロトロン帯電器12によって一様帯電を受け、
次の画像形成サイクルにはいる。多色像形成中はクリー
ニングブレード16aは感光体表面から離間され、除電器
15によるAC除電はOFF状態に保たれる。
除去された感光体ドラム10はPCL11による露光を受け
たのちスコロトロン帯電器12によって一様帯電を受け、
次の画像形成サイクルにはいる。多色像形成中はクリー
ニングブレード16aは感光体表面から離間され、除電器
15によるAC除電はOFF状態に保たれる。
【0025】図2は本発明の新たに押圧ローラ39を設け
た転写ベルト装置を示したものである。押圧ローラ39は
感光体ドラム10と、裏面にコロナ放電器36を有した転写
ベルト31とが当接するニップ部(転写域)35より上流側
の転写ベルト31の内側で、かつ押圧ローラ39がないとき
に、ベルトがドラムに圧接されてできる保持ローラ32と
感光体ドラム10の共通の接線よりもベルトの外側にその
押圧ローラ39の外周が突出した位置に取付けられてい
る。図2(b)では、さらに押圧ローラ39の外周は保持
ローラ32,33の外周をつなぐ共通接線よりも突出した位
置に設置させている転写ベルト装置30は下流側の保持ロ
ーラ33の軸33aを回動中心とし揺動を可能とするもの
で、多色像形成中は図2(b)に示すように感光体ドラ
ム10より転写ベルト31は離間した姿勢にある。図2
(a)は転写時の姿勢を示したもので、新たに設けた押
圧ローラ39によって、転写ベルト31は感光体ドラム10と
の間ですくなくもニップ部35から上流側に向けて押圧状
態の密着領域を有することとなり、感光体ドラム10と転
写ベルト31との間の空気が排除されることによって、よ
り良好な密着状態となり、記録紙Pの面の凹凸やキャリ
ア付着などの影響を受けない均一な転写性が得られるこ
ととなる。
た転写ベルト装置を示したものである。押圧ローラ39は
感光体ドラム10と、裏面にコロナ放電器36を有した転写
ベルト31とが当接するニップ部(転写域)35より上流側
の転写ベルト31の内側で、かつ押圧ローラ39がないとき
に、ベルトがドラムに圧接されてできる保持ローラ32と
感光体ドラム10の共通の接線よりもベルトの外側にその
押圧ローラ39の外周が突出した位置に取付けられてい
る。図2(b)では、さらに押圧ローラ39の外周は保持
ローラ32,33の外周をつなぐ共通接線よりも突出した位
置に設置させている転写ベルト装置30は下流側の保持ロ
ーラ33の軸33aを回動中心とし揺動を可能とするもの
で、多色像形成中は図2(b)に示すように感光体ドラ
ム10より転写ベルト31は離間した姿勢にある。図2
(a)は転写時の姿勢を示したもので、新たに設けた押
圧ローラ39によって、転写ベルト31は感光体ドラム10と
の間ですくなくもニップ部35から上流側に向けて押圧状
態の密着領域を有することとなり、感光体ドラム10と転
写ベルト31との間の空気が排除されることによって、よ
り良好な密着状態となり、記録紙Pの面の凹凸やキャリ
ア付着などの影響を受けない均一な転写性が得られるこ
ととなる。
【0026】新たに設けた押圧ローラ39は導電性の例え
ば金属ローラであって、転写ベルト31の移動に伴って回
動するが、本発明にあっては、押圧ローラ39にはトナー
帯電と異極性のバイアス(本実施例ではプラスの電荷)
を印加するようにし、記録紙Pが感光体ドラム10と転写
ベルト31との間で圧接・挾持されるニップ部35を拡大す
るとともに、押圧ローラ39に印加されるバイアスによっ
て更に転写性の向上をはかったものである。図2に示す
実施例では電源E39を設けて、押圧ローラ39にトナー帯
電と異極性のバイアスVFR(0.5〜2kV)を直接印加
している。
ば金属ローラであって、転写ベルト31の移動に伴って回
動するが、本発明にあっては、押圧ローラ39にはトナー
帯電と異極性のバイアス(本実施例ではプラスの電荷)
を印加するようにし、記録紙Pが感光体ドラム10と転写
ベルト31との間で圧接・挾持されるニップ部35を拡大す
るとともに、押圧ローラ39に印加されるバイアスによっ
て更に転写性の向上をはかったものである。図2に示す
実施例では電源E39を設けて、押圧ローラ39にトナー帯
電と異極性のバイアスVFR(0.5〜2kV)を直接印加
している。
【0027】押圧ローラ39には前記のコロナ放電器36の
電源E36を共用した形でバイアスを印加することもでき
る。図3(a)はコロナ放電器36の電源E36による電源
電圧を、抵抗R36によって分圧し、電源電圧に比例した
バイアス電圧VFRを押圧ローラ39に印加するようにした
実施例である。また図3(b)はコロナ放電器36の電源
E36による電源電圧を、例えばツェナーダイオード等の
非線形素子T36を介して押圧ローラ39に印加するように
した実施例で、押圧ローラ39には定電圧が印加される。
電源E36を共用した形でバイアスを印加することもでき
る。図3(a)はコロナ放電器36の電源E36による電源
電圧を、抵抗R36によって分圧し、電源電圧に比例した
バイアス電圧VFRを押圧ローラ39に印加するようにした
実施例である。また図3(b)はコロナ放電器36の電源
E36による電源電圧を、例えばツェナーダイオード等の
非線形素子T36を介して押圧ローラ39に印加するように
した実施例で、押圧ローラ39には定電圧が印加される。
【0028】図4に示す実施例はコロナ放電器36のシー
ルド部材であるバックプレート36aに印加されて生じる
電圧電流から押圧ローラ39にバイアスを印加するように
した実施例で、図4(a)は抵抗R36aを設けて分圧し
押圧ローラ39にバイアスを印加するようにした実施例で
あり、図4(b)はツェナーダイオード等の非線形素子
T36aを介して定電圧のバイアスを押圧ローラ39に印加
するようにした実施例である。
ルド部材であるバックプレート36aに印加されて生じる
電圧電流から押圧ローラ39にバイアスを印加するように
した実施例で、図4(a)は抵抗R36aを設けて分圧し
押圧ローラ39にバイアスを印加するようにした実施例で
あり、図4(b)はツェナーダイオード等の非線形素子
T36aを介して定電圧のバイアスを押圧ローラ39に印加
するようにした実施例である。
【0029】図3,図4に示した実施例によっても、図
2に示した電源E39を設けたと同様の効果を得ることが
できる。
2に示した電源E39を設けたと同様の効果を得ることが
できる。
【0030】従って、像形成過程において感光体ドラム
10上に多色のカラー画像が形成されると、転写ベルト装
置30は図2(a)の状態から、図2(a)の状態へと軸
33aを回動中心として反時計方向に回動し、圧着状態と
なる。同期して搬送された記録紙Pはブラシ34と転写ベ
ルト31との間に進入し、電荷が注入されて記録紙Pは転
写ベルト31に吸着し、転写域35へと進入するが、記録紙
P先端の転写域35への進入に先だって、コロナ放電器36
へはスイッチS36がONとなり、高圧電源E36よりの吸着
トナーとは逆極性のコロナ放電が定電流制御された形で
行われ、これとともに押圧ローラ39もコロナ放電器36と
同極性の一定電圧が保持され、記録紙P上には拡大され
たニップ部でのトナー像の転写が行われる。
10上に多色のカラー画像が形成されると、転写ベルト装
置30は図2(a)の状態から、図2(a)の状態へと軸
33aを回動中心として反時計方向に回動し、圧着状態と
なる。同期して搬送された記録紙Pはブラシ34と転写ベ
ルト31との間に進入し、電荷が注入されて記録紙Pは転
写ベルト31に吸着し、転写域35へと進入するが、記録紙
P先端の転写域35への進入に先だって、コロナ放電器36
へはスイッチS36がONとなり、高圧電源E36よりの吸着
トナーとは逆極性のコロナ放電が定電流制御された形で
行われ、これとともに押圧ローラ39もコロナ放電器36と
同極性の一定電圧が保持され、記録紙P上には拡大され
たニップ部でのトナー像の転写が行われる。
【0031】
【発明の効果】本発明によるときは、転写紙が感光体ド
ラムと転写ベルトとの間で圧接・挾持されるニップ部を
拡大するとともに、押圧ローラに印加されるバイアスに
よって更に転写性が向上し、常に良好な転写性が確保さ
れ、転写抜けが発生したりすることのない信頼性の高い
画像の得られる転写ベルト装置を有した画像形成装置が
提供されることとなった。
ラムと転写ベルトとの間で圧接・挾持されるニップ部を
拡大するとともに、押圧ローラに印加されるバイアスに
よって更に転写性が向上し、常に良好な転写性が確保さ
れ、転写抜けが発生したりすることのない信頼性の高い
画像の得られる転写ベルト装置を有した画像形成装置が
提供されることとなった。
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す構成断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の転写ベルト装置の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図3】押圧ローラへのバイアス電源をコロナ放電器の
電源によった実施例を示したものである。
電源によった実施例を示したものである。
【図4】押圧ローラへのバイアス電源をコロナ放電器の
バックプレート部から取出した実施例を示したものであ
る。
バックプレート部から取出した実施例を示したものであ
る。
【図5】従来の転写ベルト装置の構成を示す説明図であ
る。
る。
10 感光体ドラム 11 PCL 12 スコロトロン帯電器 12b シールド部材 13 像露光手段 14 現像器 15 除電器 16 クリーニング装置 21 給紙カセット 22 給紙機構 23 定着装置 30 転写ベルト装置 31 転写ベルト 32,33 保持ローラ 34 ブラシ(電荷付与手段) 35 ニップ部(転写域) 36 コロナ放電器(転写用) 36a バックプレート 37 クリーニングブレード(転写ベルト) 39 押圧ローラ E36 高圧電源(コロナ放電器) S36 スイッチ(コロナ放電器)
Claims (1)
- 【請求項1】 回転する感光体ドラム上に形成されたト
ナー像を転写ベルトとその裏面よりのコロナ放電により
記録紙上に転写する転写ベルト装置を有する画像形成装
置において、前記感光体ドラムと前記転写ベルトとの当
接位置よりも上流側の前記転写ベルトの内側に押圧ロー
ラを設置し、該押圧ローラによって前記転写ベルトを前
記感光体ドラムに押圧するよう構成すると共に、該押圧
ローラに対しトナー像のトナー帯電と異極性のバイアス
を印加したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4123741A JPH05323799A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4123741A JPH05323799A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05323799A true JPH05323799A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14868184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4123741A Pending JPH05323799A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05323799A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009103973A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Canon Inc | 画像形成装置または、画像形成装置用の除電装置 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4123741A patent/JPH05323799A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009103973A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-05-14 | Canon Inc | 画像形成装置または、画像形成装置用の除電装置 |
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