JPH05323391A - 光信号処理装置 - Google Patents

光信号処理装置

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JPH05323391A
JPH05323391A JP4127757A JP12775792A JPH05323391A JP H05323391 A JPH05323391 A JP H05323391A JP 4127757 A JP4127757 A JP 4127757A JP 12775792 A JP12775792 A JP 12775792A JP H05323391 A JPH05323391 A JP H05323391A
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JP
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optical
waveguide
ring
optical waveguide
shaped
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JP4127757A
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Inventor
Koji Sasayama
浩二 笹山
Takashi Habara
敬士 葉原
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝達関数に基づく信号処理を光信号で実現す
る。 【構成】 単位遅延素子として光路長Lの光導波路13
−1〜13−nを用い、遅延した信号の重み付け係数を
可変光結合器15−1〜15−nによる光導波路13−
1〜13−nへの分岐比および移相器18−1〜19−
nによる移相シフトにより設定し、それをリング状光導
波路12で再度入力信号に結合して巡回的に利用する。 【効果】 所望の伝達関数を光信号で実現でき、また、
単位遅延時間を短くできるので高速処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光信号による信号処理に
関する。本発明は、特に光情報処理や光通信に利用する
に適する。
【0002】
【従来の技術】電気信号での信号処理については従来か
らよく知られており、その一例として、DSP(Digita
l Signal Processor)の構成例を図8に示す。
【0003】入出力信号線41の入力信号x(t) は、単
位遅延素子42−1ないし42−nにより所定の遅延量
をもつ複数の信号に分配され、それぞれ乗算器42−1
ないし43−nにより所定の係数a1 ないしan が掛け
られ、加算器44で足し合わされ、結合器45により再
度入力信号に結合される。この構成は出力信号y(t)を
巡回させて利用しているため、巡回型構成と呼ばれてい
る。単位遅延素子42−1ないし42−nによる単位遅
延量をτとすると、信号の入出力関係は次の差分方程式
で表される。
【0004】
【数1】 この式に、離散時間信号に対して適用されるZ変換を施
すと、次のような式が得られる。
【0005】
【数2】 ここで、z=exp(jωτ)、jは虚数単位である。
したがって、入出力関係を示す伝達関数は、
【0006】
【数3】 となる。所定の係数を設定すれば、所望の伝達関数を表
現することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したDSPにおい
ては、単位遅延素子としてシフトレジスタを用い、外部
から供給されるクロック周波数で動作している。そのた
め、処理できる信号の帯域はそのクロック周波数で制限
され、100MHzを越える信号処理は実現できなかっ
た。
【0008】電気信号処理における処理帯域の上限を引
き上げるために光信号を用いることも考えられるが、そ
のような光信号処理装置は現在まで知られていない。
【0009】本発明は、光信号で高速に信号を処理する
ことのできる光信号処理装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点によ
ると、一端から光信号が入力され他端に光信号を出力す
る入出力光導波路と、この入出力光導波路に近接して設
けられた光路長mLの第一のリング状光導波路と、入出
力光導波路に伝搬する光信号を可変の分岐比で第一のリ
ング状光導波路に分岐し、そのリング状光導波路を周回
した光信号を入出力光導波路の入力に合流させる第一の
光結合器と、第一のリング状光導波路に沿って複数設け
られた光路長Lの第二のリング状光導波路と、この第二
のリング状光導波路のそれぞれに対応して第一のリング
状光導波路に設けられ、第一のリング状光導波路に伝搬
する光信号を可変の分岐比で対応する第二のリング状光
導波路に分岐し、その第二のリング状光導波路を周回し
た光信号をその光導波路の入力に合流させる複数の第二
の光結合器とを備え、第一のリング状光導波路およびま
たは複数の第二のリング状光導波路のそれぞれには、合
流端で干渉により光信号の振幅が変化するように光路長
を調整する移相器が設けられたことを特徴とする光信号
処理装置が提供される。ただしmは正の整数である。
【0011】本発明の第二の観点によると、第二のリン
グ状光導波路の代わりにマッハ・ツェンダ干渉計を用い
た光信号処理装置が提供される。すなわち、一端から光
信号が入力され他端に光信号を出力する入出力光導波路
と、この入出力光導波路に近接して設けられた光路長m
Lのリング状光導波路と、入出力光導波路に伝搬する光
信号を可変の分岐比で第一のリング状光導波路に分岐
し、そのリング状光導波路を周回した光信号を入出力光
導波路の入力に合流させる光結合器と、リング光導波路
上に設けられ、合流端で干渉により光信号の振幅が変化
するように光路長を調整する移相器と、リング状光導波
路に設けられた複数のマッハ・ツェンダ干渉計とを備
え、このマッハ・ツェンダ干渉計は、リング状光導波路
の一部を一方の光路とし、この一方の光路とは光路長差
がLの遅延線導波路と、前記一方の光路からこの遅延線
導波路に可変の分岐比で光信号を分岐する可変分岐器
と、合流端で干渉により光信号の振幅が変化するように
遅延線導波路の光路長を調整する移相器と、遅延線導波
路の出力光を前記一方の光路に合流させる合流器とを含
むことを特徴とする光信号処理装置が提供される。
【0012】本発明の第三の観点によると、一端から光
信号が入力され他端から光信号を出力する入出力光導波
路と、この入出力光導波路に近接して設けられた光路長
Lのリング状光導波路と、入出力光導波路に伝搬する光
信号を可変の分岐比でこのリング状光導波路に分岐し、
このリング状光導波路を周回した光信号を入出力光導波
路の入力に合流させる光結合器と、リング光導波路上に
設けられ、合流端で干渉により光信号の振幅が変化する
ように光路長を調整する移相器とを備え、この移相器に
は、光路上に移相器が設けられた光路長差Lの遅延線導
波路がその移相器に並列に複数段接続され、それぞれの
移相器と遅延線導波路との間の光分岐比を可変に設定す
る可変分岐器が設けられたことを特徴とする光信号処理
装置が提供される。
【0013】いずれの観点の場合にも、各構成要素が同
一の誘電体または半導体基板上に形成されることが望ま
しい。入出力光導波路に結合されたリング状光導波路に
は、少なくともその一部に導波路型光増幅器が設けられ
ることが望ましい。
【0014】
【作用】単位遅延素子として光路長Lの光導波路を用
い、遅延した信号の重み付け係数(複素係数)をその光
導波路への分岐比および位相シフトにより設定する。こ
のとき、分岐比は重み付け係数の絶対値を表し、位相シ
フト量が重み付け係数の偏角を表す。すなわち、分岐比
と位相シフトとにより、遅延した光信号に対する重み付
け係数を任意に設定することができる。このような複素
係数が乗算された光信号を合流させ、さらに入力信号に
再帰させれば、光信号による処理を実現できる。
【0015】この場合、単位遅延素子による遅延時間は
その光路長によって決定される。したがって、微細な光
回路で実現すれば遅延時間が短く、高速の処理が可能と
なる。このためには、すべての素子を同一の誘電体また
は半導体の基板上に形成することがよい。同一基板上に
形成すると、素子の配置精度や機械的な信頼性を高める
こともできる。
【0016】入出力光導波路に結合されたリング状光導
波路に導波路型光増幅器を設けることにより、帰還され
る光信号の導波路伝搬損失による減衰を防止できる。
【0017】
【実施例】図1は本発明第一実施例の光信号処理装置の
構成を示す。
【0018】この装置は、一端から光信号が入力され他
端に光信号を出力する入出力光導波路11を備え、この
入出力光導波路11に近接して光路長mLのリング状光
導波路12が設けられる。ただしmは正の整数である。
入出力光導波路11とリング状光導波路12とは可変光
結合器14により光学的に結合され、入出力光導波路1
1に伝搬する光信号が可変の分岐比でリング状光導波路
12に分岐され、そのリング状光導波路12を周回した
光信号が入出力光導波路11の入力に合流する。
【0019】リング状光導波路12上には可変光結合器
15−1ないし15−nが設けられ、それぞれに、光路
長Lのリング状光導波路13−1〜13−nが光学的に
結合される。nは正の整数である。可変光結合器15−
i(i=1〜n)は、リング状光導波路12に伝搬する
光信号を可変の分岐比でリング状光導波路13−iに分
岐し、そのリング状光導波路13−iを周回した光信号
をそのリング状光導波路13−iの入力に合流させる。
【0020】リング状光導波路12およびリング状光導
波13−1〜13−nの一以上、この実施例の場合には
すべてに、それぞれ、合流端で干渉により光信号の振幅
が変化するように光路長を光信号の波長オーダーで調整
する移相器17、18−1〜18−nが設けられる。こ
こでは、移相器17がリング状光導波13−1の前段に
配置されている例を示す。
【0021】リング状光導波路13−1〜13−nで処
理された光信号は、可変光結合器14により再度入力信
号に結合され、巡回的に利用される。また、この実施例
では、帰還してくる光信号が導波路伝搬損失により減衰
しないように、リング状伝送路12上に導波路型光増幅
器19が挿入される。すべての構成要素は、同一の誘電
体または半導体基板上に形成される。
【0022】リング状光導波路13−1〜13−nによ
る単位遅延時間τは、その光路長がLであることから、 τ=n0 L/c と表される。n0 は光導波路の屈折率、cは真空中の光
速度(c/n0 が光導波路中の光速度)である。また、
リング状光導波路13−1〜13−nでは、可変光結合
器15−1〜15−nにおける電界振幅の分岐比により
遅延光信号に対する複素係数a1 〜an の振幅が設定さ
れ、移相器18−1ないし18−nによりその偏角が設
定される。リング状光導波路12では、遅延時間がmτ
であり、可変光結合器14により複素係数bm の振幅が
設定され、移相器17によりその偏角が設定される。し
たがって、次式で示される伝達関数が実現される。
【0023】
【数4】 図2は可変光結合器14、15−1〜15−nの具体例
を示す。この例に示した可変光結合器は光スイッチを利
用したものであり、二つの入力201、202と二つの
出力205、206とが設けられた方向性結合器200
を備え、この方向性結合器200の二つの光導波路の結
合部分に電極203、204が設けられる。電極20
3、204間に電源207から電圧を印加すると、電気
光学効果により方向性結合器200内の二つの光導波路
の結合係数を変えることができる。
【0024】図3は移相器17、18−1〜18−nの
具体例を示す。この例に示した移相器は光移相変調器を
利用したものであり、光導波路301上に電極302が
設けられ、電源303から電極302に電圧を印加する
ことにより、電気光学効果により光導波路301の屈折
率が変化する。
【0025】図4は本発明第二実施例の光信号処理装置
の構成を示す。
【0026】この実施例は、一端から光信号が入力され
他端に光信号を出力する入出力光導波路21を備え、こ
の入出力光導波路21に近接して光路長mLのリング状
光導波路22が設けられる。入出力光導波路21とリン
グ状光導波路22とは可変光結合器24により光学的に
結合され、入出力光導波路21に伝搬する光信号が可変
の分岐比でリング状光導波路22に分岐され、そのリン
グ状光導波路22を周回した光信号が入出力光導波路2
1の入力に合流する。リング光導波路22にはまた、合
流端で干渉により光信号の振幅が変化するように光路長
を光信号の波長オーダーで調整する移相器27が設けら
れる。
【0027】ここで、本実施例が第一実施例と異なるの
は、リング状光導波路22上に複数のマッハ・ツェンダ
干渉計を備えたことにある。i番目(i=1〜n)のマ
ッハ・ツェンダ干渉計は、リング状光導波路22の一部
を一方の光路とし、この一方の光路と光路長差がLの遅
延線導波路23−iと、前記一方の光路からこの遅延線
導波路23−iに可変の分岐比で光信号を分岐する可変
分岐器25−iと、合流端で干渉により光信号の振幅が
変化するように遅延線導波路23−iの光路長を調整す
る移相器28−iと、遅延線導波路23−iの出力光を
前記一方の光路に合流させる可変合流器26−iとを含
む。
【0028】可変分岐器25−iは、任意に設定された
分岐比の電界振幅をもつ光信号を遅延線導波路23−i
に分岐し、その信号が移相器28−iにより任意の位相
シフトを施され、可変合流器26−iにより可変分岐器
25−iによる分岐と同じ比率で原理的に無損失に合流
される。
【0029】マッハ・ツェンダ干渉計で順次処理された
光信号は、可変光結合器24により再度入力信号に結合
され、巡回的に利用される。また、この実施例では、帰
還してくる光信号が導波路伝搬損失により減衰しないよ
うに、リング状光導波路22上に導波路型光増幅器29
が挿入される。すべての構成要素は、同一の誘電体また
は半導体基板上に形成される。
【0030】1個のマッハ・ツェンダ干渉計における導
波路の光路長差はLであり、単位遅延時間τは、第一実
施例と同様に、 τ=n0 L/c と表される。したがって、可変光結合器24、可変分岐
器25−1〜25−nおよび可変合流器26−1〜26
−nによりそれぞれ複素係数bm 、a1 〜an の振幅が
設定され、移相器27、28−1〜28−nによりその
偏角が設定される。したがって、次式で示される伝達関
数が実現される。
【0031】
【数5】 図5は可変分岐器25−1〜25nの具体例を示し、図
6は可変合流器26−1〜26−nの具体例を示す。こ
れらの例は、入力または出力が一つであることを除い
て、図2に示した可変光結合器と同等の光スイッチを利
用している。
【0032】すなわち、図5に示した可変分岐器は、一
つの入力501と二つの出力505、506とが設けら
れた方向性結合器500を備え、この方向性結合器50
0の二つの光導波路の結合部分に電極503、504が
設けられ、電極503、504間に電源507から電圧
を印加することにより、電気光学効果により方向性結合
器500内の二つの光導波路の結合係数を変えることが
できる。
【0033】図6に示した可変合流器は、対応する可変
分岐器と同じ比率で原理的に無損失に合流させるため、
二つの入力601、602と一つの出力603とが設け
られた方向性結合器600を備え、この方向性結合器6
00の二つの光導波路の結合部分に電極605、606
が設けられ、電極605、606間に電源607から電
圧を印加することにより、電気光学効果により方向性結
合器600内の二つの光導波路の結合係数を変えること
ができる。
【0034】可変光結合器24、移相器27、28−1
〜28−nとしては、第一実施例と同様に、図2、図3
に示したものを用いることができる。
【0035】図7は本発明第三実施例の光信号処理装置
の構成を示す。
【0036】この実施例は、一端から光信号が入力され
他端に光信号を出力する入出力光導波路31を備え、こ
の入出力光導波路31に近接して光路長Lのリング状光
導波路32が設けられる。入出力光導波路31とリング
状光導波路32とは可変光結合器34により光学的に結
合され、入出力光導波路31に伝搬する光信号が可変の
分岐比でリング状光導波路32に分岐され、そのリング
状光導波路32を周回した光信号が入出力光導波路31
の入力に合流する。リング状光導波路32にはまた、合
流端で干渉により光信号の振幅が変化するように光路長
を光信号の波長オーダーで調整する移相器37が設けら
れる。
【0037】ここで本実施例が第一実施例または第二実
施例と異なるのは、リング状光導波路32の光路長がL
であり、移相器37には、光路上に移相器38−1〜3
8−nが設けられた光路長差Lの遅延線導波路33−1
〜33−nがその移相器に並列に複数段接続され、移相
器38−1〜38−nのそれぞれとその対応する遅延線
導波路33−1〜33−nとの間の光分岐比を可変に設
定する可変分岐器35−1〜35−nおよび可変合流器
36−1〜36−nが設けられたことにある。
【0038】可変分岐器35−i(i=1〜n)は、任
意の分岐比の電界振幅をもつ光信号を遅延線導波路33
−iに分岐する。遅延線導波路33−iにはその中央に
移相器38−iが設けられ、その伝搬光の位相をシフト
させる。移相器38−i(ただしi≠n)の両側には、
次段のための可変分岐器35−(i+1)および可変合
流器35−(i+1)が設けられる。可変合流器36−
iは、可変分岐器35−iによる分岐と同じ比率で原理
的に無損失に光信号を合流させる。
【0039】最終的に可変合流器36−1で合流された
信号は、可変光結合器34により再度入力信号に結合さ
れ、巡回的に利用される。また、この実施例では、帰還
してくる光信号が導波路伝搬損失により減衰しないよう
に、可変合流器36−1と可変光結合器34との間のリ
ング状光導波路32上に導波路型光増幅器39が挿入さ
れる。すべての構成要素は、同一の誘電体または半導体
基板上に形成される。
【0040】リング状光導波路32の光路長はLであ
り、単位遅延時間τは、第一実施例および第二実施例と
同様に、 τ=n0 L/c と表される。遅延線導波路33−1〜33−nによる光
路長差がLであり、前段の遅延線導波路との遅延差がτ
となって、移相器37、38−1〜38−nを通過する
光信号が単位遅延量τの整数倍の遅延を受けて合流する
ことになる。したがって、可変分岐器35−1〜35−
nおよび可変合流器36−1〜36−nによりそれぞれ
複素係数a1 〜an の振幅を設定し、移相器38−1〜
38−nによりその偏角を設定することにより、数3で
示される伝達関数を実現できる。
【0041】可変光結合器34、移相器37、38−1
〜38−n、可変分岐器35−1〜35−n、可変合流
器36−1〜36−nとしては、それぞれ、図2、3、
5、6に示されたものを用いることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光信号処
理装置は、光導波路よりなる遅延線を用い、複数の可変
分岐器、可変合流器および移相器を用いて、所定の遅延
量をもつ遅延線導波路状の光信号に任意の複素係数を設
定し、所望の伝達関数を実現することができる。特に、
単位遅延線の長さを短くすれば、電子信号処理装置では
実現できない広帯域の信号を処理でき、光情報処理や光
通信などの広範囲の分野で利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の構成を示す図。
【図2】可変光結合器の具体例を示す図。
【図3】移相器の具体例を示す図。
【図4】本発明の第二実施例の構成を示す図。
【図5】可変分岐器の具体例を示す図。
【図6】可変合流器の具体例を示す図。
【図7】本発明の第三実施例の構成を示す図。
【図8】従来例を示す図であり、電気信号による信号処
理装置の構成例を示す図。
【符号の説明】
11、21、31 入出力光導波路 12、13−1〜13−n、22、32 リング状光導
波路 14、15−1〜15−n、24、34 可変光結合器 17、18−1〜18−n、27、28−1〜28−
n、37、38−1〜38−n 移相器 19、29、39 導波路型光増幅器 23−1〜23−n、33−1〜33−n 遅延線導波
路 25−1〜25−n、35−1〜35−n 可変分岐器 26−1〜26−n、36−1〜36−n 可変合流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端から光信号が入力され他端に光信号
    を出力する入出力光導波路と、 この入出力光導波路に近接して設けられた光路長mLの
    第一のリング状光導波路と、 前記入出力光導波路に伝搬する光信号を可変の分岐比で
    前記第一のリング状光導波路に分岐し、そのリング状光
    導波路を周回した光信号を前記入出力光導波路の入力に
    合流させる第一の光結合器と、 前記第一のリング状光導波路に沿って複数設けられた光
    路長Lの第二のリング状光導波路と、 この第二のリング状光導波路のそれぞれに対応して前記
    第一のリング状光導波路に設けられ、前記第一のリング
    状光導波路に伝搬する光信号を可変の分岐比で対応する
    第二のリング状光導波路に分岐し、その第二のリング状
    光導波路を周回した光信号をその光導波路の入力に合流
    させる複数の第二の光結合器とを備え、 前記第一のリング状光導波路およびまたは前記複数の第
    二のリング状光導波路のそれぞれには、合流端で干渉に
    より光信号の振幅が変化するように光路長を調整する移
    相器が設けられた光信号処理装置。ただしmは正の整数
    である。
  2. 【請求項2】 入出力光導波路、第一のリング状光導波
    路、第一の光結合器、第二のリング状光導波路および第
    二の光結合器が同一の誘電体または半導体基板上に形成
    された請求項1記載の光信号処理装置。
  3. 【請求項3】 第一のリング状光導波路には少なくとも
    その一部に導波路型光増幅器が設けられた請求項1また
    は2記載の光信号処理装置。
  4. 【請求項4】 一端から光信号が入力され他端に光信号
    を出力する入出力光導波路と、 この入出力光導波路に近接して設けられた光路長mLの
    リング状光導波路と、 前記入出力光導波路に伝搬する光信号を可変の分岐比で
    前記リング状光導波路に分岐し、そのリング状光導波路
    を周回した光信号を前記入出力光導波路の入力に合流さ
    せる光結合器と、 前記リング光導波路上に設けられ、合流端で干渉により
    光信号の振幅が変化するように光路長を調整する移相器
    と、 前記リング状光導波路に設けられた複数のマッハ・ツェ
    ンダ干渉計とを備え、 それぞれのマッハ・ツェンダ干渉計には、前記リング状
    光導波路の一部を一方の光路とし、この一方の光路と光
    路長差がLの遅延線導波路と、前記一方の光路からこの
    遅延線導波路に可変の分岐比で光信号を分岐する可変分
    岐器と、合流端で干渉により光信号の振幅が変化するよ
    うに前記遅延線導波路の光路長を調整する移相器と、前
    記遅延線導波路の出力光を前記一方の光路に合流させる
    合流器とを含む光信号処理装置。ただしmは正の整数で
    ある。
  5. 【請求項5】 入出力光導波路、リング状光導波路、光
    結合器、移相器および複数のマッハ・ツエンダ干渉計が
    同一の誘電体または半導体基板上に形成された請求項4
    記載の光信号処理装置。
  6. 【請求項6】 リング状光導波路には少なくともその一
    部に導波路型光増幅器が設けられた請求項4または5記
    載の光信号処理装置。
  7. 【請求項7】 一端から光信号が入力され他端から光信
    号を出力する入出力光導波路と、 この入出力光導波路に近接して設けられた光路長Lのリ
    ング状光導波路と、 前記入出力光導波路に伝搬する光信号を可変の分岐比で
    このリング状光導波路に分岐し、このリング状光導波路
    を周回した光信号を前記入出力光導波路の入力に合流さ
    せる光結合器と、 前記リング光導波路上に設けられ、合流端で干渉により
    光信号の振幅が変化するように光路長を調整する移相器
    とを備え、 この移相器には、光路上に移相器が設けられた光路長差
    Lの遅延線導波路がその移相器に並列に複数段接続さ
    れ、それぞれの移相器と遅延線導波路との間の光分岐比
    を可変に設定する可変分岐器が設けられた光信号処理装
    置。
  8. 【請求項8】 入出力光導波路、リング状光導波路、光
    結合器、移相器および遅延線導波路が同一の誘電体また
    は半導体基板上に形成された請求項7記載の光信号処理
    装置。
  9. 【請求項9】 リング状光導波路には少なくともその一
    部に導波路型光増幅器が設けられた請求項7または8記
    載の光信号処理装置。
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