JPH05323316A - バックライト装置 - Google Patents

バックライト装置

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JPH05323316A
JPH05323316A JP4151225A JP15122592A JPH05323316A JP H05323316 A JPH05323316 A JP H05323316A JP 4151225 A JP4151225 A JP 4151225A JP 15122592 A JP15122592 A JP 15122592A JP H05323316 A JPH05323316 A JP H05323316A
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light
light source
backlight device
light guide
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JP4151225A
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Toshiyuki Kanda
俊之 神田
Hiroshi Takabayashi
広 高林
Hideo Mori
秀雄 森
Takashi Yamamoto
高司 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型の構成によりむらのない均一な照明を可
能とする。 【構成】 反射板に取り付けられたばね性を有するクリ
ップ形状の部材を介して光源およびそのリードを反射板
に対して固定する。反射板の色を、基準色に対しCIE
1976L*** 色空間における△b* 値で−2.
0〜0の範囲に設定する。導光体の側面より光を入射す
る4つの光源のうち相対する2つの側面に配置されたも
のについてはその光源の有効発光部長さが有効発光面長
さよりも長くし、他の相対する2つの側面のものは光源
の有効発光部長さが有効発光面長さよりも短くなるよう
にする。あるいは、導光体を、その矩形の対角方向に分
割する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に液晶表示装置など
における背面照明に用いるバックライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のごとく、液晶パネルは、それ自体
に発光機能を持たないので、見易さの点から背面光源を
用いて照明する必要がある。この背面光源としては、表
示板全域の輝度が均一なこと、また液晶表示装置全体と
しての厚みを薄くできるものであることが望まれる。
【0003】図13は、従来例に係るバックライト装置
の構成を示す断面図である。同図において、1はランプ
リード12が接続された光源(蛍光ランプ)であり、図
14にその要部を拡大して示すように、反射板2上にゴ
ムブッシュ13および光源固定ツメ14などで固定され
ている。また、固定された光源1上には、光源輝度を均
一化するためのパターンが形成されたライティングカー
テン4と、拡散板3を有し、これらを介して透過型の液
晶表示パネル5を背面から照射している。6は図示しな
いバックライト用電源からのリード線であり、ランプリ
ード12はこのリード線6に半田付けなどで固定されて
いる。
【0004】また、図15は口金の付いたランプを固定
するようにした例を示す断面図である。口金部11を有
する光源1を反射板2にバネ性を有するクリップ7で固
定している。固定された光源1上には、前記同様、光源
輝度を均一化するためのパターンが形成されたライティ
ングカーテン4と、拡散板3を有し、これらを介して透
過型の液晶表示パネル5とを背面から照射している。6
は図示しないバックライト用電源からのリード線で、光
源1の口金部11はバネ性を有するクリップ7を介して
このリード線6に半田付けなどで固定されている。
【0005】図3は他の従来例に係る表示装置に用いら
れるバックライト装置の斜視図である。この装置は、光
源1を2つ有し、前記同様、光源1、光源1の光束を被
表示面前面に反射させるための反射板2、光源1直上の
光束を制御するためのフィルムと反射パターンよりなる
ライティングカーテン4、前記反射パターンの見え防止
および前記光束を拡散するための拡散板3を備える。表
示装置を構成する液晶パネル(図示しない)は拡散板3
の前面に配置されている。
【0006】図16および図17は導光体を用いた従来
のエッジ方式のバックライト装置の平面図およびそのB
B′断面図である。このバックライト装置は、ガラスあ
るいはプラスチック材などからなる透明体を導光体15
とし、導光体15の側面より光源1から入射された光
を、反射板2および拡散板3により均一化して導光体1
5の正面より出射する面照明装置からなる。5は液晶表
示パネル、19は外装ケース、12はランプリード、2
1は反射パターン部、23はバックライト装置の有効発
光面、25はランプ発光部、27はランプ電極部であ
る。光源1は有効発光面23を挟んでその両端に配置し
てある。光源1から射出された光束は、透明なアクリル
などの導光体15に入射し、導光体15裏面の反射パタ
ーン部21および反射板2により、なるべく中央に導か
れるよう構成されている。
【0007】図18は導光体を用いたエッジ方式による
他の従来例に係るバックライト装置の斜視図、図19は
そのCC′断面図である。光源1より射出される光束
は、透明なアクリルなどの導光体15に入射され、さら
に導光体15の中で導光体15および裏面の反射板2お
よび光源1より遠い部分を密にした拡散反射パターン部
21により、光束を中央部に導いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す従来のバックライト装置においては、光源1を反
射板2の固定部に固定するとき、ゴムブッシュ13を通
してからランプリード12およびリード線6を半田付け
などで固定しなければならず、作業が困難であり、しか
も半田付け部のリード線などの劣化やストレスなどによ
る信頼性に問題がある。また、光源1をゴムブッシュ1
3および反射板2上にある光源固定部ツメ14などによ
り固定しているため、ライティングカーテン4に対して
上下、左右方向での位置決め精度の確保が難しく、精度
ずれによる精度むらを生じてしまう。さらに、光源1の
寿命末期、光源1を交換しなくてはならないが、光源の
取り外しが困難なため、バックライト装置全体の交換と
なり、作業性においてもコスト的にも問題がある。
【0009】また、図15の口金部11を有するものに
おいては、寿命末期の光源の交換は容易であるが、有効
発光部に対する光源全体の長さが長くなり、バックライ
ト装置全体が大きくなる。また、口金部材を有する光源
においては、口金部材および、取付け工程が増えること
から、光源自体のコストが上がるなどの問題がある。
【0010】さらに図3に示すようなバックライト装置
においては、使用しているうちに、反射板2が、光源1
からの紫外線に照射されて黄ばんでくるという問題があ
る。このため表示装置前面から見ると、光源上は基準色
に近く、その他の部分では黄ばんでしまって色むらが目
立ち、画質上好ましくない。すなわち、図3の断面図で
ある図4を用いて説明すれば、使用初期に反射板2の色
彩色度を光源1の色に合わせているため点灯初期には色
むらのない非常に均一な表示が行なわれるが、使用して
いるうちに、光源1上の部分aから射出される光は光源
1からの直接光が支配的で色の経時変化はほとんど無く
最初から最後まで標準色に保たれるものの、反射板2か
らの反射光が支配的な部分bにおいては、反射板2が光
源1より射出される紫外線により黄ばんでしまうため色
が経時変化し、使用末期には黄ばんで見え、前面より見
る表示装置の部分bに対応する部分の色が非常に黄色く
なり外観が損なわれるのである。
【0011】一方、従来のエッジ方式のバックライト装
置は、輝度特性が、図9に破線で示すように、光源近傍
は明るく、また光源より遠い中央部分の輝度が極端に低
くなる。このため、背面光源全体の輝度を均一化するた
めには、輝度が極端に高い周辺部を遮光したり、拡散板
の透過率特性を調整したり、透過率特性調整用のフィル
タを設けるなどして、光源近傍の輝度を下げなくてはな
らず、その場合、光源の全光束に対する有効発光面23
上のトータル輝度が下がり、背面光源全体の光源による
効率が低くなる。また、背面光源全体の輝度を上げるた
めには、光源自体が大きくなり、背面光源全体が大きく
なるか、もしくは光源自体の発熱が大きくなり、この発
熱のために液晶表示装置全体としての放熱対策が必要で
あるという問題がある。さらに、今後、液晶表示パネル
の大型化が望まれており、これらはなおいっそう大きな
問題点になるものと考えられる。
【0012】さらに図18および19に示すものにおい
て説明すれば、光源1は導光板15側面に沿って4本が
配置されているが、拡散反射パターン部21がない場合
は、例えば左側の光源1から射出される光束のうちのほ
とんどは、臨界反射を繰り返し、対向する光源1の表面
により拡散反射もしくは2次反射を繰り返して液晶表示
パネル5側に導かれて減衰する。また、導光体15の裏
面に拡散反射パターン21を設けたとしても、ほとんど
の光束は、光源1近傍の拡散板3によって拡散されて液
晶表示パネル5側に導かれるか、もしくは、相対する光
源1表面で拡散反射され、液晶表示パネル5側に導かれ
ることになる。このため、相対向する光源1間のバック
ライト装置中央部近傍上部パネル面側の輝度が低く、ま
た光源近傍の輝度が高い不均一なバックライトになって
しまうという問題がある。
【0013】すなわち、図19に示すように、光束Zに
関しては、拡散反射パターン部21に関係せず、反対側
の光源1に到達し、その光源1近傍の輝度を増加させ
る。また、光束Yも導光体15上面においてほぼ臨界反
射(臨界角以下の光束は全反射する)され、拡散反射パ
ターン部21に関係せず、やはり、相対する光源1近傍
の輝度を増加させてしまう。すなわち、通常、エッジ方
式のバックライト装置においては、光源1間中央の輝度
を上げることは難しく、導光体15裏面の拡散反射パタ
ーン部21等により光源1間中央部の輝度を上げるよう
に設計されているが、それでもまだ前記理由により光源
間中央部の輝度を十分に上げることはできず、光源1か
ら射出される光は反対側の光源1まで到達し、反対側の
光源1で乱反射されて更に光源1近傍を明るくさせ、光
源間中央部と光源近傍との輝度に大きな差をもたらして
いるのである。
【0014】この場合、光源近傍の輝度の高い部分の輝
度を抑えるために、有効表示面から光源1までの距離を
さらに大きくする等の対策を講じても、光源の全光束に
対するパネル面側で利用される全光束の割合(光源の有
効効率)が更に小さくなってしまう。そのため、背面光
源全体の輝度を上げるために全光束の大きい光源を使用
すると、光源自体の大型化による液晶表示装置全体とし
ての厚さの増加、消費電力の増加による容量の大型化、
光源自体の発熱量の増大、液晶表示装置の発熱対策の必
要性等、さまざまな問題が発生する。さらに、液晶表示
パネルの大型化やカラー化に伴って透過率が低くなり、
なお一層、上記問題点が大きくクローズアップされてき
ている。
【0015】本発明は、上述従来技術の問題点に鑑み、
バックライト装置において、薄型の構成によりむらのな
い均一な照明を可能とすることにある。より具体的に
は、第1に、反射板や拡散板およびライティングカーテ
ンに対する光源の位置精度を向上させてバックライトの
輝度分布の均一化を図り、さらには光源のみの交換を可
能にしてコストの低減を図ることにある。第2に、長期
使用に対しても色むらを生じないようにすることにあ
る。第3に、輝度の均一性と効率を向上させることにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため第1発明においては、給電用のリードを有する光
源、およびこの光源が固定された反射板を備えるバック
ライト装置において、反射板に取り付けられたばね性を
有するクリップ形状の部材を有し、この部材を介して光
源およびそのリードが反射板に対して固定されることを
特徴とする。
【0017】また、前記第2の目的を達成するため、第
2発明では、光源と、この光源から射出された光を前方
に反射させる反射板とを備えたバックライト装置におい
て、反射板の色を基準色に対しCIE1976L**
* 色空間における△b* 値で−2.0〜0の範囲に設
定したことを特徴とする。
【0018】また、前記第3の目的を達成するため第3
発明においては、正面から見た形状が実質的に四辺形の
ガラスあるいはプラスチック材などからなる透明体を導
光体とし、該導光体の側面より入射された光を反射板お
よび拡散板により均一化して正面より出射する面照明装
置からなるバックライト装置において、前記導光体の4
辺(側面)にそれぞれ光源を配置して該導光体の4辺よ
り光を入射し、前記光源のうち相対する2辺について
は、光源の有効発光部長さが、面照明装置の有効発光面
長さよりも長く、他の相対する2辺については光源の有
効発光部長さが面照明装置の有効発光面長さよりも短い
ことを特徴としている。ここで、「有効発光面長さ」と
は、各光源の有効発光部側から見た前記有効発光面の最
大幅を意味する。好ましい実施例においては、有効発光
面は、光源の有効発光部長さ方向に平行な4辺を有する
方形である。この場合、前記「有効発光面長さ」はその
光源近傍の辺の長さに等しい。
【0019】さらに第3の目的を達成するため第4発明
においては、ほぼ平板状で矩形の4つの側面を有する導
光体、この4つの側面に沿って配置した光源、導光体の
裏面側に配置した反射板、および拡散手段を備え、導光
体表面の上方を光源からの光により導光体および拡散手
段を介して均一に照明するバックライト装置において、
導光体は、その矩形の対角方向に分割されていることを
特徴とする。ここで、拡散手段は反射板の表面に形成さ
れた拡散反射パターンを含み、このパターンは光源およ
び導光体の分割面から遠いほど密であるのが好ましい。
また、導光体の分割面は、接着、溶着、組込みなどによ
り半透過反射面とされているのが好ましい。
【0020】
【作用】第1発明の構成によれば、ばね性を有するクリ
ップ形状の部材により光源およびそのリードを反射板に
固定するようにしたため、光源取付け部の部品の精度が
向上し、光源と反射板、ライティングカーテン、および
拡散板との相互間の取付け位置精度が向上する。このた
め、取付け精度不良による全体の輝度むらが防止され、
均一な照明が行われる。また、光源の取付けと取外しが
容易になり、取付け作業時の工数が削減され、光源の寿
命の末期において光源のみの交換が可能となる。また、
ランプリードに直接半田付けする工程が不要となり、ラ
ンプリードの切れや劣化が防止され、製品の信頼性が向
上する。さらに、光源の両端に給電用の口金部などを必
要としないため、有効発光部に対する光源の全長は短く
てよく、その分、装置がコンパクトになるとともに、口
金部の取付け工程が不要な分、低コストで装置が構成さ
れる。
【0021】また、第2発明によれば、反射板の色を基
準色に対しCIE1976L*** 色空間における
△b* 値で−2.0〜0の範囲に設定し、これにより予
め基準色よりもやや青くしているため、光源からの紫外
線による反射板の黄ばみが進行しても、それが認識され
るまでの時間が長期化され、黄ばみの見た目の影響が減
少される。
【0022】また、第3発明によれば、導光体の4辺よ
り光源からの光を入射させるようにしたため、光源間の
発光面中央部の、従来は輝度が低かった部分の輝度が上
がり、バックライト装置全体の輝度効率が向上すると共
に、有効発光部全体にわたって輝度が均一となる。
【0023】また、第4発明によれば、導光体を分割す
るようしたため、導光体内における光の進行が分散さ
れ、従来輝度が低かった発光面中央部の輝度が増加して
輝度が均一化され、発光部全体としての輝度効率が上昇
する。
【0024】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。実施例1 図1は本発明の第1の実施例に係るバックライト装置の
横断面図、図2はその要部を示す斜視図である。この装
置は、ランプリード12を有する光源1、光源1からの
光を反射する反射板2、光源1および反射板2からの光
をほぼ均一に配向するライティングカーテン4、これに
よって均一に配向された光を拡散させて液晶表示パネル
5を照明する拡散板3、反射板2に対して光源1を両側
で固定する2つのクリップ7を備える。
【0025】クリップ7は片側もしくは両側とも取外し
が可能となっており、光源1は、その端部を直接クリッ
プ7に押し込みまたはスライドさせて挿入することによ
り固定されるようになっている。クリップ7の材質は金
属等の導体、例えばリン青銅板C5191R−1/2H
等の導体であり、しかもバネ性を有するものである。こ
のバネ性は、例えば光源1としてφ8管ランプを用いる
場合、ランプの片側で約650g程度の挿入圧力が得ら
れるように構成される。これにより、クリップ7に対す
るランプの挿入および取外しが容易でかつ取付が安定す
る。また、クリップ7にはランプリードを固定するため
の金属製もしくは導体性のクリップを構成するランプリ
ード固定部9が設けられ、これに対してランプリード1
2が固定され接続される。ランプリード固定部9は導体
電極8を介して、給電のためのリード線6に接続されて
いる。なお、導体電極8を介さず直接リード線6に接続
するようにしてもよい。
【0026】実施例2 図3は、本発明の第2の実施例に係る液晶などの表示装
置に使用される背面光源装置の構成を示す斜視図であ
る。この装置は、反射板2の構成が従来のものと異な
る。すなわち、反射板2の反射面2aの色を、最初に見
える装置上の基準色よりも、やや青くすることにより、
紫外線により、黄ばんでしまってもそれを目立たなくし
たものである。この青くする程度は最初に色むらが目立
たない範囲である。青くする程度は、光源1直上の色に
反射光の色を一致させたときの反射板2の色を基準色と
すると、CIE1976L*** 色空間における△
* 値において基準色よりも小さく、かつ−2以上であ
ることが望ましい。
【0027】図5は、この装置における反射板2の耐光
性試験結果である照明時間と反射板2の色彩色度との関
係を示す。この試験においては、色彩色度は、ミノルタ
製の色彩色度計CR−200bとD65光源を用いて、
前記△b* 値を測定した。その結果、この△b* 値が基
準色に対して±2以内であれば色むらの問題はなかっ
た。すなわち、この範囲であれば、図5に示すように、
初期の色むらに関しても、また変化後の値(通常の使用
で10000h以上に相当)に関しても特に色むらとな
っては目立たない。一方、従来例では、最初に基準色に
合わせているため、図5に破線で示すように、数千時間
で色彩色度が基準色に対しb* 値で+2を越えてしま
い、色むらが認識される。
【0028】なお、ここでいう基準色とは主に光源など
により決まるものである。光源色は液晶その他の特性に
より決められるものであるが、光源色が変わり基準色を
変えた場合においても前記の△b* の範囲内であれば色
むらとして目立たないことが本発明者等により確認され
ている。
【0029】実施例3 図6は本発明の第3の実施例に係る看板などの表示装置
の背面光源として用いられる背面光源装置(製品陳列用
背面表示板)を示す断面図である。この装置は、同図に
示すように、光源1および反射板2により表示内容面1
6を背後から照射するものである。表示内容面16は拡
散板3上などに表示されたものである。装置全体は外装
ケース19により保護されている。この場合やはり、光
源1からの紫外線により、反射板2の反射面2aが全体
的に黄ばんでしまい、使用しているうちに、外観を害す
るものとなる。したがって、前に説明したように反射板
の初期の色を青側に設定することにより表示品位を向上
させることができる。
【0030】実施例4 図7は、本発明の第4の実施例に係る液晶バックライト
装置の構成図である。この装置は、有効発光面23の長
辺方向に有効発光面23より長いランプ発光部25を有
する光源(螢光ランプ)1aを備え、また、短辺方向に
有効発光面23より短いランプ発光部25を有する光源
(螢光ランプ)1bを備える。その他の構成は図16お
よび図17の従来例と同様である。
【0031】図9は図7のAA′断面上および図16の
BB′断面上における輝度の変化を示すグラフである。
同図に破線で示すように、従来のBB′断面上では光源
近傍の輝度が高くかつ中央部の輝度が低い特性を示すの
に対し、AA′断面上では、光源1bにより、実線で示
すように、光源近傍の輝度を無理に下げることなく、効
率の良い均一な輝度特性が得られることがわかる。
【0032】実施例5 図8は本発明の第5の実施例に係る液晶バックライト装
置の構成図である。この装置は、実施例4とは逆に、有
効発光面23の短辺方向に有効発光面23より長いラン
プ発光部25を有する光源1bを配置し、長辺方向に有
効発光面23より短いランプ発光部25を有する光源1
aを配置している。他の構成は実施例4の場合と同様で
ある。この場合、4本の光源1a,1bは、同等の長さ
のものでもよく、例えばコモン側のランプリ−ド部12
同士を結ぶことも可能である。また、同等の長さのもの
を用いることによって2種類の長さの光源を使うよりも
コスト的にも安くなる。
【0033】実施例6 図10は本発明の第6の実施例に係る液晶バックライト
装置の構成を示す斜視図であり、図11はそのAA′断
面図である。この装置においては、導光体15を対角方
向に分割し、その分割面を半透過反射面17としてい
る。他の構成は、図18および19に示す従来のものと
同様である。
【0034】この構成において例えば、光束Aは、従来
例同様、光源1近傍の導光体15裏面の拡散反射パター
ン部21により拡散反射され、液晶表示パネル5側へ射
出される。光束Bは、一度、導光体15表面で反射さ
れ、半透過反射面17により、一部は反射され、また残
る一部は透過する。このため、従来のように相対する光
源1近傍の輝度を上げてしまうことはなくなる。光束C
に関しては、従来では、相対する光源1面上まで直進し
それによって乱反射され更にその光源1近傍を明るくし
ていたのに対し、前記同様、半透過反射面17により、
一部は反射され、また、残る一部は透過する。また、図
10に示すように、例えば、光束Pに関しては、半透過
反射面17により一部は反射され、また残る一部は透過
することを繰り返しながら導光体15中央部の輝度を増
加させている。
【0035】導光体15裏面の拡散反射パターン部21
の密度については、光源1より遠いほど密にし、半透過
反射面17の特性を考慮して設計する必要がある。ま
た、これらの拡散反射パターン21および半透過反射面
17が区別できないように、その上面には、拡散板3を
設ける。これにより、光源1近傍の輝度の高い部分と中
央部の輝度の低い部分の輝度の差を均等にし、ほぼ均一
でバックライト装置全体の輝度効率を上げることができ
る。
【0036】実施例7 図12は本発明の第7の実施例に係る液晶バックライト
装置の構成を示す斜視図である。このように、導光体2
1を対角方向に2分割し、半透過反射面17を1つの対
角方向に沿ってのみ設けるようにしても、同様に、バッ
クライト装置全体の輝度効率を上げることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ックライト装置において、薄型の構成によりむらのない
均一な照明を可能とすることができる。
【0038】すなわち第1発明によれば、光源と反射
板、ライティングカーテン、および拡散板との相互間の
取付け位置精度を向上させることができる。このため、
取付け精度不良による全体の輝度むらを防止し、均一な
照明を行うことができる。また、光源の取付けと取外し
を容易にし、取付け作業時の工数を削減し、光源の寿命
の末期において光源のみの交換を行うことができる。ま
た、ランプリードの切れや劣化を防止し、製品の信頼性
を向上させることができる。さらに、光源の両端に給電
用の口金部などを必要としないため、装置をコンパクト
にできるとともに、低コストで装置を構成することがで
きる。
【0039】また、第2発明によれば、光源からの紫外
線による反射板の黄ばみが進行しても、それが認識され
るまでの時間を長期化し、黄ばみの見た目の影響を減少
させることができる。
【0040】また、第3発明および第4発明によれば、
従来輝度が低かった発光面中央部の輝度を増加させて輝
度を均一化し、発光部全体としての輝度効率を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係るバックライト装
置の横断面図である。
【図2】 図1の装置における光源固定部を示す部分的
に拡大した斜視図である。
【図3】 本発明の第2の実施例に係る液晶などの表示
装置に使用される背面光源装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】 図3の断面図である。
【図5】 図3の装置の反射板の耐光性を示すグラフで
ある。
【図6】 本発明の第3の実施例に係る看板などの表示
装置の背面光源として用いられる背面光源装置(製品陳
列用背面表示板)を示す断面図である。
【図7】 本発明の第4の実施例に係る液晶バックライ
ト装置の正面から見た構成図である。
【図8】 本発明の第5の実施例に係る液晶バックライ
ト装置の正面から見た構成図である。
【図9】 図7の装置の輝度特性を示すグラフである。
【図10】 本発明の第6の実施例に係る液晶バックラ
イト装置の構成を示す斜視図である。
【図11】 図10のAA′断面図である。
【図12】 本発明の第7の実施例に係る液晶バックラ
イト装置の構成を示す斜視図である。
【図13】 従来例に係るバックライト装置の構成を示
す断面図である。
【図14】 図13の装置における光源固定部を示す拡
大側面図である。
【図15】 口金の付いたランプを固定するようにした
従来のバックライト装置を示す横断面図である。
【図16】 導光体を用いた従来のエッジ方式のバック
ライト装置の平面図である。
【図17】 図16のBB′断面図である。
【図18】 導光体を用いたエッジ方式による他の従来
例に係るバックライト装置の斜視図である。
【図19】 図18のCC′断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b:光源、2:反射板、2a:反射面、
3:拡散板、4:ライティングカーテン、5:液晶表示
パネル、6:リード線、7:クリップ、8:導体電極、
9:ランプリード固定部、12:ランプリード、15:
導光体、16:表示内容面、17:半透過反射面、1
9:外装ケース、21:拡散反射パターン部、23:有
効発光面、25:ランプ発光部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 高司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電用のリードを有する光源、およびこ
    の光源が固定された反射板を備えるバックライト装置に
    おいて、反射板に取り付けられたばね性を有するクリッ
    プ形状の部材を有し、この部材を介して光源およびその
    リードが反射板に対して固定されることを特徴とするバ
    ックライト装置。
  2. 【請求項2】 光源と、この光源から射出された光を前
    方に反射させる反射板とを備えたバックライト装置にお
    いて、反射板の色を基準色に対しCIE1976L*
    ** 色空間における△b* 値で−2.0〜0の範囲に
    設定したことを特徴とするバックライト装置。
  3. 【請求項3】 正面から見た形状が実質的に方形である
    透明固体材料を導光体とし、該導光体の側面より入射さ
    れた光を反射板および拡散板により均一化して該導光体
    の正面側へ出射する面照明装置からなるバックライト装
    置であって、前記導光体の側面より光を入射するため該
    導光体の4つの側面にそれぞれ配置された4つの光源を
    備え、かつ該4つの光源のうち前記導光体の相対する2
    つの側面に配置されたものについてはその光源の有効発
    光部長さが前記面照明装置の有効発光面長さよりも長
    く、他の相対する2つの側面のものについては光源の有
    効発光部長さが前記面照明装置の有効発光面長さよりも
    短いことを特徴とするバックライト装置。
  4. 【請求項4】 前記透明固体材料が、ガラスまたはプラ
    スチックである請求項3記載のバックライト装置。
  5. 【請求項5】 前記有効発光面を正面から見た形状が実
    質的に長方形であり、前記4つの光源が同一寸法で、前
    記長方形の長辺より短く、短辺より長いものである請求
    項4記載のバックライト装置。
  6. 【請求項6】 ほぼ平板状で矩形の4つの側面を有する
    導光体、この4つの側面に沿って配置した光源、導光体
    の裏面側に配置した反射板、および拡散手段を備え、導
    光体表面の上方を光源からの光により導光体および拡散
    手段を介して均一に照明するバックライト装置におい
    て、導光体は、その矩形の対角方向に分割されているこ
    とを特徴とするバックライト装置。
  7. 【請求項7】 拡散手段は反射板の表面に形成された拡
    散反射パターンを含み、このパターンは光源および導光
    体の分割面から遠いほど密であることを特徴とする請求
    項6記載のバックライト装置。
  8. 【請求項8】 導光体の分割面は、接着、溶着、組込み
    などにより半透過反射面とされていることを特徴とする
    請求項6記載のバックライト装置。
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DE69228655T DE69228655T2 (de) 1991-12-06 1992-12-04 Flächige Beleuchtungsvorrichtung und mit solcher Vorrichtung versehenes Anzeigegerät
EP92120738A EP0545429B1 (en) 1991-12-06 1992-12-04 Surface lighting device and a display having such a lighting device
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100399159C (zh) * 2004-11-04 2008-07-02 Lg.菲利浦Lcd株式会社 背光单元
CN100405172C (zh) * 2003-11-13 2008-07-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 背光模组
WO2022019048A1 (ja) * 2020-07-20 2022-01-27 株式会社小糸製作所 画像生成装置及びヘッドアップディスプレイ

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