JPH05322733A - 炭酸ガスセンサ - Google Patents

炭酸ガスセンサ

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JPH05322733A
JPH05322733A JP12855892A JP12855892A JPH05322733A JP H05322733 A JPH05322733 A JP H05322733A JP 12855892 A JP12855892 A JP 12855892A JP 12855892 A JP12855892 A JP 12855892A JP H05322733 A JPH05322733 A JP H05322733A
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JP
Japan
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liquid
carbon dioxide
phase
dioxide gas
cell
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Pending
Application number
JP12855892A
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English (en)
Inventor
Kaneyuki Doi
謙之 土井
Shoichi Morii
彰一 森井
Takashi Hatai
崇 幡井
Masanori Fukui
政則 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液相中の炭酸ガスの濃度を簡単に、短時間で
検知し、小型化できる炭酸ガスセンサ。 【構成】 密閉可能なセル10に収容された液相中に溶
解した炭酸ガスが液相の上に構成される気相に放出され
る際の、気相にある圧力センサ70が検出する気相の圧
力変動から液相中の炭酸ガスの濃度を検知する炭酸ガス
センサであって、検知する液相の体積量を検知液量と
し、セル10の側面に、液供給弁22付きの液供給口2
0と、検知液量まで水位を降下させる為の液排出弁32
付きの液排出口30とを備え、この液排出口30の位置
より低い位置に検知液量の全量を排出する為の液排出弁
42付きの液供給口40と、この液排出口30の位置よ
り高い位置に空気を供給と排出する弁52付きの空気出
入口50を備え、さらに検知液量で満たされる液相内に
超音波振動子60を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液相中に溶解している
炭酸ガスの濃度を検知する炭酸ガスセンサに関し、具体
的には液相中に溶解した炭酸ガスが気相に放出される際
の気相の圧力変動から液相中の炭酸ガスの濃度を検知す
る炭酸ガスセンサであって、例えば炭酸飲料や炭酸泉等
における炭酸ガスの濃度を検知する炭酸ガスセンサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】液相中の炭酸ガス濃度を検出する炭酸ガ
スセンサとしては、液相に薬品を添加して液相のpH
を調製し、電気化学的に炭酸ガスの濃度を検知するも
の、液相に薬品を添加して、溶解している炭酸ガスを
放出させ、炭酸ガスが放出された気相の熱伝導から炭酸
ガスの濃度を検知するもの、液相の赤外線吸収より炭
酸ガス濃度を検知するもの等が知られている。
【0003】しかし、上記のようなガスセンサは、操作
が非常に複雑であり、使用に際して多大の時間と労力を
要する問題があり、もっと簡単な操作で液相中の炭酸ガ
スの濃度を検知できる炭酸ガスセンサが求められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑み、本
発明は液相中の炭酸ガスの濃度を簡単に、短時間で検知
し、小型化できる炭酸ガスセンサを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る炭酸ガス
センサは、密閉可能なセル10に収容された液相中に溶
解した炭酸ガスが液相の上に形成される気相に放出され
る際の、気相にある圧力センサ70が検出する気相の圧
力変動から液相中の炭酸ガスの濃度を検知する炭酸ガス
センサであって、検知する上記液相の体積量を検知液量
とし、前記セル10の側面に、液供給弁22を有する液
供給口20と、検知液量まで水位を降下させる為の液排
出弁32を有する液排出口30を備えると共に、この液
排出口30の位置より低い位置に、液排出口30によっ
て一定に保たれた検知液量の全量を排出する為の液排出
弁42を有する液排出口40を備え、この液排出口30
の位置より高い位置に、空気を供給と排出する弁52を
有する空気出入口50を備え、さらに検知液量で満たさ
れる液相内に超音波振動子60を備えていることを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明におけるセル10では液供給口20から
液が供給され、空気出入口50から空気が供給または排
出され、液排出口30および液排出口40からは液が排
出される。セル10はこの液排出口30が設けられてい
る高さと同一の高さまでセル10内に液相を収容し、上
位に位置する空間に気相を収容し、一定の体積の液相と
気相とを収容したセル10内を密閉状態にする。従って
本発明のセル10は一定の体積の液相と気相を持つ密閉
状態を形成する。すなわち液排出口30は検知液量を一
定とする働きをし、液排出口40は一定に保たれた検知
液量の全量を排出する働きをする。そして本発明におけ
る超音波振動子60は液相中に溶解した炭酸ガスを気相
に放出する働きをし、圧力センサ70は気相の圧力変動
を検知する働きをし、これらの働きにより本発明の炭酸
ガスセンサは液相中の炭酸ガスの濃度を検知することが
できるものである。また液の供給ならびに排出等にポン
プモータ等の駆動部品を使用することなしにできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に係る図面に基づいて
詳しく説明する。図1は本発明の一実施例に係る炭酸ガ
スセンサの全体構造を示す断面図である。
【0008】図1において、セル10は炭酸ガスの放出
による、セル内の圧力変動に耐えるだけの強度を持つ金
属あるいはアクリル樹脂の如き樹脂で作られればよく、
使用する材質に特に制約はない。セル10の形状につい
ても縦断面、又は横断面が円筒形でも、角形でもいずれ
でもよい。このセル10の側面中央部に、検知する炭酸
ガスが溶解されている液相の一定体積である検知液量ま
で水位を降下させる為の液排出口30が設けられてい
る。さらにセル10の側面にセル10の底面を同一底面
とする液排出口40を設けて上記検知液量を排出する。
この液排出口30と対面するセル10の側面に液供給口
20が設けられている。この液供給口20の位置は図示
のとおり液排出口30より高い位置でもよいし、セル中
の液相が液供給口20に逆流を生じ一定の検知液量が減
量しない限り液排出口30より低い位置でもよい。一例
を挙げると、液排出口30よりも液の水位が高く貯えら
れたタンクに液供給口20が接続された構成でも図示の
液供給口20と機能上同一である。従って、液供給口2
0の高さ方法の位置は特に限定するものではない。さら
にセル10の天井面には空気出入口50が設けられてい
る。
【0009】そして、本発明に係る炭酸ガスセンサは前
記の液供給口20に液供給弁22を、前記の液排出口3
0に液排出弁32を、前記の液排出口40に液排出弁4
2を、前記の空気出入口50に空気を供給、排出する弁
52をそれぞれ備え、これらの弁の開閉によってセル1
0への液や空気の出入りが制御されるようになってい
る。これらの弁としては電磁弁が好ましいが、液や空気
の出入りを制御できればその他の種類の弁でもよい。
【0010】そして、セル10の底面には超音波振動子
60が取り付けられており、セル10の天井面には圧力
センサ70が取り付けられている。この圧力センサ70
は液に接触しても差支えのないタイプが好ましく、この
タイプのものとしては例えばコパル社製の「拡散型半導
体圧力センサPS7」が用いられる。
【0011】また、液排出口30と空気出入口50との
間に水位センサ80を備えている。この水位センサ80
はセル10内に供給される液量が、液排出口30より水
位が上位に位置していることを検知し水位を制御するた
めのものである。セル10内に供給される液量の制御に
は、この水位センサ80に代えて液供給口20に流量計
を設置してもよいし、液供給弁22にタイマーを設置し
てもいずれでもよく、水位センサに限定するものではな
い。。これらの弁22、32、42、および52の開
閉、超音波振動子60の駆動、水位センサ80の検知信
号は相互に連動する制御回路の付設により適宜行うこと
ができる。
【0012】次に、本実施例の炭酸ガスセンサにおける
炭酸ガス濃度の検知の原理を図2〜図6を参照して説明
する。まず、液が供給されている状態を示す図2におい
て、液供給弁22と空気を供給、排出する弁52は開い
ており、液排出弁32と42は閉じている。従って液供
給口20より液がセル10内に供給されると、空気出入
口50より空気が排出される。この時、超音波振動子6
0は停止している。
【0013】そして図3に示すように、セル10内の液
の水位が液排出口30より上位に満たされると、水位セ
ンサ80からの信号によって、液供給弁22が閉じられ
る。次に、図3の液排出弁32が閉じた状態から図4に
示すごとく液排出弁32が開くと、セル10内の液は液
排出口30より排出され、代わりに空気が空気出入口5
0より供給される。
【0014】そして、セル10内の液が液排出口30と
同一の位置に達すると、液の排出は止まる。従って液の
水位が液排出口30の位置に保たれ、セル10の液相の
体積量が一定となる。この一定となった液相の体積量を
もって前記検知液量と設定する。この状態で液排出弁3
2と空気を供給、排出する弁52とを閉じる。セル10
は密閉状態になる。すなわち図5に示すごとく、セル1
0の上位に一定体積の気相、下位に一定体積の液相が密
閉される。この時、超音波振動子60を駆動すると、発
生する超音波の働きによって液相中に溶解している炭酸
ガスが気相中に短時間で放出され、気相に圧力変動が生
じ、この気相の圧力変動は圧力センサ70の働きにより
簡単に検知することができ、液相中の炭酸ガスの濃度を
知ることができる。
【0015】炭酸ガスの濃度検知が終われば超音波振動
子60は停止し、液排出弁42と空気を供給、排出する
弁52とを開く。液排出口40よりセル10内の液が排
出されると、空気出入口50より空気が供給され、やが
てセル10内は空気のみの状態となり、そして、再び液
排出弁42を閉じ、液供給弁22を開けると図2に示し
た検知液量を採取する状態に戻る。この一連の動作を繰
り返せば、何度でも簡単に液相中の炭酸ガスの濃度を検
知することができる。
【0016】これら図2〜図6の一連の動作、すなわち
弁22、32、42、及び52の開閉、超音波振動子6
0の駆動、水位センサ80の検知信号はセル10の外部
に前述のごとく制御回路を設けておき自動的に作動する
ことができる。
【0017】また、上記実施例の記述から容易に推考さ
れるように、弁の開閉によりセル10の上位に一定体積
の気相、下位に一定体積の液相が存在した状態で密閉さ
れればよい。従って、図7に示すようにセル10の側面
に液排出口30に代えて水位センサ81を設けても、同
様に前述の検知液量を採取することができる。すなわ
ち、液供給口20より供給された液の水位が検知液量に
達すると水位センサ81からの信号により、液供給弁2
2が閉じられる構成を採用しても、前述実施例と同様に
液相中の炭酸ガスの濃度を検知することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の炭酸ガスセンサによれば弁の開
閉を制御するだけで液相中の炭酸ガスの濃度を検知でき
るので、液相中の炭酸ガスの検知を簡単に且つ短時間で
行うことができる。また液の排出等にポンプモータ等の
駆動部品を使用しないことにより、本発明の炭酸ガスセ
ンサは小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例に係る炭酸ガスセンサの
断面図である。
【図2】図2は本発明の実施例に係る炭酸ガスセンサの
動作原理を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の実施例に係る炭酸ガスセンサの
動作原理を示す断面図である。
【図4】図4は本発明の実施例に係る炭酸ガスセンサの
動作原理を示す断面図である。
【図5】図5は本発明の実施例に係る炭酸ガスセンサの
動作原理を示す断面図である。
【図6】図6は本発明の実施例に係る炭酸ガスセンサの
動作原理を示す断面図である。
【図7】図7は本発明の実施例に係る炭酸ガスセンサの
断面図である。
【符号の説明】
10 セル 20 液供給口 22 液供給弁 30 液排出口 32 液排出弁 40 液排出口 42 液排出弁 50 空気出入口 52 弁 60 超音波振動子 70 圧力センサ 80 水位センサ 81 水位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 政則 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能なセル10に収容された液相中
    に溶解した炭酸ガスが液相の上に形成される気相に放出
    される際の、気相にある圧力センサ70が検出する気相
    の圧力変動から液相中の炭酸ガスの濃度を検知する炭酸
    ガスセンサであって、検知する上記液相の体積量を検知
    液量とし、前記セル10の側面に、液供給弁22を有す
    る液供給口20と、検知液量まで水位を降下させる為の
    液排出弁32を有する液排出口30を備えると共に、こ
    の液排出口30の位置より低い位置に、液排出口30に
    よって一定に保たれた検知液量の全量を排出する為の液
    排出弁42を有する液排出口40を備え、この液排出口
    30の位置より高い位置に、空気を供給と排出する弁5
    2を有する空気出入口50を備え、さらに検知液量で満
    たされる液相内に超音波振動子60を備えていることを
    特徴とする炭酸ガスセンサ。
  2. 【請求項2】 前記セル10が、液排出口30と空気出
    入口50との間の位置に、水位センサ80を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の炭酸ガスセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、液排出口30の代わ
    りにセル10内に検知液量に達したことを感知する水位
    センサ81を有する炭酸ガスセンサ。
JP12855892A 1992-05-21 1992-05-21 炭酸ガスセンサ Pending JPH05322733A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000042411A1 (fr) * 1999-01-18 2000-07-20 Kunitaka Mizobe Methode de mesure de la permeabilite a l'humidite et dispositif correspondant

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000042411A1 (fr) * 1999-01-18 2000-07-20 Kunitaka Mizobe Methode de mesure de la permeabilite a l'humidite et dispositif correspondant

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