JPH05322225A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents

空気調和装置の室外機

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Publication number
JPH05322225A
JPH05322225A JP13335892A JP13335892A JPH05322225A JP H05322225 A JPH05322225 A JP H05322225A JP 13335892 A JP13335892 A JP 13335892A JP 13335892 A JP13335892 A JP 13335892A JP H05322225 A JPH05322225 A JP H05322225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
control box
outdoor unit
protective net
heat exchanger
Prior art date
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Pending
Application number
JP13335892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
中島  浩
Tetsushi Uchiyama
哲志 内山
Michiyasu Saitou
理康 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05322225A publication Critical patent/JPH05322225A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を削減して製造コストを低減すると
ともに、保護網の取付強度を向上させ、かつ、保護網の
取付作業を簡略化する。 【構成】 熱交換器2の外面側に配設された保護網21
と、前記保護網21に一体的に形成された固定部22
と、固定部22の先端に円弧状に凹設されて、冷媒パイ
プ2aに弾性をもって嵌め込み可能な係合保持部23と
を具備し、固定部22に保護網21が一体化されている
ため部品点数が少なく、かつ、保護網21に外力が加え
られても固定部22が回動せずに保護網21を保持可能
であり、加えて、保護網21の取付時には、保護網21
を熱交換器2側に押圧するだけで、係合保持部23が冷
媒パイプ2aに嵌め込まれて取付が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和装置の室外機に
関するもので、特に、室外機の熱交換器を保護する保護
網の取付構造と、室外機の機械室内に設置された制御ボ
ックスの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気調和装置の室外機と
して、図6乃至図8に示すものを挙げることができる。
図6はこの従来の空気調和装置の室外機を示す斜視図、
図7は従来の空気調和装置の室外機の熱交換器と保護網
を示す図6のX−X線断面図、図8は従来の空気調和装
置の室外機の保護網の取付構造を示す図7のY−Y線断
面図である。
【0003】図において、1は室外機の本体、2は本体
1の外側面に設けられた熱交換器、2aは熱交換器2に
設けられて、熱交換のための冷媒が流通する多数段の冷
媒パイプ、3は外部からの傷付きを防止すべく熱交換器
2に取り付けられた保護網であり、多数の金属線材3a
を縦横に編んで構成されている。4は金属線材をピンセ
ット状に折り返して形成されて、保護網3の四隅等に取
り付けられた固定金具であり、この固定金具4は折返箇
所で保護網3の金属線材3aを保持するとともに、両端
に形成された円弧状の係合保持部4aにて前記熱交換器
2の冷媒パイプ2aを自己の弾性により挟持して、保護
網3を熱交換器2に固定している。
【0004】一方、以上の空気調和装置の室外機とは別
に、図9に示すものが提案されている。図9はこの従来
の別の空気調和装置の室外機を示す断面図である。図に
おいて、11は室外機の本体、12は本体11内に形成
されて内部に圧縮機13等を収容し、側方に向けて開口
する開口部12aを備えた機械室、14は機械室12の
開口部12aに着脱可能に設けられたサービスパネル、
15は機械室12の開口部12aの上縁に固定されて内
部に電気部品16を収容した制御ボックスであり、この
制御ボックス15の開口部15aは機械室12の開口部
12aから側方に開口し、通常時は前記サービスパネル
14にて閉鎖されている。
【0005】そして、このように構成された空気調和装
置の室外機のメンテナンス時には、サービスパネル14
を取り外す。したがって、機械室12の開口部12aが
開放されるとともに、制御ボックス15の開口部15a
が開放され、機械室12内の圧縮機13等や制御ボック
ス15内の電気部品16のメンテナンスを実施すること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の前者の空気調和
装置の室外機は、上記のように保護網3に対し固定金具
4を別部品としているため、部品点数が増大してコスト
的な面で不利である上に、図7及び図8から明らかなよ
うに、固定金具4が保護網3の金属線材3aに対して上
下方向や左右方向の回動を規制されていないため、保護
網3に上下左右いずれかの外力が加えられたときには、
固定金具4を回動させながら保護網3が位置ずれしてし
まい、取付強度の点で今一つであった。更に、保護網3
の取付時には、まず、保護網3に各固定金具4を固定
し、その後に固定金具4を利用して保護網3を熱交換器
2に固定しなければならず、2段階の操作が必要である
ことから取付作業が煩雑化するという不具合もあった。
【0007】そこで、請求項1の発明及び請求項2の発
明は、部品点数を削減して製造コストを低減できるとと
もに、保護網の取付強度を向上させ、かつ、熱交換器に
対する保護網の取付作業を簡略化することができる空気
調和装置の室外機の提供を課題とするものである。ま
た、後者の空気調和装置の室外機は、風雨の際にメンテ
ナンスを実施すべくサービスパネル14を取り外すと、
制御ボックス15の開口部15aから電気部品16に雨
滴が降りかかり、誤動作を招いてしまう可能性があっ
た。また、サービスパネル14を取り付けた通常時にお
いても、雨滴は機械室12の開口部12aとサービスパ
ネル14との僅かな間隙から侵入するため、やはり誤動
作の虞があった。
【0008】その対策として、制御ボックス15の開口
部15aに庇体部を設けたり、制御ボックス15を機械
室12内の奥部に位置変更したりして、内部の電気部品
16が濡れるのを防止することも考えられるが、この場
合には、電気部品16のメンテナンスの際に作業者に無
理な姿勢を強いることになり、その保守性が低下してし
まう。そこで、請求項3の発明及び請求項4の発明は、
保守性を低下させることなく、雨滴による電気部品の誤
動作を未然に防止することができる空気調和装置の室外
機の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
空気調和装置の室外機は、冷媒パイプを備えた熱交換器
と、前記熱交換器の外面側に配設された保護網と、前記
保護網の金属線材を熱交換器側に突出させて一体的に形
成された固定部と、前記固定部に一体的に形成されて、
冷媒パイプに弾性をもって係合可能な係合保持部とを設
けたものである。
【0010】請求項2の発明にかかる空気調和装置の室
外機は、保護網の固定部に、隣合う冷媒パイプに弾性を
もって係合可能な一対の係合保持部を形成したものであ
る。請求項3の発明にかかる空気調和装置の室外機は、
開口部をサービスパネルにて開放可能に閉鎖された機械
室と、電気部品を収容して前記機械室の開口部の上縁に
支持され、機械室内に格納されて一側の開口部を下方に
向ける格納位置と、機械室の開口部より外部に突出して
開口部を側方に向けるサービス位置との2位置間を回動
可能な制御ボックスと、前記制御ボックスの開口部の上
縁に設けられた庇体部とを設けたものである。請求項4
の発明にかかる空気調和装置の室外機は、前記制御ボッ
クスを、内部の電気部品の重量にてサービス位置側に回
動付勢したものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、固定部が保護網に
一体的に設けられていることから、部品点数が少なく、
かつ、保護網に外力が加えられたときでも、固定部が全
く回動せずに保護網を正規の位置に保持し続け、更に、
保護網の取付時には、保護網を熱交換器側に押圧するだ
けで、係合保持部が冷媒パイプに係合して取付が完了す
る。請求項2の発明においては、固定部の弾性力を利用
して冷媒パイプに係合保持部を係合させているため、大
きなスプリング効果が得られ、各固定部のピッチの誤差
を吸収することが可能である。
【0012】請求項3の発明においては、サービスパネ
ルにて機械室が閉鎖された通常時には、制御ボックスが
格納位置に保持されて開口部が下方に向くことから、内
部の電気部品が濡れる虞は皆無であり、また、機械室の
開口部を開放して、制御ボックスをサービス位置まで回
動させると、その開口部が側方に向いて内部の電気部品
をメンテナンスでき、このとき、庇体部にて電気部品に
雨滴が降りかかるのを確実に防止可能であり、しかも、
このサービス位置では制御ボックスが機械室内から外部
に突出して作業者により接近するため、無理な姿勢をと
ることなく容易にメンテナンスを実施可能である。請求
項4の発明においては、サービスパネルを開放すると、
制御ボックスが内部の電気部品の重量でサービス位置ま
で回動し、また、サービスパネルを取り付けると、その
サービスパネルに押圧されて制御ボックスは必然的に格
納位置に回動するため、いずれの場合でも制御ボックス
を手動で回動操作する必要がない。
【0013】
【実施例】
〈第一実施例〉以下、請求項1の発明に対応する第一実
施例を説明する。図2は本発明の第一実施例である空気
調和装置の室外機を示す正面図、図1は本発明の第一実
施例である空気調和装置の室外機の保護網の取付構造を
示す図2のZ−Z線断面図である。なお、本実施例の室
外機の全体的な構成は、従来技術で説明した図6乃至図
8に示す室外機と同様であり、相違点は保護網21の構
成にある。したがって、共通の箇所は同一の部材番号を
付して重複する説明を省略し、特に相違点を重点的に説
明する。
【0014】図において、21は多数の金属線材21a
を縦横に編んで構成された保護網、22は保護網21の
四隅において縦方向の金属線材21aを折曲して形成さ
れ、熱交換器2側にコ字状に突出する固定部、23は固
定部22の先端に円弧状に凹設され、その内径が熱交換
器2の冷媒パイプ2aの外径とほぼ等しく設定された係
合保持部であり、各係合保持部23は対応する位置関係
にある冷媒パイプ2aに嵌め込まれて、保護網21を熱
交換器2に固定している。ここで、係合保持部23の開
口部分は冷媒パイプ2aの外径より狭く設定されて冷媒
パイプ2aの離脱を規制し、かつ、この開口部分はR状
をなして、冷媒パイプ2aに対する嵌め込みを容易化し
ている。なお、開口部分の形状はテーパ状としてもよ
い。
【0015】そして、以上のように本実施例の室外機で
は、各固定部22が保護網21に一体的に設けられてい
ることから、部品点数が少なく、かつ、保護網21に上
下左右いずれの方向の外力が加えられたときでも、固定
部22が全く回動せずに保護網21を正規の位置に保持
し続ける。また、保護網21の熱交換器2への取付手順
を説明すると、まず、熱交換器2に対して保護網21を
正規の位置に配設して、各固定部22の係合保持部23
の開口部分を熱交換器2の冷媒パイプ2aに対応させ
る。この状態で保護網21を熱交換器2側に押圧する
と、各係合保持部23は、その開口部分を弾性をもって
押し広げられながら冷媒パイプ2aに嵌め込まれ、その
後、自己の弾性力で開口部分を狭めて冷媒パイプ2aの
離脱を規制し、その結果、保護網21の取付が完了す
る。したがって、本実施例の室外機では、熱交換器2側
に押圧するだけの1段階の操作で保護網21を取り付け
ることが可能である。
【0016】このように、上記第一実施例の空気調和装
置の室外機は、多数段の冷媒パイプ2aを備えた熱交換
器2と、前記熱交換器2の外面側に配設されて、金属線
材21aを縦横に編んで構成された保護網21と、前記
保護網21の縦方向の金属線材21aを前記熱交換器2
側に突出させて一体的に形成された固定部22と、前記
固定部22の先端に円弧状に凹設されて、冷媒パイプ2
aに対し弾性をもって嵌め込み可能な係合保持部23と
を具備している。
【0017】したがって、各固定部22が保護網21に
一体的に設けられているため、部品点数を削減して製造
コストを低減することができ、しかも、保護網21に外
力が加えられたときでも正規の位置に保持可能であり、
その取付強度を飛躍的に向上させることができる。加え
て、保護網21を熱交換器2側に押圧するだけの1段階
の操作で取付が完了するため、その取付作業を大幅に簡
略化できるという利点も有する。
【0018】〈第二実施例〉次に、請求項2の発明に対
応する第二実施例を説明する。図3は本発明の第二実施
例である空気調和装置の室外機の保護網の取付構造を示
す断面図である。なお、本実施例の室外機の全体的な構
成は、第一実施例で説明した室外機と同様であり、相違
点は保護網21の固定部22の構成にある。したがっ
て、共通の箇所は同一の部材番号を付して重複する説明
を省略し、特に相違点を重点的に説明する。
【0019】図において、31は保護網21の固定部2
2の先端に形成された半円状の案内部、32は固定部2
2の案内部31の基端側上下位置に円弧状に凹設された
一対の係合保持部であり、両係合保持部32間の寸法
は、熱交換器2の冷媒パイプ2aの間隔より適度に大き
く設定され、固定部22が冷媒パイプ2a間に挿入され
るとともに、その固定部22の弾性力により係合保持部
32が上下の冷媒パイプ2aにそれぞれ嵌め込まれ、そ
の結果、保持網21が熱交換器2に固定されている。こ
こで、固定部22の先端の案内部31の上下寸法は冷媒
パイプ2aの間隔より広く設定されて、冷媒パイプ2a
間からの固定部22の離脱を規制し、かつ、この案内部
31は冷媒パイプ2a間への固定部22の挿入を容易化
している。
【0020】そして、このように構成された本実施例の
室外機においても、第一実施例の室外機と同じく、各固
定部22が保護網21に一体的に設けられていることか
ら、部品点数が少なく、かつ、保護網21に上下左右い
ずれの方向の外力が加えられたときでも、固定部22が
全く回動せずに保護網21を正規の位置に保持し続け
る。また、保護網21を熱交換器2に取り付ける際に
は、保護網21の各固定部22の案内部を熱交換器2の
冷媒パイプ2a間に対応させて、保護網21を熱交換器
2側に押圧する。この操作により、各固定部22が案内
部31に案内されながら冷媒パイプ2a間に挿入され、
係合保持部32は弾性をもって上下の冷媒パイプ2aに
嵌め込まれ、保護網21の取付が完了する。したがっ
て、第一実施例の室外機と同じく、熱交換器2側に押圧
するだけの1段階の操作で保護網21を取り付けること
が可能である。
【0021】加えて、本実施例では、固定部22の弾性
力を利用して上下の冷媒パイプ2aに係合保持部32を
それぞれ嵌め込んでいるため、係合保持部32自体の弾
性力を利用した第一実施例に比較して、大きなスプリン
グ効果が得られる。したがって、各固定部22のピッチ
に多少の誤差が生じていても、固定部22が自己の弾性
力で誤差を吸収し、支障なく保護網21を取付可能であ
る。
【0022】このように、上記第二実施例の空気調和装
置の室外機は、多数段の冷媒パイプ2aを備えた熱交換
器2と、前記熱交換器2の外面側に配設されて、金属線
材21aを縦横に編んで構成された保護網21と、前記
保護網21の縦方向の金属線材21aを前記熱交換器2
側に突出させて一体的に形成され、先端に半円状の案内
部31が形成されて冷媒パイプ2a間に挿入される固定
部22と、前記固定部22の案内部31の基端側上下位
置に円弧状に凹設されて、上下の冷媒パイプ2aに弾性
をもって嵌め込み可能な一対の係合保持部32とを具備
している。
【0023】したがって、各固定部22が保護網21に
一体的に設けられているため、部品点数を削減して製造
コストを低減することができ、しかも、保護網21に外
力が加えられたときでも正規の位置に保持可能であり、
その取付強度を飛躍的に向上させることができる。加え
て、保護網21を熱交換器2側に押圧するだけの1段階
の操作で取付が完了するため、その取付作業を大幅に簡
略化できるという利点も有する。一方、本実施例では、
固定部22の弾性力を利用して冷媒パイプ2aに係合保
持部32を嵌め込んでいるため、大きなスプリング効果
が得られ、各固定部22のピッチの誤差を吸収して、保
護網21の組付不良を未然に防止することができる。
【0024】〈第三実施例〉次に、請求項3の発明に対
応する第三実施例を説明する。図4は本発明の第三実施
例である空気調和装置の室外機を示す断面図である。な
お、本実施例の室外機の全体的な構成は、従来技術で説
明した図9に示す室外機と同様であり、相違点は制御ボ
ックス41の構成にある。したがって、共通の箇所は同
一の部材番号を付して重複する説明を省略し、特に相違
点を重点的に説明する。
【0025】図において、41は機械室12の開口部1
2aの上縁に回動軸42により支持されて、実線で示す
ように全体が機械室12内に格納される格納位置と、破
線で示すように全体が機械室12の開口部12aから外
部に突出するサービス位置との2位置間をほぼ90度の
範囲で回動可能な制御ボックス、41aは上縁に庇体部
41bが延設された制御ボックス41の開口部であり、
制御ボックス41が格納位置にあるときには下方に向
き、制御ボックス41がサービス位置にあるときには側
方に向く。そして、前記回動軸42には適度な摩擦抵抗
が加えられており、制御ボックス41を手動で任意の角
度に回動操作すると、その角度が保持される。
【0026】そして、通常時の空気調和装置は、実線で
示すように、制御ボックス41が格納位置に保持され、
機械室12の開口部12aがサービスパネル14にて閉
鎖されている。したがって、制御ボックス41の開口部
41aは下方に向き、譬え機械室12の開口部12aと
サービスパネル14との僅かな間隙から雨滴が侵入した
としても、その雨滴により制御ボックス41内の電気部
品16が濡らされる虞は皆無である。
【0027】また、室外機のメンテナンス時には、サー
ビスパネル14を取り外し、破線で示すように、制御ボ
ックス41をサービス位置まで回動させる。したがっ
て、制御ボックス41が機械室12の開口部12aから
外部に突出するとともに、その開口部41aが側方に向
き、内部の電気部品16のメンテナンスを実施すること
ができる。そして、このサービス位置において、前記庇
体部41bは制御ボックス41の開口部41aの上縁に
位置し、風雨時に内部の電気部品16に雨滴が降りかか
るのを確実に防止する。しかも、通常は庇体部41bを
設けると、電気部品16のメンテナンスが行ない難くな
って作業者に無理な姿勢を強いることになるが、本実施
例では、制御ボックス41が機械室12内から外部に突
出して作業者により接近するため、無理な姿勢をとるこ
となく容易にメンテナンスを実施可能である。
【0028】このように、上記第三実施例の空気調和装
置の室外機は、側方に開口する開口部12aをサービス
パネル14にて着脱可能に閉鎖された機械室12と、内
部に電気部品16を収容して前記機械室12の開口部1
2aの上縁に回動軸42にて支持され、全体が機械室1
2内に格納されて一側に形成された開口部41aを下方
に向ける格納位置と、全体が機械室12の開口部12a
より外部に突出して開口部41aを側方に向けるサービ
ス位置との2位置間を回動可能な制御ボックス41と、
前記制御ボックス41の開口部41aの上縁に設けられ
た庇体部41bとを具備している。
【0029】したがって、通常時においては、制御ボッ
クス41の開口部41aが下方に向いて、機械室12内
に侵入した雨滴による電気部品16の濡れを防止し、ま
た、メンテナンス時においては、開口部41aの庇体部
41bにて電気部品16に雨滴が降りかかるのを防止
し、その結果、常に確実に雨滴による電気部品16の誤
動作を回避することができる。しかも、サービス位置で
は制御ボックス41が機械室12内から外部に突出して
作業者により接近するため、無理な姿勢をとることなく
容易にメンテナンスを実施できる。故に、制御ボックス
41の開口部41aに庇体部41bを設けたことによる
保守性の低下を未然に防止できる。
【0030】〈第四実施例〉次に、請求項4の発明に対
応する第四実施例を説明する。図5は本発明の第四実施
例である空気調和装置の室外機の格納位置の制御ボック
スを示す断面図である。なお、本実施例の室外機の全体
的な構成は、第三実施例で説明した室外機と同様であ
り、相違点は制御ボックス51の構成にある。したがっ
て、共通の箇所は同一の部材番号を付して重複する説明
を省略し、特に相違点を重点的に説明する。
【0031】図において、51は回動軸52により支持
されて、内部に電気部品16を収容した制御ボックス、
51aは上縁に庇体部51bが延設された制御ボックス
51の開口部であり、本実施例では回動軸52に摩擦抵
抗が加えられず、制御ボックス51の回動を許容してお
り、かつ、内部の電気部品16を重量物ほど回動軸52
から離間配置し、その結果、制御ボックス51をサービ
ス位置側に回動付勢している。
【0032】したがって、サービスパネル14が閉鎖さ
れた通常時においては、そのサービスパネル14に押圧
されて機械室12内で制御ボックス51が格納位置に保
持されており、この状態でサービスパネル14を取り外
すと、内部の電気部品16の重量で制御ボックス51が
サービス位置まで回動して、電気部品16のメンテナン
スを実施可能となり、再びサービスパネル14を取り付
けると、そのサービスパネル14に押圧されて制御ボッ
クス51は必然的に格納位置に回動される。つまり、本
実施例の室外機では、制御ボックス51の回動が自動的
に行なわれ、第三実施例で説明したように、制御ボック
ス41を手動で回動操作する必要は全くない。
【0033】そして、本実施例の室外機においても第三
実施例の室外機と同じく、通常時においては、制御ボッ
クス51の開口部51aが下方に向いて、機械室12内
に侵入した雨滴による電気部品16の濡れを防止し、ま
た、メンテナンス時においては、開口部51aの庇体部
51bにて電気部品16に雨滴が降りかかるのを防止す
る。しかも、サービス位置では制御ボックス51が機械
室12内から外部に突出して作業者により接近するた
め、無理な姿勢をとることなく容易にメンテナンスを実
施可能である。
【0034】このように、上記第四実施例の空気調和装
置の室外機は、側方に開口する開口部12aをサービス
パネル14にて着脱可能に閉鎖された機械室12と、前
記機械室12の開口部12aの上縁に回動軸52にて支
持され、全体が機械室12内に格納されて一側に形成さ
れた開口部51aを下方に向ける格納位置と、全体が機
械室12の開口部12aより外部に突出して開口部51
aを側方に向けるサービス位置との2位置間を回動可能
な制御ボックス51と、前記制御ボックス51の開口部
51aの上縁に設けられた庇体部51bと、前記制御ボ
ックス51内に収容されて、制御ボックス51をサービ
ス位置側に回動付勢する電気部品16とを具備してい
る。
【0035】したがって、第三実施例と同様に、制御ボ
ックス51の庇体部51bによる保守性の低下を未然に
防止した上で、常に確実に雨滴による電気部品16の誤
動作を回避することができる。加えて、本実施例では、
制御ボックス51の回動が自動的に行なわれるため、手
動で回動操作する必要が全くなく、その保守性を一段と
高めることができる。
【0036】ところで、上記第一実施例及び第二実施例
の固定部は、保護網21の四隅に設けられた4つの固定
部22として構成されているが、本発明を実施する場合
には、これに限定されるものではなく、係合保持部2
3,32を熱交換器2の冷媒パイプ2aに係合させて、
保護網21を固定可能なものであればよい。したがっ
て、例えば、その設置位置や数を変更して構成すること
も可能である。また、上記第三実施例及び第四実施例の
制御ボックスは、回動軸42,52にて回動可能に支持
された制御ボックス41,51として構成されている
が、本発明を実施する場合には、これに限定されるもの
ではなく、格納位置とサービス位置との間を回動可能な
ものであればよい。したがって、必ずしも制御ボックス
41,51を軸着する必要はない。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の空気調
和装置の室外機は、冷媒パイプを備えた熱交換器と、前
記熱交換器の外面側に配設された保護網と、前記保護網
の金属線材を熱交換器側に突出させて一体的に形成され
た固定部と、前記固定部に一体的に形成されて、冷媒パ
イプに弾性をもって係合可能な係合保持部とを具備し、
このように固定部が保護網に一体的に設けられているこ
とから、部品点数を削減して製造コストを低減すること
ができ、かつ、保護網に外力が加えられたときでも、固
定部が全く回動せずに保護網を正規の位置に保持可能で
あり、その取付強度を飛躍的に向上させることができ、
加えて、保護網の取付時には、保護網を熱交換器側に押
圧するだけで、係合保持部が冷媒パイプに係合して取付
が完了するため、その取付作業を大幅に簡略化すること
ができる。
【0038】請求項2の発明の空気調和装置の室外機
は、保護網の固定部に、隣合う冷媒パイプに弾性をもっ
て係合可能な一対の係合保持部を形成しているため、固
定部の弾性力を利用して冷媒パイプに係合保持部が係合
されて、大きなスプリング効果が得られ、各固定部のピ
ッチの誤差を吸収して、保護網の組付不良を未然に防止
することができる。
【0039】請求項3の発明の空気調和装置の室外機
は、開口部をサービスパネルにて開放可能に閉鎖された
機械室と、電気部品を収容して前記機械室の開口部の上
縁に支持され、機械室内に格納されて一側の開口部を下
方に向ける格納位置と、機械室の開口部より外部に突出
して開口部を側方に向けるサービス位置との2位置間を
回動可能な制御ボックスと、前記制御ボックスの開口部
の上縁に設けられた庇とを具備するため、サービスパネ
ルにて機械室が閉鎖された通常時には、制御ボックスが
格納位置に保持されて開口部が下方に向くことから、内
部の電気部品が濡れる虞は皆無であり、また、機械室の
開口部を開放して、制御ボックスをサービス位置まで回
動させると、その開口部が側方に向いて内部の電気部品
をメンテナンスでき、このとき、庇体部にて電気部品に
雨滴が降りかかるのを確実に防止可能であり、その結
果、常に確実に雨滴による電気部品の誤動作を回避する
ことができ、しかも、このサービス位置では制御ボック
スが機械室内から外部に突出して作業者により接近する
ため、無理な姿勢をとることなく容易にメンテナンスを
実施可能であり、保守性の低下を未然に防止できる。
【0040】請求項4の発明の空気調和装置の室外機
は、前記制御ボックスを、内部の電気部品の重量にてサ
ービス位置側に回動付勢したため、サービスパネルを開
放すると、制御ボックスが内部の電気部品の重量でサー
ビス位置まで回動し、また、サービスパネルを取り付け
ると、そのサービスパネルに押圧されて制御ボックスは
必然的に格納位置に回動し、いずれの場合でも制御ボッ
クスを手動で回動操作する必要がなく、その保守性を一
段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例である空気調和装置
の室外機の保護網の取付構造を示す図2のZ−Z線断面
図である。
【図2】図2は本発明の第一実施例である空気調和装置
の室外機を示す正面図である。
【図3】図3は本発明の第二実施例である空気調和装置
の室外機の保護網の取付構造を示す断面図である。
【図4】図4は本発明の第三実施例である空気調和装置
の室外機を示す断面図である。
【図5】図5は本発明の第四実施例である空気調和装置
の室外機の格納位置の制御ボックスを示す断面図であ
る。
【図6】図6は従来の空気調和装置の室外機を示す斜視
図である。
【図7】図7は従来の空気調和装置の室外機の熱交換器
と保護網を示す図6のX−X線断面図である。
【図8】図8は従来の空気調和装置の室外機の保護網の
取付構造を示す図7のY−Y線断面図である。
【図9】図9は従来の別の空気調和装置の室外機を示す
断面図である。
【符号の説明】
2 熱交換器 2a 冷媒パイプ 12 機械室 12a 開口部 14 サービスパネル 16 電気部品 21 保護網 21a 金属線材 22 固定部 23,32 係合保持部 41,51 制御ボックス 41a,51a 開口部 41b,51b 庇体部
フロントページの続き (72)発明者 斉藤 理康 静岡県静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電 機エンジニアリング株式会社名古屋事業所 静岡支所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数段の冷媒パイプを備えた熱交換器
    と、 前記熱交換器の外面側に配設されて、金属線材からなる
    保護網と、 前記保護網の金属線材を前記熱交換器側に突出させて一
    体的に形成された固定部と、 前記固定部に一体的に形成されて、冷媒パイプに対し弾
    性をもって係合可能な係合保持部とを具備することを特
    徴とする空気調和装置の室外機。
  2. 【請求項2】 前記保護網の固定部に、隣合う冷媒パイ
    プにそれぞれ弾性をもって係合可能な一対の係合保持部
    を一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    空気調和装置の室外機。
  3. 【請求項3】 側方に開口する開口部をサービスパネル
    にて開放可能に閉鎖された機械室と、 内部に電気部品を収容して前記機械室の開口部の上縁に
    支持され、全体が機械室内に格納されて一側に形成され
    た開口部を下方に向ける格納位置と、ほぼ全体が機械室
    の開口部より外部に突出して開口部を側方に向けるサー
    ビス位置との2位置間を回動可能な制御ボックスと、 前記制御ボックスの開口部の上縁に設けられた庇体部と
    を具備することを特徴とする空気調和装置の室外機。
  4. 【請求項4】 前記制御ボックスは、内部の電気部品の
    重量にてサービス位置側に回動付勢されていることを特
    徴とする請求項3に記載の空気調和装置の室外機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001182695A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Japan Servo Co Ltd 軸流ファンのファンガード取付構造
JP2005273612A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Densei Lambda Kk ファンモータ取付具
JP2009030895A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Sanyo Electric Co Ltd 室外ユニット
WO2023176518A1 (ja) * 2022-03-18 2023-09-21 株式会社富士通ゼネラル ヒートポンプサイクル装置の室外機、及び、ヒートポンプサイクル装置

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