JPH05320194A - 組織に特異的なヒトニユーロンのカルシウムチヤンネルサブタイプおよびそれらの使用 - Google Patents

組織に特異的なヒトニユーロンのカルシウムチヤンネルサブタイプおよびそれらの使用

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JPH05320194A
JPH05320194A JP4103753A JP10375392A JPH05320194A JP H05320194 A JPH05320194 A JP H05320194A JP 4103753 A JP4103753 A JP 4103753A JP 10375392 A JP10375392 A JP 10375392A JP H05320194 A JPH05320194 A JP H05320194A
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ユルゲン・フランツ
Bernhard Dr Weingaertner
ベルンハルト・バインゲルトナー
Axel Dr Unterbeck
アクセル・ウンテルベツク
Peter Rae
ピーター・ラエ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組織に特異的なヒトニューロンのカルシウム
チャンネルサブタイプおよびそれらの使用。 【構成】 クローン化したヒトニューロンのカルシウム
チャンネル類、並びに該カルシウムチャンネルを用いた
カルシウムチャンネル拮抗剤の試験方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】カルシウムイオンは、全ての生物学的シス
テムにおいて多数の機能を有する。細胞のカルシウム恒
常性は、神経細胞の生理学に関して特に必須な役割を果
している。神経細胞の外では1mMであるのに対して、
細胞内のカルシウム濃度は約0.1μMである。この強
濃度勾配(10,000倍)は、主に、特定のカルシウ
ム拮抗剤によって遮断され得る電圧作動カルシウムチャ
ンネル(VOCC)によって調節されている。大脳虚血
(大脳の出血)中、この影響を受けた梗塞領域のニュー
ロンに関するカルシウム恒常性が相当に変化する。この
電圧依存カルシウムチャンネルは、長引いた膜脱分極に
より、開放状態で維持され、その結果として、カルシウ
ムイオンの多量流入が生じる。この過程中、細胞内カル
シウム濃度が1000倍にまで上昇する。このカルシウ
ム大過剰により、カルモジュリンとの結合が生じること
で、種々のカルシウム/カルモジュリン依存細胞酵素
系、例えばキナーゼ、プロテアーゼおよびホスホリパー
ゼが活性化される。これらの酵素系は、長期間活性化さ
れたとき一緒になって、神経細胞に不可逆的損傷をもた
らす。
【0002】大脳虚血中の神経保護に対する治療学的方
法は、多量のカルシウムが神経細胞に流入するのを可逆
的に遮断することである。従って、この電圧依存性ニュ
ーロンカルシウムチャンネルが適切な薬学的標的であ
る。VOCCは、種々の筋肉細胞(脈管の筋肉、心臓の
筋肉および骨格の筋肉)、ニューロン、並びに組織に特
異的な生理学的特性を有する分泌細胞、の中に存在して
いる。
【0003】電気生理学的調査(Tsien他、 1988、 Trend
s in Neurol. Sci. 11: 431-438)で、少なくとも3種
から成る異なる種類のVOCC(L−、N−およびT−
チャンネル)が存在していることが示唆された。1,4
−ジヒドロピリジン類(DHP)は、L型カルシウムチ
ャンネルの可能な遮断剤であり、これらは、筋肉細胞お
よびまた神経細胞の中に見いだされる。ラビットの骨格
筋肉ジヒドロピリジンレセプタが生化学的に特徴づけら
れ、そしてクローン化された(Tanabe他、 1987、 Nature
328: 313-318)。cDNAデータから誘導されたとこ
ろの、VOCCのこのα1サブユニットの主要配列は、
5個のN−グリコシル化部位と7個の可能な燐酸化部位
とを有する212kDのトランスメンブラン蛋白質に一
致している。この蛋白質は、互いに類似した4つのトラ
ンスメンブランドメインを含んでおり、これらのドメイ
ンの各々は、6個の推定α−螺旋の膜浸透セグメント
(S1〜S6)を有している。各場合共、各々のドメイ
ンの第四トランスメンブランセグメント(S4)は、正
電荷(Lys、Arg)を有する規則的パターンを含ん
でおり、これが該カルシウムチャンネルの電圧センサー
を形成し得る。このクローン化したα1サブユニットの
構造は、DHPに敏感なカルシウムチャンネルのイオン
伝導性電圧制御単位に一致している。
【0004】クローン化したコイ骨格筋肉DHP−Rの
cDNAクローン(Grabner他、 1991、 Proc. Natl. Ac
a. Sci. (USA) 88:727-731)を雑種形成用プローブとし
て用いることで、ニューロンから、関係したヒトカルシ
ウムチャンネルを単離し、そしてそれらの特徴づけを行
った。このクローン化方策により、ヒトニューロンのc
DNAライブラリーから得られる数多くの種々の相同性
cDNAクローンを単離しそして特徴づけすることが可
能となり、そして我々は、種々のカルシウムチャンネル
サブタイプがヒトの中枢神経系に存在している、ことに
対する明確な証拠を得た。更に一層のニューロンサブタ
イプは、今日までそれ用のいかなるリガンド(作動剤、
拮抗剤)も開示されていないところの、新規なレセプタ
部位を有している。このクローン化されたカルシウムチ
ャンネルのサブタイプは、形質転換した動物細胞(例え
ばcos細胞、マウスL細胞、CHO細胞など)内で発現すべ
きものであり(Gluzman、 1981、 Cell 23:175およびChen
他、 1987、 Mol. Cell. Biol. 7:2745-2752)、そしてこ
れらは、新規でサブタイプに特異的なリガンドをスクリ
ーニングするための結合分析および/または機能試験分
析で用いられる。これには、適切な真核発現ベクター中
への、種々のカルシウムチャンネルサブタイプ(心臓チ
ャンネル、脈管チャンネルおよび骨格筋肉チャンネルを
含む)の完全もしくは部分的cDNA遺伝子のクローン
化を伴う(Sambrook他著、「分子クローン化、実験室マ
ニュアル」(Molecular Cloning, A laboratory manua
l)Chris Nolan編集、 Cold Spring Harbor Laboratory
Press、 New York、 N.Y.、 1989)。蛋白質の発現は、相
同性を示す調節要素(プロモーターおよびエンハンサ
ー)か、或は公知のエンハンサーおよびRNAプロセシ
ングシグナル(キャッピング、ポリA)との組み合わせ
における、非相同性を示すプロモーター(ウイルス性、
例えばSV40、BPV、CMVなど、或は誘発性、例
えばメタロチオニン、cAMP、カルシウム、温度な
ど)のどちらかで制御される。
【0005】更に本発明は、これらの組換え型細胞系を
用いた機能的カルシウムフラックス分析法を開発するこ
とを意図したものであり、これを補助として用いること
で、特異的リガンドに関して、それらが有する作動もし
くは拮抗効果が試験できる。通常の分析方法と比較した
ときの該組換え体分析方法の特徴および主要利点(大脳
膜調製、細胞系)は、該レセプタ/チャンネル調製の純
度に在る、と言うのは、これは排他的に、いかなる所望
の数でも、移入した動物細胞の表面上に存在していると
ころの、組換え型発現したニューロンカルシウムチャン
ネルサブタイプであるからである。これは、非ニューロ
ン組織型のカルシウムチャンネルに影響を与えない特異
的ニューロンカルシウムチャンネルのリガンドを選択す
るための必須条件である。
【0006】以下の章で、上述した組換え体スクリーニ
ング分析法の使用に関するいくつかの例を挙げる。
【0007】1. レセプタ結合分析 ヒトカルシウムチャンネルのサブタイプで形質転換した
動物細胞(例:上を参照)を培養し、そしてこれらを、
膜調製で使用する。競合分析で新規なリガンドをスクリ
ーニングするため、これらの膜調製物を、種々の放射能
標識物質の組(実施例1〜5)を用いた結合試験で使用
する。公知のカルシウムチャンネル結合物質の例には次
のものがある: 1.フェニルアルキルアミン類、2.ベンゾチアゼピン
類、3.ジヒドロピリジン類、4.ビスフェニルブチル
ピペリジン類、5.オメガ−コノトキシン類。
【0008】2. 45カルシウムフラックス分析 ヒトカルシウムチャンネルのサブタイプで形質転換した
培養細胞の細胞膜(上を参照)を、カリウムイオンまた
はアルカロイド類、例えばベラトリジンなどで脱分極す
る。膜脱分極により、カルシウムチャンネルが開き、そ
の結果として、カルシウムイオンが該細胞に流入する。
この電圧依存カルシウム流入を、放射能標識したカルシ
ウム(45Ca)(例えば、Messing他、 1985、 J. Phar
macologyand Exp. Therapeutics 235:407-411)で測定
し、そしてこれを、カルシウムチャンネルの拮抗剤もし
くは作動剤の機能試験/スクリーニングのために用い
る。 3. フラ−2試験 該カルシウムチャンネルが開きそして遮断された後の細
胞内カルシウム濃度を測定するため(例えば、Rosario
他、 1989、 Neurosci. 29、 735-747)、カルシウムに敏
感な蛍光染料(例えばフラ−2またはフルオロ−3)の
存在下で、ヒトカルシウムチャンネルを発現する動物細
胞(上を参照)を用いる。細胞内カルシウム濃度の変化
を蛍光定量法(分光光度法)で測定する。この組換え型
細胞系を、サブタイプに特異的なカルシウムチャンネル
のリガンド(作動剤および拮抗剤)を見つけ出すための
機能試験で用いる。
【0009】4. 電気生理学 膜脱分極によって生じるカルシウムフラックスを電気生
理学的に測定する(例えば、Carbone他、 1990、 Pfluege
rs Arch.、 416: 170-179)。該組換え型動物細胞系(上
を参照)を補助として用いることで、ヒトカルシウムチ
ャンネル類を、可能性のあるカルシウムチャンネル拮抗
剤もしくは作動剤の効果を直接物理的に測定しそして薬
理学的特徴づけを行うために用いる。
【0010】5. 間接的測定方法 細胞内カルシウムイオン濃度によって数多くの細胞過程
が制御されている(例えば、レセプタを介在するシグナ
ル伝達、種々の酵素反応、例えば燐酸化反応、脱燐酸化
反応、神経伝達物質の放出、カルシウム依存遺伝子の調
節など)。これらの生化学的反応のいくつかを、特異的
分析で測定する。従って、細胞内のカルシウム依存過程
に対するカルシウムチャンネル調節因子の効果を間接的
に(生理学的に)評価するため、組換え型カルシウムチ
ャンネル発現細胞系を使用する(例えば、Zernig他、 19
86、 Eur. J. Pharmacol. 128、 221-229)。
【0011】更に、標的となる変異誘発によって導入さ
れる変化、例えば種々のカルシウムチャンネルサブタイ
プのDNAセグメントに関する点変異、挿入、欠失、変
更などにより、評価すべき生理学的過程に対する直接的
効果が可能になる(例えば、YoolおよびSchwarz、 1991、
Nature 349: 700-704)。
【0012】1. cDNA方法/バンク 相同性スクリーニングを用いてヒトニューロンのカルシ
ウムチャンネルを単離する目的で、下記の市販cDNA
ライブラリーを用いた。
【0013】a) ヒト神経芽細胞腫細胞系からのcD
NAライブラリー ベクター: ラムダ gt10 入手先: Clontech Laboratories, Inc. Palo Alto、 CA. USA: (Cat. No. HL 1007a) b) ヒト海馬からのcDNAライブラリー ベクター: ラムダ ZAPII 入手先: Stratagene Inc.、 La Jolla、 CA. US
A: (Cat. No. 936205) c) ヒト側頭皮質からのcDNAライブラリー ベクター: ラムダ ZAPII 入手先: Stratagene Inc.、 La Jolla、 CA. US
A: (Cat. No. 935205) d) ヒト視覚皮質からのcDNAライブラリー ベクター: ラムダ gt10 入手先: Clontech Laboratories, Inc. Palo Alto、 CA. USA: (Cat. No. HL 1081a) e) ヒト前頭皮質からのcDNAライブラリー ベクター: ラムダ ZAPII 入手先: Stratagene Inc.、 La Jolla、 CA. US
A: (Cat. No. 935205)2. cDNAライブラリーのスクリーニング 2.1 cDNAライブラリーのプレーティングおよび
ニトロセルロースフィルターの処理 製造業者の指示に従うか、或はSambrook他の方法、1989
(Molecular Cloning、A laboratory manual、 Chris Nol
an編集、 Cold Spring Harbor Laboratory Press、 New Y
ork、 N.Y.)を用いて、cDNAライブラリーのプレー
ティングおよびニトロセルロースフィルターの処理を行
った。
【0014】2.2 雑種形成用プローブ 使用した雑種形成用プローブは、5’および3’非翻訳
領域を含む、コイ(Cyprinus carpio)骨格筋肉カルシ
ウムチャンネルのα1サブユニット(SU)のコード化
領域全体を含んでいるところの、長さが6.1kbのc
DNAクローン(図1)であった(Grabner他、 1990、 P
roc. Natl. Acad. Sci. (USA)、 88: 727-731)。このク
ローンの以下に示す部分を、相同性スクリーニング(図
1)のために用いた: −全体cDNAクローン(6.1kb) −サブフラグメント1,336 −サブフラグメント1,509 −サブフラグメント1,247。
【0015】cDNAバンクに関する更に一層のスクリ
ーニングのため、ヒトカルシウムチャンネルcDNAク
ローンの下記フラグメントを用いた: −クローンp 1247-9.1.1.2の挿入断片(811 bp) −クローンp 1247-14.1.1.1のサブフラグメント(EcoRI
-KpnI; 205 bp) −クローンp 1247-5.1.2.1.1のサブフラグメント(EcoR
I-SacI; 710 bp) −クローンpCA 33の挿入断片(684 bp) −クローンpCA 3のサブフラグメント(EcoRI-EcoRI、 64
0 bp; PstI-PstI、 198 bp; PstI-Pst、 600 bp) 2.3 放射能を示すDNA前駆体を用いたDNAフラ
グメントの標識 二本鎖DNAフラグメントを標識するため、市販の「ラ
ンダム開始標識用キット」(Ramdom Primed Labeling K
it)(Boehringer Mannheim GmbH、 Post Box 310120、 D
-6800 Mannheim; Cat. No. 1004 760)に関連した標準
プロトコル(Sambrook他、 1989、 Molecular Cloning、 A
laboratory manual、 Chris Nolan編集、Cold Spring Ha
rbor Laboratory Press、 New York、 N.Y.)を用いた。
【0016】2.4 雑種形成および洗浄のための条件 42℃の30%ホルムアミド、5xDenhardt溶液、5x
SSC中の放射能標識cDNAフラグメントを用いて、
ニトロセルロースフィルターを一晩雑種形成した後、下
記のように洗浄した: −室温の2xSSC、0.05%SDS中、2x20分
間 −45℃の0.2xSSC、0.2%SDS中、2x2
0分間 −室温の0.2xSSC中、1x20分間。
【0017】増感紙を用い、−80℃で種々の時間、こ
れらのフィルターにコダックX-OMATAR X線フィルムを
暴露した。
【0018】3. ラムダファージの単離:cDNA挿
入断片のサブクローニングおよび配列決定 3.1 ラムダgt10からのcDNA挿入断片 ラムダ−ファージDNAを単離した後、EcoRIで開裂
し、pUC誘導体(pT7T318U:Pharmacia製造)中でこ
れらのcDNA挿入断片をサブクローン化し、そしてそ
の後、Sequenase(USB、 Cleveland、 Ohio、 USA製造)を
用いたSangerのジデオキシ末端方法(Sanger他、 1977、
Proc. Natl. Acad. Sci. USA、 74:5463-5467)を用いて
ヌクレオチド配列を測定した。
【0019】3.2 ラムダZAPIIからのcDNA挿入
断片 3.2.1 ラムダファージからの完全cDNA挿入断
片の切除、並びにプラスミドへのこれらの断片の導入 陽性のラムダ−ZAPIIファージから得られるcDNA挿
入断片を、f1誘導ヘルパーファージを用い、製造業者
(Stratagene)のプロトコルに従って切除した後、プラ
スミド形態に変換した。
【0020】3.2.2 単離したcDNA挿入断片の
サイズ測定および配列決定分析 組換え型pBluescriptプラスミド(Sambrook J.他、 198
9、 Molecular Cloning、A laboratory manual、 Chris No
lan編集、 Cold Spring Harbor Laboratory Press、 New
York、 N.Y.)を有するXL1-Blue細胞からプラスミドDN
Aを調製した後、このDNAの0.5μg一定分量を、
制限酵素EcoRIで処理した。この挿入したcDNAの全
長は、生じてくるDNAフラグメントの数および大きさ
から計算できる。存在するcDNAのヌクレオチド配列
を、Sequenase(USB、 Cleveland、Ohio、 USA製造)を用
いたSangerの方法により、二本鎖DNAに対して測定し
た。
【0021】4. 今日までに単離されたヒトニューロ
ンカルシウムチャンネルcDNAクローンの記述 今日までに下記のcDNAクローンを単離し、そしてこ
れらを、他の公知のカルシウムチャンネル配列(例えば
ラビットの骨格筋肉から得られるカルシウムチャンネル
ヌクレオチド配列(Tanabe他、 Nature 328、 313-318);
ヌクレオチドもしくはアミノ酸に対する番号の割り当て
は、EMBLデータバンクにおける番号の割り当てに類似し
ている)と、DNAおよびアミノ酸配列に関して比較す
ることにより、カルシウムチャンネルとして同定した。
【0022】同一ヌクレオチド配列を用いた重なりカル
シウムチャンネルcDNAサブクローンの組み合わせ 同一の重なり配列を有するcDNAサブクローンを、適
切な制限開裂部位によって組み合わせることで、特定の
カルシウムチャンネルサブタイプをコード化するところ
の、完全もしくは部分的cDNAクローンを生じさせ
る。このcDNA遺伝子を、真核発現ベクターにより、
哺乳動物細胞中で発現させ、そしてこれを、実施例項1
〜3に記述する分析で用いた。
【0023】1. pCA33: 長さ:683個のヌクレオチド、位置AA 1,000
〜1,230(3’追加的3AA);IIIs6からの
第三ドメインから第四ドメインIVs3に至る配列から成
る。
【0024】2. p1247-5.1.2.1.1: 長さ:約4,919bp;位置AA343からコード化
領域の末端;従って、ドメインI後の完全遺伝子を含
む。
【0025】3. p1247-9.1.2: 長さ811bp;位置AA1,115〜1,390、従
って全体のドメインIV(s1〜s6)および両側に側
面を接する配列を包含する。
【0026】4. p1247-10.1.1.1: 長さ1,354bp;位置AA1,050〜1,51
2、従って第三ドメインの端(IIIs6)、全体のド
メインIV、そしてC末端を接する約130個のAAを
含み、これらは、この蛋白質の最終細胞質部分の一部で
ある。
【0027】5. p1247-14.1.1: 長さ:5,438bp;位置AA967〜1,327。
このクローンは大きく(位置1〜3,238)クローン
pR14-5.3.3.1.(位置2,988〜4,232)に重な
っている。これらの2つのクローンは、重なり部分に関
してほとんど同一である。pR14-5.3.3.1.との相違は、
下記である(pR14-5.3.3.1中のヌクレオチドおよび位置
は、各場合共、括弧内に示してある): (1)位置520中のシトシン(T:3,507):誘
導した蛋白質配列には変化無し。
【0028】(2)位置775中のシトシン(G:3,
768):誘導した蛋白質配列には変化無し。
【0029】(3)位置1,617中のシトシン(T:
4,611)。
【0030】(4)位置2,360中のアデノシン
(G:5,353)。
【0031】(5)位置708で6個のヌクレオチド欠
失(CGGAAA:3,695〜3,700)。
【0032】(6)位置1,030でアデノシン残基欠
失;pR14-5.3.3.1と比較したとき、これは、読み枠シフ
トを生じ、その結果として停止コドンが、位置1,02
8〜1,030に在る誘導された蛋白質を停止させる。
【0033】(7)位置3,240から後、pR14-5.3.
3.1中には存在していない3’非翻訳領域の、更に2,
199個のヌクレオチドが存在している。これに続い
て、ポリアデニレートテールの一部が存在している。
【0034】クローンp1247-14.1.1.1とpR14-5.3.3.1と
の高い類似性により、位置1,013に在るヌクレオチ
ドの欠失はcDNA合成における人為産物である。
【0035】6. pR9112-4.1.1: 長さ約1,722bp;位置AA1,223〜1,87
0;従ってこのクローンは、s4から後、第四ドメイン
のC末端部分、そしてこの蛋白質の実際上のC末端に対
する完全なコード化配列を含んでいる。このクローン
は、クローン1247-9.1.1.2の重なり配列とほとんど同じ
である。pR9112-4.1.1.1およびpR9112-2.1.1.1の配列は
本質的に同じであり(今日までに配列決定された重なり
の1,464個のヌクレオチド中1bpの差);そして
これらのクローンは、恐らくは、同じmRNAの重なり
cDNAクローンである。
【0036】7. pR9112-10.1.1.1: 長さ2,049bp;位置AA991〜1,650。こ
のクローンは、ドメインIIIの一部(s6)、第四ド
メイン全体、そしてこの蛋白質のC末端細胞質部分の一
部、をコード化するcDNA配列を含んでいる。クロー
ンpR9112-10.1.1.1は、57bp挿入断片(1,454
〜1,510)だけ、pR9112-2.1.1.1およびpR9112-4.
1.1.1とは異なっている。この挿入断片は、両端にスプ
ライシング共通配列を有しており、従ってこのことは、
この代替スプライシングがその差の原因になっているこ
とを示唆している。
【0037】8. pR9112-12.1.1.1: 長さ997bp;位置AA1,509まで。このcDN
Aクローンの配列は、クローンp1247-14.1.1.1のそれ
とほとんど同じである。このクローンの5’末端は、ク
ローニング人為産物として追加的に、約250bpのミ
トコンドリアDNAと、39bpのポリ(A)部分を含
んでいる。
【0038】9. pR9112-2.1.1.1: 長さ1,471bp;cDNAクローンpR9112-4.1.1.1
と同様。このクローンは、IVs3−4から後、この蛋
白質の実際上のC末端までのコード化領域全体、そして
また、約500bpの、該mRNAの3’非翻訳領域、
を含んでいる。
【0039】10. pRR5-8: 長さ2,655bp;このクローンは、5’末端に在る
235bpの非翻訳配列に続いて、ATG開始コドン
(位置236〜238)を含んでいる。この開始コドン
から、このクローンの3’末端に向かってオープン読み
枠が広がっている。そこから誘導される蛋白質は、カル
シウムチャンネルcDNA遺伝子の実際上のN末端から
始まって、ドメインIおよびII、並びにドメインII
とIIIの間に在る細胞内ループの一部を含んでいる。
位置1,318から3’末端に向かって、このクローン
はクローンp1247-5.1.2.1.1と重なっている。この2つ
のクローンは、例えば共有するXhoI開裂部位(pRR5-8の
場合、位置1,506〜1,511)で、互いに結合し
て、細胞質N末端に加えて、ドメインI〜IVおよびこ
のカルシウムチャンネルの隣接する細胞質C末端領域、
をコード化するcDNAを生じさせる。
【0040】11. pR14-5.3.3.1: 長さ:6,232bp;位置AA358からカルシウム
チャンネルのC末端まで。このクローンは、5’末端
に、ヒトAlu繰り返し配列に対して85%の相同性を
示しそしてcDNAクローニング中に残りの5,980
bpのカルシウムチャンネルcDNAと人工的に結合さ
せられたところの、252bpを含んでいる。このカル
シウムチャンネルをコード化するcDNAストランドの
オープン読み枠は、1,931AAをコード化し、そし
てこれは、ドメインII〜IV、およびこのカルシウム
チャンネルのC末端細胞質部分を含む。これに続いて、
位置6,215〜6,220に在るポリアデニレート化
シグナルを含む187bpの3’非翻訳領域が在り、そ
してポリ−Aテール(44アデノシン残基)で終結す
る。
【0041】12. pCA3 長さ2,837bp;内部EcoRI開裂部位(2個のサブ
フラグメント:2,197bp、640bp)を有す
る。このcDNAクローンの5’末端はドメインIIと
IIIの間に位置しており、そして3’末端はAA1,
622に在る。このクローンは、完全ドメインIIIと
IV、並びにC末端コード化配列の一部を包含してい
る。このcDNAクローンの5’末端は、830bpの
長さに渡って、クローンpCA9.3の3’末端と重なってい
る。両方のcDNAクローンは671bpに渡って同一
であるが、クローンpCA3の5’末端の第一159bpの
みが、クローンpCA9.3の相当する部分に対して相同性を
示していない(図2、影を付けた部分)。クローンpCA3
とpCA9.3は、重なり領域中の共通Pm1I制限開裂部位を通
して結合できる。
【0042】13. pCA9.3 長さ1,857bp;このcDNAクローンの5’末端
はドメインI(AA337)の直後で開始し、3’末端
はAA922に在り、そしてこのcDNAクローンは、
ドメインIIIの第四トランスメンブラン領域(III
S4)に向かいそしてそれを含んでいる第二細胞質部分
(ドメインIとIIの間)の配列を包含している。
【0043】14. p1247-4.2.1.1: 長さ920bp;ラビットの骨格筋肉α1サブユニット
(ドメインIVs3〜IVs6)の位置AA1,178
〜1,496。クローンp1247-4.2.1.1の配列は、クロー
ンp1247-10.1.1.1の配列の範囲内に完全に含まれてい
る。両方のクローンは、クローン1247-4中の6個の塩基
対から成る挿入断片(位置88〜93)を除いて同じで
あり、そして更に2つの塩基交換が在る。
【0044】15. pRR5-6cort 長さ1,424bp;位置AA25〜458。このクロ
ーンは、5’末端に、位置60に在る推定スプライスの
ドナー部位を含んでおり、このことは、最初の60個の
ヌクレオチドはイントロン配列を代表している可能性が
あることを意味している。このカルシウムチャンネルコ
ード化領域(位置61から後)は、N末端の細胞質領域
の一部、並びにドメインI全体とドメインIIの第一膜
浸透領域(S1)を包含している。
【0045】16. pR5-4cort 長さ910bp;位置AA09〜713。このクローン
は、これの5’末端に、クローンpR5-6cortの3’末端
に対して151bpの重なりを有している(151bp
に渡って100%の同一性)。従って、これらの2つの
クローンは、独立して、単一mRNAのクローン化され
たcDNA部分を表しており、そしてこれらは、例えば
共有するStu I制限開裂部位を通して互いに結合でき
る。
【0046】17. pRR14-35(このクローンの5’末
端) 長さ約3,400bp(これの1,100bpを今日ま
でに配列決定した);位置:このクローンの5’末端は
AA257に在り、従ってドメインIの膜通路S5とS
6の間に在る。配列決定した領域の中には、このクロー
ンとpRR14-5.3.3.1との間に、配列が同一の重なりが在
る(位置253〜964)。従って、これらの2つのク
ローンpRR14-35とpRR14-5.3.3.1は、mRNAに関する
独立してクローン化された2個のcDNAフラグメント
であると見なすことができる。クローンpRR14-35は、pR
R14-5.3.3.1中に含まれているカルシウムチャンネルc
DNAの5’末端に129AAを加え、従ってこのクロ
ーンの5’末端に人工的に存在させたAlu繰り返し配
列を削除している。これらの2つのクローンは、連結Bg
l II制限開裂部位を通して互いに結合できる。
【0047】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0048】1. クローン化したヒトニューロンのカ
ルシウムチャンネル類。
【0049】2. 配列番号27980/1〜27980/17を有す
るクローン化したヒトニューロンのカルシウムチャンネ
ル類。
【0050】3. 第1項のカルシウムチャンネルを用
いたカルシウムチャンネル拮抗剤の試験方法。
【0051】4. 第2項のカルシウムチャンネル類の
1個以上を用いたカルシウムチャンネル拮抗剤の試験方
法。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の上の部分(A)は、コイの骨格筋肉カル
シウムチャンネルのcDNAを表すと共に、いくつかの
制限エンドヌクレアーゼのための開裂部位と、スクリー
ニング用プローブとして用いたサブフラグメントも示
す。下の部分(B)は、ヒトクローンp1247-5.1.2.1.1
およびp1247-14.1.1のDNAフラグメントを示してお
り、これらは、制限酵素EcoRI/SacIまたはEcoRI/KpnIを
用いて調製したものであり、そしてクローンp1247-9.1.
1.2のcDNA挿入断片全体(これはまたスクリーニン
グ用プローブとしても用いた)を示している。
【図2】図2の上の部分(A)は、ラビットの骨格筋肉
カルシウムチャンネルのα1サブユニットの図を示して
いる。ドメインは箱型で示し、そしてローマ数字で番号
を付ける。これらのドメインの中に、黒い箱型の形でト
ランスメンブラン領域を強調して示す。下の部分(B)
は、今日までに単離したヒトニューロンのカルシウムチ
ャンネルの一部を示し、そしてこれらを、それらの大き
さ、並びにラビット骨格筋肉カルシウムチャンネルの蛋
白質に対するそれらの相同性に従って配置する。
【図3】組織に特異的なヒトニューロンのカルシウムチ
ャンネルサブタイプのクローニングおよび発現の図、並
びに分析システムにおけるそれらの使用。カルシウムチ
ャンネルのサブタイプをコード化する完全cDNAを、
適切な制限開裂部位を用いた重なりラムダファージから
組み立て、そして真核発現ベクター中にクローン化し
た。適切な真核細胞を形質転換するために上記ベクター
を用い、そしてカルシウムチャンネルサブタイプの蛋白
質を発現する安定な細胞系を生じさせる。その後、これ
らの安定な細胞系を、上述したレセプタ結合分析で用い
る。このカルシウムチャンネルのコード化cDNA中に
導入する追加的変異は、構造/機能ドメインを同定する
ための補助を意図したものである。
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フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 D 8310−2J (C12N 15/12 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (72)発明者 アクセル・ウンテルベツク ドイツ連邦共和国デー5060ベルギツシユグ ラートバツハ2・ロメルシヤイダーヘーエ 3 (72)発明者 ピーター・ラエ アメリカ合衆国コネチカツト州06516ウエ ストヘブン・モーガンレイン400 マイル ス・インコーポレーテツド内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローン化したヒトニューロンのカルシ
    ウムチャンネル類。
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