JPH05319453A - 菓子の包装方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 食べ易くデザイン的にも楽しめる菓子の包装
方法を得たい。 【構成】 小粒でブロック化した菓子を複数単位で個包
装すると共にこれを多列化して更に外包装し、外包装側
に個包装単位でイージーオープン手段を設ける。 【効果】 イージーオープン手段により個包装単位でと
り出すことができるので、食べ易いばかりでなく、個包
装の多列化に際して色彩や配列に工夫を凝らすことによ
りデザイン的に楽しめる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、キャンデー、キャラメ
ル、ガム、チョコレート、和菓子、米菓、グミ等の包装
方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来における菓子の包装手段は、ある程
度の大きさを有するものを個包装するか、小粒の場合は
重量単位で箱や袋に入れたり、１０ヶ、２０ヶ単位で包
装する例が多い。

【０００３】又、味覚や色或いは種類の違うものを１粒
単位で個包装したのち、これらを一緒にして外包装する
例も多い。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】キャンデーのような菓
子類の場合、味や舌感の異なるものを同時に口中に入れ
て味わうと、これまた別の味覚が出ておいしく食べられ
る例も多い。このような際、従来であると個包装したも
のの中から自分で選び、いちいち個包装を解いて食べる
必要があり、不便であると共に必ずしも２ヶ或いは３ヶ
一緒に食べることを前提としてその大きさが決定されて
いる訳ではないため、量が多くなって食べにくかった
り、体裁が悪いと云った問題がある。又、最初に口に入
れた物の味が強く、口中で味の調和がとれないという問
題もある。

【０００５】そこで、ミックス味タイプのものも製品化
されているがこのようなミックスタイプでは夫々の味が
十分に活かされていないという問題がある。

【０００６】本発明者は、上記課題を解決する手段とし
て、小粒でブロック化された違った味の菓子を個包装す
ると共に更にこの個包装したものを多列化して外包装す
ることにより、違った味の菓子を同時に口の中に入れて
食べることができると共に食べ易い菓子の包装方法を提
案している（特願平３−１０５４３０号、同３−１４２
８７０号）。

【０００７】本発明の目的は、上記提案している菓子の
包装方法において、更に食べ易くすると共に商品形態を
多様化してデザイン的にも楽しめる包装方法を提案する
ことである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明に係る菓子の包装
方法は次のとおりである。

【０００９】小粒でブロック状に成型した菓子を複数単
位で個包装すると共にこの個包装したものを多列化して
更に外包装して成る菓子において、外包装に個包装単位
でイージーオープン手段を設ける菓子の包装方法。

【００１０】なお、イージーオープン手段はミシン目、
カットテープ、Ｖカット等任意である。

【００１１】個包装された違った味の菓子又は違った種
類又は違った色の菓子を規則正しく整列させて外包装し
たり、個包装ごとに菓子又は包装材の色彩を変化させた
りしてもよい。

【００１２】

【作用】菓子を食べる場合、イージーオープン手段を利
用して外包装を個包装単位で開封し、個包装単位でとり
出して食べることができる。個包装の手段は特に限定さ
れないが、キャラメル包装の如き手段でもよいし、菓子
によっては密封包装してもよい。この密封包装の場合に
は、個包装側にも任意のイージーオープン手段を設けて
もよい。

【００１３】

【実施例】図１は違った味の菓子であって、小粒にブロ
ック化されたものＡ、Ｂを２粒単位で個包装する直前を
示し、図２は個包装した状態である。

【００１４】図３、４は個包装１を多列化すると共に個
包装１において、更に夫々違った味又は種類又は色彩の
ものを多列化して外包装２した状態を示し、図３は個包
装が２ケ、図４は８ケの例である。

【００１５】３は外包装２に対して、個包装１ごとにと
り出しができるように入れられたミシン目である。な
お、個包装１を多列化する際、菓子Ａ、Ｂ或いは個包装
１の種類及び配列順序は問わない。したがって、外包装
２は、菓子の個性によって任意に行うことになる。又、
個包装１を中単位で中間包装し、更にこの中間包装され
たものを外包装してもよい。この際、外包装２のイージ
ーオープン手段は、中間包装単位となし、更に中間包装
には個包装単位でイージーオープン手段を設ける。

【００１６】

【発明の効果】本発明は以上のように、外包装側に個包
装ごとにとり出すことのできるイージーオープン手段を
設けたことにより、食べ易く、又必要に応じて分割して
携帯することができて便利であると共に味や色彩の違っ
た個包装を外包装したり、多列化に際してその配列に工
夫を凝らすことにより、デザイン的にも楽しめる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】個包装前の菓子の説明図。

【図２】個包装の説明図。

【図３】個包装２個単位で外包装した例の説明図。

【図４】個包装を多列化して外包装した例の説明図。

【符号の説明】

Ａ、Ｂ 菓子 １ 個包装 ２ 外包装

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 小粒でブロック状に成型した菓子を複数
   単位で個包装すると共にこの個包装したものを多列化し
   て更に外包装して成る菓子において、 外包装に個包装単位でイージーオープン手段を設ける菓
   子の包装方法。
2. 【請求項２】 イージーオープン手段がミシン目から成
   る請求項１記載の菓子の包装方法。
3. 【請求項３】 イージーオープン手段がカットテープか
   ら成る請求項１記載の菓子の包装方法。
4. 【請求項４】 イージーオープン手段がＶカットから成
   る請求項１記載の菓子の包装方法。
5. 【請求項５】 個包装された違った味又は種類又は色の
   菓子を規則正しく整列させて外包装する請求項１、２、
   ３、４記載の菓子の包装方法。
6. 【請求項６】 個包装ごとに菓子又は包装材の色彩を変
   化させる請求項１、２、３、４、５記載の菓子の包装方
   法。
7. 【請求項７】 個包装を中間包装し、更にこの中間包装
   を外包装する請求項１、２、３、４、５、６記載の菓子
   の包装方法。