JPH0531829U - 自動車用車輪の圧入型 - Google Patents

自動車用車輪の圧入型

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JPH0531829U
JPH0531829U JP8340491U JP8340491U JPH0531829U JP H0531829 U JPH0531829 U JP H0531829U JP 8340491 U JP8340491 U JP 8340491U JP 8340491 U JP8340491 U JP 8340491U JP H0531829 U JPH0531829 U JP H0531829U
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JP
Japan
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press
disc
rim
fitting
mold
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Pending
Application number
JP8340491U
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English (en)
Inventor
雄二 西
正広 上岡
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
Application filed by 金井 宏之 filed Critical 金井 宏之
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Publication of JPH0531829U publication Critical patent/JPH0531829U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リムにディスクを圧入する装置において、圧
入作業中のディスクの板厚を正確に、かつ自動的に全数
検査するようにする。 【構成】 リムとディスクを加圧する一対の上型と下型
を有する圧入型であって、上型と下型の少なくとも一方
に、他方との距離を測定する距離センサーを配置したこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用車輪を製造する工程の中で、リムにディスクを圧入する装 置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
リムとディスクが別工程で製造され、溶接によって一体に組み立てられる車輪 では、リムとディスクを所定のオフセットで組み合わせる工程、いわゆる圧入工 程の後に溶接が行なわれるものであり、この圧入工程では、従来、図2に示すよ うな圧入型が用いられていた(実開平3−37001号公報)。
【0003】 上記圧入型21はリム上型22、ディスク上型23、リム下型24及びディスク下型25 とで構成され、リム下型24にリムRを載置した後、リム上型22で押さえて位置決 めを行ない、ディスク下型25とディスク上型23でディスクDを挾持しながらディ スクDを押し上げて圧入を行なうものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
自動車用車輪は、適用車種ごとに必要な強度に応じて板厚や形状が設計される が、なかには形状がまったく同じて、ディスクの板厚だけが違うといった車輪が ある。このような車輪では特にディスクの在庫管理を厳しく行ない、識別刻印を チェックして誤組み付けを防止しているが、すべて人間の判断に頼っているため 完全に防止できるとは言えなかった。
【0005】 その上、上記従来の圧入型では、ディスクの板厚が異なっても同じように圧入 できるため、万一ディスクを誤使用した場合にも気づかないまま次工程へ流出し 、溶接を施してしまうという問題があった。溶接してしまった車輪は再利用でき ず廃棄処分となるため、多数のディスクを誤使用で流動した場合には大きな損失 となる可能性があった。 本考案は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなしたものであり、その目的と するところは、板厚を自動的に判別することによりディスクの誤使用を完全に防 止できる圧入型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の圧入型は、リムとディスクを加圧する一対 の上型と下型を有する圧入型において、上型と下型の少なくとも一方に、他方と の距離を測定する距離センサーを配置してなる。
【0007】
【作用】
圧入時の上型と下型の隙間は、ディスクの板厚によって変化する。また、この 隙間は上型と下型の少なくとも一方に距離センサーを配置することで、圧入作業 ごとに測定することができる。そこでまず正しいディスクを用いて圧入した時の 上型と下型の距離を基準値として設定し、圧入作業ごとに両金型間の距離を測定 して基準値と比較することにより、許容公差を越えるものがあればディスクの誤 使用であると判定できる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の1実施例を図面に基づいて説明する。 図1に示すように、プレスに取り付けて使用する圧入型1は上型2と下型3と からなる。
【0009】 上型2は、上ベース4に固定されたリム押さえ5及びディスク押さえホルダー 6と、ディスク押さえホルダー6に上下動自在に取り付けられ、コイルスプリン グ7によって下方へ付勢されたディスク押さえ8とで構成される。 一方、下型3は、下ベース9に固定されたリム受け10、ライナー11及びディス ク受け12と、リム受け10の外周部を上下動自在に配置されるリムリング13と、リ ムリング13を支持し、図示しないプレス側のクッションピンにより上方へ付勢さ れるリフターピン14とで構成される。
【0010】 さらにディスク受け12は、ディスクDの芯出しをするためのハブ穴ガイド15と 、ディスクDの周方向の位置決めをするためのボルト穴ガイド16を有しており、 また、ボルト穴ガイド16の同一円周上反対側にはセンサーホルダー17と渦電流式 変位センサー18とよりなる距離センサーが取り付けられている。 なお、19は渦電流式変位センサー18の出力を安定化するためのコントローラー であり、20は出力値の上限、下限を管理するためのデジタルメーターリレーであ る。
【0011】 次に、上記のように構成された自動車用車輪の圧入型の動作について説明する 。 圧入作業に先立って、ディスクの板厚が正確に規格値どおり仕上がったマスタ ーホイールをディスク受け12に載置して上型2を下降させると、ディスク押さえ 8がマスターディスクに当接した状態における渦電流式変位センサー18の測定値 がデジタルメーターリレー20に取り込まれ、これが基準値として設定される。 さらにこの基準値に許容公差が加減され、許容範囲としての上限値と下限値が設 定される。
【0012】 上記のようにして準備を終えた後に圧入作業が開始され、まずディスクDがデ ィスク受け12上に、またリムRが当初上昇位置にあるリムリング13上にそれぞれ 載置される。上型2を下降させると最初にリム押さえ5がリムRに当接し、リム R及びリムリング13を押し下げながら下降を続けて圧入が進む。次に、ディスク 押さえ8がディスクDに当接してさらにコイルスプリング7を押し縮めながら、 僅かに下降した後、リムRがリム受け10に当接して圧入が完了し、上型2が上昇 する。この間に上型2の下降限で測定された渦電流式変位センサー18からディス ク押さえ8までの距離がコントローラー19を介してデジタルメーターリレー20に 取り込まれており、その値が最初に設定した許容範囲に入っておれば圧入完了し た車輪は溶接工程へ送られる。
【0013】 上記の圧入作業を繰り返して次々に車輪が溶接工程へ送られるが、万一板厚違 いのディスクが混入していた場合には、渦電流式変位センサー18の測定値が許容 範囲外であることを判定したデジタルメーターリレー20がNGの信号を発し、即 座にラインが停止されるものである。 なお、圧入型の構造は上記実施例に限定されるものではなく、また距離センサ ーに渦電流式変位センサー以外のセンサーを用いることも可能である。
【0014】
【考案の効果】
本考案の圧入型は上記構成であるため、圧入作業中のディスクの板厚を正確に 、かつ自動的に全数検査することができる。 その結果、万一板厚違いのディスクが混入していても確実に発見することがで き、誤組み付けが完全に防止できる。
【0015】 しかも溶接前の発見によってリムやディスクをまったく無駄にせず済むので、 ディスク混入による損失を最少限に抑えることが可能であるという、優れた実用 的効果を有する考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動車用車輪の圧入型の断面図であ
る。
【図2】従来の圧入型の要部断面図である。
【符号の説明】
1 圧入型 2 上型 3 下型 4 上ベース 5 リム押さえ 6 ディスク押さえホルダー 7 コイルスプリング 8 ディスク押さえ 9 下ベース 10 リム受け 11 ライナー 12 ディスク受け 13 リムリング 14 リフターピン 15 ハブ穴ガイド 16 ボルト穴ガイド 17 センサーホルダー 18 渦電流式変位センサー 19 コントローラー 20 デジタルメーターリレー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムとディスクを加圧する一対の上型と
    下型を有する圧入型であって、上型と下型の少なくとも
    一方に、他方との距離を測定する距離センサーを配置し
    たことを特徴とする自動車用車輪の圧入型。
JP8340491U 1991-10-15 1991-10-15 自動車用車輪の圧入型 Pending JPH0531829U (ja)

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JP8340491U JPH0531829U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 自動車用車輪の圧入型

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JP8340491U JPH0531829U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 自動車用車輪の圧入型

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Publication Number Publication Date
JPH0531829U true JPH0531829U (ja) 1993-04-27

Family

ID=13801492

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JP8340491U Pending JPH0531829U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 自動車用車輪の圧入型

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JP (1) JPH0531829U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0706241A2 (en) 1994-10-06 1996-04-10 Japan Aviation Electronics Industry, Limited Zero insertion force connector for flexible circuit boards

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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