JPH053176B2 - - Google Patents
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- JPH053176B2 JPH053176B2 JP57064709A JP6470982A JPH053176B2 JP H053176 B2 JPH053176 B2 JP H053176B2 JP 57064709 A JP57064709 A JP 57064709A JP 6470982 A JP6470982 A JP 6470982A JP H053176 B2 JPH053176 B2 JP H053176B2
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- signal
- transmission
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L5/00—Arrangements affording multiple use of the transmission path
- H04L5/14—Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
- H04L5/1438—Negotiation of transmission parameters prior to communication
- H04L5/1446—Negotiation of transmission parameters prior to communication of transmission speed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はモデムを利用したデータ伝送システム
に係わり、特にフアクシミリデータの伝送に好適
なデータ伝送システムにおけるモデムトレイニン
グ方法に関する。
に係わり、特にフアクシミリデータの伝送に好適
なデータ伝送システムにおけるモデムトレイニン
グ方法に関する。
電話回線を通してフアクシミリ信号等のデータ
を伝送する場合、電話回線は本来アナログ信号で
ある音声信号を伝送するためのものであり、必ず
しもフアクシミリ信号等のデータを伝送するため
に最適化されたものではないことも一因となつ
て、遅延歪、減衰歪等の種々の回線品質の劣化が
発生する。
を伝送する場合、電話回線は本来アナログ信号で
ある音声信号を伝送するためのものであり、必ず
しもフアクシミリ信号等のデータを伝送するため
に最適化されたものではないことも一因となつ
て、遅延歪、減衰歪等の種々の回線品質の劣化が
発生する。
モデム(変復調装置)は、送信側では入力され
たフアクシミリ信号等のデータを変調して伝送路
の帯域に合つたスペクトルの信号に変換し、受信
側では受信された信号を復調して元のフアクシミ
リ信号等のデータに再生する装置であるが、回線
には種々の品質劣化要因があるので、モデムはこ
れらの回線の品質劣化を補償して元の信号を正し
く復調するために、データを伝送する前にモデム
トレイニングを行う必要がある。
たフアクシミリ信号等のデータを変調して伝送路
の帯域に合つたスペクトルの信号に変換し、受信
側では受信された信号を復調して元のフアクシミ
リ信号等のデータに再生する装置であるが、回線
には種々の品質劣化要因があるので、モデムはこ
れらの回線の品質劣化を補償して元の信号を正し
く復調するために、データを伝送する前にモデム
トレイニングを行う必要がある。
モデムトレイニングは、一定のテスト信号をモ
デムに送つて回線に生じた品質劣化を補償させる
操作を行わせるものであるが、CCITTは
9600bps,7200bps,4800bps,2400bpsの各伝送
速度について、それぞれトレイニングシーケンス
及びトレイニングに要する時間を予め一定に規定
している。
デムに送つて回線に生じた品質劣化を補償させる
操作を行わせるものであるが、CCITTは
9600bps,7200bps,4800bps,2400bpsの各伝送
速度について、それぞれトレイニングシーケンス
及びトレイニングに要する時間を予め一定に規定
している。
従つて、回線の劣化状態に対応してトレイニン
グ時間が短縮できないため、劣化が少なく回線特
性が比較的良好な伝送路についてはトレイニング
時間が長すぎ、全体的な情報伝送時間としては損
失が増大することになり、逆に劣化が多く回線特
性が悪い伝送路については、トレイニング時間が
もう少し長ければトレイニングに成功する場合
も、トレイニング時間が一定に規定されているた
め、その一定時間にトレイニングに成功できない
ため、その伝送速度における伝送を放棄し、それ
よりも低い伝送速度でデータ伝送を行わねばなら
なくなり、やはり情報伝送時間としては損失が増
大するという不都合があつた。
グ時間が短縮できないため、劣化が少なく回線特
性が比較的良好な伝送路についてはトレイニング
時間が長すぎ、全体的な情報伝送時間としては損
失が増大することになり、逆に劣化が多く回線特
性が悪い伝送路については、トレイニング時間が
もう少し長ければトレイニングに成功する場合
も、トレイニング時間が一定に規定されているた
め、その一定時間にトレイニングに成功できない
ため、その伝送速度における伝送を放棄し、それ
よりも低い伝送速度でデータ伝送を行わねばなら
なくなり、やはり情報伝送時間としては損失が増
大するという不都合があつた。
本発明は従来のトレイニング方式の欠点を除去
し、情報伝送時間の損失を減少させてデータ伝送
量を増加することのできるモデムトレイニング方
法を提供することを目的とする。
し、情報伝送時間の損失を減少させてデータ伝送
量を増加することのできるモデムトレイニング方
法を提供することを目的とする。
このため、本発明は回線の品質、特性に応じて
トレイニング時間を可変にすること、即ち、劣化
が少く回線特性が良好な場合はトレイニング時間
を短くし、回線特性が悪い場合はトレイニング時
間を長くすることによりトレイニングを成功さ
せ、情報伝送時間の損失を少なくし、データ伝送
量を増加させることを特徴とする。
トレイニング時間を可変にすること、即ち、劣化
が少く回線特性が良好な場合はトレイニング時間
を短くし、回線特性が悪い場合はトレイニング時
間を長くすることによりトレイニングを成功さ
せ、情報伝送時間の損失を少なくし、データ伝送
量を増加させることを特徴とする。
以下、本発明を図面を参照して説明する。
先ず、本発明の具体的な実施例を説明する前
に、その概要を第1図乃至第3図によつて説明す
る。モデムトレイニングは、データ受信のために
必要な準備作業を復調器に行わせるもので、各伝
送速度によつて異なるが、主要な内容は次の三項
目である。
に、その概要を第1図乃至第3図によつて説明す
る。モデムトレイニングは、データ受信のために
必要な準備作業を復調器に行わせるもので、各伝
送速度によつて異なるが、主要な内容は次の三項
目である。
(1) タイミング再生動作の確立即ちタイミングパ
ルスの再生と同期確立を行うこと。
ルスの再生と同期確立を行うこと。
(2) キヤリア再生動作の確立即ち同期検波用のキ
ヤリア再生を行うこと。
ヤリア再生を行うこと。
(3) 自動等化器の補正動作の確立即ち入力データ
を整形し、回線の歪により発生した符号間干渉
を補償すること。
を整形し、回線の歪により発生した符号間干渉
を補償すること。
このうち、モデムトレイニングが成功するか否
かを最も左右するのは自動等化器の補正動作の確
立である。
かを最も左右するのは自動等化器の補正動作の確
立である。
第1図は自動等化器の補正動作の説明図、第2
図は自動等化器の原理図である。送信側から第1
図aで示すように、一定間隔Tのパルス符号から
なるデータが受信側に伝送されると、回線に伝送
歪がない場合は、回線の帯域幅が比較的狭いため
各パルスは第1図bのようになる。(第1図bは
パルスP0についての波形Aのみ示す。)各波形は
それぞれのタイミング時点において、それぞれの
パルス振幅値に比例した振幅を有するが、他のパ
ルスのタイミング時点では全て振幅が零となる。
例えば、パルスP0はt0においてのみ有限値をと
り、その他のタイミング時点t1,t2…t-1,t-2…
では全て振幅は零となる。従つて、時点t0,t1,
t2…t-1,t-2…でサンプリングすれば、正しく元
のパルス符号P0,P1,P2…P-1,P-2…が復調さ
れることになる。しかしながら、回線から伝送歪
を受けると、第1図cに示すように、受信波形に
歪が生じ、このためt0以外のタイミング時点にお
いてもパルスP0成分が存在することになる。他
のパルスP1,P2…に関しても同様に他のパルス
のタイミング時点に出力を発生する。従つて、時
点t0でサンプリングするとパルスP0成分の他に
P1,P2…P-1,P-2…の成分が混入すること即ち
符号間干渉が生じることになる。自動等化器は、
このように回線から受けた伝送歪を自動的に補正
して符号間干渉をなくするようにするものであ
る。
図は自動等化器の原理図である。送信側から第1
図aで示すように、一定間隔Tのパルス符号から
なるデータが受信側に伝送されると、回線に伝送
歪がない場合は、回線の帯域幅が比較的狭いため
各パルスは第1図bのようになる。(第1図bは
パルスP0についての波形Aのみ示す。)各波形は
それぞれのタイミング時点において、それぞれの
パルス振幅値に比例した振幅を有するが、他のパ
ルスのタイミング時点では全て振幅が零となる。
例えば、パルスP0はt0においてのみ有限値をと
り、その他のタイミング時点t1,t2…t-1,t-2…
では全て振幅は零となる。従つて、時点t0,t1,
t2…t-1,t-2…でサンプリングすれば、正しく元
のパルス符号P0,P1,P2…P-1,P-2…が復調さ
れることになる。しかしながら、回線から伝送歪
を受けると、第1図cに示すように、受信波形に
歪が生じ、このためt0以外のタイミング時点にお
いてもパルスP0成分が存在することになる。他
のパルスP1,P2…に関しても同様に他のパルス
のタイミング時点に出力を発生する。従つて、時
点t0でサンプリングするとパルスP0成分の他に
P1,P2…P-1,P-2…の成分が混入すること即ち
符号間干渉が生じることになる。自動等化器は、
このように回線から受けた伝送歪を自動的に補正
して符号間干渉をなくするようにするものであ
る。
第2図において、Fは遅延時間Tを有する複数
個の遅延線D1〜Doからなるタツプ付遅延回路、
M0〜Moは倍率器、Σは合成回路である。この構
成において、倍率器M0の出力(第1図c,dの
B)とこれを時間Tだけ遅延した倍率器M1の出
力(第1図dのC)を合成するに際し、倍率器
M0とM1の値を調整すれば、第1図dに示すよう
に、時点t1において波形BとCを等振幅で逆位相
にすることができる。そうすると、合成波形は時
点t1において零となるので時間t1における符号間
干渉は除去される。
個の遅延線D1〜Doからなるタツプ付遅延回路、
M0〜Moは倍率器、Σは合成回路である。この構
成において、倍率器M0の出力(第1図c,dの
B)とこれを時間Tだけ遅延した倍率器M1の出
力(第1図dのC)を合成するに際し、倍率器
M0とM1の値を調整すれば、第1図dに示すよう
に、時点t1において波形BとCを等振幅で逆位相
にすることができる。そうすると、合成波形は時
点t1において零となるので時間t1における符号間
干渉は除去される。
次に、2Tだけ遅延した出力を加算し、倍率器
M2の値と共に倍率器M0,M1の値を調整すれば、
合成波形を時点t1およびt2において零にすること
ができる。倍率器M2の出力を加算すると新たに
時点t1に微小出力が混入するので、この成分を打
消すために、M2と共にM0,M1を調整すること
が必要になる。
M2の値と共に倍率器M0,M1の値を調整すれば、
合成波形を時点t1およびt2において零にすること
ができる。倍率器M2の出力を加算すると新たに
時点t1に微小出力が混入するので、この成分を打
消すために、M2と共にM0,M1を調整すること
が必要になる。
以下同様にして、倍率器M0〜Moの倍率値を調
整しながらその出力を合成器Σで合成すれば、時
点t1,t2,t3…t-1,t-2,…における合成波形の振
幅を零にすることができる。nを限りなく多くす
れば、理論上、収斂条件を満足するかぎり伝送歪
を受けても符号間干渉がなくなるように補償する
ことができる。しかし、そのためには無限時間が
要求されるので、符号間干渉量が実用上無視でき
る程度となるnの値が設定される。
整しながらその出力を合成器Σで合成すれば、時
点t1,t2,t3…t-1,t-2,…における合成波形の振
幅を零にすることができる。nを限りなく多くす
れば、理論上、収斂条件を満足するかぎり伝送歪
を受けても符号間干渉がなくなるように補償する
ことができる。しかし、そのためには無限時間が
要求されるので、符号間干渉量が実用上無視でき
る程度となるnの値が設定される。
この補正操作は倍率器M0〜Moの調整が相互に
関連しているので、手動で行うとすれば大変な時
間を要するので、これを自動化したのが自動等化
器で、これにより自動等化操作を高速化、標準化
することができる。しかし、回線特性が悪くなる
程、自動等化器の補正操作に要する時間およびタ
イミング再生、キヤリア再生に要する時間が多く
なり、回線特性とトレイニング時間の関係は第3
図のようになる。従来のように、トレイニング時
間がTtに固定されている場合は、第3図に示す
ように、自動等化の可能な範囲はC0〜C1の範囲
に限定され、C1より回線特性が劣化すればトレ
イニングは成功しないことになる。
関連しているので、手動で行うとすれば大変な時
間を要するので、これを自動化したのが自動等化
器で、これにより自動等化操作を高速化、標準化
することができる。しかし、回線特性が悪くなる
程、自動等化器の補正操作に要する時間およびタ
イミング再生、キヤリア再生に要する時間が多く
なり、回線特性とトレイニング時間の関係は第3
図のようになる。従来のように、トレイニング時
間がTtに固定されている場合は、第3図に示す
ように、自動等化の可能な範囲はC0〜C1の範囲
に限定され、C1より回線特性が劣化すればトレ
イニングは成功しないことになる。
本発明は回線特性に応じてトレイニング時間を
変化させることにより、即ち、回線特性が悪いと
きはトレイニング時間を長くすることにより、回
線特性が悪いときでもトレイニングを成功させる
ようにしたものである。
変化させることにより、即ち、回線特性が悪いと
きはトレイニング時間を長くすることにより、回
線特性が悪いときでもトレイニングを成功させる
ようにしたものである。
次に、本発明の具体的実施例を第4図乃至第6
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
第4図は本発明のモデムトレイニング方法を説
明するための送信側及び受信側の構成をブロツク
図で示したもので、図において、10は送信側
で、データ発生器11、変調器12、信号検出器
13、送信側全体の動作を制御するシーケンサ1
4により構成される。20は伝送する回線を示
す。30は受信側で、復調器(内部に図示しない
自動等化器を含む)31、信号送出器32、受信
側全体の動作を制御するシーケンサ33により構
成される。
明するための送信側及び受信側の構成をブロツク
図で示したもので、図において、10は送信側
で、データ発生器11、変調器12、信号検出器
13、送信側全体の動作を制御するシーケンサ1
4により構成される。20は伝送する回線を示
す。30は受信側で、復調器(内部に図示しない
自動等化器を含む)31、信号送出器32、受信
側全体の動作を制御するシーケンサ33により構
成される。
第4図の装置によるモデムトレイニング方法を
第5図のモデムトレイニングシーケンスのタイム
チヤートおよび第6図に示す送信側のフローチヤ
ートによつて説明する。
第5図のモデムトレイニングシーケンスのタイム
チヤートおよび第6図に示す送信側のフローチヤ
ートによつて説明する。
本実施例においては、モデムトレイニングのシ
ーケンスは3個のセグメントに分割されており、
一つの伝送速度で実行すべき各セグメントの処理
時間はそれぞれ予め決められている。
ーケンスは3個のセグメントに分割されており、
一つの伝送速度で実行すべき各セグメントの処理
時間はそれぞれ予め決められている。
(1) セグメント1:180°位相反転連続波を伝送す
る。
る。
(2) セグメント2:0°,180°位相反転符号を伝送
する。
する。
(3) セグメント3:連続1信号をスクランブラし
た信号を伝送する。
た信号を伝送する。
このセグメント1,2,3の内容は、CCITT
規格V27TERにおけるセグメント3,4,5に
対応するものである。
規格V27TERにおけるセグメント3,4,5に
対応するものである。
今、セグメント1により180°位相反転連続波が
受信側30に伝送されると、復調器31はこれを
検出してモデムトレイニングの開始を知り、先ず
タイミング再生の粗調整とキヤリア再生の粗調整
を行う。タイミングおよびキヤリアの位相のずれ
が予め決められた範囲内に入ると、シーケンサ3
3は信号送出器32を駆動してセグメント2送信
要求信号(以下、Seg2要求信号と言う)を発生
させ、送信側10に返送する。一定ずれ範囲内に
入つたタイミング波およびキヤリアはその位相値
でホールドされる。尚、180°位相反転連続波は自
動等化動作には適さないので、セグメント1の段
階では自動等化は行われない。
受信側30に伝送されると、復調器31はこれを
検出してモデムトレイニングの開始を知り、先ず
タイミング再生の粗調整とキヤリア再生の粗調整
を行う。タイミングおよびキヤリアの位相のずれ
が予め決められた範囲内に入ると、シーケンサ3
3は信号送出器32を駆動してセグメント2送信
要求信号(以下、Seg2要求信号と言う)を発生
させ、送信側10に返送する。一定ずれ範囲内に
入つたタイミング波およびキヤリアはその位相値
でホールドされる。尚、180°位相反転連続波は自
動等化動作には適さないので、セグメント1の段
階では自動等化は行われない。
送信側10の信号検出器13は、セグメント1
信号送信中Seg2要求信号の受信をチエツクして
おり、第6図のフローチヤートに示すように、
Seg2要求信号を受信するとシーケンサ14に通
報し、セグメント2のシーケンスに入る。もし、
所定期間内(大体数10ms)にSeg2要求信号が受
信されないときは、シーケンサ14はタイミング
およびキヤリア再生不可能と判断して、その伝送
速度でのデータ伝送を放棄して、それより一段低
い伝送速度に移行させる。一方、Seg2要求信号
が受信された場合、シーケンサ14はセグメント
2の処理に移行し、データ発生器11を駆動して
0°、180°位相反転符号を発生し、変調器12で変
調して、これをセグメント2信号として回線20
を経由して受信側30に伝送する。受信側30の
復調器31はセグメント2信号を検知すると、粗
調整されたタイミング波およびキヤリアの各位相
について精密調整を行い同期を確立させる。タイ
ミング波とキヤリアの同期が確立すると、自動等
化器の等化動作、即ち、第2図に示した各倍率器
の倍率値等のタツプ常数の設定作業を行う。そし
て、符号間干渉量が所定のレベル以下に入つて等
化調整動作が終了すると、シーケンサ33は信号
送出器32を駆動してセグメント3送信要求信号
(以下、Seg3要求信号と言う)を発生させ、送
信側10に返送する。
信号送信中Seg2要求信号の受信をチエツクして
おり、第6図のフローチヤートに示すように、
Seg2要求信号を受信するとシーケンサ14に通
報し、セグメント2のシーケンスに入る。もし、
所定期間内(大体数10ms)にSeg2要求信号が受
信されないときは、シーケンサ14はタイミング
およびキヤリア再生不可能と判断して、その伝送
速度でのデータ伝送を放棄して、それより一段低
い伝送速度に移行させる。一方、Seg2要求信号
が受信された場合、シーケンサ14はセグメント
2の処理に移行し、データ発生器11を駆動して
0°、180°位相反転符号を発生し、変調器12で変
調して、これをセグメント2信号として回線20
を経由して受信側30に伝送する。受信側30の
復調器31はセグメント2信号を検知すると、粗
調整されたタイミング波およびキヤリアの各位相
について精密調整を行い同期を確立させる。タイ
ミング波とキヤリアの同期が確立すると、自動等
化器の等化動作、即ち、第2図に示した各倍率器
の倍率値等のタツプ常数の設定作業を行う。そし
て、符号間干渉量が所定のレベル以下に入つて等
化調整動作が終了すると、シーケンサ33は信号
送出器32を駆動してセグメント3送信要求信号
(以下、Seg3要求信号と言う)を発生させ、送
信側10に返送する。
送信側10の信号検出器13は、セグメント2
信号送信中Seg3要求信号の受信をチエツクして
おり、Seg3要求信号を受信するとシーケンサ1
4に通報し、セグメント3のシーケンスに入る。
もし、所定時間内にSeg3要求信号が受信されな
いときは、自動等化調整が不可能とシーケンサ1
4は判断して、その伝送速度でのデータ伝送を放
棄して、それより一段低い伝送速度によるデータ
伝送に移行する。一方、Seg3要求信号が受信さ
れた場合、シーケンサ14はセグメント3の処理
に移行し、データ発生器11および変調器12を
駆動して連続1信号をスクランブルした信号を発
生し、これをセグメント3信号として受信側30
に伝送する。
信号送信中Seg3要求信号の受信をチエツクして
おり、Seg3要求信号を受信するとシーケンサ1
4に通報し、セグメント3のシーケンスに入る。
もし、所定時間内にSeg3要求信号が受信されな
いときは、自動等化調整が不可能とシーケンサ1
4は判断して、その伝送速度でのデータ伝送を放
棄して、それより一段低い伝送速度によるデータ
伝送に移行する。一方、Seg3要求信号が受信さ
れた場合、シーケンサ14はセグメント3の処理
に移行し、データ発生器11および変調器12を
駆動して連続1信号をスクランブルした信号を発
生し、これをセグメント3信号として受信側30
に伝送する。
受信側30の復調器31はセグメント3信号を
受信すると、このセグメント3信号により自動等
化調整を続行する。セグメント2信号ではデータ
ポイント(位相)が2個であるのに対し、セグメ
ント3信号では2個以上、即ち実際の生データに
おけるデータポイントと同数(例えば、CCITT
規格では9600bpsでは16ポイント、7200bps,
4800bpsおよび2400bpsでは8ポイント)あるの
で等化調整動作が速やかに行われる点が異なる
が、等化調整の動作原理はセグメント2のときと
同じである。セグメント3信号による等化調整動
作が終了すると、シーケンサ33は信号送出器3
2を駆動してデータ送信ルーチン開始信号(以
下、データ要求信号と言う)を発生させ、送信側
10に返送する。
受信すると、このセグメント3信号により自動等
化調整を続行する。セグメント2信号ではデータ
ポイント(位相)が2個であるのに対し、セグメ
ント3信号では2個以上、即ち実際の生データに
おけるデータポイントと同数(例えば、CCITT
規格では9600bpsでは16ポイント、7200bps,
4800bpsおよび2400bpsでは8ポイント)あるの
で等化調整動作が速やかに行われる点が異なる
が、等化調整の動作原理はセグメント2のときと
同じである。セグメント3信号による等化調整動
作が終了すると、シーケンサ33は信号送出器3
2を駆動してデータ送信ルーチン開始信号(以
下、データ要求信号と言う)を発生させ、送信側
10に返送する。
送信側10の信号検出器13は、セグメント信
号送信中データ要求信号の受信をチエツクしてお
り、データ要求信号を受信すると、シーケンサ1
4に通報し、通常のデータ送信ルーチンに移行す
る。もし、所定期間内にデータ要求信号を受信し
ないときは、等化調整が不可能と判断して、その
伝送速度でのデータ伝送を放棄する点はセグメン
ト2のシーケンスと同じであるが、この段階でト
レイニングに失敗することは少い。
号送信中データ要求信号の受信をチエツクしてお
り、データ要求信号を受信すると、シーケンサ1
4に通報し、通常のデータ送信ルーチンに移行す
る。もし、所定期間内にデータ要求信号を受信し
ないときは、等化調整が不可能と判断して、その
伝送速度でのデータ伝送を放棄する点はセグメン
ト2のシーケンスと同じであるが、この段階でト
レイニングに失敗することは少い。
ところで、以上に説明した各セグメントの要求
信号として、Seg2要求信号の場合はセグメント
1信号のスペクトルの間隙の周波数を、Seg3要
求信号はセグメント2信号のスペクトルの間隙の
周波数を、データ要求信号はセグメント3信号の
スペクトルの間隙の周波数をそれぞれ選定して返
送すればよい。また、トレイニング信号の所有す
るスペクトル(500〜2900Hz)のすぐ外側の周波
数を用いてもよい。また、本実施例は半二重通信
方式を前提として説明したが、全二重通信方式で
も勿論よく、その場合はSeg2要求信号等の返送
信号に対するスペクトルの制限はなくなる。半二
重通信方式でもバツクワード・チヤネルをとれる
変調方式の場合はそれを使用すればよい。
信号として、Seg2要求信号の場合はセグメント
1信号のスペクトルの間隙の周波数を、Seg3要
求信号はセグメント2信号のスペクトルの間隙の
周波数を、データ要求信号はセグメント3信号の
スペクトルの間隙の周波数をそれぞれ選定して返
送すればよい。また、トレイニング信号の所有す
るスペクトル(500〜2900Hz)のすぐ外側の周波
数を用いてもよい。また、本実施例は半二重通信
方式を前提として説明したが、全二重通信方式で
も勿論よく、その場合はSeg2要求信号等の返送
信号に対するスペクトルの制限はなくなる。半二
重通信方式でもバツクワード・チヤネルをとれる
変調方式の場合はそれを使用すればよい。
尚、セグメント3の自動等化器の調整シーケン
ス(第6図で点線で囲つた部分)は、セグメント
2のシーケンスで行つた自動等化調整の再確認的
なものであるため、回線の劣化がそれ程大きくな
いときは、セグメント2のシーケンスで自動等化
調整が良好に行われるので、そのような場合は省
略してもよい。
ス(第6図で点線で囲つた部分)は、セグメント
2のシーケンスで行つた自動等化調整の再確認的
なものであるため、回線の劣化がそれ程大きくな
いときは、セグメント2のシーケンスで自動等化
調整が良好に行われるので、そのような場合は省
略してもよい。
また、実用的見地から考えると、9600bps,
7200bps,4800bps,2400bpsの伝送速度では
CCITT勧告の規定に従つたモデムトレイニング
を行うのが正統的であるから、本発明はより高速
のモデム、例えば12Kbps,14.4Kbpsに適用する
のが好適と考えられる。
7200bps,4800bps,2400bpsの伝送速度では
CCITT勧告の規定に従つたモデムトレイニング
を行うのが正統的であるから、本発明はより高速
のモデム、例えば12Kbps,14.4Kbpsに適用する
のが好適と考えられる。
以上説明したように、本発明は従来のように、
トレーニング中のデータ受信のための準備作業の
時間が固定化されていないので次の効果がある。
トレーニング中のデータ受信のための準備作業の
時間が固定化されていないので次の効果がある。
(1) 各セグメントにおけるモデムトレイニングシ
ーケンスが終了次第直ちに次のセグメントのモ
デムトレイニングシーケンスに移行するので、
モデムトレイニング時間の短縮が可能となり、
総合通信時間を短縮化する利点がある。
ーケンスが終了次第直ちに次のセグメントのモ
デムトレイニングシーケンスに移行するので、
モデムトレイニング時間の短縮が可能となり、
総合通信時間を短縮化する利点がある。
(2) タイミングおよびキヤリア再生動作が終了す
ると直ちに自動等化調整動作に移動できるの
で、トレイニングが成功するか否かを最も左右
する自動等化調整に従来よりも多くの時間をか
けることができる結果、回線の伝送特性に対し
可能な限り高速の伝送速度でデータ伝送ができ
る。
ると直ちに自動等化調整動作に移動できるの
で、トレイニングが成功するか否かを最も左右
する自動等化調整に従来よりも多くの時間をか
けることができる結果、回線の伝送特性に対し
可能な限り高速の伝送速度でデータ伝送ができ
る。
(3) この結果、データ伝送時間即ち伝送情報量を
増加させることができる。
増加させることができる。
第1図は自動等化器の動作波形図、第2図は自
動等化器の基本構成を示すブロツク図、第3図は
回線特性とモデムトレイニング時間の関係を示す
説明図、第4図は本発明のモデムトレーニング方
法を説明するための受信側及び送信側の構成図、
第5図は本発明の3つのセグメントに分割された
モデムトレーニングシーケンスのタイムチヤー
ト、第6図は本発明のモデムトレーニング方法を
説明するための送信側のフローチヤートである。 10……送信側、11……データ発生器、12
……変調器、13……信号検出器、14,33…
…シーケンサ、20……伝送回線、30……受信
側、31……復調器(含自動等化器)、32……
信号送出器、F……タツプ付遅延線、D1〜Do…
…遅延時間Tの遅延線、M0〜Mo……倍率器、Σ
……合成器。
動等化器の基本構成を示すブロツク図、第3図は
回線特性とモデムトレイニング時間の関係を示す
説明図、第4図は本発明のモデムトレーニング方
法を説明するための受信側及び送信側の構成図、
第5図は本発明の3つのセグメントに分割された
モデムトレーニングシーケンスのタイムチヤー
ト、第6図は本発明のモデムトレーニング方法を
説明するための送信側のフローチヤートである。 10……送信側、11……データ発生器、12
……変調器、13……信号検出器、14,33…
…シーケンサ、20……伝送回線、30……受信
側、31……復調器(含自動等化器)、32……
信号送出器、F……タツプ付遅延線、D1〜Do…
…遅延時間Tの遅延線、M0〜Mo……倍率器、Σ
……合成器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 モデムを使用するデータ伝送システムでデー
タの伝送に先立つて実施するモデムトレイニング
方法において、 モデムトレイニングのシーケンスを複数のセグ
メントに分割し、 各セグメントに対して一つの伝送時間での処理
の許容時間を予め所定時間に設定しておき、 前記各セグメントの処理を実行中、送信側はそ
のセグメントの処理を実行するに必要なセグメン
ト信号を受信側に伝送する一方、受信側はそのセ
グメント信号を受信して予め決められた処理を実
行し、その処理が終了した場合は送信側へ次のセ
グメントを処理するためのセグメント送信要求信
号を返送し、 送信側は前記所定時間以内に前記セグメント送
信要求信号を受信した場合は前記次のセグメント
に移行して受信側に次のセグメント信号を伝送
し、 前記所定時間以内に前記セグメント送信要求信
号を受信することができなかつた場合は伝送速度
を一段低下させることを特徴とするモデムトレイ
ニング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6470982A JPS58182330A (ja) | 1982-04-20 | 1982-04-20 | モデムトレイニング方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6470982A JPS58182330A (ja) | 1982-04-20 | 1982-04-20 | モデムトレイニング方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58182330A JPS58182330A (ja) | 1983-10-25 |
JPH053176B2 true JPH053176B2 (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13265942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6470982A Granted JPS58182330A (ja) | 1982-04-20 | 1982-04-20 | モデムトレイニング方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58182330A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0681074B2 (ja) * | 1984-06-18 | 1994-10-12 | 株式会社リコー | デ−タ伝送方式 |
DE69022411D1 (de) * | 1990-06-29 | 1995-10-19 | Ibm | Verfahren und Einrichtung zur automatischen Einstellung funktioneller Geschwindigkeit in einer Datenendeinrichtung. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5664550A (en) * | 1979-10-31 | 1981-06-01 | Hitachi Ltd | Information transfer system |
-
1982
- 1982-04-20 JP JP6470982A patent/JPS58182330A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5664550A (en) * | 1979-10-31 | 1981-06-01 | Hitachi Ltd | Information transfer system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58182330A (ja) | 1983-10-25 |
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