JPH05315310A - 半導体基板の湿式洗浄方法及び湿式洗浄装置 - Google Patents

半導体基板の湿式洗浄方法及び湿式洗浄装置

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JPH05315310A
JPH05315310A JP4112885A JP11288592A JPH05315310A JP H05315310 A JPH05315310 A JP H05315310A JP 4112885 A JP4112885 A JP 4112885A JP 11288592 A JP11288592 A JP 11288592A JP H05315310 A JPH05315310 A JP H05315310A
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JP
Japan
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cleaning
semiconductor substrate
chemical
ultraviolet light
liquid
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Application number
JP4112885A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Nishida
紀行 西田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】常温の洗浄薬液を使用して半導体基板を洗浄す
る半導体基板の湿式洗浄方法及び湿式洗浄装置を提供す
る。 【構成】半導体基板5に紫外光が照射されて活性化した
洗浄薬液3を散布し、半導体基板5の洗浄を行う。半導
体基板5に散布する洗浄薬液3に、紫外光を照射可能な
位置に、紫外光を照射する高圧水銀ランプ1を設置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板の湿式洗浄
方法及び湿式洗浄装置に係り、特に、常温の洗浄薬液を
使用して半導体基板の洗浄を行う湿式洗浄方法及び湿式
洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体基板の洗浄方法として、湿
式洗浄方法及び乾式洗浄方法が知られている。湿式洗浄
方法により半導体基板を洗浄する場合は、例えば、過酸
化水素水とアンモニアを含む洗浄薬液、又は、塩酸と過
酸化水素水を含む洗浄薬液等を60〜90℃に加熱し
て、当該洗浄薬液を活性化し、洗浄液として用いてい
る。この湿式洗浄方法により、半導体基板を洗浄する
と、当該半導体基板の表面に付着した金属、自然酸化
膜、パーティクル等の汚染物を除去することができる。
【0003】一方、乾式洗浄方法により半導体基板を洗
浄する従来例としては、例えば、特開昭62−2725
41号公報や特開平1−211925号公報等が知られ
ている。前記特開昭62−272541号公報に開示さ
れている従来例は、ハロゲンを含む雰囲気中に半導体基
板を配置し、これに紫外光を照射することにより、当該
半導体基板の表面をエッチングした後、洗浄薬液で洗浄
するものである。この方法で半導体基板を洗浄すること
により、当該半導体基板の表面に付着した金属や自然酸
化膜等の汚染物を除去することができる。このため、前
記半導体基板上に、膜質の良好なゲート絶縁膜やエピタ
キシャル膜、或いは、その他のCVD膜等を形成するこ
とができる。
【0004】また、特開平1−211925号公報に開
示されている従来例は、光励起した塩素ラジカルを用い
て、半導体基板を乾式洗浄した後、当該半導体基板を光
照射下で水素雰囲気中に晒すことで、当該半導体基板の
表面層を改善し、絶縁耐性の高い酸化膜を形成するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記湿
式洗浄方法は、半導体基板の表面に付着した金属、自然
酸化膜、パーティクル等の汚染物を除去することができ
る反面、ヒータで洗浄薬液を加熱し、これを用いて半導
体基板の洗浄を行うため、多大な電力消費を伴い、不経
済であるという問題があった。また、前記洗浄薬液中
に、ヒータ(主に、石英からなるヒータ)を長時間浸漬
した場合、ヒータが洗浄薬液に侵されると共に、ヒータ
から溶解した石英等が洗浄薬液を汚染するという問題が
あった。さらに、前記ヒータが破損した場合も、前記洗
浄薬液を汚染するという問題があった。さらにまた、前
記洗浄薬液が昇温するまでに時間がかかると共に、洗浄
薬液が経時変化を起こし、常に一定の条件で洗浄を行う
ことが困難であるという問題があった。
【0006】また、特開昭62−272541号公報や
特開平1−211925号公報に開示されている乾式洗
浄方法は、半導体基板の表面に付着した金属、自然酸化
膜等の汚染物を除去することができる反面、パーティク
ルを除去することができないという問題があった。本発
明は、このような問題を解決することを課題とするもの
であり、常温の洗浄薬液を使用して半導体基板を洗浄す
る半導体基板の湿式洗浄方法及び湿式洗浄装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、半導体基板を洗浄薬液で洗浄する半導体
基板の湿式洗浄方法において、前記洗浄薬液に紫外光を
照射して、当該洗浄薬液の活性化を行うことを特徴とす
る半導体基板の湿式洗浄方法を提供するものである。
【0008】そして、半導体基板を洗浄する洗浄薬液の
活性化装置を有した半導体基板の湿式洗浄装置におい
て、前記洗浄薬液の活性化装置は、紫外光照射装置であ
り、当該紫外光装置が、前記洗浄薬液に紫外光を照射す
ることが可能な位置に配置されていることを特徴とする
半導体基板の湿式洗浄装置を提供するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、紫外光を前記洗
浄薬液に照射することで、当該洗浄薬液の活性化を行う
ことができるため、当該洗浄薬液を従来のように加熱す
る必要がない。従って、洗浄薬液を加熱するためのヒー
タが不要となる結果、電力の消費量を低減することがで
きると共に、ヒータが前記洗浄薬液に侵されたり、ヒー
タの破損により洗浄薬液が汚染する危険性もない。さら
に、前記洗浄薬液は、常温で使用することができる結
果、洗浄薬液が昇温するまでの待ち時間がなくなり、生
産性を向上することができる。さらにまた、前記洗浄薬
液の経時変化を抑えることができるため、常に一定の条
件で半導体基板の洗浄を行うことができる。
【0010】そして、請求項2記載の発明によれば、前
記洗浄液の活性化装置を紫外光照射装置とし、これを前
記洗浄薬液に光を照射することが可能な位置に配置した
ことで、当該洗浄薬液に紫外光を照射することができる
結果、当該洗浄薬液を加熱せずに活性化することができ
る。従って、洗浄薬液を加熱するためのヒータが不要と
なる結果、電力の消費量を低減することができると共
に、ヒータが前記洗浄薬液に侵されたり、ヒータの破損
により洗浄薬液が汚染する危険性もない。また、洗浄薬
液が昇温するまでの待ち時間がなくなり、生産性を向上
することができる。さらに、前記洗浄薬液の経時変化を
抑えることができるため、常に一定の条件で半導体基板
の洗浄を行うことができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について、図面を
参照して説明する。図1は、本発明の実施例に係る半導
体基板の湿式洗浄装置の概略図である。図1に示す半導
体基板の湿式洗浄装置は、枚葉式であり、半導体基板5
を載置する支持台7に、ローター8が接続されている。
そして、支持台7は、ローター8が駆動することによ
り、水平方向に所望の回転数で回転するように設計され
ている。そして、支持台7上に載置した半導体基板5の
表面に、洗浄薬液3を散布することが可能な位置に、洗
浄薬液散布ノズル4が設置されている。この洗浄薬液散
布ノズル4は、例えば、図示しない配管等を介して、洗
浄薬液供給源に接続されており、洗浄薬液散布ノズル4
から半導体基板5の表面に向けて洗浄薬液3を散布す
る。さらに、前記支持台7の下方には、半導体基板5か
ら落下した洗浄薬液3及び不要な洗浄薬液3を受け止め
る受け皿6が設置されており、当該受け皿6には、前記
洗浄薬液3を排出する洗浄薬液排出口9が開口されてい
る。そして、洗浄薬液排出口9には、例えば、図示しな
い配管等が接続されており、この配管を介して、洗浄薬
液排出口9から排出された洗浄薬液3を所定容器等に廃
棄している。また、支持体7の上方には、紫外光を照射
する高圧水銀ランプ1が設置されている。そしてさら
に、高圧水銀ランプ1の上方には、高圧水銀ランプ1か
ら照射された紫外光を反射して、洗浄薬液3に、当該紫
外光を均等に照射する反射鏡2が設置されている。そし
て、この高圧水銀ランプ1と反射鏡2とで紫外光照射装
置10を構成している。
【0012】次に、本実施例に係る半導体基板の湿式洗
浄装置を使用した具体的な実施例として、故意に、0.
3μm以上のパーティクルを100個程度付着させた半
導体基板5の洗浄を行った。この洗浄方法について説明
する。先ず、洗浄すべき半導体基板5を支持台7に載置
する。その後、ローター8を駆動して、支持台7を10
0〜150r.p.m.で回転させる。次いで、洗浄薬液散布
ノズル4から供給される洗浄薬液3を、半導体基板5の
表面に向けて散布すると共に、高圧水銀ランプ1から紫
外光を照射し、反射鏡2を介して、当該洗浄薬液3に紫
外光を照射する。ここでは、洗浄薬液3として、アンモ
ニア系洗浄液(NH4 OH:H2 2 :H2 O=1:
1:5の割合で混合した溶液)を使用し、紫外光として
は、当該アンモニア系洗浄液が吸収可能な190〜21
0nmの波長の紫外光を使用した。このようにすること
で、洗浄薬液3を加熱することなしに活性化することが
できる。従って、半導体基板5を、常に活性化された洗
浄薬液3で洗浄することができる。そして、半導体基板
5から落下した洗浄薬液3や不要な洗浄薬液3は、受け
皿6で受け止められ、洗浄薬液排出口9から排出され
る。この洗浄を 分間行い、半導体基板5を洗浄
した。
【0013】次に、このようにして洗浄した半導体基板
5のパーティクル除去率を測定したところ、90%以上
のパーティクルが除去されていることが確認された。
尚、本実施例では、洗浄薬液3として、NH4 OH:H
2 2 :H2 O=1:1:5の割合で混合したアンモニ
ア系洗浄液を使用したが、これに限らず、他の組成のア
ンモニア系洗浄液を使用してもよい。
【0014】そして、本実施例では、190〜210n
mの波長の紫外光を使用したが、これに限らず、洗浄液
として使用する洗浄薬液が吸収可能な波長の紫外光であ
れば、他の波長の紫外光を使用してもよい。そして、こ
の場合、前記波長に対応した紫外線を照射可能なランプ
を用いることは勿論である。また、本実施例では、紫外
光を反射鏡で反射した後、洗浄薬液3に照射したが、こ
れに限らず、洗浄薬液3に均一に照射するとが可能であ
れば、紫外光を直接照射する等、他の方法照射してもよ
い。
【0015】そして、本実施例では、枚葉式の半導体基
板の湿式洗浄装置について説明したが、バッチ式の湿式
洗浄装置に応用しても、洗浄薬液3を加熱することなし
に活性化することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、紫外光を前記洗浄薬液に照射することで、
当該洗浄薬液を加熱することなく活性化することができ
る。従って、洗浄薬液を加熱するためのヒータが不要と
なる結果、電力の消費量を低減することができると共
に、ヒータが前記洗浄薬液に侵されたり、ヒータの破損
により洗浄薬液が汚染する危険性もない。さらに、前記
洗浄薬液は、常温で使用することができる結果、洗浄薬
液が昇温するまでの待ち時間がなくなり、生産性を向上
することができる。さらにまた、前記洗浄薬液の経時変
化を抑えることができるため、常に一定の条件で半導体
基板の洗浄を行うことができる。この結果、半導体基板
上に、膜質が良好で、安定した膜を、低コストで、効率
良く成膜することができる。
【0017】そして、請求項2記載の発明によれば、前
記洗浄液の活性化装置を紫外光照射装置とし、これを前
記洗浄薬液に光を照射することが可能な位置に配置した
ことで、当該洗浄薬液に紫外光を照射することができる
結果、当該洗浄薬液を加熱せずに活性化することができ
る。従って、洗浄薬液を加熱するためのヒータが不要と
なる結果、電力の消費量を低減することができると共
に、ヒータが前記洗浄薬液に侵されたり、ヒータの破損
により洗浄薬液が汚染する危険性もない。また、洗浄薬
液が昇温するまでの待ち時間がなくなり、生産性を向上
することができる。さらに、前記洗浄薬液の経時変化を
抑えることができるため、常に一定の条件で半導体基板
の洗浄を行うことができる。この結果、半導体基板上
に、膜質が良好で安定した膜を、低コストで、効率良く
成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体基板の湿式洗浄装
置の概念図である。
【符号の説明】
1 高圧水銀ランプ 2 反射鏡 3 洗浄薬液 4 洗浄薬液散布ノズル 5 半導体基板 6 受け皿 7 支持台 8 ローター 9 洗浄薬液排出口 10 紫外光照射装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を洗浄薬液で洗浄する半導体
    基板の湿式洗浄方法において、 前記洗浄薬液に紫外光を照射して当該洗浄薬液の活性化
    を行うことを特徴とする半導体基板の湿式洗浄方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板を洗浄する洗浄薬液の活性化
    装置を有した半導体基板の湿式洗浄装置において、 前記洗浄薬液の活性化装置は、紫外光照射装置であり、
    当該紫外光装置が、前記洗浄薬液に紫外光を照射するこ
    とが可能な位置に配置されていることを特徴とする半導
    体基板の湿式洗浄装置。
JP4112885A 1992-05-01 1992-05-01 半導体基板の湿式洗浄方法及び湿式洗浄装置 Pending JPH05315310A (ja)

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JP (1) JPH05315310A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6461437B1 (en) * 2000-01-26 2002-10-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Apparatus used for fabricating liquid crystal device and method of fabricating the same
US6837631B2 (en) * 2000-08-15 2005-01-04 Tokyo Electron Limited Substrate processing method and substrate processing apparatus

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