JPH05315254A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH05315254A
JPH05315254A JP12181792A JP12181792A JPH05315254A JP H05315254 A JPH05315254 A JP H05315254A JP 12181792 A JP12181792 A JP 12181792A JP 12181792 A JP12181792 A JP 12181792A JP H05315254 A JPH05315254 A JP H05315254A
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JP
Japan
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pressure
vessel
container
processing apparatus
vacuum processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12181792A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Miyauchi
昭浩 宮内
Yutaka Misawa
豊 三沢
Takaya Suzuki
誉也 鈴木
Makoto Ozawa
誠 小沢
Fumihide Ikeda
文秀 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH05315254A publication Critical patent/JPH05315254A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料の強度に関係なく任意の形状を有し、減
圧で使用できる反応容器を備え、処理工程中に基板を金
属汚染させない真空処理装置の提供。 【構成】 真空排気可能な耐圧容器101と、耐圧容器
に収容されかつ被処理材103を収納する反応容器10
2と、被処理材103を加熱する加熱手段105とより
なり、耐圧容器101の少なくとも一面を石英材104
で形成し、石英材104に対向させて加熱手段105を
耐圧容器101の外側に配設した。 【効果】 反応容器と耐圧容器との間の圧力差を制御す
ることにより、反応容器にかかる圧力を低減でき、材料
の強度に関係なく反応容器を任意の形状で使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模集積回路の製造
工程のように、基板上に各種の薄膜を形成する処理装置
に係り、特に基板を減圧状態で処理するのに好適な真空
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空処理装置においては、高真空
状態下で基板を処理する反応容器には特開昭62−28
3623号公報に記載のように金属製の反応容器を用い
ていた。また、金属製以外では特公昭63−70515
号公報に記載のように石英製の反応容器が用いられ、反
応容器それ自体が反応容器内部の圧力と大気圧との差圧
に耐えられる構造になっており、また大気圧下で金属製
のバルブ等と接続されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空処理装置に
あっては、高真空状態を形成するため金属製の反応容器
が用いられおり、その結果、基板の処理工程中に基板が
金属汚染される問題があった。また、基板を処理する反
応容器自体で反応容器内部の圧力と大気圧との差圧に耐
えられる構造が必要であり、反応容器を形成する材料の
強度が十分大きくない場合、反応容器の形状に制約があ
った。さらに、大気圧下で金属製のバルブ等と接続され
ているため、接続部分から空気が反応容器内へ洩れる問
題があった。
【0004】本発明の目的は、基板の処理工程中に基板
が金属汚染されない真空処理装置を提供することにあ
る。そして本発明の他の目的は、反応容器を形成する材
料の強度に関係なく任意の形状を有し、減圧で使用でき
る真空処理装置を提供することにある。また本発明の他
の目的は、反応容器が外部と接続されている接続部で洩
れの少ない真空処理装置を提供することにある。さらに
本発明の他の目的は、安定に作動させる制御手段を備え
た真空処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る真空処理装置は、真空排気可能な耐圧
容器と、耐圧容器に収容されかつ被処理材を収納する反
応容器と、被処理材を加熱する加熱手段とよりなる真空
処理装置において、耐圧容器の少なくとも一面を石英材
で形成し、石英材に対向させて加熱手段を耐圧容器の外
側に配設した構成とする。
【0006】そして真空排気可能な耐圧容器と、耐圧容
器に収容されかつ被処理材を収納する反応容器と、被処
理材を加熱する加熱手段とよりなる真空処理装置におい
て、耐圧容器の少なくとも一面を石英材で形成し、石英
材に対向させて加熱手段を耐圧容器の外側に配設し、反
応容器の接続部を耐圧容器の内部に配置した構成でもよ
い。
【0007】また反応容器と耐圧容器との間の圧力差を
1気圧より低く制御する制御手段を具備した構成でもよ
い。
【0008】さらに耐圧容器に、反応容器の接続部を加
熱手段より遮蔽する手段を設けた構成でもよい。
【0009】そして反応容器の圧力及び耐圧容器の圧力
を測定する手段と、反応容器の圧力変動に対応して耐圧
容器の圧力を制御する制御手段とを具備した構成でもよ
い。
【0010】また反応容器は、石英材で矩形断面形状に
形成されている構成でもよい。
【0011】さらに被処理材は、基板である構成でもよ
い。
【0012】そして半導体製造装置においては、請求項
1〜7のいずれか1項記載の真空処理装置を備えている
構成とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、反応容器を耐圧容器の内部に
設置し、かつ反応容器と耐圧容器との間の圧力差を1気
圧よりも低く制御し、かつ反応容器の接続部を耐圧容器
内部に設置することにより、反応容器にかかる圧力が反
応容器内部の圧力と耐圧容器との間の圧力差になり、反
応容器は材料の強度に関係なく任意の形状に形成されて
減圧で使用される。そして接続部の洩れ量は反応容器内
部の圧力と耐圧容器との間の圧力差に比例して低減さ
れ、安定した状態が維持される。また基板は処理工程中
に耐圧容器からの汚染を受けなくなる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2を参照しな
がら説明する。図1は本実施例で用いた装置の断面図で
ある。基板(被処理材)103はシリコン単結晶基板
(直径8インチ、面方位(100)、ボロンド−プ、比
抵抗10Ω・cm)で肉厚0.5mmの石英ガラス製の
反応容器102の内部に設置される。反応容器102は
sus製の耐圧容器101の内部に設置される。また、
耐圧容器101の一面に石英板104が接続されてい
る。石英板104の近傍には石英板104に対向してそ
の外側に赤外ランプ(加熱手段)105及び反射鏡10
6が設置されており、石英板104を介して基板103
を加熱できる構造となっている。反応容器102と耐圧
容器101とは耐熱性のOリングシ−ル117によって
接続されている。また、反応容器102の接続部107
と石英板104との間には耐圧容器101よりsus部
品の遮蔽部(遮蔽する手段)118が張り出しており、
接続部107に直接、赤外ランプ105からの赤外光が
照射されないように遮蔽している。基板103を処理す
る際に使用する反応ガスはガス導入口108から供給さ
れ、タ−ボ分子ポンプ、ドライポンプ及びイオンポンプ
からなる排気装置110によって排気される。反応容器
102の内部圧力は圧力計120によって測定され、耐
圧容器101の圧力は圧力計121によって測定され
る。それぞれの測定値が制御器123に入力され、基板
103が反応容器102へ搬送、搬出される際、圧力計
120と圧力計121の測定値の差が常に1気圧以下に
なるように排気速度制御バルブ122及び流量制御器1
24が制御器123によって制御される。すなわち耐圧
容器101に供給される窒素ガス109の流量と、排気
速度とが制御されて耐圧容器101の圧力が反応容器1
02の圧力変動に対応して制御され、窒素ガス109が
ドライポンプ111によって排気される。図2は本実施
例で用いた図1に示す装置のA−A線断面図である。反
応容器102の断面形状はは矩形であり基板103をコ
ンパクトに収容できる形状となっている。
【0015】次に本装置によって基板103上にシリコ
ンのエピタキシャル成長層を形成した実施例について説
明する。原料ガスにはモノシランガスと水素ガスを用い
た。ガス流量はそれぞれ50ml/分、3リットル/分
である。反応容器102の内部圧力は1Torrであ
る。窒素ガス109は80リットル/分の流量で導入さ
れ、耐圧容器101の圧力は約10Torrに保持し
た。基板103は赤外ランプ105によって加熱し60
0℃に保持した。基板103上に形成されたエピタキシ
ャル層をセコエッチングした後、光学顕微鏡によって評
価した結果、積層欠陥密度は0.05ヶ/cm2以下、
転位密度は0.11ヶ/cm2以下であった。
【0016】図3は反応容器へガスを流さずに空引した
ときの耐圧容器101の圧力(反応容器外部圧力)と反
応容器内部圧力との関係を示した図である。反応容器外
部圧力が低下するのに伴い反応容器内部圧力は低下し、
約5×1/1011Torrで飽和した。このことから反
応容器の接続部を耐圧容器の内部に設置し、かつ反応容
器外部圧力を減圧にすることによって接続部からの洩れ
が低減することが判った。
【0017】本発明によれば、反応容器を耐圧容器の内
部に設置することにより基板は処理工程中に耐圧容器か
らの汚染を受けなくなる。その結果、エピタキシャル成
長工程においては結晶欠陥が低減する効果がある。
【0018】そして反応容器を耐圧容器の内部に設置
し、かつ反応容器と耐圧容器との間の圧力差を1気圧よ
りも低くすることにより、反応容器にかかる圧力は反応
容器内部の圧力と耐圧容器の圧力との間の圧力差にな
り、これら二つの圧力を制御することにより、反応容器
を形成する材料の強度に関係なく任意の形状を有し減圧
で使用できる反応容器が得られる。その結果、基板の形
状に適した反応容器を使用でき、真空処理装置を小型化
できる効果がある。
【0019】また反応容器を耐圧容器の内部に設置し、
かつ反応容器と耐圧容器との間の圧力差を1気圧よりも
低くし、かつ反応容器の接続部分を耐圧容器内部に設置
することにより、接続部分の洩れ量は反応容器内部の圧
力と耐圧容器の圧力との間の圧力差に比例するため、こ
れら二つの圧力を制御して接続部からの洩れを低減でき
る。その結果、反応容器内の到達圧力を低減でき、反応
容器内部の残留ガスを低減できる。
【0020】さらに反応容器内部の圧力と耐圧容器の圧
力とを測定し、反応容器内部の圧力変動に対応させて耐
圧容器の圧力を制御することにより、反応容器にかかる
圧力を所定の圧力以下に制御できる。その結果、反応容
器は破損せず、真空処理装置は安定に作動できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、反応容器を耐圧容器の
内部に設置するとともに、反応容器と耐圧容器との間の
圧力差を1気圧よりも低く制御し、反応容器の接続部を
耐圧容器内部に設置することにより、材料の強度に関係
なく任意の形状を有し減圧で使用できる基板の形状に適
した反応容器が得られ、反応容器の接続部の洩れと基板
の処理工程における結晶欠陥とを低減し、耐圧容器から
の汚染を受けることのない小型化した装置を提供できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】反応容器内部圧力と反応容器外部圧力との関係
を示す図である。
【符号の説明】
101 耐圧容器 102 反応容器 103 基板(被処理材) 104 石英板 105 赤外ランプ(加熱手段) 106 反射鏡 107 接続部 108 ガス導入口 109 窒素ガス 110 排気装置 111 ドライポンプ 118 遮蔽部(遮蔽する手段) 122 排気速度制御バルブ 124 流量制御器 123 制御器(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 誉也 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 小沢 誠 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内 (72)発明者 池田 文秀 東京都港区虎ノ門二丁目3番13号 国際電 気株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空排気可能な耐圧容器と、該耐圧容器
    に収容されかつ被処理材を収納する反応容器と、該被処
    理材を加熱する加熱手段とよりなる真空処理装置におい
    て、前記耐圧容器の少なくとも一面を石英材で形成し、
    該石英材に対向させて前記加熱手段を前記耐圧容器の外
    側に配設したことを特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】 真空排気可能な耐圧容器と、該耐圧容器
    に収容されかつ被処理材を収納する反応容器と、該被処
    理材を加熱する加熱手段とよりなる真空処理装置におい
    て、前記耐圧容器の少なくとも一面を石英材で形成し、
    該石英材に対向させて前記加熱手段を前記耐圧容器の外
    側に配設し、前記反応容器の接続部を前記耐圧容器の内
    部に配置したことを特徴とする真空処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の真空処理装置にお
    いて、反応容器と耐圧容器との間の圧力差を1気圧より
    低く制御する制御手段を具備したことを特徴とする真空
    処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の真空処理装置にお
    いて、耐圧容器に、反応容器の接続部を加熱手段より遮
    蔽する手段を設けたことを特徴とする真空処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の真空処理装置にお
    いて、反応容器の圧力及び耐圧容器の圧力を測定する手
    段と、前記反応容器の圧力変動に対応して前記耐圧容器
    の圧力を制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
    る真空処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の真空
    処理装置において、反応容器は、石英材で矩形断面形状
    に形成されていることを特徴とする真空処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の真空
    処理装置において、被処理材は、基板であることを特徴
    とする真空処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の真空
    処理装置を備えていることを特徴とする半導体製造装
    置。
JP12181792A 1992-05-14 1992-05-14 真空処理装置 Pending JPH05315254A (ja)

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JP12181792A JPH05315254A (ja) 1992-05-14 1992-05-14 真空処理装置

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JP (1) JPH05315254A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094232A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Sumitomo Electric Ind Ltd サセプタおよび気相成長装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094232A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Sumitomo Electric Ind Ltd サセプタおよび気相成長装置

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