JPH0531524Y2 - - Google Patents

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JPH0531524Y2
JPH0531524Y2 JP15572987U JP15572987U JPH0531524Y2 JP H0531524 Y2 JPH0531524 Y2 JP H0531524Y2 JP 15572987 U JP15572987 U JP 15572987U JP 15572987 U JP15572987 U JP 15572987U JP H0531524 Y2 JPH0531524 Y2 JP H0531524Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、車載用計器の組立構造に関し、特
に見返し部材に透明カバーを超音波溶着する際に
後方に向けて積極的に反りを生じさせることによ
つて文字板との密着性を向上するための構造に関
する。
(従来の技術) 車載用の計器は、一般に文字板およびムーブメ
ント(内機)を内蔵したメータハウジングと、メ
ータハウジングの開口周縁に組付けられる合成樹
脂製の見返し部材と、見返し部材の前部周縁に形
成された凹溝に嵌合して超音波溶着によつて一体
化される透明樹脂成形体からなる透明カバーとか
らなつている。
メータハウジングおよび透明カバーは外部と接
触する部分なので、材厚を厚くして強度、剛性を
高くしているが、見返し部材は単に文字板周縁を
縁取つて隠蔽する為だけの機能をもたらせば良い
ので、材厚は薄く出来ている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この構造であると第3図に示す
ように見返し部材1と透明カバー2を超音波溶着
する際に加圧加熱によつて見返し部材1の盤面1
aが前部側に向けて膨出状態に反つてしまい、こ
の状態でこれをメータハウジング3に組付けると
文字板4を覗かせる開口部1bと文字板4との間
に隙間ができ、この隙間より照射光が前面側に洩
れ、文字板4の盤面にハレーシヨンを生じさせる
ほか、波打ちなどにより、製品の品質感を低下さ
せる欠点か生じていた。
この考案は以上の問題を解決するものであつ
て、その目的はこの種の超音波溶着時における反
りの方向を後ろ側に向けてやることによつて、こ
れをハウジングに組付けた状態では文字板に密着
できるようにした車載用計器の組立構造を提供す
るものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、文字板
を露出した状態でメータハウジングの開口周縁に
組付けられる合成樹脂製の見返し部材と、見返し
部材の前部周縁に形成された凹溝に嵌合して超音
波溶着によつて一体化される透明樹脂成形体から
なる透明カバーとからなり、前記凹溝の内底部の
適宜位置には前記透明カバーの圧入嵌合時に見返
し部材の盤面を後方に向けて膨出させるための反
力を構成する突起を突出形成したものである。
(作用) 以上の構成によれば、透明カバーのエツジが突
起を押圧することによつて見返し部材の盤面は強
制的に後方に膨出する。
この盤面の材厚は薄く、したがつてこれをメー
タハウジングに組み付けた状態では開口周縁が文
字板に当接し、前方に押圧される結果、文字板と
の完全な密着性をうることになる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
第1図はこの考案の車載用計器の分解斜視図、
第2図a,bは見返し部材と透明カバーとの接合
工程を示す断面図である。
図において、車載用計器は文字板10およびそ
の背面に位置するムーブメント(内機)を内蔵し
たメータハウジング12と、メータハウジング1
2の開口周縁に組付けられる合成樹脂製の見返し
部材14と、見返し部材14の前部周縁に嵌合し
て超音波溶着によつて一体化される透明樹脂成形
体からなる透明カバー16とからなつている。
前記見返し部材14はABS樹脂からなるもの
で、前記文字板10を覗かせる一対の開口部18
aを形成した比較的薄い盤面18と、盤面18の
周囲に立上部20を介して形成され、周囲を縁取
る凹溝22と、凹溝22の後部に突出形成され、
前記メータハウジング12の開口周縁部に形成さ
れた嵌合部12aに結合する係止爪24を備えて
いる。
一方、前記透明カバー16はアクリル樹脂など
の比較的材厚の厚い透明樹脂成形体であつて、そ
の後部周縁には前記凹溝22に嵌合して溶着する
凹凸状の多数の脚部26およびその先端に突出す
る針状の嵌合部26aを形成してあり、この部分
を前記凹溝22に嵌合して治具などで両者を位置
決め圧接した状態で超音波を印加することによつ
て両接合部分は互いに溶着され、比較的融点の低
い見返し部材14側が先に溶融して前記脚部26
および嵌合部26aを食い込ませた状態で一体化
する。
なお、前記凹溝22の内底部には見返し部材1
4の上部中央側に二箇所、下部中央に一箇所の割
り合いでそれぞれ一対の突起28が突出形成され
ている。各突起28は、前記透明カバー16の圧
入嵌合時に見返し部材14の盤面18を後方に向
けて膨出させるための反力を構成するものであつ
て、超音波溶着時の加圧加熱により、前記脚部が
突起28を押圧することで盤面18を第2図aの
想像線で示すごとく後方に膨出させ、この状態で
接合が完了する。
したがつて、この状態のものを前記メータハウ
ジング12に組付ければ、第2図bに示すように
盤面18の開口部18aの周縁部は文字板10に
付き当てられ、強制的に弾性変形しつつ密着し、
平坦な状態に自己修正されるのである。
なお、前記実施例では凹溝22の上部2箇所下
部1箇所にそれぞれ一対の突起28を形成した。
これは、盤面18が最も変形しやすい開口部1
8aを挟む部分だからであるが、この考案は以上
の部分にのみ限定されるものでなく、変形量や変
形させようとする部分を見越した設計により、適
宜箇所に適宜の数の突起を形成することができる
ことは勿論である。
[考案の効果] 以上実施例によつて詳細に説明したように、こ
の考案の車載用計器の組立構造によれば、透明カ
バーのエツジが突起を押圧することによつて見返
し部材の盤面は強制的に後方に膨出する。これを
メータハウジングに組み付けた状態では開口周縁
が文字板に当接し、前方に押圧される結果、文字
板との完全な密着性をうることになる。
したがつて、この考案によれば反りによる光の
漏洩がなく、また凹凸が見返しの盤面に生ずるこ
とがないので、機能および外観性能を向上する上
で好適な構造である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる車載用計器の分解斜
視図、第2図a,bは同車載用計器の組立工程の
説明用断面図、第3図は従来の車載用計器の組立
状態を示す断面図である。 10……文字板、12……メータハウジング、
14……見返し部材、16……透明カバー、18
……盤面、18a……開口部、22……凹溝、2
8……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 文字板を露出した状態でメータハウジングの開
    口周縁に組付けられる合成樹脂製の見返し部材
    と、見返し部材の前部周縁に形成された凹溝に嵌
    合して超音波溶着によつて一体化される透明樹脂
    成形体からなる透明カバーとからなり、前記凹溝
    の内底部の適宜位置には前記透明カバーの圧入嵌
    合時に見返し部材の盤面を後方に向けて膨出させ
    るための反力を構成する突起を突出形成したこと
    を特徴とする車載用計器の組立構造。
JP15572987U 1987-10-12 1987-10-12 Expired - Lifetime JPH0531524Y2 (ja)

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JP15572987U JPH0531524Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12

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JP15572987U JPH0531524Y2 (ja) 1987-10-12 1987-10-12

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JPH0159820U JPH0159820U (ja) 1989-04-14
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JPH0159820U (ja) 1989-04-14

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