JPH05314871A - 真空遮断器 - Google Patents

真空遮断器

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Publication number
JPH05314871A
JPH05314871A JP11440792A JP11440792A JPH05314871A JP H05314871 A JPH05314871 A JP H05314871A JP 11440792 A JP11440792 A JP 11440792A JP 11440792 A JP11440792 A JP 11440792A JP H05314871 A JPH05314871 A JP H05314871A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone gel
vacuum valve
vacuum
insulating cylinder
circuit conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP11440792A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Hida
富雄 飛田
Yasuyuki Kobayashi
靖幸 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクトで高信頼性の真空遮断器を得る。 【構成】 真空バルブ5及び絶縁操作ロッド12を収納
する絶縁筒3内において、上部主回路導体1側と真空バ
ルブ5のエアギャップに二液姓シリコーンゲルを充填
し、下部主回路導体2側の絶縁操作ロッドとの間には一
液性シリコーンゲルを充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に真空遮断器は、次のように構成さ
れている。すなわち真空遮断器は、開閉機構と操作機構
とから成り、開閉機構となる真空バルブは、絶縁容器の
両端を端板で閉塞した内部圧力が10-4Torr以下の
真空容器内に一対の接離自在な電極を配して構成してい
る。
【0003】このうち、一方の電極には固定側通電軸が
取付けられており、一方の端板を蜜に貫通して外部に導
出して電路を構成している。他方の電極には電路となる
可動側通電軸が取付けられており、その可動側通電軸は
ベローズを介して他側の端板に取付けられ、駆動用操作
ロッド部を介して与えられる操作機構からの駆動力によ
り真空保持状態で電極の開閉を可能にしている。また、
各相充電部と真空バルブ、及び対地側絶縁にあたる駆動
用操作ロッド部を絶縁筒で隔壁して絶縁し、相間方向に
対しての縮小化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな真空遮断器では、真空バルブと絶縁筒との間にでき
るエアギャップ部は、結露,汚損等によるせん絡の危険
性など安全面で問題がある。従って、電圧階級(汚損
度)に応じたエアギャップの確保が必要になる等、絶縁
筒自体の外形がどうしても大きくなる傾向にあった。
【0005】また真空バルブ可動側通電軸と操作機構側
リンク部とを連結する駆動用操作ロッド部の対地側絶縁
は、気中絶縁のために電圧階級(絶縁階級)に相応する
絶縁距離を設ける必要がある。従って、真空遮断器の小
形化が困難であった。本発明の目的は、コクパクトで高
信頼性の真空遮断器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、絶縁容器の両端を端板で気密封着した真空
容器内で接離自在の固定電極および可動電極が配設さ
れ、この可動電極が一端に固設された可動側通電軸の他
端がベローズを介して一方の端板に取付けられた真空バ
ルブと、上部と下部に主回路導体が設けられた絶縁筒
と、一端が真空バルブの可動側通電軸に接続され、他端
が絶縁筒の一端へベローズを介して取付けられた駆動部
とを備え、絶縁筒は、真空バルブと駆動部を収納すると
ともに、絶縁筒の上部側である真空バルブとの間には二
液性シリコーンゲルを充填し、絶縁筒の下部側である駆
動部との間には一液性シリコーンゲルを充填して構成す
る。
【0007】
【作用】このような構成において、絶縁筒とこれに収納
される真空バルブとの間には二液姓シリコーンゲルを充
填して真空バルブの開閉時の衝撃や振動等を緩和し、絶
縁筒とこれに収納される駆動部との間には一液性シリコ
ーンゲルを充填することで駆動力の増加を防ぎ、絶縁距
離の短縮化が図れる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の真空遮断器の構成図であ
る。図1において、上部主回路導体1、下部主回路導体
2を一体注形した単相用の絶縁筒3を真空遮断器の本体
フレーム4に各相別に固定する。
【0010】絶縁筒3内には、真空バルブ5を収納し、
固定軸側を通電用盲蓋6に固定する。通電用盲蓋6はシ
リコーンゲル注入口7を設けられて絶縁筒3に固定し、
かつ上部側主回路導体1とは導体8で接続する。真空バ
ルブ5の可動軸側は、絶縁筒3の受部9に直接固定し、
さらに可動軸の通電接触部は下部側主回路導体2内に固
定されているスライドコンタクト10と接触するように
なっている。また、真空バルブ5の可動軸側と操作機構
側リンク11とは、絶縁操作ロッド12で連結される。
【0011】また、下部側主回路通電部となる下部側主
回路導体2とスライドコンタクト10、及び絶縁操作ロ
ッド12の駆動部を収納する絶縁筒3部はベローズ13
Aで気密に保持され、かつ絶縁操作ロッド12の動作を
可能にしている。さらに絶縁筒3部には、シリコーンゲ
ル注入口部14を設け、注入口部はロリング15を介し
てねじ16で締め付けて気密が保持される構造になって
いる。
【0012】上部側主回路通電部及び真空バルブ5など
の固定部を収納した絶縁筒3内のX,Y部には二液姓の
シリコーンゲル剤を充填し下部側主回路通電部、絶縁操
作ロッドなどの駆動部を収納する絶縁筒内Z部には主剤
のみの一液性シリコーンゲル剤を充填する。
【0013】尚、気密のために設けたベローズ13A
は、真空バルブ側のベローズ13Bと同一の断面積と
し、絶縁操作ロッド12の駆動時におけるシリコーンゲ
ル剤の逃げ口としてベローズ13Aと13Bで相殺され
るようになっている。
【0014】上部側主回路通電部及び真空バルブ5と絶
縁筒3との間のエアギャップ部に主液剤と硬化剤の二液
成分からなるシリコーンゲル剤を混合(例えば1:1)
して充填する。シリコーンゲルは付加反応による常温硬
化型であり、充填時は低粘度の流動体を形成し、硬化後
は寒天状の性状を有する。
【0015】このように二液姓のシリコーンゲルは、低
粘度の流動体であることから微小ギャップ部への注入も
可能となり、絶縁筒3の外形をさらに縮小(理論的には
1/3程度)することができるとともに、硬化後は真空
バルブ5の開閉時の衝撃,振動を吸収し緩和することが
できる。また、従来のようなエアギャップ部における結
露,汚損等によるせん絡する恐れもなくなる。
【0016】下部側主回路通電部及び絶縁操作ロッドな
どの駆動部には主液剤のみの一液成分のシリコーンゲル
を充填する。主剤のみのシリコーンゲルは、高温加熱し
ない限り硬化することはなく低粘度の液状をそのまま形
成するので、図示しない操作機構からの操作力の増加を
防ぐことができる。またシリコーンゲルは、空気やSF
6ガス及び絶縁油よりも絶縁特性が良く、かつ熱伝導率
も良いことから、絶縁操作ロッド12部の対地絶縁距離
を小さくでき、発熱部(通電部)の温度上昇も低く抑え
ることができるので大容量化も可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、絶縁容器
の両端を端板で気密封着した真空容器内で接離自在の固
定電極および可動電極が配設され、この可動電極が一端
に固設された可動側通電軸の他端がベローズを介して一
方の端板に取付けられた真空バルブと、上部と下部に主
回路導体が設けられた絶縁筒と、一端が真空バルブの可
動側通電軸に接続され、他端が絶縁筒の一端へベローズ
を介して取付けられた駆動部とを備え、絶縁筒は、真空
バルブと駆動部を収納するとともに、絶縁筒の上部側で
ある真空バルブとの間には二液性シリコーンゲルを充填
してゲル化させ、絶縁筒の下部側である駆動部との間に
は液状の一液性シリコーンゲルを充填したので、コンパ
クトで高信頼性の真空遮断器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の真空遮断器の構成図。
【符号の説明】
1…上部主回路導体、2…下部主回路導体、3…絶縁
筒、5…真空バルブ 12…絶縁操作ロッド、X,Y…二液姓シリコーンゲル
充填部 Z…一液性シリコーンゲル充填部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁容器の両端を端板で気密封着した真
    空容器内で接離自在の固定電極および可動電極が配設さ
    れ、この可動電極が一端に固設された可動側通電軸の他
    端がベローズを介して前記一方の端板に取付けられた真
    空バルブと、上部と下部に主回路導体が設けられた絶縁
    筒と、一端が前記真空バルブの可動側通電軸に接続さ
    れ、他端が前記絶縁筒の一端へベローズを介して取付け
    られた駆動部とを備え、前記絶縁筒は、前記真空バルブ
    と駆動部を収納するとともに、前記絶縁筒の上部側であ
    る真空バルブとの間には二液性シリコーンゲルを充填
    し、前記絶縁筒の下部側である駆動部との間には一液性
    シリコーンゲルを充填したことを特徴とする真空遮断
    器。
  2. 【請求項2】 真空バルブの可動側通電軸側のベローズ
    と駆動部側のベローズの断面積を略同一にしたことを特
    徴とする請求項1記載の真空遮断器。
JP11440792A 1992-05-07 1992-05-07 真空遮断器 Pending JPH05314871A (ja)

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JP11440792A JPH05314871A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 真空遮断器

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JP11440792A JPH05314871A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 真空遮断器

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JPH05314871A true JPH05314871A (ja) 1993-11-26

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JP11440792A Pending JPH05314871A (ja) 1992-05-07 1992-05-07 真空遮断器

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JP (1) JPH05314871A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003017306A1 (de) * 2001-08-14 2003-02-27 Siemens Aktiengesellschaft Elektrisches schaltgerät für mittel- oder hochspannung
JP2015027254A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 トーマス・アンド・ベッツ・インターナショナル・エルエルシー 高電圧スイッチ用の軟質誘電体材

Cited By (3)

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US9443681B2 (en) 2013-07-29 2016-09-13 Thomas & Betts International Llc Flexible dielectric material for high voltage switch

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