JPH0531464A - 重量選別機 - Google Patents

重量選別機

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JPH0531464A
JPH0531464A JP21447491A JP21447491A JPH0531464A JP H0531464 A JPH0531464 A JP H0531464A JP 21447491 A JP21447491 A JP 21447491A JP 21447491 A JP21447491 A JP 21447491A JP H0531464 A JPH0531464 A JP H0531464A
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Toru Takahashi
孝橋  徹
Kaoru Takamoto
薫 高本
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Yamato Scale Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多段階重量選別機に設けられている各計量装
置の零点調整を正確に行い得るようにすること。 【構成】 物品の重量を計量する計量位置aと、それぞ
れが所定の重量範囲ごとに対応して定めてあり対応する
重量の物品が排出される複数の物品排出位置1〜8と、
各ロードセルLC1 〜LC16の零点計測をする零点計測
位置bと、を保持部S1 〜S16が通過する円周に沿って
定めてある重量選別機において、いずれかの物品排出位
置1〜8に物品が排出されたときその排出位置から反時
計方向に回転して零点計測位置bに至るまで保持部の移
動する距離が予め定めた距離よりも長い距離であるか否
かを判定する判定手段と、その距離が予め定めた距離よ
りも長い距離であると判定手段が判定したときその物品
を排出した保持部が零点計測位置bを通過した後にその
ロードセルLCの零点調整を行う零点調整手段とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば回転式の多段
階重量選別機に設けられている計量装置の零点調整を正
確に行うことができるようにした重量選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転式の多段階重量選別機には、
図1に示すものがある。この重量選別機は、円周に沿っ
て16台の物品保持部S1 〜S16が設けられており、各
保持部S1 〜S16はそれぞれロードセルLC1 〜LC16
を介して回転側本体9に取り付けられている。この回転
側本体9は固定側本体10に回動自在に取り付けられて
おり、回転側本体9が図の矢印の方向(反時計方向)に
回転すると、この16台の保持部S1 〜S16が回転側本
体9に伴って同方向に回転する。そして、図1に示すよ
うに保持部の円周方向に沿って1〜8の物品排出位置を
定めてあり、これらの排出位置1〜8には夫々異なる重
量範囲を対応させてある。即ち、各排出位置1〜8には
その重量範囲内の重量の物品が排出される。
【0003】次に、この重量選別機の動作について説明
する。まず、図1に示すように保持部が物品供給範囲に
回転移動してきたときに例えば魚等の物品が供給装置1
1により1つずつ供給される。そして、保持部が重量計
量範囲に移動したときにその保持部に保持されている物
品の重量を計量し、この計量した物品をその重量と対応
する所定の排出位置に排出する。そして、物品が載って
いない保持部が零点計測位置bに回転移動したときに零
点計測を行い、零点調整範囲内でロードセルの零点調整
(零点補正)を順次行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記重量選別
機の能力(選別個数/時間)を上げるために回転側本体
9の回転速度を上昇させたり、又は、重量選別機のコス
トを下げるため、若しくはコンパクトさを図る為に保持
部(ロードセル)の数を少なく設計すると、保持部が図
1に示す零点計測範囲の始点から零点計測位置bを通過
する時間が短くなる。そして、零点計測範囲の始点から
零点計測位置bまでの範囲を通過する時間が或る一定時
間よりも短くなると、保持部が零点計測位置bを通過す
るまでの時間内で、物品を排出したときに生じる保持部
の振動が収束しない場合がある。この場合、その保持部
を支持するロードセルの零点計測(保持部に物品が保持
されていない状態で計量すること)を正確に行うことが
できないという問題がある。つまり、図1に示す排出位
置1〜8で物品が排出されると、物品を排出した保持部
がその排出位置から零点計測位置に到達するまでの到達
時間内で保持部の振動の収束を待つことができるが、図
からも分かるように排出位置6〜8に物品が排出された
ときの上記到達時間は、排出位置1〜5に物品が排出さ
れたときの上記到達時間よりも短く、従って、排出位置
6〜8に物品が排出されたときにはその物品を排出した
保持部を支持するロードセルの零点調整を正確に行うこ
とができない(零点計測値のばらつきが規定範囲よりも
大きくなる)場合がある。そして、同一の保持部におい
て、排出位置1〜5に物品を排出したときの零点計測値
と排出位置6〜8に物品を排出したときの零点計測値と
の間で差を生じることもある。
【0005】これは、保持部が零点調整範囲の始点から
計測位置bまでの範囲を通過する時間内において十分に
ロードセルの安定時間を見込むことができないため、排
出位置1〜5に物品が排出されたときと排出位置6〜8
に物品が排出されたときの所定の零点計測位置bにおけ
る荷重の安定波形が異なることと、排出位置6〜8に物
品が排出されたときは荷重の波形が十分に安定していな
いことを原因とする。ただし、この例ではロードセルの
安定時間を見込むことができない排出位置は、6〜8で
あるが、例えば保持部の回転移動速度を上昇させた場
合、この排出位置は5〜8となることもある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決する重量選別
機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、計量手段
に供給された物品の重量を計量する計量位置と、それぞ
れが所定の重量範囲ごとに対応して定められており対応
する重量範囲内の重量の物品が排出される複数の物品排
出位置と、計量手段の零点計測をする零点計測位置と、
を上記計量手段が繰り返し通過する所定の経路に沿って
定めてある重量選別機において、いずれかの上記物品排
出位置に物品が排出されたときその物品排出位置から上
記経路に沿って上記零点計測位置に至るまで上記計量手
段が移動する距離が予め定めた距離よりも長い距離であ
るか否かを判定する判定手段と、上記物品が排出された
その物品排出位置から上記経路に沿って上記零点計測位
置まで上記計量手段の移動する距離が予め定めた距離よ
りも長い距離であると上記判定手段が判定したときその
物品を排出した計量手段が上記零点計測位置を通過した
後にその計量手段の零点調整を行う零点調整手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0008】第2の発明は、計量手段に供給された物品
の重量を計量する計量位置と、それぞれが所定の重量範
囲ごとに対応して定められており対応する重量範囲内の
重量の物品が排出される複数の物品排出位置と、計量手
段の零点計測をする零点計測位置と、を上記計量手段が
繰り返し通過する所定の経路に沿って定めてある重量選
別機において、いずれかの上記物品排出位置に物品が排
出されたときその物品排出位置から上記経路に沿って上
記零点計測位置に至るまで上記計量手段が移動する時間
が予め定めた時間よりも長い時間であるか否かを判定す
る判定手段と、上記物品が排出されたその物品排出位置
から上記経路に沿って上記零点計測位置まで上記計量手
段の移動する時間が予め定めた時間よりも長い時間であ
ると上記判定手段が判定したときその物品を排出した計
量手段が上記零点計測位置を通過した後にその計量手段
の零点調整を行う零点調整手段と、を具備することを特
徴とするものである。
【0009】第3の発明は、請求項1に記載の重量選別
機において、上記複数の各物品排出位置から上記経路に
沿って上記零点計測位置に至るまでの上記計量手段の複
数の移動距離の内で予め定めた距離よりも長い距離にあ
る各物品排出位置に対して、該当する物品の数の多い重
量範囲を対応させたことを特徴とするものである。
【0010】第4の発明は、請求項2に記載の重量選別
機において、上記複数の各物品排出位置から上記経路に
沿って上記零点計測位置に至るまでの上記計量手段の複
数の移動時間の内で予め定めた時間よりも長い時間のか
かる各物品排出位置に対して、該当する物品の数の多い
重量範囲を対応させたことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】第1の発明によると、計量手段により計量した
物品をその重量と対応する所定の物品排出位置に排出す
ると、その排出により物品を排出した計量手段の生成す
る計量信号に振動が発生するので、零点調整を行う場
合、その振動が十分に収束し、安定した状態でその計量
手段の零点調整を行う必要がある。その為に、判定手段
は、いずれかの物品排出位置に物品が排出されたとき、
その物品排出位置から所定の経路に沿って零点計測位置
まで計量手段が移動する距離が予め定めた距離よりも長
い距離であるか否かを判定し、これにより、物品を排出
した計量手段が零点計測位置に移動したときにその振動
が十分に安定した状態になるか否かを判定する。つま
り、物品排出位置から零点計測位置までの距離が長いほ
ど計量手段の移動時間が長くかかるということを前提と
している。そして、零点調整手段は、物品が排出された
排出位置から所定の経路に沿って零点計測位置までの距
離が予め定めた距離よりも長い距離であると判定手段が
判定したとき、即ち、物品を排出した計量手段が零点計
測位置に移動したときにその振動が十分に安定した状態
となる予め定めた排出位置であると判定したときに、そ
の物品を排出した計量手段の零点調整を行う。逆に、或
る物品排出位置から所定の経路に沿って零点計測位置ま
で計量手段が移動する距離が予め定めた距離よりも短い
距離であると判定手段が判定したときは、零点計測位置
に計量手段が移動してきたときに振動が十分に収まらな
いので、その計量手段の零点調整を行わない。
【0012】第2の発明によると、いずれかの物品排出
位置に物品が排出されたときその物品排出位置から所定
の経路に沿って零点計測位置まで計量手段が移動する時
間が予め定めた時間よりも長い時間であるか否かを判定
手段が判定する。これにより、第1の発明と同様に、物
品を排出した計量手段が零点計測位置に移動したときに
その振動が十分に安定した状態になるか否かを判定する
ことができる。そして、物品が排出されたその物品排出
位置から所定の経路に沿って零点計測位置まで計量手段
が移動する時間が予め定めた時間よりも長い時間である
と判定手段が判定したとき、即ち、第1の発明と同様
に、物品を排出した計量手段が零点計測位置に移動した
ときにその振動が十分に安定した状態となる排出位置で
あると判定したときに、その物品を排出した計量手段の
零点調整を零点調整手段が行う。逆に、或る物品排出位
置から所定の経路に沿って零点計測位置まで計量手段が
移動する時間が予め定めた時間よりも短い時間であると
判定手段が判定したときは、零点計測位置に計量手段が
移動してきたときに振動が十分に収束しないとみなし、
その計量手段の零点調整を行わない。
【0013】第3の発明によると、第1の発明におい
て、複数の各物品排出位置から所定の経路に沿って零点
計測位置に至るまでの計量手段の複数の移動距離の内
で、予め定めた距離よりも長い距離にある各物品排出位
置に対して、該当する物品の数の多い重量範囲を対応さ
せている。これにより、零点調整手段が計量手段の零点
調整を行う回数を多くすることができる。
【0014】第4の発明によると、第2の発明におい
て、複数の各物品排出位置から所定の経路に沿って零点
計測位置に至るまでの計量手段の複数の移動時間の内で
予め定めた時間よりも長い時間のかかる各物品排出位置
に対して、該当する物品の数の多い重量範囲を対応させ
ている。これにより、第3の発明と同様に零点調整手段
が計量手段の零点調整を行う回数を多くすることができ
る。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例の多段階重量選別機の平面
図は図1と同等に現れるので図1を参照して説明する。
そして、同等部分は同一の図面符号で以下説明する。同
図に示すように、この重量選別機は従来と同様に16台
の物品保持部S1 〜S16がそれぞれストレインゲージ式
ロードセルLC1 〜LC16を介して回転側本体9に取り
付けられている。この回転側本体9は固定側本体10
(基台)に回動自在に取り付けられており、回転側本体
9が図の矢印の方向(反時計方向)に回転することによ
り、この16台の保持部が回転側本体9に伴って同方向
に回転する。そして、図1に示すように保持部の円周方
向に沿って保持部と同ピッチに1〜8の物品排出位置を
定めてあり、これらの排出位置1〜8には夫々異なる重
量範囲を対応させてある。即ち、保持部S1 〜S16が物
品供給範囲に回転移動してきたときに供給装置11によ
り1つずつ物品が供給されて、保持部に供給された物品
は保持された状態で回転移動し、重量計測範囲に移動し
た時に計量されて、その重量が属する重量範囲に対応す
る排出位置(排出範囲)に移動した時に保持部から排出
されて重量ごとに選別される。そして、保持部が零点計
測範囲に回転移動すると、零点計測が行われて、保持部
から物品を1〜5の排出位置に排出した場合に零点調整
を行い、保持部から物品を6〜8の排出位置に排出した
場合に零点調整を行わず、前回に得られた零点計測デー
タを使用して次回に供給される物品の重量計測を行う。
【0016】図5はこの多段階重量選別機の電気回路を
示すブロック図である。同図に示す10はロータリーコ
ネクタ端子13であり、この端子13は回転側本体9の
ボックス12に設けられている制御ユニットAの入出力
装置SIOAと固定側本体10に設けられている制御ユ
ニットBの入出力装置SIOB とを電気的に接続してい
る。なお、図には示していないが固定側本体10の制御
ユニットBに供給されている電源が、別に設けたロータ
リーコネクタ端子を介して回転側本体9の制御ユニット
Aに供給されている。LC1 〜LC16は16台のロード
セルであり、各ロードセルLC1 〜LC16は各保持部を
回転側本体9に支持している。各ロードセルLC1 〜L
16の出力は夫々アナログフィルタF1 〜F16を介して
アンプAMP1 〜AMP16に供給されて増幅され、アナ
ログスイッチAS1 〜AS16に供給される。そして、ア
ナログスイッチAS1 〜AS16は、制御ユニットAから
入力する信号に基づいて後述する所定のタイミングでO
NとOFFに切り替わり、ONとなった1つのアナログ
スイッチを介してロードセルの出力信号をA/D変換器
14に供給する。なお、この所定のタイミングはタイミ
ングパルスTP、リセットパルスRP、パルスTaのカ
ウント値等により決定される。A/D変換器14は、パ
ルスジェネレータPGから入力するパルスTa をスター
ト信号としてスタートしてロードセルのアナログ出力信
号をデジタル信号に変換し、制御ユニットAの入出力装
置PIOA に供給する。入出力装置PIOA は中央処理
装置CPUA に接続されている。CPUA は各ロードセ
ルLC1 〜LC16からの入力信号に基づいて物品の重量
計量を行い、この計量値が属する重量範囲の排出位置に
物品を保持部から排出させたり、図2及び図3に示され
るフローチャートで示されるプログラムに従って請求項
1及び2に記載の判定手段及び零点調整手段の各種演算
処理を行う。また、CPUA には上記プログラム等の一
定の固定したメモリ内容を持ったROMA と記憶内容を
自由に読み出したり書き替えたりすることが出きるRA
A が接続されている。
【0017】制御ユニットBの入出力装置SIOB には
中央処理装置CPUB が接続されている。このCPUB
にはRAMB 、ROMB 、PIOB が接続されており、
このPIOB には重量範囲等の各種データを入力するた
めのキースイッチ(KEY)と重量値等の表示をするた
めの表示部(DIS)が接続されている。CPUB はキ
ースイッチ(KEY)により入力されたデータを制御ユ
ニットAのCPUA に設定したり、制御ユニットAのC
PUA で生成された重量値を表示部(DIS)に表示さ
せる働きをする。
【0018】判定手段は、計量された物品が図1に示す
排出位置1〜5のいずれかに排出されたか否かを判定す
るものである。排出位置1〜5は、この排出位置に物品
が排出されると、保持部が零点計測範囲の所定の零点計
測位置bに回転移動したときに、物品の排出により保持
部に発生する振動が収束すると予め認められている所定
の排出位置である。排出位置6〜8は、この排出位置に
物品が排出されると、保持部が零点計測範囲の所定の零
点計測位置bに回転移動したときに、保持部の振動が収
束しないということを、予めみなされている所定の排出
位置である。つまり、物品が排出位置1〜5に排出され
たか否かを判定することにより、その物品を排出した保
持部は零点計測位置bに回転移動したときに保持部の振
動が収束するか否かを判定する。
【0019】零点調整手段は、物品が排出位置1〜5に
排出されたと判定手段が判定したときに、その保持部が
零点計測位置bを通過した後に零点調整を行う。即ち、
保持部が零点計測位置bに回転移動したときに、保持部
の振動が収束した状態で零点計測を行うことができるの
で、その保持部の正確な零点調整をすることができる。
【0020】次に、この重量選別機の重量計量、物品排
出、零点計測のタイミングを取るタイミング装置を図6
の平面図及び図7の断面図を参照して説明する。この装
置は、図6に示すように、固定部15に固定されている
ドーナツ状の円盤16と回転側本体9に伴って回転する
バー17とからなっている。この円盤16は、その円周
に沿って秤(ロードセル)の数に等しい16個のスリッ
ト18が等間隔に穿設されており、所定の1つのスリッ
ト18の位置に合わせて円盤16の内周の1箇所に切欠
き19が穿設されている。この切欠き19は、16台の
秤が回転側本に伴って1周したことをCPUA に読み取
らせるために設けられている。バー17は、図6及び図
7に示すように一端が回転側本体9と結合しており、他
端にタイミングパルスTPを発生すさせるための光セン
サPH1 と1周確認パルスRPを発生させるための光セ
ンサPH2 が装着されている。
【0021】このバー17が1周する度にタイミングパ
ルスTPと1周確認パルスRPが図4に示すように発生
する。そして、図6に示すaの位置にバー17が回転側
本体9に伴って回転移動すると、パルスTPとRPが同
時に発生し、このパルスTPとRPが同時に発生する位
置aを回転側本体9の回転の原点としている。制御ユニ
ットAのCPUA は、このTPとRPをPIOA を介し
て読み込み、図4に示すようにTPとRPが重なって入
力してから次にTPが入力するまでの状態をP1 と認識
し、その後TPが発生する度に状態P1 をP2 、P3
・・・・P16と順次その認識を更新させてゆき、P16
認識した後は再びP1 から認識を更新させてゆく。そし
て、或る状態(例えばP1 )を認識したときに、その状
態に対応して決定されている保持部(例えばS1 )に供
給されている物品の重量計測を行い、しかる後にその保
持部(例えばS1 )の零点計測を行う。この各状態にお
ける重量計量を行う保持部と零点計測を行う保持部の関
係は、図8に示してある。図8に示すように、例えば状
態P1 において、重量計量を行う秤の保持部がS1であ
り、零点計測を行う秤の保持部がS7 と定められてい
る。この関係は、図1に示すようにバー17が位置aに
回転移動したときに(P1の状態で)、保持部S1 が重
量計量を行うのに最適な位置(重量計量位置)に回転移
動しており、このとき零点計測を行うのに最適な位置b
には保持部S7 が回転移動していることから決定されて
いる。同様にして、バー17及び各保持部が図1の反時
計方向に360/16度ずつ回転移動していく度に状態
がP2 、P3 、・・・・と更新されてゆき、重量計量位
置aには保持部S2 、S3 、・・・・が順次移動してゆ
き、零点計測位置bには保持部S8 、S9 、・・・・が
順次移動してゆくので、P2 にはS2 とS8 が、P3
はS3 とS9 が、・・・・対応して決定されている。
【0022】そして、図5に示すパルスジェネレータP
Gは、図4に示すように一定時間間隔おきに連続的にパ
ルスTaを発生し、A/D変換器14のスタート信号と
してこのパルスTaをA/D変換器14に供給している
し、更に、図2のフローチャートで示すプログラムの割
り込み処理信号としてこのパルスTaをCPUA にも供
給している。つまり、或る状態から次の状態(例えばP
16からP1 状態)に切り替わると同時に、図4に示すよ
うにCPUA がアナログスイッチAS1 〜AS16を切り
換えて(例えばスイッチAS1 のみをONにする)、対
応する保持部(保持部S1 )に供給されている物品の重
量計量を行う。そして、同一の状態(P1 状態)の途中
でアナログスイッチを切り換えて(スイッチAS1 のみ
をONにした状態からスイッチAS7のみをONにした
状態に切り換える)、丁度零点計測を行うのに都合の良
い位置bに回転移動している秤(保持部S7 )の零点計
測を行う。この各状態P1 、P2 ・・・において、アナ
ログスイッチ(AS1 、AS7 )、(AS2 、AS8
・・・を順次ONに切り換えて、計量を行わせる保持部
1 、S2 ・・・と零点計測を行わせる保持部S7 、S
8 ・・・とが図8に示すように対応して組み合わされて
いる。
【0023】次に、パルスTaにより割り込み処理する
フローチャートを図2を参照して説明する。このフロー
チャートは状態P1 、P2 ・・・で対応する保持部
1 、S2 ・・・に供給されている物品の重量を算出す
るための合計重量計量データと、対応する別の保持部S
7 、S8 ・・・の零点計測値を算出するための合計零点
計測データとを得るための手順を示している。まず、タ
イミングパルスTPがCPUA に入力した状態(ONの
状態)か否かをフラグTPFにより判定し(ステップ1
00)、入力しておらずNO(「0」)であれば、次に
パルスTPが入力してONとなったときにフラグTPF
を立てて「1」とする(ステップ102、104)。
今、フラグTPFが「0」であり、パルスTPが入力し
たときは、1周確認パルスRPが入力してONであるか
否かを判定する(ステップ106)。このパルスRPが
入力してONであるときは、各保持部に付されている番
号1〜16と対応する数をカウントするカウンタSSC
のカウント値を1にリセットして(ステップ108)、
保持部S1 が計量位置aに回転移動していることを確認
する。そして、パルスRPが入力しておらずOFFであ
るときは、カウンタSSCのカウント値に1を加算して
次の保持部に付されている番号をカウントする(ステッ
プ110)。次に、カウンタSSCのカウント値に対応
する図5に示すスイッチASX (ただし、X=カウンタ
SSCのカウント値)をONにすると共にスイッチAS
X 以外のスイッチASをOFFにする(ステップ11
2)。そして、モードカウンタBCのカウント値に1を
加算して次のモード数をカウントし(ステップ11
4)、次のパルスTaが入力するまで待機する。このモ
ード数は、図4に示すように各状態(例えばP1 )にお
けるアナログ信号の不安定状態と安定状態の状態変化を
1〜4までの数値で識別している。
【0024】つまり、ステップ106でパルスRPが入
力してONであるときは、図4に示すパルスRPが入力
したP1 状態の始まりであり、この時は、保持部S1
図1に示す位置aに回転移動しており、従って、カウン
タSSCのカウント値が1であり、スイッチAS1 のみ
がONの状態である。そして、モードカウンタBCのカ
ウント値は0から1に更新される。以下、この状態から
順に説明する。今、次のパルスTaが入力すると、フラ
グTPF=1であるからステップ100でYESと判定
し、フラグTPFを「0」に設定して(ステップ11
6)、図4に示すモードカウンタBCが2若しくは4で
あるか(アナログ信号が安定状態であるか)、又は1、
3若しくは0であるか(アナログ信号が不安定状態であ
るか)を判定する(ステップ118)。モードカウンタ
BCは1であるので(不安定状態であるので)、ステッ
プ118、120でNOと判定し、パルスTaの入力回
数をカウントするカウンタWCのカウント値に1を加算
する(ステップ122)。つまり、現在のカウント値は
1である。そして、カウンタWCのカウント値が図4に
示すようにq1 となるまでカウントし(ステップ12
4)、q1 となったとき(アナログ信号が不安定状態か
ら安定状態になるまでの時間がカウント値=q1 となる
までの時間である)にカウンタWCのカウント値を0に
クリアし(ステップ126)、モードカウンタBCのカ
ウント値を1から2に更新する(ステップ128)。
【0025】そして、新たなパルスTaが入力すると、
フラグTPF=0であるからステップ100でNOと判
定し、まだ次のタイミングパルスTPが入力していない
ので、ステップ102でNOと判定し、ステップ116
を実行する。次に、モードカウンタBCが2若しくは4
であるか、又は1、3若しくは0であるかを判定する
(ステップ118)。モードカウンタBCは2に更新さ
れているので(重量計測モード)、ステップ118でY
ESであると判定する。そして、A/D変換器14から
出力される荷重信号Wi を読み取り(ステップ13
0)、荷重信号Wi をRAMに記憶されている荷重信号
ΣWi に加算して記憶する(ステップ132)。なお、
RAMに記憶されている荷重信号ΣWi の初期値は0で
あるから今回のWi が記憶される。そして、この荷重信
号Wi を加算した回数をカウンタWECによりカウント
する(ステップ134)。つまり、カウンタWECの初
期値は0であるので、今は1である。次に、モードカウ
ンタBC=2(重量計量モード)であるか否かを判定す
る(ステップ136)。今、カウンタBC=2(重量計
量モード)でありYESであるので、カウンタWECの
カウント値がm1 であるか否かを判定する(ステップ1
38)。これは、ステップ130の荷重信号の読み込み
をm1 回行い、m1 回の荷重信号Wi の合計値ΣWi
得るためである。従って、カウント値がm1 でなく、即
ち、m1 未満でありNOであるときは、カウンタWEC
のカウント値がm1 となるまで各ステップを繰り返して
1 回の重量計量を行い、ステップ138でカウント値
がm1 となりYESと判定したときは、合計荷重信号Σ
i をWINT とし、カウンタBCのカウント値をBCR
とし、X(カウンタSSCのカウント値=X)をSCR
としてレジスタに夫々記憶する(ステップ140)。こ
こで、X≦10であるときは、X+6をXに置き換え、
X>10であるときは、X−10をXに置き換えて(ス
テップ142)、この置き換えたXの番号に対応するア
ナログスイッチASX をONにして、これ以外のアナロ
グスイッチASをOFFにする(ステップ144)。つ
まり、今、X=1であり、保持部S1 に供給されている
物品の重量を計量しており、スイッチはAS1 のみがO
Nとなっている状態であるから、Xは1から1+6=7
に置き換えて、AS7 のスイッチをONにして他のスイ
ッチをOFFにする。そして、モードカウンタBCのカ
ウント値に1を加算して(この場合、カウント値が3に
なる)(ステップ146)、カウンタWECのカウント
値及びΣWi を夫々0にクリアする。そして、計測完了
を示すフラグPWFを立てて「1」にする(ステップ1
48)。これで、図4に示すP1 状態の重量計量モード
BC=2が終了する。なお、フラグPWFが「1」にな
ると、後述する図3のフローチャートに示されているプ
ログラムが実行されて、上記のように重量計量モードに
より重量データを得られた場合は、その重量データに基
づいて物品の重量が算出される。
【0026】次に、上記ステップ148が実行された後
に新たなパルスTaが入力すると、ステップ100は、
フラグTPF=0であるのでNOと判定し、そしてタイ
ミングパルスTPはまだONになっておらずP1 状態で
あるので、ステップ102でNOと判定し、ステップ1
16を実行する。そして、モードカウンタBC=3にな
っており、図4に示すように不安定状態になっているの
で、ステップ118、120でNOと判定されて、上記
と同様のステップ110、116〜128を実行し、ア
ナログ信号が不安定状態から安定状態になるまでの時間
をカウントする。そして、カウンタWCのカウント値が
図4に示すようにq1 となりモードカウンタBC=3の
状態が終了すると、モードカウンタBCのカウント値に
1を加算してBC=4にする(ステップ128)。
【0027】そして、次のパルスTaが入力すると、ス
テップ100は、フラグTPF=0であるのでNOと判
定し、そしてタイミングパルスTPはまだONになって
おらずP1 状態であるので、ステップ102でNOと判
定し、ステップ116を実行する。そして、モードカウ
ンタBC=4になっており、零点計測モードであるの
で、ステップ118でYESと判定する。このモードで
は、カウンタWECのカウント値がm2 であるか否かを
判定する(ステップ150)。カウント値がm2 でな
く、即ち、m2 未満でありNOであるときは、カウンタ
WECのカウント値がm2 となるまで各ステップを繰り
返して保持部S7 の零点計測(保持部S7に物品が供給
されておらず、空の状態で計量すること)をm2 回行
い、ステップ150でカウント値がm2 となりYESと
判定したときは、合計零点計測信号ΣWi をWINT
し、カウンタBCのカウント値をBCRとし、X(=
7)の値をSCRとしてレジスタに夫々記憶する(ステ
ップ152)。そして、モードカウンタBCのカウント
値=4を0にクリアして、カウンタWECのカウント値
及びΣWi を夫々0にクリアする。そして、計測完了を
示すフラグPWFを立てて「1」にして零点計測モード
=4を終了する(ステップ148)。以上で図4に示す
1 状態の割り込み処理が終了する。そして、これ以降
にパルスTaが入力すると、図4に示すP2 状態におけ
る図2に示す上記処理が実行される。つまり、P2 状態
とは、図1に示す保持部S2 がaの位置に、保持部S8
がbの位置に回転移動した状態である。なお、ステップ
148でフラグPWFが「1」になると、後述する図3
のフローチャートに示されているプログラムが実行され
て、上記のように零点計測モードにより零点計測データ
を得られた場合は、その零点計測データに基づいて零点
計測値が算出される。
【0028】ただし、上記P1 状態が終了した後に新た
なパルスTaが入力すると、ステップ100は、フラグ
TPF=0であるのでNOと判定し、そしてタイミング
パルスTPは図4に示すようにOFFからONになって
おり、P1 状態からP2 状態に移行しているので、ステ
ップ102でYESと判定し、フラグTPFのフラグを
立てて「1」とする(ステップ104)。更に、1周確
認パルスRPが入力してONであるか否かを判定し(ス
テップ106)、この時、図4に示すようにパルスRP
が入力しておらずOFFであるので、カウンタSSCの
カウント値に1を加算して2とし(ステップ110)、
次の保持部S2 に付されている番号(=2)をカウント
する。次に、カウンタSSCのカウント値(=2)に対
応する図5に示すスイッチAS2 をONにすると共にス
イッチAS2 以外のスイッチASをOFFにする。そし
て、モードカウンタBCのカウント値=0に1を加算し
て次のモード数=1をカウントし(ステップ114)、
以降のパルスTaの入力に基づいて割り込み処理をし
て、上記と同様に合計重量計量信号及び合計零点計量信
号を算出する。
【0029】次に、図3のフローチャートに示す重量選
別及び零点調整を行うメイン処理について説明する。
今、図4に示す状態P1 で重量計量モード(BC=2)
が終了し、図2に示すステップ148でフラグPWFが
「1」になったと判断すると(ステップ200)、フラ
グPWFを「0」にして(ステップ202)、次に、B
CR=2であるか否かを判定する(ステップ204)。
即ち、割り込み処理をしたのは重量計量モード(BC=
2)であるか否かを判定する。この場合、合計重量計量
データを取得しているのでYESと判定し、レジスタに
記憶されているSCRの値を呼び出してこの値を保持部
の番号n(秤の番号n)として指定する(ステップ20
6)。図1で示すP1 状態ではSCR=1としてストア
しているので、n=1として指定する。この場合、保持
部はS1 である。そして、レジスタに記憶されている合
計荷重信号WINT を呼び出してWINT /m1 =Win(=
i1)を算出し、これにより保持部Sn (=S1 )に対
応するロードセルLCn (=LC1 )の平均出力信号を
算出する(ステップ208)。そして、このWin(=W
i1)からロードセルLCn (=LC1 )の零点メモリ値
(零点メモリ値は後述する零点メモリレジスタに記憶さ
れている)にて零点補正して、表示用重量値WIn(=W
I1)を算出する(ステップ210)。この表示用重量値
In(=WI1)は一時格納レジスタに記憶し(ステップ
212)、この重量値WIn(=WI1)でもってこの重量
が属する重量範囲(排出位置)を判別する等の各種処理
を行う(ステップ214)。この判別した重量範囲と対
応する排出位置の番号1〜8を重量ランク数として定
め、そしてこの判別した重量ランク数とその保持部の番
号n(秤の番号n)とを対にして重量ランクメモリレジ
スタWRMに記憶する(ステップ216)。つまり、保
持部S1 に対して重量ランク3を対に記憶したとする
と、この重量ランク3が後述する零点調整をするか否か
の判定の際の判定データとして使用される。
【0030】ただし、図4に示す状態P1 で零点計測モ
ード(BC=4)が終了し、図2に示すステップ148
でフラグPWFが「1」になると、このフラグPWFを
「0」にして(ステップ202)、次に、BCR=2で
あるか否かを判定する(ステップ204)。この場合、
割り込み処理をしたのは零点計測モード(BC=4)で
ありNOであるから、レジスタに記憶されているSCR
の値を呼び出してこの値を保持部の番号k(秤の番号
k)として指定する(ステップ218)。図1で示すP
1 状態ではSCR=7であるので、k=7として指定す
る。この場合、保持部はS7 である。そして、レジスタ
に記憶されている合計零点計測信号WINT を呼び出して
INT /m2 =WZdk (=WZd1 )を算出して保持部S
k (=S1 )に対応するロードセルLCk (=LC1
の平均出力信号を算出する(ステップ220)。次に、
この保持部Sk (=S1 )に保持されて計量された物品
のランク数を重量ランクメモリレジスタWRMより読み
だして(ステップ222)、このランク数が5以下であ
るか否かを判定する(ステップ224)。即ち、ランク
数5以下である排出位置1〜5のいずれかに物品が排出
されたか否かを判定して、排出した物品のランク数が5
以下でありYESと判定したときは、零点計測信号の平
均値WZdk (=WZd1 )をその保持部Sk (=S1 )に
対応する零点メモリレジスタZRMに更新記憶する(ス
テップ226)。つまり、前回、或る保持部Sk と対応
して零点計測信号の平均値WZdk がレジスタZRMに記
憶されているとすると、今回算出した平均値WZdk を前
回に算出した値と置き換えて記憶する。
【0031】なお、ステップ224において、ランク数
が5を越えていると判定したとき、即ち、ランク数5を
越える排出位置6〜8のいずれかに物品が排出されてN
Oと判定したときは、零点計測信号の平均値WZdk (=
Zd1 )をレジスタZRMに更新記憶しないで、その保
持部Sk (=S1 )に対応する零点メモリレジスタZR
Mに記憶されている元の零点計測信号の平均値W
Zdk (=WZd1 )を次回の重量計量の際の零点メモリ値
として使用する。
【0032】ただし、上記図3のフローチャートの説明
を主にP1 状態で割り込み処理して得られたデータを例
にして説明したが、P2 、P3 、・・・・の各状態で割
り込み処理して得られたデータも上記と同様にして処理
される。
【0033】そして、上記実施例では、各排出位置1〜
8に対応させている重量範囲を各排出位置に対して何ら
考慮して指定していないので、例えば被計量物品の重量
分布の著しい重量範囲が偶然に排出位置6〜8に対応し
て設定されている場合があり、この場合、排出位置6〜
8に排出される物品の個数が多くなり、従って、零点調
整が行われない事が頻繁に起こり、これにより計量精度
に支障をきたすことがある。従って、この問題を解決す
るために、排出位置6〜8に排出される物品の個数が多
いと分かったとき、又は予め被計量物品の重量分布の著
しい重量範囲が判明しているときは、その重量分布の著
しい重量範囲を排出位置1〜5のいずれかに対応させ
る。
【0034】
【発明の効果】従来、例えば重量選別機のコストを下げ
るため、又は、コンパクトさを図るために計量手段の数
を少なく設計した場合、零点計測位置に近い特定の排出
位置に物品を排出した計量手段について零点調整をする
と却って計量精度の低下をきたすという問題がある。こ
れに対して、第1乃至第4の発明によると、或る物品排
出位置に物品を排出した計量手段が零点計測位置に移動
してきた時に、その計量手段が生成する計量信号が十分
に安定すると判断した場合にその計量手段の零点調整を
行い、零点計測位置で計量信号が十分に安定せず、零点
調整をすると却って計量精度を低下させると判断した場
合は零点調整を行わないようにするものである。従っ
て、本発明によると計量手段の数を少なく設計した場合
等であっても零点調整を正確に行うようにすることがで
きるという効果がある。なお、この発明によると、計量
手段が物品を計量したときでも、物品の排出位置によっ
てその計量手段の零点調整を行わない場合があるが、零
点変化は一般的に周囲温度の変化、又は水分や粉体等の
付着によって徐々に生じるので、このような重量選別機
の使用の態様を勘案して計量手段の数を設計することに
より十分な計量精度を得ることができる。
【0035】そして、第3及び第4の発明によると、被
計量物品の重量分布が予め或る程度判明している場合等
において、物品の分布の著しい重量範囲を、零点調整を
行うように設定した物品排出位置に対応させることによ
り、計量手段の零点調整を行う頻度を高めることがで
き、これにより計量精度の向上を図ることができるとい
う効果があり、更に、重量選別機のコストを下げるた
め、又は、コンパクトさを図るための設計の選択範囲を
広げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る重量選別機の平面図
である。
【図2】同実施例の重量選別機に係る割り込み処理の動
作を示すフローチャートである。
【図3】同実施例の重量選別機に係る重量選別及び零点
調整のメイン処理の動作を示すフローチャートである。
【図4】図2に示すフローチャートが実行される動作タ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図5】同実施例の重量選別機の電気回路の概略を示す
ブロック図である。
【図6】同実施例の重量選別機の各種動作のタイミング
を取るタイミング装置の平面図である。
【図7】図6に示すタイミング装置の断面図である。
【図8】上記実施例の各状態において重量計量及び零点
計測を行う所定の保持部との組合せを示す図である。
【符号の説明】
1〜8 排出位置 11 物品供給装置 LC1 〜LC16 ロードセル AS1 〜AS16 アナログスイッチ PG パルスジェネレータ CPUA 、CPUB 中央処理装置 KEY キースイッチ DIS 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量手段に供給された物品の重量を計量
    する計量位置と、それぞれが所定の重量範囲ごとに対応
    して定められており対応する重量範囲内の重量の物品が
    排出される複数の物品排出位置と、計量手段の零点計測
    をする零点計測位置と、を上記計量手段が繰り返し通過
    する所定の経路に沿って定めてある重量選別機におい
    て、いずれかの上記物品排出位置に物品が排出されたと
    きその物品排出位置から上記経路に沿って上記零点計測
    位置に至るまで上記計量手段が移動する距離が予め定め
    た距離よりも長い距離であるか否かを判定する判定手段
    と、上記物品が排出されたその物品排出位置から上記経
    路に沿って上記零点計測位置まで上記計量手段の移動す
    る距離が予め定めた距離よりも長い距離であると上記判
    定手段が判定したときその物品を排出した計量手段が上
    記零点計測位置を通過した後にその計量手段の零点調整
    を行う零点調整手段と、を具備することを特徴とする重
    量選別機。
  2. 【請求項2】 計量手段に供給された物品の重量を計量
    する計量位置と、それぞれが所定の重量範囲ごとに対応
    して定められており対応する重量範囲内の重量の物品が
    排出される複数の物品排出位置と、計量手段の零点計測
    をする零点計測位置と、を上記計量手段が繰り返し通過
    する所定の経路に沿って定めてある重量選別機におい
    て、いずれかの上記物品排出位置に物品が排出されたと
    きその物品排出位置から上記経路に沿って上記零点計測
    位置に至るまで上記計量手段が移動する時間が予め定め
    た時間よりも長い時間であるか否かを判定する判定手段
    と、上記物品が排出されたその物品排出位置から上記経
    路に沿って上記零点計測位置まで上記計量手段の移動す
    る時間が予め定めた時間よりも長い時間であると上記判
    定手段が判定したときその物品を排出した計量手段が上
    記零点計測位置を通過した後にその計量手段の零点調整
    を行う零点調整手段と、を具備することを特徴とする重
    量選別機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の重量選別機において、
    上記複数の各物品排出位置から上記経路に沿って上記零
    点計測位置に至るまでの上記計量手段の複数の移動距離
    の内で上記予め定めた距離よりも長い距離にある各物品
    排出位置に対して、該当する物品の数の多い重量範囲を
    対応させたことを特徴とする重量選別機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の重量選別機において、
    上記複数の各物品排出位置から上記経路に沿って上記零
    点計測位置に至るまでの上記計量手段の複数の移動時間
    の内で上記予め定めた時間よりも長い時間のかかる各物
    品排出位置に対して、該当する物品の数の多い重量範囲
    を対応させたことを特徴とする重量選別機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112272761A (zh) * 2018-06-07 2021-01-26 安托利尼平衡有限公司 用于处理和检查块状或板状的原材料或一般产品的方法

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