JPH0531330Y2 - - Google Patents

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JPH0531330Y2
JPH0531330Y2 JP1989109548U JP10954889U JPH0531330Y2 JP H0531330 Y2 JPH0531330 Y2 JP H0531330Y2 JP 1989109548 U JP1989109548 U JP 1989109548U JP 10954889 U JP10954889 U JP 10954889U JP H0531330 Y2 JPH0531330 Y2 JP H0531330Y2
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valve
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flange
body flange
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、溶接構造の鋼製弁、更に詳しく
は、弁座シートに対して接合させる弁体の構造に
関する。
〔従来の技術〕
溶接構造の鋼製弁(ボール弁)を第1図乃至第
3図を参照して説明すると、複数に分割して溶接
により組立てた弁箱1の内部両側に弁座シート
2,2を溶接により固定し、弁箱1内に外部から
の操作で回動するよう収納した筒状弁体3の両側
に弁体シート4,4を設け、両弁体シート4,4
を弁座シート2,2に当接させることによつて閉
弁状態とし、この状態から弁体3を90°回転させ
て弁座シート2,2から弁体シート4,4を離反
させ、筒状弁体3を介して閉弁状態とするように
なつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような鋼製弁は、複数に分割
された弁箱1を内部に弁体3を収納した状態で溶
接により接合して組立てると、弁箱1に熱影響に
よる歪みが発生し、このため弁体シート4と弁座
シート2の密着度が変化し、流体漏れが発生する
という問題がある。
そこでこの考案の課題は、上記のような問題点
を解決するため、弁箱を溶接した組立後におい
て、弁体シートのスライド量調整や軸心ずれの矯
正が行なえ、シール性の向上により流体の漏れが
発生しない鋼製弁を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、この考案
は、弁体に設けた取付軸に弁体フランジを着脱自
在に外嵌挿し、この弁体フランジに隙間を介して
外嵌挿した弁体シートと弁体フランジを弁体フラ
ンジの調整孔に遊嵌したボルトで結合し、前記取
付軸と弁体フランジの対向面間に面圧調整スペー
サを介装し、更に取付軸に螺合したロツクナツト
と弁体フランジの間にスライドスペーサを設け、
前記弁体シートに弁体との間に組込んだばね部材
でロツクナツト側へ向けての移動弾性を付勢した
構成としたものである。
〔作用〕
弁箱内に弁体を収納した状態で、ロツクナツト
と弁体フランジを外し、面圧調整スペーサを増減
すれば弁体シートの面圧調整ができ、またボルト
を緩めた状態で弁体を数回開閉動させると弁座シ
ートの球心作用により、弁体シートの軸心が自動
的に修正される。
更に、ロツクナツトを緩めて外し、スライドス
ペーサを増減することにより弁体シートのスライ
ド代を調整することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
図示のように、弁箱1は、鋼管を熱間又は冷間
加工してレジユーサ形状にした一対の弁箱単体1
a,1bの大径端部を互に溶接5で固定すること
によつて組立てられ、両弁箱単体1a,1bの内
部にリング状の弁座シート2,2が溶接により固
定されている。
一方弁箱単体1aの上下にステム軸6,6が溶
接によつて固定され、弁箱1内に収納した弁体3
上下をステム軸6,6内に嵌合する軸7,7で支
持し、弁箱1の外部から弁体3を回動させること
ができるようになつている。
上記弁体3は、第3図に示すように、両弁座シ
ート2と2間に納まる長さの円筒状に形成され、
その両側外面に弁体シート4,4が取付けられて
いる。
第4図は弁体3に対する弁体シート4の取付け
構造を示しており、弁体3の外面に水平の取付軸
8を突設し、この取付軸8に弁体フランジ9が着
脱自在に嵌挿され、両者の嵌合部分がOリング9
dによつて気密保持されている。
弁体シート4は上記弁体フランジ9の筒状部9
aに外嵌する環状の円板に形成され、その内径は
上記筒状部9aに対して隙間10を形成するよう
に設定されている。
弁体フランジ9の鍔9bに複数の調整孔11が
設けられ、この調整孔11に隙間10aを形成し
て遊嵌するボルト13が弁体シート4にねじ込ま
れ、ボルト13の締付けにより弁体フランジ9と
弁体シート4を結合している。
前記取付軸8は大径部8aと中径部8b及び小
径螺軸8cの段付状に形成され、弁体フランジ9
の内周に設けた小径部9cと上記大径部8aの対
向面間にリング状の面圧調整スペーサ12が介装
されている。
また、取付軸8の小径螺軸8cに外嵌螺合した
ロツクナツト14が弁体フランジ9を介して弁体
シート4を抜止状に保持し、このロツクナツト1
4と弁体フランジ9の対向面間にスライド代Aが
形成され、このスライド代Aの部分にスライドス
ペーサ15が介装されている。
前記弁体3と弁体シート4の対向面間に皿ばね
16が組込まれ、弁体シート4に常時ロツクナツ
ト14側へ向けての移動弾性を付勢し、弁体シー
ト4の球形状に形成した外周を弁座シート2に接
合させるようになつている。
上記弁体シート2は第4図に示すように、弁箱
1に溶接で固定したシートリング座21にメタル
シート2にラバーシート23を各々軸方向に移動
自在となるよう取付けて構成され、弁体シート4
に対してメタルタツチとソフトタツチの二段シー
ルを行なうようになつている。
メタルシート22は後部外周にピストンリング
24とばね25を備え、ばね25で弁体シート4
に対する圧接弾性が付勢されていると共に、ピス
トンリング24の後面に作用する流体圧力によつ
てシール圧を付加するようになつている。
また、ラバーシート23はメタルシート22の
外周に軸方向へ移動自在となるよう外嵌し、その
後面とメタルシート22の間にグリースを圧入す
ることにより、弁体シート4に対する圧接力が付
与されると共に、グリースの一部はメタルシート
22に設けた小孔26からメタルシート22内に
も流入し、シール圧を付加するようになつてい
る。
この考案の鋼製弁は上記のような構成であり、
弁箱1内に弁体3を組込んだ状態で、この弁体3
を第1図と第2図のように、両弁座シート2,2
間と直交する位相にすると、両側の弁体シート
4,4が弁座シート2,2に圧接した閉弁状とな
る。
また、弁体3を上記の状態から90°回動させる
と、第3図のように両弁座シート2,2間に弁体
3が位置し、開弁状となる。
ところで、内部に弁体3を収納した状態で弁箱
1を溶接により組立てた後において、弁箱1の両
側通過口部より弁体シート4の面圧調整、スライ
ド両調整及び軸心ずれの矯正が可能である。
先ず、弁体シート4と弁座シート2の面圧を調
整するには、第4図のように弁体シート4を弁座
シート2に臨ませた状態で、ロツクナツト14と
ボルト13を緩めて弁体フランジ9を外し、面圧
調整スペーサ12を増減すれば面圧調整が行なえ
る。
次に弁体シート4と弁座シート2の軸心ずれを
調整するには、弁体フランジ9の固定ボルト13
を緩め、弁体シート4を隙間10,12の範囲で
自由に移動可能とした状態で、弁体3を2〜3回
開閉動させると、弁座シート2に対して弁体シー
ト4は球心作用により、弁座シート2に沿うよう
自動的に軸心ずれが修正され、この後ボルト13
をねじ込んで弁体フランジ9と弁体シート4を固
定化すればよい。
更に、弁体シート4のスライド代を調整するに
は、ロツクナツト14を外し、スライド代Aの部
分に対するスライドスペーサ15の増減を行なえ
ばよい。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、弁体を収納
した弁箱の組立後において、弁体シートの面圧調
整と軸心ずれ調整及びスライド代調整が弁箱の外
部から自由に行なえ、弁体シートと弁座シートの
シール性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る鋼製弁の閉弁状態を示
す縦断正面図、第2図は同横断平面図、第3図は
同開弁状態の縦断正面図、第4図は閉弁状態の要
部を拡大した縦断面図である。 1……弁箱、2……弁座シート、3……弁体、
4……弁体シート、8……取付軸、9……弁体フ
ランジ、10,10a……隙間、11……調整
孔、12……面圧調整スペーサ、13……ボル
ト、14……ロツクナツト、15……スライドス
ペーサ、16……皿ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁箱の内部に回動自在となるよう組込んだ弁体
    に弁体シートを設け、弁箱の弁座シートに対して
    弁体シートを当接させることにより閉弁状態とな
    るようにした鋼製弁において、弁体に設けた取付
    軸に弁体フランジを着脱自在に外嵌挿し、この弁
    体フランジに隙間を介して外嵌挿した弁体シート
    と弁体フランジを弁体フランジの調整孔に遊嵌し
    たボルトで結合し、前記取付軸と弁体フランジの
    対向面間に面圧調整スペーサを介装し、更に取付
    軸に螺合したロツクナツトと弁体フランジの間に
    スライドスペーサを設け、前記弁体シートに弁体
    との間に組込んだばね部材でロツクナツト側へ向
    けての移動弾性を付勢したことを特徴とする鋼製
    弁。
JP1989109548U 1989-09-18 1989-09-18 Expired - Lifetime JPH0531330Y2 (ja)

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JP1989109548U JPH0531330Y2 (ja) 1989-09-18 1989-09-18

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JPH0348172U JPH0348172U (ja) 1991-05-08
JPH0531330Y2 true JPH0531330Y2 (ja) 1993-08-11

Family

ID=31658135

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55123054A (en) * 1979-03-16 1980-09-22 Kubota Ltd Valve seal

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515467U (ja) * 1978-07-17 1980-01-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55123054A (en) * 1979-03-16 1980-09-22 Kubota Ltd Valve seal

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JPH0348172U (ja) 1991-05-08

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