JPH05312825A - ガスレートセンサ - Google Patents

ガスレートセンサ

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JPH05312825A
JPH05312825A JP41400290A JP41400290A JPH05312825A JP H05312825 A JPH05312825 A JP H05312825A JP 41400290 A JP41400290 A JP 41400290A JP 41400290 A JP41400290 A JP 41400290A JP H05312825 A JPH05312825 A JP H05312825A
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gas
sensor
rate sensor
electrode
casing
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Sokichi Hayashi
宗吉 林
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ガスレートセンサに関し、特に、従
来の棒状電極を用いることなく、気体流の方向と平行に
センサ部を配設することにより、組立が容易で且つ信頼
性を高くすることを特徴とする。 【構成】気体ポンプからの気体流を少なくとも1対のセ
ンサ部に供給し、各センサ部の出力差に基づいて角速度
入力を検出するものにおいて、各センサ部を気体流と平
行な方向に配設し、全体の径形状を小形化することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスレートセンサに関
し、特に、従来の棒状電極を用いることなく、気体流の
方向と平行にセンサ部を配設することにより、組立が容
易で且つ信頼性を向上させるための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のガスレー
トセンサとしては、種々あるが、その中で代表的なもの
について述べると、図3から図6に示される特開平1−1
67671号公報の従来例に開示された構成を挙げることが
できる。図において、符号1で示されるものは全体がほ
ぼ円筒状をなし、その両端が開放された形状からなるケ
ーシングであり、このケーシング1の各端部は、ポンプ
ホルダ2及び中継端子板3によって各々閉塞され、ケー
シング1内が外部から遮断されている。このポンプホル
ダ2には、電歪形のセラミック円板からなる振動板4a
が設けられ、その周縁部がポンプホルダ2に一体状に固
着されることによって、電歪振動ポンプ4(気体ポン
プ)が形成されている。
【0003】又、このケーシング1の内部には、この振
動板4aから所定距離だけ離間した位置に電極ホルダ5
が配置され、この電極ホルダ5は図5に示されるように
構成されている。すなわち、電極ホルダ5には、4個の
ガス案内孔5a〜5dが形成され、さらに、4個の電極
6a〜6dが、中心軸に対して対称的に配置されてい
る。これらの電極6a〜6dのうち、電極6a及び6b
間及び6c及び6d間には、センサ部であるホットワイ
ヤ7a及び7bが溶着によって接続されている。さら
に、前記ケーシング1内における前記中継端子板3の近
傍位置には、ノズル孔8及び補助孔9を有するノズル板
10が設けられ、この中継端子板3とノズル板10との
間には、それらのほぼ中間位置にダストプレート11が
設けられている。前記電歪振動ポンプ4(気体ポンプ)
の振動板4aと前記ポンプホルダ2との間には、ポンプ
室12が形成されており、この電歪振動ポンプ4によっ
て送り出されたガスは、ガス案内孔5a〜5dを経てガ
ス流路13に送られる。
【0004】前記ケーシング1の中継端子板3の外方位
置には、ICからなる信号処理回路部14が設けられ、
この信号処理回路部14は、外部から電力を受け、又、
ホットワイヤ7a及び7bの出力信号を外部へ取り出す
ための中継端子板3の中継端子15に接続されている。
又、前記中継端子板3には、リードピン16が設けら
れ、このリードピン16は外部ケーシング17に設けら
れた外部端子18に接続されている。前記外部端子18
は、前記電歪振動ポンプ4の作動に要する電力及び前記
ホットワイヤ7a及び7bを加熱するために要する電力
を、信号処理回路部14及びリードピン16を経ると共
に、ケーシング1内の軸方向に配設された複数のリード
線19を介して、適宜供給する作用を有している。又、
この外部端子18は、信号処理回路部14を経た後のホ
ットワイヤ7a及び7bの出力信号を外部に出力する作
用を有する。
【0005】従来のガスレートセンサは、前述したよう
に構成されており、以下に、その動作について説明す
る。まず、電歪振動ポンプ4(気体ポンプ)が通電され
ると、振動板4aが振動し、ポンプ室12内のガスが圧
縮され、この圧縮ガスはこの振動板4aの吐出口4b及
び電極ホルダ5の吐出口5eを介して流路13に流れ、
ノズル板10とダストプレート11との間に形成された
空間に導かれ、ノズル孔8と補助口9とを経て、ケーシ
ング1内の中空円筒部1a内の空間部1b内を、各電極
6a〜6dに向って噴出される。
【0006】前述の圧縮ガスは、各電極6a〜6dに溶
接された各ホットワイヤ7a及び7bを均等に冷却した
後、ガス案内孔5a〜5dを経て振動板4aに向って排
出され、この排出ガスは再び電歪振動ポンプ4(気体ポ
ンプ)の作用によって、流路13を経てノズル板10に
戻り、ケーシング1内を矢印の方向に従って循環してい
る。前述の状態で、ケーシング1に角速度が印加されな
い場合には、各ホットワイヤ7a及び7bは均一に冷却
されるが、外部から角速度が加えられた場合には、ガス
流がケーシング1内において偏流し、各ホットワイヤ7
a、7b間において不均一状態が生じ、そのために各ホ
ットワイヤ7a、7b間には、微小な電圧差が発生し、
この電圧差(出力差)を測定することにより、ケーシン
グ1に加わる角速度を検出することができる。また、前
述の従来例は、1軸検出であるが、2軸検出の場合に
は、図3に示すように、棒状の電極6a〜6h間に張設
された2組のホットワイヤ7a、7bと7c、7dを用
いることにより、2軸構成を得ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のガスレートセン
サは、以上のように構成されているため、次のような課
題が存在していた。すなわち、電極板に設けられた棒状
の各電極間に、気体流の方向と直交する方向にセンサ部
であるホットワイヤを張設しなければならず、気体流の
流れる空間に電極が位置しているため、気体流の流れに
乱れが生じ、その結果、検出精度の誤差になることもあ
った。また、気体流と直交してセンサ部を張設するた
め、ガスレートセンサの径方向の寸法を小形化すること
ができなかった。また、2軸検出を行う場合には、多数
の電極を電極板に植立させなければならず、各センサ部
の溶接が困難であると共に、気体流の流れをスムーズに
することが困難であった。さらに、各センサ部間の取付
間隔が狭くなり、互いに干渉する可能性があった。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、従来の棒状電極を用いるこ
となく、気体流の方向と平行にセンサ部を配設すること
により、組立が容易で且つ信頼性を向上させるようにし
たがスレートセンサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるガスレート
センサは、気体ポンプから送られた気体流を、ノズル孔
を介して少なくとも1対のセンサ部に供給し、前記各セ
ンサ部の出力差に基づいて角速度入力を検出するように
したガスレートセンサにおいて、前記各センサ部は、前
記気体流の方向と平行に配設されている構成である。
【0010】さらに詳細には、前記ノズル孔は、ケーシ
ングに取付けられた電極板に設けられた中空筒体に形成
されており、前記各センサ部は、前記中空筒体の天壁と
前記電極板間に設けられている構成である。
【0011】
【作用】本発明によるガスレートセンサにおいては、ノ
ズル孔を有する中空筒体と電極板間に、複数のセンサ部
を気体流と平行に張設しているため、各センサ部を支持
する従来の棒状の電極はなく、気体流は何らの障害もな
く流れ、高精度の角速度入力を検出することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明によるガスレートセ
ンサの好適な実施例について詳細に説明する。尚、従来
例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説
明する。図1および図2は、本発明によるガスレートセ
ンサを示すもので、図1は断面図、図2は図1の要部を
示す拡大斜視図である。
【0013】図において符号1で示されるものは、信号
処理回路部14を内蔵した基台20であり、この基台2
0上には、カップ形をなすケーシング1が設けられてい
る。前記ケーシング1の下部には、周知の圧電素子4H
を利用した気体ポンプ4が設けられ、この圧電素子4H
は吐出孔5eを有する振動板4Iを有しており、この振
動板4Iと基台20との間には、ポンプ室12が形成さ
れている。従って、この圧電素子4Hの振動に伴う振動
板4Iの振動によって、吐出孔4bからは連続してガス
流すなわち気体4Aaが吐出する。前記ケーシング1に
おける前記振動板4Iよりも上方位置には、中空筒体1
aを有する電極板5が設けられており、この電極板5に
は、前記気体ポンプ4からの気体4Aaを吐出するため
の気体吐出孔5eおよび案内孔5dが形成されている。
前記中空筒体1aの天壁1aAには、ノズル孔8が形成
されていると共に、この天壁1aAの内面1aBには複
数の第1電極部6aが形成されていると共に、前記電極
板5の内面5Aには、前記各電極部6aと対応して複数
の第2電極部6bが形成されている。前記各電極部6
a、6bは、各々印刷等による平坦な面状に構成され、
図示しないプリント又はリード線等による信号配線手段
を介して前記基台20内の信号処理回路部14に接続さ
れていると共に、前記中空筒部1aと電極板5とは一体
又は別体にて構成することができる。
【0014】前記各電極部6a、6b間には、垂直状態
にて複数のホットワイヤ等からなるセンサ部7a、7b
が設けられており、これらの各センサ部7a、7bは、
前記ノズル孔8から送られる気体4Aaにより形成され
る気体流4Aの方向とほぼ平行となるように設けられて
いる。前記各センサ部7a、7bは、ホットワイヤに限
らず、例えば、歪センサ等で構成することもできると共
に、各センサ部7a、7bの方向と直交する方向に設け
ることにより、2軸の検出を行うことができる。前述の
構成において、気体ポンプ4を所定の周波数で駆動する
ことにより、吐出口4bから吐出したガス等からなる気
体4Aaは、ケーシング1と中空筒体1a間の空隙13
を介してノズル孔8から気体流4Aとして電極板5に向
って連続供給される。前述の状態において、外部から角
速度入力が発生した場合には、各センサ部7a、7b間
を流れる気体流4Aの偏流が発生するため、各センサ体
7a、7b間の温度が変化し、各センサ7a、7bから
の出力差が発生する。従って、この出力差により、角速
度の大きさを検出することができる。
【0015】尚、前述の図1の構成は、図4の構成とは
若干異ならせてあるが、図4と同じ構成で、センサ部7
a、7bの構成のみを本発明のようにした場合も、同等
の作用効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明によるガスレートセンサは、以上
のように構成されているため、次のような効果を得るこ
とができる。すなわち、センサ部を直接平坦な電極部に
接続するため、従来のような棒状の電極を必要とせず、
構造を簡略化することができる。また、気体流が流れる
空間には、センサ部以外の構造物がないため、気体流の
流れが乱れず、安定した性能を維持することができる。
また、2軸用の直交配置のセンサ部を設けることが容易
となり、高性能の2軸レートセンサを得ることができ
る。さらに、各センサ部間の取付間隔を大きくとること
ができ、互いに干渉のない高精度な検出を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガスレートセンサを示す断面図で
ある。
【図2】図1の要部を示す拡大斜視図である。
【図3】従来の電極板を示す斜視図である。
【図4】従来のガスレートセンサを示す断面図である。
【図5】図4の要部を示す拡大平面図である。
【図6】ブロック図である。
【符号の説明】 1 ケーシング 1a 中空筒体 1aA 天壁 4 気体ポンプ 4A 気体流 5 電極板 7a センサ部 7b センサ部 8 ノズル孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】追加
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】追加
【補正内容】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体ポンプ(4)から送られた気体流(4A)
    を、ノズル孔(8)を介して少なくとも1対のセンサ部(7
    a、7b)に供給し、前記各センサ部(7a、7b)の出力差に基づ
    いて角速度入力を検出するようにしたガスレートセンサ
    において、前記各センサ部(7a、7b)は、前記気体流(4A)
    の方向と平行に配設されていることを特徴とするガスレ
    ートセンサ。
  2. 【請求項2】 前記ノズル孔(8)は、ケーシング(1)に取
    付けられた電極板(5)に設けられた中空筒体(1a)に形成
    されており、前記各センサ部(7a、7b)は、前記中空筒体
    (1a)の天壁(1aA)と前記電極板(5)間に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のガスレートセンサ
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