JPH05312815A - 試料移送装置 - Google Patents

試料移送装置

Info

Publication number
JPH05312815A
JPH05312815A JP11616292A JP11616292A JPH05312815A JP H05312815 A JPH05312815 A JP H05312815A JP 11616292 A JP11616292 A JP 11616292A JP 11616292 A JP11616292 A JP 11616292A JP H05312815 A JPH05312815 A JP H05312815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
suction
transfer
discharge nozzle
saucer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11616292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3075545B2 (ja
Inventor
Takatoshi Suzuki
隆俊 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP11616292A priority Critical patent/JP3075545B2/ja
Publication of JPH05312815A publication Critical patent/JPH05312815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3075545B2 publication Critical patent/JP3075545B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動分析機器の一部を構成する試料移送装置
における試料の飛び散り汚染をより簡単な構造で防止
し、部品数、重量、製造コストの削減を図る。 【構成】 自動分析機器あるいは自動分析機器の前処理
部の一部を構成し、採量操作や分注操作を行う垂直方向
に長い移送手段、例えば吸引吐出ノズルを具備してお
り、この移送手段から飛び散る試料を捕捉する部材、例
えば受け皿を配設し、この部材に移送手段が部分的に挿
通し得る穴が穿設してある。移送手段の移動時や停止時
の振動により、試料の飛び散りを発生するが、水平方向
の振動であることに着目して、移送手段直下の試料捕捉
部材に穴を穿設したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分析機器における試料
移送装置、特に吸引吐出ノズルやシリンジなど垂直方向
に長い移送部品で採量操作や分注操作を行う試料移送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動分析機器あるいは自動分析機器の前
処理部の一部であり、検体、試薬などを移送する試料移
送装置では、これら検体、試薬による装置内汚染の防止
が重要である。検体、試薬などが移送中に微量でも飛び
散り、装置内の反応管や他の検体が入っている試験管に
侵入し汚染すれば、誤った分析結果を出力することにな
る。また、装置に付着して、操作者に病気を感染させ、
重大な生物災害の要因となる恐れもある。従来、この対
策として、分析対象外の試料が混入してはいけない反応
管や試験管などに、ガバーやシャッターを設けた構造、
試料の吸引吐出ノズルが前記の反応管や試験管などを避
けて移動する構造、前記吸引吐出ノズルの移動経路の下
側すべてに受け皿を配設した構造がある。
【0003】このような検体、試薬による汚染の防止対
策の一つとして、図5に示す構造がある。10はL字形
のトランスファープレート、20は吸引吐出ノズル、3
0は一端部において吸引吐出ノズル20の上端を保持し
他端部がトランスファープレート10に垂直方向へ移送
可能に係合しているノズル保持アーム、40はトランス
ファープレート10が滑動可能に係合している水平方向
移送部、50はノズル保持アーム30を垂直方向に移送
させる垂直方向移送部、60は受け皿、70は一端部で
受け皿60を保持している受け皿保持アーム、80はト
ランスファープレート10の下端突出面に配置され受け
皿保持アーム70の他端部が連結している受け皿保持ア
ーム駆動部、90は吸引吐出ノズル20の上端に継合し
ている接続管である。
【0004】図示の状態で、受け皿60の真下にセルや
試験管が配置されている。この構造は、吸引吐出ノズル
20の真下に受け皿60が来るように、操作可能になっ
ている。吸引吐出ノズル20を用いて吸引吐出操作をす
るときは、受け皿保持アーム駆動部80により、受け皿
保持アーム70を矢印方向に適当に旋回して、吸引吐出
ノズル20の垂直方向への移送動作を妨げない位置まで
受け皿60を移動する。試料移送のときは、吸引吐出ノ
ズル20の真下に受け皿60が位置するように戻してか
ら、水平方向移送など所要の移送操作を行う。この試料
移送中に、吸引吐出ノズル20からわずかでも試料が飛
び散れば、受け皿60が捕捉するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
汚染防止構造は、いずれも機構や部品形状が複雑であ
り、コスト面でも問題があった。すなわち、従来の汚染
防止構造には、下記のような問題点がある。受け皿のな
いものは、分析対象外の試料が混入・侵入してはならな
い部分を、駆動部があるシャッターで遮断する構造、他
の検体の上を吸引吐出ノズルが避けて移動する構造など
を採用しているが、駆動部や余分の動作を必要とする。
受け皿のあるものは、受け皿を移動するための駆動部が
必要となる。いずれもその結果、試料移送装置の部品
数、重量、製造コストの増大をもたらした。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、受け皿に吸引吐出ノズルが挿通し
得る小さな穴を穿設することにより、受け皿を移動する
ための機構部を不要とし、部品数、重量、製造コストを
削減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の試料移送装置
は、自動分析機器あるいは前記自動分析機器の前処理部
の一部を構成し、採量操作や分注操作を行う垂直方向に
長い移送手段を具備しており、前記移送手段から飛び散
る試料を捕捉する部材を配設し、前記部材に前記移送手
段が部分的に挿通し得る穴が穿設してあることを特徴と
している。
【0008】
【作用】図5を用いて説明すれば、検体、試薬など飛散
性のある試料が飛び散るのは、吸引吐出ノズル20の移
動時や停止時の振動により発生する。しかし、図5に示
すように、吸引吐出ノズル20は上下垂直方向に長いの
で、水平方向に振動し、上下垂直方向には振動しない。
したがって、飛び散る試料に作用する力は水平方向が支
配的で、速度成分も水平方向が突出している。その結
果、吸引吐出ノズル20から飛び散る試料は、吸引吐出
ノズル20の真下に落下することはない。そこで、吸引
吐出ノズル20の下側に位置する適当な内径を有する受
け皿60に小さな穴を穿設しても、差し支えないことに
なる。すなわち、吸引吐出ノズル20の真下の位置、受
け皿60の中央部に吸引吐出ノズル20の直径より少し
大きい穴を穿設したのである。このような構造により、
受け皿60を旋回移動させる受け皿駆動部80は、不要
となる。受け皿60に穿設した穴に、吸引吐出ノズル2
0を挿通し所定位置で採量操作又は分注操作をすれば、
吸引吐出ノズル20の採量又は分注動作は妨げられるこ
とはない。
【0009】
【実施例】図1は、本発明装置の第1実施例の斜視図、
図2は、図1の部分詳細図である。1はトランスファー
プレート、2は吸引吐出ノズル、3は一端部において吸
引吐出ノズル2の上端部を保持し他端部がトランスファ
ープレート1に垂直方向へ移送可能に係合しているノズ
ル保持アーム、4はトランスファープレート1が滑動可
能に係合している水平方向移送部、5はノズル保持アー
ム3を垂直方向に移送させる垂直方向移送部、6は適当
な内径を有する受け皿、6aは受け皿6の中央部に吸引
吐出ノズル2の直径より少し大きく穿設し吸引吐出ノズ
ル2下方部分が挿通する穴、7は一端部で受け皿6を保
持し他端部がトランスファープレート1に固定してある
受け皿保持アーム、9は吸引吐出ノズル2の上端に継合
している接続管、10は複数のセル11を円形状に配列
してある回転可能なセルホルダー、12はセルホルダー
10を収容してあるベンチである。なお、水平方向移送
部4及び垂直方向移送部5の運動機構については、詳細
な図示、説明とも省略してある。
【0010】本発明装置は上述のように構成されている
ので、水平方向移送部4に沿って、トランスファープレ
ート1を滑動させると、吸引吐出ノズル2,ノズル保持
アーム3,受け皿6,受け皿保持アーム7が一体となっ
て移送される。吸引吐出ノズル2が、セルホルダー10
にある所定のセルの真上まで移動すると、垂直方向移送
部5が作動して、ノズル保持アーム3及びノズル保持ア
ーム3に保持されている吸引吐出ノズル2が下降を開始
する。吸引吐出ノズル2は、受け皿6の穴6aを挿通し
て、前記所定のセルから試料を採量し、又は前記所定の
セルに試料を分注する。このように、受け皿6を吸引吐
出ノズル2の真下から移動する必要はなく、図5で示し
た受け皿保持アーム駆動部は不要である。
【0011】図3は、本発明装置の第2実施例の部分断
面立面図である。2は吸引吐出ノズル、3はノズル保持
アーム、6は縦長な受け皿、6aは受け皿6の中央底部
の突起に穿設し吸引吐出ノズル2下方部分が挿通する
穴、7は受け皿保持アーム、9は吸引吐出ノズル2の上
端に継合している接続管である。本実施例では、受け皿
6を縦長にしてあり、穴6aは受け皿6の底部より少し
高い位置に穿設してあるので、飛び散った試料は一層確
実に受け皿6に捕捉され、捕集した試料は穴6aから漏
れ落ちることもない。
【0012】図4は、本発明装置の第3実施例の部分斜
視図である。6は受け皿、6aは受け皿6の中央底部に
穿設し吸引吐出ノズル下方部分が挿通する穴、6bは受
け皿6に持着し一体化した受け皿挟入部、7は受け皿保
持アーム、7aは受け皿保持アーム7の上面に配設した
複数の板ばねである。第3実施例は、受け皿挟入部6b
を板ばね7aに挟入する構造であり、受け皿6が着脱可
能になっている。受け皿保持アーム7から、受け皿挟入
部6bを含む受け皿6を分離して、定期的に洗浄するの
に適している。あるいは、受け皿挟入部6bを含む受け
皿6を消耗部品とし、定期交換方式にすることも出来
る。上述の実施例では、採量操作や分注操作を行う垂直
方向に長い移送部品として、吸引吐出ノズルの場合につ
いて説明したが、冒頭に述べたようにシリンジであって
もよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の試料移送装
置は、従来の同形試料移送装置に比較して、機構が簡単
で、移動部品の動作も合理的であり、適正な穴を穿設し
た受け皿だけで、試料移送装置内の汚染を防止すること
が出来る。したがって、受け皿を移動させる駆動部が不
要となり、部品数、装置重量、製造コストの削減が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1実施例の斜視図である。
【図2】図1の部分詳細図である。
【図3】本発明装置の第2実施例の部分断面立面図であ
る。
【図4】本発明装置の第3実施例の部分斜視図である。
【図5】従来装置の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 トランスファープレート 2 吸引吐出ノズル 3 ノズル保持アーム 4 水平方向移送部 5 垂直方向移送部 6 受け皿 6a 穴 7 受け皿保持アーム 9 接続管 10 セルホルダー 11 セル 12 ベンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動分析機器あるいは前記自動分析機器
    の前処理部の一部を構成し、採量操作や分注操作を行う
    垂直方向に長い移送手段を具備しており、前記移送手段
    から飛び散る試料を捕捉する部材を配設し、前記部材に
    前記移送手段が部分的に挿通し得る穴が穿設してあるこ
    とを特徴とする試料移送装置。
JP11616292A 1992-05-08 1992-05-08 試料移送装置 Expired - Fee Related JP3075545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11616292A JP3075545B2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 試料移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11616292A JP3075545B2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 試料移送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05312815A true JPH05312815A (ja) 1993-11-26
JP3075545B2 JP3075545B2 (ja) 2000-08-14

Family

ID=14680315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11616292A Expired - Fee Related JP3075545B2 (ja) 1992-05-08 1992-05-08 試料移送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3075545B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001053839A1 (fr) * 2000-01-17 2001-07-26 Precision System Science Co., Ltd. Systeme de transfert et de traitement de receptacles
KR100423239B1 (ko) * 2002-04-18 2004-03-18 한국표준과학연구원 분동인가 자동화 장치
WO2009031504A1 (ja) * 2007-09-06 2009-03-12 Olympus Corporation 分注方法、自動分析装置の試料分注方法、および自動分析装置
JP2012117826A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Hitachi Aloka Medical Ltd 分注装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001053839A1 (fr) * 2000-01-17 2001-07-26 Precision System Science Co., Ltd. Systeme de transfert et de traitement de receptacles
US6691748B1 (en) 2000-01-17 2004-02-17 Precision System Science Co., Ltd. Container transfer and processing system
KR100423239B1 (ko) * 2002-04-18 2004-03-18 한국표준과학연구원 분동인가 자동화 장치
WO2009031504A1 (ja) * 2007-09-06 2009-03-12 Olympus Corporation 分注方法、自動分析装置の試料分注方法、および自動分析装置
JP2009063449A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Olympus Corp 分注方法、自動分析装置の試料分注方法、および自動分析装置
JP2012117826A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Hitachi Aloka Medical Ltd 分注装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3075545B2 (ja) 2000-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9594089B2 (en) Analyzing apparatus, solid-liquid separation device and solid-liquid separation method
JP3229498B2 (ja) 検体の自動分析方法および装置
JP3068286B2 (ja) 分析装置、分析装置の試験要素支持体及び試験要素の洗浄方法
EP2028494A2 (en) Sample analyzer and sample analyzing method
JP2000121646A (ja) 分析機器処理装置
US10107829B2 (en) Analyzer and analyzing method
JPS63175769A (ja) オ−トサンプラ−
EP2733494B1 (en) Specimen analyzer
JP2006007081A (ja) 自動固相抽出装置
US7569190B2 (en) Micro-sample cup rack adapter
EP2045606A2 (en) Automated analyzer
US3537794A (en) Apparatus for the automatic analysis of a plurality of blood samples with means for agitation of each sample
US8507280B2 (en) Method of normalizing surface tension of a sample fluid
JPH05312815A (ja) 試料移送装置
JPH0618534A (ja) 分注装置用ピペッティングチップ取り外し装置
EP1279019B1 (en) Automated sample collection workstation
CN217033588U (zh) 一种精准微量铀分析仪
JPH01109264A (ja) 自動分析装置
US9664675B2 (en) Automated analyzer
JP3347179B2 (ja) 試料採取用プローブの供給装置
JPH0138521Y2 (ja)
JP3750772B2 (ja) 生化学分析装置
CN219201628U (zh) 血型检测仪
CN216696355U (zh) 反应容器装载器及样本分析仪
JPS6229961Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000523

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees