JPH05312209A - コントロールケーブル - Google Patents

コントロールケーブル

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JPH05312209A
JPH05312209A JP11622892A JP11622892A JPH05312209A JP H05312209 A JPH05312209 A JP H05312209A JP 11622892 A JP11622892 A JP 11622892A JP 11622892 A JP11622892 A JP 11622892A JP H05312209 A JPH05312209 A JP H05312209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control cable
cable
outer diameter
outer casing
inner cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP11622892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Mizohata
信二 溝畑
Yukiro Narita
幸郎 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Cable System Inc
Original Assignee
Nippon Cable System Inc
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Publication date
Application filed by Nippon Cable System Inc filed Critical Nippon Cable System Inc
Priority to JP11622892A priority Critical patent/JPH05312209A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナーケーブルとアウターケーシングとの
間の摩擦抵抗がきわめて小さく、その結果、荷重効率が
よく、さらに耐久性にもすぐれた極細径のコントロール
ケーブルを提供すること。 【構成】 コントロールケーブル1のアウターケーシン
グ3が、密着コイル状に巻かれた0.05mmの外径を有する
ステンレス鋼線2から構成され、かつその外径が0.26mm
であり、ステンレス鋼線からなるインナーケーブル4の
外周面には固体潤滑剤とバインダーとからなる乾性潤滑
被膜5が形成されており、その外径が0.103mm にされて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコントロールケーブルに
関する。さらに詳しくは、たとえば医療用および工業用
内視鏡などにおいて用いられる微小機械や装置などの力
伝達操作用の極細径のコントロールケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】コントロールケーブルは、運動エネルギ
ー(力・変位)を離れた場所に機械的に伝達する可撓性
をもった機械要素であり、種類としては、引きの力のみ
を伝えるプルケーブル、押し引きに使えるプッシュプル
ケーブル、ギヤとかみ合うギヤードケーブル、回転を伝
えるローターケーブルに大別される。ここでは、プルケ
ーブルについて説明する。
【0003】インナーケーブルは張力を受けて運動エネ
ルギーを伝達し、アウターケーシングは圧縮力を受け、
インナーケーブルのガイドと保護の機能をもつ。ケーブ
ルエンドは、インナーケーブルと操作機構とを連結し、
ケーシングキャップはアウターケーシングを取付部に固
定する。
【0004】インナーケーブルは、通常、伸線加工され
た硬鋼線やステンレス鋼線を複数本撚り合わせて作られ
る。用途によって最適の素線数や構造が選ばれる。その
特性値としては、破断力と伸び特性および耐疲労性が重
要である。
【0005】そしてアウターケーシングは通常丸鋼線を
圧延してえられる平鋼線をスパイラルに密着巻にし、さ
らに外周面にプラスチックコーティングが施される。そ
の特性値として重要なのは圧壊荷重と縮み特性である。
【0006】コントロールケーブルの存在価値は、力と
変位を効率よく他端に伝えることにあるので、荷重効率
とストロークロスが重要である。荷重効率ηwとは、図
4に示すように入力Fが何%出力Wに伝達されるかとい
うことである。すなわち
【0007】
【数1】
【0008】なる式で表わされる。一方、荷重効率は次
式で示すように、曲げ角の総和Σθに依存する。したが
って摩擦係数をμとすれば、荷重効率は ηw=exp(−μΣθ)×100(%) なる式で表わされる。
【0009】ストロークロスは、図4に示すように入力
側の変位δ2 と出力側の変位δ1 の差であって、アウタ
ーケーシングの縮みや変形及び、インナーケーブルの伸
びにより生ずるものである。
【0010】従来の極細径コントロールケーブル(以
下、単にコントロールケーブルという)としては、特開
平4-40933 号公報に開示されているように、金属製アウ
ターケーシングと、金属製インナーケーブルとから構成
されたものが知られている。
【0011】すなわち、図5に示されるようにこのコン
トロールケーブル51のアウターケーシング52は、密着し
てコイル状に巻かれた金属製の平角線53から形成されて
おり、その外周が合成樹脂製のコーティング層54によっ
て被覆されたものである。なお、外径は通常0.4mm 以下
にされている。そして、アウターケーシング52内には金
属製のけん引用のインナーケーブル55が挿通されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のコントロー
ルケーブル51においては、アウターケーシング52とイン
ナーケーブル55との摺動が金属同士の摺動となるため、
摩擦抵抗が大きく、荷重効率がきわめて低いものとな
る。これは、操作性を低下させる主要因となり、マイク
ロマシンなどのきわめて小さい機械を操作するうえで致
命的な欠点となる。さらに、かかるコントロールケーブ
ル51を長期間使用していると、一層荷重効率が低下し、
操作できなくなることがある。
【0013】そこで、潤滑手段として、通常サイズのコ
ントロールケーブル(アウターケーシング外径が5〜10
mm、インナーケーブル外径が1.5 〜3.5mm )に対すると
同様にグリースなどの潤滑剤を塗布したばあい、極細径
が災して、潤滑剤がかえって粘性抵抗体として作用し、
逆に操作性が低下したり、アウターケーシング52内にイ
ンナーケーブル55を挿入できなくなるということも起こ
る。
【0014】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、インナーケーブルの外周面に乾性被膜
潤滑剤をコーティングすることにより摩擦抵抗を大幅に
低減し、それにより操作性および耐久性を向上せしめた
コントロールケーブルを提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のコントロールケ
ーブルは、可撓性を有する筒状のアウターケーシング内
に可撓性を有するインナーケーブルが摺動自在に挿通さ
れたコントロールケーブルであって、前記アウターケー
シングが、密着コイル状に巻かれた0.02〜0.07mmの範囲
の外径を有する金属線から構成され、かつその外径が0.
1 〜0.35mmの範囲であり、前記インナーケーブルがその
外周面に固体潤滑剤とバインダーとからなる乾性潤滑被
膜を有しており、かつその外径が0.01〜0.15mmの範囲で
形成されていることを特徴としている。
【0016】なお、前記固体潤滑剤が二硫化モリブデン
および(または)PTFE(以下、ポリテトラフルオロ
エチレンという)から構成され、前記バインダーがフェ
ノール樹脂および(または)エポキシ樹脂から構成され
ているのが好ましい。
【0017】
【作用】本発明のコントロールケーブルでは、そのイン
ナーケーブルに耐久性にすぐれた乾性潤滑被膜が形成さ
れているため、アウターケーシングとの間の摩擦抵抗が
大幅に低減される。その結果、たとえコントロールケー
ブルが屈曲された状態であっても摺動抵抗はさほど大き
くならない。さらに、長期間の使用に対しても潤滑被膜
の劣化が少なく、荷重効率がほとんど低下しない。
【0018】
【実施例】つぎに添付図面を参照しながら本発明のコン
トロールケーブルを説明する。
【0019】図1は本発明のコントロールケーブルの一
実施例を示す一部切欠正面図、図2はコントロールケー
ブルの荷重効率試験の要領を示す説明図、図3はコント
ロールケーブルの最大使用荷重を示すグラフである。
【0020】一般に指先にのる程度に小さい機械をマイ
クロマシンと呼んでいるが、その長さに拘わらず外径が
1mmより小さいコントロールケーブルはさしずめマイク
ロコントロールケーブルと呼べるであろう。本発明のコ
ントロールケーブルは、このマイクロコントロールケー
ブルの一種である。
【0021】図1において、1はコントロールケーブル
であり、極細径のステンレス鋼(SUS 304 )線2が密着
してスパイラル状に巻かれたアウターケーシング3と、
単線としてのステンレス鋼線(SUS 304 )線からなるイ
ンナーケーブル4とから構成されている。アウターケー
シング3およびインナーケーブル4は共に、とくにステ
ンレス鋼線に限定されることはないが、強度、耐食性、
可撓性の面からステンレス鋼製が好ましい。
【0022】インナーケーブル4の外周には乾性潤滑被
膜5が形成されている。
【0023】乾性潤滑被膜5が形成されたあとの外径
は、少なくとも0.01〜0.15mmの範囲にされる。なお、そ
のときのアウターケーシング3の外径は少なくとも0.1
〜0.35mmの範囲内であり、アウターケーシング3を形成
する素線径は0.02〜0.07mmの範囲である。
【0024】前記乾性潤滑被膜5の形成方法としては、
まずインナーケーブル4の外周面にコーティング前処理
を施す。たとえば、脱脂、脱錆、サンドブラスト、メッ
キ、溶射、化成処理、塩浴窒化や浸硫窒化などの窒化処
理、陽極酸化などであって、これらの処理は単独または
組合せで用いられる。
【0025】ついで、固体潤滑剤とバインダーとを溶媒
に溶解させたり、分散剤に分散させることにより潤滑剤
原液をうる。インナーケーブル4に、浸漬(ディッピン
グ)、タンブリングまたはスプレーなどによって前記潤
滑剤原液を付着させる。
【0026】つぎにインナーケーブル4に対し、室温下
での1次乾燥を施し、ついで200 ℃の雰囲気下で2次乾
燥を施すことにより潤滑被膜を定着せしめる。
【0027】固体潤滑剤としては、酸化鉛、二硫化モリ
ブデンまたは二硫化タングステンなどの金属アルコゲナ
イド、そしてポリテトラフルオロエチレンなどのふっ素
樹脂などの高分子材料、さらに窒化ほう素、黒鉛などが
好ましく用いられる。なお、これらの材料は単独あるい
は組合せで用いられ、またその平均粒子径を0.3 〜5μ
mの範囲にするのが好ましい。前記固体潤滑剤のうち、
滑り性や耐荷重性の点から、二硫化モリブデン、ポリテ
トラフルオロエチレンがとくに好ましい。
【0028】一方、バインダーとしては、有機系バイン
ダーとして各種の天然樹脂、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、ポリフェニレンサルファイド、アルキッド樹脂、
ポリイミド、ポリアミドイミドなどの合成樹脂、または
無機系バインダーとして、ケイ酸塩、リン酸塩、ほう砂
などが好ましく用いられる。これらのバインダーも単独
または組合せで用いられる。そして、インナーケーブル
との接着性、耐熱性および初期なじみが良好な点からエ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂がとくに好ましい。
【0029】通常、前記固体潤滑剤を15〜30重量%とバ
インダーを70〜85重量%とを混合して用いる。なお、あ
らかじめバインダーをトルエン、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ブタノール、キシ
レン、セロソルブアセテートなどの溶媒に溶解させてお
き、その溶液に固体潤滑剤を分散させるのである。この
とき、前記固体潤滑剤とバインダーとの混合物を20〜40
重量%の範囲で、60〜80重量%の溶媒および分散媒に溶
解または分散させる。
【0030】叙上のごとくして製造された下記実施例
と、インナーケーブルに乾性潤滑被膜を形成していない
比較例とを参照しながら本発明のコントロールケーブル
をより詳細に説明する。
【0031】実施例 インナーケーブルとして、SUS 304 からなる外径0.1mm
のステンレス鋼線を用いた。乾性潤滑剤の原液として、
バインダーとしてのフェノール樹脂(32重量%)を、メ
チルイソブチルケトン(20重量%)、セロソルブアセテ
ート(20重量%)およびブタノール(20重量%)からな
る溶媒に溶解し、この溶液を分散媒として固体潤滑剤と
してのポリテトラフルオロエチレン(8重量%)を分散
させたものを準備した。ついで、前記ステンレス鋼線の
前処理としてメチルエチルケトンにより脱脂を施し、デ
ィッピングによって前記乾性潤滑剤原液を付着させた。
つぎに20℃の雰囲気下で約2分間1次乾燥し、さらに23
0 ℃の雰囲気下で約5分間2次乾燥することによりイン
ナーケーブル外周面に潤滑被膜を形成した。その外径は
0.103mm であった。
【0032】アウターケーシングとしては、SUS 304 か
らなる外径0.05mmのステンレス鋼線を外径が0.26mmであ
る密着コイル状に巻いたものを用意した。その内径は0.
16mmであった。
【0033】比較例 潤滑被膜を形成していない点以外は前記実施例のインナ
ーケーブルと同一(ただし外径は0.1mm )のインナーケ
ーブルと、実施例とまったく同一のアウターケーシング
とから構成されたコントロールケーブルを用意した。
【0034】前記実施例と比較例とに対して下記の荷重
効率試験を実施した。
【0035】すなわち、被試験体である前記実施例と比
較例の両コントロールケーブルを図2に示すごとく配索
した。まずアウターケーシング11を半径100mm で180 °
曲げ、ついでインナーケーブル12の一端にプッシュプル
ゲージ13を接続する。インナーケーブル12の他端側はプ
ーリ14に掛け回されたうえで200 gfのウエイトWに接
続する。
【0036】そして、プッシュプルゲージ13に備えられ
た往復動するモータ(図示されていない)によってイン
ナーケーブル12を10mmのストロークで1000回往復動させ
た。そのときの操作力Fgfをプッシュプルゲージ13に
よって測定したのである。
【0037】以上の荷重効率試験の結果を次表に示す。
【0038】なお、荷重効率ηwは下記の式によりえら
れたものである。
【0039】
【数2】
【0040】
【表1】
【0041】この結果から、潤滑被膜が形成されたイン
ナーケーブルを用いた実施例は、潤滑被膜を用いていな
い比較例に比べて、初期の荷重効率がはるかに高いばか
りでなく、1000回のストローク(プル操作)後において
も荷重効率は低下していない。
【0042】一方、比較例は1000回のストローク後には
荷重効率が大きく低下していることがわかる。
【0043】以上説明した、いわゆるマイクロコントロ
ールケーブルは、一般サイズのコントロールケーブルと
比較してその断面積以外にとくに強度を低下させる要因
は見当たらない。すなわち、図4に示されるごとく、コ
ントロールケーブルの最大使用荷重をそのアクターケー
シングの外径について整理したが、ほぼ外径の2乗に比
例していることがわかる。このことから、強度特性など
は従来の計算方法が適用できると考えられる。
【0044】また、本発明のコントロールケーブルは医
療用以外に、産業用マイクロマシンの操作と制御などに
利用されることが期待されるほか、適当なマイクロアク
チュエータを操作対象物に近接配置しえないばあいなど
にきわめて有効な遠隔操作手段となりうる。
【0045】
【発明の効果】本発明のコントロールケーブルは、マイ
クロコントロールケーブルの致命的欠点ともいえる大き
い摩擦抵抗に起因した荷重効率および耐久性の低下が防
止され、一般サイズのコントロールケーブルと同様に本
来の機能を充分に発揮しうるものであり、医療および産
業を問わず種々の分野において利用されうる汎用性の高
いコントロールケーブルである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコントロールケーブルの一実施例を示
す一部切欠正面図である。
【図2】コントロールケーブルの荷重効率試験の要領を
示す説明図である。
【図3】コントロールケーブルの最大使用荷重を示すグ
ラフである。
【図4】コントロールケーブルの機能を説明するための
概念図である。
【図5】従来のコントロールケーブルの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 コントロールケーブル 2 ステンレス鋼線 3 アウターケーシング 4 インナーケーブル 5 乾性潤滑被膜
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】固体潤滑剤としては、酸化鉛、二硫化モリ
ブデンまたは二硫化タングステンなどの金属ルコゲナ
イド、そしてポリテトラフルオロエチレンなどのふっ素
樹脂などの高分子材料、さらに窒化ほう素、黒鉛などが
好ましく用いられる。なお、これらの材料は単独あるい
は組合せで用いられ、またその平均粒子径を0.3 〜5μ
mの範囲にするのが好ましい。前記固体潤滑剤のうち、
滑り性や耐荷重性の点から、二硫化モリブデン、ポリテ
トラフルオロエチレンがとくに好ましい。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図1において、1はコントロールケーブル
であり、極細径のステンレス鋼(SUS 304 )線2が密着
してスパイラル状に巻かれたアウターケーシング3と、
単線としてのステンレス鋼(SUS 304 )線からなるイン
ナーケーブル4とから構成されている。なお、アウター
ケーシング3としては円形断面の鋼線だけでなく、従来
技術の欄で述べたような平鋼線をスパイラル状に巻いた
ものも当然に採用されうる。アウターケーシング3およ
びインナーケーブル4は共に、とくにステンレス鋼線に
限定されることはないが、強度、耐食性、可撓性の面か
らステンレス鋼製が好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】乾性潤滑被膜5が形成されたあとの外径
は、少なくとも0.01〜0.15mmの範囲にされる。なお、そ
のときのアウターケーシング3の外径は少なくとも0.1
〜0.35mmの範囲内であり、アウターケーシング3を形成
する素線径は0.02〜0.07mmの範囲である。なお、平鋼線
からアウターケーシングを構成するばあいは、前記円形
断面の鋼線(直径0.02〜0.07mm)を圧延して得られる厚
さが0.01〜0.06mmの平鋼線を使用するのが好ましい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する筒状のアウターケーシン
    グ内に可撓性を有するインナケーブルが摺動自在に挿通
    されたコントロールケーブルであって、前記アウターケ
    ーシングが、密着コイル状に巻かれた0.02〜0.07mmの範
    囲の外径を有する金属線から構成され、かつその外径が
    0.1 〜0.35mmの範囲であり、前記インナーケーブルの外
    周面に固体潤滑剤とバインダーとからなる乾性潤滑被膜
    が形成されており、その外径が0.01〜0.15mmの範囲であ
    ることを特徴とするコントロールケーブル。
  2. 【請求項2】 前記固体潤滑剤が二硫化モリブデンおよ
    び(または)ポリテトラフルオロエチレンからなり前記
    バインダーがフェノール樹脂および(または)エポキシ
    樹脂からなる請求項1記載のコントロールケーブル。
JP11622892A 1992-05-08 1992-05-08 コントロールケーブル Pending JPH05312209A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228624A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Kubota Corp 農作業機
JP2011094734A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Chuo Spring Co Ltd 自動車用ドアロックケーブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008228624A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Kubota Corp 農作業機
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