JPH0531083U - 電磁継電器の可動接触片 - Google Patents

電磁継電器の可動接触片

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JPH0531083U
JPH0531083U JP4609191U JP4609191U JPH0531083U JP H0531083 U JPH0531083 U JP H0531083U JP 4609191 U JP4609191 U JP 4609191U JP 4609191 U JP4609191 U JP 4609191U JP H0531083 U JPH0531083 U JP H0531083U
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locking
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JP4609191U
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Inventor
久人 佐藤
雅美 中沢
Original Assignee
株式会社高見澤電機製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は電磁継電器の構造に係るもので、接
触信頼性が高く、耐溶着性に優れた可動接触片の構成に
関するものである。 【構成】 可動接触片の中央に1本以上の溝を形成し、
該可動接触片の先端が繋がっていることを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、接触信頼性が高く、耐溶着性に優れた電磁継電器の可動接触片に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁継電器の接触信頼性を向上させるためには、可動接触片に1つ以上 の溝を形成することによって複数の独立した可動接触片とし、その各々に接触子 を形成して、これと対向する固定接触片との接触箇所を複数にするという構成に なっていた。
【0003】 しかしながら、この構造においては1組の可動接触片の各々のスティフネスは 、1つ以上の溝を形成する前の単一可動接触片のスティフネスの数分の1となる ため、少なくとも1つの接触箇所が例えばロッキング等の接点障害を起こした場 合、該ロッキングを解除しようとする力が弱く、また可動接触片の両面に接触子 を有する構成の電磁継電器においてはロッキングを起こした接触箇所以外の接触 子はロッキングを起こした固定接触子と対向している固定接触子に移行して接触 し、かつロッキングを起こした接触子はその状態を保持している,いわゆる三点 接触となる不具合があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、可動接触片が少なくとも2個以上の独立した接触子間に形成された 1本以上の溝によって独立した構成になっており、かつ該可動接触片の先端はそ の2箇所以上が独立しないで繋がっていることを特徴とし、その目的は少なくと も1つの接触箇所がロッキング等の接点障害を起こした場合に、該ロッキングを 解除しようとする力がロッキング等の接点障害を起こした可動接触片だけでなく 、その先端が2箇所以上が独立しないで繋がっているため、他の可動接触片の力 も利用してロッキングを解除する耐溶着性の向上と、かつ可動接触片に1つ以上 の溝を形成することによって複数の独立した可動接触片とし、その各々に接触子 を形成して対向する固定接触片との接触箇所を複数にして、電磁継電器の接触信 頼性の向上を損なわないことにあり、また、可動接触片の両面に接触子を有する 構成の電磁継電器においては、ロッキングを起こした接触箇所以外の接触 子は ロッキングを起こした固定接触子と対向している固定接触子に移行して接触し、 かつロッキングを起こした接触子はその状態を保持している,いわゆる三点接触 となる不具合を防ぐことにある。
【0005】 図1は本考案の一実施例を示す可動接触片と固定接触片の分解斜視図、図2な いし図6は本考案に係る可動接触片の動作を示す正面図と側面図、図7は従来例 に係る可動接触片と固定接触片の斜視図、図8ないし図10は従来例に係る可動 接触片の動作を示す正面図と側面図である。
【0006】 以下、順を追って説明すると、従来例に係る構成は図7に示すように、電磁継 電器の接触信頼性を向上させるために、可動接触片本体1に溝2を可動接触片の 先端4まで形成することによって、複数の独立した可動接触片3a、3bを形成 し、その各々に接触子5を付着して可動接触体とし、また接触子5に対向するよ うに固定接触片6a、6bを設け、該固定接触片に固定接触子7a、7bを付着 し、可動接触片の先端4に電磁駆動力を伝達するカード8を連結して構成されて いる。
【0007】 図8は不動作状態を示し、可動接触片3a、3bに形成している接触子5と固 定接触片6aに付着している固定接触子7aとは開離した状態であり、固定接触 片6bに付着している固定接触子7bとは複数の接触箇所にて閉成した状態で静 止している。
【0008】 可動接触片の先端4を電磁駆動手段と連結しているカード8が固定接触片6a 側へ押し上げることにより、図9のような動作状態となり、可動接触片3a、3 bに付着している接触子5は固定接触片6aに形成している固定接触子7aと複 数接触箇所で閉成した状態となり、固定接触片6bに付着している固定接触子7 bとは開離した状態となる。さらに電磁駆動手段よりの力を解除するとカード8 が移行して図8の状態にもどる。
【0009】 これを繰り返して接触子を開閉するが、図9のように片方の接触片3b(又は 3a)に付着している接触子5が固定接触子7aとロッキング等の接点障害を起 こした場合、この構成においては1組の可動接触片の各々のスティフネスは溝2 を形成しない単一可動接触片のスティフネスの数分の1となるため、該ロッキン グを解除しようとする可動接触片の力より以上の力でロッキングした場合、図1 0のようにロッキングを起こした接触箇所以外の接触子5は、ロッキングを起こ した固定接触片6aに付着している固定接触子7aと対向している固定接触片6 bに付着している固定接触子7bに移行して接触し、かつロッキングを起こした 接触子5は固定接触子7aとの接触状態を保持して,いわゆる三点接触となる不 具合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る構成は図1に示すように、従来の不具合を解消するため、可動接 触片本体1に溝2を形成することにより、複数の独立した可動接触片3a、3b を形成し、その各々の両面に接触子5を形成するが、溝2は可動接触片3a、3 bの接触子5の近傍では可動接触片3a、3bが独立した構成にし、かつ該可動 接触片の先端4はその可動接触片3a、3bが独立しないで繋がっており、この 可動接触片3a、3bの両面に形成する接触子5に対向するように固定接触片6 a、6bに形成する固定接触子7a、7bがあり、可動接触片の先端4に電磁駆 動力を伝達するカード8が連結されて構成される。
【0011】
【実施例】
次に動作について説明すると、図2は不動作状態を示し、可動接触片3a、3 bに形成している接触子5と固定接触片6aに付着している固定接触子7aとは 開離した状態であり、固定接触片6bに形成している固定接触子7bとは接触箇 所を複数にて閉成した状態で静止している。
【0012】 可動接触片の先端4を電磁駆動力の伝達によってカード8が固定接触片6a側 へ押し上げることにより図3のような動作状態となり、可動接触力3a、3bに 付着している接触子5は固定接触片6aに付着している固定接触片7aと複数接 触箇所で閉成した状態となり、固定接触片6bに形成している固定接触子7bと は開離した状態となる。
【0013】 さらに電磁駆動手段よりの力を解除すると、カード8が移行して、図2の状態 にもどる。これを繰り返して接触子を開閉するが、図3のように片方の接触片3 b(又は3a)に付着している接触子5が固定接触子7aとロッキング等の接点 障害を起こした場合、この構成においては1組の可動接触片の各々のスティフネ スは1つ以上の溝2を形成する前の単一可動接触片のスティフネスの数分の1で はなく、可動接触片の先端4で繋がっているため、他の可動接触片3a(又は3 b)のスティフネスとの合成となるので、該ロッキングを解除しようとする力は 従来例より大きくなり、従来ロッキング等の接点障害を起こしたままだったもの が図4ないし図5に示すように開離して不動作状態となり、耐溶着性が向上し、 かつ従来の接触信頼性の向上を損なわないようになる。
【0014】 また、図6のように、ロッキングを起こした接触子5はロッキング状態を保持 したとしても、ロッキングを起こした固定接触片6aに付着している固定接触子 7aと対向している固定接触片6bに付着している固定接触子7bに移行して接 触する三点接触にはならない。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、可動接触片の先端5は可動接触片3a、3bが独立しな いで繋がっているので、ロッキング等の接触障害を解除する力を向上させると共 に接触信頼性の向上を損なわないようにする利点があり、また可動接触片の両面 に接触子を有する構成の電磁継電器においては、ロッキングを起こした接触箇所 以外の接触子はロッキングを起こした固定接触子と対向している固定接触子に移 行して接触し、かつロッキングを起こした接触子はその状態を保持している,い わゆる三点接触を防ぐ利点がある。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る可動接触片と固定接触
片の分解斜視図である。
【図2】本考案に係る可動接触片の動作を示す正面図
(a)側面図(b)である。
【図3】本考案に係る可動接触片の動作を示す正面図
(a)側面図(b)である。
【図4】本考案に係る可動接触片の動作を示す正面図
(a)側面図(b)である。
【図5】本考案に係る可動接触片の動作を示す正面図
(a)側面図(b)である。
【図6】本考案に係る可動接触片の動作を示す側面図で
ある。
【図7】従来例に係る可動接触片と固定接触片の分解斜
視図である。
【図8】従来例に係る可動接触片の動作を示す正面図
(a)と側面図(b)である。
【図9】従来例に係る可動接触片の動作を示す正面図
(a)側面図(b)である。
【図10】従来例に係る可動接触片の動作を示す正面図
(a)側面図(b)である。
【0017】
【符号の説明】
1・・・可動接触片本体 2・・・溝 3a・・可動接触片 3b・・可動接触片 4・・・可動接触片の先端 5・・・接触子 6a・・固定接触片 6b・・固定接触片 7a・・固定接触子 7b・・固定接触子 8・・・カード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1組以上の可動接触片と固定
    接触片を有し、該可動接触片は少なくとも2個以上の独
    立した接触子をもって構成されている電磁継電器におい
    て、可動接触片の接触子近傍は接触子間に形成された1
    本以上の溝によって独立した構成になっており、かつ該
    可動接触片の先端はその2箇所以上が独立しないで繋が
    っていることを特徴とする電磁継電器の可動接触片。
JP4609191U 1991-04-03 1991-04-03 電磁継電器の可動接触片 Pending JPH0531083U (ja)

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JP4609191U JPH0531083U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 電磁継電器の可動接触片

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JPH0531083U true JPH0531083U (ja) 1993-04-23

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ID=12737322

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JP4609191U Pending JPH0531083U (ja) 1991-04-03 1991-04-03 電磁継電器の可動接触片

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016152443A1 (ja) * 2015-03-20 2016-09-29 オムロン株式会社 接点機構およびこれを備えた電磁継電器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016152443A1 (ja) * 2015-03-20 2016-09-29 オムロン株式会社 接点機構およびこれを備えた電磁継電器
JP2016178030A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 オムロン株式会社 接点機構およびこれを備えた電磁継電器
US10665406B2 (en) 2015-03-20 2020-05-26 Omron Corporation Contact mechanism and an electromagnetic relay provided therewith

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