JPH05310773A - 2−デオキシストレプタミン類の新保護法と、新規な二環性アミノ糖誘導体 - Google Patents

2−デオキシストレプタミン類の新保護法と、新規な二環性アミノ糖誘導体

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JPH05310773A
JPH05310773A JP4111816A JP11181692A JPH05310773A JP H05310773 A JPH05310773 A JP H05310773A JP 4111816 A JP4111816 A JP 4111816A JP 11181692 A JP11181692 A JP 11181692A JP H05310773 A JPH05310773 A JP H05310773A
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group
amino
compound
hydroxyl group
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JP4111816A
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English (en)
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Keiichi Ajito
慶一 味戸
Masayuki Shibahara
聖至 柴原
Takayuki Usui
孝之 臼井
Kazuyo Kakinuma
和代 柿沼
Maiko Iida
真依子 飯田
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、2−デオキシストレプタミンを構
成成分として含有する二環性のアミノ糖誘導体における
新保護法を提供する事を目的とし、さらに本新保護法を
応用して製造した抗菌剤として有用な新規化合物に関す
る。 【構成】 3′,4′−ジデオキシネアミンを出発物質
として、選択的1,6−N,O−ベンジリデン化を含む
化学修飾により、合成中間体として有用な式(I)で表
される新規ベンジリデン誘導体を製造した。更にそれを
用いた化学合成法により、それ自体抗菌剤として有用な
新規アミノ糖誘導体、5,3′,4′−トリデオキシネ
アミンを製造できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2−デオキシストレプタ
ミンを分子内に構成成分として含有する二環性アミノ糖
誘導体の新保護法と、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
(略名:MRSA)を含むグラム陽性菌及び陰性菌に有
効な新規アミノ糖誘導体である5,3′,4′−トリデ
オキシネアミンに関する。
【0002】
【従来の技術】2−デオキシストレプタミンをその構成
成分とする三環性アミノ配糖体抗生物質は、例えばカナ
マイシン類を含み、その幅広い抗菌スペクトルと強い抗
菌活性により重要な抗菌剤に分類される。なかでも近年
上市されたハベカシン〔ジャーナル・オブ・アンチビオ
チックス,26,412(1973)〕は、今日臨床に
おいて問題視されているMRSAに対して有効な、優れ
たアミノ配糖体抗生物質である。
【0003】一方、例えばネアミンの如き、2−デオキ
シストレプタミンをその構成成分として含有する二環性
のアミノ糖誘導体では、抗菌剤として市販され実用され
た化合物はないものの、その抗菌活性の増強を目的とし
て、それらの様々な誘導体研究が行なわれてきた。それ
らの化学修飾は主にネアミン又はこれの類縁物質につい
てなされたものであり、ネアミン又はネアミン類縁物質
の水酸基のデオキシ化をはじめ、水酸基及び/又はアミ
ノ基の変換等が知られている。とりわけ、ネアミン又は
ネアミン類縁物質の構成成分の2−デオキシストレプタ
ミンの5位及び6位の水酸基を化学的に区別するには、
1,6−N,O−環状カルバメート誘導体の形成による
方法(特開昭52−133949号)や、5,6−O−
エトキシエチリデン中間体を生成してこれを経由する方
法〔カーボハイドレート・リサーチ,52,187(1
976)〕が報告されている。殊に前者の環状カルバメ
ート誘導体の形成は、天然のアミノ配糖体抗生物質の全
合成に応用されて〔ジャーナル・オブ・アンチビオチッ
クス,25,741(1972)〕、極めて有用である
水酸基とアミノ基との同時的保護法である。
【0004】ところで、アミノ配糖体抗生物質の水酸基
のデオキシ化と抗菌活性の関係を扱った研究に目を移す
と、三環性のアミノ糖誘導体では5,3′,4′−トリ
デオキシカナマイシンBの化学修飾によって優れた誘導
体が数多く合成されている〔ジャーナル・オブ・アンチ
ビオチックス,34,1635(1981)又は特公平
1−34230号公報〕。他方、ネアミンそれ自体の化
学変換では、3′,4′−ジデオキシ誘導体〔ジャーナ
ル・オブ・アンチビオチックス,24,711(197
1)〕、5−デオキシ誘導体、6−デオキシ誘導体及び
5,6−ジデオキシ誘導体〔カーボハイドレート・リサ
ーチ,53,239(1977)〕、及び5,6,
3′,4′−テトラデオキシ誘導体〔ジャーナル・オブ
・アンチビオチックス,27,677(1974)〕等
の合成と抗菌活性が既に報告されて居り、ネアミンの化
学変換、例えば特定の水酸基のデオキシ化により抗菌活
性が増強され得ることが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2−デオキシストレプ
タミンを構成成分とする二環性アミノ配糖体であるネア
ミンの抗菌活性を増強する目的で、効率よくネアミンを
化学修飾するためには、ネアミンの5位及び6位の水酸
基を互いに化学的に識別することが好ましい。現時点に
おいては、6位の水酸基は保護されたが立体障害の影響
をより強く受ける5位の水酸基だけが遊離であり且つア
ミノ基の全部が保護されてある優れたネアミン保護体が
求められている。
【0006】前述した二つの方法を概観すると、環状カ
ルバメート誘導体の形成法に関しては脱保護する時に
幾分厳しい反応条件を必要とすること、保護体として
のカルバメート化合物の有機溶剤に対する溶解性があま
り高くないこと等が知られ、更にエトキシエチリデン中
間体を経由する方法に関しては開裂時に高い位置選択性
が得られないこと等が知られており、何れの方法も、5
位と6位の二つの水酸基を区別するためには必ずしも完
全に満足し得るものではない。そこで2−デオキシスト
レプタミンを構成成分とする二環性アミノ配糖体の保護
誘導体の製造において、保護・脱保護工程における反応
条件が緩和であり、保護する際、反応の位置選択性が高
く、かつ生成された保護誘導体が有機溶剤に対して充分
な溶解性を有するという条件を満足し得る6位水酸基の
新しい選択的保護法の発見が期待されている。
【0007】アミノ配糖体抗生物質の構造と抗菌活性の
相関という観点からすると、カナマイシンBにおいては
5位をデオキシ化することによって得られた5−デオキ
シカナマイシンBは、原体のカナマイシンBとその抗菌
力は殆ど同様である〔ブレタン・オブ・ザ・ケミカル・
ソシエティー・オブ・ジャパン,51(8),2354
(1978)〕が、ジベカシンの5位水酸基をデオキシ
化すると、得られた5,3′,4′−トリデオキシカナ
マイシンBは、その抗菌活性が若干減弱すると報告され
ている〔ジャパニーズ・ジャーナル・オブ・アンチビオ
チックス,32,S−178(1979)〕。
【0008】一方でネアミンの5−デオキシ誘導体は、
原体のネアミンと比較すると抗菌活性が増強している
〔カーボハイドレート・リサーチ,53,239(19
77)〕。そこでネアミンの構造と抗菌活性との相関を
明らかにし、かつ2−デオキシストレプタミンを構成成
分とし且つ優れた抗菌力を有する新規な二環性のアミノ
糖誘導体を得る目的で、今までに報告のないトリデオキ
シネアミンの合成とその抗菌活性の解明が現在、必要と
なった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の期待
に応えるべく合成化学的研究を重ね、公知の一価のアミ
ノ保護基で修飾された2−デオキシストレプタミンを構
成成分とする二環性アミノ配糖体、例えばネアミン又は
3′,4′−ジデオキシネアミン類に対して特定の反応
条件の下でベンズアルデヒド・ジ低級(C1 〜C4 )ア
ルキルアセタール、好ましくはベンズアルデヒドジメチ
ルアセタールを作用させることによりベンジリデン化を
行なうことにより、6位の水酸基が保護されたが5位の
水酸基が遊離である1,6−N,O−ベンジリデン体を
選択的に合成する事に成功した。この1,6−N,O−
ベンジリデン体の合成法は、6位水酸基の選択的保護法
として利用でき、次いでこの新保護法を用いることによ
り、5,3′,4′−トリデオキシネアミンを製造する
ことに成功した。しかもこの5,3′,4′−トリデオ
キシネアミンは、MRSAを含む臨床上重要なグラム陽
性菌及び陰性菌の発育を強く阻止することを見い出し本
発明を完成した。
【0010】第一の本発明の要旨とするところは、重要
な合成中間体としての次の式(I) 〔式中、R1 は公知の一価のアミノ保護基であり、R2
は水素原子又は置換された又は置換されていない水酸基
であり、R3 は水素原子、置換された又は置換されてい
ない水酸基又はハロゲン原子であり、R4 は水素原子、
置換された又は置換されていない水酸基又はハロゲン原
子であり、ただしR3 及びR4 のいずれか一方は水素原
子である〕で表される保護された2−デオキシストレプ
タミン部分を含有する二環性アミノ糖誘導体にある。
【0011】第二の本発明の要旨とするところは2−デ
オキシストレプタミンを構成成分として含有する二環性
アミノ糖誘導体の全てのアミノ基を公知の一価のアミノ
保護基で修飾しその後、得られるN−保護された二環性
アミノ糖誘導体に少なくとも5位及び6位の遊離の水酸
基が存在する状況下で、1位アミノ基及び6位水酸基に
対して選択的ベンジリデン化を行なうことにより式
(I) 〔式中、R1 は公知の一価のアミノ保護基であり、R2
は水素原子又は置換された又は置換されていない水酸基
であり、R3 は水素原子、置換された又は置換されてい
ない水酸基又はハロゲン原子であり、R4 は水素原子、
置換された又は置換されていない水酸基又はハロゲン原
子であり、ただしR3 及びR4 のいずれか一方は水素原
子である〕で表される保護された2−デオキシストレプ
タミン部分を含有する二環性アミノ糖誘導体を生成させ
ることを特徴とする、2−デオキシストレプタミンを構
成成分として含有する二環性アミノ糖誘導体の新規な保
護法にある。
【0012】第二の本発明による2−デオキシストレプ
タミン含有の二環性アミノ糖誘導体の新保護法は、第一
の本発明による一般式(I)の化合物の一例の製造を例
示する後記の工程図1に表示する方法の第1〜第2段階
に図示される。工程図1でBOCは第三級ブトキシカル
ボニル基を表わす。
【0013】
【0014】第三の本発明の要旨とするところは、新規
化合物として次式(II) 〔式中、R5 は水素原子又は公知の一価のアミノ保護基
である〕で表される5,3′,4′−トリデオキシネア
ミン又はテトラ−N−保護された5,3′,4′−トリ
デオキシネアミン、又はそれらの薬学的に許容し得る塩
に関する。
【0015】第三の本発明による一般式(II)で表され
る化合物の例には、前記の工程図1に示す方法で製造さ
れる化合物(6)と最終生成物としての5,3′,4′
−トリデオキシネアミンとがある。
【0016】第二の本発明による2−デオキシストレプ
タミン含有の二環性アミノ糖誘導体の新保護法、及びこ
の方法を利用した5,3′,4′−トリデオキシネアミ
ンの製造法について工程図1を参照して述べる。
【0017】出発物質である3′,4′−ジデオキシネ
アミンは公知であり〔ジャーナル・オブ・アンチビオチ
ックス,24,711(1971)〕、ネアミンから化
学誘導することが可能である。また3′,4′−ジデオ
キシネアミンは、ジベカシンの3−アミノ−3−デオキ
シ−α−D−グルコピラノシル残基を選択的に酸加水分
解しても、容易に調製できる。
【0018】第二の本発明の方法を実施するに当って
は、先ず3′,4′−ジデオキシネアミンの4個のアミ
ノ基を、常法により第三級ブトキシカルボニル基で保護
して工程図1に示す化合物(1)を得る。第三級ブトキ
シカルボニル基(BOC)に代えて公知の一価のアミノ
保護基、一般的にはアルコキシカルボニル基を利用でき
る。
【0019】上記の化合物(1)は1,3,2′,6′
−テトラ−N−第3級ブトキシカルボニル−3′,4′
−ジデオキシネアミンである。
【0020】次に化合物(1)の6位の水酸基と1位の
修飾されたアミノ基をベンジリデン基で位置選択的に保
護し、本発明の一般式(I)の化合物の一例として、R
1 が第三級ブトキシカルボニル基で、R2 が水素原子
で、R3 が水酸基で、R4 が水素原子である化合物
(2)即ち1,6−N,O−ベンジリデン−1,3,
2′,6′−テトラ−N−第3級ブトキシカルボニル−
3′,4′−ジデオキシネアミンを得る。
【0021】このベンジリデン基による保護は化合物
(1)を無水ジメチルホルムアミド中、触媒量のp−ト
ルエンスルホン酸ピリジン塩の存在下に過剰量のベンズ
アルデヒドジメチルアセタール、一般的にはベンズアル
デヒド・ジ(低級)アルキルアセタールと減圧しながら
加熱反応させて、選択的に1,6−N,O−ベンジリデ
ン体を得るようにして行われる(この時1位のアミノ基
を保護している第三級ブトキシカルボニル基は除去され
ない)。その場合の反応系中の減圧度は100mmHg
以下であること、特に15mmHg程度が好ましく、反
応温度は60℃前後が望ましい。化合物(2)のベンジ
ル位の立体化学は特別に指定されることはなく、二種類
のジアステレオアイソマーが如何なる比率で混合してい
てもよい。
【0022】ところで本1,6−N,O−ベンジリデン
化反応の際、常圧で反応を行なうと、目的とする化合物
(2)の収量が減少し、代って5,6−O−ベンジリデ
ン体の生成が観察される。
【0023】ところで、アミノ基が保護されて居り5位
及び6位の水酸基が遊離である2−デオキシストレプタ
ミン誘導体に、酸触媒の存在下にアセタール又はケター
ル交換反応を行なうと、通常は5位及び6位の水酸基が
該アセタール又はケタールにより保護されることが知ら
れる〔ブレタン・オブ・ザ・ケミカル・ソシエティー・
オブ・ジャパン,46(11),3507(197
3)、カーボハイドレート・リサーチ,52,187
(1976)〕。一方、特殊な反応基質、例えばストレ
プトマイシン誘導体においては、隣接する窒素原子と酸
素原子にアセタール又はケタールが結合した化合物に関
する報告がある(特開昭52−133991号)。しか
しながら、このN,O−アセタール化又はケタール化反
応は、隣接する二つの水酸基の全ての組が保護された後
に進行する事が合わせて述べられている。従って本発明
の方法で起る前記の選択的1,6−N,O−ベンジリデ
ン化反応は、本発明者らが初めて発見した新反応であ
る。この1,6−N,O−ベンジリデン化により得られ
る1,6−N,O−保護体としての化合物(2)が、そ
して一般的には一般式(I)の化合物が本発明の目的に
適なう6位水酸基を選択的に保護された二環性アミノ糖
の保護体であることを合わせて確認した。
【0024】次いで化合物(2)の5位水酸基を塩化メ
タンスルホニルでメタンスルホニル化すると、本発明の
一般式(I)について、R1 が第三級ブトキシカルボニ
ル基で、R2 が水素原子で、R3 がメタンスルホニルオ
キシ基で、R4 が水素原子である場合に相当する化合物
(3)すなわち1,6−N,O−ベンジリデン−1,
3,2′,6′−テトラ−N−第3級ブトキシカルボニ
ル−3′,4′−ジデオキシ−5−O−メタンスルホニ
ルネアミンを得る。この時に導入するスルホニル基とし
て上記のメタンスルホニル基に代えて、p−トルエンス
ルホニル基、ベンジルスルホニル基及びトリフルオロメ
タンスルホニル基等を使用して良く、それに対応するス
ルホニル基導入剤を用いる。スルホニル化反応で用いる
溶剤としては、ピリジン又はピリジン等有機塩基物質又
は無機塩基物質を含有する溶媒が良い。スルホニル化反
応は0℃〜100℃の間の温度で行なわれ、本スルホニ
ル化反応の際、1,6−N,O−ベンジリデン基の除去
又は転移は殆んど観察されない。
【0025】化合物(3)のベンジリデン基は、有機溶
媒、例えばメタノール中希薄な酸を反応させて容易に除
去することが可能であり、脱ベンジリデン体として安定
な化合物(4)すなわち1,3,2′,6′−テトラ−
N−第三級ブトキシカルボニル−3′,4′−ジデオキ
シ−5−O−メタンスルホニルネアミンを与える。脱ベ
ンジリデン化の反応の溶媒はメタノールに限定されるも
のではなく、添加する酸としてはトリフルオロ酢酸、p
−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫酸、塩酸
等で良く、好ましくは90%トリフルオロ酢酸である。
脱ベンジリデン化反応は−20℃〜室温において短時間
で進行する。また、本脱ベンジリデン化反応の際、第三
級ブトキシカルボニル基の除去は観察されない。
【0026】化合物(4)に対して糖類化学においてデ
オキシ化反応として応用されている公知のSN 2型反応
によるハロ基、好ましくはクロロ基との置換〔カーボハ
イドレート・リサーチ,89,255(1981)、カ
ーボハイドレート・リサーチ,126,45(198
4)〕を行なうと、化合物(5)すなわち1,3,
2′,6′−テトラ−N−第三級ブトキシカルボニル−
5−クロロ−5,3′,4′−トリデオキシ−5−エピ
ネアミンを得る。続いて5位の塩素原子をラジカル的に
還元し、本発明の一般式(II)において、R5 が第三級
ブトキシカルボニル基である化合物(6)すなわち1,
3,2′,6′−テトラ−N−第三級ブトキシカルボニ
ル−5,3′,4′−トリデオキシネアミンを得る。
【0027】なお化合物(4)の5位スルホニル基をハ
ロゲン原子で置換する際、反応試薬として好ましくは塩
化リチウムであるが、これに限定されることなくヨウ化
ナトリウム等と反応させることによっても5−デオキシ
−5−ハロゲン化化合物を得ることが可能である。
【0028】次いで化合物(5)のハロゲン原子を還元
するが、この還元の際は、水素化トリ(n−ブチル)錫
又は水素化トリフェニル錫の如く水素化トリアルキル錫
化合物を還元剤として用い、これと共にラジカル開始剤
を添加することが好ましい。加温すると還元反応は促進
されて完結する。
【0029】最後に、化合物(6)のアミノ保護基であ
る4個の第三級ブトキシカルボニル基を公知の方法によ
り除去し、本発明の一般式(II)において、R5 が水素
原子である化合物、すなわち5,3′,4′−トリデオ
キシネアミンを新規化合物として得る。
【0030】
【発明の効果】第二の本発明により提供される2−デオ
キシストレプタミン含有の二環性アミノ糖誘導体の1,
6−N,O−ベンジリデン化による新保護法は、前記の
アミノ糖の5位及び6位の水酸基を化学的に相互に識別
する方法として原料化合物の保護及び脱保護工程にお
ける反応条件が緩和であり、原料化合物の6位水酸基
について優れた位置選択的保護が可能であり、かつ生
成された保護誘導体の有機溶媒に対する溶解性にも優れ
ているので、実用上重要な新反応である。
【0031】上記の新保護法を用いて製造した新規化合
物、5,3′,4′−トリデオキシネアミンは、それの
抗菌活性を供試菌の最低生育阻止濃度(MIC)で測定
して下記の表1に示す。表1の結果から判るようにMR
SAを含む臨床上重要なグラム陽性菌及び陰性菌に対し
て抗菌力を有している。
【0032】
【0033】次に、本発明を実施例によって詳細に記述
する。
【0034】
【実施例】実施例1 1,3,2′,6′−テトラ−N−第三級ブトキシカル
ボニル−3′,4′−ジデオキシネアミン〔化合物
(1)〕の製造 3′,4′−ジデオキシネアミン2.43gを水120
mlに溶解し、トリエチルアミン7.0mlを加えた。
次いでジ第三級ブチルジカーボナート11.0gの1,
4−ジオキサン溶液30mlを滴下し、さらに1,4−
ジオキサン90mlを加えた。反応混合物を室温で4時
間撹拌してアミノ基の保護反応を行った後、濃アンモニ
ア水3.6mlを加えて室温で10分間放置した。反応
混合物にブタノールを加えながら減圧濃縮して得られた
残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔100
g,ベンゼン−酢酸エチル−メタノール(8:6:
1)〕で精製して表題の化合物(1)5.20gを得
た。
【0035】化合物(1)の理化学的性状 (1) 色及び形状 : 無色固体 (2) 分子式 : C32584 12 (3) マススペクトル (FDMS) : m/z 691 (M+H)
+ (4) 比旋光度 : [α] 15 +52゜(c 1.0, CH
Cl3 ) (5) 融点: 161 〜164 ℃
【0036】実施例2 1,6−N,O−ベンジリデン−1,3,2′,6′−
テトラ−N−BOC−3′,4′−ジデオキシネアミン
〔化合物(2)〕〔式(I)中、R1 が第三級ブトキシ
カルボニル基、R2 が水素原子、R3 が水酸基、R4
水素原子の化合物〕の製造 化合物(1)1.53gを無水ジメチルホルムアミド4
6mlで溶解し、ベンズアルデヒドジメチルアセタール
3.3ml及びp−トルエンスルホン酸ピリジン塩13
9mgを加えた。反応系中の減圧度を15mmHgに保
持しながら、60℃で1時間加熱撹拌した。これによ
り、1,6−N,O−ベンジリデン化の反応を行った。
反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液300mlに滴
下し、酢酸エチル300mlで抽出した。酢酸エチル層
を、飽和食塩水300mlで二回洗浄した後無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後これを濾過した。濾液を減圧濃縮して
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(100g,クロロホルム)で精製して、表題の化合物
(2)1.02gを得た。
【0037】化合物(2)の理化学的性状 (1) 色及び形状 : 無色固体 (2) 分子式 : C39624 12 (3) マススペクトル (FDMS) : m/z 779 (M+H)
+ (4) 比旋光度 : [α]D 16 +37゜(c 1.0, CH
Cl3 ) (5) 融点 : 131 〜134 ℃ (6) 1H NMRスペクトル(400MHz, CDCl3 ) δ(ppm) :5.50(br s, 1′-H), 6.11(s, C
6 5
【0038】実施例3 1,3,2′,6′−テトラ−N−第三級ブトキシカル
ボニル−3′,4′−ジデオキシ−5−O−メタンスル
ホニルネアミン〔化合物(4)〕の製造 化合物(2)500mgを無水ピリジン15mlで溶解
し、塩化メタンスルホニル0.25mlを加え、40℃
で72時間反応させた。反応液を室温に戻した後、水
0.12mlを加え室温で10分間放置した。反応液を
減圧濃縮して得られた残渣をクロロホルム100mlで
抽出して、クロロホルム層を5%硫酸水素カリウム水溶
液100mlで洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残渣を
乾燥して、褐色オイルの粗製の化合物(3)、すなわち
1,6−N,O−ベンジリデン−1,3,2′,6′−
テトラ−N−第三級ブトキシカルボニル−3′,4′−
ジデオキシ−5−O−メタンスルホニルネアミンを得
た。
【0039】これを精製することなくメタノール40m
lで溶解し、90%トリフルオロ酢酸0.40mlを加
え室温で30分間反応させた。これにより脱ベンジリデ
ン化反応が行われた。トリエチルアミン0.74gを加
えた後、反応液を減圧濃縮して得られた残渣をクロロホ
ルム100mlで抽出した。クロロホルム層を水100
mlで洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後これを
濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー〔50g、ベンゼン−酢酸
エチル(4:3)〜同(3:4)〕で精製して、表題の
化合物(4)308mgを得た。
【0040】化合物(4)の理化学的性状 (1) 色及び形状 : 無色固体 (2) 分子式 : C33604 14S (3) マススペクトル (SIMS) : m/z 769 (M+H)
+ (4) 比旋光度 : [α]D 15 +96゜(c 0.9, CH
Cl3 ) (5) 融点 : 139 〜142 ℃ (6) 1H NMRスペクトル (400 MHz, CDCl3 ) δ(ppm) :1.44, 1.45〔s, C(CH3 ) 3 〕, 2.30(br d,
2-Heq),3.21(s, SO2 CH3 ), 4.58(t, 5-H), 5.08(br
d, 1 ′-H)
【0041】実施例4 1,3,2′,6′−テトラ−N−第三級ブトキシカル
ボニル−5−クロロ−53′,4′−トリデオキシ−5
−エピネアミン〔化合物(5)〕の製造 化合物(4)257mg及び塩化リチウム514mgに
無水ジメチルホルムアミド26mlを加え、100℃で
90分間加熱撹拌した。5位クロロ基の導入が行われ
た。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を、酢酸エチル
50mlで抽出した。酢酸エチル層を水50ml及び飽
和食塩水50mlで順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後これを濾過した。濾液を減圧濃縮して得られ
た残渣を乾燥して、表題化合物(5)218mgを得
た。
【0042】化合物(5)の理化学的性状 (1) 色及び形状 : 無色固体 (2) 分子式 : C32574 11Cl (3) マススペクトル (FDMS) : m/z 709, 711
(M+H)+ (4) 比旋光度[α]D 21 +66°(c 1.0, CHCl3 ) (5) 融点 : 228 ℃ (6) 1H NMRスペクトル (400MHz, CDCl3 ) δ(ppm) :1.43-1.45 〔s, C(CH3 3 , 2.30(dt, 2-He
q),4.57(br s, 5-H), 4.79(br d, 1′-H)
【0043】実施例5 1,3,2′,6′−テトラ−N−第三級ブトキシカル
ボニル−5,3′,4′−トリデオキシネアミン〔化合
物(6)〕〔式(II)中、R5 が第三級ブトキシカルボ
ニル基の化合物〕の製造 化合物(5)218mg及びアゾビスイソブチロニトリ
ル101mgに無水トルエン28mlを加えた。次い
で、水素化トリ(n−ブチル)錫1.7mlを加え90
℃で16時間加熱撹拌して還元を行った。反応混合物を
減圧濃縮して得られた残渣を、アセトニトリル44ml
で抽出し、これをヘキサン44mlで2回洗浄した。ア
セトニトリル層を減圧濃縮して得られた残渣を、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(50g,クロロホルム
〜クロロホルム−メタノール(30:1))で精製し
て、表題の化合物(6)159mgを得た。
【0044】化合物(6)の理化学的性状 (1) 色及び形状 : 無色固体 (2) 分子式 : C32584 11 (3) マススペクトル (FDMS) : m/z 675 (M+H) (4) 比旋光度 : [α]D 21 +62゜(c 1.0, CH
Cl3 ) (5) 融点 : 220 ℃ (6) 1H NMRスペクトル (400MHz, CDCl3 ) δ(ppm):1.43, 1.45〔s, C(CH 3 3 〕, 2.28, 2.35(b
r dt, 2-Heq,5-Heq), 4.79(br d, 1′-H)
【0045】実施例6 5,3′,4′−トリデオキシネアミンの製造 化合物(6)140mgを−20℃に冷却し、同温度に
冷却した90%トリフルオロ酢酸1.4mlを加え0℃
で1時間撹拌して脱保護反応を行った。反応液を減圧濃
縮して得られた残渣を水16mlで抽出し、これに1規
定水酸化ナトリウム水溶液を加えpH7とした。これを
アンバーライトCG50(アンモニウム・フォーム)レ
ジンカラムクロマトグラフィー(16ml,水〜1.2
規定アンモニア水)で精製した。目的物を含むフラクシ
ョンを集め、これをクロロホルム40mlで洗浄した。
アンモニア水層をミリポアフィルターで濾過し、濾液を
1.6mlまで減圧濃縮した後凍結乾燥し、目的の5,
3′,4′−トリデオキシネアミン35.9mgを得
た。
【0046】 5,3′,4′−トリデオキシネアミンの理化学的性状 (1) 色及び形状 : 無色固体 (2) 分子式 : C12264 3 (3) マススペクトル (SIMS) : m/z 275 (M+H)
+ (4) 比旋光度 : [α]D 16 +123 ゜(c 1.0,
H2 O) (5) 融点 : 81〜88℃ (6) 1H NMRスペクトル (400 MHz, 1N-ND3/D2
O) δ(ppm) :1.23(q, 2-Hax), 1.41(q, 5-Hax), 2.08(dt,
2-Heq),2.47(dt, 5-Heq), 5.04(d, 1 ′-H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿沼 和代 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 飯田 真依子 神奈川県横浜市港北区師岡町760 明治製 菓株式会社薬品総合研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I) 〔式中、R1 は公知の一価のアミノ保護基であり、R2
    は水素原子又は置換された又は置換されていない水酸基
    であり、R3 は水素原子、置換された又は置換されてい
    ない水酸基又はハロゲン原子であり、R4 は水素原子、
    置換された又は置換されていない水酸基又はハロゲン原
    子であり、ただしR3 及びR4 のいずれか一方は水素原
    子である〕で表される、保護された2−デオキシストレ
    プタミン部分を含有する二環性アミノ糖誘導体。
  2. 【請求項2】 請求項1の式(I)において、R1 が第
    三級ブトキシカルボニル基を表し、R2 が水素原子を表
    し、R3 が水酸基を表し、R4 が水素原子を表す請求項
    1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 2−デオキシストレプタミンを構成成分
    として含有する二環性アミノ糖誘導体の全てのアミノ基
    を公知の一価のアミノ保護基で修飾し、その後、得られ
    るN−保護された二環性アミノ糖誘導体に少なくとも5
    位及び6位の遊離の水酸基が存在する状況下で、1位ア
    ミノ基及び6位水酸基に対して選択的ベンジリデン化を
    行なうことにより次式(I) 〔式中、R1 は公知の一価のアミノ保護基であり、R2
    は水素原子又は置換された又は置換されていない水酸基
    であり、R3 は水素原子、置換された又は置換されてい
    ない水酸基又はハロゲン原子であり、R4 は水素原子、
    置換された又は置換されていない水酸基又はハロゲン原
    子であり、ただしR3 及びR4 のいずれか一方は水素原
    子である〕で表される保護された2−デオキシストレプ
    タミン部分を含有する二環性アミノ糖誘導体を生成させ
    ることを特徴とする、2−デオキシストレプタミンを構
    成成分として含有する二環性アミノ糖誘導体の新規な保
    護法。
  4. 【請求項4】 次の式(II) 〔式中、R5 は水素原子又は公知の一価のアミノ保護基
    である〕で表される5,3′,4′−トリデオキシネア
    ミン又はテトラ−N−保護された5,3′,4′−トリ
    デオキシネアミン又はそれらの薬学的に許容し得る塩。
  5. 【請求項5】 請求項4の式(II)において、R5 が第
    三級ブトキシカルボニル基を表わす請求項4記載の化合
    物、すなわち1,3,2′,6′−テトラ−N−第三級
    ブトキシカルボニル−5,3′,4′−トリデオキシネ
    アミン。
  6. 【請求項6】 請求項4の式(II)において、R5 が水
    素原子を表す請求項4記載の化合物、すなわち5,
    3′,4′−トリデオキシネアミン又はその薬学的に許
    容し得る塩。
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