JPH05310518A - 殺菌・殺カビ性水溶液組成物 - Google Patents

殺菌・殺カビ性水溶液組成物

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JPH05310518A
JPH05310518A JP12333992A JP12333992A JPH05310518A JP H05310518 A JPH05310518 A JP H05310518A JP 12333992 A JP12333992 A JP 12333992A JP 12333992 A JP12333992 A JP 12333992A JP H05310518 A JPH05310518 A JP H05310518A
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JP
Japan
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iodine
aqueous solution
diluted
concentration
composition
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JP12333992A
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Atsushi Utsunomiya
淳 宇都宮
Mitsuo Nakamura
光雄 中村
Masahiro Omura
正弘 大村
Yoshinori Tanaka
良典 田中
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヨウ素系の殺菌剤として低濃度でも安定であ
り、しかも希釈時のPHが弱酸性になり、取り扱う上で
安全性のある水溶液組成物を提供する。 【構成】 一塩化ヨウ素を含有する水溶液中に、アミノ
酸を一塩化ヨウ素に対して 0.1〜5倍モル量含有してな
る殺菌・殺カビ性水溶液組成物。 【効果】 従来のヨウ素系殺菌剤と比較して、発泡する
ことがなく、同等の殺菌力を有し、安定である。しかも
使用濃度に希釈したときのPHが4〜7の弱酸性であ
り、取り扱う上で安全性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヨウ素系殺菌・殺カビ性
水溶液組成物に関する。ヨウ素系殺菌・殺カビ剤は、農
水産関係、食品工場関係、環境殺菌関係等の広い分野で
使用されている。
【0002】
【従来の技術】ヨウ素は優れた殺菌性能を有し、古くか
ら殺菌・消毒剤等として用いられてきた。現在、ヨウ素
系殺菌剤としては、ヨウ素の持つ皮膚への刺激性や特有
の臭気を抑制し、かつ、ヨウ素の殺菌性を維持する、い
わゆるヨードホールが多く用いられている。このヨード
ホールには、ポリビニルピロリドンとヨウ素の錯体、
非イオン性界面活性剤とヨウ素、及び、アミノ酸と
ヨウ素の錯体(例えば、特公昭59-38923号公報に記載)
等を含むものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、との場
合には、その使用時に著しく発泡するため殺菌後の洗浄
に大量の水を必要とし、それによる排水量の増加が多々
発生し、不都合である。次に、の場合には、有効ヨウ
素を水中に溶解させるためだけに、ヨウ素イオンの添加
が不可欠である。この際、添加するヨウ素イオンは実際
に殺菌性能には関与しないが、その必要量は有効ヨウ素
に対して等モル以上で大量になり、貴重なヨウ素源を有
効に利用しているとは言えない。更に、の薬剤は、ヨ
ウ素濃度が高い場合(例えば、有効ヨウ素濃度が16重量
%程度)、比較的安定ではあるが、ヨウ素蒸気を発生す
るので保管場所が腐食性雰囲気となり、問題がある。こ
れを低濃度(例えば、有効ヨウ素濃度が2〜5重量%程
度)に希釈すると、ヨウ素結晶が析出し非常に不安定で
ある。また、当初より低濃度に希釈しておいても、経日
的に有効ヨウ素濃度の低下等を起こし、長期間の保存に
は適さない。また、の場合には、アミノ酸とヨウ素の
錯体を形成させるためにヨウ化水素酸やリン酸の添加が
不可欠でありPHが1未満となる。そのため、ヨウ素の
殺菌力が最大となる10〜100ppmに希釈した場合において
は、PHが1〜4と低く、薬剤を使用する場合において
安全性に問題があった。本発明では、ヨウ素系の殺菌剤
として低濃度においても安定であり、しかも希釈時のP
Hが弱酸性になり、取り扱う上で安全性のある水溶液組
成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
について鋭意検討した結果、有効ヨウ素を生じる成分と
して一塩化ヨウ素を含有する水溶液組成物を選び、これ
に水溶性のアミノ酸を添加することにより上記目的を達
成することを見出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明は、水溶液中に一塩化ヨウ素とアミノ酸を含有して
なる殺菌・殺カビ性水溶液組成物である。
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。まず、一
塩化ヨウ素は、水との接触では加水分解するが、アルカ
リ金属の塩化物や塩酸等の混入した水溶液中では安定で
あり、長期間保存しておいてもほとんど分解することは
ない。この一塩化ヨウ素水溶液は低濃度で安定であり、
かつ、高濃度にも調製できる有効な水溶液組成物であ
る。
【0006】本発明において、一塩化ヨウ素水溶液の調
製方法は、例えば、次のとおりである。アルカリ金属の
塩化物又は酸の水溶液中に、所定量のヨウ素を入れ懸濁
状態にし、塩素を導入して一塩化ヨウ素水溶液を調製す
る。その他の調製法としては、ヨウ化物イオンとヨウ素
酸イオンの存在下、塩酸を添加する方法もある。当然、
高濃度の一塩化ヨウ素を含むアルカリ金属の塩化物又は
酸の水溶液を、アルカリ金属の塩化物又は酸の水溶液で
希釈することにより、所定の濃度の一塩化ヨウ素水溶液
にすることもできる。これらの水溶液中、一塩化ヨウ素
は上記のように低濃度から高濃度まで調製することも可
能ではあるが、その濃度範囲としては 0.05〜60重量%
程度までが好ましい。
【0007】本発明に用いられるアルカリ金属の塩化物
又は酸の種類として、アルカリ金属の塩化物には塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化リチウム等、また、酸に
は塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸が挙げられる。これら
アルカリ金属の塩化物又は酸の量は、ヨウ素原子1モル
に対して 0.5〜30モル程度が好ましい。もちろん、アル
カリ金属の塩化物又は酸は単独でも用いることができる
が、二種類以上を組み合わせて用いることもできる。
【0008】次に、これにアミノ酸を添加しPHを調整
する。アミノ酸の種類としては、公知のものが広範囲に
使用可能であり、具体的にはグリシン、アラニン、ザル
コシン、タウリン、N−メチルタウリン、リジン等が挙
げられる。アミノ酸の添加量は、一塩化ヨウ素に対して
0.1〜5倍モル量が好ましい。この量が 0.1倍モル未満
では、殺菌力が最大となる程度に希釈した水溶液組成物
のPHを弱酸性とすることができない。また、5倍モル
を越えてもその割には、希釈された水溶液組成物のPH
を変えることができない。このアミノ酸を添加すること
により、ヨウ素の殺菌力が最大となる10〜100ppm程度に
希釈した場合のPHが4〜7となり、取り扱い上、安全
性が飛躍的に向上するのである。
【0009】このように調製した一塩化ヨウ素を殺菌成
分とした水溶液組成物は、長期にわたってヨウ素等の析
出がなく、水溶液状であるため良好な操作性を有してい
る。また、この水溶液組成物では、有効成分が一塩化ヨ
ウ素であるために、ヨウ素を溶解させるためのヨウ素イ
オンを必要とせず、ヨウ素を有効に利用することができ
る。本発明における水溶液組成物は、使用濃度に希釈し
た場合に、酸化物、例えば過酸化水素や次亜塩素酸ナト
リウム等と接触しても塩素を発生することがなく、逆に
塩素を吸収してしまうので、安全に取り扱うことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を詳細
に説明する。以下において、「%」は重量基準である。
また、一塩化ヨウ素の濃度は、その水溶液中にヨウ化カ
リウムを添加した後、チオ硫酸ナトリウム滴定により求
める。更に、実施例1〜6で調整した一塩化ヨウ素水溶
液については殺菌力試験及び安定性試験を、また、比較
例1〜3については安定性試験を次のように行った。 ・殺菌力試験; 調整した試料を所定の濃度(ppm )に
希釈して試験管に入れ、20℃で供試菌体培養液1mlを添
加し5分間作用させた。その後、ブイヨンを含んだ液体
培地に白金耳で接種した。37℃で48時間培養後、ブイヨ
ンの濁りで菌体の生死を生(+)及び死(−)として判
定した。なお、試料の濃度(ppm)は、水溶液中の一塩化
ヨウ素濃度ではなく、薬剤濃度である。 ・安定性試験; 一塩化ヨウ素濃度2〜5%に調整した
試料を50℃で28日間放置した。その間、3回、経日的に
試料中残存する一塩化ヨウ素濃度を分析し、一塩化ヨウ
素の残存割合を求め、その値を安定性の指標にした。
【0011】実施例1 反応器中、17.5%塩酸水溶液 640g(塩酸1.53モル)に
ヨウ素 525g(2.07モル)を懸濁させ、30℃で塩素を流
入する。塩素量が 140gとなったところで流入を中止し
て、同温度で撹拌する。この溶液中、残存するヨウ素を
濾過により除去し、赤褐色の一塩化ヨウ素の塩酸水溶液
を得た。得られた水溶液中、一塩化ヨウ素濃度は50.2%
であった。 更に、この水溶液 5.1gを13.9%塩化ナト
リウム水溶液92.9gで希釈し、 2.6%の一塩化ヨウ素水
溶液に調製した。これに、タウリン2.0gを添加し溶解
させた。 この調整液のPHは 1.9であった。また、25
ppm、50ppm に希釈したときのPHは、それぞれ、5.2
、 5.0であった。この調整された水溶液について、殺
菌力試験及び安定性試験を行い、その結果をそれぞれ表
1及び表2に示す。
【0012】実施例2 実施例1で調製した50.2%一塩化ヨウ素水溶液 5.1gを
19.8%の塩化ナトリウム水溶液93.3gで希釈し、 2.6%
の一塩化ヨウ素水溶液を調製した。これに、グリシン
1.5gを添加し溶解させた。この調整液のPHは 2.2で
あった。また、25ppm 、50ppm に希釈したときのPH
は、それぞれ、5.7 、 5.4であった。この調整された水
溶液について、殺菌力試験及び安定性試験を行い、その
結果をそれぞれ表1及び表2に示す。
【0013】実施例3 実施例1で調製した50.2%一塩化ヨウ素水溶液 5.1gを
19.9%の塩化ナトリウム水溶液93.1gで希釈し、 2.6%
の一塩化ヨウ素水溶液を調製した。これにアラニン 1.8
gを添加し溶解させた。この調整液のPHは 2.1であっ
た。また、25ppm 、50ppm に希釈したときのPHは、そ
れぞれ、5.5 、5.2 であった。この調整された水溶液に
ついて、殺菌力試験及び安定性試験を行い、その結果を
それぞれ表1及び表2に示す。
【0014】実施例4 実施例1で調製した50.2%一塩化ヨウ素水溶液 5.1gを
17.7%の塩化カリウム水溶液93.7gで希釈し、 2.6%の
一塩化ヨウ素水溶液を調製した。これに、グリシン 1.2
gを添加し溶解させた。この調整液のPHは 1.8であっ
た。また、25ppm 、50ppm に希釈したときのPHは、そ
れぞれ、5.0 、 4.9であった。この調整された水溶液に
ついて、殺菌力試験及び安定性試験を行い、その結果を
それぞれ表1及び表2に示す。
【0015】実施例5 実施例1で調製した50.2%一塩化ヨウ素水溶液 5.1gを
15.0%塩化ナトリウム水溶液92.7gで希釈し、 2.6%の
一塩化ヨウ素水溶液を調製した。これに、N−メチルタ
ウリン 2.2gを添加し溶解させた。この調整液のPHは
2.8であった。また、25ppm 、50ppm に希釈したときの
PHは、それぞれ、6.2 、 5.9であった。この調整され
た水溶液について、殺菌力試験及び安定性試験を行い、
その結果をそれぞれ表1及び表2に示す。
【0016】実施例6 実施例1で調製した50.2%一塩化ヨウ素水溶液 5.1gを
20.7%塩化ナトリウム水溶液89.5gで希釈し、 2.6%の
一塩化ヨウ素水溶液を調製した。これに、タウリン 5.4
gを添加し溶解させた。この調整液のPHは 3.2であっ
た。また、25ppm 、50ppm に希釈したときのPHは、そ
れぞれ、6.5 、 6.2であった。この調整された水溶液に
ついて、殺菌力試験及び安定性試験を行い、その結果を
それぞれ表1及び表2に示す。
【0017】比較例1 以下の組成でグリシン−ヨウ素錯体(有効ヨウ素濃度1
6.0%)を調製した。 グリシン 6.1%、ヨウ化カリウム12.0%、ヨウ化水素酸
4.6% ヨウ素 16.0%、リン酸 8.0%、水53.3% この水溶液をヨウ素濃度2%となるように希釈したとこ
ろ、ヨウ素の析出が認められた。
【0018】比較例2 以下の組成でグリシン−ヨウ素錯体(有効ヨウ素濃度
2.0%)を調製した。 グリシン 0.4%、ヨウ化カリウム 0.8%、ヨウ化水素酸
0.3% ヨウ素 2.0 %、リン酸 0.5%、水96.0% この調整液のPHは 1.0未満であった。また、25ppm 、
50ppm に希釈したときのPHは、それぞれ、3.2 、 2.7
であった。この調整された水溶液について安定性試験を
行い、その結果を表2に示す。
【0019】比較例3 実施例1において、タウリンを添加しないことを除い
て、全く同様に調整した。この調整液のPHは 1.0未満
であった。また、25ppm 、50ppm に希釈したときのPH
は、それぞれ、 3.5、 3.1であった。この調整された水
溶液について安定性試験を行い、その結果を表2に示
す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】本発明による水溶液組成物では、従来の
ヨードホールと比較して、発泡することがなく、同等の
殺菌力を有し、また余分なヨウ素イオンを必要としな
い。しかも低濃度における長期間の安定性にも優れてお
り、更に、使用する濃度に希釈したときのPHが弱酸性
であることから取り扱う上で安全性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 良典 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧化学 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶液中に一塩化ヨウ素とアミノ酸を含
    有してなる殺菌・殺カビ性水溶液組成物。
  2. 【請求項2】 アミノ酸の含有量が、一塩化ヨウ素に対
    して 0.1〜5倍モルである請求項1記載の殺菌・殺カビ
    性水溶液組成物。
JP12333992A 1992-05-15 1992-05-15 殺菌・殺カビ性水溶液組成物 Pending JPH05310518A (ja)

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