JPH05309874A - 画像記録方法及び装置及びその記録物及び加工品 - Google Patents

画像記録方法及び装置及びその記録物及び加工品

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JPH05309874A
JPH05309874A JP2891593A JP2891593A JPH05309874A JP H05309874 A JPH05309874 A JP H05309874A JP 2891593 A JP2891593 A JP 2891593A JP 2891593 A JP2891593 A JP 2891593A JP H05309874 A JPH05309874 A JP H05309874A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録する画像データに応じてマルチスキャン
の回数を設定することにより、記録速度を不必要に低下
させることなく画像品位の高い記録画像が得られる画像
記録方法及び装置及びその記録物を提供することを目的
とする。 【構成】 複数の記録素子を有する記録ヘッドを走査し
て記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、記
録ヘッドによる走査回数を設定する設定スイッチと、そ
の設定スイッチにより設定された回数、記録ヘッドによ
り記録媒体の同じ記録領域を走査して記録媒体上に記録
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録方法及び装置及
びその記録物及び加工品に関し、特に記録ヘッドを走査
して記録媒体に画像を記録する画像記録方法及び装置及
びその記録物及び加工品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の記録要素(発熱抵抗体やノズル
等)を備えた記録ヘッドを走査して記録を行う、所謂シ
リアルスキャン方式の画像記録装置がよく知られてい
る。図2はこのようなシリアルスキャン方式による記録
方法を示した図で、201はノズル202を複数配列し
たインクジェットヘッドを示しており、このインクジェ
ットヘッド201が記録紙203上をA方向に走査しな
がら、このインクジェットヘッド201のノズル202
の配列幅に応じた記録幅dずつ画像記録を行っている。
こうして、記録幅dの記録が終了すると、記録紙203
がB方向に記録幅dに応じた長さ分移動された後、再び
インクジェットヘッド201がA方向に走査して記録幅
dだけ画像記録を行う。このようなシリアルスキャン方
式による記録では、小さいヘツドで大画面の画像データ
を記録できるという長所があるが、ヘッド201のノズ
ルの内吐出しないノズルや、記録されたドット位置がず
れるノズル等があると、その部分がA方向に連続して現
れるため、連続した白スジが発生し易いという欠点があ
る。このような欠点を補うために後述するマルチスキャ
ンによる記録方法が提案されている。
【0003】図3はこのようなマルチスキャンを説明す
るための図である。
【0004】インクジェットヘッド301は、1−1〜
1−12で示すように12個のノズルを有し、これらの
ノズルはX,Yで示すように2つの部分に分割すること
ができる。ここでX部分に相当するノズルを1−1〜1
−6,Y部分のノズルを1−7〜1−12で表す。まず
最初の走査で、インクジェットヘッド301のXの部分
による記録が行われ、記録紙203のX’で示す部分に
記録する(この記録されたドットをX1〜X6で示
す)。続いて記録紙203はdだけB方向に副走査方向
に移動され、ヘツド301のYの部分を用いてドットY
1〜Y6(Y’で示す部分)が記録される。このように
記録することにより、同一のノズルを用いて記録された
ドットがA方向に連続することがないため、例え記録す
るドット位置がずれるノズルがあっても、その記録され
たドットがA方向に連続して現れることがないため、A
方向の白スジが目立ちにくくなるという利点がある。
【0005】又、インクの吐出量がノズル毎にバラつく
ことによる記録濃度ムラも、このように記録することに
より相殺されて目立ちにくくなる。また更に、インクジ
ェットヘッドの記録デューティが高い場合には、インク
ミストがオリフィス近傍に溜りインクの吐出を妨害する
場合があるが、マルチスキャンを行った場合にはドット
を間引くため、単位時間あたりのインク吐出回数が減少
し、ミストの発生が抑えられるためミストによる不吐出
も減少するという長所がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な2回のマルチスキャンだけでは、白スジ、濃度ムラ、
ミストによるインクの吐出不良が防止できない画像もあ
る。例えば均一のパターンを記録するような場合は、白
スジ、濃度ムラが非常に目立ち易いため、前述したよう
な2回のマルチスキャンだけでなく、3回或いは4回の
マルチスキャンが必要な場合がある。
【0007】また、記録デューティの高い画像では、2
回のマルチスキャンで記録デューティを1/2にするだ
けでは不十分で、3回或いは4回のマルチスキャンで記
録デューティを1/3或いは1/4に低下させたほうが
良い場合もある。
【0008】しかし、その一方では、マルチスキャンの
回数を増やすと、それだけ記録時間が長くなるという問
題もある。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録する画像データに応じてマルチスキャンの回数
を設定することにより、記録速度を不必要に低下させる
ことなく画像品位の高い記録画像が得られる画像記録方
法及び装置及びその記録物及び加工品を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像記録装置は以下の様な構成を備える。即
ち、複数の記録素子を配列してなる記録ヘッドを前記配
列方向とは異なる方向に記録媒体に対して相対的に主走
査して記録媒体に画像を記録する画像記録装置であっ
て、前記記録ヘッドによる主走査回数を設定する設定手
段と、前記設定手段により設定された回数だけ、前記記
録ヘッドに前記記録媒体の同じ記録領域を主走査させ
て、1画素に対し複数回の主走査で記録を行わせる主走
査手段と、前記主走査毎に前記記録ヘッドの記録素子の
配列の範囲の幅より小なる量だけ前記記録ヘッドと前記
記録媒体とを相対的に副走査させる副走査手段とを有す
る。
【0011】上記目的を達成するために本発明の画像記
録方法は以下の様な工程を備える。即ち、複数の記録素
子を配列してなる記録ヘッドを前記配列方向とは異なる
方向に記録媒体に対して相対的に主走査して記録媒体に
画像を記録する画像記録方法であって、前記記録ヘッド
による主走査回数を設定する工程と、その設定された回
数だけ、前記記録ヘッドに前記記録媒体の同じ記録領域
を主走査させて、1画素に対し複数回の主走査で記録を
行わせる主走査工程と、前記主走査毎に前記記録ヘッド
の記録素子の配列の範囲の幅より小なる量だけ前記記録
ヘッドと前記記録媒体とを相対的に副走査させる副走査
工程とを有する。
【0012】なお、本明細書において「記録」とは「捺
染」の意味を含むものであり、広く布帛や紙等の被記録
媒体に画像を付与することを言う。
【0013】
【作用】以上の構成において、記録する画像データに基
づいて記録ヘッドによる走査回数を設定し、その設定さ
れた回数分、記録ヘッドに前記記録媒体の同じ記録領域
を主走査させて、1画素に対し複数回の主走査で記録を
行わせるとともに、主走査毎に前記記録ヘッドの記録素
子の配列の範囲の幅より小なる量だけ前記記録ヘッドと
前記記録媒体とを相対的に副走査させる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施例のプリンタ装置の主要部
の概略構成を示すブロック図で、図4はこの制御部10
1による制御処理を示すフローチャートである。
【0016】図1において、101はプリンタ装置全体
を制御するための制御部で、例えばマイクロプロセッサ
等のCPU110、図4のフローチャートで示されたC
PU110の制御プログラムや各種データを記憶してい
るROM111、及びCPU110のワークエリアとし
て使用され、各種データを一次的に保存するためのRA
M112等を有している。
【0017】102は記録ヘッド(インクジェットヘッ
ド)301を駆動するためのヘッドドライバ、103及
び104はモータドライバで、制御部101の指示に従
って、それぞれキャリッジモータ105、紙送り用モー
タ106を回転駆動している。107はユーザにより操
作される設定スイッチで、マルチスキャンの回数が設定
される。
【0018】ユーザは、これからプリントしようとする
図柄のパターンを、図示しないモニタ画面或いは原稿の
形で見る。この印刷しようとしている画像が、パターン
が均一であり、ムラ、スジが目立ちやすいと判断した場
合、或いは画像に高濃度部が多く、インクミストによる
記録ヘッドのノズルの吐出不良が発生しやすいと判断し
た場合には、設定スイッチ107を操作してマルチスキ
ャンの回数が多くなるように設定する。例えば、2回又
は3回のマルチスキャンになるように設定した場合を説
明する。
【0019】次に図4のフローチャートを参照して、本
実施例のプリンタ装置による記録処理を説明する。
【0020】まずステップS1で設定スイッチ107に
設定されているマルチスキャンの回数を読取り、ステッ
プS2でその回数が例えば“2”か、“3”かをみる。
尚、ここでは便宜上、マルチスキャンの回数が“2”
か、“3”の場合で示すが、これ以外の数値であっても
同様に達成できることはもちろんである。
【0021】設定された数が“3”の時はステップS3
に進み、図3に示す記録ヘッド301のノズルを3つに
分割する。例えば、3回のマルチスキャンを行なうとき
は、インクジェットヘッド301の12個のノズルを、
1−1〜1−4、1−5〜1−8、1−9〜1−12の
3つのグループに分割する。そしてステップS4で、ノ
ズル1−1〜1−4を用いて画像データのうちA方向に
対して1番目、4番目、7番目というように2つおきに
記録する。この処理を1走査分の記録が終了するまで繰
返し、1走査の記録が終了するとステップS6で、記録
紙203をB方向に2d/3だけ移動し、キャリッジを
ホーム位置に戻す、キャリッジリターンを行う。
【0022】次にステップS7に進み、次にノズルブロ
ック1−5〜1−8を用いて、画像データのうちA方向
に対して2番目、5番目、8番目というように2つおき
に記録する。この時、前のノズルブロックでも記録を行
う。そして、この2スキャン目の走査が終了するとステ
ップS9に進み、記録紙203をB方向に2d/3だけ
移動して、キャリッジリターンを行った後、ステップS
10及びS11でノズル1−9〜1−12を用いて、画
像データのうちA方向に対して3番目、6番目、9番目
というように2つおきに記録する。この時も、前及び前
の前のノズルブロックで記録を行う。
【0023】一方、ステップS2で設定数が“2”の時
はステップS12に進み、図3で示したようにノズル1
−1〜1−6を用いて、画像データのうちA方向に1/
2間引いたデータを1つおきに記録する。この1走査の
記録が終了するとステップS15に進み、記録紙203
をB方向にdだけ移動して、キャリッジリターンを行っ
た後、ステップS16及びS17でノズル1−7〜1−
12を用いて、画像データのうちA方向に対して2番
目、4番目、6番目というように1つおきに残りのデー
タを記録する。この時、前のノズルブロックでも記録を
行う。
【0024】このようにして、設定スイッチ107で設
定された数だけマルチスキャンされて画像データが記録
される。
【0025】この設定スイッチ107により設定される
回数は、記録しようとするパターンが、さらに均一性を
必要としたり、ミストによる不吐出の可能性が高いとき
は、マルチスキャンの回数を多くするように設定され
る。このように、記録しようとするパターンに応じてマ
ルチスキャンの回数をユーザが任意に設定できるように
したため、パターンによらず、均一で不吐出のない良好
な画像が得られるとともに、マルチスキャンの必要がな
いパターンではマルチスキャンを行なわないで記録でき
るため、不必要に記録時間が長くなることもない。
【0026】次に本発明の第2実施例を説明する。
【0027】図5は第2実施例の制御部101の処理を
示すフローチャートである。
【0028】図5において、まずステップS21で画像
データが入力されるとステップS22に進み、入力画像
信号の均一性、信号レベルの高さを所定の方法で判別す
る。そして、均一性が高く、スジヤムラが目立ちやすい
と判断したり、信号レベルの高さが高い、すなわち高濃
度でミストによる不吐出が発生しやすいと判断した場合
は、マルチスキャンの回数を増やすように設定値を設定
する。一方、画像データの均一性がそれほど高くなく、
信号レベルの高さもそれほど高くない場合にはマルチス
キャンの回数を減らすように設定する。このように、画
像データの均一性、信号レベルの高さに応じて最適なマ
ルチスキャン回数を設定する。
【0029】尚、このマルチスキャンの回数の設定は、
プリントを開始する前に全画像データから最適マルチス
キャン回数を判断して設定し、その後は変更しない形式
にしてもよいが、1〜数スキャン分の画像データから最
適なマルチスキャン回数を判断し、その都度マルチスキ
ャン回数を変更するようにしてもよい。
【0030】このような制御を行なうことにより、ユー
ザが画像データに基づいてマルチスキャンの回数を設定
することなく、均一で吐出不良のない美しい画像を形成
することができる。 <第3の実施例>次に、本発明の第3実施例を説明す
る。この第3実施例では、前述の第2実施例では、画像
データに基づいてマルチスキャンの回数を設定する処理
をプログラムで行っていたのに対し、制御部101に画
像判定部を設けてハード的にマルチスキャンの回数を設
定するものである。
【0031】図6は画像判別部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【0032】301は入力した画像データを示し、50
1はその画像データ301のエッジ部を検出するエッジ
検出回路である。502は、エッジ検出回路501より
出力されるエッジ信号、503は閾値回路で、エッジ信
号502を入力し、その信号レベルを判定している。5
05はカウンタで、閾値回路503で2値化されたエッ
ジ信号504の数を計数している。507は加算回路、
509はROM、321はマルチスキャンの回数を設定
する設定値である。
【0033】エッジ検出回路501は周知の微分フィル
タ回路等を備えており、画像データ301のエッジ部分
を検出して、エッジ信号502を出力している。閾値回
路503はエッジ信号502の絶対値が所定値T以上で
あるときに“1”を、T未満である時に“0”を出力し
て、エッジ信号502を2値化している。カウンタ50
5は2値化されたエッジ信号504を入力してデータが
“1”である数を計数し、その総和を出力している。
又、加算回路507は画像データ301を全て加算し、
その結果を出力している。カウンタ505より出力され
る総和値506と加算回路507による加算信号508
は共にROM509のアドレスに入力される。ROM5
09は、それぞれの信号の組み合わせに応じて設定値3
21を出力する。即ち、制御信号をf,カウンタ信号5
06をC、加算信号508をDとすると、 f=F(C,D) という関数になる。
【0034】本実施例では、カウンタ信号506及び加
算信号508のそれぞれを大、中、小に分け、表1に示
すように、その組み合わせに応じて設定値321を決定
する。
【0035】
【表1】 尚、このような大、中、小を決定するための閾値は予め
実験で最適な値を求めておけば良い。
【0036】カウンタ信号506が大きい時には、画像
データ301はエッジ部が多く、均一である部分が少な
いと判断してマルチスキャン回数を少なくする。又、加
算信号値508が小さい時には、記録ヘッドの記録デュ
ーティが低く、ミストによるインク吐出不良の発生の危
険が少ないと考えられるため、マルチスキャン回数を少
なくする。
【0037】また、図7に示すように、CCDセンサ3
50により、記録紙203上に記録された画像データを
読取り、その読取信号に基づいて画像データを判定して
マルチスキャンの回数を決定するようにしても良い。図
7のCCDセンサ350はインクジェットヘッド301
と同じ速度でヘッド301の後から走査しており、イン
クジェットヘッド301で記録された画像を読み取って
いる。このセンサ350で読み取った信号は前述図の画
像データ301の代わりに判別回路に入力され、画像デ
ータ301の場合と同様にしてマルチスキャン回数が決
定される。
【0038】尚、前述の実施例では、1画素を1ドット
で構成する場合について説明したが、1画素を複数ドッ
トで構成し、そのドット数に応じた階調で多値記録を行
なう場合にも本発明は実施できる。その場合は、例えば
図3において、X1,Y1の2つのドットで1画素を構
成し、3値の画像形成を行なうことにより実現できる。
この場合には、X1、Y1のドット間隔をより小さくす
ることが望ましいが、他の構成は、前述実施例と同様で
ある。
【0039】また、本発明は、記録紙に記録する場合だ
けでなく、例えば布やフィルム等に記録する場合にも適
用できる。一例として、布にインクジェット記録を行な
う場合のシステム構成を説明する。
【0040】図8は本発明に係るインクジェット記録装
置の基本構成の一例を示すブロック図である。このイン
クジェット記録装置は、システムとして構成され、大別
して、デザイナーなどが作成した原画を読み取り、この
原画像を電気信号で表される原画データに変換する画像
読み取り装置1、画像読み取り装置1からの原画データ
を取り込んで加工してイメージデータとして出力する画
像処理部2、画像処理部2で作成されたイメージデータ
に基づき、布帛等の記録媒体上に記録を行う画像記録部
3とを備えている。画像読み取り装置1では、CCDイ
メージセンサにより原画像が読み取られる。画像処理部
2では、入力された原画データから、後述するマゼンタ
(略号M)、シアン(略号C)、イエロー(略号Y)、
ブラック(略号Bk)の4色のインクを吐出するインク
ジェット記録部A−2(図9)を駆動するためのデータ
を作成する。このデータの作成の際には、原画像をイン
クのドットで再現するための画像処理、色調を決定する
配色、レイアウトの変更、拡大、縮小等の図柄の大きさ
の加工、選択がなされる。画像記録部3では、インクジ
ェット記録部A−2により記録が行われる。このインク
ジェット記録部A−2は、微小のインク滴を記録媒体で
ある紙や布帛、ビニールシート等に向けて飛翔させ、こ
のインク滴を記録媒体に付着させることにより記録を行
うものである。
【0041】図11は、本発明において使用されるイン
クジェット記録装置の一例の画像記録部(例えば、図9
の第1のプリント部31)を示す斜視図である。なお、
図9または図10のように上下2段に配置されたプリン
ト部の基本構成は同じであるため、ここでは一方のみを
示している。
【0042】まず、この第1のプリント部31は大別し
て、フレーム枠906、2本のガイドレール907及び
908、インクジェットヘッド(記録ヘッド)9とその
移動用キャリッジ910、インク供給装置911とその
移動用キャリッジ912、ヘッド回復装置913及び電
装系とを備えて構成される。これら2つの移動用キャリ
ッジ910,912は図9のキャリッジ44として示さ
れている。記録ヘッド9は、複数のノズル列と電気信号
をインク吐出エネルギーに変換するための変換装置とを
含み、画像処理部(図示せず)から送られてきた画像信
号に応じてノズル列から選択的にインクを吐出させる機
能を持つ。
【0043】この記録ヘッド9は、熱エネルギーを利用
してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えており、前記熱エネルギー変換体によって印加さ
れる熱エネルギーによりインクに状態変化を生起させ、
該状態変化に基づいて吐出口よりインクを吐出させるヘ
ッドが好ましく使用される。
【0044】インク供給装置911は、インクを貯留
し、記録ヘッド9にインクを必要量供給するためのもの
であり、不図示のインクタンクやインクポンプなどを有
する。本体と記録ヘッド9とはインク供給チューブ91
5で接続され、通常は毛細管作用により、記録ヘッド9
から吐出された分だけ自動的にインクが記録ヘッド9に
供給される。また、後述するようなヘッド回復動作の時
には、インクポンプを用いて強制的にインクが記録ヘッ
ド9に供給される。
【0045】この記録ヘッド9及びインク供給装置91
1は、それぞれキャリッジ910、キャリッジ912に
搭載され、不図示の駆動装置によりガイドレール90
7,908に沿って往復移動を行うように構成されてい
る。
【0046】ヘッド回復装置913は、記録ヘッド9の
インク吐出安定性を維持するために記録ヘッド9のホー
ムポジション(待機位置)において記録ヘッド9に対向
し得る位置に設けられており、矢印A方向に前進後退可
能であり、具体的には次に述べるような動作を行う。
【0047】まず、非動作時に記録ヘッド9のノズル内
からのインクの蒸発を防ぐためにホームポジションにお
いて記録ヘッド9のキャッピングを行う(キャッピング
動作)、あるいは画像記録開始前にノズル内の気泡やゴ
ミなどを排出するためにインクポンプを用いてヘッド内
のインク流路を加圧してノズルから強制的にインクを排
出するといった動作(加圧回復動作)またはノズルから
インクを強制的に吸引排出する動作(吸引回復動作)を
行う際に排出されたインクを回収する等の機能を果た
す。
【0048】電送系は、電源部及びインクジェット記録
部全体のシーケンス制御を行うための制御部を含む。布
帛36は記録ヘッド9がキャリッジ910に沿って主走
査方向に移動して所定長の記録が行われる毎に不図示の
搬送装置により副走査方向(矢印B方向)に所定量搬送
され、画像形成が行われていく。図11において、斜線
部は記録が終了した部分を示す。
【0049】なお、記録記録ヘッド9としては、単色記
録用のインクジェット記録ヘッド、カラー記録用の異な
る色のインクで記録する複数の記録ヘッド、あるいは同
一色彩で濃度の異なる濃淡インクで記録する複数の記録
ヘッドなどを用いることができる。
【0050】また、記録ヘッドとインクタンクを一体化
したカートリッジタイプのもの、あるいは記録ヘッドと
インクタンクを別体としこれらをインク供給チューブで
接続する構成のものなど、記録手段及びインクタンクの
構成を問わず適用することができる。
【0051】更に、以下の態様の記録装置において本発
明を実施することにより、吸水性が極めて低い記録媒体
においても高品質な画像を得ることができる。図9は、
特に本発明方法に好ましい記録装置の概要を示す模式図
である。この記録装置は、大きく分けて、捺染用の前処
理を施されたロール状の布帛等の記録媒体を送り出す給
布部Bと、送られてきた布帛を精密に行送りして、イン
クジェットヘッドでプリントを行う本体部と、プリント
された布帛を乾燥させ巻取る巻取り部Cとからなる。そ
して、本体部Aは更にプラテンを含む布帛の精密送り部
A−1とプリントユニットA−2とからなる。図10
は、プリントユニットA−2の構成の詳細を示す斜視図
である。
【0052】以下、記録媒体として前処理された布帛を
用い捺染を実施する場合を例にとってこの装置の動作を
説明する。
【0053】前処理されたロール状の布帛36は給布部
の方に送り出され、本体部Aに送られる。本体部には精
密にステップ駆動される薄い無端のベルト37が駆動ロ
ーラ47、巻回ローラ49に架け回されている。駆動ロ
ーラ47は、高分解能のステッピングモータ(図示せ
ず)でダイレクトにステップ駆動されてそのステップ量
だけベルト37をステップ送りする。送られてきた布帛
36は巻回ローラ49によってバックアップされたベル
ト37の表面に、押付けローラ40によって押し付けら
れ、張り付けられる。
【0054】ベルト37によってステップ送りをされて
きた布帛36は、第1のプリント部31において、ベル
ト背面のプラテン32によって定位され表側から記録ヘ
ッド9によってプリントされる。1行のプリントが終る
ごとに、所定量ステップ送りされ、次いでベルト37の
背面からの加熱プレート34による加熱と、温風ダクト
35によって供給/排出される、表面からの温風によっ
て乾燥される。続いて第2のプリント部31’におい
て、記録ヘッド9’を用いて第1のプリント部31と同
様な方法で重ねプリントがなされる。
【0055】プリントを終った布帛はベルト37より引
き剥されて加熱プレートと温風ダクトと同様な後乾燥部
46で再度乾燥され、ガイドロール41に導かれて巻取
りロール48に巻取られる。そして、巻取りロール39
に巻取られた布帛は本装置から取り外され、バッチ処理
で発色、洗浄、乾燥後の後処理工程を経て製品となる。
【0056】次にプリントユニットA−2の詳細につい
て図10を参照して説明する。
【0057】ここでの好ましい態様は、第1プリント部
31の記録ヘッド9により、ドット数を間引いて情報を
記録し、乾燥工程を経て、第2プリント部31’の記録
ヘッド9’により、第1プリント部31で間引かれた情
報を補完するようにインク滴を吐出するものである。
【0058】図10において、記録媒体である布帛36
はベルト37に貼り付けられて図中、上方向にステップ
送りされる。図中、下方の第1のプリント部31には
Y,M,C,Bkのほか、特色S1〜S4用のインクジ
ェットヘッドを搭載した第1のキャリッジ44がある。
本例におけるインクジェットヘッド(記録ヘッド)9,
9’は、インクを吐出するために利用されるエネルギー
として、インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発
生する発熱素子を有するものを用いてあり、また400
dpi(ドット/インチ)の密度で128個の吐出口を
配列したものを用いている。
【0059】第1のプリント部31の下流側にはベルト
の背面から加熱する加熱プレート34と、表側から乾燥
させる温風ダクト35とからなる乾燥部45が設けられ
ている。加熱プレート34の熱伝達面は、強くテンショ
ンをかけられた無端ベルト37に押し当てられ、中空に
なっている内側を通してある高温高圧の蒸気によって、
ベルト37を背面から強力に加熱する。加熱プレート面
の内側は集熱のためのフィン34’が設けられていて熱
を効率的にベルト37の背面に集中できるようにしてあ
る。ベルト37に接しない側は断熱材43でカバーして
あり、放熱による熱損失を防いでいる。
【0060】表側では下流側の供給ダクト30から乾燥
温風を吹き付けることによって、乾燥しつつある布帛
に、より湿度の低い空気を当てて効果を高めるようにし
ている。そして布帛の搬送方向とは逆に流れて充分に水
分を含んだ空気は、上流側の吸引ダクト33から、吹き
付けの量よりもはるかに多量の吸引をすることによっ
て、蒸発水分が漏れて周囲の機構装置に結露しないよう
にしてある。温風の供給源は図10の奥側にあり、吸引
は手前側から行うようになっていて、布帛36に対向し
ている吹き出し口38と吸引口39との圧力差が長手方
向全域にわたって均一になるようにしてある。空気の吹
き付け/吸引部は背面の加熱プレートの中心に対して下
流側にオフセットされており、充分に加熱された所に空
気が当るようにしてある。これらによって第1のプリン
ト部31が布帛が受容した、薄め液も含むインク中の多
量の水分を強力に乾燥させる。
【0061】その下流(上方)には第2のプリント部3
1’があり、第1のキャリッジ44と同様の構成の第2
キャリッジ44’で第2のプリント部31’を形成して
いる。
【0062】次に、インクジェット捺染記録方法の好適
な例を説明する。布帛36はインクジェット印捺工程を
経た後、乾燥(自然乾燥を含む)される。そして、引き
続き布帛繊維上の染料を拡散させ、かつ繊維への染料を
反応定着させる工程を施す。この工程により、十分な発
色性と染料の固着による堅牢性を得ることができる。こ
の拡散、反応定着工程は従来公知の方法でよく、例え
ば、スチーミング法が挙げられる。なお、この場合、印
捺工程の前に、予め布帛にアルカリ処理を施しても良
い。
【0063】その後、後処理工程において、未反応の染
料の除去及び前処理に用いた物質の除去が行われる。最
後に、欠陥補正、アイロンし上げ等の整理仕上げ工程を
経て記録が完成する。
【0064】記録媒体としては、布帛、壁紙、紙、OH
P用シート等が挙げられる。特に布帛、壁紙等のよう
な、低吸水性の記録媒体に対して本発明は好適である。
尚、本発明において、布帛とは素材、織り方、編み方を
問わず、一切の織物、不織布及びその他の布地を含むも
のとする。また、本明細書において壁紙とは、紙、布
地、或いはポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートを素材と
する壁用貼付け材を含むものとする。
【0065】特に、インクジェット捺染用布帛として
は、 (1)インクを充分な濃度に発色させ得ること。 (2)インクの染着率が高いこと。 (3)インクが布帛上で速やかに乾燥すること。 (4)布帛上での不規則なインクの滲みの発生が少ない
こと。 (5)装置内での搬送性に優れていること。 等の性能が要求される。これら要求性能を満足させるた
めに、必要に応じて布帛に対し、予め前処理を施してお
くことができる。例えば、特開昭62−53492号公
報においてはインク受容層を有する布帛類が開示され、
また特公平3−46589号公報においては還元防止剤
やアルカリ性物質を含有させた布帛の提案がなされてい
る。このような前処理の例としては、布帛に、アルカリ
性物質、水溶性高分子、合成高分子、水溶性金属塩、尿
素及びチオ尿素から選ばれる物質を含有させる処理を挙
げることができる。
【0066】アルカリ性物質としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属、
モノ、ジ、トリエタノールアミン等のアミン類、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム等の炭酸も
しくは重炭酸アルカリ金属塩等が挙げられる。さらに酢
酸カルシウム、酢酸バリウム等の有機酸金属塩やアンモ
ニア及びアンモニア化合物等がある。また、スチーミン
グ及び乾燥下でアルカリ物質となるトリクロロ酢酸ナト
リウム等も用い得る。特に好ましいアルカリ性物質とし
ては、反応性染料に染色に用いられる炭酸ナトリウム及
び重炭酸ナトリウムがある。
【0067】水溶性高分子としては、トウモロコシ、小
麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース、メ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース系物質、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、
ローカスイトビーンガム、トラガントガム、グアガム、
タマリンド種子等の多糖性、ゼラチン、カゼイン等の蛋
白質物質、タンニン系物質、リグニン系物質等の天然水
溶性高分子が挙げられる。
【0068】また、合成高分子としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール系化合物、ポリエチレンオキサイゾ系
化合物、アクリル酸系水溶性高分子、無水マレイン酸系
水溶性高分子等が挙げられる。これらの中でも多糖類系
高分子やセルロース系高分子が好ましい。
【0069】水溶性金属塩としては、例えば、アルカリ
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型
的なイオン結晶を作るものであって、pH4〜10であ
る化合物が挙げられる。かかる化合物の代表的な例とし
ては、例えば、アルカリ金属では、NaCl,Na2
4 ,KCl及びCH3 COONa等が挙げられ、ま
た、アルカリ土類金属としては、CaCl2 及びMgC
2 等が挙げられる。中でもNa,K及びCaの塩類が
好ましい。
【0070】前処理において上記物質等を布帛に含有さ
せる方法は、特に制限されないが、通常行われる浸漬
法、バッド法、コーティング法、スプレー法などを挙げ
ることができる。
【0071】さらに、インクジェット捺染用布帛に付与
される捺染インクは、布帛上に付与した状態では単に付
着しているに過ぎないので、引き続き繊維への染料の反
応定着工程(染着工程)を施すのが好ましい。このよう
な反応定着工程は、従来公知の方法で良く、例えば、ス
チーミング法、HTスチーミング法、サーモフィックス
法、あらかじめアルカリ処理した布帛を用いない場合
は、アルカリパッドスチーム法、アルカリブロッチスチ
ーム法、アルカリショック法、アルカリコールドフィッ
クス法等が挙げられる。
【0072】さらに未反応の染料の除去及び前処理に用
いた物質の除去は、上記反応定着工程の後に従来公知の
方法に準じ、洗浄により行うことができる。尚、この洗
浄の際に、従来のフィックス処理を併用することが好ま
しい。
【0073】図12はシーケンシャル・マルチスキャン
により記録される記録データを説明するための図であ
る。
【0074】図12において、点線で囲まれた各矩形領
域が1ドット(画素)に対応し、例えば記録密度が40
0dpi(ドット/インチ)の場合は、各矩形の面積は
約(63.5μm)2 となる。黒いまるで示された部分
がドットが打たれた場所で、黒丸が存在していない箇所
が記録が行われない部分を示している。インクジェット
ヘッド(記録ヘッド)が矢示F方向に移動し、インク吐
出用ノズルより所定のタイミングでインクが吐出され
る。このシーケンシャル・マルチスキャンは、各ノズル
の吐出するインク滴の大きさのばらつきや、インク吐出
方向のばらつきによって生ずる各ノズル間の濃度ばらつ
きを補正するために行われ、同一のライン(ヘッド移動
方向)を複数のノズルで記録する。このように複数個の
ノズルで1つのラインを形成することにより、各記録ヘ
ッドのノズル特性のランダム性を利用し、濃度ムラの低
減を図っている。即ち、2度スキャンによるシーケンシ
ャル・マルチスキャンの場合、1回目の走査で記録ヘッ
ドの上半分を用いて記録を行い、2回目の走査では記録
ヘッドの下半分のノズルを用いて記録を行う。
【0075】このシーケンシャル・マルチスキャンによ
る記録例を示したのが図13と図14である。
【0076】いま、例えば図12に示したデータを記録
する場合には、まず図13に示すように、記録ヘッドの
移動方向に発生するデータの奇数番目の記録データのみ
を、記録ヘッドの上半分のノズルで記録する。次に、記
録ヘッド(キャリッジ)がホーム位置方向に戻され、布
帛が記録ヘッドの幅の半分だけ送られて、図14に示す
ように今度は記録ヘッドの移動方向の偶数番目のドット
を記録ヘッドの下半分のノズルを用いて記録する。こう
して2度のスキャンにより図12に示すようなデータが
布帛36上に記録される。
【0077】図15は通常の2回マルチスキャンでの印
刷例を示している。第1のプリント部31の記録ヘッド
9で印刷したエリアを(下1)701,(下2)70
2,(下3)703で示し、第2のプリント部31’の
記録ヘッド9’で印刷したエリアを(上1)704,
(上2)705,(上3)706で示す。
【0078】布帛送り方向は図示矢印の通りであり、布
帛36の1回のステップ送り量は、記録ヘッド9,9’
の記録幅に対応している。図15から明らかなように、
記録された領域の全ては、第2のプリント部31’の記
録ヘッド9’の上半分と第1のプリント部31の記録ヘ
ッド9の下半分か、第2のプリント部31’の記録ヘッ
ド9’の下半分と第1のプリント部31の記録ヘッド9
の上半分とを用いて記録されている。ここで、各記録ヘ
ッドで記録されるデータは、前述の図13及び図14に
示すように間引かれており、これら2つの記録ヘッド
9,9’で重ね合わせて記録された結果、707で示す
印刷濃度が得られる。
【0079】なお、以上の実施例において、記録ヘッド
は一体のもので、ノズル群を分割して使用するものにつ
いて説明したが、別々のヘッドでマルチスキャンを行う
ものであってもよい。また、別々のヘッドの場合、副走
査方向に副走査送り幅の整数倍だけ離して配置してもよ
い。
【0080】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式のインクジェット記録装置
において優れた効果をもたらすものである。
【0081】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、インクジェットヘッドの熱作用面に膜沸
騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応
した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効であ
る。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液
体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0082】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0083】インクジェットヘッドの構成としては、上
述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電
気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角
液流路)の他に熱作用面が屈曲する領域に配置されてい
る構成を開示する米国特許第4558333号明細書、
米国特許第4459600号明細書を用いた構成として
も良い。
【0084】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
とすることもできる。
【0085】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプのイン
クジェットヘッドとしては、上述した明細書に開示され
ているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその
長さを満たす構成や、一体的に形成された1個のインク
ジェットヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0086】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプのインクジェット
ヘッド、あるいはインクジェットヘッド自体に一体的に
インクタンクが設けられたカートリッジタイプのインク
ジェットヘッドを用いてもよい。
【0087】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、インクジェットヘッドに対しての回復手段、予
備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層
安定にできるので好ましいものである。これらを具体的
に挙げれば、インクジェットヘッドに対してのキャッピ
ング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、
電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこ
れらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐
出を行う予備吐出モードを行うことも安定した記録を行
うために有効である。
【0088】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、インクジ
ェットヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせ
によってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混
色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とす
ることもできる。
【0089】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0090】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0091】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
【0092】また、布に記録する例で示したように、カ
ラー画像記録の場合には、各色ごとに上述実施例を実施
すればよい。
【0093】なお、以上述べた後処理工程が施された記
録物は、その後、所望の大きさに切り離され、切り離さ
れた片は縫着、接着、溶着等、最終的な加工品を得るた
めの工程が施され、ワンピース、ドレス、ネクタイ、水
着等の衣類やふとんカバー、ソファカバー、ハンカチ、
カーテン等が得られる。布帛を縫製等により加工して衣
類やその他の日用品とする方法は、例えば「最新ニット
縫製マニュアル」:センイジャーナル社発行や月刊誌
「装宛」:文化出版局発行等、公知の書籍に多数記載さ
れている。
【0094】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0095】以上説明したように本実施例によれば、マ
ルチスキャンの回数を変更可能とすることにより、不必
要に記録速度を低下させることなく、画像ムラや白ス
ジ、インク吐出不良のない美しい画像が安定して得られ
るようになった。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録する画像データに応じてマルチスキャンの回数を設定
することにより、記録速度を不必要に低下させることな
く画像品位の高い記録画像が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のプリンタ装置の主要部
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】従来の逐次記録型のインクジェットヘッドによ
る記録状態を示す図である。
【図3】一般的なマルチスキャンによる記録方式を説明
するための図である。
【図4】本発明の第1実施例のプリンタ装置における制
御処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例の処理を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第3の実施例の画像判別部の構成を示
すブロック図である。
【図7】本発明の他の実施例のマルチスキャンを説明す
るための図である。
【図8】本発明の実施例のインクジェット記録装置の基
本構成の一例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例のインクジェット記録装置の基
本構成を示す構造断面図である。
【図10】本実施例のインクジェット記録装置の画像記
録部を示す斜視図である。
【図11】本実施例のインクジェット記録装置の第1或
いは第2記録部の構成を示す斜視図である。
【図12】本実施例の捺染装置における記録例を示す図
である。
【図13】本実施例の捺染装置における間引き記録処理
を説明するための図である。
【図14】本実施例の捺染装置における間引き記録処理
を説明するための図である。
【図15】本実施例の捺染装置における通常濃度での記
録動作を説明するための図である。
【符号の説明】
101 制御部 102 ヘッドドライバ 105 キャリッジモータ 107 設定スイッチ 9,9’,301 ヘッド 501 エッジ検出回路 503 閾値回路 505 カウンタ 507 加算回路 509 ROM 901 インクジェット記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/485 19/18 Z 9212−2C 29/00 9012−2C B41J 3/04 103 B 8804−2C 3/12 G 8804−2C 29/00 H (72)発明者 緒方 信彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドを前記配列方向とは異なる方向に記録媒体に対して相
    対的に主走査して記録媒体に画像を記録する画像記録装
    置であって、 前記記録ヘッドによる主走査回数を設定する設定手段
    と、 前記設定手段により設定された回数だけ、前記記録ヘッ
    ドに前記記録媒体の同じ記録領域を主走査させて、1画
    素に対し複数回の主走査で記録を行わせる主走査手段
    と、 前記主走査毎に前記記録ヘッドの記録素子の配列の範囲
    の幅より小なる量だけ前記記録ヘッドと前記記録媒体と
    を相対的に副走査させる副走査手段と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドを前記配列方向とは異なる方向に記録媒体に対して相
    対的に主走査して記録媒体に画像を記録する画像記録装
    置であって、 記録する画像データに応じて前記記録ヘッドによる主走
    査回数を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された回数だけ、前記記録ヘッ
    ドに前記記録媒体の同じ記録領域を主走査させて、1画
    素に対し複数回の主走査で記録を行わせる主走査手段
    と、 前記主走査毎に前記記録ヘッドの記録素子の配列の範囲
    の幅より小なる量だけ前記記録ヘッドと前記記録媒体と
    を相対的に副走査させる副走査手段と、 とを有することを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドを前記配列方向とは異なる方向に記録媒体に対して相
    対的に主走査して記録媒体に画像を記録する画像記録装
    置であって、 前記記録ヘッドにより記録された画像を読み取る読取手
    段と、 前記読取手段により読み取られた画像データに応じて前
    記記録ヘッドによる走査回数を決定する決定手段と、 前記決定手段により決定された回数だけ、前記記録ヘッ
    ドに前記記録媒体の同じ記録領域を主走査させて、1画
    素に対し複数回の主走査で記録を行わせる主走査手段
    と、 前記主走査毎に前記記録ヘッドの記録素子の配列の範囲
    の幅より小なる量だけ前記記録ヘッドと前記記録媒体と
    を相対的に副走査させる副走査手段と、 とを有することを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記主走査手段は、各記録主走査毎に記
    録に使用する記録要素を変更して記録することを特徴と
    する請求項1乃至3項の少なくともいずれか1項に記載
    の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドはインクを吐出して記録
    を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とす
    る請求項4に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
    てインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与え
    る熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を
    備えていることを特徴とする請求項5に記載の画像記録
    装置。
  7. 【請求項7】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドを前記配列方向とは異なる方向に記録媒体に対して相
    対的に主走査して記録媒体に画像を記録する画像記録方
    法であって、 前記記録ヘッドによる主走査回数を設定する工程と、 その設定された回数だけ、前記記録ヘッドに前記記録媒
    体の同じ記録領域を主走査させて、1画素に対し複数回
    の主走査で記録を行わせる主走査工程と、 前記主走査毎に前記記録ヘッドの記録素子の配列の範囲
    の幅より小なる量だけ前記記録ヘッドと前記記録媒体と
    を相対的に副走査させる副走査工程と、 を有することを特徴とする画像記録方法。
  8. 【請求項8】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドを前記配列方向とは異なる方向に記録媒体に対して相
    対的に主走査して記録媒体に画像を記録する画像記録方
    法であって、 記録する画像データの内容に基づいて記録ヘッドによる
    走査回数を自動的に決定する工程と、 その決定された回数だけ、前記記録ヘッドに前記記録媒
    体の同じ記録領域を主走査させて、1画素に対し複数回
    の主走査で記録を行わせる主走査工程と、 前記主走査毎に前記記録ヘッドの記録素子の配列の範囲
    の幅より小なる量だけ前記記録ヘッドと前記記録媒体と
    を相対的に副走査させる副走査工程と、 を有することを特徴とする画像記録方法。
  9. 【請求項9】 複数の記録素子を配列してなる記録ヘッ
    ドを前記配列方向とは異なる方向に記録媒体に対して相
    対的に主走査して記録媒体に画像を記録した記録物であ
    って、 前記記録ヘッドによる主走査回数を設定し、その設定さ
    れた回数だけ、前記記録ヘッドに前記記録媒体の同じ記
    録領域を主走査させて、1画素に対し複数回の主走査で
    記録を行うと共に、その主走査毎に前記記録ヘッドの記
    録素子の配列の範囲の幅より小なる量だけ前記記録ヘッ
    ドと前記記録媒体とを相対的に副走査させて記録された
    ことを特徴とする記録物。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体に付与されたインクを前
    記記録媒体に定着させる定着工程を更に含むことを特徴
    とする請求項7または8に記載の画像記録方法。
  11. 【請求項11】 前記定着工程の後に、記録を行った記
    録媒体を洗浄処理する洗浄工程を更に含むことを特徴と
    する請求項10に記載の画像記録方法。
  12. 【請求項12】 前記画像記録装置による記録前に前記
    記録媒体に前処理剤を含有させる工程を更に含むことを
    特徴とする請求項7または8に記載の画像記録方法。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体は布帛であることを特徴
    とする請求項7乃至12のいずれか1項に記載の画像記
    録方法。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体は壁紙であることを特徴
    とする請求項7乃至12のいずれか1項に記載の画像記
    録方法。
  15. 【請求項15】 請求項7または8に記載の記録方法を
    実施して得られたことを特徴とする記録物。
  16. 【請求項16】 請求高15に記載の記録物を更に加工
    して得られたことを特徴とする加工品。
  17. 【請求項17】 前記加工品は前記記録物を所望の大き
    さに切り離し、切り離された片に対して最終的な加工品
    を得るための工程を施して得られたものであることを特
    徴とする請求項16に記載の加工品。
  18. 【請求項18】 前記最終的な加工品を得るための縫製
    工程を更に含むことを特徴とする請求項16に記載の加
    工品。
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