JPH05309278A - ハニカム担体への触媒担持方法 - Google Patents

ハニカム担体への触媒担持方法

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JPH05309278A
JPH05309278A JP4143570A JP14357092A JPH05309278A JP H05309278 A JPH05309278 A JP H05309278A JP 4143570 A JP4143570 A JP 4143570A JP 14357092 A JP14357092 A JP 14357092A JP H05309278 A JPH05309278 A JP H05309278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
honeycomb carrier
soln
supporting
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP4143570A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takao
浩 高尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP4143570A priority Critical patent/JPH05309278A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 量産性に優れ、また均一な厚さに触媒を付着
担持させることができ、さらに作業性の良いハニカム担
体への触媒担持方法を提供する。 【構成】 底板のみ網体又は多孔板で周囲の側板が無孔
の平板よりなる篭の中に、方形のハニカム担体を多数
縦、横に一段又は複数段に配列支持し、次にこの篭を触
媒担持槽内に収容し、次いでこの触媒担持槽の底から触
媒溶液を上向きに流動させ、オーバーフローさせて液溜
タンクに戻し、この液溜タンクに戻した触媒溶液をポン
プにて触媒担持槽の底に送り込んで、上向きに流動循環
させることを繰り返して、ハニカム担体に触媒を付着担
持させることを特徴とするハニカム担体への触媒担持方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガス浄化用触媒や酸
化燃焼用触媒を製造する為のハニカム担体への触媒担持
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハニカム担体へ触媒を担持するに
は、図10に示すようにスタンド1に紐2で吊り下げたハ
ニカム担体3を、1個づつ触媒液4の入ったビーカー5
に入れ、ハニカム担体3内の触媒液4を入れ替える為
に、時々ハニカム担体3を人手により上下させていた。
また触媒液4の撹拌はスターラー6により行っていた。
こうしてハニカム担体3に触媒を付着担持するデッピン
グ法は、量産性に乏しく、また均一に触媒を付着担持さ
せる為に、ハニカム担体3を人手により上下にゆらして
ハニカム担体3内の触媒液4を入れ替えても、付着担持
された触媒の厚さにはむらが生じ、しかも作業性が悪か
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、量産
性に優れ、また均一な厚さに触媒を付着担持させること
ができ、さらに作業性の良いハニカム担体への触媒担持
方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のハニカム担体への触媒担持方法は、底板のみ
網体または多孔板で周囲の側板が無孔の平板よりなる篭
の中に、円柱又は角柱のハニカム担体を多数縦、横に一
段又は複数段に配列支持し、次にこの篭を触媒担持槽内
に収容し、次いでこの触媒担持槽の底から触媒液を上向
きに流動させ、オーバーフローさせて液溜タンクに戻
し、この液溜タンクに戻した触媒液をポンプにて触媒担
持槽の底に送り込んで、上向きに流動循環させることを
繰り返してハニカム担体に触媒を付着担持させることを
特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記のように本発明のハニカム担体への触媒担
持方法は、触媒担持槽の底から触媒液を上向きに流動循
環させるので、触媒担持槽内に収容した篭の底から触媒
液が上向きに流動し、篭内に縦、横に配列支持した一段
又は複数段のハニカム担体の内部を上向きに流れて接触
し、篭の周囲の側板は無孔の平板であるので、触媒液は
水平方向に全く流動しない。従って、ハニカム担体に対
する触媒液の流速は全面均一で接触量はどの部分でも一
定となり、付着担持される触媒の厚さは均一となる。ま
た、このように篭内に縦、横に配列支持した一段又は複
数段のハニカム担体に、一斉に触媒を均一な厚さで付着
担持できるので、量産性に優れる。しかも人手によらず
自動的に付着担持できるので、作業性に優れる。
【0006】
【実施例】本発明のハニカム担体への触媒担持方法の一
実施例を図によって説明する。図1に示すように一辺 5
15mmの方形の底板10のみを、1mmの線材で網目5mmの網
体となし、周囲の側板11を無孔の厚さ5mm、高さ90mmの
平板となし、前記網体の底板10の上面より高さ6mmの位
置に1mmの線材で10等分の格子12を設けた篭13の中に、
図2に示す直径50mm、高さ20mmの円柱のコージライトに
アルミナコートを施したハニカム担体14を図3に示すよ
うに縦10列、横10列に計 100個を配列支持した。次にこ
の篭13を、図4に示すように底に外径8mm、内径6mm、
長さ 450mmの触媒溶液供給パイプ15を一定間隔に交互に
対向面側より配した一辺の内矩 520mm、深さ90mmの方形
の触媒担持槽16内に、図5に示すように収容した。次い
でこの触媒担持槽16の底に配された各触媒溶液供給パイ
プ15よりジニトロジアンミンPt硝酸溶液である触媒溶
液を供給して上向きに流動させ、篭13の網体よりなる底
板10を通してハニカム担体14の内部を上向きに流動させ
て、触媒担持槽16より周囲の溢流槽17にオーバーフロー
させ、ここから液溜タンク18に戻し、この液溜タンク18
に戻した50℃のジニトロジアンミンPt硝酸溶液をポン
プ19にて触媒担持槽16の底の触媒溶液供給パイプ15に送
り込んで、ここから供給し、篭13内に上向きに4時間流
動循環させることを繰り返してハニカム担体14に触媒P
tを担体l当りに 0.5g付着担持させた。こうして触媒
を付着担持させた 100個のハニカム担体14の触媒の厚さ
を検査した処、厚さのむらがなく 100個全てが同じ厚さ
であった。
【0007】次に本発明のハニカム担体への触媒担持方
法の他の実施例を図によって説明する。図6に示すよう
に一辺 480mm、厚さ5mmの角柱の底板10′のみを、直径
4mmの孔が15mm間隔に 961個穿設した多孔板となし、周
囲の側板11′を無孔の厚さ5mm、高さ80mmの平板とな
し、下端四隅に高さ20mmのアングル脚20を設け、相対向
する側板11′の中間に取っ手21を設けた篭13′の中に、
図2に示す一辺45mm、高さ5mmの角柱のハニカム担体14
を図7に示すように縦10列、横10列で5段に計 500個を
配列支持した。次にこの篭13′を、図8に示すように相
対向する側板の下端に外径22mm、内径16mm、長さ30mmの
触媒溶液供給パイプ15′を接続した一辺の内矩 485mm、
深さ90mmの方形の触媒担持槽16′内に、図9に示すよう
に収容した。次いでこの触媒担持槽16′に触媒溶液供給
パイプ15′よりジニトロジアンミンPt溶液である触媒
溶液を供給して上向きに流動させ、篭13′の多孔板より
なる底板10′を通してハニカム担体14の内部を上向きに
流動させて、触媒担持槽16′より周囲の溢流槽17′にオ
ーバーフローさせ、ここから液溜タンク18に戻し、この
液溜タンク18に戻した触媒溶液をポンプ19にて触媒溶液
供給パイプ15′より触媒担持槽16′に供給して上向きに
流動させ、篭13′内に上向きに流動循環させることを繰
り返してハニカム担体14に触媒を付着担持させた。こう
して触媒を付着担持させた 500個のハニカム担体14の触
媒の厚さを検査した処、厚さのむらが無く、 500個全て
が同じ厚さであった。
【0008】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明のハニカ
ム担体への触媒担持方法によれば、ハニカム担体の内部
に触媒溶液を上向きに流動させて接触することを繰り返
すことができるので、ハニカム担体に対する触媒溶液の
流速は全面均一で、接触量はどの部分でも一定となり、
付着担持される触媒の厚さは均一となる。また、多数の
ハニカム担体に、一斉に触媒を均一な厚さで付着担持で
きるので量産性に優れる。しかも人手によらず自動的に
付着担持できるので、作業性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハニカム担体への触媒担持方法の一実
施例で用いる篭を示す斜視図である。
【図2】ハニカム担体を示す斜視図である。
【図3】図1の篭内に、図2のハニカム担体を縦、横に
配列支持した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明のハニカム担体への触媒担持方法の一実
施例で用いる触媒担持槽を示す斜視図である。
【図5】図3の篭を図4の触媒担持槽内に収容し、ハニ
カム担体へ触媒を担持する方法の一実施例の説明図であ
る。
【図6】本発明のハニカム担体への触媒担持方法の他の
実施例で用いる篭を示す斜視図である。
【図7】図6の篭内に図2のハニカム担体を縦、横に配
列し且つ5段に支持した状態を示す断面図である。
【図8】本発明のハニカム担体への触媒担持方法の他の
実施例で用いる触媒担持槽を示す斜視図である。
【図9】図7の篭を図8の触媒担持槽内に収容し、ハニ
カム担体へ触媒を担持する方法の他の実施例の説明図で
ある。
【図10】従来のハニカム担体への触媒担持方法の説明図
である。
【符号の説明】
10、10′ 底板 11、11′ 側板 12 格子 13、13′ 篭 14 ハニカム担体 15、15′触媒液供給パイプ 16、16′触媒担持槽 17、17′ 溢流槽 18 液溜タンク 19 ポンプ 20 アングル脚 21 取っ手

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板のみ網体または多孔板で周囲の側板
    が無孔の平板よりなる篭の中に、円柱又は角柱のハニカ
    ム担体を多数縦、横に一段又は複数段に配列支持し、次
    にこの篭を触媒担持槽内に収容し、次いでこの触媒担持
    槽の底から触媒溶液を上向きに流動させ、オーバーフロ
    ーさせて液溜タンクに戻し、この液溜タンクに戻した触
    媒液をポンプにて触媒担持槽の底に送り込んで、上向き
    に流動循環させることを繰り返してハニカム担体に触媒
    を付着担持させることを特徴とするハニカム担体への触
    媒担持方法。
JP4143570A 1992-05-09 1992-05-09 ハニカム担体への触媒担持方法 Pending JPH05309278A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005528983A (ja) * 2002-06-13 2005-09-29 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング ハニカム構造物に接着剤を付ける方法と装置
US7799372B2 (en) 2002-06-13 2010-09-21 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Method and device for applying glue to a honeycomb structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005528983A (ja) * 2002-06-13 2005-09-29 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング ハニカム構造物に接着剤を付ける方法と装置
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