JPH05309073A - 電子血圧計 - Google Patents

電子血圧計

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JPH05309073A
JPH05309073A JP4120201A JP12020192A JPH05309073A JP H05309073 A JPH05309073 A JP H05309073A JP 4120201 A JP4120201 A JP 4120201A JP 12020192 A JP12020192 A JP 12020192A JP H05309073 A JPH05309073 A JP H05309073A
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JP
Japan
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blood pressure
conversion table
systolic blood
cuff
systolic
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JP4120201A
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English (en)
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Toru Fujii
徹 藤井
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Omron Corp
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医師が聴診法で測定した場合と、ほぼ一致し
た血圧値を出力し得る電子血圧計を提供する。 【構成】 血圧推定装置7で推定される最高血圧と聴診
法で実測した最高血圧の相関を最高血圧変換テーブル記
憶部13に、推定される最低血圧と聴診法で実測した最
低血圧の相関を、最低血圧変換テーブル記憶部14に、
予め記憶しておき、血圧測定時に、血圧推定装置7で推
定した最高血圧、最低血圧を、それぞれ、最高血圧補正
装置11、最低血圧補正装置12で最高血圧変換テーブ
ル、最低血圧変換テーブルを参照して補正し、補正した
最高血圧、最低血圧を表示装置17で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医師の測定結果に基
づいて、推定(決定)血圧を補正できる出力補正機能付
の電子血圧計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生体の血圧測定は、医師が水銀圧
力計でカフ圧を測定しつつ、生体の脈波のコロトコフ音
を聴診器で聞くことにより決定する、いわゆる聴診法
か、電子血圧計で、よく知られたK音(コロトコフ音)
法や、カフ圧の変化過程で連続的に脈波の振幅を監視し
て血圧推定を行うオシロメトリック法を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の血圧測
定方法では、聴診法による場合は、測定に熟練を要し、
一般素人向きではないし、また、例えばオシロメトリッ
ク電子血圧計では、脈波の振幅と、医師が聴診法で決定
した最高血圧、最低血圧の関係に個人差によるばらつき
があるため、オシロメトリック法により推定した血圧値
と聴診法により決定した血圧値が一致しない、という問
題があった。
【0004】この発明は、上記問題点に着目してなされ
たものであって、聴診法で測定した場合と、ほぼ一致し
た値で血圧測定が可能な電子血圧計を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この発明の電子
血圧計は、カフと、カフ圧を制御するカフ圧制御手段
と、カフ圧を検出する圧力検出手段と、カフ圧変化過程
で血管情報を検出する血管情報検出手段と、この血管情
報検出手段の出力信号及び前記圧力検出手段の出力信号
に基づいて最高血圧及び最低血圧を決定する血圧決定手
段とから成るものにおいて、前記血圧決定手段で決定さ
れる血圧値と聴診法で実測した血圧値の相関を記憶する
記憶手段と、前記血圧決定手段で血圧値が決定される
と、前記記憶手段を参照して、決定血圧値に対し補正さ
れた血圧値を出力する血圧補正手段を備えている。
【0006】この電子血圧計では、血圧決定手段で電子
的に、最高血圧と最低血圧が決定された後、この決定さ
れた血圧値に対応して、記憶手段に記憶される血圧決定
手段での決定値と、聴診法で実測した血圧値の相関特性
より、補正された血圧値を出力する。これにより、従来
の電子血圧計よりも、聴診法で測定する場合と、ほぼ同
値の血圧測定が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、実施例により、この発明をさらに詳細
に説明する。図1は、この発明の一実施例電子血圧計の
システム構成を示すブロック図である。この電子血圧計
はカフ1と、血圧計起動SW2と、カフ圧制御装置3
と、圧力センサ4と、ローパスフィルタ5と、ハイパス
フィルタ6と、血圧推定装置7と、個人ID入力装置8
と、学習/実行切替装置9と、血圧値入力装置10と、
最高血圧補正装置11と、最低血圧補正装置12と、最
高血圧変換テーブル記憶部13と、最低血圧変換テーブ
ル記憶部14と、最高血圧学習装置15と、最低血圧学
習装置16と、表示装置17とを備えている。
【0008】血圧計起動SW2は、血圧計を起動し、カ
フ圧最大値をユーザに入力させる。また、個人ID入力
装置8に信号を送り、個人IDをユーザに入力させる。
その後、学習/実行切替装置に学習/実行モードの設定
が行われた後に、設定されたカフ圧最大値をカフ圧制御
装置3に送る。カフ圧制御装置3は、与えられたカフ圧
最大値まで、カフ圧を急上昇させ、カフ圧がカフ圧最大
値に達したら、カフ圧をなだらかに減圧する。その後、
血圧の推定が完了した後、カフ1の中の空気をすべて抜
く。
【0009】ローパスフィルタ5は、圧力センサ4の出
力値(脈波振幅+カフ圧)からカフ圧を導出し、ハイパ
スフィルタ6は、圧力センサ4の出力値から脈波振幅成
分を検出する。血圧推定装置7は、カフ圧とその時の脈
波振幅をローパスフィルタ5、ハイパスフィルタ6から
受取り、オシロメトリック法により、最高血圧と最低血
圧を推定する。オシロメトリック(振動)法それ自体
は、非常によく知られた測定方法なので説明は省略す
る。ここで推定した最高血圧は、最高血圧補正装置11
に、最低血圧は最低血圧補正装置12に送られる。その
後、カフ圧制御装置に、血圧推定が終了したことを知ら
せて、カフ1の空気をすべて抜かせる。
【0010】個人ID入力装置8は、血圧計起動SW2
で、カフ圧最大値を設定した後、個人IDをユーザに入
力させる。その後、その個人IDを、最高血圧補正装置
11、最低血圧補正装置12に送り、処理の制御を学習
/実行切替装置9に渡す。学習/実行切替装置9は、個
人ID入力装置8で個人IDが設定された後、学習/実
行モードの切り替えをユーザに設定させる。そして学習
モードか、実行モードかの情報を最高血圧補正装置1
1、最低血圧補正装置12に送る。このとき、実行モー
ドであった場合は、処理の制御を血圧計起動SW2渡
す。学習モードであった場合は、さらに、血圧値入力装
置10で、医師の聴診法により決定した最高血圧、最低
血圧をユーザに入力させてから、処理の制御を血圧計起
動SW2に渡す。
【0011】血圧値入力装置10は、学習モードであっ
た場合、学習/実行切替装置9で学習/実行モードの切
り替えを設定した後、医師の聴診法により決定した最高
血圧、最低血圧をユーザに入力させる。その後、ここで
設定された最高血圧を最高血圧学習装置15に最低血圧
を最低血圧学習装置16に送る。最高血圧補正装置11
は、血圧推定装置7から受取った最高血圧を最高血圧変
換テーブルにしたがって補正する。最高血圧変換テーブ
ルは、個人ID入力装置8から受け取った個人IDに対
応するものを最高血圧変換テーブル記憶部13から選択
する。もしも、個人IDに対応する最高血圧変換テーブ
ルが、最高血圧変換テーブル記憶部13になければ、基
本の最高血圧変換テーブルをコピーして、そのコピーを
送られてきた個人IDに割り当てる。
【0012】実行モードであった場合は、受け取った最
高血圧と最高血圧変換テーブルから、最高血圧を補正し
て、表示装置17に補正した最高血圧を送り、表示装置
17に表示させる。学習モードであった場合は、受け取
った最高血圧と最高血圧変換テーブルを最高血圧学習装
置15に送り、最高血圧学習装置15で最高血圧変換テ
ーブルを修正し、その修正された最高血圧変換テーブル
を送り返してもらう。そして、修正、返送された最高血
圧変換テーブルを最高血圧変換テーブル記憶部13に格
納し、血圧計自体の処理を終了する。
【0013】最低血圧補正装置12は、上記した最高血
圧補正装置11の説明に関し、最高血圧の語を、最低血
圧に置き換えれば、全く同様である。最高血圧学習装置
15は、学習モードであった場合、血圧値入力装置10
から医師の聴診法により決定した最高血圧を、最高血圧
補正装置11から推定された最高血圧と最高血圧変換テ
ーブルをそれぞれ受け取り、最高血圧変換テーブルを修
正する。修正された最高血圧変換テーブルは、最高血圧
補正装置11に送る。
【0014】最低血圧学習装置16は、学習モードであ
った場合、同様に、血圧値入力装置10から医師の聴診
法により決定した最低血圧を、最低血圧補正装置12か
ら推定された最低血圧と最低血圧変換テーブルをそれぞ
れ受け取り、最低血圧変換テーブルを修正する。修正さ
れた最低血圧変換テーブルは、最低血圧補正装置12に
送る。
【0015】表示装置17は、実行モードであった場
合、最高血圧補正装置11及び最低血圧補正装置12か
ら補正された最高血圧と最低血圧を受け取り、その最高
血圧、最低血圧を表示する。次に、この実施例電子血圧
計の全体動作を、図2、図3のフローチャートに基づい
て説明する。
【0016】先ず、血圧計起動SW2をオンし〔ステッ
プST(以下STと略す)1〕、加圧すべきカフ圧の最
大値を入力設定する(ST2)。また、個人ID入力装
置8により、個人IDを入力する(ST3)。そして、
このIDに対応して最高血圧変換テーブルを最高血圧補
正装置11に設定する(ST4)とともに、最低血圧変
換テーブルを最低血圧補正装置12に設定する(ST
5)。これら最高血圧変換テーブル、最低血圧変換テー
ブルについては後に説明する。
【0017】続いて、学習/実行切替装置9で、学習モ
ードか、実行モードかの切替設定がなされる(ST
6)。切替設定が、実行モードの場合には、ST7の
“学習モードか”の判定はNOとなり、カフ圧を最大値
まで加圧した(ST8)後、カフ圧をなだらかに減圧し
(ST9)、その減圧過程でオシロメトリック法によ
り、最高血圧、及び最低血圧の推定を行う(ST1
0)。血圧推定が終了する(ST11)と、カフの空気
を抜く(ST12)。そして、最高血圧補正装置11
は、血圧推定装置7からの推定された最高血圧と、最高
血圧変換テーブルにより、最高血圧変換を行い(ST1
3)、補正した最高血圧を得る。また、最低血圧補正装
置12は、血圧推定装置7からの推定された最低血圧
と、最低血圧変換テーブルにより、最低血圧変換を行い
(ST14)、補正した最低血圧を得、これら最高血
圧、最低血圧を表示装置17に表示する(ST15)。
【0018】ST7で、学習モードの場合は、ST16
に移り、最高血圧変換テーブルを最高血圧変換テーブル
記憶部13から読出し、最高血圧学習装置15に設定す
る一方、最低血圧変換テーブルを最低血圧変換テーブル
記憶部14から読出し、最低血圧学習装置16に設定す
る(ST17)。また、聴診法で医師が実測した、最高
血圧と、最低血圧の実測値も、血圧値入力装置10よ
り、最高血圧学習装置15と、最低血圧学習装置16に
設定する(ST18、ST19)。その後、カフ圧制御
装置4で、カフ圧を最大値まで、加圧し(ST20)、
最大値まで加圧すると、その後は、カフ圧をなだらかに
減圧し(ST21)、オシロメトリック法で血圧推定を
行う(ST22)。
【0019】血圧推定が終了すると(ST23)、カフ
の空気を抜き(ST24)、推定した最高血圧を最高血
圧学習装置15に設定し(ST25)、最高血圧学習装
置15では、設定された最高血圧変換テーブル、実測最
高血圧、推定最高血圧により、最高血圧変換テーブルを
学習し(ST26)、新たな最高血圧変換テーブルを最
高血圧変換テーブル記憶部13に格納する(ST2
7)。また、推定された最低血圧を最低血圧学習装置1
6に設定し(ST28)、最低血圧学習装置16では、
設定された最低血圧変換テーブル、実測最低血圧、推定
最低血圧により、最低血圧変換テーブルを学習し(ST
29)、これを最低血圧変換テーブル記憶部14に格納
する(ST30)。
【0020】次に、最高血圧補正装置11で実行される
最高血圧を補正するための処理(アルゴリズム)につい
て説明する。なお、ここでは、最高血圧の補正方法のみ
について説明し、最低血圧の補正方法は、最高血圧の補
正方法と全く同様の方法で実現できるので、説明を省略
する。図4に、最高血圧変換テーブルから最高血圧を推
定するイメージを、図5は最高血圧変換テーブルを、図
6は、最高血圧の補正処理ルーチンのフローチャートを
示す図である。図4においては、横軸に聴診法での最高
血圧の実測値ph2 をとり、縦軸にオシロメトリック法
での推定値(最高血圧ph1 )を示しており、×印が最
高血圧変換テーブルの値であり、直線は、最高血圧変換
結果のグラフである。図4、図5に示すように、最高血
圧変換テーブルは、最高血圧を補正する関数の代表値を
テーブルとして記憶している。基本的には、最高血圧変
換テーブルの各代表値は、補正前の最高血圧(ph1
の軸を幅δで区切った分割領域Δiに、それぞれ1つず
つ存在する。
【0021】学習モードの時に最高血圧変換テーブルを
修正した場合、分割領域Δiに代表値が存在しない場合
もあるが、この時は、最高血圧変換テーブルの消去フラ
グに1が設定されているものとする(この点については
後述する)。また、最初に最高血圧変換テーブルを使用
する場合、例えば、全く初めて血圧計を起動した場合、
初めて入力された個人IDが入力された場合等には、図
4の上部のグラフに示すように、ph2 =ph1 の関数
の代表値を持った、最高血圧変換テーブルをコピーして
用いる。
【0022】最高血圧の補正処理は、図6に示すよう
に、先ず変換前の最高血圧(推定値)ph1 を算出し
(ST31)、変数iを0にした後(ST32)、iを
1インクリメントし(ST33)、最高血圧変換テーブ
ルの分割領域名Δi(i=1)の消去フラグが0か否か
判定する(ST34)。図5の例の場合、分割領域名Δ
iの消去フラグは0なので、次にph1 i ≧ph1 か、
判定する(ST35)。推定した変換前の最高血圧ph
1 が、最高血圧変換テーブルの分割領域Δi=1の、つ
まりΔ1のph1 値であるph1 i より大きい場合は、
ST33に戻り、iをインクリメントしながら、領域Δ
iの消去フラグが0のものにつき、“ph1 i ≧ph1
か”の判定を行い、この判定がYESとなると、つまり
ph1 がph 1 i 以下になると、次式より、変換後の最
高血圧ph2 を算出し、補正を終了する(ST36)。
【0023】 ph2=(ph2i−ph2i-1)(ph1 −ph1i)/(ph1i−ph1i-1)+ph2i 次に、最高血圧変換テーブルの修正処理について図4、
図5及び図7、図8により、説明する。なお、ここで
は、最高血圧変換テーブルの修正方法にのみについて説
明するが、最低血圧変換テーブルの修正方法も全く同様
の方法で実現可能であるので、説明を省略する。
【0024】この最高血圧変換テーブルの修正は、最高
血圧学習装置15により実行される。手順としては、血
圧補正処理の場合と同様にして、最高血圧の補正を行
い、血圧計の推定した最終的な最高血圧ph2 を算出す
る(ST41、…、ST46)。次に医師の聴診法によ
り決定された最高血圧phを設定し(ST47)、両者
の誤差E=(ph2 −ph)の絶対値を算出する(ST
48)。そして、この誤差Eが、許容誤差θE より、小
さいか否かを判定し(ST49)、小さければ、修正な
しで処理を終了する。もし、誤差Eが許容誤差θE
り、大きければ、ST50以下の処理に移り、最高血圧
変換テーブルを修正する。この場合、血圧計が推定した
補正前の最高血圧ph1 が、最高血圧変換テーブルのど
の分割領域Δiに居しているかを調べる(ST50、
…、ST53)。それが、わかれば、その時の代表値p
1i、ph2iを、血圧計が推定した補正前の最高血圧p
1 と医師の聴診法により決定された最高血圧phにそ
れぞれ変更する(ST54)。
【0025】その後、例外処理を実行する。この処理
は、最高血圧変換テーブルにより作成される関数の入出
力関係が、必ず1対1対応になるように補正するために
行う。実際には、変更した分割領域Δiの上の分割領域
Δi+1、Δi+2、…のph2 値(ph2i+1、ph2i+2
…)を見て、医師の聴診法により決定された最高血圧p
hより小さければ、その時の分割領域の代表値ph2i
体を0にクリアして、消去フラグを1に設定する(ST
55、…、ST57)。これは、図9のに相当する。
また、変更した分割領域Δiの下の分割領域(Δi-1
Δi-2、…)のph2 値(ph2i-1、ph2i-2、…)を
見て、医師の聴診法により決定された最高血圧phより
も大きければ、その時の分割領域の代表値ph2i自体を
0クリアして、消去フラグに1を設定する(ST58、
…、ST60)。
【0026】なお、上記実施例において、直線補間法を
採用したが、これに代えて、例えば階層型ニューラルネ
ットワークのバックプロバゲーション等の事例学習の学
習アルゴリズムを使用することもできる。この場合は、
最高血圧変換テーブル、最低血圧変換テーブルを事例学
習の学習アルゴリズムのサンプルデータとして用いて、
このサンプルデータが修正されるごとに、例えば、階層
型ニューラルネットワークを再学習させて、その時の階
層型ニューラルネットワークの重みを保持しておけば良
い。
【0027】また最高血圧、最低血圧を実際補正する時
には、この階層型ニューラルネットワークの重みを読み
込んで階層型ニューラルネットワークを再現して、再現
された階層ニューラルネットワークにより、最高血圧、
最低血圧の補正を行うことになる。階層型ニューラルネ
ットワークを使用した場合、直線補間を行った場合と比
較して、関数の補間曲面が滑らかになるという利点があ
る。
【0028】
【発明の効果】この発明によれば、血圧決定手段で決定
される血圧値と聴診法で実測した血圧値の相関を記憶す
る記憶手段と、血圧決定手段で血圧値が決定されると前
記記憶手段を参照して、血圧値に対し補正された血圧値
を出力する血圧補正手段を備えているので、従来の電子
血圧計と同様の扱いで、より聴診法に近い測定結果を得
ることができる。また聴診法により得た血圧値を基に、
オシロメトリック法等で推定した血圧値を補正するの
で、個人差による脈波振幅と、医師が決定した最高血
圧、最低血圧のばらつき関数を吸収することができ、電
子的に推定した血圧値と聴診法により決定した血圧値が
一致するので、理想に近い電子血圧計を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例電子血圧計の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】同実施例電子血圧計の全体動作を説明するため
の一部フロー図である。
【図3】図2とともに、同実施例電子血圧計の全体動作
を説明するためのフロー図である。
【図4】オシロメトリック法による推定値と聴診法の実
測値の相関を説明する図である。
【図5】同相関特性のデータ例を示す図である。
【図6】前記実施例電子血圧計の最高血圧変換テーブル
の補正を説明するフロー図である。
【図7】同実施例電子血圧計の最高血圧変換テーブルの
修正処理を説明するための一部のフロー図である。
【図8】図7とともに、最高血圧変換テーブルの修正処
理を説明するための一部のフロー図である。
【図9】同修正処理における例外処理を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 カフ 3 カフ圧制御装置 4 圧力センサ 7 血圧推定装置 11 最高血圧補正装置 12 最低血圧補正装置 13 最高血圧変換テーブル記憶部 14 最低血圧変換テーブル記憶部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カフと、カフ圧を制御するカフ圧制御手段
    と、カフ圧を検出する圧力検出手段と、カフ圧変化過程
    で血管情報を検出する血管情報検出手段と、この血管情
    報検出手段の出力信号及び前記圧力検出手段の出力信号
    に基づいて最高血圧及び最低血圧を決定する血圧決定手
    段とから成る電子血圧計において、 前記血圧決定手段で決定される血圧値と聴診法で実測し
    た血圧値の相関を記憶する記憶手段と、前記血圧決定手
    段で血圧値が決定されると、前記記憶手段を参照して、
    決定血圧値に対し補正された血圧値を出力する血圧補正
    手段を備えたことを特徴とする電子血圧計。
  2. 【請求項2】聴診法で実測した血圧値を入力する血圧値
    入力手段と、この入力された血圧値と前記血圧決定手段
    で決定される血圧値の関係を学習し、その相関を前記記
    憶手段に記憶させる学習手段とを備えた請求項1記載の
    電子血圧計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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