JPH05308532A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH05308532A JPH05308532A JP4110066A JP11006692A JPH05308532A JP H05308532 A JPH05308532 A JP H05308532A JP 4110066 A JP4110066 A JP 4110066A JP 11006692 A JP11006692 A JP 11006692A JP H05308532 A JPH05308532 A JP H05308532A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 写真や網点等中間調の画像領域と、文字,細
線とが混在した画像を形成する際に、中間調の画像領域
と文字,細線部分のどちらも画質を落さずに安定して再
現し、特に文字,細線部分を鮮明に再現できる。 【構成】 画像読取装置より出力されたデジタル画像信
号は、画素単位で画像メモリ11に記憶される。次に、
記憶されたデジタル画像信号をCPU12が読み込み、
各画素ごとに対応した濃度値の検出頻度である度数分布
関数(濃度ヒストグラム)を作成する。ここで、作成さ
れた濃度ヒストグラムから局部的に検出頻度の高い部分
の濃度レベル値が検出され、その濃度レベル値が階調補
正回路10で少なくとも1つの濃度値に変換される。そ
して、変換された濃度値により低濃度部から高濃度部に
かけて階調再現性の優れた画像を形成できる。
線とが混在した画像を形成する際に、中間調の画像領域
と文字,細線部分のどちらも画質を落さずに安定して再
現し、特に文字,細線部分を鮮明に再現できる。 【構成】 画像読取装置より出力されたデジタル画像信
号は、画素単位で画像メモリ11に記憶される。次に、
記憶されたデジタル画像信号をCPU12が読み込み、
各画素ごとに対応した濃度値の検出頻度である度数分布
関数(濃度ヒストグラム)を作成する。ここで、作成さ
れた濃度ヒストグラムから局部的に検出頻度の高い部分
の濃度レベル値が検出され、その濃度レベル値が階調補
正回路10で少なくとも1つの濃度値に変換される。そ
して、変換された濃度値により低濃度部から高濃度部に
かけて階調再現性の優れた画像を形成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機,プリンター等の
画像形成装置に関し、特に写真や網点等中間調の画像領
域と文字,細線とが混在した画像を形成する際に、特に
文字,細線を鮮明に再現する画像形成装置に関する。
画像形成装置に関し、特に写真や網点等中間調の画像領
域と文字,細線とが混在した画像を形成する際に、特に
文字,細線を鮮明に再現する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷やデザイン等の専門分野だけ
に限らず、一般オフィス等においてもフルカラーの画像
が増加し、これに伴いカラー原稿を忠実に読み取って出
力するカラー複写装置が普及してきている。これらカラ
ー複写機には、フルカラー画像を高階調に出力すること
と、カラーの文字原稿を鮮明に高解像に出力することが
同時に要求される。
に限らず、一般オフィス等においてもフルカラーの画像
が増加し、これに伴いカラー原稿を忠実に読み取って出
力するカラー複写装置が普及してきている。これらカラ
ー複写機には、フルカラー画像を高階調に出力すること
と、カラーの文字原稿を鮮明に高解像に出力することが
同時に要求される。
【0003】フルカラー画像を高階調に出力する方法と
しては、ディザ方式や網点ドット変調等が知られている
が、これらの方式を文字や線画に適用すると、解像度が
著しく低下し文字品位が劣化する。一方、文字や線画を
良好に再現するためには2値処理が適しているが、これ
を網点や写真画像に適用すると、階調が著しく低下し画
質の劣化が生じることは周知のところである。
しては、ディザ方式や網点ドット変調等が知られている
が、これらの方式を文字や線画に適用すると、解像度が
著しく低下し文字品位が劣化する。一方、文字や線画を
良好に再現するためには2値処理が適しているが、これ
を網点や写真画像に適用すると、階調が著しく低下し画
質の劣化が生じることは周知のところである。
【0004】そこで、こうした文字品位と中間調の品位
との両立をすべく、数多くの提案がなされている。例え
ば、画像読取装置において、まず原稿の明度情報と彩度
情報とにより黒領域を抽出し、更に原稿のエッジ成分を
抽出することにより黒のエッジ部を判別するとともに、
近傍の色情報を参照して黒エッジの度合いと近傍の色情
報の度合いに基づき、黒文字と色画像や網点中の黒細線
とを自動的に識別し、画像形成装置に画像形成条件を指
定する信号を含む画像信号を出力するものが提案されて
いる。
との両立をすべく、数多くの提案がなされている。例え
ば、画像読取装置において、まず原稿の明度情報と彩度
情報とにより黒領域を抽出し、更に原稿のエッジ成分を
抽出することにより黒のエッジ部を判別するとともに、
近傍の色情報を参照して黒エッジの度合いと近傍の色情
報の度合いに基づき、黒文字と色画像や網点中の黒細線
とを自動的に識別し、画像形成装置に画像形成条件を指
定する信号を含む画像信号を出力するものが提案されて
いる。
【0005】前記画像形成装置においては、前記画像形
成条件によって、中間調画像再現と線画像再現とに適し
た第1及び第2の画像形成回路によりそれぞれの画像形
成を行っている。
成条件によって、中間調画像再現と線画像再現とに適し
た第1及び第2の画像形成回路によりそれぞれの画像形
成を行っている。
【0006】例えば、印字品位が高く、高速である等の
長所を持つレーザービームプリンタがカラー複写機等の
出力装置や通常のプリンタとして広く用いられている。
長所を持つレーザービームプリンタがカラー複写機等の
出力装置や通常のプリンタとして広く用いられている。
【0007】図2−1及び2−2は、レーザビームプリ
ンタのごとき画像威勢装置のブロック構成図である。以
下、図を参照して従来の画像形成装置について説明す
る。なお、従来例においては、代表的な例として原稿の
読み込みに同期して感光ドラム上にレーザー光を走査
し、画像を形成する電子写真方式レーザービーム複写装
置について説明する。
ンタのごとき画像威勢装置のブロック構成図である。以
下、図を参照して従来の画像形成装置について説明す
る。なお、従来例においては、代表的な例として原稿の
読み込みに同期して感光ドラム上にレーザー光を走査
し、画像を形成する電子写真方式レーザービーム複写装
置について説明する。
【0008】先ず、原稿9をCCD1に読み込み、得ら
れたアナログ画像信号は増幅器2で所定レベルまで増幅
され、A/D変換器3により8ビット(0〜255階
調)のデジタル画像信号に変換される。次に、デジタル
画像信号は階調制御回路10(256バイトのRAMで
構成されたLook Up Table方式でデジタル
変換を行う変換回路)を通過し、階調補正されたD/A
変換器14に入力される。
れたアナログ画像信号は増幅器2で所定レベルまで増幅
され、A/D変換器3により8ビット(0〜255階
調)のデジタル画像信号に変換される。次に、デジタル
画像信号は階調制御回路10(256バイトのRAMで
構成されたLook Up Table方式でデジタル
変換を行う変換回路)を通過し、階調補正されたD/A
変換器14に入力される。
【0009】そして、このデジタル信号は再びアナログ
信号に変換され、コンパレータ16で三角波発生回路1
5から発生する所定周期の信号と比較されてパルス幅変
調される。このパルス幅変調された2値化画像信号はレ
ーザ駆動回路17にそのまま入力され、レーザーダイオ
ード18の発光のオン・オフ制御用信号に用いられる。
このレーザーダイオード18から出射されたレーザー光
は、周知のポリゴンミラー19により主走査方向に走査
され、f/θレンズ20及び反射ミラー21を経て矢印
方向に回転している像担持体たる感光ドラム22上に照
射され、静電潜像を形成することになる。
信号に変換され、コンパレータ16で三角波発生回路1
5から発生する所定周期の信号と比較されてパルス幅変
調される。このパルス幅変調された2値化画像信号はレ
ーザ駆動回路17にそのまま入力され、レーザーダイオ
ード18の発光のオン・オフ制御用信号に用いられる。
このレーザーダイオード18から出射されたレーザー光
は、周知のポリゴンミラー19により主走査方向に走査
され、f/θレンズ20及び反射ミラー21を経て矢印
方向に回転している像担持体たる感光ドラム22上に照
射され、静電潜像を形成することになる。
【0010】一方、感光ドラム22は露光器28で均一
に除電を受けた後、帯電器23により均一にマイナスに
帯電される。その後、前述したレーザー光を受けて表面
に画像信号に応じた静電潜像を形成する。また、レーザ
ービームプリンタでしばしば用いられる現像方式とし
て、現像を行う部分(黒画素)を露光する、いわゆるイ
メージスキャン方式を行うので、現像器24では周知の
反転現像方式により、感光ドラム22のレーザーにより
除電を受けた部分にマイナスの帯電特性を有するトナー
を付着し、これを顕像化する。
に除電を受けた後、帯電器23により均一にマイナスに
帯電される。その後、前述したレーザー光を受けて表面
に画像信号に応じた静電潜像を形成する。また、レーザ
ービームプリンタでしばしば用いられる現像方式とし
て、現像を行う部分(黒画素)を露光する、いわゆるイ
メージスキャン方式を行うので、現像器24では周知の
反転現像方式により、感光ドラム22のレーザーにより
除電を受けた部分にマイナスの帯電特性を有するトナー
を付着し、これを顕像化する。
【0011】上記の方法で感光ドラム22上に形成され
た顕像(マイナス電荷を有するトナー像)は転写帯電器
25により、転写材(一般には紙)26上に転写され
る。
た顕像(マイナス電荷を有するトナー像)は転写帯電器
25により、転写材(一般には紙)26上に転写され
る。
【0012】転写材26と転写された可視トナー像は不
図示の定着器で定着される。
図示の定着器で定着される。
【0013】また、感光ドラム22上に残った残留トナ
ーはその後、クリーナー27でかき落とされ、再び前述
の一連のプロセスを繰り返す。
ーはその後、クリーナー27でかき落とされ、再び前述
の一連のプロセスを繰り返す。
【0014】上述のごとき画像形成装置において、特に
文字及び細線等の線画像を鮮明に再現することを目的と
して、画像読取装置において線画像と中間調画像を識別
した後、前記線画像及び中間調画像を形成する際に、パ
ルス幅変調を行う上で比較する基準パルスの周期を変え
ることにより、図3a,bに示すような複数の階調再現
特性を選択し、中間調画像に対しては前記再現特性aを
選択することより、低濃度部から高濃度部にかけての充
分な階調再現を保証すると供に、線画像に対しては前記
階調再現特性bを選択することにより、エッジ強調の階
調再現を行ない、文字、線画を鮮明に再現することが可
能であった。
文字及び細線等の線画像を鮮明に再現することを目的と
して、画像読取装置において線画像と中間調画像を識別
した後、前記線画像及び中間調画像を形成する際に、パ
ルス幅変調を行う上で比較する基準パルスの周期を変え
ることにより、図3a,bに示すような複数の階調再現
特性を選択し、中間調画像に対しては前記再現特性aを
選択することより、低濃度部から高濃度部にかけての充
分な階調再現を保証すると供に、線画像に対しては前記
階調再現特性bを選択することにより、エッジ強調の階
調再現を行ない、文字、線画を鮮明に再現することが可
能であった。
【0015】また、前記線画像及び中間調画像を形成す
る際に、レーザーダイオード18の発光量を変化させる
ことにより、前述と同様な複数の階調再現特性を選択
し、中間調画像及び線画像の形成に適した階調再現を行
うことも可能であった。
る際に、レーザーダイオード18の発光量を変化させる
ことにより、前述と同様な複数の階調再現特性を選択
し、中間調画像及び線画像の形成に適した階調再現を行
うことも可能であった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、線画像に対して図3bに示すような階調再現
特性を選択することにより、高濃度の文字、細線はより
鮮明に再現されるものの、濃度の薄い文字や細線に対し
ては濃度の微少な変動が強調されてしまい、逆に鮮明さ
を失ってしまうという問題が生じた。
来例では、線画像に対して図3bに示すような階調再現
特性を選択することにより、高濃度の文字、細線はより
鮮明に再現されるものの、濃度の薄い文字や細線に対し
ては濃度の微少な変動が強調されてしまい、逆に鮮明さ
を失ってしまうという問題が生じた。
【0017】そこで、上記問題を解決するために、階調
制御回路10を用いて線画像再現に適した階調再現特性
を選択する方法が行われている。
制御回路10を用いて線画像再現に適した階調再現特性
を選択する方法が行われている。
【0018】図4は、階調制御回路10を用いて線画像
再現に適した階調補正を行った後の階調再現特性を示し
たものである。図4に示すように、ステップ状の階調再
現を行うことにより、低濃度から高濃度までの様々な濃
度の文字、細線等の線画像を均一な濃度で鮮明に再現す
ることが可能となった。
再現に適した階調補正を行った後の階調再現特性を示し
たものである。図4に示すように、ステップ状の階調再
現を行うことにより、低濃度から高濃度までの様々な濃
度の文字、細線等の線画像を均一な濃度で鮮明に再現す
ることが可能となった。
【0019】しかしながら、上記のような階調再現を行
った場合、階調の切換わる濃度付近の濃度をもつ線画像
を再現する際に、該細画像の再現濃度が前記階調再現特
性の2つのステップにまたがってしまい、線画像内でス
テップ状の濃度変化が生じてしまうという欠点があっ
た。
った場合、階調の切換わる濃度付近の濃度をもつ線画像
を再現する際に、該細画像の再現濃度が前記階調再現特
性の2つのステップにまたがってしまい、線画像内でス
テップ状の濃度変化が生じてしまうという欠点があっ
た。
【0020】そのため、特に複数回、複写を繰り返す
と、その濃度変化が更に強調されていた。
と、その濃度変化が更に強調されていた。
【0021】すなわち、従来は、線画像と階調画像に対
して、各々異なる処理を行うことは知られていたが、両
者の混在画像における線画像の均一濃度化という課題は
解決されていなかった。
して、各々異なる処理を行うことは知られていたが、両
者の混在画像における線画像の均一濃度化という課題は
解決されていなかった。
【0022】更に、カラー画像形成において、このよう
な課題は解決されていなかった。
な課題は解決されていなかった。
【0023】本発明は、上記従来の欠点を除去し、特に
写真や網点中間調の画像領域と、文字,細線とが混在し
た画像を形成する際に、中間調の画像領域と文字,細線
部分のどちらも画質を落さずに安定して再現し、特に文
字,細線部分を鮮明に再現する画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
写真や網点中間調の画像領域と、文字,細線とが混在し
た画像を形成する際に、中間調の画像領域と文字,細線
部分のどちらも画質を落さずに安定して再現し、特に文
字,細線部分を鮮明に再現する画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0024】更に本発明は、大容量のメモリを有するこ
となくヒストグラムを形成し、これに基づいて画像処理
を行うことを別の目的とする。
となくヒストグラムを形成し、これに基づいて画像処理
を行うことを別の目的とする。
【0025】また、本発明の別の目的は、高速に像形成
可能な複写機を提供することにある。
可能な複写機を提供することにある。
【0026】更に、本発明の別の目的は、色成分毎に最
適なdensity correctionを行うこと
にある。
適なdensity correctionを行うこと
にある。
【0027】また、本発明の別の目的は、色再現性の良
好な画像を形成することにある。
好な画像を形成することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段及び作用】上記課題を解決
するため、本発明の画像処理装置は、入力画像の種類を
識別する手段と、該識別手段により識別された所定の種
類の画像について濃度ヒストグラムを演算する手段と、
該演算手段により形成された濃度ヒストグラムに応じて
画像を形成する手段とを有し、前記演算手段は前記入力
画像の第1の入力時に動作し、前記形成手段は前記入力
画像の第2の入力時に動作することを特徴とする。
するため、本発明の画像処理装置は、入力画像の種類を
識別する手段と、該識別手段により識別された所定の種
類の画像について濃度ヒストグラムを演算する手段と、
該演算手段により形成された濃度ヒストグラムに応じて
画像を形成する手段とを有し、前記演算手段は前記入力
画像の第1の入力時に動作し、前記形成手段は前記入力
画像の第2の入力時に動作することを特徴とする。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る好適な実
施例として、電子写真方式カラーレーザービームプリン
タ装置を例に詳細に説明する。
施例として、電子写真方式カラーレーザービームプリン
タ装置を例に詳細に説明する。
【0030】まず、画像読取装置における線画像と中間
調画像との識別方法について述べる。図5においてR
(赤),G(緑),B(青)の各信号は、カラー原稿読
取装置で読み取られた1画素分の色信号である。YIQ
信号算出回路51はRGB信号から輝度信号Yと色信号
I,Qとを算出する回路である。輝度信号Yは黒文字の
エッジ信号の元になる信号であり、反転器53で反転さ
れ暗度信号yに変換された後、黒エッジ発生回路54で
ラプラシアン変換によりエッジ抽出されたKEが出力さ
れる。
調画像との識別方法について述べる。図5においてR
(赤),G(緑),B(青)の各信号は、カラー原稿読
取装置で読み取られた1画素分の色信号である。YIQ
信号算出回路51はRGB信号から輝度信号Yと色信号
I,Qとを算出する回路である。輝度信号Yは黒文字の
エッジ信号の元になる信号であり、反転器53で反転さ
れ暗度信号yに変換された後、黒エッジ発生回路54で
ラプラシアン変換によりエッジ抽出されたKEが出力さ
れる。
【0031】色信号I,Qは無彩色との色差を表わす信
号であり、無彩色信号算出回路52に入力され、ルック
アップテーブルを用いて無彩色信号Wを出力する。この
無彩色信号Wは値が大きくなる程無彩色であることを示
す。そして、無彩色信号Wと暗度信号yは、黒レベル判
定回路55に入力され、暗い無彩色、即ち黒レベルを2
値以上の黒レベル信号Tとして出力する。
号であり、無彩色信号算出回路52に入力され、ルック
アップテーブルを用いて無彩色信号Wを出力する。この
無彩色信号Wは値が大きくなる程無彩色であることを示
す。そして、無彩色信号Wと暗度信号yは、黒レベル判
定回路55に入力され、暗い無彩色、即ち黒レベルを2
値以上の黒レベル信号Tとして出力する。
【0032】黒文字エッジ発生回路56では、黒エッジ
信号KEから黒レベル信号Tに応じて黒文字エッジ信号
E1,E2をそれぞれ出力する。黒文字エッジ信号E1は
黒文字のエッジを強調し、黒文字エッジ信号Eは黒文字
のエッジの黒ズレを除去する信号である。
信号KEから黒レベル信号Tに応じて黒文字エッジ信号
E1,E2をそれぞれ出力する。黒文字エッジ信号E1は
黒文字のエッジを強調し、黒文字エッジ信号Eは黒文字
のエッジの黒ズレを除去する信号である。
【0033】像域信号発生回路57では、無彩色信号W
と輝度信号Yとから明るい有彩色とその近傍を階調画像
領域、それ以外を線画像領域と判定し、像域判定信号Z
を出力する。
と輝度信号Yとから明るい有彩色とその近傍を階調画像
領域、それ以外を線画像領域と判定し、像域判定信号Z
を出力する。
【0034】そして、黒文字補正回路58では、上述の
R,G,B信号からC(シアン),M(マゼンタ),Y
e(イエロー),K(ブラック)信号を求め、像域判定
信号Zによって誤判定を取り除かれた黒文字エッジ信号
E1,E2の内、C,M,Yeには黒文字エッジ信号E2
を、Kには黒文字エッジ信号E1を補正信号として加算
し、プリンタ等の出力装置のC,M,Ye,Kの画像メ
モリー11へ像域信号Zを像域メモリ40へ出力する。
R,G,B信号からC(シアン),M(マゼンタ),Y
e(イエロー),K(ブラック)信号を求め、像域判定
信号Zによって誤判定を取り除かれた黒文字エッジ信号
E1,E2の内、C,M,Yeには黒文字エッジ信号E2
を、Kには黒文字エッジ信号E1を補正信号として加算
し、プリンタ等の出力装置のC,M,Ye,Kの画像メ
モリー11へ像域信号Zを像域メモリ40へ出力する。
【0035】(第1の実施例)次に、上述した画像読取
装置によって出力された画像信号により像形成を行う第
1の実施例における画像形成装置(レーザープリンタ)
を説明する。
装置によって出力された画像信号により像形成を行う第
1の実施例における画像形成装置(レーザープリンタ)
を説明する。
【0036】図1−1及び図1−2は、この実施例にお
ける画像形成装置の構成を示すブロック図である。ここ
では、C(シアン)用の画像形成手段について説明する
が、M,Ye,Kについても同様である。なお、CPU
12,RAM13,ROM30、像域メモリ40は、4
色で共通のものを用いる。
ける画像形成装置の構成を示すブロック図である。ここ
では、C(シアン)用の画像形成手段について説明する
が、M,Ye,Kについても同様である。なお、CPU
12,RAM13,ROM30、像域メモリ40は、4
色で共通のものを用いる。
【0037】なお、前述した従来例と同様の構成部分に
ついては同一の符号を付し、ここでの説明は省略する。
ついては同一の符号を付し、ここでの説明は省略する。
【0038】図において、11は画像メモリであり、画
像読取装置において細画像と中間調画像が識別された後
のデジタル画像信号を記憶し、CPU12の制御下で、
記憶したデジタル画像データをCPU12に転送する
か、もしくは階調補正回路10に転送するのかが切り換
えられる。13はRAMであり、CPU12が動作する
ときに使用するワークエリアとしてのメモリである。3
0はROMであり、CPU12のプログラムや制御デー
タを格納しているメモリである。
像読取装置において細画像と中間調画像が識別された後
のデジタル画像信号を記憶し、CPU12の制御下で、
記憶したデジタル画像データをCPU12に転送する
か、もしくは階調補正回路10に転送するのかが切り換
えられる。13はRAMであり、CPU12が動作する
ときに使用するワークエリアとしてのメモリである。3
0はROMであり、CPU12のプログラムや制御デー
タを格納しているメモリである。
【0039】ここで、第1の実施例における画像形成過
程を、順を追って説明する。
程を、順を追って説明する。
【0040】まず、上述した画像読取装置より出力され
たデジタル画像信号は、画素単位で画像メモリ11に記
憶される。次に、記憶されたデジタル画像信号のうち、
線画部分の信号をCPU12が読み込み、各画素ごとに
対応した濃度値の検出頻度である度数分布関数(濃度ヒ
ストグラム)を作成する線画であるか否かは、像域メモ
リ40の内容に基づいて判断される。ここで作成された
濃度ヒストグラムはRAM13に蓄えられる。
たデジタル画像信号は、画素単位で画像メモリ11に記
憶される。次に、記憶されたデジタル画像信号のうち、
線画部分の信号をCPU12が読み込み、各画素ごとに
対応した濃度値の検出頻度である度数分布関数(濃度ヒ
ストグラム)を作成する線画であるか否かは、像域メモ
リ40の内容に基づいて判断される。ここで作成された
濃度ヒストグラムはRAM13に蓄えられる。
【0041】なお、この実施例においては、前述したよ
うに画像読取装置によって識別された線画像領域のデジ
タル画像信号について、上述の濃度ヒストグラムを作成
するものである。
うに画像読取装置によって識別された線画像領域のデジ
タル画像信号について、上述の濃度ヒストグラムを作成
するものである。
【0042】このようにして作成された線画像領域の濃
度ヒストグラムは、例えば図6に示すようになる。
度ヒストグラムは、例えば図6に示すようになる。
【0043】図6に示すように、一画像内の線画像領域
について、濃度ヒストグラムが得られると、その結果か
ら度数分布の極大値P、すなわち、局部的に検出頻度の
高い部分の濃度レベル値Dpが検出される。この動作
は、CPU12がRAM13に記憶しておいたヒストグ
ラムを調べることによって行われる。また、検出された
度数分布が極大となる濃度レベル値Dp近傍の濃度値を
少なくとも一つの濃度値に変換する方法は種々実現し得
る。実施例においては、より簡便な方法を採用し、これ
を以下に説明する。
について、濃度ヒストグラムが得られると、その結果か
ら度数分布の極大値P、すなわち、局部的に検出頻度の
高い部分の濃度レベル値Dpが検出される。この動作
は、CPU12がRAM13に記憶しておいたヒストグ
ラムを調べることによって行われる。また、検出された
度数分布が極大となる濃度レベル値Dp近傍の濃度値を
少なくとも一つの濃度値に変換する方法は種々実現し得
る。実施例においては、より簡便な方法を採用し、これ
を以下に説明する。
【0044】すなわち、度数分布が極大となる濃度レベ
ル値Dpを中心として濃度レベル値を1ステップごと、
高濃度側,低濃度側へとそれぞれ走査して行き、それぞ
れの濃度レベル値Dxに対応した検出頻度をRAM13
に記憶しているヒストグラムから調べる。上述のDpに
おける検出頻度N(Dp)と、各濃度レベル値Dxにおけ
る検出頻度N(Dx)があらかじめ決められた割合(例
えばN(Dx)=1/2N(Dp),N(Dx)=1/e
N(Dp),N(Dx)=1/e2N(Dp)等)になっ
た所で走査を終了し、その時の濃度レベル値を高濃度
側,低濃度側それぞれD+1/e,D−1/eとする。
ル値Dpを中心として濃度レベル値を1ステップごと、
高濃度側,低濃度側へとそれぞれ走査して行き、それぞ
れの濃度レベル値Dxに対応した検出頻度をRAM13
に記憶しているヒストグラムから調べる。上述のDpに
おける検出頻度N(Dp)と、各濃度レベル値Dxにおけ
る検出頻度N(Dx)があらかじめ決められた割合(例
えばN(Dx)=1/2N(Dp),N(Dx)=1/e
N(Dp),N(Dx)=1/e2N(Dp)等)になっ
た所で走査を終了し、その時の濃度レベル値を高濃度
側,低濃度側それぞれD+1/e,D−1/eとする。
【0045】第1の実施例においては、N(Dx)=1
/eN(Dp)となる濃度レベル値を採用する。
/eN(Dp)となる濃度レベル値を採用する。
【0046】次に、D−1/e≦De≦D+1/eとな
る濃度レベル値Deを少なくとも1つの濃度値、すなわ
ち、この実施例においてはDpに変換する。この変換
は、画像形成を行うにあたり、画像メモリ11上の画像
情報を各画素ごとに順次読み出す際に行われる。画像メ
モリ11より読み出された各画素ごとの画像濃度信号は
階調補正回路10へと送られ、濃度レベル値がDeの信
号は濃度レベル値Dpへと変換される。
る濃度レベル値Deを少なくとも1つの濃度値、すなわ
ち、この実施例においてはDpに変換する。この変換
は、画像形成を行うにあたり、画像メモリ11上の画像
情報を各画素ごとに順次読み出す際に行われる。画像メ
モリ11より読み出された各画素ごとの画像濃度信号は
階調補正回路10へと送られ、濃度レベル値がDeの信
号は濃度レベル値Dpへと変換される。
【0047】上記のごとく、濃度レベル値の変換、すな
わち、階調補正の行われたデジタル画像信号は、以下、
画像形成に供される。図7bは、低濃度部,高濃度部に
計2つの濃度ヒストグラムの極大値を有する線画像の変
換後の階調再現特性を示す図である。
わち、階調補正の行われたデジタル画像信号は、以下、
画像形成に供される。図7bは、低濃度部,高濃度部に
計2つの濃度ヒストグラムの極大値を有する線画像の変
換後の階調再現特性を示す図である。
【0048】また、前述したように画像読取装置によっ
て識別された中間調画像領域に対応したデジタル画像信
号は、階調補正回路10によって図7aに示すような階
調再現特性に補正されることにより、低濃度部から高濃
度部にかけての十分な階調再現特性が保証された後、画
像形成に供される。
て識別された中間調画像領域に対応したデジタル画像信
号は、階調補正回路10によって図7aに示すような階
調再現特性に補正されることにより、低濃度部から高濃
度部にかけての十分な階調再現特性が保証された後、画
像形成に供される。
【0049】以下の画像形成過程は前述した従来例と同
様である。
様である。
【0050】本実施例においては、上述の様に、C,
M,Ye,Kの4色のそれぞれについて独立した画像形
成ユニットを有するので夫々パラレルに画像形成処理を
進めることができる。この画像形成装置を備えた複写機
の全体構成を図10に示す。
M,Ye,Kの4色のそれぞれについて独立した画像形
成ユニットを有するので夫々パラレルに画像形成処理を
進めることができる。この画像形成装置を備えた複写機
の全体構成を図10に示す。
【0051】1201は原稿台ガラスで、読取られるべ
き原稿1202が置かれる。原稿1202は、ハロゲン
ランプ1203により照射され、ミラー1204〜12
06を経て、光学系1207により、CCDセンサ12
08上に像が結ばれる。さらに、モータ1209により
機械的に、ミラー1204、ハロゲンランプ1203を
含むミラーユニット1210は速度vで、ミラー120
5,1206を含む第2ミラーユニット1211は速度
v/2で駆動され、原稿1202の全面が走査される。
き原稿1202が置かれる。原稿1202は、ハロゲン
ランプ1203により照射され、ミラー1204〜12
06を経て、光学系1207により、CCDセンサ12
08上に像が結ばれる。さらに、モータ1209により
機械的に、ミラー1204、ハロゲンランプ1203を
含むミラーユニット1210は速度vで、ミラー120
5,1206を含む第2ミラーユニット1211は速度
v/2で駆動され、原稿1202の全面が走査される。
【0052】1212は画像処理部で、CCDセンサ1
208により、読取った画像をR,G,Bの電気信号と
して処理し、印刷信号(M,C,Ye,K)として出力
する部分であり、図5のように構成される。
208により、読取った画像をR,G,Bの電気信号と
して処理し、印刷信号(M,C,Ye,K)として出力
する部分であり、図5のように構成される。
【0053】1213〜1216(図1−2の18)は
半導体レーザで、画像処理部1212より出力された印
刷信号(M,C,Ye,K)により駆動され、それぞれ
の半導体レーザによって発光されたレーザ光は、ポリゴ
ンミラー1217〜1220(図1−2の19)によっ
て、感光ドラム1225〜1228(図1−2の22)
上に潜像を形成する。1221〜1224(図1−2の
24)は、K,Y,C,Mのトナーによって、それぞれ
潜像を現像するための現像器で、現像された各色のトナ
ーは、用紙26に転写され、フルカラーの印刷出力がな
される。
半導体レーザで、画像処理部1212より出力された印
刷信号(M,C,Ye,K)により駆動され、それぞれ
の半導体レーザによって発光されたレーザ光は、ポリゴ
ンミラー1217〜1220(図1−2の19)によっ
て、感光ドラム1225〜1228(図1−2の22)
上に潜像を形成する。1221〜1224(図1−2の
24)は、K,Y,C,Mのトナーによって、それぞれ
潜像を現像するための現像器で、現像された各色のトナ
ーは、用紙26に転写され、フルカラーの印刷出力がな
される。
【0054】用紙カセット1229〜1231、および
手差しトレイ1232の何れかから給送された用紙は、
レジストローラ1233を経て、転写ベルト1234上
に、吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期し
て、予め感光ドラム1228〜1225には、各色のト
ナーが現像されており、用紙の搬送とともに、トナーが
用紙に転写される。
手差しトレイ1232の何れかから給送された用紙は、
レジストローラ1233を経て、転写ベルト1234上
に、吸着され、搬送される。給紙のタイミングと同期し
て、予め感光ドラム1228〜1225には、各色のト
ナーが現像されており、用紙の搬送とともに、トナーが
用紙に転写される。
【0055】各色のトナーが転写された用紙は、転写ベ
ルト1234から分離搬送され、定着器1235によっ
て、用紙にトナーが定着され、排紙トレイ1236に排
紙される。
ルト1234から分離搬送され、定着器1235によっ
て、用紙にトナーが定着され、排紙トレイ1236に排
紙される。
【0056】上記構成の複写機におけるγテーブル作成
のための手順について図12を用いて説明する。
のための手順について図12を用いて説明する。
【0057】S101において、図10のイメージリー
ダー部による原稿の予備走査を行い、ハロゲンランプ1
203の光量等画像読取条件を調整する。
ダー部による原稿の予備走査を行い、ハロゲンランプ1
203の光量等画像読取条件を調整する。
【0058】S102において、S101で調整された
条件で原稿のメインスキャンを行い、図5の回路によっ
て処理されたC,M,Ye,Kの画像データを画像メモ
リ11に格納し、像域信号Zを像域メモリ40に格納す
る。
条件で原稿のメインスキャンを行い、図5の回路によっ
て処理されたC,M,Ye,Kの画像データを画像メモ
リ11に格納し、像域信号Zを像域メモリ40に格納す
る。
【0059】S103において、CPU12が画素毎の
画像データを読み出す。S103から、S106の手順
はC,M,Ye,Kの各々について順次又は並列に実行
される。
画像データを読み出す。S103から、S106の手順
はC,M,Ye,Kの各々について順次又は並列に実行
される。
【0060】S104において、読み出されたデータが
線画像であるか否かを像域メモリ40の内容を参照して
判断する。線画像でない場合にはS106へ移る。
線画像であるか否かを像域メモリ40の内容を参照して
判断する。線画像でない場合にはS106へ移る。
【0061】S105において、線画像の画素データを
RAM13上の対応する濃度レベルを書き込む。
RAM13上の対応する濃度レベルを書き込む。
【0062】S107において以上の様に形成された線
画像のヒストグラムに基づきC,M,Ye,Kのγテー
ブルを作成する。
画像のヒストグラムに基づきC,M,Ye,Kのγテー
ブルを作成する。
【0063】ここで作成されるγテーブルを図11に示
す。
す。
【0064】階調画像用のガンマテーブルに対して線画
像用のガンマテーブルを上述の様な方法で作成する。こ
のとき、1/e,1/e′,1/e′′,1/e′′′
の大きさは異なったものとしてもよい。
像用のガンマテーブルを上述の様な方法で作成する。こ
のとき、1/e,1/e′,1/e′′,1/e′′′
の大きさは異なったものとしてもよい。
【0065】ここで作成された階調画像用ガンマテーブ
ルと線画像用のガンマテーブルは、像域メモリ40の内
容に基づいて、切り換えられて用いられる。即ち、階調
制御回路10には、階調画像用と線画像用のカンマテー
ブルが設けられ、画像データに対して、選択的にガンマ
補正が行われる。
ルと線画像用のガンマテーブルは、像域メモリ40の内
容に基づいて、切り換えられて用いられる。即ち、階調
制御回路10には、階調画像用と線画像用のカンマテー
ブルが設けられ、画像データに対して、選択的にガンマ
補正が行われる。
【0066】S108においてはS107で作成された
γテーブルに基づいて、画像メモリ11から読み出され
た画像データを処理し、画像形成が行われる。
γテーブルに基づいて、画像メモリ11から読み出され
た画像データを処理し、画像形成が行われる。
【0067】(第2の実施例)前述した第1の実施例に
おいては、デジタル画像信号を画像メモリ11に取り込
んだ後、濃度ヒストグラムの作成及び階調補正を行った
が、この第2の実施例においては、画像メモリ11を用
いずに濃度ヒストグラムの作成及び階調補正を行うもの
である。
おいては、デジタル画像信号を画像メモリ11に取り込
んだ後、濃度ヒストグラムの作成及び階調補正を行った
が、この第2の実施例においては、画像メモリ11を用
いずに濃度ヒストグラムの作成及び階調補正を行うもの
である。
【0068】第2の実施例における画像形成装置のブロ
ック構成図は、図2−1及び図2−2と同様である。同
図を参照しながら第2の実施例における画像形成過程を
図13を用いて説明する。
ック構成図は、図2−1及び図2−2と同様である。同
図を参照しながら第2の実施例における画像形成過程を
図13を用いて説明する。
【0069】初めに画像形成を行うにあたり、予備走査
においてS103において、画像読取装置によって形成
すべき画像に対応した画像信号が読み取られ、S104
において線画像と中間調画像とが識別された後、S10
5において線画像領域に対応したデジタル画像信号につ
いて濃度ヒストグラムが作成されRAM13に記憶され
る。そして、S107において作成された濃度ヒストグ
ラムより検出頻度が極大となる濃度レベルDp近傍の濃
度レベルを一定値とするために、変換テーブルが作成さ
れる。
においてS103において、画像読取装置によって形成
すべき画像に対応した画像信号が読み取られ、S104
において線画像と中間調画像とが識別された後、S10
5において線画像領域に対応したデジタル画像信号につ
いて濃度ヒストグラムが作成されRAM13に記憶され
る。そして、S107において作成された濃度ヒストグ
ラムより検出頻度が極大となる濃度レベルDp近傍の濃
度レベルを一定値とするために、変換テーブルが作成さ
れる。
【0070】続いて、S201において、メインスキャ
ンを行い再度画像読取装置によって形成すべき画像に対
応した画像信号が読み取られ、階調制御回路10に送ら
れ、線画像領域に対しては前記変換テーブルに従って階
調補正が行われる。また、中間調領域に対しては第1の
実施例と同様の階調補正が行われる。その後、階調補正
が行われたデジタル画像信号に応じて前述の実施例と同
様の画像形成工程が行われる。
ンを行い再度画像読取装置によって形成すべき画像に対
応した画像信号が読み取られ、階調制御回路10に送ら
れ、線画像領域に対しては前記変換テーブルに従って階
調補正が行われる。また、中間調領域に対しては第1の
実施例と同様の階調補正が行われる。その後、階調補正
が行われたデジタル画像信号に応じて前述の実施例と同
様の画像形成工程が行われる。
【0071】(第3の実施例)また、濃度ヒストグラム
より検出された度数分布が極大となる濃度レベル値Dp
近傍の濃度値を、少なくとも1つの濃度値に変換する他
の方法として、図8に示すように検出度数が極大となる
複数の濃度レベルの間に閾値濃度レベルを設定し、その
閾値濃度レベルによって区分された各濃度レベル領域の
濃度値を図9に示すような各濃度レベル領域内で、例え
ば検出度数が極大となる濃度レベル値に変換するといっ
た方法を取ることも可能である。
より検出された度数分布が極大となる濃度レベル値Dp
近傍の濃度値を、少なくとも1つの濃度値に変換する他
の方法として、図8に示すように検出度数が極大となる
複数の濃度レベルの間に閾値濃度レベルを設定し、その
閾値濃度レベルによって区分された各濃度レベル領域の
濃度値を図9に示すような各濃度レベル領域内で、例え
ば検出度数が極大となる濃度レベル値に変換するといっ
た方法を取ることも可能である。
【0072】(第4の実施例)前述した第1〜第3の実
施例では、C,M,Ye,K夫々について感光体等を有
する画像形成ユニットを持つ電子写真カラーレーザービ
ームプリンタを例に取り説明を行ったが、単一の感光体
をC,M,Ye,Kについて順次使用して、面順次(f
rame−sequentially)に画像形成を行
うタイプのカラーレーザービームプリンタであってもよ
い。
施例では、C,M,Ye,K夫々について感光体等を有
する画像形成ユニットを持つ電子写真カラーレーザービ
ームプリンタを例に取り説明を行ったが、単一の感光体
をC,M,Ye,Kについて順次使用して、面順次(f
rame−sequentially)に画像形成を行
うタイプのカラーレーザービームプリンタであってもよ
い。
【0073】その場合の処理手順を図14に示す。
【0074】S103〜S106は図13と同様であ
る。
る。
【0075】S301において、シアンのγテーブルを
作成し、S302において、1回目のメインスキャンを
行いシアン画像を形成する。
作成し、S302において、1回目のメインスキャンを
行いシアン画像を形成する。
【0076】同様にしてS303、S304においてマ
ゼンタ、S305、S306においてイエロー、S30
7、S308においてブラックのγテーブル作成と画像
形成を繰り返す。
ゼンタ、S305、S306においてイエロー、S30
7、S308においてブラックのγテーブル作成と画像
形成を繰り返す。
【0077】以上の様にして、複数の感光体を用いるこ
となく、フルカラー画像を形成できる。
となく、フルカラー画像を形成できる。
【0078】本発明は以上の実施例に限定されるもので
はなく、更に、他の一般の画像形成装置として、複写装
置を始め、ファクシミリやコンピュータ等の出力部を構
成する記録装置、例えば熱転写方式,インクジェット方
式,銀塩写真方式など種々の画像形成方式を用いた画像
形成装置についても同様な効果を得ることができる。特
にインクジェットプリンタには、熱エネルギーによる膜
沸騰を利用して液滴を吐出させるタイプのバブルジェッ
トプリンタが含まれる。
はなく、更に、他の一般の画像形成装置として、複写装
置を始め、ファクシミリやコンピュータ等の出力部を構
成する記録装置、例えば熱転写方式,インクジェット方
式,銀塩写真方式など種々の画像形成方式を用いた画像
形成装置についても同様な効果を得ることができる。特
にインクジェットプリンタには、熱エネルギーによる膜
沸騰を利用して液滴を吐出させるタイプのバブルジェッ
トプリンタが含まれる。
【0079】なお、上述の実施例では無彩色のエッジを
判定することにより像域信号Zを生成するようにした
が、色線画について本発明を適用する場合には、エッジ
を判定すればよい。
判定することにより像域信号Zを生成するようにした
が、色線画について本発明を適用する場合には、エッジ
を判定すればよい。
【0080】また、線画像についてヒストグラムを作成
し、更に線画像以外の部分についてのヒストグラムも作
成し、階調画像用のガンマテーブルを作成するようにし
てもよい。
し、更に線画像以外の部分についてのヒストグラムも作
成し、階調画像用のガンマテーブルを作成するようにし
てもよい。
【0081】また、ヒストグラムはRAM上で作成せ
ず、カウンタを用いてハードウェアにより構成してもよ
い。
ず、カウンタを用いてハードウェアにより構成してもよ
い。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の実施例に
よれば、特に写真や網点等中間調の画像領域と文字,細
線とが混在した画像を形成する際に、中間調の画像領域
と文字,細線部分のどちらも画質を落とさずに安定して
再現し、特に文字,細線部分を鮮明に再現することが可
能となる。
よれば、特に写真や網点等中間調の画像領域と文字,細
線とが混在した画像を形成する際に、中間調の画像領域
と文字,細線部分のどちらも画質を落とさずに安定して
再現し、特に文字,細線部分を鮮明に再現することが可
能となる。
【図1】本発明に係る画像形成装置のブロック構成図で
ある。
ある。
【図2】従来の画像形成装置のブロック構成図である。
【図3】従来の画像形成装置における階調再現特性を示
す図である。
す図である。
【図4】従来の画像形成装置における他の階調再現特性
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置における線画像及び
中間調画像の識別部のブロック構成図である。
中間調画像の識別部のブロック構成図である。
【図6】線画像領域における濃度値の検出頻度を表す度
数分布関数を示す図である。
数分布関数を示す図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置における階調再現特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図8】線画像領域における濃度値の検出頻度を表す度
数分布関数を示す図である。
数分布関数を示す図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置における線画像領域
に対する他の階調再現特性を示す図である。
に対する他の階調再現特性を示す図である。
【図10】本発明を用いた複写機を示す図である。
【図11】本発明で用いるガンマテーブルの例を示す図
である。
である。
【図12】本発明の処理手順を示す図である。
【図13】本発明の変形例を示す図である。
【図14】本発明の変形例を示す図である。
10 階調制御回路 11 画像メモリ 12 CPU 40 画像メモリ
Claims (1)
- 【請求項1】 入力画像の種類を識別する手段と、 該識別手段により識別された所定の種類の画像について
濃度ヒストグラムを演算する手段と、該演算手段により
形成された濃度ヒストグラムに応じて画像を形成する手
段とを有し、前記演算手段は前記入力画像の第1の入力
時に動作し、前記形成手段は前記入力画像の第2の入力
時に動作することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11006692A JP3320093B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11006692A JP3320093B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05308532A true JPH05308532A (ja) | 1993-11-19 |
JP3320093B2 JP3320093B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=14526201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11006692A Expired - Fee Related JP3320093B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320093B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6057934A (en) * | 1996-11-01 | 2000-05-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method and apparatus of correcting image data levels |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP11006692A patent/JP3320093B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6057934A (en) * | 1996-11-01 | 2000-05-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method and apparatus of correcting image data levels |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3320093B2 (ja) | 2002-09-03 |
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