JPH05308196A - 電子装置の冷却装置 - Google Patents

電子装置の冷却装置

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Publication number
JPH05308196A
JPH05308196A JP4111376A JP11137692A JPH05308196A JP H05308196 A JPH05308196 A JP H05308196A JP 4111376 A JP4111376 A JP 4111376A JP 11137692 A JP11137692 A JP 11137692A JP H05308196 A JPH05308196 A JP H05308196A
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JP
Japan
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coolers
wind
fan device
fins
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP4111376A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Tada
加津美 多田
Akira Kawamoto
明 河本
Hiroshi Oike
浩 大池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH05308196A publication Critical patent/JPH05308196A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却風の高速化を達成できると共に、冷却風
の循環路を特別な構造としなくとも、冷却風の温度分
布、および電子装置を通る際の風速の均一化を図る。 【構成】 筐体2の内部に電子装置の電子部品を搭載し
たプリント配線基板9を収納する収納部8を設ける。こ
の収納部8の右側にファン装置10を対向配置し、これ
ら収納部8とファン装置10との間に2ユニットの冷凍
サイクルの冷却器20,21を矢印Bで示す風の流れ方
向に沿って並設する。この構成により、冷却器20,2
1は収納部8近くの広い箇所に設置できるので、冷却器
20,21のフィンの間隔を比較的広く設定でき、該フ
ィンが冷却風の抵抗になることを極力防止できる。ま
た、冷却器20,21のフィンにより風の速度が均一化
されるので、プリント配線基板9相互間を通る際の冷却
風の速度も均一化される。更に、冷却器20,21によ
り冷却された空気はファン装置10により撹拌されるの
で、温度分布も均一化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルの冷却器
により冷却された空気をファン装置により電子装置に送
風して冷却する構成の電子装置の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置、例えば電子計算機の中央処理
装置(以下CPUと称する)は信頼性確保のため、或る
温度以下の雰囲気に置く必要がある。一方、最近では、
演算処理スピードを向上させるために、CPUの集積度
が高くなる傾向があり、これに伴い単位面積当りの発熱
量は増大してきており、CPUの冷却装置として高能力
のものが要求されてきている。
【0003】そこで、近時、断熱筐体内にCPUを搭載
したプリント配線基板を多数収納し、冷凍サイクルの冷
却器により冷却された空気をファン装置によりプリント
配線基の収納部分に送風してCPUを冷却することが考
えられている。
【0004】この場合、冷凍サイクルを2ユニット設
け、通常は一方の冷凍サイクルを運転し、その冷凍サイ
クルが故障した場合には、他方の冷凍サイクルを運転し
てCPUの冷却が継続的に行われるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の冷却装置では、
冷気をファン装置により強制的に循環させる方式となる
が、この場合、冷却効果を高めるには、冷却風を高速化
する必要がある。しかしながら、冷却器は蛇行状に曲げ
られた冷媒管に多数の熱交換用フィンを並設して構成さ
れるため、冷却器の配置部位が狭いと、小形化のために
勢いフィンの間隔を狭くせねばならなくなる。すると、
冷却風がその狭いフィン間の隙間を通る際に、該フィン
から大きな抵抗を受けるようになり、冷却風の高速度化
の妨げになる。
【0006】また、プリント配線基板の一枚一枚につい
て、均一に冷却するには、単純に冷却風を高速度化する
だけではなく、冷却風の温度分布を均一化し、且つ一枚
一枚のプリント配線基板を流れる冷却風の速度を均一化
させねばならないが、これを達成するには循環路の構造
が複雑化してしまう。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、冷却器が風の抵抗になる虞がなく、
冷却風の高速化を容易に達成できると共に、冷却風の循
環路を特別な構造としなくとも、冷却風の温度分布、お
よび電子装置を通る際の風速の均一化を達成できる電子
装置の冷却装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電子装置の冷却装置は、内部に電子装置を収
納する収納部を備えた筐体と、この筐体内に設けられた
冷却器を備え交代運転のために2ユニット設けられた冷
凍サイクルと、これら冷凍サイクルの冷却器により冷却
された空気を前記収納部に送風するファン装置とを具備
したものにおいて、前記収納部とファン装置とを対向配
置し、これら収納部とファン装置との間に前記2ユニッ
トの冷凍サイクルの冷却器を風の流れ方向に沿って並設
したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】冷却器は電子部品の収納部近くの広い箇所に設
置できるので、冷却器のフィンの間隔を比較的広く設定
でき、該フィンが冷却風の抵抗になることを極力防止で
きる。また、冷却器のフィンにより風の速度が均一化さ
れるので、該冷却器近くの電子装置を通る際の冷却風の
速度も均一化される。更に、冷却器により冷却された空
気はファン装置により撹拌されるので、温度分布も均一
化される。
【0010】
【実施例】以下、本発明をCPUの冷却装置に適用した
一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1ないし図3において、1は四角箱形に
構成されたフレームであり、このフレーム1の上部にC
PUを収納する筐体2が配設されている。この筐体2は
断熱箱として構成され、その前面は2枚の断熱扉3およ
び4により開閉できるようになっている。なお、扉3,
4は観音開式のものである。
【0012】上記筐体2内の上部側には仕切壁5が略水
平に配置されている。この仕切壁5により区画された上
下の両空間部分は、該仕切壁5の左右両端と筐体2の左
右両内側面との間の隙間を介して互いに連通された状態
になっている。そして、仕切壁5の下側の空間のうち、
左側の扉3に対応する左半部には、左右に対向する一対
の保持板6および7が配置されている。
【0013】一対の保持板6および7間の空間は収納部
8とされ、この収納部8内には、図5にも示すように、
電子装置としてのCPUを構成する電子部品を搭載した
多数のプリント配線基板9が上下多段にして着脱可能に
収納されている。そして、保持板6および7には、プリ
ント配線基板9間に冷却風を通すために、多数の長孔6
aおよび7aが形成されいる。なお、一対の保持板6お
よび7にはレール6bおよび7bが多数形成されてお
り、プリント配線基板9はこのレール6bおよび7bに
より前後方向にスライド可能に保持されている。従っ
て、扉3を開くことによって、プリント配線基板9を収
納部8に対して出し入れできるようになっている。
【0014】さて、仕切壁5の下側の空間の右端部分に
は、収納部8と対向するように4台のファン装置10が
上下左右に並べて配設されている。これらファン装置1
0は、本実施例の場合、図示左側の収納部8側から吸気
して図示右側に吐出するようになっている。従って、筐
体2内の空気は図1に矢印AおよびBで示す方向に循環
するようになっている。そして、筐体2の左内側面には
風案内部15が設けられており、ファン装置10から送
られてきた風は該風案内部12により収納部8側に向か
って流れるように案内される。
【0015】一方、前記フレーム1内には、図4に示す
ように、第1および第2の冷凍サイクル12および13
のコンプレッサ14および15、コンデンサ16および
17、コンデンサ16および17に冷却風を送るファン
装置18および19などが配設されている。そして、こ
の第1および第2の冷凍サイクル12および13の冷却
器20および21は、図1および図3に示すように、筐
体2内における仕切壁5の下側の空間に、上記収納部8
とファン装置10との間に矢印Bで示す風の流れ方向に
沿って前後に並ぶように配設されている。また、両冷却
器20および21の間には、ヒータ24が配設されてお
り、このヒータ24と冷却器20,21とで循環風の温
度がCPUにとって最適温度となるように調整されるよ
うになっている。
【0016】上記冷却器20,21は、図6に示すよう
に、蛇行状に曲げられた冷媒管22に熱交換用のフィン
23を上下に多段に設けて構成されており、冷媒管22
にはコンデンサ16,17からの液冷媒が流れるように
なっている。そして、その液冷媒は冷媒管22内で蒸発
し、その蒸発によってフィン23が低温度になって空気
を冷却する、というものである。
【0017】なお、本実施例では、通常は2ユニットの
冷凍サイクル12,13のうち、第1の冷凍サイクル1
2を運転し、該第1の冷凍サイクル12が故障した場合
に、これに代えて第2の冷凍サイクル13を運転するよ
うに構成されている。
【0018】上記構成において、CPUの動作開始に伴
って第1の冷凍サイクル12の運転を開始すると共に、
ファン装置10の運転を開始する。すると、収納部16
側の空気がファン装置10により、図1に矢印Bで示す
ように冷却器20,21を介して吸引され、第1の冷凍
サイクル12の冷却器20を通過する過程で冷却され
る。そして、ファン装置10から吐出されてた冷却風
は、図1に矢印Aで示すように仕切壁5の上側の空間を
左方に向かって流れ、そして風案内部15により収納部
8側に流れるように案内されて、左側の保持板6の長孔
6aからプリント配線基板9相互間に流入する。その
後、冷却風はプリント配線基板9相互間を流通して右側
の保持板7の長孔7aから流出し、そして図1に矢印B
で示すように再び冷却器20,21を順に通ってファン
装置10へと吸引される。このような冷却風の循環によ
りプリント配線基板9に搭載されているCPUの電子部
品などが冷却される。
【0019】なお、CPUの動作中、第1の冷凍サイク
ル12が故障した場合、例えば冷却器20に設けられた
図示しない温度センサの検出温度が上昇するため、冷凍
サイクルの制御装置が第1の冷凍サイクル12が故障し
たと判断する。この故障判断により、第1の冷凍サイク
ル12の運転は停止され、代って第2の冷凍サイクル1
3の運転が開始される。
【0020】以上のように構成した本実施例によれば、
冷却器20,21をプリント配線基板9を多段に配置す
る収納部8の断面積と同程度の大きな断面積をもった箇
所に配置できるので、冷却器20,21を大きく構成で
きる。このため、冷却器20,21の冷却能力を大きな
ものとすることができると共に、このようにしてもファ
ン23の相互間の隙間をそれ程狭くせずとも済む。この
ため、フィン23の間隔が狭く、その狭い間隙を通過す
る際に冷却風が大きな抵抗を受けるという不具合を生ず
ることがなくなり、この結果、冷却風の高速度化を達成
することができる。
【0021】また、冷却器20,21で冷却された後の
空気は、ファン装置10により掻き乱されて全体が一様
の温度となる。このため、冷却風がプリント配線基板9
間を通過する際に、通る箇所によって冷却風の温度が異
なるといった不具合は生じない。
【0022】しかも、冷却器20,21は比較的小さな
間隔を存して多段配置されたフィン23を有しているの
で、ファン装置10に吸引される空気が冷却器20,2
1のフィン23相互間を通る際、特定のフィン23相互
間を通過しようとする冷却風の速さが速いと、その空気
が受ける抵抗は他のフィン23相互間を通過する空気が
受ける抵抗よりも大きくなる。このため、冷却風は、抵
抗の大きい箇所を迂回してより抵抗の小さい箇所を流れ
るようになるので、高速で流れようとする箇所では速度
が抑制され、低速の箇所では冷却風の迂回によりより多
量の冷却風が流れるようになって速度が上昇する。この
結果、フィン23相互間を流れる冷却風の速度(冷却風
の量)は全体に均一化されるようになる。
【0023】そして、この冷却器20,21における冷
却風の速度均一化の傾向は、多段配置されたプリント配
線基板9側にも及び、特定のプリント配線基板9相互間
で多量の冷却風が高速で流れることがなくなり、全体に
均一化される。この結果、各プリント配線基板9は温度
および速度共に一様な冷却風により均一に冷却されるこ
ととなる。
【0024】なお、特定のプリント配線基板9の発熱量
が多い場合には、風案内部11の形状を変更して該特定
のプリント配線基板9により多くの冷却風が供給される
ようにしても良い。
【0025】なお、上記実施例では、通常は第1の冷凍
サイクル12を運転し、第2の冷凍サイクル13は第1
の冷凍サイクル12の故障時に運転するようにしたが、
第1および第2の冷凍サイクル12および13を一定時
間毎に交互に運転するようにしても良い。また、本発明
はCPUの冷却に限られるものではなく、電子装置一般
の冷却に広く適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子装置を収納する収納部とファン装置とを対向配置し、
それら収納部とファン装置との間に2ユニットの冷凍サ
イクルの冷却器を風の流れ方向に沿って並設したことに
より、冷却器は電子部品の収納部近くの広い箇所に設置
できるので、冷却器のフィンの間隔をそれ程狭く設定せ
ずとも済み、該フィンが冷却風の抵抗になることを極力
防止して冷却風の高速度化を図ることができ、また冷却
器のフィンにより風の速度が均一化されるので、電子装
置を通る際の冷却風の速度も均一化され、更には冷却器
により冷却された空気はファン装置により撹拌されるの
で、温度分布も均一化され、総じて電子装置を均一に冷
却できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断正面図
【図2】縦断側面図
【図3】横断平面図
【図4】フレーム部分の冷凍サイクル構成品の配置を示
す平面図
【図5】主要部分の配置構成を示す斜視図
【図6】冷却器の構成を示す斜視図
【符号の説明】
1はフレーム、2は筐体、6,7は保持板、8は収納
部、9はプリント配線基板、10はファン装置、12,
13は第1,第2の冷凍サイクル、20,21は冷却
器、22は冷媒管、23はフィンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電子装置を収納する収納部を備え
    た筐体と、この筐体内に設けられた冷却器を備え交代運
    転のために2ユニット設けられた冷凍サイクルと、これ
    ら冷凍サイクルの冷却器により冷却された空気を前記収
    納部に送風するファン装置とを具備したものにおいて、
    前記収納部とファン装置とを対向配置し、これら収納部
    とファン装置との間に前記2ユニットの冷凍サイクルの
    冷却器を風の流れ方向に沿って並設したことを特徴とす
    る電子装置の冷却装置。
JP4111376A 1992-04-30 1992-04-30 電子装置の冷却装置 Pending JPH05308196A (ja)

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JP4111376A JPH05308196A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 電子装置の冷却装置

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JP4111376A JPH05308196A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 電子装置の冷却装置

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ID=14559623

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JP4111376A Pending JPH05308196A (ja) 1992-04-30 1992-04-30 電子装置の冷却装置

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JP (1) JPH05308196A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110977608A (zh) * 2019-12-14 2020-04-10 陈丽可 一种单片机控制的自动切割机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110977608A (zh) * 2019-12-14 2020-04-10 陈丽可 一种单片机控制的自动切割机

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