JP2007250713A - 電子機器収容ラックおよびその冷却方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直方向に重ねて複数の電子機器を収容する電子機器収容ラックの、全体的に底面から上面へ流れる冷却空気流により電子機器を効率的に冷却する電子機器収容ラックおよびその冷却方法を提供する。
【解決手段】電子機器用ラック20内には、垂直方向に複数のユニット状電子機器32a〜32nが収容され、底面21近傍に配置した吸気ファン31による吸気の実質的に全部を吸気仕切板33によりラック20の前面23と電子機器32の前面間の吸気流通路36へ導く。そして、この吸気流通路36の吸気を電子機器32の前面から背面へかけて電子機器内を通過させ、各電子機器32を前面吸気背面排気型とする。更に、電子機器32の背面とラック20の背面24間の排気流通路37を通る排気を排気仕切板34により上面22の排気ファン30から外部へ排気する。
【選択図】図2

Description

本発明は電子機器に関し、特に内部に複数のユニット状電子機器を収容する電子機器収容ラックの発熱を強制空冷して、電子機器の動作信頼性を維持する電子機器収容ラックおよびその冷却方法に関する。
種々の電子機器、特にサーバ、電話交換機、放送機器、計測機器等の電子機器は、同じ機能又はことなる機能を有する電子機器をユニット(又はモジュール)状に構成し、これら複数のユニット状の電子機器を電子機器収容ラックに垂直(縦)方向に重ねて収容してシステムを構成するのが一般的である。斯かるユニット状構成にすることにより、当初は必要最小限の構成として初期投資を抑え、将来必要とされる拡張(又は増設)を可能にすると共にトラブル発生時等の保守サービス性を改善することが可能である。
また、斯かる電子機器収容ラックにあっては、前後に密閉型のドア(扉)を設け、通常状態では内部への不正アクセスによるトラブル、例えば内部の記録装置に記録された個人情報等の機密情報の漏洩を防止する。しかし、拡張、保守、配線の切替その他の理由でアクセスを必要とする際には、通常状態ではロック(施錠)された斯かる前面ドアおよび/又は背面ドアをアンロック(開錠)する。即ち、前面ドアを開けてユニット状の電子機器の取付け(追加)又は取り外しを行うと共に、背面ドアを開けてユニット相互間又は外部機器との接続の切替等を可能にする。
電子機器、特にトランジスタや半導体集積回路(ICデバイス)等の能動デバイスを含む電子回路を動作させると不可避的に発熱を生じる。斯かる発熱は、電子機器収容ラックの内部温度を上昇させ、能動デバイスを含む電子回路の誤動作、寿命短縮および信頼性の低下の原因となる。そこで、電子機器収容ラック又は電子機器の内部温度を一定値以下に抑える必要がある。電子機器の内部温度上昇を抑える一般的な方法は、(電子機器収容ラックの)外部の冷気を電子機器収容ラック内部に吸込むと共に、上述した内部発熱により暖められた内部空気を電子機器収容ラックの外部へ排出する空冷(空気冷却)である。特に、大型且つ発熱量の大きい電子機器では、1台以上のファンを使用して冷気を発熱デバイスに吹き付けて放熱(冷却)する強制空冷が一般的である。
複数のユニット状電子機器を収納する機器収納用ラックおよびその空冷方法に関する従来技術は、幾つかの文献に開示されている。例えば、機器収納ラック内に縦方向に重ねて収容すると共にファンを使用してラック内部温度上昇を抑える機器収容用ラックが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、排気用ファンの消費電力を抑制でき且つ主空調気の消費電力の低減を図ると共に発熱が多いラックを効率的に冷却する電子機器収容ラックおよび空気調和システム等が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。これら従来の電子機器収容ラックは、ラックの上面に設けられた排気ファンにより、ラックの底面から吸い込んだ冷気を循環させて、ラック内部に重ねて配置された複数の電子機器からの発熱を放熱するよう構成されている。
図6を参照して、上述した特許文献1に開示される従来の機器収納用ラックについて更に詳細に説明する。この機器収納用ラック(以下、単にラックという)1は、吸気口9を有する底板2、冷却(又は排気)ファン装置13が取り付けられた天板3を有し、内部に複数の機器8が縦方向に重ねて配置収納されている。各機器8は、ラック1の前面7側に吸気孔10、ラック1の背面6側に内蔵ファン11および排気孔12を有する。
ラック1の冷却ファン装置13および各機器8に設けられた内蔵ファン11により、底板2の吸気口9から吸い込まれた冷気は、主としてラック1の前面7と機器8の前面7間の空隙を通過し、更に各機器8の前面の吸気孔10から機器8の内部を通過して機器8の排気孔11から排出され、機器8の背面とラック1の背面6間の空隙を通過し、最後にラック1の天板3に配置された冷却ファン装置13によりラック1の外部へ排出される。ラック1の底板2の吸気口9から天板3の冷却ファン装置13へ到る空気の循環により、各機器8の発熱デバイスは冷却され、機器8自体の内部、更にはラック1の内部温度上昇を所定値に抑えることが可能である。
特開2005−19857号公報(第3頁、第2図) 特開2004−286365号公報(第6頁、第10頁、第3図、第8図)
しかし、上述の如き従来の電子機器収容ラックは、次の如き課題を有する。先ず、ラックの底面から吸い込まれた冷気は、必ずしもラックの前面と機器の前面間を流れるとは限らず、冷気の相当部分がラックの背面と機器の背面間を流れて天板に設けられた排気ファンによりラック外部へ排気されるので、冷却効率が低い。また、ラック内部に収容される複数の機器は、必ずしも同じ発熱量ではないので、内部温度にばらつきが生じる(また、暖められた空気は上昇するので、底面近傍の機器よりも天板に近い機器の内部温度が高い)が、これら複数の機器の内部温度を可能な限り均一に冷却することが困難である。更に、ラックに収容される各機器に内蔵ファンを設けることは、コスト上および機器のサイズ上好ましくない。
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、斯かる課題を解消又は軽減する電子機器収容ラックおよびその冷却方法を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するため、本発明による電子機器収容ラックおよびその冷却方法は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)内部に垂直方向に配置される複数のユニット状の電子機器を収容すると共に底面から吸気して上面から排気するように構成された空冷式の電子機器収容ラックにおいて、
該電子機器収容ラックの内部の前記底面前方に配置された少なくとも1個の吸気ファンと、該吸気ファンからの吸気を前記電子機器の前面側へ案内する第1空気整流手段と、該第1空気整流手段で整流された吸気が前記電子機器内を通過した排気を前記電子機器の背面側から排気ファンが設けられた前記上面へ案内する第2空気整流手段とを備える電子機器収容ラック。
(2)前記第1空気整流手段は前記ラックの底面後部から前面側へ傾斜する吸気仕切板であり、前記第2空気整流手段は前記ラックの上面前方から背面側へ傾斜する排気仕切板である上記(1)の電子機器収容ラック。
(3)前記吸気ファンは、前記ラック内部の前面に沿って配置された複数のファンにより構成される上記(1)又は(2)の電子機器収容ラック。
(4)前記電子機器の前面および後面近傍には、それぞれ収容される前記ユニットに対応して吸気および排気温度を検出する吸気温度センサおよび排気温度センサが設けられている上記(1)、(2)又は(3)の電子機器収容ラック。
(5)前記吸気温度センサおよび前記排気温度センサの検出信号が入力され、前記両温度センサの温度差を求め、前記複数の吸気ファンを制御する制御装置を備える上記(1)、(2)、(3)又は(4)の電子機器収容ラック。
(6)前記吸気ファンは、それぞれ前記制御装置により風量および/又は傾き角度が制御される上記(5)の電子機器収容ラック。
(7)前記吸気ファンの風量は、少なくとも弱、中および強の3段階に切替制御される上記(6)の電子機器収容ラック。
(8)内部に相互に垂直方向に重ねて収容される複数のユニット状電子機器の発熱を該電子機器の全体的に底面から上面へ流れる空気流により冷却する電子機器収容ラックの冷却方法において、
前記電子機器収容ラック内の前記ユニット状電子機器の前後にそれぞれ吸気流通路および排気流通路を設けるステップと、
前記電子機器収容ラック内の底面近傍に配置された複数の吸気ファンにより前記底面から前記吸気流通路へ冷気を吸込むステップと、
前記複数の吸気ファンにより吸い込まれた吸気を、前記ユニット状電子機器内部を通って前記排気流通路へ導くステップと、
前記排気流通路の暖められた空気を前記電子機器終了ラックの上面から外部へ排出するステップと、を備える電子機器収容ラックの冷却方法。
(9)前記電子機器収容ラック内において、前記吸気ファンにより前記底面から吸い込まれた冷気を前記吸気流通路へ導く整流ステップと、前記ユニット状電子機器内部で暖められた空気を前記排気流通路から外部へ導く整流ステップと、を備える上記(9)の電子機器収容ラックの冷却方法。
本発明による電子機器収容ラックおよびその冷却方法によると、次の如き実用上の種々の顕著な効果が得られる。即ち、底面から吸い込んだ冷気を吸気流通路へ導き、電子機器の前面から背面へその内部を通して排気流通路から上面の排気ファンにより外部へ排気することにより、電子機器を前面吸気背面排気とすることが可能である。特に、吸気仕切板および排気仕切板を設けることにより吸気の実質的に全てを電子機器の冷却に利用でき、冷却効率を向上することが可能である。吸気および排気温度センサの検出温度に基づき吸気ファンの風量および角度を制御するので、効果的な冷却が可能である。ラックの内部に収容された各電子機器には必ずしも個別の冷却ファンを設ける必要がないので、コンパクト化且つ低コスト化が可能である。従って、本発明は、特に前面吸気背面排気型のオープンサーバ等に好適である。
以下、本発明による電子機器収容ラックおよびその冷却方法の好適実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1は、本発明による電子機器収容ラックの好適実施形態の全体構成の概略を説明する斜視図である。この電子機器収容ラック(以下、単にラックという場合もある)20は、床等に設置される底面21、この底面21に対向する上面22、前面23、背面24および左右側面25、26を有する全体的に縦長の略直方体である。
図1中では詳細構成を省略するが、このラック20において、前面23および背面24は、好ましくは周知構成のロック(施錠)可能な前面ドアおよび背面ドアを構成し、必要時にはアンロック(開錠)して、内部にアクセス可能に構成されている。また、底面21には吸気穴(図示せず)が形成されている。この吸気穴は、単一の大きな開口でもよいが、外部からの異物の侵入を阻止すると共に外部の冷気が自由に通過可能な多数の空気穴であってもよく、空気穴の形状は任意である。更に、上面22には複数の開口が形成され、それぞれの開口に排気ファン30a〜30mが配置されている。また、ラック20の内部且つ底面近傍には、左右方向に複数(例えば、6個)の吸気ファン31a〜31nが配置されている。
次に、図2は、図1に示す本発明による電子機器収容ラック20の前後方向の縦断面図である。図2の断面図から明らかな如く、ラック20内には、複数のユニット状電子機器32a〜32pが縦方向に収容可能に構成されている。更に、最も下に収容される電子機器32aとラック20の底面21間には、所定の間隙が設けられ、その間に吸気仕切板(第1空気整流手段)33がラック20の背面の底から電子機器32aの前面にかけて傾斜して設けられている。同様に、最も上に位置する電子機器32pとラック20の上面22との間に、所定の間隙が設けられ、その間にラック20の前面上部から電子機器32pの上部背面にかけて傾斜して排気仕切板(第2空気整流手段)34が設けられている。これらの吸気仕切板33および排気仕切板34は、空気流を規制する整流手段を構成する。また、ラック20の前面23とラック20の内部に収容された電子機器32の前面間は、十分な間隙が設けられ、吸気流通路35を形成する。そして、ラック20の背面24と電子機器32の背面間にも十分な間隙が設けられ、排気流通路36が形成されている。更に、各電子機器32a〜32pの前面又はその近傍には、吸気温度センサ38が設けられ、電子機器32a〜32pの背面又はその近傍には排気温度センサ39が設けられている。
斯かる吸気仕切板33および排気仕切板34を設けることにより、ラック20の底面21からラック20の内部に取り込まれる吸気、即ちラック20外部の冷気に実質的に全部が、ラック20の前面ドア23の背後の吸気流通路36を通過する。同様に、ラック20内に収容された電子機器32の背面から排出された暖かい空気は、各電子機器32の背後の排気流通路37を通り、ラック20の上面21に配置された排気ファン30によりラック20の外部へ排出される。換言すると、吸気の実質的に全部が、吸気流通路36から(電子機器32内部を通過することなく、また排気流通路37を通って直接的に)排気ファン30にてラック20の上面22からラック20の外部へ排出されるのを阻止する。そして、吸気の実質的に全部が、電子機器32a〜32pの何れかの内部を通過して、これらの内部を冷却後に排気流通路37を通ってラック20の外部へ排出される。
次に、複数の吸気ファン31a〜31nについて説明する。これらの吸気ファン31は、吸気仕切板33により生じた空間、即ち吸気仕切板33の前端とラック20の底板21間に配置される。従って、吸気ファン31は、前面ドア23の開閉又は各ユニット状電子機器32a〜32pの取り付け又は取り外し操作に支障を生じさせることがないことに留意されたい。これらの吸気ファン31a〜31nは、同じタイプのファンであってもよいが、後述の如く、その吸気性能(例えば、ファンの回転数)が制御(例えば、弱、中又は強の3段階に)可能であると共に、吸気ファン31a〜31nの少なくとも一部は、その空気吹き出し角度又は傾きも制御可能であるのが好ましい。
次に、図3〜図5を参照して、電子機器32a〜32pの内部温度に応じて吸気ファン31a〜31nの吸気動作を制御する制御動作について説明する。
図3は、吸気ファン31a〜31nの吸気動作を制御する吸気制御部の構成を示す概略ブロック図である。この吸気制御部40は、図2中に示す電子機器32の前面近傍に配置された複数の吸気(又は前面)温度センサ38、電子機器32の背面近傍に配置された複数の排気(又は背面)温度センサ39、これら吸気温度センサ38および排気温度センサ39の検出温度が入力される好ましくはCPU(中央処理ユニット)を含む制御装置40により構成される。そして、この制御装置40は、図1および図2中に示す複数の吸気ファン31a〜31nに吸気量および角度制御信号を出力する。
ここで、吸気温度センサ38の検出出力は、それぞれのセンサ38取付け位置における吸気温度を示す。同様に、排気温度センサ39は、それぞれのセンサ39取付け位置における排気温度を示す。好ましくは、これら吸気温度センサ38および排気温度センサ39は、ラック20内に収容される電子機器32a〜32pに対応して取り付けられる。従って、排気温度センサ39の検出温度は、それぞれの電子機器32の背面における温度を示し、またこれら対応する排気温度センサ39および吸気温度センサ38の検出温度差は、ラック20内に収容された電子機器32a〜32pの内部で発生する発熱量又はこれら電子機器32の内部温度に比例する。尚、これら温度センサ38、39の検出温度差は、一般に3〜5℃である。そこで、制御装置40は、少なくともセンサ38、39の検出温度パターン計算部41、吸排温度差計算部42、制御パターン決定部43および制御信号出力部44を備えている。この吸気ファン制御装置40等は、好ましくは吸気仕切板33と最下部の電子機器32a間の空間又は排気仕切板34と最上部の電子機器32p間の空間に配置される。
図4は、吸気ファン31の制御パターンの一例を示す。複数の吸気ファン31a〜31n(この特定例では、31a〜31fの6個)のファン稼動パターンを示す。全ての排気温度センサ39の検出温度が低いパターン1では、全ての吸気ファン31a〜31fの吸気量(又は回転数)を「弱」に設定する。内部温度が少し上昇したパターン2では、吸気ファン31aおよび31dのみを「中」年、その他の吸気ファン31b、31c、31eおよび31fは「弱」のままとする。同様にして、パターン3およびパターン4になるに連れて「中」のファンを増加する。そして、最終パターンXでは全てのファンを「強」に設定する。尚、各吸気ファン31の吸気量(回転数)を4以上の異なる値に制御可能な場合には、更に多くのファン稼動パターンを得ることが可能である。
図5は、複数の吸気ファン31a〜31nのファンの角度(吸気噴出し傾斜)を示す一例である。例えば、6個の冷気ファン31a〜31fの場合には、吸気ファン31aおよび31dの角度を「0」、即ち真上(垂直)とし、吸気ファン31bおよび31eは5度の角度で垂直より前方向とし、吸気ファン31cおよび31fは10度の角度で垂直より前方向とする。このような角度制御により、図2に模擬的に示す如く、吸気ファン31による吸気の供給位置を制御することが可能である。即ち、吸気ファン31の角度を「0」とすると、ラック20の上部に位置する電子機器、例えば32p等により多くの冷気が供給される。これに対して、吸気ファン31を傾けると、吸気(又は冷気)は前面ドア23と電子機器32の前面間で反転して吸気流通路36内を蛇行するので、中間位置の電子機器32にも比較的多くの吸気を供給できる。従って、これら複数の吸気ファン31a〜31nの角度を組み合わせることにより、高温状態の電子機器32に集中的且つ効率的に冷気を供給することが可能である。尚、吸気ファン31a〜31nの角度は、固定であっても一定角度範囲で可変であってもよい。角度が固定の場合には、隣接する吸気ファンの角度がそれぞれ異なるように設定配置するのが好ましい。
以上の説明から理解される如く、本発明の電子機器収容ラックおよびその冷却方法によると、各ユニット状電子機器には個別に冷却ファンを設けることなく前面から背面に冷却用空気流を生じさせる、前面吸気背面排気型と成し得る。
尚、上述の実施の形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
本発明による電子機器収容ラックの好適実施形態の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す電子機器収容ラックの前後方向の縦断面図である。 図1および図2に示す吸気ファンを制御する制御装置の構成を示すブロック図である。 図3の制御装置により制御される吸気ファンの稼動パターンの一例である。 図1および図2に示す吸気ファンの角度(傾き)の説明図である。 従来の機器収容ラックの説明図である。
符号の説明
20 電子機器収容ラック
21 底面
22 上面
23 前面ドア
24 背面ドア
30 排気ファン
31 吸気ファン
32 ユニット状電子機器
33 吸気仕切板(第1空気整流手段)
34 排気仕切板(第2空気整流手段)
36 吸気流通路
37 排気流通路
38 吸気温度センサ
39 排気温度センサ
40 制御装置

Claims (9)

  1. 内部に垂直方向に配置される複数のユニット状の電子機器を収容すると共に底面から吸気して上面から排気するように構成された空冷式の電子機器収容ラックにおいて、
    該電子機器収容ラックの内部の前記底面前方に配置された少なくとも1個の吸気ファンと、該吸気ファンからの吸気を前記電子機器の前面側へ案内する第1空気整流手段と、該第1空気整流手段で整流された吸気が前記電子機器内を通過した排気を前記電子機器の背面側から排気ファンが設けられた前記上面へ案内する第2空気整流手段とを備えることを特徴とする電子機器収容ラック。
  2. 前記第1空気整流手段は前記ラックの底面後部から前面側へ傾斜する吸気仕切板であり、前記第2空気整流手段は前記ラックの上面前方から背面側へ傾斜する排気仕切板であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器収容ラック。
  3. 前記吸気ファンは、前記ラック内部の前面に沿って配置された複数のファンにより構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器収容ラック。
  4. 前記電子機器の前面および後面近傍には、それぞれ収容される前記ユニットに対応して吸気および排気温度を検出する吸気温度センサおよび排気温度センサが設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の電子機器収容ラック。
  5. 前記吸気温度センサおよび前記排気温度センサの検出信号が入力され、前記両温度センサの温度差を求め、前記複数の吸気ファンを制御する制御装置を備えることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の電子機器収容ラック。
  6. 前記吸気ファンは、それぞれ前記制御装置により風量および/又は傾き角度が制御されることを特徴とする請求項5に記載の電子機器収容ラック。
  7. 前記吸気ファンの風量は、少なくとも弱、中および強の3段階に切替制御されることを特徴とする請求項6に記載の電子機器収容ラック。
  8. 内部に相互に垂直方向に重ねて収容される複数のユニット状電子機器の発熱を該電子機器の全体的に底面から上面へ流れる空気流により冷却する電子機器収容ラックの冷却方法において、
    前記電子機器収容ラック内の前記ユニット状電子機器の前後にそれぞれ吸気流通路および排気流通路を設けるステップと、
    前記電子機器収容ラック内の底面近傍に配置された複数の吸気ファンにより前記底面から前記吸気流通路へ冷気を吸込むステップと、
    前記複数の吸気ファンにより吸い込まれた吸気を、前記ユニット状電子機器内部を通って前記排気流通路へ導くステップと、
    前記排気流通路の暖められた空気を前記電子機器終了ラックの上面から外部へ排出するステップと、を備えることを特徴とする電子機器収容ラックの冷却方法。
  9. 前記電子機器収容ラック内において、前記吸気ファンにより前記底面から吸い込まれた冷気を前記吸気流通路へ導く整流ステップと、前記ユニット状電子機器内部で暖められた空気を前記排気流通路から外部へ導く整流ステップと、を備えることを特徴とする請求項9に記載の電子機器収容ラックの冷却方法。
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