JPH05308096A - Soi基板における単結晶薄膜の膜厚測定方法 - Google Patents

Soi基板における単結晶薄膜の膜厚測定方法

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JPH05308096A JP13771892A JP13771892A JPH05308096A JP H05308096 A JPH05308096 A JP H05308096A JP 13771892 A JP13771892 A JP 13771892A JP 13771892 A JP13771892 A JP 13771892A JP H05308096 A JPH05308096 A JP H05308096A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 厚さ1〜200μmの単結晶薄膜の膜厚を非
破壊で高精度に測定し得るSOI基板における単結晶薄
膜の膜厚測定方法を提供すること。 【構成】 本発明方法は、フーリエ変換赤外分光光度計
(FTIR)を用いる方法であって、マイケルソン干渉
計を構成する固定鏡と移動鏡との光路差を連続的に変え
て得られる干渉光をSOI基板11上に照射して光路差
−反射赤外光強度曲線を得、この曲線における複数のサ
イドバースト(ピーク集合部分)の各々に存在する極小
ピークの中から光路差の絶対値の最も小さいものを選出
し、その極小ピークの光路差からSOI膜(単結晶薄
膜)12の膜厚を求めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SOI基板の単結晶薄
膜の膜厚をフーリエ変換赤外線分光光度計を用いて測定
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、誘電体基板上に1μm以上の厚さ
を有する単結晶半導体薄膜を形成する方法としては、単
結晶サファイア基板上に単結晶シリコン膜等をエピタキ
シャル成長させる技術が良く知られているが、この技術
においては、誘電体基板と気相成長されるシリコン単結
晶との間に格子定数の不一致があるため、シリコン気相
成長層に多数の結晶欠陥が発生し、このために該技術は
実用性に乏しい。
【0003】そこで、近年、SOI( Si On Insulator
)構造の接合基板(以下、SOI基板と称す)が特に注
目されるに至った。このSOI基板は、例えば2枚の単
結晶シリコンウエーハの少なくとも一方を酸化処理して
そのウエーハの少なくとも一方の表面に酸化膜を形成
し、これら2枚のウエーハを前記酸化膜が中間層になる
ようにして重ね合わせた後、これらを所定温度に加熱し
て接着し、その一方のウエーハを平面研削した後、更に
その表面を研磨してこれを薄膜化して単結晶シリコン薄
膜(以下、SOI膜と称す)とすることによって得られ
る。
【0004】ところで、斯かるSOI基板におけるSO
I膜の膜厚は、従来、可視光を用いた分光干渉法によっ
て測定されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記分
光干渉法による膜厚測定は膜厚が10μm程度以下のS
OI膜に対しては有効であるが、SOI膜の膜厚が前記
厚さを超えると、可視光のシリコンへの吸収の影響で測
定が不可能となる。
【0006】一方、膜厚を測定する他の方法としては、
フーリエ変換赤外線分光光度計(以下、FTIRと称
す)を用いる方法(以下、FTIR法と称す)が知られ
ているが、該方法はドーパント濃度が1018atoms/cm3
程度以上のシリコンの支持基板層上に形成されたシリコ
ンエピタキシャル層の厚さの測定に専ら使用されてき
た。
【0007】ここで、FTIR法によるシリコンエピタ
キシャル層の厚さ測定の原理を図7乃至図9に基づいて
説明する。尚、図7はFTIR法による膜厚測定系の基
本構成図、図8は赤外光のシリコンエピタキシャル層で
の反射の状態を示す図、図9は光路差−反射赤外光強度
曲線図である。
【0008】図7に示すように、赤外線発生用ランプ1
によって発生した波長2.5〜25μmの連続赤外光
を、固定鏡2と移動鏡3及びビームスプリッター4で構
成されるマイケルソン干渉計を用いて干渉光とし、この
干渉光をシリコン基板5上のエピタキシャル層6に照射
する。
【0009】ところで、図8に示すように、入射赤外光
(マイケルソン干渉光)Lのシリコン基板5での反射光
Rは種々の成分から構成されている。それらの内で主要
なものは、エピタキシャル層6の表面cで反射して反射
光R1となるものと、エピタキシャル層6を透過し、エ
ピタキシャル層6と支持基板層7と界面gで再び反射
し、エピタキシャル層6の表面hを経てシリコン基板5
外へ出射して反射光R2となるものの2つである。
【0010】而して、上記2つの反射光R1,R2は互
いに干渉し合うため、その干渉光を解析することによっ
てエピタキシャル層6の厚さを求めることができる。即
ち、ここでは詳しい説明は省略するが、入射干渉光を作
る前記固定鏡2と移動鏡3(図7参照)が或る特定の光
路差を持つ際に、合成された反射光(2つの反射光R
1,R2を合成したもの)は特異な挙動を示す。つま
り、図9に示す光路差−反射赤外光強度曲線上に反射光
強度がピーク値を示すサイドバースト(ピーク集合部
分)と称される部分が生じ、反射光強度にピークが生じ
る光路差とエピタキシャル層6の厚さとの間には相関が
あるため、図9からエピタキシャル層6の厚さを求める
ことができる。
【0011】而して、本発明者等はSOI膜の厚さ測定
にFTIR法を適用するための条件を見い出し、本発明
をなすに至ったものである。
【0012】従って、本発明の目的とする処は、従来の
可視光分光干渉法では測定不可能であった厚さ10μm
以上の領域を含む厚さ1〜200μmの単結晶薄膜の膜
厚を非破壊で高精度に測定することができるSOI基板
における単結晶薄膜の膜厚測定方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、マイケルソン干渉計を構成する固定鏡と移動鏡
との光路差を連続的に変えて得られる干渉光をSOI基
板上に照射して光路差−反射赤外光強度曲線を得、この
曲線における複数のサイドバーストの各々に存在する極
小ピークの中から光路差の絶対値が最も小さいものを選
出し、その極小ピークの光路差から単結晶薄膜の膜厚を
求めることを特徴とする。
【0014】
【作用】FTIRによるSOI膜厚測定法を確立するに
は、光路差−反射赤外光強度曲線上において出現する反
射光強度のピークの内、どの位置(光路差)がSOI膜
厚に対応するのかを明確にする必要がある。
【0015】而して、FTIRによるSOI膜厚測定法
において、干渉光の内で重要であるのはSOI膜表面で
反射する光とSOI膜と酸化膜との界面で反射する光の
干渉光であって、この干渉光は光路差の絶対値が最も小
さい位置にピークの極小値を示すことが見い出された。
このことから、光路差−反射赤外光強度曲線における複
数の極小ピークの内、光路差の絶対値の最も小さい極小
ピークのその光路差がSOI膜厚に対応していることが
わかり、本発明方法によれば、従来の可視光分光干渉法
では測定不可能であった厚さ10μm以上の領域を含む
厚さ1〜200μmの単結晶薄膜の膜厚を非破壊で高精
度に測定することができる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0017】本発明は図1に示すSOI基板11のSO
I膜12の膜厚測定にFTIR法を適用するものであっ
て、マイケルソン干渉計によって得られた干渉光(マイ
ケルソン干渉光)が入射光Lとして図1に示すようにS
OI基板11上に照射される。このとき、図1に示すよ
うに入射光(連続赤外光)Lは複雑に反射し、複数の反
射光Re,Ri,Rn,Ro,Rp,RqとしてSOI
基板11から出射する。
【0018】即ち、入射光Lは先ずSOI膜12の表面
dでその一部が反射して反射光Reとなり、他の一部は
表面dでSOI膜12へ入射し、SOI膜12と酸化膜
(SiO2 膜)13との界面gに達し、その一部はそこ
で反射してSOI膜12の表面hに達した後、外部へ出
射して反射光Riとなる。
【0019】又、前記界面gに達した光の一部は酸化膜
13に入射した後、支持基板層14との界面kで反射
し、その一部は支持基板層14に入射するが、他は界面
kで反射して酸化膜13とSOI膜12との界面lに至
り、その一部はSOI膜12を透過して表面mに至り、
そこから外部に出射して反射光Rnとなる。
【0020】以上3つの反射光Re,Ri,RnがSO
I基板11における主要な反射光成分となると考えられ
る。これら以外に、酸化膜13と支持基板層14との界
面での反射と酸化膜13とSOI膜12との界面での反
射を複数回繰り返した後、SOI膜12を透過して外部
に出射する高次の反射光Ro,Rp,Rqが存在する。
SOI膜12と酸化膜13との界面及び酸化膜13と支
持基板層14との界面での反射は或る割合で起こるた
め、これらの高次の反射光Ro,Rp,Rqは無視し得
ないものとなる。
【0021】その他、SOI膜12の表面hで外部に出
射しないで反射した光は、SOI膜12の表面dでSO
I膜12を透過した光と同様に、反射と透過を繰り返し
て様々な反射光成分を発生すると考えられる。尚、これ
らの反射光成分も強度的には無視し得ないものではある
が、これらはSOI膜12中を2往復するため、SOI
膜12の厚さが酸化膜13のそれに比して可成り大きい
ときには、SOI膜12中を1往復しかしない前記反射
光群R(Re〜Rq)とは分離可能であって、結果的に
は無視し得る。
【0022】ここで、酸化膜厚が0.25,0.5,
1.0,1.5,2.0,2.5μmであって、厚さが
約30μmであると思われるSOI膜を有するSOI基
板を用いて、入射光における固定鏡と可動鏡の光路差を
変えながら反射光強度を測定した結果を図2(a)〜
(f)にそれぞれ示す。これらの図においてSOI膜厚
を求める手掛かりとなる反射光強度のピークは認められ
るが、これらのピークは各々複数存在し、酸化膜厚によ
ってピークの出現の仕方が変化している。
【0023】従って、FTIRによるSOI膜厚測定法
を確立するには、光路差−反射赤外光強度曲線上におい
て出現する反射光強度のピークの内、どの位置(光路
差)がSOI膜厚に対応するのかを明確にした上で、測
定器がその位置を自動的に読み取ることができるように
する必要がある。
【0024】而して、本発明者等は、FTIRのマイケ
ルソン干渉計を構成する固定鏡と可動鏡との光路差を連
続的に変えて得られる干渉光をSOI基板上に照射して
求められる光路差−反射赤外光強度曲線において、負の
ピークの位置及び大きさを全てのサイドバーストについ
てそれぞれ求めてこれらをコンピュータに記憶させ、最
大の極小ピーク値の30%以上の大きさを持つピークの
内で光路差の絶対値が最も小さいピークの位置をコンピ
ュータのCRTに表示するようにした。
【0025】ここで、上記結論に達した理由を以下に説
明する。
【0026】本発明者等は、SOI膜厚をFTIRで測
定して得られる光路差−反射赤外光強度曲線上に出現す
るサイドバースト(ピーク点群)を理論的に解析した。
この解析に際しては、SOI基板に通常のFTIR測定
器と同等の連続スペクトルを有する赤外光(波長2.5
〜25μm)がマイケルソン干渉計を通してSOI基板
に30°の角度で入射した場合を想定した。
【0027】ところで、一般に強度I1,I2,…I
i,Ij…Inのn光の合成光の強度Iは、Ii,Ij
と2光の位相差δijとで次式のように表わされる。
【0028】
【数1】 而して、マイケルソン干渉計の光路差と反射赤外光強度
との関係を考える上では上式の右辺第2項の和のみが重
要となる。
【0029】ここで、上式右辺第2項の和を図2(a)
〜(f)に当てはめて考えてみる。一般に界面における
光の反射率は界面をつくる両物資の屈折率で決まり、そ
の屈折率は赤外光の波長によって異なるが、波長2.5
〜25μmでは窒素(FTIR外気雰囲気)とシリコン
基板層との界面で30%程度、シリコン基板層と酸化膜
との界面で0〜30%(波長依存性が強い)となる。こ
の結果、反射回数の多い光は、その分強度が小さくな
る。
【0030】従って、前式の右辺第2項の和は、図1に
おけるSOI膜12の表面dでの反射光Reの強度Ie
と一旦SOI膜12を透過した後に反射する反射光R
i,Rn,Ro,Rp,Rqの強度Ii,In,Io,
Ip.Iqとの積Ie・Ii,Ie・In,Ie・I
o,Ie・Ip,Ie・Iqから成り立っていると近似
し得る。
【0031】斯かる近似が成立することを前提としてS
OI膜厚30μm、酸化膜厚1μmとしてマイケルソン
干渉計の光路差と反射赤外光強度との関係を計算した。
この計算結果を図3に示すが、これを図4に示すSOI
基板に対する測定結果と比較すると、両者は非常に類似
していることがわかる。
【0032】又、図5に前記5組の干渉光ReRi,R
eRn,ReRo,ReRp,Re,Rqのそれぞれに
ついてのマイケルソン干渉計の光路差と反射赤外光強度
との関係を示すが、これによれば干渉光ReRi,Re
Rn,ReRo,ReRp,Re,Rqのそれぞれがピ
ークを持ち、それらが合成されて図3に示す全体の曲線
を形成していることがわかる。尚、計算によれば、それ
ぞれの干渉光ReRi,ReRn,ReRo,ReR
p,Re,Rqのピーク位置はそれぞれのSOI膜の光
学的膜厚に対応している。例えば、干渉光ReRi,R
eRn,ReRoのピークはそれぞれ(SOI膜厚)、
(SOI膜厚+酸化膜厚)、(SOI膜厚+酸化膜厚×
2)に対応する位置で生ずる。
【0033】ところで、上記干渉光ReRi,ReR
n,ReRo,ReRp,Re,Rqの内で重要である
のは、SOI膜12の表面dで反射する光ReとSOI
膜12と酸化膜13との界面gで反射する光Riの干渉
光ReRiであって、この干渉光ReRiは光路差の絶
対値が最も小さい位置にピークの極小値を示す。このこ
とから前記結論、即ち、光路差−反射赤外光強度曲線に
おける複数の極小ピークの内、光路差の最も小さい極小
ピークのその光路差がSOI膜厚に対応しているという
結論が導かれる。
【0034】ここで、本発明方法による膜厚測定の具体
例について述べる。
【0035】被測定対象であるSOI基板は、単結晶シ
リコンウエーハに、厚さ1,2,3μmの3種類の酸化
膜を形成した別の単結晶シリコンウエーハを接合し、接
合後に別の単結晶シリコンウエーハの露出表面の酸化膜
を除去して単結晶面を露出させ、この単結晶面を研削し
て厚さ5〜33μmに薄層化されたSOI膜を形成する
ことによって得られた。
【0036】而して、上記によって得られたSOI膜厚
及び酸化膜厚の異なる複数枚のSOI基板についてその
SOI膜厚を本発明方法によって測定した。その後、各
SOI基板を劈解し、その断面を走査型電子顕微鏡(以
下、SEMと称す)で観察することによってSOI膜厚
を測定した。
【0037】図6に本発明方法によって測定されたSO
I膜厚とSEMを用いて測定されたSOI膜厚との関係
を示すが、この図によると、酸化膜厚で層別することな
しにオーバーオールで見た場合、両者のデータの相関係
数は0.999であり、両者には非常に高い相関がある
ことがわかる。このことは、本発明方法の正しさを立証
するものであって、本発明方法によれば、酸化膜厚とは
無関係に、1μm以上のSOI膜厚を非破壊で高精度に
測定し得る。
【0038】尚、SOI基板の製造方法としては、誘電
体基板として単結晶若しくは多結晶シリコンウエーハA
を用い、該ウエーハAに、その表面に酸化膜を形成した
単結晶シリコンウエーハBを接合した後、同ウエーハB
の接合部とは反対側面の酸化膜を除去して単結晶面を露
出させた後、更にその面を研削、研磨等によって薄層化
してSOI膜とする方法が採られる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、マイケルソン干渉計を構成する固定鏡と移動鏡と
の光路差を連続的に変えて得られる干渉光をSOI基板
上に照射して光路差−反射赤外光強度曲線を得、この曲
線における複数のサイドバーストの各々に存在する極小
ピークの中から光路差の絶対値が最も小さいものを選出
し、その極小ピークの光路差から単結晶薄膜の膜厚を求
めるようにしたため、厚さ1μm〜200μmの単結晶
薄膜の膜厚を非破壊で高精度に測定することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SOI基板における赤外光の反射状態を示す図
である。
【図2】(a)〜(f)は酸化膜厚が異なる場合の光路
差と反射光強度との関係を示す図である。
【図3】SOI基板に対して理論計算された、光路差と
反射光強度との関係を示す図である。
【図4】SOI基板に対して実測された、光路差と反射
光強度との関係を示す図である。
【図5】図3に示す結果を各干渉光についての光路差と
反射光強度との関係に分解した様子を示す図である。
【図6】FTIR法によって測定されたSOI膜厚とS
EMによって測定されたSOI膜厚との相関を示す図で
ある。
【図7】FTIR法によるシリコンエピタキシャル層厚
測定系の基本構成図である。
【図8】赤外光のシリコンエピタキシャル層での反射の
状態を示す図である。
【図9】シリコンエピタキシャル基板における光路差と
反射赤外光強度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 光源 2 固定鏡 3 移動鏡 11 SOI基板 12 SOI膜 13 酸化膜 14 支持基板層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片山 正健 群馬県安中市磯部2丁目13番1号信越半導 体株式会社半導体磯部研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導体基板上に単結晶薄膜を接合して成
    るSOI基板における前記単結晶薄膜の膜厚をフーリエ
    変換赤外分光光度計を用いて測定する方法であって、マ
    イケルソン干渉計を構成する固定鏡と移動鏡との光路差
    を連続的に変えて得られる干渉光をSOI基板上に照射
    して光路差−反射赤外光強度曲線を得、この曲線におけ
    る複数のサイドバーストの各々に存在する極小ピークの
    中から光路差の絶対値が最も小さいものを選出し、その
    極小ピークの光路差から単結晶薄膜の膜厚を求めること
    を特徴とするSOI基板における単結晶薄膜の膜厚測定
    方法。
  2. 【請求項2】 前記SOI基板は、誘電体基板としてそ
    の表面に酸化膜を形成した単結晶シリコンウエーハAを
    用い、該ウエーハAに別の単結晶シリコンウエーハBを
    接合した後、ウエーハBの露出表面を薄層化して得られ
    るものであることを特徴とする請求項1記載のSOI基
    板における単結晶薄膜の膜厚測定方法。
  3. 【請求項3】 前記SOI基板は、支持基板として単結
    晶若しくは多結晶シリコンウエーハAを用い、該ウエー
    ハAに、その表面に酸化膜を形成した単結晶シリコンウ
    エーハBを接合した後、ウエーハBを、これの露出表面
    の酸化膜を除去して単結晶面を露出させた後、薄層化し
    て得られるものであることを特徴とする請求項1記載の
    SOI基板における単結晶薄膜の膜厚測定方法。
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