JPH0530755U - 伸長回復率測定装置 - Google Patents
伸長回復率測定装置Info
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- JPH0530755U JPH0530755U JP8894791U JP8894791U JPH0530755U JP H0530755 U JPH0530755 U JP H0530755U JP 8894791 U JP8894791 U JP 8894791U JP 8894791 U JP8894791 U JP 8894791U JP H0530755 U JPH0530755 U JP H0530755U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 重りを取り付けたり、取り外したりする作業
や重りの管理を省略することができ、手間がかからな
い。 【構成】 基台1上に互いに平行に立設する左右一対の
ねじ軸7,ガイド軸9と、上記ねじ軸7,ガイド軸9に
挟まれ上方に延びる略長方形状の空間部にパンテイスト
ツキング50を上記ねじ軸7,ガイド軸9の長手方向に
沿つて伸ばした状態で保持しうる上下のチヤツク15,
16と、上記上下のチヤツク15,16の一方を上記ね
じ軸7,ガイド軸9の長手方向に沿つて移動させる変速
モータ8と、上記上下のチヤツク15,16の相互の離
間距離を表示するメジヤー22と、上記上下のチヤツク
15,16のいずれか一方にかかる引張荷重を計測する
ロードセル13とを備えた伸長回復率測定装置である。
や重りの管理を省略することができ、手間がかからな
い。 【構成】 基台1上に互いに平行に立設する左右一対の
ねじ軸7,ガイド軸9と、上記ねじ軸7,ガイド軸9に
挟まれ上方に延びる略長方形状の空間部にパンテイスト
ツキング50を上記ねじ軸7,ガイド軸9の長手方向に
沿つて伸ばした状態で保持しうる上下のチヤツク15,
16と、上記上下のチヤツク15,16の一方を上記ね
じ軸7,ガイド軸9の長手方向に沿つて移動させる変速
モータ8と、上記上下のチヤツク15,16の相互の離
間距離を表示するメジヤー22と、上記上下のチヤツク
15,16のいずれか一方にかかる引張荷重を計測する
ロードセル13とを備えた伸長回復率測定装置である。
Description
【0001】
この考案は、パンテイストツキング等ストツキングの伸長回復率を測定する装 置に関するものである。
【0002】
通常、パンテイストツキングの各部(図13に示すウエストゴム部A,パンテ イ部B,レツグ部C等)の伸長回復率を測定する場合には、人手により行われて いる。例えば、パンテイストツキング50のウエストゴム部Aの伸長回復率を測 定する場合、まず、自然状態でのウエストゴム部Aの横幅Pを測定する。ついで 、手指をウエストゴム部Aの横幅方向の両端部で内側にそれぞれ引つ掛け、その まま外向きに引つ張つて所定の長さに伸長する。伸長後、手指をパンテイストツ キング50から離し、再度ウエストゴム部Aの横幅P′を測定する。この測定結 果が、自然状態での横幅P=30cm、伸長後の横幅P′=35cmであり、所定の 長さL=50cmであるとすると、伸び率は、(P′−P)/(L−P)=(35 −30)/(50−30)=0.25の値に100を掛けた値、すなわち25( %)になる。そして、伸長回復率は100(%)から上記伸び率を引いた値とし て求められるから、100−25=75(%)になる。
【0003】
しかしながら、上記のように人手によつてパンテイストツキング50を所定の 長さに正確に伸長させることは困難で、しかも、パンテイストツキング50は滑 りやすいためパンテイストツキング50を引つ張る作業がしずらい。そこで、上 記伸長回復率の測定を、つぎのような装置を用いて行うことが一部で実施されて いる。この装置は、図14に示すように、基台70上に目盛り71a付き支柱7 1を立設し、この支柱71の上端にローラー72を回転自在に取り付け、このロ ーラー72に、一端に上部チヤツク73を固定するとともに他端に重り吊り下げ 用フツク74を固定したロープ75を掛け渡すようにしている。また、上記基台 70上に下部チヤツク76を上部チヤツク73と対向する位置に取り付けている 。このような装置を用い、例えばつぎのようにしてパンテイストツキング50の ウエストゴム部Aの伸長回復率を測定することができる。すなわち、ウエストゴ ム部Aの横幅方向の一端を上部チヤツク73に、他端を下部チヤツク76に固定 し、その状態でウエストゴム部Aを自然状態に拡げ、そのときのウエストゴム部 Aの横幅Pを目盛り71aから読み取る。そののち、重り吊り下げ用フツク74 に所定の重り77を吊り下げ、ウエストゴム部Aを所定の長さに伸長する。伸長 後、上記重り吊り下げ用フツク74から重り77を取り外し、ウエストゴム部A を自然状態に拡げた状態で再度ウエストゴム部Aの横幅P′を測定する。そして 、これらの測定結果にもとづき、上記と同様にして伸長回復率を算出する。とこ ろが、このようにして伸長回復率を測定するのでは、重り吊り下げ用フツク74 への重り77の取り付け,取り外しを人手で行わなければならず、手間がかかる 。しかも、パンテイストツキング50の種類や測定する部位に合わせていく通り もの重り77を用意しなければならず、重り77の管理にも手間がかかる。
【0004】 この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、重りを取り付けたり、取 り外したりする作業や重りの管理を省略することができ手間のかからない伸長回 復率測定装置の提供をその目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するため、この考案の伸長回復率測定装置は、基台上に互い に平行に立設する左右一対の棒状支持体と、上記両支持体に挟まれ上方に延びる 略長方形状の空間部にストツキングを支持体の長手方向に沿つて伸ばした状態で 保持しうる2個一対の保持手段と、上記一対の保持手段の一方を上記支持体の長 手方向に沿つて移動させる移動手段と、上記一対の保持手段の相互の離間距離を 表示する表示手段と、上記保持手段のいずれか一方にかかる引張荷重を計測する 計測手段とを備えたという構成をとる。
【0006】
【作用】 すなわち、この考案の伸長回復率測定装置によれば、2個一対の保持手段を互 いに近づく方向に動かし、両保持手段を近づけてから止め、ストツキングの測定 部位(例えば、パンテイストツキングのウエストゴム部)をたるませた状態で保 持したのち、移動手段を用いて上記両保持手段を互いに遠ざかる方向に動かしス トツキングの測定部位が自然長になる位置で止めてその自然長を測定することが できる。そして、さらに上記両保持手段を互いに遠ざかる方向に動かし、両保持 手段間の距離を所定の長さに伸長させたのち、今度は上記両保持手段を互いに近 づく方向に動かし上記測定部位が自然長となる時点での距離を読み取ることによ り、伸長回復後の長さを測定することができる。したがつて、この考案の伸長回 復率測定装置によれば、人手により重りを取り付けたり、取り外したりする作業 を省略することができ、しかも、パンテイストツキングの種類や測定する部位に 合わせていく通りもの重りを用意する必要がないため重りの管理をも省略するこ とができ、測定作業や部品管理に手間がかからない。また、上記移動手段を操作 することにより、簡単に伸長繰り返し試験等の各種の試験を行うことができる。
【0007】 つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明する。
【0008】
図1はこの考案の一実施例を示す説明図であり、図2はその要部の斜視図であ る。これらの図において、1は基台であり、その内部には変速モータ8が配設さ れている。また、基台1の上面には右側にコントロールボツクス51が載置され ており、左側には断面コ字状の左右一対の縦枠体2,3が、互いのコ字状の開口 を対面させた状態で、所定距離をあけて平行に立設されている。そして、これら 両縦枠体2,3の上端部に横枠体4が固定されている。
【0009】 上記コントロールボツクス51には、引つ張り試験と伸長繰り返し試験との選 択を行う試験選択スイツチ,パンテイストツキング50の引張速度を3段階に変 更できる速度設定スイツチ(ともに図示せず)等各種のスイツチ類やボタン類が 配設されている。また、上記コントロールボツクス51にはカウンター(図示せ ず)が配設されており、このカウンターにより、伸長繰り返し試験を行う場合に 、繰り返しの回数,上死点での停止時間および下死点での停止時間等が設定でき るようになつている。また、上記コントロールボツクス51の上部に記録計52 が備えられており、この記録計50には後記のロードセル13で計測される荷重 が記録されるようになつている。
【0010】 一方、上記左右一対の縦枠体2,3のうち左縦枠体2には、そのコ字状の内部 空間にねじ軸7が配設されており、このねじ軸7の下端が上記変速モータ8の出 力軸8aに直結され、ねじ軸7の上端が上記横枠体4に固定した支持板27に回 転自在に支持されている。また、右縦枠体3には、そのコ字状の内部空間にガイ ド軸9が配置されており、このガイド軸9の下端が基台1の上面に固定され、ガ イド軸9の上端が上記横枠体4内に固定した支持板10に固定されている。
【0011】 そして、上記右縦枠体3の前面には、図3に示すように、その下部に左右一対 の支持片25,26が所定間隔をあけてボルト止めされており、両支持片25, 26間に頭付きボルトからなる試験長設定用つまみ24が右縦枠体3に形成され たナツト部(図示せず)にら合されている。また、上記両支持片25,26には 、これらに跨がる状態で摺動片23が摺動自在に設けられている。この摺動片2 3には、その上部に頭付きピン23aが取り付けられており、このピン23aの 頭部に後記のメジヤー22の帯状巻尺部分22bの先端が固定されている。また 、上記摺動片23の中央部に長孔23bが形成されており、この長孔23b内に 上記試験長設定用つまみ24が位置している。一方、横枠体4には、その前面に メジヤー22のケース22aが取付金具28により固定されており、メジヤー2 2の帯状巻尺部分22bの先端が右縦枠体3の前面を通つて右縦枠体3の下部ま で伸び、上記帯状巻尺部分22bの先端に回動自在に取り付けたつまみ部分22 cが上記摺動片23のピン23aの頭部に固定されている。このため、上記摺動 片23を上下方向に摺動させて所望の位置に位置決めしたのち、上記試験長設定 用つまみ24を回転させて締め込み、この試験長設定用つまみ24の頭部で上記 摺動片23を押圧して上記所望の位置に固定することができる。これにより、上 記摺動片23の長孔23bの上下方向の長さ分だけ上記帯状巻尺部分22bの目 盛り位置を調節することができる。
【0012】 また、上記左右一対の縦枠体2,3間で、クロスヘツド5が昇降自在に取り付 けられている。すなわち、上記クロスヘツド5には、その左右両側から支持部1 1,12が一体的に突出形成されており、そのうち左支持部11にはナツト部1 1aが形成され、このナツト部11aに上記ねじ軸7がら合し、右支持部12に は丸孔12aが形成され、この丸孔12a内を上記ガイド軸9が挿通している。 このため、上記変速モータ8を駆動させると、これに伴う出力軸8aの回転によ りねじ軸7が回転し、このねじ軸7の回転に伴つてクロスヘツド5がねじ軸7を 昇降するようになつている。
【0013】 なお、上記クロスヘツド5には、その前面左側部に左右一対の支持片20,2 1が所定間隔をあけてボルト止めされており、両支持片20,21間に頭付きボ ルトからなる試験長設定用つまみ19がクロスヘツド5に形成されたナツト部( 図示せず)にら合されている。また、上記両支持片20,21には、これらに跨 がる状態でL字状の試験長設定用指示板18が摺動自在に設けられている。この 試験長設定用指示板18には、L字状の縦片の上部に長孔18aが形成されてお り、この長孔18a内に上記試験長設定用つまみ19が位置している。また、上 記試験長設定用指示板18のL字状の横片の先端側が先細り状に形成されており 、この先細り状の先端部分で目盛り指示部18bが形成されている。このため、 上記試験長設定用指示板18を上下方向に摺動させて所望の位置に位置決めした のち、上記試験長設定用つまみ19を回転させて締め込み、この試験長設定用つ まみ19の頭部で上記試験長設定用指示板18を押圧して上記所望の位置に固定 することができる。これにより、上記試験長設定用指示板18の長孔18aの長 さ分だけ試験長設定用指示板18の目盛り指示部18bの指示位置を調節するこ とができる。
【0014】 また、上記クロスヘツド5の前面左側部には、L字状のストツパー29がボル ト止めされており、このストツパー29のL字状の横片の中央にロツド挿通孔2 9aが形成されている。一方、基台1上には、左縦枠体2の近傍位置に自動停止 用ロツド45が立設されており、その上端は上記横枠体4の前面に固定した固定 板4aに固定されている。この自動停止用ロツド45には、4個の自動停止用カ ラー46a〜dが設けられている。これら4個の自動停止用カラー46a〜dの うち、2個46c,dはクロスヘツド5の移動範囲の上限と下限を決めるための ものであり、自動停止用ロツド45にそれぞれ固定されている。残りの2個46 a,bはともに自動停止用ロツド45に摺動自在に構成されており、そのうちの 1個46aはクロスヘツド5の下側に、他の1個46bはクロスヘツド5の上側 にそれぞれ配設されている。すなわち、両自動停止用カラー46a,bは、自動 停止用ロツド45に摺動自在なカラー本体49と、このカラー本体49に設けた ナツト部と、このナツト部にら合させたボルト48とで構成されており、上記カ ラー本体49を上下方向に摺動させて所望の位置に位置決めしたのち、ボルト4 8を締め込むことによりボルト48の先端面で自動停止用ロツド45を押圧して 自動停止用カラー46a,bを上記所望の位置に固定することができる。そして 、上記カラー本体49は、クロスヘツド5にボルト止めしたストツパー29のロ ツド挿通孔29aを通らない大きさに形成されているため、このカラー本体49 により上記クロスヘツド5の移動を阻止することができる。これにより、クロス ヘツド5の下側に配設した自動停止用カラー46aでクロスヘツド5の移動範囲 の下限を設定することができ、同様に、クロスヘツド5の上側に配設した自動停 止用カラー46bでクロスヘツド5の移動範囲の上限を設定することができる。
【0015】 さらに、上記クロスヘツド5の上面には、その中央部に凹部5aが形成されて おり、この凹部5aにロードセル13が配設されている。また、上記凹部5aの 下面からクロスヘツド5の下面に向けて貫通孔5bが形成されており、この貫通 孔5bに、上記ロードセル13の下面に連結するユニバーサルジヨイント14が 挿通されている。図において、47aはコードであり、ロードセル13の平衡を とる時に用いられるチエツクボツクス44とロードセル13とを接続する。
【0016】 上記ユニバーサルジヨイント14の下部には、測定すべきパンテイストツキン グ保持用の上部チヤツク15が連結されている。この上部チヤツク15は、図4 およびその断面図である図5に示すように、ローラー32と、このローラー32 を回転自在に支持する断面コ字状の支持部30と、この支持部30のコ字状の横 片の上面に固定される角筒状の連結部31とを備えている。上記ローラー32は 、軸体33に軸受34を介して円筒体35を回転自在に取り付けて構成されてい る。また、上記支持部30には、そのコ字状の対向する縦片に貫通孔30aが対 向状に形成されており、この貫通孔30aに上記軸体33が嵌挿,固定されてい る。また、上記角筒状の連結部31には、その対向する側壁に貫通孔31aが対 向状に形成されている。そして、上記ユニバーサルジヨイント14の下部を連結 部31の内部空間に内嵌し、上記ユニバーサルジヨイント14の下部に形成した 貫通孔(図示せず)内と上記連結部31の貫通孔31a内とにわたつてピン17 を挿通することで、上記ユニバーサルジヨイント14に上部チヤツク15を連結 することができる構造になつている。
【0017】 一方、上記基台1上には、両縦枠体2,3の間に支持台6が固定され、この支 持台6の上面に連結金具39が固定され、この連結金具39に測定すべきパンテ イストツキング保持用の下部チヤツク16が固定されている。この下部チヤツク 16は、図6およびその断面図である図7に示すように、掴み部36と、この掴 み部36の両端に設けられるねじ体38と、上記掴み部36の下面に固定される 角筒状の連結部37とを備えている。上記ねじ体38はねじ部41と、このねじ 部41の先端部に固定される押圧板42と、このねじ部41の基端部に固定され る操作用突起43とを備えている。また、上記掴み部36には、その両端にそれ ぞれ、所定間隔をあけて内外の側壁36c,dが立上げ形成されており、外側壁 36dに形成されたナツト部36aにねじ体38のねじ部41がら合している。 そして、上記内外の側壁36c,d間に押圧板42が位置しており、上記操作用 突起43を操作してねじ体38を回転させることにより上記押圧板42を内側壁 36cに対して進退させることができる。上記連結部37は上記上部チヤツク1 5の連結部31と同様の構造になつており、その説明を省略する。そして、上記 連結金具39を連結部37の内部空間に内嵌し、上記連結金具39に形成した貫 通孔(図示せず)内と上記連結部37の貫通孔37a内とにわたつてピン40を 挿通することで、上記連結金具39に下部チヤツク16を連結することができる 構造になつている。
【0018】 上記上下のチヤツク15,16は、パンテイストツキング50のレツグ丈Tの 伸長回復率を測定する場合に用いられるものである。ただし、レツグ部Cをその まま伸長させるのでは伸長距離が長くなりすぎるため、レツグ部Cを長手方向に 半分に折つて測定するよう設計されている。すなわち、レツグ部Cの一端部を片 方のねじ体38を用いて下部チヤツク16の掴み部36の一端に固定したのち、 レツグ部Cの中央部を上部チヤツク15のローラー32に掛け、ついでレツグ部 Cの他端部をもう片方のねじ体38を用いて上記掴み部36の他端に固定し、こ の状態で上記上部チヤツク15を上昇させることによりレツグ部Cを伸長させる 構造にしている(図1参照)。
【0019】 なお、この装置では、測定部位に応じて上記上下のチヤツク15,16をつぎ のものと交換できるようにしている。すなわち、パンテイストツキング50のウ エストゴム部Aの伸長回復率を測定する場合には、図8およびその側面図である 図9に示すものが用いられる。このチヤツク53は2個一組で使用され、片方は ユニバーサルジヨイント14に、もう片方は支持台6の連結金具39にそれぞれ 固定される。このチヤツク53はフツク部54と、このフツク部54に固定され る角筒状の連結部55を備えている。伸長回復率の測定に際しては、上記フツク 部54をウエストゴム部Aの横幅方向の両端部で内側にそれぞれ引つ掛けるよう にする。また、上記連結部54を上記ユニバーサルジヨイント14または連結金 具39に固定する。この固定の仕方は、上記上下のチヤツク15,16の場合と 同様である。図において、55aは貫通孔である。
【0020】 また、パンテイストツキング50のパンテイ部Bの横幅Q,丈R、およびアン クル部Dの横幅Sの伸長回復率を測定する場合には、図10およびその断面図で ある図11に示すものが用いられる。このチヤツク56も2個一組で使用され、 片方はユニバーサルジヨイント14に、もう片方は支持台6の連結金具39にそ れぞれ固定される。このチヤツク56は、掴み部57と、この掴み部57に設け られるねじ体58と、上記掴み部57に固定される角筒状の連結部59とを備え 、伸長回復率の測定に際しては、上記パンテイ部Bの横幅方向の両端部等の各測 定部をねじ体58を用いて上記掴み部57に固定する。また、上記連結部59を 上記ユニバーサルジヨイント14または連結金具39に固定する。この固定の仕 方は、上記上下のチヤツク15,16の場合と同様である。
【0021】 このような装置を用いて、例えばつぎのようにしてパンテイストツキング50 のレツグ丈Tの伸長回復率を測定することができる。すなわち、まず、ロードセ ル13をクロスヘツド5の凹部5aにセツトし、ついで、ユニバーサルジヨイン ト14を下から貫通孔5b内に挿し込んでロードセル13に連結する。そののち 、ユニバーサルジヨイント14の下部にピン17を用いて上部チヤツク15を連 結する。また、支持台6の連結金具39にピン40を用いて下部チヤツク16を 連結する。
【0022】 つぎに、メジヤー22の帯状巻尺部分22bの位置を、下部チヤツク16に対 応する位置に、調節する。すなわち、下部チヤツク16には目印(X,Y,Z等 の記号)が付されており、この下部チヤツク16の目印と同様の目印が、摺動片 23を摺動自在に設けた両支持片25,26のうち右支持片26の一箇所に付さ れている。そして、この右支持片26の目印に、帯状巻尺部分22bの零目盛り を一致させ、この位置で摺動片23を固定する。また、クロスヘツド5に設けた 試験長設定用指示板18の位置を、上部チヤツク15に対応する位置に、調節す る。すなわち、上部チヤツク15にも下部チヤツク16の目印と同様の目印が付 されており、この下部チヤツク16の目印と同様の目印が、試験長設定用指示板 18の一箇所およびこの試験長設定用指示板18を摺動自在に設けた両支持片2 0,21のうち右支持片21の一箇所に付されている。そして、上記試験長設定 用指示板18を移動させて試験長設定用指示板18の目印を右支持片21の目印 に一致させ、この位置で試験長設定用指示板18を固定する。このとき、試験長 設定用指示板18の目盛り指示部18aが示している値(上記帯状巻尺部分22 b上に目盛り指示部18aにより指示された値)が上下チヤツク15,16間の 距離になる。
【0023】 ついで、図1に示すように、パンテイストツキング50のレツグ部Cの一端部 を下部チヤツク16の片方の掴み部36の一端に固定したのち、レツグ部Cの中 央部を上部チヤツク15のローラー32に掛け、ついで、レツグ部Cの他端部を 上記掴み部36の他端に固定する。そして、レツグ部Cを自然状態に伸ばしてこ のときの目盛り指示部18aが示す値を読み取る。また、クロスヘツド5の下側 に配設される自動停止用カラー46aを上方に移動させ、この自動停止用カラー 46aのカラー本体49の上面をクロスヘツド5のストツパー29のL字状の横 片の下面に接当させ、その高さで上記自動停止用カラー46を固定する。このよ うにして、クロスヘツド5を試験長(パンテイストツキング50のレツグ丈T) に対応した位置に設定する。一方、クロスヘツド5の上側に配設される自動停止 用カラー46bは、引つ張り試験を行う場合には最上部まで上げ、または、伸長 繰り返し試験を行う場合には伸長量に合わせた高さに設定する。
【0024】 そして、コントロールボツクス51に設けた速度設定スイツチを押してパンテ イストツキング50の引張速度を設定し、セレクトスイツチを押して引つ張り試 験と伸長繰り返し試験のいずれかを選択する。これにより、上記選択された試験 が行われる。なお、伸長繰り返し試験を選択する場合には、セレクトスイツチを 押す前に、カウンターに繰り返しの回数,上死点での停止時間および下死点での 停止時間を設定しておく。
【0025】 このようにして試験したのち、レツグ部Cを自然状態に拡げ、このときの試験 長設定用指示板18の目盛り指示部18aが示す値を読み取る。
【0026】 なお、上記実施例では、支持台6を基台1に固定しているが、これに限るもの ではなく、支持台6を昇降自在に構成してもよい。すなわち、図12に示すよう に、上記右縦枠体3内にねじ軸61を立設し、基台1内に変速モータ64を配設 する。そして、上記ねじ軸61の下端を変速モータ64の出力軸64aに直結し 、ねじ軸61の上端を横枠体4内に固定した支持板65に回転自在に支持する。 また、支持台60の左右両側から支持部62,63を一体的に突出形成し、上記 左右の支持部62,63のうち右支持部63にナツト部63aを形成し、このナ ツト部63aをねじ軸61にら合させるとともに、左支持部62に丸孔62aを 形成し、この丸孔62a内に上記ねじ軸7を挿通させる。これによつて、支持台 60をねじ軸61で昇降させ、クロスヘツド5をねじ軸7で昇降させることがで きる。このようにすると、短い距離の測定を行う場合には、基台1近傍にかがま なくても、適当な高さにパンテイストツキング50を保持して伸長試験を行うこ とができる。
【0027】 また、上記実施例では、基台1を床に置き、左右一対の縦枠体2,3を垂直に しているが、これに限るものではなく、上記基台1を横向きに置き、左右一対の 縦枠体2,3を水平になるようにしてもよい。
【0028】 また、上記実施例では、連結金具39を基台1上の支持台6に固定しているが 、これに限るものではなく、連結金具39を基台1に直接固定してもよい。
【0029】
以上のように、この考案の伸長回復率測定装置によれば、2個一対の保持手段 にストツキングの測定部位(例えば、パンテイストツキングのウエストゴム部) を保持し、この状態で、移動手段を用いて上記両保持手段を互いに近づく方向に 動かしたり、互いに遠ざかる方向に動かしたりすることにより、上記測定部位の 自然長を測定したり、所定の長さに伸長させたり、また、伸長回復後の長さを測 定することができる。したがつて、人手により重りを取り付けたり、取り外した りする作業を省略することができ、しかも、パンテイストツキングの種類や測定 する部位に合わせていく通りもの重りを用意する必要がないため重りの管理をも 省略することができ、測定作業や部品管理に手間がかからない。また、上記移動 手段を操作することにより、簡単に伸長くり返し試験等の各種の試験を行うこと ができる。
【図1】この考案の一実施例を示す伸長回復率測定装置
の説明図である。
の説明図である。
【図2】上記伸長回復率測定装置の要部の斜視図であ
る。
る。
【図3】上記伸長回復率測定装置を構成する右枠体の要
部の斜視図である。
部の斜視図である。
【図4】上記伸長回復率測定装置に用いる上部チヤツク
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】上記上部チヤツクの断面図である。
【図6】上記伸長回復率測定装置に用いる下部チヤツク
の斜視図である。
の斜視図である。
【図7】上記下部チヤツクの断面図である。
【図8】上下のチヤツクの他の実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】このチヤツクの説明図である。
【図10】上下のチヤツクのさらに他の実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図11】このチヤツクの断面図である。
【図12】上記伸長回復率測定装置の他の実施例を示す
説明図である。
説明図である。
【図13】パンテイストツキングの説明図である。
【図14】従来例を示す説明図である。
1 基台 2 左縦枠体 3 右縦枠体 5 クロスヘツド 7 ねじ軸 8 変速モータ 9 ガイド軸 13 ロードセル 15 上部チヤツク 16 下部チヤツク 22 メジヤー 50 パンテイストツキング
Claims (3)
- 【請求項1】 基台上に互いに平行に立設する左右一対
の棒状支持体と、上記両支持体に挟まれ上方に延びる略
長方形状の空間部にストツキングを支持体の長手方向に
沿つて伸ばした状態で保持しうる2個一対の保持手段
と、上記一対の保持手段の一方を上記支持体の長手方向
に沿つて移動させる移動手段と、上記一対の保持手段の
相互の離間距離を表示する表示手段と、上記保持手段の
いずれか一方にかかる引張荷重を計測する計測手段とを
備えたことを特徴とする伸長回復率測定装置。 - 【請求項2】 上記保持手段の一方が、両支持体に挟ま
れた部分に固定されており、他方が、両支持体に跨がつ
て取り付けられ支持体に沿つて移動しうるよう設定され
ている請求項1記載の伸長回復率測定装置。 - 【請求項3】 上記保持手段がともに、両支持体に跨が
つて取り付けられ支持体に沿つて移動しうるよう設定さ
れている請求項1記載の伸長回復率測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8894791U JPH0530755U (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 伸長回復率測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8894791U JPH0530755U (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 伸長回復率測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530755U true JPH0530755U (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=13957071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8894791U Pending JPH0530755U (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 伸長回復率測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0530755U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738187U (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-14 | 鐘紡株式会社 | 縫合部強度試験装置 |
JPH08178607A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-07-12 | Renaun:Kk | ストレッチ測長検査装置及びその制御方法 |
KR20210143438A (ko) * | 2020-05-20 | 2021-11-29 | (주)고고싱 | 옷감 신축성 측정 장치 |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP8894791U patent/JPH0530755U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738187U (ja) * | 1993-12-21 | 1995-07-14 | 鐘紡株式会社 | 縫合部強度試験装置 |
JPH08178607A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-07-12 | Renaun:Kk | ストレッチ測長検査装置及びその制御方法 |
KR20210143438A (ko) * | 2020-05-20 | 2021-11-29 | (주)고고싱 | 옷감 신축성 측정 장치 |
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