JPH05307474A - 大規模ソフトウェアの構造確認方法 - Google Patents
大規模ソフトウェアの構造確認方法Info
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- JPH05307474A JPH05307474A JP4110558A JP11055892A JPH05307474A JP H05307474 A JPH05307474 A JP H05307474A JP 4110558 A JP4110558 A JP 4110558A JP 11055892 A JP11055892 A JP 11055892A JP H05307474 A JPH05307474 A JP H05307474A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は大規模ソフトウェアの構造確認方法に
関し,膨大な数のタスク,モジュール等のノードを持つ
大規模ソフトウェアを画面表示した全体的な構造の中で
どの部分に差異があるかを明確に確認することを目的と
する。 【構成】1乃至複数のモジュールで構成する多数のタス
クが相互に関連する大規模ソフトウェアの設計データを
入力して構成する設計段階のタスク間関連モジュール構
成データを作成し,この構成データから左目用の3次元
グラフィックデータを作成する。設計後のソフトウェア
の構造データからタスク間関連モジュール構成を検出し
て,検出された構成データから右目用の3次元グラフィ
ックデータを作成し,左目用と右目用の3次元グラフィ
ックデータから2つの3次元グラフィックデータに差異
がある部分に対してZ軸方向の座標を変化させる立体視
処理を行って表示部に表示することにより差異の部分が
視覚的に浮き上がるよう構成する。
関し,膨大な数のタスク,モジュール等のノードを持つ
大規模ソフトウェアを画面表示した全体的な構造の中で
どの部分に差異があるかを明確に確認することを目的と
する。 【構成】1乃至複数のモジュールで構成する多数のタス
クが相互に関連する大規模ソフトウェアの設計データを
入力して構成する設計段階のタスク間関連モジュール構
成データを作成し,この構成データから左目用の3次元
グラフィックデータを作成する。設計後のソフトウェア
の構造データからタスク間関連モジュール構成を検出し
て,検出された構成データから右目用の3次元グラフィ
ックデータを作成し,左目用と右目用の3次元グラフィ
ックデータから2つの3次元グラフィックデータに差異
がある部分に対してZ軸方向の座標を変化させる立体視
処理を行って表示部に表示することにより差異の部分が
視覚的に浮き上がるよう構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大規模ソフトウェアの構
造確認方法,特に多数のタスク,モジュールによって構
成された大規模ソフトウェアの設計段階と設計後の構造
の差を確認する大規模ソフトウェアの構造確認方法に関
する。
造確認方法,特に多数のタスク,モジュールによって構
成された大規模ソフトウェアの設計段階と設計後の構造
の差を確認する大規模ソフトウェアの構造確認方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】電力,ファクトリオートメーション(F
A),金融システム,交通管制システム等の大規模ソフ
トウェアは,多数のタスク,モジュール等によって構成
されている。ソフトウェアは設計段階におけるタスク間
の相互関係及びタスクモジュール構造が決められて,各
タスク及びモジュールの詳細なソフトウェアの内容が多
くのプログラマにより分散して設計され,設計後に統合
される。ところが,全体の設計段階におけるタスク間の
相互関係及びタスクモジュール構造は,設計後のタスク
間の相互関係及びモジュールの構造(実際の構造)と異
なっている場合が多い。このような相違が発生する理由
としては,次のような理由が挙げられる。
A),金融システム,交通管制システム等の大規模ソフ
トウェアは,多数のタスク,モジュール等によって構成
されている。ソフトウェアは設計段階におけるタスク間
の相互関係及びタスクモジュール構造が決められて,各
タスク及びモジュールの詳細なソフトウェアの内容が多
くのプログラマにより分散して設計され,設計後に統合
される。ところが,全体の設計段階におけるタスク間の
相互関係及びタスクモジュール構造は,設計後のタスク
間の相互関係及びモジュールの構造(実際の構造)と異
なっている場合が多い。このような相違が発生する理由
としては,次のような理由が挙げられる。
【0003】ソフトウェアの単純な製作ミス。 ソフトウェアの性能の向上等のために製作時の構造修
正。 このため,設計の正当性の確認,ソフト保守の確実化の
ためには,その構造の差を正確且つ容易に把握すること
が必要になっている。
正。 このため,設計の正当性の確認,ソフト保守の確実化の
ためには,その構造の差を正確且つ容易に把握すること
が必要になっている。
【0004】一方,従来の2つのソフトウェア(事象)
の構造の違いを見出す方法として,図面にそれぞれの構
造を描き, それらを見比べることによって両者の差異を
検出する方法がある。これは,タスク,モジュール(以
下,これをノードという)が1000を越えるような大
規模ソフトウェアの場合は,図面を作成する手間が膨大
であり,仮に作成したとしても数が多過ぎて差異が判別
しにくくなる。すなわち,図面がほとんど(ノードで)
埋めつくされてしまうためである。
の構造の違いを見出す方法として,図面にそれぞれの構
造を描き, それらを見比べることによって両者の差異を
検出する方法がある。これは,タスク,モジュール(以
下,これをノードという)が1000を越えるような大
規模ソフトウェアの場合は,図面を作成する手間が膨大
であり,仮に作成したとしても数が多過ぎて差異が判別
しにくくなる。すなわち,図面がほとんど(ノードで)
埋めつくされてしまうためである。
【0005】この図面を使用する代わりに,2次元のC
RTディスプレイ上にノードを描く方法がある。この方
法は,図面を作成する場合に比べ,手間が省けるが数が
膨大となって判別しにくくなる問題を解決できない。
RTディスプレイ上にノードを描く方法がある。この方
法は,図面を作成する場合に比べ,手間が省けるが数が
膨大となって判別しにくくなる問題を解決できない。
【0006】更に,他の方法として,2つの構造をテキ
スト表現(例えは,ノード名)して,2つのテキストの
文字列を比較すれば,両者の違いを確実に検出すること
ができる。
スト表現(例えは,ノード名)して,2つのテキストの
文字列を比較すれば,両者の違いを確実に検出すること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したCRTディス
プレイ上にノードを描く方法は,近年のノード数が10
00を越えるような大規模な2つのソフトウェアに対し
て適用しても,両者の違いを検出することが困難である
という問題があった。
プレイ上にノードを描く方法は,近年のノード数が10
00を越えるような大規模な2つのソフトウェアに対し
て適用しても,両者の違いを検出することが困難である
という問題があった。
【0008】更に2つのソフトウェアの構造をテキスト
表現する方法によれば違いを検出できるが,全体のソフ
トウェア構造の中のどの部分に差異があるのかを把握す
ることができない。すなわち,全体を表示しながらその
中のどの部分に差異が発生しているかを簡単に確認でき
ないという問題があった。
表現する方法によれば違いを検出できるが,全体のソフ
トウェア構造の中のどの部分に差異があるのかを把握す
ることができない。すなわち,全体を表示しながらその
中のどの部分に差異が発生しているかを簡単に確認でき
ないという問題があった。
【0009】本発明は膨大な数のタスク,モジュール等
のノードを持つ大規模ソフトウェアを画面表示した全体
的な構造の中でどの部分に差異があるかを明確に確認す
ることを目的とする。
のノードを持つ大規模ソフトウェアを画面表示した全体
的な構造の中でどの部分に差異があるかを明確に確認す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は膨大なノード数
に対応する方法として,立体視手法を採用し,3次元空
間をフルに活用して,表示できるノード数を飛躍的に向
上し,全体的なソフトウェア構造を捉え易くし,2つの
ソフトウェアの差異を明確に表現するため,構造の異な
る部分について,左目用グラフィックデータと右目用グ
ラフィックデータのZ軸の値を変化させて,3次元表示
を行う。これにより,表示画面を左・右の目を通して見
る人に対し,ソフトウェアの全体的な構造の中で構造の
異なる部分が浮き上がるように見せることができる。な
お,両眼立体視により画像(ドット等)を浮き上がるよ
うに視覚させる原理は公知である(例えば,論文『視覚
・認知メカニズムのモデル化とその応用』,人工知能学
会誌,May,1991,P338〜P341参照)。
に対応する方法として,立体視手法を採用し,3次元空
間をフルに活用して,表示できるノード数を飛躍的に向
上し,全体的なソフトウェア構造を捉え易くし,2つの
ソフトウェアの差異を明確に表現するため,構造の異な
る部分について,左目用グラフィックデータと右目用グ
ラフィックデータのZ軸の値を変化させて,3次元表示
を行う。これにより,表示画面を左・右の目を通して見
る人に対し,ソフトウェアの全体的な構造の中で構造の
異なる部分が浮き上がるように見せることができる。な
お,両眼立体視により画像(ドット等)を浮き上がるよ
うに視覚させる原理は公知である(例えば,論文『視覚
・認知メカニズムのモデル化とその応用』,人工知能学
会誌,May,1991,P338〜P341参照)。
【0011】図1は本発明の基本構成図である。図1に
おいて,1はソフトウェア全体の設計を行う設計部,2
は設計されたデータにより表現された第1のタスク間関
連モジュール構成データ,3は左目用の3次元グラフィ
ックデータ作成部,4は作成された左目用の3次元グラ
フィックデータ,5は詳細設計により得られた設計後の
ソフトウェアの構造データ,6はタスク間関連モジュー
ル構成検出部,7は検出された第2のタスク間関連モジ
ュール構成データ,8は右目用の3次元グラフィックデ
ータ作成部,9は右目用の3次元グラフィックデータ,
10は立体視処理部,11は表示部である。
おいて,1はソフトウェア全体の設計を行う設計部,2
は設計されたデータにより表現された第1のタスク間関
連モジュール構成データ,3は左目用の3次元グラフィ
ックデータ作成部,4は作成された左目用の3次元グラ
フィックデータ,5は詳細設計により得られた設計後の
ソフトウェアの構造データ,6はタスク間関連モジュー
ル構成検出部,7は検出された第2のタスク間関連モジ
ュール構成データ,8は右目用の3次元グラフィックデ
ータ作成部,9は右目用の3次元グラフィックデータ,
10は立体視処理部,11は表示部である。
【0012】
【作用】設計者は設計部1において会話形態でタスク,
モジュールのレベルにより設計データ入力を行ってソフ
トウェアの設計を行い,タスク間関連モジュール構成デ
ータ2を得る。このタスク間関連モジュール構成データ
2は,次に左目用の3次元グラフィックデータ作成部3
に供給されて,各タスク及びモジュールを左目用の3次
元座標に相互に関連する形式のグラフィックデータ4が
作成される。
モジュールのレベルにより設計データ入力を行ってソフ
トウェアの設計を行い,タスク間関連モジュール構成デ
ータ2を得る。このタスク間関連モジュール構成データ
2は,次に左目用の3次元グラフィックデータ作成部3
に供給されて,各タスク及びモジュールを左目用の3次
元座標に相互に関連する形式のグラフィックデータ4が
作成される。
【0013】一方,前記の設計段階により作成されたタ
スク間関連モジュール構成データ2に基づいて,タス
ク,モジュールの詳細設計が行われると,設計されたソ
フトウェアの構造データ5が得られる。この構造データ
5はタスク間関連モジュール構成検出部6に供給され
て,ここでタスク,モジュール間の親子関係が抽出され
てその関係を表すタスク間関連モジュール構成データ7
が得られる。このタスク間関連モジュール構成データ7
は,次に右目用の3次元グラフィックデータ作成部8に
供給されて右目用の3次元座標に相互に関連する形式で
グラフィックデータ9が作成される。
スク間関連モジュール構成データ2に基づいて,タス
ク,モジュールの詳細設計が行われると,設計されたソ
フトウェアの構造データ5が得られる。この構造データ
5はタスク間関連モジュール構成検出部6に供給され
て,ここでタスク,モジュール間の親子関係が抽出され
てその関係を表すタスク間関連モジュール構成データ7
が得られる。このタスク間関連モジュール構成データ7
は,次に右目用の3次元グラフィックデータ作成部8に
供給されて右目用の3次元座標に相互に関連する形式で
グラフィックデータ9が作成される。
【0014】作成された左目用の3次元グラフィックデ
ータ4と右目用の3次元グラフィックデータ9は,立体
視処理部10において合成される。この時,2つのデー
タの間でタスクまたはモジュールの構造に差異がある
と,左目用または右目用のデータのZ軸の値を変化させ
る。立体視処理部10で処理したデータは表示部11に
出力されて表示される。この時,ソフトウェアの全体の
構造の中で左目用と右目用のデータ構造により立体視が
実現されるが,2つのソフトウェア構造に差異がある部
分は観察者の両眼視差により,浮き上がって見える。こ
れにより,設計時と設計後のソフトウェア構造の差異を
明確に把握することができる。
ータ4と右目用の3次元グラフィックデータ9は,立体
視処理部10において合成される。この時,2つのデー
タの間でタスクまたはモジュールの構造に差異がある
と,左目用または右目用のデータのZ軸の値を変化させ
る。立体視処理部10で処理したデータは表示部11に
出力されて表示される。この時,ソフトウェアの全体の
構造の中で左目用と右目用のデータ構造により立体視が
実現されるが,2つのソフトウェア構造に差異がある部
分は観察者の両眼視差により,浮き上がって見える。こ
れにより,設計時と設計後のソフトウェア構造の差異を
明確に把握することができる。
【0015】
【実施例】図2は本発明が実施されるハードウェアの構
成例,図3は実施例の処理フロー,図4は設計後の構造
データの例,図5は3次元グラフィックデータ作成の処
理の説明図である。
成例,図3は実施例の処理フロー,図4は設計後の構造
データの例,図5は3次元グラフィックデータ作成の処
理の説明図である。
【0016】図2の構成例は,具体的には3次元の図形
処理プログラムを持つワークステーションにより構成さ
れ,図において,20はCPU(中央処理装置),21
はプログラム及びデータを格納するメモリ(MMで表
示),22はキーボード220やマウス221等の入出
力装置が接続された入出力制御装置,23は設計段階の
タスク間関連モジュール構成データ(図1の3)が格納
されるファイル,24は設計後のタスク間関連モジュー
ル構成データ(図1の7)が格納されたファイル,25
は設計データに基づいて実際に作成されたソフトウェア
の構造データが格納されたファイル,26はイメージデ
ータが格納されるフレームメモリ,27はフレームメモ
リのイメージデータについてプログラムにより加工処理
を行う画像処理プロセッサ,28は表示制御部,29は
ディスプレイ装置である。
処理プログラムを持つワークステーションにより構成さ
れ,図において,20はCPU(中央処理装置),21
はプログラム及びデータを格納するメモリ(MMで表
示),22はキーボード220やマウス221等の入出
力装置が接続された入出力制御装置,23は設計段階の
タスク間関連モジュール構成データ(図1の3)が格納
されるファイル,24は設計後のタスク間関連モジュー
ル構成データ(図1の7)が格納されたファイル,25
は設計データに基づいて実際に作成されたソフトウェア
の構造データが格納されたファイル,26はイメージデ
ータが格納されるフレームメモリ,27はフレームメモ
リのイメージデータについてプログラムにより加工処理
を行う画像処理プロセッサ,28は表示制御部,29は
ディスプレイ装置である。
【0017】図3は実施例の処理フローであり,以下に
図2の構成を参照しながら説明する。最初にあるソフト
ウェアの設計が開始される(図3の30)。この場合図
2のキーボード220,マウス221により設計データ
が入力され(図3の31),ディスプレイ装置29に表
示されて対話形式で設計が行われる。この設計でタスク
間の関係及びタスクに関連するモジュール構成のデータ
がファイル23(図2)に得られる(図3の32)。次
にこのファイル23の設計段階のタスク間関連モジュー
ル構成データを用いて3次元グラフィックデータ作成の
処理が行われ,CPU20及びメモリ21におけるプロ
グラム処理により左目用の3次元グラフィックデータが
作成され,作成されたデータはメモリ21に格納される
(図3の33)。
図2の構成を参照しながら説明する。最初にあるソフト
ウェアの設計が開始される(図3の30)。この場合図
2のキーボード220,マウス221により設計データ
が入力され(図3の31),ディスプレイ装置29に表
示されて対話形式で設計が行われる。この設計でタスク
間の関係及びタスクに関連するモジュール構成のデータ
がファイル23(図2)に得られる(図3の32)。次
にこのファイル23の設計段階のタスク間関連モジュー
ル構成データを用いて3次元グラフィックデータ作成の
処理が行われ,CPU20及びメモリ21におけるプロ
グラム処理により左目用の3次元グラフィックデータが
作成され,作成されたデータはメモリ21に格納される
(図3の33)。
【0018】このファイル23の設計段階のタスク間関
連モジュール構成データに基づいて,実際のソフトウェ
アの詳細が設計されて,その構造データがファイル25
に格納されている。このファイル25の構造データ(図
3の34)は,タスク間関連モジュール構成の検出処理
が行われ(図3の35),タスク間の関係及び各タスク
とモジュールの間の親子関係(従属関係)が検出され,
タスク間関連モジュール構成データがファイル24に格
納される(図3の36)。このファイル24のタスク間
関連モジュール構成データに対して右目用の3次元グラ
フィックデータ作成の処理が実行されて(図3の3
7),作成された3次元グラフィックデータはメモリ2
1に格納される。
連モジュール構成データに基づいて,実際のソフトウェ
アの詳細が設計されて,その構造データがファイル25
に格納されている。このファイル25の構造データ(図
3の34)は,タスク間関連モジュール構成の検出処理
が行われ(図3の35),タスク間の関係及び各タスク
とモジュールの間の親子関係(従属関係)が検出され,
タスク間関連モジュール構成データがファイル24に格
納される(図3の36)。このファイル24のタスク間
関連モジュール構成データに対して右目用の3次元グラ
フィックデータ作成の処理が実行されて(図3の3
7),作成された3次元グラフィックデータはメモリ2
1に格納される。
【0019】次に左目用のグラフィックデータと右目用
のグラフィックデータは画像処理プロセッサ27に入力
されて(図3の38),立体視処理が行われる(図3の
39)。立体視処理が行われた後,フレームメモリ26
に格納され,その内容は表示制御部28によりディスプ
レイ装置29に表示制御される。
のグラフィックデータは画像処理プロセッサ27に入力
されて(図3の38),立体視処理が行われる(図3の
39)。立体視処理が行われた後,フレームメモリ26
に格納され,その内容は表示制御部28によりディスプ
レイ装置29に表示制御される。
【0020】上記図3の処理において使用する設計後の
構造データの例を図4に示す。この例は,設計後のリス
トコードをコンパイルしたものであり,タスクまたはモ
ジュールの名称が「シンボル(Symbol) 」の欄に配置さ
れ, その後に「Value」, 「Defined By」の各欄が定義
され,その後に呼び出し元であるタスクまたはモジュー
ル名称が「Referenced By 」の欄に表示されている。
構造データの例を図4に示す。この例は,設計後のリス
トコードをコンパイルしたものであり,タスクまたはモ
ジュールの名称が「シンボル(Symbol) 」の欄に配置さ
れ, その後に「Value」, 「Defined By」の各欄が定義
され,その後に呼び出し元であるタスクまたはモジュー
ル名称が「Referenced By 」の欄に表示されている。
【0021】このような構造データにより,「子」−
「親」の関係が表示されており,上記図3のステップ3
5のタスク間関連モジュール構成の検出処理では,この
「子」−「親」の関係を逆転させて「親」−「子」関係
として検出する。
「親」の関係が表示されており,上記図3のステップ3
5のタスク間関連モジュール構成の検出処理では,この
「子」−「親」の関係を逆転させて「親」−「子」関係
として検出する。
【0022】図5は3次元グラフィックデータ作成の処
理の説明図であり,この処理は上記図3のステップ33
及び37で実行される。図5のA.はタスクのマッピン
グを示し,タスク間関連モジュール構成の中の各タスク
をA.に示すような3次元の座標系に配置する。各タス
クはZ軸の値を固定して,X,Y平面に配置する。タス
クの配置位置は任意であるが,ある一定の規則に従って
マッピングする。A.の配置例では,X,Y平面上にN
個のタスクを配置する場合,X軸方向とY軸方向にNの
平方根に対応する個数のタスクを等間隔に配置してN個
のタスクの座標値が決められる。
理の説明図であり,この処理は上記図3のステップ33
及び37で実行される。図5のA.はタスクのマッピン
グを示し,タスク間関連モジュール構成の中の各タスク
をA.に示すような3次元の座標系に配置する。各タス
クはZ軸の値を固定して,X,Y平面に配置する。タス
クの配置位置は任意であるが,ある一定の規則に従って
マッピングする。A.の配置例では,X,Y平面上にN
個のタスクを配置する場合,X軸方向とY軸方向にNの
平方根に対応する個数のタスクを等間隔に配置してN個
のタスクの座標値が決められる。
【0023】次に上記のように配置されたタスクに属す
る各モジュールを図5のB.及びC.に示すようにマッ
ピングする。B.は左目用のマッピングの例で,C.は
右目用のマッピングの例であり,それぞれ各タスクが立
方体の形状のグラフィックデータにより表現され,モジ
ュールは小さい丸のグラフィックデータにより表現さ
れ,関連のあるタスク間及びタスクとそれに属する(親
子関係を持つ)モジュールの間は実線により表示され
る。B.及びC.の例では左目用の各タスクT1〜T3
と右目用の各タスクT1’〜T3’の位置は同じ位置に
固定され,各タスクT2,T3とT2’,T3’に関し
てはそれぞれに属するモジュールの構成が同じであり,
配置も同じとなる。
る各モジュールを図5のB.及びC.に示すようにマッ
ピングする。B.は左目用のマッピングの例で,C.は
右目用のマッピングの例であり,それぞれ各タスクが立
方体の形状のグラフィックデータにより表現され,モジ
ュールは小さい丸のグラフィックデータにより表現さ
れ,関連のあるタスク間及びタスクとそれに属する(親
子関係を持つ)モジュールの間は実線により表示され
る。B.及びC.の例では左目用の各タスクT1〜T3
と右目用の各タスクT1’〜T3’の位置は同じ位置に
固定され,各タスクT2,T3とT2’,T3’に関し
てはそれぞれに属するモジュールの構成が同じであり,
配置も同じとなる。
【0024】一方,左目用のタスクT1と右目用のタス
クT1’とはそれぞれに属するモジュールの構成に違い
があり,図5のD.に示すように3次元座標の位置を決
める。すなわち,左目用のタスクT1に属するモジュー
ルm1及びm2のそれぞれの3次元座標は(X1 ,
Y1 ,Z1 ),(X2 ,Y2 ,Z2 )である。これに対
し右目用のタスクT1’に属するモジュールm1’はタ
スクT1のモジュールm1に対応する位置のモジュール
であり,モジュールm2’はタスクT1のモジュールm
2に対応する位置のモジュールである。そして,モジュ
ールm3’はタスクT1に対応するモジュールが存在し
ない。
クT1’とはそれぞれに属するモジュールの構成に違い
があり,図5のD.に示すように3次元座標の位置を決
める。すなわち,左目用のタスクT1に属するモジュー
ルm1及びm2のそれぞれの3次元座標は(X1 ,
Y1 ,Z1 ),(X2 ,Y2 ,Z2 )である。これに対
し右目用のタスクT1’に属するモジュールm1’はタ
スクT1のモジュールm1に対応する位置のモジュール
であり,モジュールm2’はタスクT1のモジュールm
2に対応する位置のモジュールである。そして,モジュ
ールm3’はタスクT1に対応するモジュールが存在し
ない。
【0025】このタスクT1’の各モジュールm1’〜
m3’の3次元座標の各パラメータは,D.に示すよう
なものとする。 m1’: X1 ,Y1 ,Z m3’: Xn ,Y1 ,Z m2’: X2 ,Y2 ,Z ここで,XnとZは次の値を取る。
m3’の3次元座標の各パラメータは,D.に示すよう
なものとする。 m1’: X1 ,Y1 ,Z m3’: Xn ,Y1 ,Z m2’: X2 ,Y2 ,Z ここで,XnとZは次の値を取る。
【0026】 Xn=X1 +{(X2 −X1 )/(N−1)}×(n−2) Z =Z2 +(Z2 −Z1 )×(N−2)×α 但し,Nはモジュール数でN≧3とし,n=3,4・・
Nである。また,αは設定された定数である。
Nである。また,αは設定された定数である。
【0027】このようにモジュールm3’のX座標の値
Xnと各モジュールm1’〜m3’のZ座標の値を設定
すると,これら3つのモジュールが両眼視差により浮き
上がって見え,その程度はαの値により変化する。
Xnと各モジュールm1’〜m3’のZ座標の値を設定
すると,これら3つのモジュールが両眼視差により浮き
上がって見え,その程度はαの値により変化する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば大規模なソフトウェアを
構築する場合,設計段階の構造と設計後の構造(実際の
構造)が異なることがあっても,容易に短時間で,且つ
正確に構造の差異を把握することが可能となる。これに
より近年重要な課題になっているソフトウェア保守の問
題の解決を強力に支援することができる。
構築する場合,設計段階の構造と設計後の構造(実際の
構造)が異なることがあっても,容易に短時間で,且つ
正確に構造の差異を把握することが可能となる。これに
より近年重要な課題になっているソフトウェア保守の問
題の解決を強力に支援することができる。
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明が実施されるハードウェアの構成例であ
る。
る。
【図3】実施例の処理フローである。
【図4】設計後の構造データの例である。
【図5】3次元グラフィックデータ作成の処理の説明図
である。
である。
1 設計部 2 第1のタスク間関連モジュール構成データ 3 左目用の3次元グラフィックデータ作成部 4 左目用の3次元グラフィックデータ 5 設計後のソフトウェアの構造データ 6 タスク間関連モジュール構成検出部 7 第2のタスク間関連モジュール構成データ 8 右目用の3次元グラフィックデータ作成部 9 右目用の3次元グラフィックデータ 10 立体視処理部 11 表示部
Claims (1)
- 【請求項1】 1乃至複数のモジュールで構成する多数
のタスクが相互に関連する大規模ソフトウェアの設計デ
ータを入力して構成する設計段階のタスク間関連モジュ
ール構成データを作成し,該設計段階のタスク間関連モ
ジュール構成データから左目用の3次元グラフィックデ
ータを作成し,実際に設計されたソフトウェアの構造デ
ータからタスク間関連モジュール構成を検出し,設計後
のタスク間関連モジュール構成データを作成し,該設計
後のタスク間関連モジュール構成データから右目用の3
次元グラフィックデータを作成し,上記左目用及び右目
用の3次元グラフィックデータを入力して2つの3次元
グラフィックデータに差異がある部分に対してZ軸方向
の座標を変化させる立体視処理を行い,立体視処理を行
った左右のグラフィックデータを表示部に表示すること
により2つのソフトウェアの差異の部分を両眼視により
立体的に浮き上がるように見せることを特徴とする大規
模ソフトウェアの構造確認方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4110558A JPH05307474A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 大規模ソフトウェアの構造確認方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4110558A JPH05307474A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 大規模ソフトウェアの構造確認方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05307474A true JPH05307474A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=14538878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4110558A Pending JPH05307474A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 大規模ソフトウェアの構造確認方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05307474A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020184259A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 株式会社日立製作所 | ソフトウェア解析支援システムおよびそのコンピュータプログラム |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4110558A patent/JPH05307474A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020184259A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 株式会社日立製作所 | ソフトウェア解析支援システムおよびそのコンピュータプログラム |
CN113678099A (zh) * | 2019-05-09 | 2021-11-19 | 株式会社日立制作所 | 软件分析辅助系统及其计算机程序 |
US11693653B2 (en) | 2019-05-09 | 2023-07-04 | Hitachi, Ltd. | Software analysis support system and computer program therefor |
CN113678099B (zh) * | 2019-05-09 | 2023-08-11 | 株式会社日立制作所 | 软件分析辅助系统及其计算机可读记录介质 |
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