JPH05307095A - 放射性液体を収容しているタンクの壁の非破壊検査方法及び装置 - Google Patents
放射性液体を収容しているタンクの壁の非破壊検査方法及び装置Info
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- JPH05307095A JPH05307095A JP5006198A JP619893A JPH05307095A JP H05307095 A JPH05307095 A JP H05307095A JP 5006198 A JP5006198 A JP 5006198A JP 619893 A JP619893 A JP 619893A JP H05307095 A JPH05307095 A JP H05307095A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ガンマ線を放射する少なくとも1つの放射性
元素がほぼ均一に分配した液体を収容するタンクの壁の
非破壊検査用の方法と装置を提供する。 【構成】 タンクはガンマ線を放出する放射性元素が実
質的に均一に分配した液体を収容している。光子検知器
15を壁12の測定帯域の外表面の近くに配置し、液体
7に分配した放射性元素によって放出され、壁12の測
定帯域を通った光子に関してカウントが行われ、カウン
トによって決定された光子数を放射性元素によって放出
され壁の基準帯域を通った基準数と比較する。そして、
このことから、壁12の測定帯域に欠陥が存在するか否
かを推論する。検査装置は、チャネル又は窓17が貫通
する重金属製のコリメータ16の一端に配置された光子
検出器15を備える。
元素がほぼ均一に分配した液体を収容するタンクの壁の
非破壊検査用の方法と装置を提供する。 【構成】 タンクはガンマ線を放出する放射性元素が実
質的に均一に分配した液体を収容している。光子検知器
15を壁12の測定帯域の外表面の近くに配置し、液体
7に分配した放射性元素によって放出され、壁12の測
定帯域を通った光子に関してカウントが行われ、カウン
トによって決定された光子数を放射性元素によって放出
され壁の基準帯域を通った基準数と比較する。そして、
このことから、壁12の測定帯域に欠陥が存在するか否
かを推論する。検査装置は、チャネル又は窓17が貫通
する重金属製のコリメータ16の一端に配置された光子
検出器15を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性液体を収容して
いるタンクの壁、特に、液体ナトリウムで冷却される高
速中性子炉の容器の壁の非破壊検査用の方法及び装置に
関する。
いるタンクの壁、特に、液体ナトリウムで冷却される高
速中性子炉の容器の壁の非破壊検査用の方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一体型の高速中性子炉は、主容器と呼ば
れる非常に大きな寸法形状の容器を備え、この主容器は
通常液体ナトリウムからなる原子炉の一次冷却液を収容
しており、一次冷却液には、炉心、原子炉の内部構造及
び原子炉の下部構造物が沈められている。原子炉の下部
構造物は、容器を上部分で閉鎖するスラブを貫通して容
器の中に通っている熱交換器及びポンプからなる。
れる非常に大きな寸法形状の容器を備え、この主容器は
通常液体ナトリウムからなる原子炉の一次冷却液を収容
しており、一次冷却液には、炉心、原子炉の内部構造及
び原子炉の下部構造物が沈められている。原子炉の下部
構造物は、容器を上部分で閉鎖するスラブを貫通して容
器の中に通っている熱交換器及びポンプからなる。
【0003】炉の主容器は、成形され、長い溶接線に沿
った突合わせ溶接によって組立てられたステンレス鋼板
からできている。主容器は安全容器と呼ばれる第2の容
器の内側に配置され、この安全容器と共にほぼ一定幅の
容器間の空間を形成している。酸化性雰囲気と接触して
自然発火する可能性のある液体ナトリウムが存在するた
め、ナトリウム域は一般的にはアルゴンからなる中性ガ
ス雰囲気で囲まれている、この中性ガス雰囲気は、特に
容器間の空間に充填されている。
った突合わせ溶接によって組立てられたステンレス鋼板
からできている。主容器は安全容器と呼ばれる第2の容
器の内側に配置され、この安全容器と共にほぼ一定幅の
容器間の空間を形成している。酸化性雰囲気と接触して
自然発火する可能性のある液体ナトリウムが存在するた
め、ナトリウム域は一般的にはアルゴンからなる中性ガ
ス雰囲気で囲まれている、この中性ガス雰囲気は、特に
容器間の空間に充填されている。
【0004】原子炉の容器の製造は、大変特別な予防措
置を受け、作業の全ての段階で数多くの検査を受ける
が、容器が欠陥の発達する可能性が実質的に零であるた
め安全性を損なうことのない欠陥を有することがある。
更に、製造中に検知され、許容されるため、容器の壁の
部分を作る板の局部的な厚さの不足や、溶接の緻密さの
不足のような欠陥が知られている。
置を受け、作業の全ての段階で数多くの検査を受ける
が、容器が欠陥の発達する可能性が実質的に零であるた
め安全性を損なうことのない欠陥を有することがある。
更に、製造中に検知され、許容されるため、容器の壁の
部分を作る板の局部的な厚さの不足や、溶接の緻密さの
不足のような欠陥が知られている。
【0005】原子炉の運転のある期間の後、これらの欠
陥の大いに起こりそうもない成長を検知するため、非破
壊検査が壁の対応する帯域に関して、原子炉の運転停止
の間に一定間隔で行なわれる。更に、クラックのような
ある種の欠陥が原子炉の運転中に容器の壁に発生するこ
とがあるので、勿論、これらの欠陥の発生後出来るだけ
早くこれらの欠陥を検知することが必要である。
陥の大いに起こりそうもない成長を検知するため、非破
壊検査が壁の対応する帯域に関して、原子炉の運転停止
の間に一定間隔で行なわれる。更に、クラックのような
ある種の欠陥が原子炉の運転中に容器の壁に発生するこ
とがあるので、勿論、これらの欠陥の発生後出来るだけ
早くこれらの欠陥を検知することが必要である。
【0006】放射線透過写真術、磁粒検査、浸透探傷試
験及び超音波試験法又は渦電流試験法のような種々の非
破壊検査法が知られており、これらの検査法を、原子炉
のような工業的組立て品の質的状態及び要素の完全性を
試験するために用いることができる。しかしながら、こ
れらの検査法の使用は、高速中性子炉の主容器の壁の検
査を行うには、不可能ではないにしても、困難であるこ
とが判明している。容器の内部は、炉の作動停止時の間
でさえも現実には入ることができない、というのは、こ
の容器は大変高い放射能を有し、そして、高温且つ放射
性の液体金属で満たされた炉心を収容しているからであ
る。
験及び超音波試験法又は渦電流試験法のような種々の非
破壊検査法が知られており、これらの検査法を、原子炉
のような工業的組立て品の質的状態及び要素の完全性を
試験するために用いることができる。しかしながら、こ
れらの検査法の使用は、高速中性子炉の主容器の壁の検
査を行うには、不可能ではないにしても、困難であるこ
とが判明している。容器の内部は、炉の作動停止時の間
でさえも現実には入ることができない、というのは、こ
の容器は大変高い放射能を有し、そして、高温且つ放射
性の液体金属で満たされた炉心を収容しているからであ
る。
【0007】原子炉が定期点検にはいった後、主容器の
壁は容器の外側からのみ点検され、この作業は遠隔操作
でおこなわれなければならない。というのは、容器のま
わりには中性ガス雰囲気が存在し、原子炉の運転停止時
の間でさえ高温の液体ナトリウムを収容する容器は高温
であり、強いガンマ線があるからである。高速中性子炉
の主容器の作動中の検査を行うために、遠隔操作で動く
ヒンジ止めされたトロリーを用いて、検査装置を、容器
間の空間で主容器の外側面近傍で動かすことが提案され
ている。しかしながら、原子炉の主容器のあらゆる帯域
又は容器全体の検査を簡単に行うための可動のトロリー
に結合することができる検査装置は、知られていない。
壁は容器の外側からのみ点検され、この作業は遠隔操作
でおこなわれなければならない。というのは、容器のま
わりには中性ガス雰囲気が存在し、原子炉の運転停止時
の間でさえ高温の液体ナトリウムを収容する容器は高温
であり、強いガンマ線があるからである。高速中性子炉
の主容器の作動中の検査を行うために、遠隔操作で動く
ヒンジ止めされたトロリーを用いて、検査装置を、容器
間の空間で主容器の外側面近傍で動かすことが提案され
ている。しかしながら、原子炉の主容器のあらゆる帯域
又は容器全体の検査を簡単に行うための可動のトロリー
に結合することができる検査装置は、知られていない。
【0008】ガンマ線、即ち、点放射源の形の放射性物
質によって放出された一定エネルギの光子束を用いる非
破壊検査法が知られている。光子は、ある厚さの検査す
る材料を通過することができ、その材料を通過した光子
束は、欠陥の存在によって変形される。材料を通過した
後の光子束を計数又は計測することによって、材料中の
欠陥の存在を検知することができる。
質によって放出された一定エネルギの光子束を用いる非
破壊検査法が知られている。光子は、ある厚さの検査す
る材料を通過することができ、その材料を通過した光子
束は、欠陥の存在によって変形される。材料を通過した
後の光子束を計数又は計測することによって、材料中の
欠陥の存在を検知することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】壁を検査する場合に
は、ガンマ線エミッタ及び光子検知器をこの壁の両側の
対応する位置に配置する必要がある。主容器の内側に検
査装置を配置することが不可能であるため、このような
方法を高速中性子炉の主容器に適用することはできな
い。
は、ガンマ線エミッタ及び光子検知器をこの壁の両側の
対応する位置に配置する必要がある。主容器の内側に検
査装置を配置することが不可能であるため、このような
方法を高速中性子炉の主容器に適用することはできな
い。
【0010】同様に、加圧水型原子炉の容器の場合も、
原子炉の作動中に容器の内部空間に入ることが不可能で
あり、この結果、従来技術の方法に従って点放射源によ
って放出されたガンマ線を用いて、作動中に容器の壁の
検査を行うことは不可能である。炉心が沈められている
原子炉冷却用液体を収容する容器を備える原子炉の場
合、冷却液は、原子炉運転中には、例えば、中性子ボン
バード作用によって、放射能を与えられることがある。
原子炉の作動中に容器の内部空間に入ることが不可能で
あり、この結果、従来技術の方法に従って点放射源によ
って放出されたガンマ線を用いて、作動中に容器の壁の
検査を行うことは不可能である。炉心が沈められている
原子炉冷却用液体を収容する容器を備える原子炉の場
合、冷却液は、原子炉運転中には、例えば、中性子ボン
バード作用によって、放射能を与えられることがある。
【0011】冷却液がナトリウムの場合、炉心からの中
性子ボンバードは、ナトリウムの2つの放射性同位体、
即ち、ナトリウム22とナトリウム24、を発生させる。容
器を満たす液体ナトリウム域の全体に分配したこれらの
2つの同位元素が、ガンマ線エミッタである。加圧水で
冷却される原子炉の場合には、原子炉の作動中に核反応
が起こり、容器を満たす一次冷却水域に分配された放射
性の窒素16が発生する。作動中に容器の中で連続的に発
生した窒素16は、その放射能のためガンマ線を放射す
る。
性子ボンバードは、ナトリウムの2つの放射性同位体、
即ち、ナトリウム22とナトリウム24、を発生させる。容
器を満たす液体ナトリウム域の全体に分配したこれらの
2つの同位元素が、ガンマ線エミッタである。加圧水で
冷却される原子炉の場合には、原子炉の作動中に核反応
が起こり、容器を満たす一次冷却水域に分配された放射
性の窒素16が発生する。作動中に容器の中で連続的に発
生した窒素16は、その放射能のためガンマ線を放射す
る。
【0012】貯蔵部又はタンクは、更に一般的に原子力
産業において用いられており、このタンクは、1又はそ
れ以上のガンマ線を放射する放射性元素が分配された液
体を収容することを意図している。タンクに収容された
液体内に収容され、分配された放射性元素は、従来、タ
ンクの壁の非破壊検査を行うためには決して使用されて
いなかった。
産業において用いられており、このタンクは、1又はそ
れ以上のガンマ線を放射する放射性元素が分配された液
体を収容することを意図している。タンクに収容された
液体内に収容され、分配された放射性元素は、従来、タ
ンクの壁の非破壊検査を行うためには決して使用されて
いなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段】これ故、本発明の目的
は、ガンマ線を放射する少なくとも1つの放射性元素が
ほぼ均一に分配した液体を収容するタンクの壁の非破壊
検査用の方法を提供することであり、この方法は、壁の
測定帯域の外表面の近くの光子を計数し、計数によって
決定された光子数を光子の基準数と比較することからな
り、このことから壁の測定帯域に欠陥が存在するか否か
を推論するための方法である。この方法は、検査装置を
容器の内部に導入することなく、且つ、大変高い信頼性
をもって、簡単に壁の欠陥を検知できる。
は、ガンマ線を放射する少なくとも1つの放射性元素が
ほぼ均一に分配した液体を収容するタンクの壁の非破壊
検査用の方法を提供することであり、この方法は、壁の
測定帯域の外表面の近くの光子を計数し、計数によって
決定された光子数を光子の基準数と比較することからな
り、このことから壁の測定帯域に欠陥が存在するか否か
を推論するための方法である。この方法は、検査装置を
容器の内部に導入することなく、且つ、大変高い信頼性
をもって、簡単に壁の欠陥を検知できる。
【0014】この目的のため、液体にほぼ均一に分配し
た放射性元素によって放出され壁の測定帯域を通る光子
に関して計数が行われる。そして、基準数は放射性元素
によって放射され壁の基準帯域を通った光子数である。
本発明のより良い理解のため、制限しない例として、液
体ナトリウムで冷却される高速中性子炉の主容器の壁の
非破壊検査用の方法を以下詳細に説明する。
た放射性元素によって放出され壁の測定帯域を通る光子
に関して計数が行われる。そして、基準数は放射性元素
によって放射され壁の基準帯域を通った光子数である。
本発明のより良い理解のため、制限しない例として、液
体ナトリウムで冷却される高速中性子炉の主容器の壁の
非破壊検査用の方法を以下詳細に説明する。
【0015】
【実施例】図1は、液体ナトリウムで冷却される一体型
の高速中性子炉を示す。この原子炉は、全体として符号
1で示す大きな寸法形状の容器を備え、この容器1は、
容器1の上部を閉じ、原子炉のコンクリート構造物3に
載ったスラブ2から吊り下げられている。
の高速中性子炉を示す。この原子炉は、全体として符号
1で示す大きな寸法形状の容器を備え、この容器1は、
容器1の上部を閉じ、原子炉のコンクリート構造物3に
載ったスラブ2から吊り下げられている。
【0016】容器1は、ある間隔をもって、一方を他方
の内側に配置した、2つのステンレス鋼のケーシング
4、5からなる。内側ケーシング4は原子炉の主容器を
構成し、外側のケーシング5は安全容器を構成する。主
容器4は液体ナトリウム域を収容し、その中に並置した
燃料集合体からなる原子炉の炉心8が沈められている。
の内側に配置した、2つのステンレス鋼のケーシング
4、5からなる。内側ケーシング4は原子炉の主容器を
構成し、外側のケーシング5は安全容器を構成する。主
容器4は液体ナトリウム域を収容し、その中に並置した
燃料集合体からなる原子炉の炉心8が沈められている。
【0017】容器4は、炉心を支持し、容器の内部容積
を異なった温度の液体ナトリウムを受け入れるようにな
った種々の帯域に分離する種々の内部構造物を収容す
る。容器に収容された液体ナトリウムの種々の帯域間で
の循環は、特に、9のような中間熱交換機の内側で及び
10のようなポンプによって起こる。中間熱交換器9の
内側で冷却された液体ナトリウムは、炉心8の燃料集合
体を冷却するために、ポンプ10によって炉心の基部に
注入される。原子炉の高温マニホールドで、炉心8の上
部を出た高温のナトリウムは、中間熱交換器9に入り、
中間熱交換器9の中で、ナトリウムは二次冷却液体ナト
リウムを加熱し、原子炉の低温マニホールド内に再び現
れる前に冷却される。
を異なった温度の液体ナトリウムを受け入れるようにな
った種々の帯域に分離する種々の内部構造物を収容す
る。容器に収容された液体ナトリウムの種々の帯域間で
の循環は、特に、9のような中間熱交換機の内側で及び
10のようなポンプによって起こる。中間熱交換器9の
内側で冷却された液体ナトリウムは、炉心8の燃料集合
体を冷却するために、ポンプ10によって炉心の基部に
注入される。原子炉の高温マニホールドで、炉心8の上
部を出た高温のナトリウムは、中間熱交換器9に入り、
中間熱交換器9の中で、ナトリウムは二次冷却液体ナト
リウムを加熱し、原子炉の低温マニホールド内に再び現
れる前に冷却される。
【0018】中間熱交換器9内で加熱された二次冷却ナ
トリウムは、容器1の外の蒸気発生器で蒸気を発生させ
るのに用いられる。原子炉の主容器4の内側を循環する
液体ナトリウムは、炉心の内側で強い放射線、特に炉心
によって作られた高速中性子による中性子ボンバードを
受ける。この放射線の作用で、ナトリウム22(22Na)
及びナトリウム24(24Na)のような放射性同位体が、
容器の中で冷却液体として用いられるナトリウムの中で
核反応によって形成される。
トリウムは、容器1の外の蒸気発生器で蒸気を発生させ
るのに用いられる。原子炉の主容器4の内側を循環する
液体ナトリウムは、炉心の内側で強い放射線、特に炉心
によって作られた高速中性子による中性子ボンバードを
受ける。この放射線の作用で、ナトリウム22(22Na)
及びナトリウム24(24Na)のような放射性同位体が、
容器の中で冷却液体として用いられるナトリウムの中で
核反応によって形成される。
【0019】従って、原子炉の運転のある期間の後、容
器内の冷却用ナトリウムは、特に、ナトリウム域全体に
わたって分配された22Na及び24Naのような放射性元
素の存在により著しい放射能を帯びる。22Na及び24N
aはガンマ線バンドに対応するエネルギーをもった光子
を放出する。
器内の冷却用ナトリウムは、特に、ナトリウム域全体に
わたって分配された22Na及び24Naのような放射性元
素の存在により著しい放射能を帯びる。22Na及び24N
aはガンマ線バンドに対応するエネルギーをもった光子
を放出する。
【0020】22Naの半減期は2.6 年であり、24Naの
半減期は15時間である。従って、原子炉の停止後、ナト
リウムの放射能の一定の減少、特に、放射性元素22Na
及び24Naの放射能の減少が生じる。24Naの比放射能
は、22Naの比放射能より実質的に高い。本発明の範囲
では、主容器4の壁の検査を行うために、主容器4を満
たすナトリウム中に均一に分配された放射性元素によっ
て放出されるガンマ線の使用に考慮を払っている。
半減期は15時間である。従って、原子炉の停止後、ナト
リウムの放射能の一定の減少、特に、放射性元素22Na
及び24Naの放射能の減少が生じる。24Naの比放射能
は、22Naの比放射能より実質的に高い。本発明の範囲
では、主容器4の壁の検査を行うために、主容器4を満
たすナトリウム中に均一に分配された放射性元素によっ
て放出されるガンマ線の使用に考慮を払っている。
【0021】壁の検査を行うためのガンマ線源のような
用途の範囲では、24Naだけが満足のいく条件で検査を
行うのに十分な放射能を有している。一方、半減期が比
較的短いため、検査中この元素の放射能の減少は、まっ
たく気付くほどである。下記において説明するように、
本発明による検査方法は、時間とともにこの減少を考慮
して実行される。
用途の範囲では、24Naだけが満足のいく条件で検査を
行うのに十分な放射能を有している。一方、半減期が比
較的短いため、検査中この元素の放射能の減少は、まっ
たく気付くほどである。下記において説明するように、
本発明による検査方法は、時間とともにこの減少を考慮
して実行される。
【0022】図2及び図3は、本発明による原子炉のあ
る運転期間後に、特にナトリウム24と含有する放射性
液体ナトリウム域7を収容している原子炉の主容器4の
壁12の検査を行うための本発明による方法を実施する
ことを可能にする装置を示す。検査は、原子炉の停止
後、即ち、制御棒を炉心8の内側の最大挿入位置に係合
させた後、そして、原子炉の停止後35時間程度の時間
が経過し、原子炉の放射能が実質的に減少した後に行わ
れる。
る運転期間後に、特にナトリウム24と含有する放射性
液体ナトリウム域7を収容している原子炉の主容器4の
壁12の検査を行うための本発明による方法を実施する
ことを可能にする装置を示す。検査は、原子炉の停止
後、即ち、制御棒を炉心8の内側の最大挿入位置に係合
させた後、そして、原子炉の停止後35時間程度の時間
が経過し、原子炉の放射能が実質的に減少した後に行わ
れる。
【0023】このようにして、検査に用いられる装置が
装置を作っている材料にとって強すぎて耐えられない放
射線にさらされてるのを回避する。更に、これは又、炉
心から直接くる放射能と、冷却ナトリウム域からくる放
射線との過度の干渉を回避する。もしこのような過度の
干渉があると、測定値を解析困難にす。
装置を作っている材料にとって強すぎて耐えられない放
射線にさらされてるのを回避する。更に、これは又、炉
心から直接くる放射能と、冷却ナトリウム域からくる放
射線との過度の干渉を回避する。もしこのような過度の
干渉があると、測定値を解析困難にす。
【0024】図2に示すように、検査に用いる装置14
は、主容器4の壁12と安全容器5の間に形成された容
器間の空間13の内部に導入される。装置14は、導線
によって電子処理モジュール15bに接続されている感
応表面15aを有する光子検知器15と、鉛又は鉛重合
金で作られ、光子検知器15の感応表面15aと整列し
て置かれた窓及びコリメーションチャネル17を有する
コリメータ16とからなる。
は、主容器4の壁12と安全容器5の間に形成された容
器間の空間13の内部に導入される。装置14は、導線
によって電子処理モジュール15bに接続されている感
応表面15aを有する光子検知器15と、鉛又は鉛重合
金で作られ、光子検知器15の感応表面15aと整列し
て置かれた窓及びコリメーションチャネル17を有する
コリメータ16とからなる。
【0025】図2及び図3でわかるように、コリメータ
16は全体として平行六面体形状の鉛又は重合金のブロ
ックからなり、その一方の端のにある光子検知器15の
ためのハウジングと、長手方向に沿って貫通するチャネ
ル17とを備える。チャネル17は、図3でわかるよう
に、横断面が、コリメータの窓17aを構成するスリッ
トの形状を有する。
16は全体として平行六面体形状の鉛又は重合金のブロ
ックからなり、その一方の端のにある光子検知器15の
ためのハウジングと、長手方向に沿って貫通するチャネ
ル17とを備える。チャネル17は、図3でわかるよう
に、横断面が、コリメータの窓17aを構成するスリッ
トの形状を有する。
【0026】図2及び図3に示す実施例では、壁12の
近くでチャネル17の入口部分を構成する窓17aは、
互いに平行な2つの列に配置されている。一定のエネル
ギをもった光子からなるガンマ線は、ナトリウム24か
らなるガンマ線エミッタを分配した放射性ナトリウム域
7から、壁12及びコリメータ16のチャネル17を通
って、検知器15の感応表面に差し向けられる。
近くでチャネル17の入口部分を構成する窓17aは、
互いに平行な2つの列に配置されている。一定のエネル
ギをもった光子からなるガンマ線は、ナトリウム24か
らなるガンマ線エミッタを分配した放射性ナトリウム域
7から、壁12及びコリメータ16のチャネル17を通
って、検知器15の感応表面に差し向けられる。
【0027】検査は、断面がコリメータの入口部分の横
断面、即ち、チャネル17が通っている鉛又は重合金で
作られた片の横断面に相当している壁の測定帯域につい
て連続的に行われる。検査装置14に対向して位置する
壁12の帯域が完全に正常であり欠陥を有していない場
合には、所定時間中に、ナトリウム7によって放出され
て壁の測定帯域を通る光子の数は、放射性元素、即ち、
ナトリウム域7に含まれるナトリウム24、の放射能に
のみ依存する。
断面、即ち、チャネル17が通っている鉛又は重合金で
作られた片の横断面に相当している壁の測定帯域につい
て連続的に行われる。検査装置14に対向して位置する
壁12の帯域が完全に正常であり欠陥を有していない場
合には、所定時間中に、ナトリウム7によって放出され
て壁の測定帯域を通る光子の数は、放射性元素、即ち、
ナトリウム域7に含まれるナトリウム24、の放射能に
のみ依存する。
【0028】一方、例えば、クラックからなる18のよ
うな欠陥が壁12に存在する場合には、ナトリウム7に
含まれる放射性元素によって壁12を通して放出される
光子の数は、正常である壁の帯域を通る場合の光子の数
と異なる。基準帯域及び測定帯域を通して放出される光
子の数を比較することによって、壁が測定帯域に少なく
とも1つの欠陥を有しているかどうかを決定することが
できる。
うな欠陥が壁12に存在する場合には、ナトリウム7に
含まれる放射性元素によって壁12を通して放出される
光子の数は、正常である壁の帯域を通る場合の光子の数
と異なる。基準帯域及び測定帯域を通して放出される光
子の数を比較することによって、壁が測定帯域に少なく
とも1つの欠陥を有しているかどうかを決定することが
できる。
【0029】一般に、クラックのような欠陥を有する帯
域を通して放出される光子の数は、正常な壁の帯域を通
して放出される光子の数より多い。適合した電子モジュ
ールを用いて行なわれる種々の形式の処理を考えること
ができる。第1の形式の処理では、検知器15に達する
光子を、一定数に達するまで計数し、この所定数の光子
の放出及び計数に必要な時間を測定することが可能であ
る。
域を通して放出される光子の数は、正常な壁の帯域を通
して放出される光子の数より多い。適合した電子モジュ
ールを用いて行なわれる種々の形式の処理を考えること
ができる。第1の形式の処理では、検知器15に達する
光子を、一定数に達するまで計数し、この所定数の光子
の放出及び計数に必要な時間を測定することが可能であ
る。
【0030】正常であり欠陥を有しない壁12の帯域の
正面で計数を行なう場合には、所定数の光子に達するま
での計数時間は、液体ナトリウム域7中のナトリウム2
4の放射能にのみ、即ち、原子炉の停止後、崩壊期間の
終りから経過した時間に、依存する。所定数の光子を計
数するのに必要な時間と放射能の崩壊期間の終わりから
経過した時間との間の関係を定義するために、予め換算
をする。
正面で計数を行なう場合には、所定数の光子に達するま
での計数時間は、液体ナトリウム域7中のナトリウム2
4の放射能にのみ、即ち、原子炉の停止後、崩壊期間の
終りから経過した時間に、依存する。所定数の光子を計
数するのに必要な時間と放射能の崩壊期間の終わりから
経過した時間との間の関係を定義するために、予め換算
をする。
【0031】このように測定時間の関数として定義され
た時間と、計数に必要な時間との間に差が検出された場
合には、このことから壁に欠陥が存在することが推論さ
れる。一般に、計数時間は、上記関係によって定義され
た時間より短い。高速中性子炉の場合であって、原子炉
の停止に続く35時間の崩壊期間の後に、容器間の空間
で光子検知器によって計数を行った場合には、ナトリウ
ム24の放射能は15時間で半分まで減少する。
た時間と、計数に必要な時間との間に差が検出された場
合には、このことから壁に欠陥が存在することが推論さ
れる。一般に、計数時間は、上記関係によって定義され
た時間より短い。高速中性子炉の場合であって、原子炉
の停止に続く35時間の崩壊期間の後に、容器間の空間
で光子検知器によって計数を行った場合には、ナトリウ
ム24の放射能は15時間で半分まで減少する。
【0032】測定期間の最初では1秒間で検出に使用で
きる代表的な数の光子の計数を行うことが可能であっ
た。この持続時間は15時間後には2秒に上昇する。1
5時間の間、所定数の光子の通常の計数時間、即ち、正
常な壁の帯域を通る所定数の光子の計数時間は、1秒か
ら2秒の間でほぼ直線的に変化する。かくして、放射能
冷却期間に続く15時間以内の間の任意の瞬間に行われ
る測定が、定義された数の光子の計数時間が正常な帯域
に対応するのか、欠陥を有する帯域に対応するのかを決
定することが可能である。
きる代表的な数の光子の計数を行うことが可能であっ
た。この持続時間は15時間後には2秒に上昇する。1
5時間の間、所定数の光子の通常の計数時間、即ち、正
常な壁の帯域を通る所定数の光子の計数時間は、1秒か
ら2秒の間でほぼ直線的に変化する。かくして、放射能
冷却期間に続く15時間以内の間の任意の瞬間に行われ
る測定が、定義された数の光子の計数時間が正常な帯域
に対応するのか、欠陥を有する帯域に対応するのかを決
定することが可能である。
【0033】本発明による方法は、装置14のような2
台の同じ測定装置を用いることによって第2の方法で実
施することができる。これらの装置の一方を、欠陥を有
しかねない測定帯域で移動させ、他方の測定装置を正常
な壁の帯域で移動させる。原子炉の容器の壁12の一部
を作るステンレス鋼板21a,21bの間の溶接ビード
20の検査の場合には、一方の検査装置14を、溶接ビ
ードの幅及び溶接ビードの両側の小さい幅の2つの横ス
トリップを網羅するように、溶接ビード20に沿って移
動させ、装置14のような他方の検査装置が同時に溶接
ビード20から離れた一方の板21a又は21bの帯域
で移動させる。
台の同じ測定装置を用いることによって第2の方法で実
施することができる。これらの装置の一方を、欠陥を有
しかねない測定帯域で移動させ、他方の測定装置を正常
な壁の帯域で移動させる。原子炉の容器の壁12の一部
を作るステンレス鋼板21a,21bの間の溶接ビード
20の検査の場合には、一方の検査装置14を、溶接ビ
ードの幅及び溶接ビードの両側の小さい幅の2つの横ス
トリップを網羅するように、溶接ビード20に沿って移
動させ、装置14のような他方の検査装置が同時に溶接
ビード20から離れた一方の板21a又は21bの帯域
で移動させる。
【0034】溶接ビード20内に欠陥23があるとき又
は、溶接ビード20の近くで一方板にクラック24のよ
うな欠陥があるとき、2台の測定装置14によって計数
された光子の数の差が記録される。欠陥23、24は板
の溶接時に形成されたものである。本発明の方法によっ
て、高速中性子炉の容器の壁を作る厚さ25mmの鋼板の
突き合わせ溶接の検査を行って、以下のような平均特性
の欠陥を検知することができた。
は、溶接ビード20の近くで一方板にクラック24のよ
うな欠陥があるとき、2台の測定装置14によって計数
された光子の数の差が記録される。欠陥23、24は板
の溶接時に形成されたものである。本発明の方法によっ
て、高速中性子炉の容器の壁を作る厚さ25mmの鋼板の
突き合わせ溶接の検査を行って、以下のような平均特性
の欠陥を検知することができた。
【0035】幅 : 0.1 mm 長さ: 20 mm 深さ(溶接ビード又は板の内側の): 5 mm 欠陥を有しかねない測定帯域を通過する光子を計数し、
得られた数を基準数と比較することにより、測定帯域に
おける欠陥の相対的な容積を決定することも可能にす
る。
得られた数を基準数と比較することにより、測定帯域に
おける欠陥の相対的な容積を決定することも可能にす
る。
【0036】容器に収容されたナトリウムの域に分配さ
れたナトリウム24から放出されるガンマ線を用いて、
一般に1秒と2秒の間である。この検査を満足に行うこ
とができた。計数時間は、かくして、1秒と2秒の間の
時間、検出・計数器を連続する測定帯域に配置すること
によって、監視すべき容器の帯域をスイープすることが
できる。
れたナトリウム24から放出されるガンマ線を用いて、
一般に1秒と2秒の間である。この検査を満足に行うこ
とができた。計数時間は、かくして、1秒と2秒の間の
時間、検出・計数器を連続する測定帯域に配置すること
によって、監視すべき容器の帯域をスイープすることが
できる。
【0037】容器の溶接帯域の組又は壁全体の検査を行
う前に、容器の種々の帯域で適当な数の測定装置を同時
に用いることができる。検査すべき容器の帯域の形状及
び寸法の関数として、異なった形式のコリメータ、例え
ば、図4、図5、図6及び図7に示すように、鉛又は鉛
合金、例えば、DENAL 合金で作られた円形の横断面を有
する大きな円筒形ピースからなるコリメータを用いるこ
とができる。
う前に、容器の種々の帯域で適当な数の測定装置を同時
に用いることができる。検査すべき容器の帯域の形状及
び寸法の関数として、異なった形式のコリメータ、例え
ば、図4、図5、図6及び図7に示すように、鉛又は鉛
合金、例えば、DENAL 合金で作られた円形の横断面を有
する大きな円筒形ピースからなるコリメータを用いるこ
とができる。
【0038】図4に示すコリメータ16aは、垂直方向
に配置されたスリットの形状の4つの窓を備えている。
図5に示すコリメータ16bは、水平に配置され、上下
に配列されたスリットの形状の4つの窓を備えている。
図6に示すコリメータ16cは、垂直のスリットからな
る単一の窓を備えており、一方、図7に示すコリメータ
16dは、水平方向のスリットからなる単一の窓を備え
ている。
に配置されたスリットの形状の4つの窓を備えている。
図5に示すコリメータ16bは、水平に配置され、上下
に配列されたスリットの形状の4つの窓を備えている。
図6に示すコリメータ16cは、垂直のスリットからな
る単一の窓を備えており、一方、図7に示すコリメータ
16dは、水平方向のスリットからなる単一の窓を備え
ている。
【0039】光子検知器は、壁12を通ってナトリウム
7から直接きた放射線にのみ反応し、他の放射線源を有
する放射線、例えば壁の厚さの中で散乱した放射線には
反応すべきでない。従って、作業・測定組立体と関連し
たガンマ線分光計によってフィルタリングを行うこと及
び出口端に光子検知器の感応面が配置され、鉛又は重合
金でできたコリメータを用いることが必要である。
7から直接きた放射線にのみ反応し、他の放射線源を有
する放射線、例えば壁の厚さの中で散乱した放射線には
反応すべきでない。従って、作業・測定組立体と関連し
たガンマ線分光計によってフィルタリングを行うこと及
び出口端に光子検知器の感応面が配置され、鉛又は重合
金でできたコリメータを用いることが必要である。
【0040】図9は本発明によるガンマ線透過探知装置
をその上部に、先行技術によるガンマ線透過探知装置を
その下部に、線図的且つ比較的に表している。先行技術
による装置の場合、(数ミリの)小さなサイズのガンマ
線源25、25’が点放射源と考て使用される。光源2
5,25’は、フィルム又は検知器27の感応面の方向
に光子ビーム26又は26’を放射する。
をその上部に、先行技術によるガンマ線透過探知装置を
その下部に、線図的且つ比較的に表している。先行技術
による装置の場合、(数ミリの)小さなサイズのガンマ
線源25、25’が点放射源と考て使用される。光源2
5,25’は、フィルム又は検知器27の感応面の方向
に光子ビーム26又は26’を放射する。
【0041】図面が示すように、できるだけ明瞭に壁1
2の欠陥28を検知するために、光子の放出を受ける感
応表面の帯域(帯域29)の広がりを減少させるべく、
ガンマ線源は内側表面からできるだけ遠くに配置する必
要がある。これ故に、遠い光源25の場合には、欠陥2
8に対応する帯域29の拡がりは、幾何学的に滲んだ形
に小さく拡がる程度まで、ガンマ線源の位置25は、放
射源位置25’であることが好ましい。
2の欠陥28を検知するために、光子の放出を受ける感
応表面の帯域(帯域29)の広がりを減少させるべく、
ガンマ線源は内側表面からできるだけ遠くに配置する必
要がある。これ故に、遠い光源25の場合には、欠陥2
8に対応する帯域29の拡がりは、幾何学的に滲んだ形
に小さく拡がる程度まで、ガンマ線源の位置25は、放
射源位置25’であることが好ましい。
【0042】ガンマ線源25又は25’及び感応面27
が壁12の両側に配置されなくてはならないので、先行
技術の方法は高速中性子炉の主容器の壁の検査用に用い
ることができない。壁12に収容されたナトリウム域7
に分配したナトリウム24によって放出されるガンマ線
の場合には、ガンマ線の平行ビーム30で線図的に示す
ように、放出は壁の全ての帯域を実質的に均一に通過す
る。
が壁12の両側に配置されなくてはならないので、先行
技術の方法は高速中性子炉の主容器の壁の検査用に用い
ることができない。壁12に収容されたナトリウム域7
に分配したナトリウム24によって放出されるガンマ線
の場合には、ガンマ線の平行ビーム30で線図的に示す
ように、放出は壁の全ての帯域を実質的に均一に通過す
る。
【0043】放射源25と壁12との距離とほぼ同じ幅
のコリメータ31を用いることによって、検知器32の
感応面で欠陥の限定が行える。これは、放射源25のよ
うな壁12から離れたガンマ線放射源によって得られる
ものと等しい。この結果は、壁12の片側にのみ配置さ
れたコリメータ/検知器組立体によって得られる。
のコリメータ31を用いることによって、検知器32の
感応面で欠陥の限定が行える。これは、放射源25のよ
うな壁12から離れたガンマ線放射源によって得られる
ものと等しい。この結果は、壁12の片側にのみ配置さ
れたコリメータ/検知器組立体によって得られる。
【0044】これゆえ、原子炉の容器のような放射性液
体を収容するタンクの場合、壁の外側の連続する測定帯
域に検査器を配置し、そして、コリメータを用いること
によって、タンクの壁の欠陥を正確に検知することが可
能である。タンクに収容された放射性液体が、十分な放
射能を有し、且つ、液体に均一に分配したガンマ線エミ
ッタの放射性元素を収容していることが勿論、必要であ
る。
体を収容するタンクの場合、壁の外側の連続する測定帯
域に検査器を配置し、そして、コリメータを用いること
によって、タンクの壁の欠陥を正確に検知することが可
能である。タンクに収容された放射性液体が、十分な放
射能を有し、且つ、液体に均一に分配したガンマ線エミ
ッタの放射性元素を収容していることが勿論、必要であ
る。
【0045】液体ナトリウム冷却型の高速中性子炉の主
容器の検査の場合には、図10に示すように、ナトリウ
ム域7を収容する原子炉の主容器4と安全容器5との間
の容器間の空間で動く周知の形式のトロリー33を用い
ることが可能である。周知の形式トロリー33は、測定
装置34が固定される支持部35を備え、測定装置はト
ロリー33を用いて主容器4の壁12の近く、特に溶接
帯域20,20’の領域を移動する。
容器の検査の場合には、図10に示すように、ナトリウ
ム域7を収容する原子炉の主容器4と安全容器5との間
の容器間の空間で動く周知の形式のトロリー33を用い
ることが可能である。周知の形式トロリー33は、測定
装置34が固定される支持部35を備え、測定装置はト
ロリー33を用いて主容器4の壁12の近く、特に溶接
帯域20,20’の領域を移動する。
【0046】トロリー33は、周知の方法で、支持部3
5にヒンジ止めされたアームを備え、アームの端部には
容器の一方(例えば安全容器5)に回転接触するローラ
ベアリング装置37,37’が取付けられている。トロ
リー33は、更に、36のような第2の容器(ここでは
主容器4)に接触するローラベアリング装置を備えてい
る。
5にヒンジ止めされたアームを備え、アームの端部には
容器の一方(例えば安全容器5)に回転接触するローラ
ベアリング装置37,37’が取付けられている。トロ
リー33は、更に、36のような第2の容器(ここでは
主容器4)に接触するローラベアリング装置を備えてい
る。
【0047】ヒンジ止めされたアームの位置は、ベアリ
ング装置とトロリー33が間で移動する壁との接触を維
持するためにジャッキによって制御されるのがよい。ト
ロリー33は、容器間空間13で自力で移動できるよう
にモータを備えている。図2に示す装置14と同様に作
られた光子検知器34は、光子に反応する検知面と、鉛
又は重合金ででき光子用のコリメーション窓とチャネル
とを有するコリメータとを備えており、コリメータの端
部には感応検知面が配置されている。
ング装置とトロリー33が間で移動する壁との接触を維
持するためにジャッキによって制御されるのがよい。ト
ロリー33は、容器間空間13で自力で移動できるよう
にモータを備えている。図2に示す装置14と同様に作
られた光子検知器34は、光子に反応する検知面と、鉛
又は重合金ででき光子用のコリメーション窓とチャネル
とを有するコリメータとを備えており、コリメータの端
部には感応検知面が配置されている。
【0048】トロリー33は、トロリー33を移動させ
保持する組立体のモータ装置に動力を供給し、検知器組
立体34から来る測定結果を集めるためのケーブル39
に接続されている。原子炉の炉心が沈められている加圧
水で満たされた容器を備える加圧水で冷却される原子炉
の場合も、光子検知器を容器の外表面の近傍の連続した
測定帯域に配置することにより、容器の壁の検査を行う
ことができる。
保持する組立体のモータ装置に動力を供給し、検知器組
立体34から来る測定結果を集めるためのケーブル39
に接続されている。原子炉の炉心が沈められている加圧
水で満たされた容器を備える加圧水で冷却される原子炉
の場合も、光子検知器を容器の外表面の近傍の連続した
測定帯域に配置することにより、容器の壁の検査を行う
ことができる。
【0049】この場合、測定は原子炉の作動中に行うこ
とができる。事実、本発明の方法を行うのに十分な放射
能を有するガンマ線エミッタの元素である放射性の窒素
16は、タンクに満たされた冷却液を構成する加圧水の
なかで核反応によって発生する。検査の実行の詳細は、
高速中性子炉の容器の壁の検査の場合に説明したのとほ
ぼ同じである。
とができる。事実、本発明の方法を行うのに十分な放射
能を有するガンマ線エミッタの元素である放射性の窒素
16は、タンクに満たされた冷却液を構成する加圧水の
なかで核反応によって発生する。検査の実行の詳細は、
高速中性子炉の容器の壁の検査の場合に説明したのとほ
ぼ同じである。
【0050】このため、本発明による方法は、タンクの
内側に放射線源又は検知器を導入することなく、簡単
に、放射性液体を収容するタンクの壁の検査を行うこと
ができる。更に、本発明による方法は、完全に明らかに
された測定帯域で、壁に欠陥が存在するか否かを比較に
よって正確に決定するとができる。
内側に放射線源又は検知器を導入することなく、簡単
に、放射性液体を収容するタンクの壁の検査を行うこと
ができる。更に、本発明による方法は、完全に明らかに
された測定帯域で、壁に欠陥が存在するか否かを比較に
よって正確に決定するとができる。
【0051】本発明は上記で説明した実施例に限定され
るものではない。かくして、本発明は、ナトリウムによ
って冷却される高速中性子炉の容器の放射性元素24Na
を用いた検査又は、加圧水型原子炉の容器のガンマ線源
として窒素16を用いた検査に限定されるものでなく、
放射性元素が実質的に均一に全体に分配した液体域を収
容するあらゆるタンクの検査に適用できる。
るものではない。かくして、本発明は、ナトリウムによ
って冷却される高速中性子炉の容器の放射性元素24Na
を用いた検査又は、加圧水型原子炉の容器のガンマ線源
として窒素16を用いた検査に限定されるものでなく、
放射性元素が実質的に均一に全体に分配した液体域を収
容するあらゆるタンクの検査に適用できる。
【0052】検知及びコリメーション装置又は壁の近傍
でこれらの装置を移動させるための装置は上述したもの
と異なってもよい。本発明は、ガンマ線エミッタの放射
性元素が入った液体を収容するあらゆる容器又はタンク
の壁を検査するために、核産業で用いられる。
でこれらの装置を移動させるための装置は上述したもの
と異なってもよい。本発明は、ガンマ線エミッタの放射
性元素が入った液体を収容するあらゆる容器又はタンク
の壁を検査するために、核産業で用いられる。
【図1】液体ナトリウムで冷却される高速中性子炉の垂
直方向の面を通る断面図。
直方向の面を通る断面図。
【図2】本発明による原子炉の主容器の壁の検査用方法
を行うことができる装置の断面図。
を行うことができる装置の断面図。
【図3】本発明による方法を行うために用いられるガン
マ線を平行にする装置の図2の3−3線による正面図。
マ線を平行にする装置の図2の3−3線による正面図。
【図4】ガンマ線用のコリメート装置の変形例を示す図
3と同様の図面。
3と同様の図面。
【図5】ガンマ線用のコリメート装置の変形例を示す図
3と同様の図面。
3と同様の図面。
【図6】ガンマ線用のコリメート装置の変形例を示す図
3と同様の図面。
3と同様の図面。
【図7】ガンマ線用のコリメート装置の変形例を示す図
3と同様の図面。
3と同様の図面。
【図8】原子炉の容器の壁の溶接帯域の詳しい図面。
【図9】先行技術によるガンマ線検査装置用の装置と比
較した本発明による検査装置の線図的な断面図。
較した本発明による検査装置の線図的な断面図。
【図10】本発明による検査を行うために原子炉の容器間
の空間で光子検知器を動かすことを可能にする装置の垂
直平面を通る断面図。
の空間で光子検知器を動かすことを可能にする装置の垂
直平面を通る断面図。
1 容器 3 コンクリート構造 4 主容器 5 安全容器 8 炉心 12 壁 14 検査装置 15 光子検知器 15a 感応表面 15b 電子処理モジュール 16 コリメータ 17 コリメーションチャネル 17a 窓
フロントページの続き (72)発明者 ジャック アルシュ フランス 92260 シャテネイ マラブリ ー リュー デュ メル 5
Claims (10)
- 【請求項1】 壁の検査帯域の外表面の近くで光子を計
数し、計数によって決定された光子数を光子の基準数と
比較し、このことから壁の測定帯域域に欠陥が存在する
か否かを推論するガンマ線を放出する少なくとも1つの
放射性元素が実質的に均一に分配した液体を収容するタ
ンク(4)の壁(12)の非破壊検査方法において、 実質的に均一に液体に分配した放射性元素によって放出
され壁(12)の測定帯域を通った光子に関して計数が
行われ、 基準数は、放射性元素によって放出され壁(12)の基
準帯域を通った光子数である、 ことを特徴とする非破壊検査方法。 - 【請求項2】 放射性元素によって放出され測定帯域を
通った所定数の光子を計数するのに必要な時間を測定
し、 測定された時間を、所定数の光子が壁(12)の基準帯
域を通って放出された時間と比較する、 ことを特徴とする請求項第1項に記載の非破壊検査方
法。 - 【請求項3】 時間とともに減少する放射能を有するガ
ンマ線放出放射性元素の場合には、基準時間の変量が関
係の形で定義される、 ことを特徴をする請求項第2項に記載の非破壊検査方
法。 - 【請求項4】 壁(12)の測定帯域を通る光子及び基
準帯域を通る光子に関する計数が規定された時間の間に
同時に行われ、 壁(12)の測定帯域を通して放出された光子数と基準
帯域を通して放出された光子数とを比較する、 ことを特徴をする請求項第1項に記載の非破壊検査方
法。 - 【請求項5】 タンク(4)に収容された液体がナトリ
ウムであり、 液体に実質的に均一に分配しガンマ線を放出する放射性
元素がナトリウム24であり、タンク(4)が液体ナト
リウムで冷却される高速中性子炉の主容器(4)からな
る、 ことを特徴をする請求項第1項乃至第4項の何れか1つ
に記載された非破壊検査方法。 - 【請求項6】 タンク(4)に収容された液体が加圧水
であり、 液体に実質的に均一に分配しガンマ線を放出する放射性
元素が窒素16であり、タンク(4)が加圧水型原子炉
の容器からなる、ことを特徴をする請求項第1項乃至第
4項の何れか1つに記載された非破壊検査方法。 - 【請求項7】 放射性元素によって放出されタンクの壁
(12)を通ったガンマ線が、感応光子検知面に達する
前に、コリメータを貫通する通路によって平行にされ
る、 ことを特徴をする請求項第1項乃至第6項の何れか1つ
に記載された非破壊検査方法。 - 【請求項8】 ガンマ線を放出する少なくとも1つの放
射性元素が実質的に均一に分配された液体を収容するタ
ンクの壁の非破壊検査用装置において、 光子検知器(15)とコリメータ(16)とを備え、 前記光子検知器(15)がコリメータを貫通するチャネ
ル(17)の出口に配置された光子用検知表面(15
a)及び光子検知器(15)と関連する測定・比較組立
体(15b)を有している、 ことを特徴とする非破壊検査装置。 - 【請求項9】 コリメータ(16)が一そろいのチャネ
ル(17)が貫通する重金属製の大きな部品からなり、
その横向きの開口が互いに平行なスリットの形をしたコ
リメータの窓を構成する、 ことを特徴する請求項第8項に記載の非破壊検査装置。 - 【請求項10】 測定装置(15)及びコリメータ(1
6)からなる測定組立体をタンク(4)の壁に(12)
の近傍で連続的な位置に移動させるための装置(33)
を更に備える、 ことを特徴とする請求項第8項又は第9項に記載の非破
壊検査装置。
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