JPH0530667A - 蓄電池充電装置 - Google Patents

蓄電池充電装置

Info

Publication number
JPH0530667A
JPH0530667A JP17505091A JP17505091A JPH0530667A JP H0530667 A JPH0530667 A JP H0530667A JP 17505091 A JP17505091 A JP 17505091A JP 17505091 A JP17505091 A JP 17505091A JP H0530667 A JPH0530667 A JP H0530667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
charging
voltage
circuit
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17505091A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ishihara
謙一 石原
Koji Nishino
耕司 西野
Tadao Yokoyama
忠夫 横山
Hideaki Arai
英昭 新井
Shiyunkichi Hioki
▲しゆん▼吉 日置
Kiyoshi Ikeda
清 池田
Yoshiyuki Takano
善之 鷹野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YODA DENKI SANGYO KK
Resonac Corp
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
YODA DENKI SANGYO KK
Tokyo Electric Power Co Inc
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YODA DENKI SANGYO KK, Tokyo Electric Power Co Inc, Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd filed Critical YODA DENKI SANGYO KK
Priority to JP17505091A priority Critical patent/JPH0530667A/ja
Publication of JPH0530667A publication Critical patent/JPH0530667A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】蓄電池の放電量に見合った充電時間を自動的に
決定して所定の充電量を確保できる蓄電池充電装置を提
供することを目的とする。 【構成】漏洩変圧器LTを備えた準定電圧方式の蓄電池
充電装置RECにおいて、充電される鉛蓄電池端子電圧
Vを検出し、該電圧が水の分解電位a点に達したのを検
出し信号を発する検出回路DETと、充電開始から始動
し検出回路DETの信号にて停止する第1の時間積算装
置T1と、該第1の時間積算装置T1の計測終了時間を保
持するT1保持回路HLDと、第1の時間積算装置T1
停止信号により始動し第1の時間積算装置T1の積算時
間と同一時間動作する第2の時間積算装置T2と、第2
の時間積算装置T2の停止信号により始動し設定された
時間後に停止する第3の時間積算装置T3と、第3の時
間積算装置T3の停止信号を受けて充電を停止させる出
力回路OPを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄電池の放電量に見合
った充電を行う、正確な充電時間を自動的に決定し、充
電を完了させる充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄電池の充電装置は、図3に示す
ように、充電される蓄電池の端子電圧を検出し、蓄電池
の電解液中の水の分解電位a点(蓄電池の状態を知るい
わゆるカドミウム試験における陰極と標準電極のカドミ
ウム電極が転極を起こす電位(図4))に達した後も、
ある時間充電を続け充電を完了させる必要がある。この
a点に達した後の蓄電池においては充電中は分解に基づ
くガスが発生する(ガッシングともいう)が、充電の完
結には不可欠のものである。充電の完結にはガッシング
を始めてからの電圧及び液の比重の測定値(約15分毎
の測定)が3回位殆んど同じ値になっていることを目安
に充電を完了する。
【0003】これまでの充電器の多くには設備容量をあ
まり大きくせず、比較的速く充電が出来、効率の良い充
電方式として準定電圧方式が採用されている。又、上述
のa点に達し充電が完了するまでの時間の決定には省力
化の為にも毎回比重を測定するのでなく、経験的に約6
時間と把握し、タイマーを設け、上述のa点に達した時
の電圧検出信号をもってタイマーをスタートする方法を
とっている。充電に関しては、放電量×110〜120
%の充電量とすることが一般的に実施されており、使用
条件(場所、電源条件、温度変化等)を考慮し、タイマ
ーの設定変更に依り、使用されているのが一般的であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の充電装置では、電位a点における電圧検出後のタイ
マー設定では、タイマー設定値を固定して使用の場合
は、蓄電池の放電量が浅いときと、放電量が深いときの
相違に対して、電位a点検出後の充電時間が同一の為、
浅いときは多目の過充電量となり、蓄電池寿命への悪影
響が考えられ、放電が深いときは少な目の過充電量とな
って使用時にエネルギー不足が生じる恐れがあった。ま
た、タイマー設定値を使用条件に合わせ設定変更する場
合は、使用条件(放電量)に対して蓄電池特性を考慮し
たタイマーの設定値を決めることが煩雑で、間違いも生
じ易く必ずしも適正でない充電が行なわれる可能性があ
った。
【0005】本発明の目的は、放電量が浅いときには充
電時間を短くし、放電量が深いときは充電時間を長くす
ることを自動的に行うために、充電時間の基準となる電
解液中の水の分解電位迄の計測終了時間を保持させて充
電時間の誤動作を防止し、放電量(約60%〜20%)
の相違による充電量を放電量の約110〜120%に出
来る充電装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1に示すように、漏洩変圧器LTを備
えた準定電圧方式の充電装置RECにおいて、充電され
る蓄電池BATの端子電圧を検出して図2に示す該電圧
Vが電解液中の水の分解電位a点に達したことを検出し
信号を発する検出回路DETと、充電開始から始動して
前記検出回路DETの信号にて停止する第1の時間積算
装置T1と、該第1の時間積算装置T1の計測終了時間を
保持するT1保持回路HLDと、該装置T1の停止信号を
受けて始動し装置T1の積算時間t1と同一の時間t2
作する第2の時間積算装置T2と、上述の装置T2の動作
停止信号により始動し当初より一定時間設定された時間
3後に停止する第3の時間積算装置T3と、該装置T3
の停止信号を受けて充電を停止させる出力回路OPとを
備え、時間t1領域の充電量をq1とし、時間t2領域の
充電量をq2とし、時間t3領域の充電量をq3として総
充電時間T=t1+t2+t3、総充電量Q=q1+q2
3とし、蓄電池電圧が電位a点から充電完了までの充
電時間を決定し放電量に見合った充電を行なわせしめ、
充電時間の最も基準となる電位a点迄の計測終了時間t
1を保持して時間積算のオーバーフローによる充電時間
の超過を防止する機能を有する図1に示す充電装置をブ
ロックで示した回路で構成したことを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】本方式による放電深度による充電特性を簡略化
すると図5に示すようになる。
【0008】ここで、端子電圧V1,V2,V3、充電電
流I1,I2,I3、水の分解電位a1,a2,a3(2.4
V付近で変動)は、各々蓄電池の放電深度が浅い場合か
ら深い場合の3種類の記号を示す。放電量に対する適正
な充電量は一般に鉛蓄電池では、第1〜第3の時間積算
装置T1〜T3の区間毎の充電時間とその区間での充電量
を求め、総充電量を放電量の110〜120%にすれば
よい。
【0009】図5でのI1,I2,I3は、本充電装置の
漏洩変圧器LTの電圧−電流特性により、放電深度の浅
い場合より深い場合の方が大きくなる。又、端子電圧V
1,V2,V3は、放電深度の浅い場合より深い場合の方
が右にずれる特性となっている(充電完了までの時間が
長くなっている)。従って、水の分解電位a1,a2,a
3に至るまでの時間が変化(蓄電池の放電量に対する水
の分解電位a点までの時間t1の特性は図7に示す)し
ていることになり、この電圧に至るまでの第1の時間積
算装置T1の作動時間をt11,t21,t31とすると、こ
れまでの充電量は放電量の70〜80%であることは一
般に知られている。また、t11,t21,t31と同じ時間
である第2の時間積算装置T2の作動時間t12,t22
32での充電量は、放電量の40%になるように漏洩変
圧器の電圧−電流特性をもたせることにより決定出来
る。また、残りの充電終止までの第3の時間積算装置T
3の作動時間t13,t23,t33での充電量は、放電量の
0〜10%となり、充電電流を一般に使われている0.
1Cとすると、この時の充電時間(h)t13,t23,t
33は、放電量(Ah)×10%/0.1C電流(A)以
下となる。かくの如く決定した電気量を充電特性図上に
示すと図6となり、総充電時間Tは、自動的に放電深度
の浅い場合より深い場合の方が長くなる。
【0010】本充電装置において、充電量の大半を確保
する充電量q1の充電時間t1は、最も重要な基準となる
ものであって、蓄電池端子電圧Vが充電開始から電位a
点に達する迄の時間を正確に計測すると共に、t1と同
一充電時間を得るためのt2の時間比率を計測する基準
となるため、t2を計測する時間積算装置T1のタイムア
ップ迄は確実にt1の計測時間を保持しておくことによ
り、全充電時間を適切に配分して所要の充電量を確保す
ることができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を説明する。図1に示す漏
洩変圧器LTを備えた準定電圧方式の充電装置RECに
おいて、充電される蓄電池BATの端子電圧Vを検出し
図2に示す該電圧が水分解電位a点に達したのを検出し
て信号を発する検出回路DETと、充電開始から始動し
前記検出回路DETの信号にて停止するまでに充電量q
1を充電する時間t1領域に作動する第1の時間積算装置
1と、該第1の時間積算装置T1の計測終了時間を保持
するT1保持回路HLDと、前記第1の時間積算装置T1
の停止信号を受けて始動し充電量q2を充電する前記時
間t1領域と同一の時間のt2領域で作動する第2の時間
積算装置T2と、該装置T2の動作停止信号により始動し
充電量をq3を充電する時間t3領域で作動する第3の時
間積算装置T3と、該装置T3の停止信号を受けて充電を
停止させる出力回路OPとを備え、総充電時間T=t1
+t2+t3とし、総充電量Q=q1+q2+q3とするよ
うに構成されていて、所定の充電量Qとして放電量の例
えば120%を確保するときには、放電した蓄電池が充
電電流をもっとも有効に受入れる領域即ち水の分解電位
a点までに充電電流の大半、一般的には約70〜80%
を必要とするために、充電電流が比較的大きく得られる
垂下特性を持った漏洩変圧器LTを用いている。
【0012】図2および図9において、準定電圧充電回
路1に蓄電池2を接続して交流電源3を供給すると、制
御電源VCCが流れタイマー回路15を介してトランジ
スタ17がONし、出力リレー18のコイルが付勢され
て該リレーのノーマルオープン接点19がONして蓄電
池2に充電電流Iが流れると同時に、発振器7が始動し
て周期パルスをメモリー回路を備えたデジタルアナログ
コンバータ(以下D/Aコンバータと略す)8に送り、
パルスをアナログ信号としてメモリーする。これは充電
により蓄電池端子電圧Vが水の分解電位aに達したこと
を蓄電池端子電圧検出回路4が検出するまで続き、この
時間が上述の第1の時間t1でありこの領域の充電量は
1である。
【0013】蓄電池端子電圧検出回路4と比較回路20
によって蓄電池端子電圧Vが水の分解電位aに達したこ
とを検出すると、発振器10が始動して周期パルスをメ
モリー回路を備えたD/Aコンバータ11に送り、アナ
ログ信号電圧を出力する。該電圧とメモリー回路を備え
たD/Aコンバータ8にメモリーされた電圧を比較回路
13で比較することにより、一致点を見出すまでの時間
が上述の第2の時間t2であり、比較回路13によりD
/Aコンバータ8と11の出力電圧の一致を検出した出
力により、タイマー回路15を始動させると共に停止回
路21に加えられ、発振器10のSTOP端子(図示せ
ず)をLOWレベルに引き込み発振を停止させt2のタ
イマー動作を完了する。この領域の充電量はq2であ
る。ここで第1の時間t1と第2の時間t2の時間比率は
発振器7と発振器10の発振周期により決定される。
【0014】また、第1の時間t1は、第2の時間t2
ための基準時間であるから、時間t1を計測する発信器
7とD/Aコンバータ8が比較回路20の設定値を超え
るような場合、第2の時間t2が第1の時間t1と一致す
る迄はリセットされないでそのまま保持されていなけれ
ばならないため、保持回路26に基準となる電圧を与え
でおくことにより、D/Aコンバータ8でアナログ電圧
信号に変えられた値と比較して設定された値の一致をみ
ることにより、発信器7のSTOP端子(図示せず)を
LOWレベルに引込み発信器7を停止させてD/Aコン
バータ8がリセットされるのを防止している。
【0015】第2の時間t2の計測のタイムアップによ
りタイマー回路15が始動することにより、充電は更に
一定時間継続される。この時間が上述の第3の時間t3
である。第3の時間t3のタイマー回路15が一定時間
経過してタイムアップすることにより、トランジスタ1
7がOFFして出力リレーコイル18が消勢されて該リ
レー接点19がOFFする。これにより充電は停止され
る。この領域の充電量はq3である。ここにおいて、充
電時間の合計は、即ち総充電時間T=t1+t2+t3
なり、総充電量Q=q1+q2+q3となって所要の充電
量が確保されることになる。
【0016】タイマー回路16は上述の回路のバックア
ップ用であって、充電開始と同時に動作を開始し、極端
な過充電の防止、その他の危険防止のため蓄電池のいか
なる放電量にも対応できるt1+t2+t3の総充電時間
Tにプラスαを見込んだ最大制限時間に当初から設定さ
れている。蓄電池端子電圧検出回路4は、水の分解電位
a点に達する時間が周囲温度によって変化するので、該
検出回路4では蓄電池端子電圧検出値において温度補正
をするようにしてあり、温度が低ければ水の分解電位a
点の検出電圧値の設定値を高く、温度が高ければ該a点
の検出電圧値は低くなるようになっていて蓄電池の温度
が変っても常に安定した充電ができるようになってい
る。
【0017】上述の充電時間および充電量を確保するた
めの具体的数値等として、充電初期電流(A)は0.2
3C(Cは蓄電池公称容量)以下、充電終期電流は0.
1C以下に抑制し、且つ充電量は、放電量の相違にかか
わらず常に放電量に対して120%前後に成るべく本発
明の充電回路において各充電時間t1,t2,t3領域に
おける各充電量q1,q2,q3の割合は次によってい
る。総充電量Qが放電量の120%のとき、q1は約7
0%、q2は約40%、q3は約10%とし、また、総充
電時間Tが6時間以内のとき、t1は約44%、t2はt
1と同比率44%、t3は約12%としている。本発明の
充電方式は所定の充電量(例えば120%)を確保する
ことであり、入力電源変動、周囲温度変化、多い放電量
等の諸条件においても安定した充電が確保するため、悪
条件下での下記仕様を基準として決定している。 充電方式 :準定電圧充電方式 蓄電池 :公称容量 65(Ah)/5Hr 放電量 :39(Ah)(公称容量 65(Ah)×0.6) 入力電源電圧:190V(定格値200Vに対して) 周囲温度 :−5℃ 充電量 :46.8(Ah)(39(Ah)×1.2) 充電時間 :6時間以内 充電初期電流:0.23C 充電終期電流:0.1C以下 準定電圧充電方式においては、充電開始より蓄電池端子
電圧Vの水の分解電位a点に達するまでの充電量は実績
としておおよそ全充電量の70%の割合が比較的多いの
で、ここにq1は70%と仮定する。従って、充電量q1
=39(Ah)×0.7=27.3(Ah)となり、充
電時間t1においては27.3(Ah)の充電を行うこ
とになる。充電量q3は充電終期電流0.1C以下の条
件から6(A)として充電量は10%と仮定するとq3
=39(Ah)×0.1=3.9(Ah)となる。充電
量q2は残り40%であるから、q2=39(Ah)×
0.4=15.6(Ah)となる。
【0018】上述の充電量を充電時間に置きかえて、総
充電時間の6時間に配分すると、図5のハッチングで示
すような配分となり、この配分に上述の漏洩変圧器24
の垂下特性による充電電流を考慮した充電初期電流0.
23C≒15(A)、充電終期電流6(A)の仮定充電
電流I曲線を重畳させ、更に蓄電池端子電圧Vの上昇曲
線を重ねると図6の仮定の充電特性が得られる。総充電
時間T=6(Hr)に対するt1,t2,t3の時間割合
は次のように決まる。 t3=q3の充電量(Ah)/充電終期電流(A) =3.9(Ah)/6(A) =0.65(Hr) t1=t2=(総充電時間T−t3)(Hr)/2 =6(Hr)−0.65(Hr)/2 =2.675(Hr) 上述による仮定仕様を基にした充電を実施した結果と実
証試験データは表1に示すとおりであり、この特性図は
図8に示す。
【0019】
【表1】
【0020】充電時間t1,t2,t3および充電量q1
2,q3の割合はほぼ目標仕様通りであり仮定が実証さ
れている。他の放電量の増減、入力電源電圧変動、周囲
温度変化等の条件においての実証試験にても上述の実証
データに近似している。即ち悪条件仕様において、充電
時間約6時間で充電量は約120%が確保できることを
実証している。
【0021】本発明においては、特に充電時間t3の機
能と充電時間t1の計測時間が重要である。 (1)t3は充電終期における電解液比重を最高指定値
に回復してやること。 (2)蓄電池の寿命に大きく関わる過充電、不足充電の
生じない時間でなければならないため、t1,t2の充電
時間による充電量に対して終期充電として、0.1C以
下のほぼ一定の充電電流を一定時間供給してやることに
より所定の充電量を確保している。 (3)蓄電池端子電圧を最高一定値に到達させる。 (4)蓄電池の放電量が極くわずかな場合は、蓄電池端
子電圧Vが充電開始から極く短時間で水の分解電位a点
に達するため、t1=t2=極少時間によりこの間の充電
はほとんどされないことになる。t3が無い場合は充電
ができない状態となる。一般に充電量は放電量の110
〜120(%)という公知の値から、t3によりこれの
部分を補うことができるためt3の役割はことに重要で
ある。t3の充電時間は本実施例によれば、いかなる放
電量に対しても120%の充電量を確保するためには4
0〜60分が望ましい値である。
【0022】(5)本充電装置において、充電量の大半
を確保する充電量q1の充電時間t1は、最も重要な基準
となるものであって、蓄電池端子電圧Vが充電開始から
電位a点に達する迄の時間を正確に計測すると共に、t
1と同一充電時間を得るためのt2の時間比率を計測する
基準となるため、t2を計測する時間積算装置T1のタイ
ムアップ迄は確実にt1の計測時間を保持しなければな
らない。
【0023】更にt2をt1と同一比率としたことは次の
理由による。 (1)充電終期をコントロール可能とするため(例えば
kt3(kは可変係数))終期充電時間手前で終了す
る。 (2)本実施例の制御回路の構成が容易である。 (3)t2独自の回路構成にしてあることが、充電時間
可変への展開を可能にする。(例えばkt2(kは可変
係数)) このようにして、総充電時間Tは、t1(応変:放電量
により自動積算)+t2(t1と同一比率)+t3(一
定)の和となっている。
【0024】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る蓄電池充
電装置は、漏洩変圧器を備えた準定電圧方式による充電
装置に、蓄電池のいわゆるガッシングポイントの端子電
圧を検出し、そこまでの時間を基準として充電完了まで
自動的に充電を行わせるタイマーを備えたものであるた
め、従来のガッシングポイントからのタイマー設定によ
る充電方式に比べ、蓄電池の放電量の相違があっても、
充電量/放電量比率をほぼ一定にでき、使用条件による
タイマーの設定値の決定の煩雑さがなくなる等の利点が
あり、例えばゴルフカート用蓄電池の充電器として取扱
容易であり、充電が確実で安価な設備費ですむ等最適で
ある。また、漏洩変圧器の特性と蓄電池の特性を考慮す
ることにより、将来深夜電力を利用する場合の制限条件
等(充電時間等)に合わせることも可能であり、エネル
ギー有効利用の点からも効果的である。
【0025】また本発明に係る蓄電池充電装置は、第1
の時間積算装置の計測終了時間を保持する保持回路を備
えることによって、充電途中でノイズが混入した場合で
も、充電時間の基準となる電解液中の水分解電位までの
計測終了時間を正確に保持するので、充電時間の誤動作
が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図2】本発明の出力電圧−電流特性図である。
【図3】従来例を示すブロック回路図である。
【図4】従来例の出力電圧−電流特性図である。
【図5】本発明による蓄電池の放電深度による充電特性
図である。
【図6】本発明による充電時間、充電量の比率配分の説
明図である。
【図7】本発明による放電量に対する水の分解電位a点
までの時間特性図である。
【図8】本発明の一実施例による充電特性の実証試験デ
ータである。
【図9】本発明の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
RECは準定電圧充電装置、LTは漏洩変圧器、DET
は蓄電池端子電圧検出回路、T1は第1の時間積算装
置、T2は第2の時間積算装置、T3は第3の時間積算装
置、OPは出力回路、ACは交流電源、BATは蓄電
池、電圧V1,V2,V3は放電深度別による蓄電池端子
電圧、Iは充電電流、t1,t2,t3は充電時間、a点
は水の分解電位、HLDはT1保持回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西野 耕司 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 横山 忠夫 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 新神 戸電機株式会社内 (72)発明者 新井 英昭 栃木県宇都宮市馬場通り1丁目1番11号 東京電力株式会社栃木市店内 (72)発明者 日置 ▲しゆん▼吉 長野県南佐久郡臼田町大字下越169番地1 依田電機産業株式会社社内 (72)発明者 池田 清 長野県南佐久郡臼田町大字下越169番地1 依田電機産業株式会社社内 (72)発明者 鷹野 善之 長野県南佐久郡臼田町大字下越169番地1 依田電機産業株式会社社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏洩変圧器LTを備えた準定電圧方式の蓄
    電池充電装置において、 電池電圧が電解液中の水の分解電位に達したのを検出し
    信号を発する検出回路と、 充電開始から始動し前記検出回路の信号にて停止する第
    1の時間積算装置と、 該第1の時間積算装置の停止信号を受けて始動し第1の
    時間積算装置の積算時間と同一の時間動作する第2の時
    間積算装置と、 該第2の時間積算装置の動作停止信号により始動し当初
    より一定時間設定された時間後に停止する第3の時間積
    算装置と、 該第3の時間積算装置の停止信号を受けて充電を停止さ
    せる出力回路とを備えた蓄電池充電装置。
  2. 【請求項2】第1の時間積算装置の計測終了時間を保持
    する保持回路を備えた請求項1記載の蓄電池充電装置。
JP17505091A 1991-07-16 1991-07-16 蓄電池充電装置 Pending JPH0530667A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17505091A JPH0530667A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 蓄電池充電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17505091A JPH0530667A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 蓄電池充電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0530667A true JPH0530667A (ja) 1993-02-05

Family

ID=15989359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17505091A Pending JPH0530667A (ja) 1991-07-16 1991-07-16 蓄電池充電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0530667A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7589437B2 (en) 2002-08-01 2009-09-15 Robert Bosch Gmbh Control unit in a vehicle
JP5423925B1 (ja) * 2012-09-03 2014-02-19 新神戸電機株式会社 鉛蓄電池からなる組電池のリフレッシュ充電方法及び充電装置
KR101490335B1 (ko) * 2013-03-12 2015-02-05 임우종 축전지의 성능 향상을 위한 축전지 충방전 장치와 이를 이용한 축전지의 충방전 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4989825A (ja) * 1972-12-29 1974-08-28
JPS63316640A (ja) * 1987-06-17 1988-12-23 Toyota Autom Loom Works Ltd 充電器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4989825A (ja) * 1972-12-29 1974-08-28
JPS63316640A (ja) * 1987-06-17 1988-12-23 Toyota Autom Loom Works Ltd 充電器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7589437B2 (en) 2002-08-01 2009-09-15 Robert Bosch Gmbh Control unit in a vehicle
JP5423925B1 (ja) * 2012-09-03 2014-02-19 新神戸電機株式会社 鉛蓄電池からなる組電池のリフレッシュ充電方法及び充電装置
WO2014033952A1 (ja) * 2012-09-03 2014-03-06 新神戸電機株式会社 鉛蓄電池からなる組電池のリフレッシュ充電方法及び充電装置
US9112371B2 (en) 2012-09-03 2015-08-18 Shin-Kobe Electric Machinery Co., Ltd. Refresh charging method for an assembled battery constituted from a plurality of lead-acid storage batteries and charging apparatus
TWI587601B (zh) * 2012-09-03 2017-06-11 Hitachi Chemical Co Ltd A reforming charging method and a charging device for a battery pack made of a leaded battery
KR101490335B1 (ko) * 2013-03-12 2015-02-05 임우종 축전지의 성능 향상을 위한 축전지 충방전 장치와 이를 이용한 축전지의 충방전 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3580828B2 (ja) パルス充電方法及び充電装置
JP3216133B2 (ja) 非水電解質二次電池の充電方法
US6495992B1 (en) Method and apparatus for charging batteries utilizing heterogeneous reaction kinetics
JP3198439B2 (ja) 再充電可能な電池を充電する方法と装置
US6965216B2 (en) Method and apparatus for ameliorating electrolyte stratification during rapid charging
JP2003132960A (ja) 電力供給システムに用いる蓄電池の充電状態検出方法および蓄電池の劣化判定方法
JP2003503992A (ja) 再充電可能な電池の充電方法および装置
CN103636097A (zh) 对锂离子电池组充电
US5233284A (en) System and method for rapid charging of a battery
JP3539123B2 (ja) 二次電池の劣化判定方法およびその装置
CN100362690C (zh) 蓄电池的充电方法
US6420853B1 (en) Battery charger capable of accurately determining fully charged condition regardless of batteries with different charge chracteristics
JPH11206034A (ja) 電池の充電法
US20210384740A1 (en) Battery Charger With Automatic Battery Type Identification
JPH0530667A (ja) 蓄電池充電装置
JPH1189104A (ja) 鉛蓄電池の充電方法
JP3785671B2 (ja) 充電方法及び充電装置
JPH0737621A (ja) 2次電池の残存容量の判別装置及びこれを用いた充電装置
JPH0753388Y2 (ja) 充電器
JPH09163624A (ja) 二次電池の充電方法
JP2569791B2 (ja) 充電器
JPH07312231A (ja) 二次電池の充電装置
JPH087793Y2 (ja) 充電器の充電電流制御装置
JPH053633A (ja) バツテリ充電制御装置
JP2564829B2 (ja) 充電器