JPH053057Y2 - - Google Patents

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JPH053057Y2
JPH053057Y2 JP1986050484U JP5048486U JPH053057Y2 JP H053057 Y2 JPH053057 Y2 JP H053057Y2 JP 1986050484 U JP1986050484 U JP 1986050484U JP 5048486 U JP5048486 U JP 5048486U JP H053057 Y2 JPH053057 Y2 JP H053057Y2
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container body
lid
container
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wood
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JP1986050484U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は結婚式その他における引き出物とし
て、或いは店売り用等として、赤飯を詰めて持ち
帰り用等に使用する赤飯用箱に関するものであ
る。
<従来の技術> 従来の赤飯用箱は、一般に木製(経木)の折箱
が使用され、第3図示のように容器本体Aと、こ
の容器本体Aに被冠する蓋体Bとより成り、容器
本体Aおよび蓋体Bの外側全面に化粧紙C,Dを
貼着して構成していた。
<考案が解決しようとする問題点> 上記のような木製の折箱は、その特性として、
一般に知られているように、適当な吸湿性があ
り、殺菌作用(雑菌繁殖抑制作用)を有している
ため赤飯等の鮮度が保持され、また、ほのかな木
の香りは日本人が特に永年親しんできたものであ
つて好ましく、したがつて、古くから、おひつに
代表されるように、ご飯等の保存容器として好適
である。
しかるに、反面において、上記従来品は次のよ
うな点において問題を有していた。
(イ) 容器本体Aと蓋体Bとに化粧紙C,Dを貼着
するので、製造に手間が掛り、コスト高にな
る。
(ロ) 化粧紙C,Dを貼るために多量の接着剤を使
用するので衛生上好ましくない。
(ハ) 従来品は経木で造られているので、保温性が
悪く、家に持ち帰る間に赤飯が冷えてしまう。
(ニ) 蓋体Bは容器本体Aから、はみ出しているの
で、包装がし難く、手間が掛る。
本考案は上記のような点に鑑みてなされたもの
であつて、その目的とするところは、木材のもつ
特性を長所としてそのまゝ活用し、加えて、上記
(イ)〜(ニ)の問題点を解消し、かつ、体裁上も好まし
く、高価に見える赤飯用箱を提供せんとするもの
である。
<問題点を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本考案に係る赤飯用
箱は、上端を開口した有底の容器本体と、下端を
開口し、該開口縁を容器本体の開口縁と同一寸法
に形成した蓋体と、上端を開口し、該開口上端を
容器本体の開口縁から幾分突出させるように形成
して容器本体内に嵌脱自在に嵌合収納した有底の
内側容器とより成り、 上記容器本体および蓋体は発泡樹脂材で造られ
ていると共に上記内側容器は吸水性を保持した木
材で造られており上記蓋体を上記内側容器の突出
端部に嵌脱自在に嵌合するように構成したことを
特徴とするものである。
<作用> 上記のように構成した本考案は次のように作用
する。赤飯の湯気等で発生する水分は木材の吸湿
作用により内側容器で吸水されるので、赤飯の鮮
度は保たれ、また、赤飯は発泡樹脂材の断熱作用
により容器本体と蓋体で外部と断熱されているの
で、長時間にわたり保温される。また、内側容器
は外側の発泡樹脂製の容器本体によつて覆われて
いるので、木材の保湿効果がさらに高まり、赤飯
の乾燥を防止すると共に、赤飯から生ずる湯気を
木材が一度吸収し、この吸収した水分で保湿され
るので赤飯の内側容器へのこびりつきを防止する
作用をなす。
<実施例> 以下、図面を参照して本考案の実施例につき説
明する。第1図、第2図は本考案の1実施例を示
す赤飯用箱である。これらの図において、1は四
角形等に形成した容器本体で、容器本体1は上端
を開口した胴部2の下端に底板3を固設して成つ
ている。そして、容器本体1は発泡スチロール等
の発泡樹脂材で造られている。また、上記胴部2
および底板3の素材は所望の模様等を施こした化
粧用の樹脂フイルムを表面にラミネートしたり、
或いは、表面に所望の模様等を印刷したものを使
用する。
4は下端を開口し、該開口縁5を容器本体1の
開口縁6と同一寸法に形成した蓋体で、蓋体4の
胴部7および天板8は容器本体1と同様の発泡樹
脂材で造られ、また、蓋体4の胴部7および天板
8の素材は、容器本体1と同様に化粧用の樹脂フ
イルム表面にラミネートしたり、或いは表面に模
様を印刷したものを使用する。
9は上端を開口した有底の内側容器で、内側容
器9は開口上端部9aを容器本体1の開口縁6か
ら幾分突出させて容器本体1内に嵌脱自在に嵌合
収納するように形成され、9bは内側容器の下端
に固設した底板である。そして、上記内側容器9
は、吸水性を保持した木材で造られている。この
場合、木材に吸水性を保持させるには次のように
すれば良い。即ち、木は本来的に吸水性を有して
いる。したがつて、木材の表面に漆等を塗布する
等により、表面処理せずに、木の地肌をそのまゝ
表出させておけば良いものである。この木材とし
ては、一般に経木に使用されているエゾ松などが
好適である。
而して、上記蓋体4は内側容器9の突出上端部
(開口上端部9a)に嵌脱自在に嵌合して閉蓋す
るように構成してある。
<考案の効果> 本考案によれば次のような効果を期待すること
ができる。
(1) 発泡樹脂材で造つた容器本体と蓋体および容
器本体内に嵌合収納する内側容器とで構成され
ているので、容器本体と蓋体の素材として化粧
用の樹脂フイルム、或いは印刷を施こされてい
る材料を使用でき、したがつて、従来のように
化粧紙を貼る手間が省けるので、製造が簡単、
かつ、安価に量産することができる。
(2) 従来品のように、化粧紙を貼るための接着剤
を使用しないので、衛生的である。
(3) 内側容器は吸水性を保持した木材で造られて
いるため、その特性として吸湿作用および雑菌
繁殖抑制作用を有している。したがつて、赤飯
の鮮度を保持することができる。
(4) 内側容器は外側の発泡樹脂材により覆われて
いるので、木材の保湿効果はさらに高まり、赤
飯の乾燥を防止すると共に、赤飯から生ずる湯
気を木材が一度吸収し、この吸収した水分で木
材が保湿されるので、内側容器に赤飯がこびり
つくのを防止することができる。
(5) 容器本体と蓋体は発泡樹脂材で造られている
ので、赤飯は長時間にわたり保温される。
(6) 容器本体と蓋体は外形が面一になつているの
で包装がし易い。
(7) 容器本体と内側容器および蓋体とで構成され
ているため、体裁が良く、かつ、高価に見え
る。
(8) 内側容器は上端を開口した有底に形成され、
容器本体内に嵌脱自在に嵌合収納されているの
で、赤飯を家に持ち帰つた後、内側容器を容器
本体から抜き出して、内側容器ごと赤飯を電子
レンジ等で温ためることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る赤飯用箱の1実施例を示
す縦断面図、第2図は同じく、その分解斜視図、
第3図は従来の赤飯用箱を示す縦断面図である。 1……容器本体、2……胴部、3……底板、4
……蓋体、5……蓋体4の開口縁、6……容器本
体1の開口縁、7……胴部、8……天板、9……
内側容器、9a……内側容器の突出上端部、9b
……内側容器の底板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上端を開口した有底の容器本体1と、下端を開
    口し、該開口縁を容器本体1の開口縁と同一寸法
    に形成した蓋体4と、上端を開口し、該開口上端
    部を容器本体の開口縁から幾分突出させるように
    形成して容器本体1内に嵌脱自在に嵌合収納した
    有底の内側容器9とより成り、 上記容器本体1および蓋体4は発泡樹脂材で造
    られていると共に上記内側容器1は吸水性を保持
    した木材で造られており、上記蓋体4を上記内側
    容器1の突出端部に嵌脱自在に嵌合するように構
    成したことを特徴とする、 赤飯用箱。
JP1986050484U 1986-04-04 1986-04-04 Expired - Lifetime JPH053057Y2 (ja)

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JP1986050484U JPH053057Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JPS62161820U JPS62161820U (ja) 1987-10-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5358791U (ja) * 1976-10-15 1978-05-19
JPS53106279U (ja) * 1977-01-29 1978-08-26

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JPS62161820U (ja) 1987-10-14

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