JPH0530560Y2 - - Google Patents

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JPH0530560Y2
JPH0530560Y2 JP17173987U JP17173987U JPH0530560Y2 JP H0530560 Y2 JPH0530560 Y2 JP H0530560Y2 JP 17173987 U JP17173987 U JP 17173987U JP 17173987 U JP17173987 U JP 17173987U JP H0530560 Y2 JPH0530560 Y2 JP H0530560Y2
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torque motor
spool
signal
steering
hydraulic pump
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧モータを制御して船舶の舵角を
操作する舶用舵取り装置の改良に関するものであ
る。
(従来技術及びその問題点) この種の舶用舵取り装置に関して従来から第5
図に示す特公昭58−42077号が知られている。
第5図中で、1はトルクモータ9、スプール弁
10、傾転板制御式油圧ポンプ11、サーボバル
ブ油圧ポンプ12、リンク14、16及びセンタ
ースプリング15等からなる舵取り機構である。
2は操舵輪(舵角命令手段)であり、指令信号
発生回路3で操舵輪2の動きを指令信号に変換
し、バツクアツプ回路30、トルクモータ駆動回
路6、で前記トルクモータ9を駆動し、油圧ポン
プ11からの圧油で舵軸駆動シリンダ25を伸縮
し、舵軸7を回動し、ポテンシヨメータ8でフイ
ードバツク信号をバツクアツプ回路30に入力し
ている。
この従来例では、操舵命令に対するフイードバ
ツクはポテンシヨメータ8からのフイードバツク
信号のみであり、トルクモータ9をその出力がセ
ンタースプリング15のばね力と釣り合つた点で
停止している(力制御)。したがつて、トクルモ
ータ9の停止点がスプリング15の精度(ばね定
数のバラツキ)で狂うという点で不十分であり、
油圧ポンプ11の吐出量すなわち転舵速度の調整
が困難である。
トルクモータ9の停止点精度を高める必要から
ばね定数の高いセンタースプリング15が必要
で、大出力のトルクモータ9が必要になる。
センタースプリングは性質上、中立状態で予圧
が与えられているため、与えられる制御信号が一
定値以上にならないとトルクモータ9は動作せ
ず、不感帯が発生し、電気的に不感帯を除くバツ
クアツプ回路30が必要になる。
機側操縦の場合は、トルクモータ9の回動腕を
操作しなければならず、油圧ポンプ11の吐出量
は不明で操舵が困難である。
ポテンシヨンメータ8からフイードバツク信号
を受けずに、トルクモータを直接駆動させて舵取
機を操舵するノンフオロー操舵では、トルクモー
タ9が中立に復帰した後に油圧ポンプ11の制御
シリンダが中立になるので、油圧ポンプ11の停
止命令が遅れて舵軸7が2°〜3°大きな舵角になる
(流舵現象)。したがつて、精度のよいノンフオロ
ー操舵が困難なばかりでなく、大舵角での操舵は
前述の流舵現象によつて操舵が困難である。
また、トルクモータ9とスプール弁10、油圧
ポンプ制御シリンダ等とを一体にユニツト化する
技術については何等開示されていない。
(考案の目的) 本考案は、以上の不具合を解消するために、ト
ルクモータの停止点をセンタースプリングのばね
力に依存せず、電気的なフイードバツク手段でト
ルクモータの停止点を決定できる舶用舵取り装置
を提供することを目的としている。
(考案の構成) (1) 技術的手段 本考案は、船舶の舵角命令手段の動きに応じ船
の舵を駆動するため、前記舵角命令手段の指令信
号を受け、この指令信号により駆動される舵角の
舵角信号をフイードバツク信号として受けるサー
ボ増幅器と、このサーボ増幅器からの出力を受け
てトルクモータの制御信号を出力するトルクモー
タ駆動回路と、前記制御信号に応じた所定のトル
クで回動腕を駆動するトルクモータと、操舵駆動
シリンダへ作動圧油を供給する油圧ポンプと、こ
の油圧ポンプの制御シリンダへの制御圧油の供給
を制御するスプール弁とを備えた舶用舵取り装置
において、前記トルクモータの回動腕をスプール
弁のスプールに連結し、このスプールの動きを受
けてフイードバツク信号を、前記サーボ増幅器と
トルクモータ駆動回路との間の加算点に入力する
差動変圧器を設けたことを特徴とする舶用舵取り
装置である。
(2) 作用 差動変圧器でトルクモータの回動を検出し、作
動変圧器の信号をトルクモータ駆動回路にフイー
ドバツクしてトルクモータの停止点を正確に制御
する。
(実施例) 本考案を採用した舶用舵取り装置を示す第1図
において、第5図と同一の符号で示した部分は同
一または相当部分を示す。
第1図中で、トルクモータ9の回動アーム13
はスプール弁10のスプール40に直接に連結し
ており、スプール40はスリーブ42内で摺動自
在である。スプール40には従来のセンタースプ
リング15より大巾にばね力の弱いリターンスプ
リング44が設けられている。スプール弁10は
傾転板制御式の油圧ポンプ11の制御シリンダ2
4に繋がる通路45、46を切換えて、制御シリ
ンダ24を駆動するようになつている。なお、油
圧ポンプ11は斜軸ポンプ等の他の可変流量ポン
プでもよい。
また、スリーブ42、制御シリンダ24には詳
しくは後述するフイードバツクレバー48が連結
しており、フイードバツクレバー48の一端部は
支点49に軸支してある。
前記スプール40の下端部には、スプール40
の摺動すなわちトルクモータ9の回動アーム13
の回動をフイードバツク信号50aに変換する差
動変圧器50が連結している。差動変圧器50の
フイードバツク信号50aはサーボ増幅器5とト
ルクモータ駆動回路6の間の加算点52に入力し
ている。
以上のように、制御シリンダ24に相当するパ
ワー部とスプール弁10に相当するサーボ部等は
第2図に示すように一体化されてレギユレータ5
4を構成している。第2図中で、レギユレータ5
4のケーシング56には、スプール弁10、制御
シリンダ24を内蔵し、通路45,46がケーシ
ング56の肉厚内に形成されている。ケーシング
56の上端面にはトルクモータ9が固定されてい
る。トルクモータ9の回動アーム13(第1図)
に繋がるピン58はスプール40に連結してい
る。
スプール40の第2図中の左端部には差動変圧
器50のコア60が連結し、このコア60の先端
部の周囲にコイルが設けられており、コア60の
中立位置からの変位量をフイードバツク信号50
aに変換するようになつている。
フイードバツクレバー48は支点49(ピン)
でケーシング56に軸支され、第3図に示すよう
に、ピン64,66でスプール40と制御シリン
ダ24のサーボピストン68に連結している。第
3図中で70はケーシング56を覆うフロントカ
バーである。
第2図のa矢視図である第2a図に示すよう
に、トルクモータ9の回動アーム13の回動角を
指示する指針72と目盛り74を設け、機側操縦
の場合には目盛り74を見ながらノブ76でトル
クモータ9を操作するようになつている。なお、
トルクモータ9に機械的な最大回動角規制ストツ
パーを設けることもできる。
次に作用を説明する。トルクモータ9の回動ア
ーム13の回動角に対する舵取り機構1の動作を
示す第4図A,B,C,Dで、第4図Aは指令信
号が零レベルすなわち舵が停止している状態を図
示している。
指令信号によりトルクモータ9が矢印の方向に
回動すると、フイードバツクレバー48は49を
中心に回動し、第4図Bの状態になる。この状態
では12よりスプール弁10を通つて油圧ポンプ
11の制御シリンダ24に制御圧油が入り、サー
ボピストン68が押し下げられて油圧ポンプ11
が所定吐出量で作動油を吐出し、フイードバツク
レバー48は49を中心に第4図Cの位置まで移
動し、第1図に図示する舵軸駆動シリンダ25に
油圧をかけて舵軸7を駆動する。
この時第4図Bに図示するスプール40の摺動
を差動変圧器50で検出してフイードバツク信号
50a(第1図)を加算点52に出力し、トルク
モータ駆動回路6でトルクモータ9の回動を停止
する。このトルクモータ9の停止点はトルクモー
タ9の回動アーム13に直接に連結した差動変圧
器50で決定するので、従来のように第5図のセ
ンタースプリング15のばね力が介在せず、差動
変圧器50の停止点は正確である。
舵軸7が所定の位置まで駆動されると、ポテン
シヨメータ8からのフイードバツク信号でサーボ
増幅器5の出力は零レベルになり、フイードバツ
ク信号50aにより加算点52での出力は負とな
り、トルクモータを反対方向に回動させ、第4図
Dの位置になる。
続いて、スプール弁10の切換えによりサーボ
ピストン68が上つて油圧ポンプ11の吐出量が
零になり、フイードバツクレバー48は支点49
を中心に回動し第4図Aの位置に戻る。このよう
に1つの指令信号に対して舵取り機構1は第4図
A→B→C→D→Aの順で舵軸7を操作する。
スプール弁10のリターンスプリング44は電
源が故障した場合にスプール40を中立位置に戻
すために設けられているが、リターンスプリング
44はばね力が弱くトルクモータ9の作動に影響
を及ぼすことは殆んどない。
ノンフオローアツプ操舵時は、油圧回路内のス
プール弁51に形成されたポンプバイパス51a
と命令信号とが連動するようにしているため、命
令終了とともにポンプバイパスが作動し、油圧ポ
ンプ11はトルクモータ9より遅れて中立になる
が、油圧ポンプ11からの圧油はシリンダ25に
流入せず、舵は命令舵角で停止し、従来のような
流舵現象がなく、大舵角でも安全に操舵可能であ
る。
第2図、第3図に示すようにトルクモータ9、
スプール弁10、制御シリンダ24、差動変圧器
50等はケーシング56に一体化されているの
で、コンパクトな構造になり、従来のように造船
所でのトルクモータの据付、調整作業が不要にな
る。なお、電気的な調整は従来と同様である。
(考案の効果) 以上説明したように本考案による舶用舵取り装
置では、トルクモータ9の停止点を検出する差動
変圧器50を設け、差動変圧器50のフイードバ
ツク信号50aを加算点52にフイードバツクす
るようにしたので、従来のセンタースプリング1
5のばね精度に起因するトルクモータ9の停止点
の誤差が発生せず、電気的なバツクアツプ回路3
0がなくても安定した精度のよい操舵が可能にな
る。
トルクモータ9に働くリターンスプリング44
のばね力は極弱いので、トルクモータ9の出力は
小さくて済み、トルクモータ9を小型化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用した装置の構造略図、第
2図はレギユレータの正面図、第2a図は第2図
のa矢視図、第3図は第2図の矢視図、第4図
は装置の作動を示す構造略図、第5図は従来例を
示す構造略図である。 9……トルクモータ、10……スプール弁、1
1……油圧ポンプ、40……スプール、42……
スリーブ、50……差動変圧器、52……加算
点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 船舶の舵角命令手段の動きに応じ船の舵を駆
    動するため、前記舵角命令手段の指令信号を受
    け、この指令信号により駆動される舵角の舵角
    信号をフイードバツク信号として受けるサーボ
    増幅器と、このサーボ増幅器からの出力を受け
    てトルクモータの制御信号を出力するトルクモ
    ータ駆動回路と、前記制御信号に応じた所定の
    トルクで回動腕を駆動するトルクモータと、操
    舵駆動シリンダへ作動圧油を供給する油圧ポン
    プと、この油圧ポンプの制御シリンダへの制御
    圧油の供給を制御するスプール弁とを備えた舶
    用舵取り装置において、前記トルクモータの回
    動腕をスプール弁のスプールに連結し、このス
    プールの動きを受けてフイードバツク信号を、
    前記サーボ増幅器とトルクモータ駆動回路との
    間の加算点に入力する差動変圧器を設けたこと
    を特徴とする舶用舵取り装置。 (2) 前記スプール弁には、トルクモータを中立に
    戻す弱いリターンスプリングを設けてある実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の舶用舵取り装
    置。
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