JPH05305529A - 弁付塗布具の金属製管状先体の製造方法 - Google Patents
弁付塗布具の金属製管状先体の製造方法Info
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- JPH05305529A JPH05305529A JP4140052A JP14005292A JPH05305529A JP H05305529 A JPH05305529 A JP H05305529A JP 4140052 A JP4140052 A JP 4140052A JP 14005292 A JP14005292 A JP 14005292A JP H05305529 A JPH05305529 A JP H05305529A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/24—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat
- B65D47/248—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge with poppet valves or lift valves, i.e. valves opening or closing a passageway by a relative motion substantially perpendicular to the plane of the seat the valve being opened or closed by imparting a motion to the valve stem
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Abstract
(57)【要約】
【目的】実質的に液漏れのない、先端弁式の弁付塗布具
の先端の金属製管状体の生産性を向上し、安価に製造す
る。 【構成】 内部に孔、先端に貫通孔、前記孔と前記貫通
孔との間に座部を形成した金属製管状先体を製造するに
当って、前記孔を形成する工程、前記貫通孔を形成する
工程及び前記座部を形成する工程よりなり、前記座部を
形成する工程で使用する切削刃の外径が、前記孔を形成
する工程で使用する切削刃の外径より小さく、且つ、前
記座部に圧接する弁体の弁部の最大外径よりも大きい個
とを特徴とする。
の先端の金属製管状体の生産性を向上し、安価に製造す
る。 【構成】 内部に孔、先端に貫通孔、前記孔と前記貫通
孔との間に座部を形成した金属製管状先体を製造するに
当って、前記孔を形成する工程、前記貫通孔を形成する
工程及び前記座部を形成する工程よりなり、前記座部を
形成する工程で使用する切削刃の外径が、前記孔を形成
する工程で使用する切削刃の外径より小さく、且つ、前
記座部に圧接する弁体の弁部の最大外径よりも大きい個
とを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘度が30〜300c
psの修正液、インキ、塗料、化粧料又は目地用の黴防
止補修剤などの塗布液を収納した弁付塗布具の金属製管
状先体の製造方法に関し、特に細い線状の塗布を行なう
のに好適なように先体を金属製管状体で形成し、この金
属製管状先体に形成した座部と当接して弁機構を構成す
る弁部を形成した弁体を金属材料で形成してなる弁付塗
布具の金属製管状先体の製造方法に関するものである。
psの修正液、インキ、塗料、化粧料又は目地用の黴防
止補修剤などの塗布液を収納した弁付塗布具の金属製管
状先体の製造方法に関し、特に細い線状の塗布を行なう
のに好適なように先体を金属製管状体で形成し、この金
属製管状先体に形成した座部と当接して弁機構を構成す
る弁部を形成した弁体を金属材料で形成してなる弁付塗
布具の金属製管状先体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、細い塗布跡を得られ
るように、先端に金属製管状先体を固着した弁付塗布具
が提案されている。この弁付塗布具は、不図示の塗布液
室を内部に有する本体と、この本体(不図示)の先部に
固着された先体1と、この先体1の先部に固着された金
属製管状先体2と、この金属製管状先体2の内部に配置
され、先端方向に付勢された弁体3とよりなっている。
前記金属製管状先体2は、内部に孔2aを形成し、この
孔2aより直径の小さな貫通孔2bを先端に設け、前記
孔2aと前記貫通孔2bとの間に座部2cを形成したも
のである。また、前記弁体3は、先端の塗布部3aを前
記貫通孔2bより突出させると共に前記座部2cに圧接
して弁機構を構成する弁部3bを形成したものである。
るように、先端に金属製管状先体を固着した弁付塗布具
が提案されている。この弁付塗布具は、不図示の塗布液
室を内部に有する本体と、この本体(不図示)の先部に
固着された先体1と、この先体1の先部に固着された金
属製管状先体2と、この金属製管状先体2の内部に配置
され、先端方向に付勢された弁体3とよりなっている。
前記金属製管状先体2は、内部に孔2aを形成し、この
孔2aより直径の小さな貫通孔2bを先端に設け、前記
孔2aと前記貫通孔2bとの間に座部2cを形成したも
のである。また、前記弁体3は、先端の塗布部3aを前
記貫通孔2bより突出させると共に前記座部2cに圧接
して弁機構を構成する弁部3bを形成したものである。
【0003】この種の弁付塗布具は、塗布部3aを紙面
などの被塗布面に圧接させ弁体3を後方に移動させるこ
とによって弁機構を開放し、塗布液を座部2cと弁部3
bとの間隙及び貫通孔2bと塗布部3aとの間隙から吐
出させる構造である。従って、塗布跡を細くするには、
金属製管状先体2を細くしたり、貫通孔2bを小さくす
れば良い。
などの被塗布面に圧接させ弁体3を後方に移動させるこ
とによって弁機構を開放し、塗布液を座部2cと弁部3
bとの間隙及び貫通孔2bと塗布部3aとの間隙から吐
出させる構造である。従って、塗布跡を細くするには、
金属製管状先体2を細くしたり、貫通孔2bを小さくす
れば良い。
【0004】ところが、金属製管状先体2は、上記のよ
うにその内部に弁体3を移動可能に配置する必要から、
その肉厚を非常に薄いものとせざるを得ない。薄い肉厚
であっても十分な機械的な強度を得るため、その材質と
して切削性の困難なステンレス、チタン等の耐食性金属
材料を使用することとなる。この場合、加工方法とし
て、一般的には旋削加工(即ち、加工物及び/又は刃物
を回転させながら行なう加工)が採用される。
うにその内部に弁体3を移動可能に配置する必要から、
その肉厚を非常に薄いものとせざるを得ない。薄い肉厚
であっても十分な機械的な強度を得るため、その材質と
して切削性の困難なステンレス、チタン等の耐食性金属
材料を使用することとなる。この場合、加工方法とし
て、一般的には旋削加工(即ち、加工物及び/又は刃物
を回転させながら行なう加工)が採用される。
【0005】上記材料を用いて金属製管状先体2のよう
な複数の異なった内径の孔(孔2a及び貫通孔2b)を
有し、更に、弁機構の一方である座部2cを有するもの
を製造するに当っては、最初に大きな外径の切削刃を用
いて孔2aを形成し、次に小さな外径の切削刃を用いて
貫通孔2bを形成し、最後に仕上げ刃を用いて座部2c
を形成するという工程が採用される。通常、前記仕上げ
刃は、上記孔2aを形成する切削刃より僅かに外径が大
きなものを用いる。このように、仕上げ刃を用いる場
合、2段階で加工を行うのは、 仕上げ刃による旋削加工は、精密平滑な加工面を得る
ための加工であるが、その加工速度は他の加工速度に比
較して非常に遅く、仕上げ刃の価格も他の旋削刃に比較
して高価である。 仕上げ刃に限らないが、その旋削部分が多いほど旋削
時間及び刃の交換回数が多くなる。仕上げ刃の場合は特
に著しい。 従って、前記仕上げ刃より僅かに外径が小さな切削刃
によって孔2aを所謂下穴として形成しておかなけれ
ば、旋削時間及び刃の交換回数が多くなり、製造費用が
非常に高いものとなってしまうという理由による。
な複数の異なった内径の孔(孔2a及び貫通孔2b)を
有し、更に、弁機構の一方である座部2cを有するもの
を製造するに当っては、最初に大きな外径の切削刃を用
いて孔2aを形成し、次に小さな外径の切削刃を用いて
貫通孔2bを形成し、最後に仕上げ刃を用いて座部2c
を形成するという工程が採用される。通常、前記仕上げ
刃は、上記孔2aを形成する切削刃より僅かに外径が大
きなものを用いる。このように、仕上げ刃を用いる場
合、2段階で加工を行うのは、 仕上げ刃による旋削加工は、精密平滑な加工面を得る
ための加工であるが、その加工速度は他の加工速度に比
較して非常に遅く、仕上げ刃の価格も他の旋削刃に比較
して高価である。 仕上げ刃に限らないが、その旋削部分が多いほど旋削
時間及び刃の交換回数が多くなる。仕上げ刃の場合は特
に著しい。 従って、前記仕上げ刃より僅かに外径が小さな切削刃
によって孔2aを所謂下穴として形成しておかなけれ
ば、旋削時間及び刃の交換回数が多くなり、製造費用が
非常に高いものとなってしまうという理由による。
【0006】尚、加工機としては、自動旋盤、インデッ
クスマシン等を用いる。
クスマシン等を用いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】生産性の低さである。
本発明に係る弁付塗布具の金属製管状体2のように、細
い管状体の内部に形成される弁機構の一方である座部2
cは、その表面が非常に高度に平滑である必要がある。
そのため、座部2cを加工する仕上げ工程は、非常に高
い精度を要求されるため、個々の金属製管状体2の座部
2cを加工する為に時間が長くかかり、また、仕上げ刃
交換は頻繁に行うことが必要となる。そこで、本発明に
係る弁付塗布具の金属製管状体2は、生産性が低いとい
う問題が発生する。本発明は、前記問題を解決すること
を課題となしたもので、密ぺいせいの良好な弁機構を形
成できるよう精弁付塗布具の金属製管状体密な弁座を形
成でき、かつ、加工時間を短縮し、仕上げ刃の交換周期
を長くして弁付塗布具の金属製管状体の生産性を挙げる
製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る弁付塗布具の金属製管状体2のように、細
い管状体の内部に形成される弁機構の一方である座部2
cは、その表面が非常に高度に平滑である必要がある。
そのため、座部2cを加工する仕上げ工程は、非常に高
い精度を要求されるため、個々の金属製管状体2の座部
2cを加工する為に時間が長くかかり、また、仕上げ刃
交換は頻繁に行うことが必要となる。そこで、本発明に
係る弁付塗布具の金属製管状体2は、生産性が低いとい
う問題が発生する。本発明は、前記問題を解決すること
を課題となしたもので、密ぺいせいの良好な弁機構を形
成できるよう精弁付塗布具の金属製管状体密な弁座を形
成でき、かつ、加工時間を短縮し、仕上げ刃の交換周期
を長くして弁付塗布具の金属製管状体の生産性を挙げる
製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に孔を設
け、この孔より直径の小さな貫通孔を先端に設け、前記
孔と前記貫通孔との間に座部を形成した金属製管状先体
と、前記孔中に配置され、前記貫通孔より先端塗布部を
突出させると共に前記座部に弁部を圧接するよう前記貫
通孔側に付勢された弁体とよりなる弁付塗布具の金属製
管状先体の製造方法において、この製造方法が、前記孔
を形成する工程、前記貫通孔を形成する工程及び前記座
部を形成する工程よりなり、前記座部を形成する工程で
使用する切削刃の外径が、前記孔を形成する工程で使用
する切削刃の外径より小さく、且つ、前記弁体の弁部の
最大外径以上であることを特徴とする弁付塗布具の金属
製管状先体の製造方法を要旨とするものである。
け、この孔より直径の小さな貫通孔を先端に設け、前記
孔と前記貫通孔との間に座部を形成した金属製管状先体
と、前記孔中に配置され、前記貫通孔より先端塗布部を
突出させると共に前記座部に弁部を圧接するよう前記貫
通孔側に付勢された弁体とよりなる弁付塗布具の金属製
管状先体の製造方法において、この製造方法が、前記孔
を形成する工程、前記貫通孔を形成する工程及び前記座
部を形成する工程よりなり、前記座部を形成する工程で
使用する切削刃の外径が、前記孔を形成する工程で使用
する切削刃の外径より小さく、且つ、前記弁体の弁部の
最大外径以上であることを特徴とする弁付塗布具の金属
製管状先体の製造方法を要旨とするものである。
【0009】
【実施例】以下、詳述する。図1及び図2は、本発明に
係る弁付塗布具の金属製管状体の製造方法による弁付塗
布具の一実施例を示すものである。参照符号1は、図示
しない本体の先部に固着された先体であって、この先体
1の先部には金属製管状体2が固着されている。この金
属製管状体2の内部には、孔2aを形成し、この孔2a
より小径の貫通孔2bを先端に形成し、前記孔2aと前
記貫通孔2bとの間に座部2cを形成している。また、
参照符号3は弁体であって、この弁体3は、前記金属製
管状体2内部に弾撥体4によって前方に付勢されて配置
され、先端の塗布部3aを前記貫通孔2bより突出させ
ると共に前記座部2cに圧接して弁機構を構成する弁部
3bを形成してなるものである。
係る弁付塗布具の金属製管状体の製造方法による弁付塗
布具の一実施例を示すものである。参照符号1は、図示
しない本体の先部に固着された先体であって、この先体
1の先部には金属製管状体2が固着されている。この金
属製管状体2の内部には、孔2aを形成し、この孔2a
より小径の貫通孔2bを先端に形成し、前記孔2aと前
記貫通孔2bとの間に座部2cを形成している。また、
参照符号3は弁体であって、この弁体3は、前記金属製
管状体2内部に弾撥体4によって前方に付勢されて配置
され、先端の塗布部3aを前記貫通孔2bより突出させ
ると共に前記座部2cに圧接して弁機構を構成する弁部
3bを形成してなるものである。
【0010】上記金属製管状体2を製造するには、先
ず、金属製の棒状体に孔2aを形成する。次に、前記孔
2aを形成する工程で使用した切削刃より外径の小さい
切削刃を用いて貫通孔2bを形成する。最後に、前記孔
2aを形成した切削刃より外径の小さい仕上げ刃を用い
て座部2cを形成する。この時、図2に示すように、孔
2aと座部2cとの間には、段部2dが形成されるが、
この段部2dが前記弁部3bと当接しないように、仕上
げ刃の外径を、前記弁部3bの最大外径より大きくする
必要がある。
ず、金属製の棒状体に孔2aを形成する。次に、前記孔
2aを形成する工程で使用した切削刃より外径の小さい
切削刃を用いて貫通孔2bを形成する。最後に、前記孔
2aを形成した切削刃より外径の小さい仕上げ刃を用い
て座部2cを形成する。この時、図2に示すように、孔
2aと座部2cとの間には、段部2dが形成されるが、
この段部2dが前記弁部3bと当接しないように、仕上
げ刃の外径を、前記弁部3bの最大外径より大きくする
必要がある。
【0011】実施例として、金属材料としてクロム−モ
リブデン系ステンレス製丸棒材(直径:3.0mm、S
F20T、下村特殊鋼(株)製)を用い、先ず、直径
1.15mmの旋削刃により孔2aの加工を行ない、次
に、直径0.91mmの旋削刃による貫通孔2bの加工
を行ない、最後に、直径1.13mmの仕上げ刃により
座部2cを形成して金属製管状先体2を製造した。更
に、この金属製管状先体2を合成樹脂製の先体1の先部
に固着し、金属材料で形成した弁体3を金属製管状先体
2内に弾撥体4によって前方に付勢させるよう配置し
た。なお、弁部3bの最大外径は、1.105mmであ
る。
リブデン系ステンレス製丸棒材(直径:3.0mm、S
F20T、下村特殊鋼(株)製)を用い、先ず、直径
1.15mmの旋削刃により孔2aの加工を行ない、次
に、直径0.91mmの旋削刃による貫通孔2bの加工
を行ない、最後に、直径1.13mmの仕上げ刃により
座部2cを形成して金属製管状先体2を製造した。更
に、この金属製管状先体2を合成樹脂製の先体1の先部
に固着し、金属材料で形成した弁体3を金属製管状先体
2内に弾撥体4によって前方に付勢させるよう配置し
た。なお、弁部3bの最大外径は、1.105mmであ
る。
【0012】比較例1として、直径1.100mmの仕
上げ刃を用いた以外は実施例と同様になして金属製管状
体2を製造し、弁体3を金属製管状先体2内に配置し
た。
上げ刃を用いた以外は実施例と同様になして金属製管状
体2を製造し、弁体3を金属製管状先体2内に配置し
た。
【0013】比較例2として、直径1.18mmの仕上
げ刃を用いた以外は実施例と同様になして金属製管状体
2を製造し、弁体3を金属製管状先体2内に配置した。
げ刃を用いた以外は実施例と同様になして金属製管状体
2を製造し、弁体3を金属製管状先体2内に配置した。
【0014】上記、実施例及び比較例1、比較例2の金
属製管状体2の製造時間と、弁体3を配置した場合の弁
機構からの空気漏れを試験した。結果を表1に示す。
属製管状体2の製造時間と、弁体3を配置した場合の弁
機構からの空気漏れを試験した。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】加工時間試験:比較例2の加工時間を標準
として、評価した。
として、評価した。
【0017】塗布液漏れ試験:後方から、1.0kg/
cm2 の圧力をかけ、空気の漏れ量が0.8ml/秒を
超えたサンプルの個数。 空気漏れ量(1):製造を始めてから1〜100番目の
サンプル 空気漏れ量(2):製造を始めてから101〜200番
目のサンプル
cm2 の圧力をかけ、空気の漏れ量が0.8ml/秒を
超えたサンプルの個数。 空気漏れ量(1):製造を始めてから1〜100番目の
サンプル 空気漏れ量(2):製造を始めてから101〜200番
目のサンプル
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る金属製管状体の製造方法は、従来の製造方法に比較し
て短時間に製造できるので、弁機構の密閉度が良好な金
属製管状体が安価に製造できるという生産技術上、優れ
た製造方法である。
る金属製管状体の製造方法は、従来の製造方法に比較し
て短時間に製造できるので、弁機構の密閉度が良好な金
属製管状体が安価に製造できるという生産技術上、優れ
た製造方法である。
【図1】 本発明に係る弁付塗布具の要部縦断面図であ
る。
る。
【図2】 図1の弁座部近傍の拡大図である。
【図3】 比較例2の図2相当図である。
1 先体 2 金属製管状先体 2a 孔 2b 貫通孔 2c 座部 3 弁体 3a 塗布部 3b 弁部
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に孔を設け、この孔より直径の小さ
な貫通孔を先端に設け、前記孔と前記貫通孔との間に座
部を形成した金属製管状先体と、前記孔中に配置され、
前記貫通孔より先端塗布部を突出させると共に前記座部
に弁部を圧接するよう前記貫通孔側に付勢された弁体と
よりなる弁付塗布具の金属製管状先体の製造方法におい
て、この製造方法が、前記孔を形成する工程、前記貫通
孔を形成する工程及び前記座部を形成する工程よりな
り、前記座部を形成する工程で使用する切削刃の外径
が、前記孔を形成する工程で使用する切削刃の外径より
小さく、且つ、前記弁体の弁部の最大外径以上であるこ
とを特徴とする弁付塗布具の金属製管状先体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140052A JPH05305529A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 弁付塗布具の金属製管状先体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4140052A JPH05305529A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 弁付塗布具の金属製管状先体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305529A true JPH05305529A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15259870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4140052A Pending JPH05305529A (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | 弁付塗布具の金属製管状先体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305529A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0695522A2 (en) | 1994-08-01 | 1996-02-07 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Liquid applicator |
US5938360A (en) * | 1997-05-27 | 1999-08-17 | Macide Enterprise Limited Company | Pen nib structure for smooth painting |
JP2010208208A (ja) * | 2009-03-11 | 2010-09-24 | Yasuhisa Koki:Kk | 描画ペン |
CN103770513A (zh) * | 2012-10-22 | 2014-05-07 | 苏州才子佳人文化传播有限公司 | 一种具有保湿及洗笔功能的新型笔 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP4140052A patent/JPH05305529A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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