JPH0530537U - チルト機構 - Google Patents

チルト機構

Info

Publication number
JPH0530537U
JPH0530537U JP7915391U JP7915391U JPH0530537U JP H0530537 U JPH0530537 U JP H0530537U JP 7915391 U JP7915391 U JP 7915391U JP 7915391 U JP7915391 U JP 7915391U JP H0530537 U JPH0530537 U JP H0530537U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
plate portion
holding plate
flange
fixed bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7915391U
Other languages
English (en)
Inventor
史朗 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7915391U priority Critical patent/JPH0530537U/ja
Publication of JPH0530537U publication Critical patent/JPH0530537U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置等の搭載物を所望の角度傾けるチル
ト機構に関し、搭載物の傾斜角が安定して維持されるこ
とを目的とする。 【構成】 架台1に取着する固定軸受20と、中心に孔21
b を有する挟持板部21a、及び搭載物2を取付けるねじ
孔21d を有し挟持板部21a に直交する取付板部21c より
なり、挟持板部21a で固定軸受20の両端面を挟む一対の
可傾部材21ーL,21ーRと、一方の可傾部材21ーL側か
ら軸部26a を固定軸受20の軸孔20a に嵌挿するフランジ
付軸26と、フランジ付軸26のフランジ26b と一方の可傾
部材21ーLの挟持板部21a との間に介在する波座金25
と、フランジ付軸26の軸部26a の端面に設けたねじ孔26
c に螺着することで、他方の可傾部材21ーRの挟持板部
21a をフランジ付軸26に固着するねじ28とを、備えた構
成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表示装置等の搭載物を所望の角度傾けるチルト機構に関する。 近年は、ワードプロセッサ, パーソナルコンピュータ等の表示装置として液晶 表示板が多用されている。これらの表示装置は、見易いようにオペレータの姿勢 等に合わせて垂直面に対して所望の角度傾斜した状態で使用される。
【0002】 したがって、これらの表示装置には一般に水平軸を中心として所望の角度範囲 で回動自在とするチルト機構が採用されている。
【0003】
【従来の技術】
図3は従来例の斜視図、図4は従来例の断面図である。 図において、1は、ワードプロセッサ, パーソナルコンピュータ等の本体装置 を内装した架台である。
【0004】 2は、水平軸を中心として所望の角度範囲で回動自在に架台1に装着される、 液晶表示板等の枠形に構成された搭載物である。 搭載物2を架台1に固着した水平軸を中心として所望の角度範囲で回動する従 来のチルト機構は、水平板部を架台1にねじ止め固着するL形の固定軸受10と、 固定軸受10の垂直板に水平に片持梁形に固着する水平軸11と、回動自在に水平軸 11に外嵌する円筒体12と、円筒体12の開放側の端面にねじ19を用いて固着する平 面視L形の可傾板18とで構成されている。
【0005】 可傾板18はL形のその一方の板部材18a を円筒体12の端面に固着し、他方の板 部材18b にねじ孔を設け、この板部材18b に搭載物2をねじ止め固着している。 一方、円筒体12に設けた円周方向に所望に長い円弧形スリット13を設け、頸部 が十分に長いねじ15をこの円弧形スリット13に遊挿し、水平軸11のねじ孔に螺着 している。
【0006】 そして、下面が円筒体12に外接するように座金14をねじ15の頸部に嵌挿し、座 金14とねじ15の頭部との間にコイルばね16を介在させることで、座金14を円筒体 12に所望の力で押圧させている。
【0007】 上述のように構成されているので、搭載物2を下側縁等を引き上げる或いは押 し下げて、搭載物2の傾斜角を所望に調整した後に手を離すと、搭載物2はその 傾斜角度を維持する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来のチルト機構は、座金と円筒体とが線接触しているので、座金と 円筒体間の摩擦力が不安定である。その結果搭載物を所望の角度に傾斜した後に 時間が経つと、搭載物の自重によりその傾斜角度が狂うという問題点があった。
【0009】 本発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、搭載物の傾斜角が安定して 維持されるチルト機構を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、図1に例示したように、軸孔20a を水 平にして架台1に取着する固定軸受20と、中心に孔21b を有する挟持板部21a 、 及び搭載物2を取付けるねじ孔21d を有する取付板部21c よりなる平面視L形で 、固定軸受20の左右の端面をそれぞれの挟持板部21a で挟装する一対の可傾部材 21ーL,21ーRとを備えている。
【0011】 また、一方の可傾部材21ーL側から軸部26a を固定軸受20の軸孔20a に嵌挿す るフランジ付軸26と、フランジ付軸26のフランジ26b と一方の可傾部材21ーLの 挟持板部21a との間に介在する波座金25と、フランジ付軸26の軸部26a の端面に 設けたねじ孔26c に螺着することで、他方の可傾部材21ーRの挟持板部21a をフ ランジ付軸26に固着するねじ28とを、備えた構成とする。
【0012】
【作用】
本考案によれば、架台に固着された固定軸受の左右の端面に、搭載物を固着し た可傾部材の挟持板部の面が波座金の弾力により押圧されているので、搭載物を 手動で所望の方向に押すと、固定軸受の端面と挟持板部の面とが接触圧力に抗し て摺動し、可傾部材がフランジ付軸を中心とし所望の角度回転する。そして手を 離すことでその回転運動が停止し搭載物が所望の傾斜角を保持する。
【0013】 この際、固定軸受と可傾部材とが面接触している。一方、波座金と一方の可傾 部材の挟持板部間、及び波座金とフランジ付軸のフランジ間は、それぞれ菊目形 に形成された波座金の多数の波山部分で接触している。
【0014】 上述のようにいずれの接触部分も面接触であり、且つ、等分布の押圧力が付加 されている。即ち摩擦力が極めて安定しており、搭載物の傾斜角が安定して維持 される。
【0015】
【実施例】
以下図を参照しながら、本考案を具体的に説明する。なお、全図を通じて同一 符号は同一対象物を示す。
【0016】 図1は本考案の実施例の斜視図で、(A) はチルト機構部を分離した形で示す図 、(B) は組合せた状態の図であり、図2は本考案の実施例の断面図である。 図において、ワードプロセッサ, パーソナルコンピュータ等の本体装置を内装 した架台1の上部の左右両端に、それぞれ本考案に係わるチルト機構部を搭載し 、液晶表示板等の枠形に構成された搭載物2の上部を、水平軸を中心として所望 の角度範囲で回動自在に装着している。
【0017】 そして、それぞれのチルト機構部をキャップ4で保護するとともに、架台1の 後部は後カバー3で覆うている。なお、搭載物2は単に枠部材のみを図示してい る。
【0018】 以下本考案のチルト機構部の構成素子を説明する。 20は、垂直板部材に水平に突出する円筒体を設けた本体部20A と、本体部20A の下部に円筒体の軸孔20a に平行する如く設けた固着座20B と、よりなる固定軸 受であって、固着座20B を架台1の上部に着座させ、ねじ止めすることで架台1 に固着されている。
【0019】 21ーLは中心に固定軸受20の軸孔20a の内径にほぼ等しい内径の孔21b を有す るほぼ円板形の挟持板部21a と、挟持板部21a の手前側が延伸して直角に折り曲 げられてなる取付板部21c とから構成された可傾部材である。そして、取付板部 21c にねじ孔21d を設けている。
【0020】 なお可傾部材21ーLの挟持板部21a の外周に円弧形の切込21f を設け、この切 込21f に固定軸受20に設けたピン形の突起20f を掛合することで、挟持板部21a の回動範囲を所望に規制している。
【0021】 一方、21ーRは可傾部材21ーLとは左右対称に設けた、組み合わせて対となる 他方の可傾部材である。但しこの可傾部材21ーRには、切込21f は設けてない。 なお、可傾部材21ーRと可傾部材21ーLのそれぞれの取付板部21c は、上下対 称の千鳥に形成され、双方の可傾部材を組み合わせた状態で、双方の取付板部21 c が固定軸受20の手前側で、角形の一枚の板部材となるように構成してある。
【0022】 26は、固定軸受20の軸孔20a に嵌挿する軸部26a とフランジ26b とを有するフ ランジ付軸であって、軸部26a の端面の中心にねじ28が螺着するねじ孔26c を設 けている。
【0023】 上述の構成素子は、詳細を図2に示したように、一方の可傾部材21ーLを固定 軸受20の一方の端面に位置合わせして当接し、座金22及び波座金25を介在させて 、フランジ付軸26の軸部26a を可傾部材21ーLの孔21b 及び固定軸受20の軸孔20 a に差し込むことで、組立てられている。
【0024】 一方、他方の可傾部材21ーRを固定軸受20の他方の端面に位置合わせして当接 し、座金23を介在させてねじ28を可傾部材21ーRの孔21b に差し込み、ねじ部を フランジ付軸26のねじ孔26c に螺着することで、可傾部材21ーRがフランジ付軸 26に固着されている。
【0025】 上述のように組立てた状態で、図1の(B) に図示したように、固定軸受20の固 着座20B を架台1の上部に着座させて、チルト機構部を架台1に固定している。 そして、双方の可傾部材の角形に組合わせられたの取付板部21c の面に、搭載 物2の上部後面を密接させ、ねじを取付板部21c のねじ孔21d に螺着することで 、搭載物2を可傾部材に取付け、チルト機構部を介して搭載物2を架台1に装着 している。
【0026】 チルト機構部は上述のよう構成されているので、波座金25のばね力により、双 方の可傾部材の取付板部が対向する固定軸受20の端面に所望に調整された摩擦力 で押圧されている。したがって、手で搭載物2を所望の角度に傾斜させると、そ の傾斜角が安定して維持される。
【0027】 なお、図示例は2基のチルト機構部を設けて、架台の両端に搭載したものであ るが、搭載物が比較的小さいものは、チルト機構部は1基のみで同様の効果を有 することは勿論である。
【0028】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、搭載物を固着した取付板部を、架台に固定した 固定軸受に波座金のばね力により押圧し回動可能に装着したもので、搭載物の傾 斜角が所望に安定して維持できるという、実用上で優れた効果をゆうする。
【0029】 また、摩擦力を調整するねじが搭載物の回転軸方向に設けてあるので、チルト 機構部の外観が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の斜視図で、(A) はチルト機
構部を分離した形で示す図 (B) は組合せた状態の図
【図2】 本考案の実施例の断面図
【図3】 従来例の斜視図
【図4】 従来例の断面図
【符号の説明】
1 架台、 2 搭載物、
10,20 固定軸受、 11 水平軸、
12 円筒体、 16 コイルば
ね、20A 本体部、 20B 固着座、2
0a 軸孔、 21ーL,21ーR 可傾部材、
21a 挟持板部、 21b 孔、21c 取付板部、
25 波座金、26 フランジ付軸、
26a 軸、26b フランジ、
28 ねじ、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台(1) に取着する固定軸受(20)と、 中心に孔(21b) を有する挟持板部(21a) 、及び搭載物
    (2) を取付けるねじ孔(21d) を有する該挟持板部(21a)
    に直交する取付板部(21c) よりなり、該挟持板部(21a)
    で該固定軸受(20)の両端面を挟む一対の可傾部材(21ー
    L,21ーR) と、 一方の該可傾部材(21 ーL) 側から軸(26a) を、該固定
    軸受(20)の軸孔(20a)に嵌挿するフランジ付軸(26)と、 該フランジ付軸(26)のフランジ(26b) と一方の該可傾部
    材(21 ーL) の挟持板部(21a) との間に介在する波座金
    (25)と、 該フランジ付軸(26)の軸部(26a) の端面に設けたねじ孔
    (26c) に螺着することで、他方の該可傾部材(21 ーR)
    の挟持板部(21a) を該フランジ付軸(26)に固着するねじ
    (28)とを、備えたことを特徴とするチルト機構
JP7915391U 1991-09-30 1991-09-30 チルト機構 Withdrawn JPH0530537U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7915391U JPH0530537U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 チルト機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7915391U JPH0530537U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 チルト機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0530537U true JPH0530537U (ja) 1993-04-23

Family

ID=13682021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7915391U Withdrawn JPH0530537U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 チルト機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0530537U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002149078A (ja) ディスプレイの支持装置
JPH0535891B2 (ja)
JP2001020941A (ja) チルトヒンジ
KR20050111262A (ko) 모니터장치
EP0461661B1 (en) Tiltable turntable for display monitor
EP2171338B1 (en) Tilt and swivel mounting for monitors and other devices
US20040159754A1 (en) Universal adjusting mechanism for tripods
JPH0530537U (ja) チルト機構
JP2000187446A (ja) フラットディスプレイ表示用支持装置
JPH11338576A (ja) 液晶ディスプレイ支持装置
JP2010066594A (ja) ディスプレイ支持装置
JPH0750540Y2 (ja) ヒンジ装置
KR101416905B1 (ko) 듀얼 모니터 장치
JPH07319586A (ja) ラップトップ型情報処理装置
KR100456291B1 (ko) 2개의 회전축선을 구비한 힌지 장치
JPH08289230A (ja) 取付け台装置
JPS6246375Y2 (ja)
JP3022890B2 (ja) 表示装置の昇降装置
JPH05341718A (ja) 電子機器装置
JPH0518788Y2 (ja)
JPH09171355A (ja) ディスプレイ回転機構
CN214789926U (zh) 转轴装置和电子装置
CN214837778U (zh) 枢转装置
TWI390142B (zh) 應用多軸向樞紐結構之平面顯示器
JPH0544850Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19951130