JPH05305141A - 輸液装置 - Google Patents
輸液装置Info
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- JPH05305141A JPH05305141A JP3301861A JP30186191A JPH05305141A JP H05305141 A JPH05305141 A JP H05305141A JP 3301861 A JP3301861 A JP 3301861A JP 30186191 A JP30186191 A JP 30186191A JP H05305141 A JPH05305141 A JP H05305141A
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- Japan
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- Reciprocating Pumps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 輸液チューブの内壁に付着した気泡を自動的
に除去し、ナース等による煩雑な手作業を不要とする。 【構成】 超音波気泡センサ14は気泡13を検出する
と、その検出信号をチューブクランプ15へ送る。これ
によりチューブクランプ15が作動し、輸液チューブ2
の通路を閉じる。同時に、超音波気泡センサ14はその
検出信号を超音波振動装置12へも送る。これにより超
音波振動装置12が作動し、数十KHzの超音波振動を
周期的に発生する。超音波振動のエネルギが輸液チュー
ブ2の壁面に伝播され、輸液チューブ2の壁面が振動す
る。輸液チューブ2の振動により、その内壁面に付着し
ていた気泡が壁面から遊離する。壁面から遊離した気泡
はその浮力により輸液チューブ2内を上昇し、ドロップ
チャンバ(点滴筒)内に追い込まれる。
に除去し、ナース等による煩雑な手作業を不要とする。 【構成】 超音波気泡センサ14は気泡13を検出する
と、その検出信号をチューブクランプ15へ送る。これ
によりチューブクランプ15が作動し、輸液チューブ2
の通路を閉じる。同時に、超音波気泡センサ14はその
検出信号を超音波振動装置12へも送る。これにより超
音波振動装置12が作動し、数十KHzの超音波振動を
周期的に発生する。超音波振動のエネルギが輸液チュー
ブ2の壁面に伝播され、輸液チューブ2の壁面が振動す
る。輸液チューブ2の振動により、その内壁面に付着し
ていた気泡が壁面から遊離する。壁面から遊離した気泡
はその浮力により輸液チューブ2内を上昇し、ドロップ
チャンバ(点滴筒)内に追い込まれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者の体内に輸液剤を
注入するための輸液装置に係わり、特に輸液輸液チュー
ブの内壁面に付着した気泡を除去する手段を備えた輸液
装置に関する。
注入するための輸液装置に係わり、特に輸液輸液チュー
ブの内壁面に付着した気泡を除去する手段を備えた輸液
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、輸液装置としては、輸液バッグ
に収容された輸液剤を患者の血管内に導くために輸液チ
ューブを備え、この輸液チューブの途中に、輸液ポンプ
たとえばペリスタリックフィンガポンプを設け、このポ
ンプにより輸液チューブ内の輸液剤を、複数のフィンガ
の蠕動運動により患者側に送り出すようになっている。
に収容された輸液剤を患者の血管内に導くために輸液チ
ューブを備え、この輸液チューブの途中に、輸液ポンプ
たとえばペリスタリックフィンガポンプを設け、このポ
ンプにより輸液チューブ内の輸液剤を、複数のフィンガ
の蠕動運動により患者側に送り出すようになっている。
【0003】ところで、輸液剤には気体が溶け込んでい
る場合が多い。この気体は温度変化により溶解度が変化
するために、気泡となって輸液チューブの内壁面に付着
していることがある。これをそのまま放置しておくと、
患者の血管に気泡が注入されることになり、極めて危険
な状態となる。
る場合が多い。この気体は温度変化により溶解度が変化
するために、気泡となって輸液チューブの内壁面に付着
していることがある。これをそのまま放置しておくと、
患者の血管に気泡が注入されることになり、極めて危険
な状態となる。
【0004】このため、従来では、超音波気泡センサを
用いて、輸液チューブの内壁に付着した気泡を検出する
ことが行われている。そして、この超音波気泡センサに
より気泡が検出されたときには、ブザー等により警報を
発し、ナースに報知していた。これによりナースは輸液
チューブの内壁に付着した気泡を、内壁から遊離させ、
その気泡の浮力により超音波気泡センサの上部に配設し
たドロップチャンバ(点滴筒)内へ逃がすようにしてい
た。
用いて、輸液チューブの内壁に付着した気泡を検出する
ことが行われている。そして、この超音波気泡センサに
より気泡が検出されたときには、ブザー等により警報を
発し、ナースに報知していた。これによりナースは輸液
チューブの内壁に付着した気泡を、内壁から遊離させ、
その気泡の浮力により超音波気泡センサの上部に配設し
たドロップチャンバ(点滴筒)内へ逃がすようにしてい
た。
【0005】そして、この場合、従来では、発見した気
泡をドロップチャンバ内に追い込むために、ナースはコ
ッヘル等で輸液チューブを叩いたり、しごいたりしてい
た。
泡をドロップチャンバ内に追い込むために、ナースはコ
ッヘル等で輸液チューブを叩いたり、しごいたりしてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、患者にとってその作業音が耳障りであ
り、またナースは気泡が発生する度に、この手作業を繰
り返さなければならず、非常に煩雑であるという問題が
あった。
うな方法では、患者にとってその作業音が耳障りであ
り、またナースは気泡が発生する度に、この手作業を繰
り返さなければならず、非常に煩雑であるという問題が
あった。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、輸液チューブの内壁に付着した気泡
を自動的に除去することができ、ナース等の煩雑な手作
業を不要とし、病院内の省力化を実現することができる
輸液装置を提供することにある。
ので、その目的は、輸液チューブの内壁に付着した気泡
を自動的に除去することができ、ナース等の煩雑な手作
業を不要とし、病院内の省力化を実現することができる
輸液装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による輸液装置
は、輸液バッグから供給される輸液剤を案内するための
輸液チューブと、この輸液チューブ内の輸液剤を移送さ
せるポンプ手段と、前記輸液チューブ内の気泡を検出す
る気泡検出手段と、この気泡検出手段により気泡が検出
されると、前記輸液チューブの壁面に振動を伝達させ、
壁面に付着した気泡を遊離させる振動発生手段とを備え
ている。
は、輸液バッグから供給される輸液剤を案内するための
輸液チューブと、この輸液チューブ内の輸液剤を移送さ
せるポンプ手段と、前記輸液チューブ内の気泡を検出す
る気泡検出手段と、この気泡検出手段により気泡が検出
されると、前記輸液チューブの壁面に振動を伝達させ、
壁面に付着した気泡を遊離させる振動発生手段とを備え
ている。
【0009】このような構成により本発明の輸液装置で
は、気泡検出手段により気泡が検出されると、振動発生
手段により輸液チューブの壁面が振動し、これにより輸
液チューブの内壁面に付着した気泡が遊離する。輸液チ
ューブの壁面から遊離した気泡はその浮力により、輸液
チューブ内を上昇しドロップチャンバ(点滴筒)等に追
い込まれて自動的に除去される。
は、気泡検出手段により気泡が検出されると、振動発生
手段により輸液チューブの壁面が振動し、これにより輸
液チューブの内壁面に付着した気泡が遊離する。輸液チ
ューブの壁面から遊離した気泡はその浮力により、輸液
チューブ内を上昇しドロップチャンバ(点滴筒)等に追
い込まれて自動的に除去される。
【0010】また、本発明の輸液装置では、前記振動発
生手段が駆動される前に、前記振動発生手段より下流側
の輸液チューブを閉じて、振動波の下流側への伝播を防
止する振動波伝播防止手段をさらに備える構成とするこ
とが好ましい。
生手段が駆動される前に、前記振動発生手段より下流側
の輸液チューブを閉じて、振動波の下流側への伝播を防
止する振動波伝播防止手段をさらに備える構成とするこ
とが好ましい。
【0011】このような構成により、本発明の輸液装置
では、振動発生手段により輸液チューブが振動しても、
その振動波は輸液チューブの圧閉点より下流側の患者に
伝播されることがなく、安全である。
では、振動発生手段により輸液チューブが振動しても、
その振動波は輸液チューブの圧閉点より下流側の患者に
伝播されることがなく、安全である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。
的に説明する。
【0013】図3は本発明の一実施例に係わる輸液装置
の全体構成を表すものである。この輸液装置は、ポンプ
装置1を備えている。ポンプ装置1は輸液チューブ2内
の輸液剤を一定周期で強制的に移送させるものである。
このポンプ装置1の上方において、輸液チューブ2の一
端部はドロップチャンバ(点滴筒)3の下端部に接続さ
れている。ドロップチャンバ3には浮力により上昇して
きた気泡13を除泡するための空間部4が設けられてい
る。ドロップチャンバ3の上部には輸液バッグ5が配設
されている。輸液バッグ5内には輸液用の輸液剤6が収
容されており、この輸液剤6は中空針7を通してドロッ
プチャンバ3内に一定間隔で落下するようになってい
る。
の全体構成を表すものである。この輸液装置は、ポンプ
装置1を備えている。ポンプ装置1は輸液チューブ2内
の輸液剤を一定周期で強制的に移送させるものである。
このポンプ装置1の上方において、輸液チューブ2の一
端部はドロップチャンバ(点滴筒)3の下端部に接続さ
れている。ドロップチャンバ3には浮力により上昇して
きた気泡13を除泡するための空間部4が設けられてい
る。ドロップチャンバ3の上部には輸液バッグ5が配設
されている。輸液バッグ5内には輸液用の輸液剤6が収
容されており、この輸液剤6は中空針7を通してドロッ
プチャンバ3内に一定間隔で落下するようになってい
る。
【0014】なお、輸液チューブ2のポンプ装置1の下
部における他端部は、図示しない静注針を通して患者の
血管に接続されている。
部における他端部は、図示しない静注針を通して患者の
血管に接続されている。
【0015】図1はポンプ装置1の扉1aを開いた状態
を表すものである。このポンプ装置1は、内部を上下に
輸液チューブ2が通り、この輸液チューブ2の周囲には
ペリスタリックフィンガポンプ11が配設されている。
このペリスタリックフィンガポンプ11は複数のフィン
ガの蠕動運動により、輸液チューブ2を順次圧迫して輸
液チューブ2内の液体を下方に向けて送り出すようにな
っている。なお、輸液チューブ2は、たとえば軟質塩化
ビニル樹脂により形成されている。
を表すものである。このポンプ装置1は、内部を上下に
輸液チューブ2が通り、この輸液チューブ2の周囲には
ペリスタリックフィンガポンプ11が配設されている。
このペリスタリックフィンガポンプ11は複数のフィン
ガの蠕動運動により、輸液チューブ2を順次圧迫して輸
液チューブ2内の液体を下方に向けて送り出すようにな
っている。なお、輸液チューブ2は、たとえば軟質塩化
ビニル樹脂により形成されている。
【0016】ペリスタリックフィンガポンプ11の下部
には超音波振動装置12が配設されている。この超音波
振動装置12は、たとえば圧電素子12aにより構成さ
れ、この圧電素子12aにより輸液チューブ2の壁面に
対して直交する方向に数十KHz(10〜99KHz)
の超音波を断続的に発生させることにより、図2に拡大
して表すように、輸液チューブ2に振動を与え、その内
壁面に付着した気泡13を壁面から遊離させるものであ
る。
には超音波振動装置12が配設されている。この超音波
振動装置12は、たとえば圧電素子12aにより構成さ
れ、この圧電素子12aにより輸液チューブ2の壁面に
対して直交する方向に数十KHz(10〜99KHz)
の超音波を断続的に発生させることにより、図2に拡大
して表すように、輸液チューブ2に振動を与え、その内
壁面に付着した気泡13を壁面から遊離させるものであ
る。
【0017】ペリスタリックフィンガポンプ11の上部
には超音波気泡センサ14が配設されている。この超音
波気泡センサ14は輸液チューブ2内に1.6MHzの
超音波を発生させ、その減衰率の変化により輸液チュー
ブ2内の気泡13を検出するものである。
には超音波気泡センサ14が配設されている。この超音
波気泡センサ14は輸液チューブ2内に1.6MHzの
超音波を発生させ、その減衰率の変化により輸液チュー
ブ2内の気泡13を検出するものである。
【0018】この超音波振動装置12の下部にはチュー
ブクランプ15が配設されている。このチューブクラン
プ15は超音波気泡センサ14が気泡13を検出したと
き、その検出信号を受けて、図示しない駆動機構により
駆動され、輸液チューブ2の通路を閉じるものである。
これにより超音波振動装置12により輸液チューブ2に
生じた振動波が、その圧閉点より下流側の患者へ伝播さ
れるのを防止している。
ブクランプ15が配設されている。このチューブクラン
プ15は超音波気泡センサ14が気泡13を検出したと
き、その検出信号を受けて、図示しない駆動機構により
駆動され、輸液チューブ2の通路を閉じるものである。
これにより超音波振動装置12により輸液チューブ2に
生じた振動波が、その圧閉点より下流側の患者へ伝播さ
れるのを防止している。
【0019】このような構成において、次に、本発明の
輸液装置の動作について説明する。
輸液装置の動作について説明する。
【0020】まず、図3に示したように、ポンプ装置
1、輸液チューブ2、ドロップチャンバ3および輸液バ
ッグ5をそれぞれセットした後、超音波気泡センサ14
より超音波を発生させる。そして、輸液チューブ2内に
気泡13が発生した場合、この超音波気泡センサ14か
ら発生された超音波の減衰率が変化し、これにより気泡
13が検出される。超音波気泡センサ14は気泡13を
検出すると、その検出信号をチューブクランプ15の駆
動機構へ送り、チューブクランプ15を作動させる。こ
れによりチューブクランプ15が輸液チューブ2の通路
を閉じる。同時に、超音波気泡センサ14はその検出信
号を超音波振動装置12の駆動回路へも送る。これによ
り超音波振動装置12が作動し、数十KHzの超音波振
動を周期的に発生する。この超音波振動のエネルギが輸
液チューブ2の壁面に伝播され、輸液チューブ2の壁面
が振動する。この輸液チューブ2の振動により、その内
壁面に付着していた気泡13が図2に示したように、壁
面から遊離する。壁面から遊離した気泡13はその浮力
により輸液チューブ2内を上昇し、ドロップチャンバ3
内に追い込まれ、内部の空間部4に吸収される。
1、輸液チューブ2、ドロップチャンバ3および輸液バ
ッグ5をそれぞれセットした後、超音波気泡センサ14
より超音波を発生させる。そして、輸液チューブ2内に
気泡13が発生した場合、この超音波気泡センサ14か
ら発生された超音波の減衰率が変化し、これにより気泡
13が検出される。超音波気泡センサ14は気泡13を
検出すると、その検出信号をチューブクランプ15の駆
動機構へ送り、チューブクランプ15を作動させる。こ
れによりチューブクランプ15が輸液チューブ2の通路
を閉じる。同時に、超音波気泡センサ14はその検出信
号を超音波振動装置12の駆動回路へも送る。これによ
り超音波振動装置12が作動し、数十KHzの超音波振
動を周期的に発生する。この超音波振動のエネルギが輸
液チューブ2の壁面に伝播され、輸液チューブ2の壁面
が振動する。この輸液チューブ2の振動により、その内
壁面に付着していた気泡13が図2に示したように、壁
面から遊離する。壁面から遊離した気泡13はその浮力
により輸液チューブ2内を上昇し、ドロップチャンバ3
内に追い込まれ、内部の空間部4に吸収される。
【0021】このようにして輸液チューブ2内の気泡1
3が完全に除去されたと思われる時間を経過した後は、
超音波振動装置12が停止し、輸液チューブ2の振動を
停止させるとともに、チューブクランプ15が開放し、
輸液チューブ2の圧閉を解除する。その後、ペリスタリ
ックフィンガポンプ11が駆動し、そのフィンガによる
蠕動運動により輸液バッグ5内の輸液剤6が患者に向け
て送り出される。
3が完全に除去されたと思われる時間を経過した後は、
超音波振動装置12が停止し、輸液チューブ2の振動を
停止させるとともに、チューブクランプ15が開放し、
輸液チューブ2の圧閉を解除する。その後、ペリスタリ
ックフィンガポンプ11が駆動し、そのフィンガによる
蠕動運動により輸液バッグ5内の輸液剤6が患者に向け
て送り出される。
【0022】このように本実施例の輸液装置では、超音
波気泡センサ14により気泡13が検出されると、輸液
チューブ2が振動し、輸液チューブ2の内壁面に付着し
た気泡13を遊離させ、ドロップチャンバ3内に追い込
む。すなわち、気泡13を自動的に除去することができ
る。また、輸液チューブ2の振動波は輸液チューブ2内
の液体を伝わり易いので、輸液チューブ2の内壁に沿っ
て伝播し易い。このため非常に効率よく、気泡13を除
去することができる。
波気泡センサ14により気泡13が検出されると、輸液
チューブ2が振動し、輸液チューブ2の内壁面に付着し
た気泡13を遊離させ、ドロップチャンバ3内に追い込
む。すなわち、気泡13を自動的に除去することができ
る。また、輸液チューブ2の振動波は輸液チューブ2内
の液体を伝わり易いので、輸液チューブ2の内壁に沿っ
て伝播し易い。このため非常に効率よく、気泡13を除
去することができる。
【0023】また、本実施例では、超音波振動装置12
を駆動させる前に、チューブクランプ15を駆動させ、
輸液チューブ2の超音波振動装置12の下流側を閉じる
ようにしたので、超音波振動装置12により輸液チュー
ブ2に生じた振動波が、その圧閉点より下流の患者に伝
播されることがなく、安全である。
を駆動させる前に、チューブクランプ15を駆動させ、
輸液チューブ2の超音波振動装置12の下流側を閉じる
ようにしたので、超音波振動装置12により輸液チュー
ブ2に生じた振動波が、その圧閉点より下流の患者に伝
播されることがなく、安全である。
【0024】以上実施例を挙げて本発明を説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要
旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0025】たとえば、上記実施例においては、超音波
振動装置12により発生する超音波振動を断続的に繰り
返すようにしたが、この振動の強弱を一定周期ごとに変
化させるようにしてもよい。このように変化を与えるこ
とにより、気泡13の輸液チューブ2の壁面からの遊離
がより容易になる。
振動装置12により発生する超音波振動を断続的に繰り
返すようにしたが、この振動の強弱を一定周期ごとに変
化させるようにしてもよい。このように変化を与えるこ
とにより、気泡13の輸液チューブ2の壁面からの遊離
がより容易になる。
【0026】また、上記実施例では、輸液チューブ2の
壁面に振動を発生させる手段として、圧電素子12aを
用いた超音波振動装置12を用いて説明したが、超音波
によるものに限らず、その他、たとえばモータの回転運
動を往復直線運動に変換する機構や、電磁ソレノイドの
往復直線運動を用いて輸液チューブ2に振動を与えるよ
うな構成としてもよい。
壁面に振動を発生させる手段として、圧電素子12aを
用いた超音波振動装置12を用いて説明したが、超音波
によるものに限らず、その他、たとえばモータの回転運
動を往復直線運動に変換する機構や、電磁ソレノイドの
往復直線運動を用いて輸液チューブ2に振動を与えるよ
うな構成としてもよい。
【0027】また、上記実施例においては、気泡検出手
段として超音波気泡センサ14を用いて説明したが、そ
の他光センサにより光学的に気泡13を検出するように
してもよい。
段として超音波気泡センサ14を用いて説明したが、そ
の他光センサにより光学的に気泡13を検出するように
してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の輸液装置に
よれば、気泡検出手段により気泡が検出されると、輸液
チューブの壁面に振動を発生させ、壁面に付着した気泡
を遊離させるようにしたので、自動的に気泡を除去する
ことができ、患者の体内への気泡の注入を防止できると
ともに、ナース等による繁雑な手作業が不要となり、病
院内の省力化を図ることができる。
よれば、気泡検出手段により気泡が検出されると、輸液
チューブの壁面に振動を発生させ、壁面に付着した気泡
を遊離させるようにしたので、自動的に気泡を除去する
ことができ、患者の体内への気泡の注入を防止できると
ともに、ナース等による繁雑な手作業が不要となり、病
院内の省力化を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係わるポンプ装置の内部構
成を表す斜視図である。
成を表す斜視図である。
【図2】図1のポンプ装置のうち超音波振動装置の近傍
を拡大して表す断面図である。
を拡大して表す断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる輸液装置全体の構成
を表す斜視図である。
を表す斜視図である。
【符号の説明】 1 ポンプ装置 2 輸液チューブ 3 ドロップチャンバ(点滴筒) 5 輸液バッグ 11 ペリスタリックフィンガポンプ 12 超音波振動装置 13 気泡 14 超音波気泡センサ 15 チューブクランプ
Claims (1)
- 【請求項1】 輸液バッグから供給される輸液剤を案内
するための輸液チューブと、 この輸液チューブ内の輸液剤を移送させるポンプ手段
と、 前記輸液チューブ内の気泡を検出する気泡検出手段と、 この気泡検出手段により気泡が検出されると、前記輸液
チューブの壁面に振動を伝達させ、壁面に付着した気泡
を遊離させる振動発生手段とを備えたことを特徴とする
輸液装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3301861A JPH05305141A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 輸液装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3301861A JPH05305141A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 輸液装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305141A true JPH05305141A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=17902045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3301861A Pending JPH05305141A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 輸液装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05305141A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005282387A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 圧電ダイヤフラムポンプ |
WO2014024236A1 (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-13 | テルモ株式会社 | 輸液ポンプ |
JP2015054039A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 株式会社デンソー | 輸液チューブのエア抜き装置 |
JP2017023794A (ja) * | 2016-10-06 | 2017-02-02 | テルモ株式会社 | 輸液ポンプ |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP3301861A patent/JPH05305141A/ja active Pending
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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WO2014024236A1 (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-13 | テルモ株式会社 | 輸液ポンプ |
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