JPH05304504A - スター型光ローカルエリアネットワーク装置およびそのアクセス制御方式 - Google Patents

スター型光ローカルエリアネットワーク装置およびそのアクセス制御方式

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JPH05304504A
JPH05304504A JP3057970A JP5797091A JPH05304504A JP H05304504 A JPH05304504 A JP H05304504A JP 3057970 A JP3057970 A JP 3057970A JP 5797091 A JP5797091 A JP 5797091A JP H05304504 A JPH05304504 A JP H05304504A
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JP
Japan
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wavelength
access control
transmission
node
signal light
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Application number
JP3057970A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nagabori
剛 長堀
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スループットが高く、波長可変光送信機およ
び波長可変光受信機の波長可変範囲によってノード数が
制約されず、伝送路内のデータ信号の衝突が起きないス
ター型光ローカルエリアネットワークシステムを、トー
クン・アクセス制御信号を伝送するためのループを付加
することなく、実現するためのアクセス制御方式および
ネットワーク装置を提供することを目的としている。 【構成】 集中制御装置から、該集中制御装置との間を
往復するのに最も時間を要するノード装置との間のアク
セス制御信号の往復時間よりも長い一定時間周期ごと
に、ノード装置相互間の信号伝送に用いない波長を用い
て、各ノード装置に対して、データ伝送用の空き波長情
報および該波長で送信を行う権利を有するノード装置情
報を複数個含む信号光をアクセス制御信号として送信
し、送信の都度、送信権を有するノード装置情報を替え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スター型ローカルエリ
アネットワークシステムにおけるアクセス制御方式およ
びスター型ローカルエリアネットワーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いて、複数の通信端末
(ノード装置)相互間の通信を伝送路途中における光・
電気変換、電気・光変換を行うことなく最小限の分岐損
失で可能にするためのネットワークの実現方法として、
ネットワークを構成する各々のノード装置を該ネットワ
ークの中心に配したスターカップラに接続した、スター
型光ローカルエリアネットワークシステムが知られてい
る。このスター型光ローカルエリアネットワークシステ
ムのスループット向上のためには、複数の波長の信号光
を同時に伝送する波長多重技術の適用が効果的である。
【0003】波長多重技術を用いたスター型光ローカル
エリアネットワークシステムにおいて、波長を割り当て
るための第1の方法として、各ノード装置に固有の波長
を割り当てる方法がある。すなわち、アイ・イー・イー
・イー・ジャーナル・オン・セレクテッド・エリアズ・
イン・コミュニケーションズ(IEEE Journa
l on Selected Areas in Co
mmunications)第6巻第9号(1988
年)第1500頁から第1510頁に述べられているよ
うに、各々のノード装置に固有の送信波長を割り当て、
各ノード装置においては、自ノード装置に割り当てられ
た波長の信号光を送信する光送信機と、全ての光送信機
から送信可能な波長のうち少なくとも1つの波長の信号
光を選択して受信可能な波長可変光受信機とを含んでネ
ットワークシステムを構成していた。もしくは、ネット
ワークシステムで使用しうる全ての波長光を送信可能な
波長可変光送信機と、自ノード装置に割り当てられた波
長の信号光のみを受信する光受信機とを含んでネットワ
ークシステムを構成していた。
【0004】第2の方法としては、波長可変光送信機
と、スターカップラから出力された波長のうち少なくと
も1つの波長の信号光を選択して受信可能な波長可変光
受信機とを含んで構成されるノード装置を含んでネット
ワークシステムを構成し、任意の波長を用いてノード装
置相互間の通信を行う方法がある。第2の方法では、使
用可能波長数によるノード装置数の制約が無くなる半
面、ある波長を複数の送受信機対で使用することによる
信号光の衝突の可能性があるため、使用波長の割り当て
を行う必要があ。
【0005】使用波長の割り当ての第1の方法として
は、衝突検出と再送を組み合わせる方法があり、ジャー
ナル・オブ・ライトウェーブ・テクノロジー(Jour
nalof Lightwave Technolog
y)第LT−5巻第12号(1987年)第1782頁
から第1793頁で述べられている。
【0006】使用波長の割り当ての第2の方法として
は、ポーリング信号を発行するノード装置を持ち回るト
ークン・アクセス制御方式があり、伝送路上の信号を完
全に避けることが可能である。トークン・アクセス制御
方式は、ループ型ローカルエリアネットワークシステム
に適している。スター型光ローカルエリアネットワーク
システムにおいて、トークン・アクセス制御を行うた
め、アイ・イー・イー・イー・コミュニケーション・マ
ガジン(IEEE CommunicationMag
azine)1989年10月号33頁に述べられてい
るように、各ノード装置をループ状に接続し、トークン
・アクセス制御信号をループを用いて伝送し、データ信
号光をスター型ネットワークを用いて伝送していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
波長割り当て方法においては、ノード装置数が使用可能
波長数、すなわち、波長可変光源もしくは帯域通過波長
フィルタの可変範囲によって制約される欠点があり、ア
イ・イー・イー・イー・ジャーナル・オン・セレクテッ
ド・エリアズ・イン・コミュニケーションズ(IEEE
Journalon Selected Areas
in Communications)第6巻第9号
(1988年)第1500頁から第1510頁に記載の
従来例ではノード装置数は32に制限されていた。
【0008】第2の波長割り当て方法を用いることによ
り、使用可能波長数によるノード装置数の制約はなくな
る。しかしながら、第2の波長割り当て方法のうちの第
1アクセス制御方式においては、スターカップラを用い
たスター型光ローカルエリアネットワークシステムにお
いては、各ノード装置からの送信信号光のスターカップ
ラ内における衝突を実際に検出する必要があり、スター
カップラがノード装置から離れた位置に配されているた
め、合波によって生じる衝突を検出するまでに時間を要
するという欠点があった。また、衝突を完全に避けるこ
とができないため、場合によっては送信信号の再送が必
要であるという欠点もあった。
【0009】第2の波長割り当て方法のうちの第2のア
クセス制御方式を実現するための、アイ・イー・イー・
イー・コミュニケーション・マガジン(IEEE Co
mmunication Magazine)1989
年10月号33頁に記載のネットワーク装置において
は、ループ型ネットワークとスター型ネットワークを併
用するため、ネットワークが複雑化する欠点があった。
【0010】本発明は、スループットが高く、波長可変
光送信機および波長可変光受信機の波長可変範囲によっ
てノード数が制約されず、伝送路内のデータ信号の衝突
が起きないスター型光ローカルエリアネットワークシス
テムを、トークン・アクセス制御信号を伝送するための
ループを付加することなく、実現するためのアクセス制
御方式およびネットワーク装置を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、任意のポートに入力される複数の波長の光信号を全
てのポートに分配し出力するスターカップラと、前記ス
ターカップラの各入力ポートに接続された波長可変光送
信機と、前記スターカップラから出力された波長のうち
少なくとも1つの波長の信号光を選択して受信可能な、
前記スターカップラの各出力ポートに接続された波長可
変光受信機とを含んで構成されるノード装置とを含んで
構成されるスター型光ローカルエリアネットワークシス
テムにおいて、該ネットワークシステムで使用される全
波長のうちの少なくとも1波長をアクセス制御信号の伝
送に、それ以外の波長をデータ信号の伝送に用い、前記
スターカップラの入出力ポートに接続された集中制御装
置から、該集中制御装置との間を往復するのに最も時間
を要するノード装置との間のアクセス制御信号の往復時
間よりも長い一定時間周期ごとに、各ノード装置に対し
て、データ伝送に用いられていない波長および該波長で
送信を行う権利を有するノード装置情報を含む信号光を
アクセス制御信号として送信することによってアクセス
制御を行う。
【0012】上記目的を達成するため、前記集中制御装
置から前記ノード装置へのアクセス制御信号の伝送、ま
たはノード装置相互間のデータ伝送のいずれの伝送にも
用いられていない波長の信号光を用いて、前記ノード装
置から前記集中制御装置へ、該ノード装置からの送信波
長および送信先ノード装置情報を含むアクセス制御信号
の伝送を行う。
【0013】上記目的を達成するため、任意のポートに
入力される複数の波長の光信号を全てのポートに分配し
出力するスターカップラと、前記スターカップラの各入
力ポートに接続された波長可変光送信機と、前記スター
カップラから出力された波長のうち少なくとも1つの波
長の信号光を選択して受信可能な、前記スターカップラ
の各出力ポートに接続された波長可変光受信機とを含ん
で構成されるスター型光ローカルエリアネットワークシ
ステムにおいて、第1の波長の信号光を送信し、前記ス
ターカップラへ出力する光送信機と、第2の波長の信号
光のみを受信可能な光受信機とを含んで構成されるアク
セス制御装置と、第2の波長の信号光を送信する第1の
光送信機と、第1の波長または第2の波長のいずれでも
ない任意の波長の信号光を送信する第2の光送信機と、
第1の波長の信号光のみを受信可能な第1の光受信機
と、第1の波長または第2の波長のいずれでもない任意
の波長のうちの少なくくとも1波長の信号光を選択して
受信可能な第2の光受信機とを含んで構成されるノード
装置とを含んでネットワーク装置を構成する。
【0014】
【作用】本発明では、集中制御装置から、該集中制御装
置との間を往復するのに最も時間を要するノード装置と
の間のアクセス制御信号の往復時間よりも長い一定時間
周期ごとに、各ノード装置に対して、データ伝送に用い
られていない波長および該波長で送信を行う権利を有す
るノード装置情報を単数個もしくは複数個含む信号光を
アクセス制御信号として送信する際、送信の都度、送信
権を有するノード装置情報を替えることにより、ループ
型ネットワークシステムでトークンを巡回するのと同様
の作用が行われる。さらに、送信権を有するノード装置
情報を複数個ずつ送信することにより、トークンを複数
個配置したのと同等の効果が得られるから、各ノードが
トークンを受け取るまでの待機時間が短縮される。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。1図は、請求項3記載のネットワーク装置の構
成を示すブロック図である。本実施例に示すネットワー
ク装置では、ノード装置数はN、ノード装置間相互の伝
送に用いる波長数はMであり、ノード装置数Nは波長数
Mよりも大きい。
【0016】アクセス制御装置2には1.3μm帯の波
長λ11の信号光を送信するた光送信機3と、光受信機4
と、1.3μm帯の波長λ12の信号光だけを通過する帯
域通過波長フィルタ5と、制御回路6が搭載されてお
り、光送信機3から送信された信号光はスターカップラ
1の入力ポート110に入力される。スターカップラ1
の出力ポート120から出力された信号光は、帯域通過
波長フィルタ5を経由することによって、波長λ12の信
号光だけが光受信機4に入力される。
【0017】ノード装置101,102,103,……
…,10Nには、1.3μm帯の波長λ12の信号光を送
信する光送信機21,22,23,………,2Nと、
1.55μm帯の波長λ21,λ22,λ23,………,λ2M
の信号光すべてを送信可能な波長可変光送信機31,3
2,33,………3Nと、光受信機41,42,43,
………,4Nおよび51,52,53,………,5N
と、光受信機41,42,43,………,4Nに前置さ
れた、1.3μm帯の波長λ11の信号光だけを通過する
帯域通過波長フィルタ61,62,63,………,6N
と、1.55μm帯の波長λ21,λ22,λ23,………,
λ2Mのうちの1波長を選択的に通過する波長可変光フィ
ルタ71,72,73,………,7Nと、制御回路1
1,12,13,………,1Nがそれぞれ搭載されてい
る。光送信機21と31,22と32,23と33,…
……,2Nと3Nから送信された信号光は、それぞれ光
カップラ81,82,83,………,8Nで合波された
のち、スターカップラ1の入力ポート111,112,
113,………,11Nに入力される。スターカップラ
1の出力ポート121,122,123,………,12
Nから出力された信号光は、それぞれ光カップラ91,
92,93,………,9Nによってパワー分岐され、一
方は、帯域通過波長フィルタ61,62,63,……
…,6Nを通過することによって、波長λ11のものだけ
が光受信機41,42,43,………,4Nに入力さ
れ、他方は、波長可変光フィルタ71,72,73,…
……,7Nを通過することによって、波長λ21,λ22
λ23,………,λ2Mのうちのいずれか1波長のものだけ
が光受信機51,52,53,………,5Nに入力され
る。
【0018】アクセス制御装置2からノード装置10
1,102,103,………,10Nにアクセス制御信
号が送信されてから、該ノード装置101,102,1
03,10Nからの応答信号がアクセス制御装置2に到
達し、さらにクアセス制御装置2からのアクセス制御信
号が送信可能となるまでの遅延時間は、それぞれ、
1,T2 ,T3 ,………,TN であり、T1 がそれら
のうちで最大である。アクセス制御装置2からノード装
置101,102,103,………,10Nに対し、前
記遅延時間T1 よりも長い時間周期Tごとに、アクセス
制御信号パケットが分配される。
【0019】図2には、ノード装置数Nが4、ノード装
置間相互の伝送に用いる波長数Mが2の場合に、データ
信号伝送用アクセス制御装置2およびノード装置10
1,102,103,104で送受信されるアクセス制
御信号のタイミングを示すタイミングチャートである。
【0020】いかなるノード装置相互間においても送受
信が行われていない場合、時刻t1における送信権は、
ノード装置101と102に与えられ、それぞれ波長λ
21,λ22の使用権が与えられる。同様に、時刻t2 ,t
3 ,t4 ,………,(4k+m)T(ただしmは1,
2,3,4のいずれか)における送信権は、ノード装置
102と103,103と104,………,10(m−
1)と10m(mが0でない場合)または104と10
1(mが0の場合)、に与えられ、それぞれ波長λ21
λ22の使用権が与えられる。
【0021】時刻t0 において、波長λ11でアクセス制
御装置2からアクセス制御信号パケット201が送信さ
れ、ノード装置101,102,103,104におい
て、それぞれパケット211,221,231,241
として受信される。同様に、時刻t0 からT,2T,3
T,4T,………,nTだけ経過した時刻t1 ,t2
3 ,t4 ,………,tn においても、波長λ11でアク
セス制御装置2からアクセス制御信号パケット202,
203,204,205,………,20nが送信され、
ノード装置101,102,103,104において、
それぞれパケット212,222,232,242,お
よび213,223,233,234,214,22
4,234,244,215,225,235,24
5,………,21n,22n,23n,24nとして受
信される。アクセス制御装置2から送信されるアクセス
制御信号パケット201,202,203,204,…
……,20nには時刻t1 ,t2 ,t3 ,t4 ,……
…,tn における、いかなるノード装置相互間において
も送受信が行われていない場合の、波長ごとの送信権を
もつノード番号情報、ノード装置相互間で送受信が行わ
れている場合の送信ノード番号情報と受信ノード番号情
報、使用波長情報を記しておく。
【0022】アクセス制御信号パケット201,20
2,203,204,………,20nを受信したノード
装置101,102,103,104は、送信要求があ
り、かつアクセス制御信号パケットに自ノード装置の送
信権が記されていて、送信相手先ノードが受信状態でな
い場合に、自ノード番号情報と受信ノード番号情報、使
用波長情報を記した応答信号パケットを波長λ12で送信
する。応答信号パケット同士がスターカップラによる合
分波によって衝突しないように、各ノードの応答信号の
送信時刻をあらかじめ割り当てておく。また、同一送信
相手先に同時に送信要求がある場合には、波長λ21を用
いた送信権を与えられたノード装置を優先するように定
めておく。
【0023】図2を用い、時刻t0 において、ノード装
置103からノード装置104へ波長λ22でデータ信号
が伝送されており、同データ信号の伝送は時刻t0 から
2Tだけ経過した時刻t2 までの間に終了し、また、時
刻t0 において、ノード装置101からノード装置10
3、およびノード装置102からノード装置104、ノ
ード装置104からノード装置103への送信要求があ
る場合を例にとって、アクセス制御の手順について説明
する。
【0024】時刻t0 において、波長λ11でアクセス制
御装置2から送信されたアクセス制御信号パケット20
1には、時刻t1 において、いかなるノード装置相互間
においても送受信が行われていない場合の波長λ21,λ
22を用いた送信権が、ノード装置104,101にそれ
ぞれあること、波長λ22は使用中であること、ノード装
置103は送信状態であること、ノード装置104は受
信状態であることが記されている。送信要求をしている
ノード装置101,102,104のうち、送信権、送
信相手先ノードが受信状態でない、の2条件をともに満
たしているものはないため、応答信号パケット送信され
ない。
【0025】時刻t1 において、波長λ11でアクセス制
御装置2から送信されたアクセス制御信号パケット20
2には、時刻t2 において、いかなるノード装置相互間
においても送受信が行われていない場合の波長λ21,λ
22を用いた送信権が、ノード装置101,102にそれ
ぞれあることが記されている。送信要求をしているノー
ド装置101,102,104のうち、ノード装置10
1および102が、送信権、送信相手先ノードが受信状
態でない、の2条件をともに満たしているため、ノード
装置101からは、自ノード番号が101、受信ノード
番号が103、使用波長がλ21であることを記した応答
信号パケット312が、ノード装置102からは、自ノ
ード番号が102、受信ノード番号が103、使用波長
がλ22であることを記した応答信号パケット312が、
ともに波長λ12で送信される。
【0026】アクセス制御装置2では、信号パケット3
12,322がそれぞれ信号パケット412,413と
して受信される。ノード装置103に対してノード装置
101および102から同時に送信要求があるが、波長
λ21を用いた送信権を与えられているのはノード装置1
01であるため、アクセス制御装置2によって、送信権
はノード装置101に与えられる。
【0027】時刻t2 において、波長λ11でアクセス制
御装置2から送信されたアクセス制御信号パケット20
3には、時刻t3 において、いかなるノード装置相互間
においても送受信が行われていない場合の波長λ21,λ
22を用いた送信権が、ノード装置102,103にそれ
ぞれあること、波長λ21は使用中であること、ノード装
置101は送信状態であること、ノード装置103は受
信状態であることが記されている。アクセス制御信号パ
ケット203を受信することによって、ノード装置10
1の送信波長、ノード装置103の受信波長は、ともに
λ21にチューニングされ、ノード装置101からノード
装置103への交信が開始される。送信要求をしている
ノード装置102,104のうち、送信権、送信相手先
ノードが受信状態でない、の2条件をともに満たしてい
るものはないため、応答信号パケットは送信されない。
【0028】時刻t3 において、波長λ11でアクセス制
御装置2から送信されたアクセス制御信号パケット20
4には、時刻t4 において、いかなるノード装置相互間
においても送受信が行われていない場合の波長λ21,λ
22を用いた送信権が、ノード装置103,104にそれ
ぞれあること、波長λ21は使用中であること、ノード装
置101は送信状態であること、ノード装置103は受
信状態であることが記されている。送信要求をしている
ノード装置102,104のうち、ノード装置104
が、送信権、送信相手先ノードが受信状態でない、の2
条件をともに満たしているため、ノード装置104か
ら、自ノード番号が104、受信ノード番号が102、
使用波長がλ22であることを記した応答信号パケット3
44が、波長λ12で送信される。
【0029】アクセス制御装置2では、信号パケット3
44が信号パケット444として受信される。ノード装
置102に対して送信要求をおこなっているのはノード
装置104のみであるため、アクセス制御装置2によっ
て、ノード装置104にλ22を用いた送信権が与えられ
る。
【0030】時刻t4 において、波長λ11でアクセス制
御装置2から送信されたアクセス制御信号パケット20
5には、パケット201と同様に時刻t1 において、い
かなるノード装置相互間においても送受信が行われてい
ない場合の波長λ21,λ22を用いた送信権が、ノード装
置104,101にそれぞれあるが記されている。ま
た、波長λ21,λ22はともに使用中であること、ノード
装置101および104は送信状態であること、ノード
装置102および103は受信状態であることが記され
ている。
【0031】以上述べたような手順を繰り返すことによ
り、アクセス制御装置2とノード装置101,102,
103,104との間のアクセス制御を行う。
【0032】本実施例では、ノード数4、データ伝送用
波長数2、アクセス制御用波長数2の場合のアクセス制
御の手順について述べたが、ノード数、データ伝送用波
長数、アクセス制御用波長数はいくつであってもよい。
【0033】【発明 以上述べてきたように、本発明に
よれば、任意のポートに入力される複数の波長の光信号
を全てのポートに分配し出力するスターカップラと、前
記スターカップラの各入力ポートに接続された波長可変
光送信機と、前記スターカップラから出力された波長の
うち少なくとも1つの波長の信号光を選択して受信可能
な、前記スターカップラの各出力ポートに接続された波
長可変光受信機とを含んで構成されるスター型光ローカ
ルエリアネットワークシステムにおいて、トークン・ア
クセス制御信号を伝送するためのループを付加すること
なく、伝送路内のデータ信号の衝突が起きないネットワ
ークシステムを実現することが可能となり、実用上きわ
めて有用である。さらに、アクセス制御信号として、ア
クセス制御装置から、送信権を有するノード装置情報を
複数個ずつ送信することにより、トークンを複数個配置
したのと同等の効果が得られるから、各ノードがトーク
ンを受け取るまでの待機時間が短縮されるため、実用上
きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネットワーク装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明のアクセス制御で用いられる制御信号パ
ケットの送受信のタイミングを示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 スターカップラ 2 アクセス制御装置 3 光送信機 4 光受信機 5 帯域通過フィルタ 6 制御回路 11,12,13,………,1N 制御回路 21,22,23,………,2N 光送信機 31,32,33,………,3N 波長可変光送信機 41,42,43,………,4N 光受信機 51,52,53,………,5N 光受信機 61,62,63,………,6N 帯域通過フィルタ 71,72,73,………,7N 帯域通過可変波長
フィルタ 81,82,83,………,8N 光カップラ 91,92,93,………,9N 光カップラ 101,102,103,………,10N ノード装
置 110,111,112,113,………,11N
入力ポート 120,121,122,123,………,12N
出力ポート 201,202,203,204,205 送信信号
光 211〜214,221〜224,231〜234,2
41〜244 受信信号光 312,322,344 送信信号光 412,422,444 受信信号光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8529−5K H04L 11/00 340

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のポートに入力される複数の波長の
    光信号を全てのポートに分配し出力するスターカップラ
    と、 前記スターカップラの各入力ポートに接続された波長可
    変光送信機と、前記スターカップラから出力された波長
    のうち少なくとも1つの波長の信号光を選択して受信可
    能な、前記スターカップラの各出力ポートに接続された
    波長可変光受信機とを含んで構成されるノード装置とを
    含んで構成されるスター型光ローカルエリアネットワー
    クシステムにおいて、 該ネットワークシステムで使用される全波長のうちの少
    なくとも1波長をアクセス制御信号の伝送に、それ以外
    の波長をデータ信号の伝送に用い、前記スターカップラ
    の入出力ポートに接続された集中制御装置から、該集中
    制御装置との間を往復するのに最も時間を要するノード
    装置との間のアクセス制御信号の往復時間よりも長い一
    定時間周期ごとに、各ノード装置に対して、データ伝送
    に用いられていない波長および該波長で送信を行う権利
    を有するノード装置情報を単数個もしくは複数個含む信
    号光をアクセス制御信号として送信することを特徴とす
    るスター型光ローカルエリアネットワークシステムにお
    けるアクセス制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクセス制御方式におい
    て、前記集中制御装置から前記ノード装置へのアクセス
    信号の伝送、またはノード装置相互間のデータ伝送のい
    ずれの伝送にも用いられない波長の信号光を用いて、前
    記ノード装置から前記集中制御装置へ、該ノード装置か
    らの送信波長情報および送信先ノード情報を含む応答信
    号の伝送を行うことを特徴とするスター型光ローカルエ
    リアネットワークシステムにおるアクセス制御方式。
  3. 【請求項3】 任意のポートに入力される複数の波長の
    光信号を全てのポートに分配し出力するスターカップラ
    と、前記スターカップラの各入力ポートに接続された波
    長可変光送信機と、前記スターカップラから出力された
    波長のうち少なくとも1つの波長の信号光を選択して受
    信可能な、前記スターカップラの各出力ポートに接続さ
    れた波長可変光受信機とを含んで構成されるスター型光
    ローカルエリアネットワークシステムにおいて、 第1の波長の信号光を送信し、前記スターカップラへ出
    力する光送信機と、第2の波長の信号光のみを受信可能
    な光受信機とを含んで構成されるアクセス制御装置と、 第2の波長の信号光を送信する第1の光送信機と、第1
    の波長または第2の波長のいずれでもない任意の波長の
    信号光を送信する第2の光送信機と、第1の波長の信号
    光のみを受信可能な第1の光受信機と、第1の波長また
    は第2の波長のいずれでもない任意の波長の信号光のう
    ちの少なくとも1波長の信号光を選択して受信可能な第
    2の光受信機とを含んで構成されるノード装置とを含ん
    で構成されることを特徴とするスター型光ローカルエリ
    アネットワーク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467580B1 (ko) * 2002-01-08 2005-01-24 삼성전자주식회사 Star 형 네트워크 상에서의 그룹관리방법 및 장치
JP2009081887A (ja) * 2009-01-06 2009-04-16 Hitachi Communication Technologies Ltd パッシブ光ネットワークシステム、光終端装置及び光ネットワークユニット

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