JP3304077B2 - 光波長符号分割多重送受信器 - Google Patents

光波長符号分割多重送受信器

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JP3304077B2
JP3304077B2 JP2000110346A JP2000110346A JP3304077B2 JP 3304077 B2 JP3304077 B2 JP 3304077B2 JP 2000110346 A JP2000110346 A JP 2000110346A JP 2000110346 A JP2000110346 A JP 2000110346A JP 3304077 B2 JP3304077 B2 JP 3304077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッシブダブルス
ター型双方向光アクセスシステムに利用可能な光波長符
号分割多重送受信器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パッシブダブルスター型双方向光アクセ
スシステムは、図1に示すように、複数、ここではN個
のユーザー装置1−1,……1−Nと1つのセンター装
置2とを、光ファイバ伝送路3−1〜3−N,4及び光
スターカプラ等によるN×1の光分配結合手段5を介し
て接続し、双方向通信を行うシステムであって、特に光
ファイバ伝送路3−1〜3−Nと光ファイバ伝送路4と
の途中に配置された光分配結合手段5によりセンター装
置2から光分配結合手段5までの光ファイバ伝送路4を
共通化、即ち1本化することによって、光ファイバ伝送
路の本数削減による経済化を狙ったシステムである。
【0003】一方、光波長符号分割多重伝送方式は、ス
ペクトル線幅の広い光信号を、チャネル毎に相関の無い
波長フィルタを用いて符号化・識別することで、複数の
光信号を一本の光ファイバ伝送路で伝送させることを特
徴とした伝送方式であり、その原理は、例えばJ.P.
Elbers et al.,”Performanc
e evaluation of a CDMA sy
stem usingbroadband sourc
es”,Proceedings of ECOC9
8,pp.341−342に詳述されている。
【0004】なお、この文献では、同方式を「周波数符
号分割多重」と称しているが、同方式の特徴的なところ
は、互いに相関の無い波長フィルタをチャネル符号化・
識別に用いるところにあるので、本明細書では「光波長
符号分割多重」と称する。
【0005】この光波長符号分割多重伝送方式では、各
チャネルを1本の光ファイバへ多重する、または1本の
光ファイバから各チャネルを分離するのに光スターカプ
ラを用いることができるため、この方式を用いて、パッ
シブダブルスター型の光アクセスシステムを構成するこ
とが可能である。
【0006】前記方式を用いて双方向の光アクセスシス
テムを実現するには、例えば上り信号と下り信号の多重
に波長多重を用いて、センター装置と各ユーザー装置に
は波長多重分離フィルタを配置した上で、送信用波長フ
ィルタと受信用波長フィルタとを別々に装備する方法が
ある(例えば、J.L.Cahill et a
l.,”Hybrid Coherence Mult
iplexing/Coarse Wavelengt
h−Division MultiplexingPa
ssive Optical Network for
CustomerAccess”,IEEE Pho
ton.Technol.Lett.,vol.9,1
997,pp.1032−1034参照。この文献では
同方式を「コヒーレンス多重」と称しているが、本明細
書では「光波長符号分割多重」と称する。)。
【0007】図2は前述した従来の送受信器を用いたパ
ッシブダブルスター型双方向光アクセスシステムの一例
を示すものである。
【0008】ユーザー装置(送受信器)1−1〜1−N
はそれぞれ、1つの光信号発生源11と、片側のアーム
の長さ(図中、l1,……lN)がユーザー装置毎に異
なる2つの非等長マッハツェンダー(MZ)型光フィル
タ12,13と、2つの受光素子PD1,PD2及びそ
の差を出力する差動回路からなる1つの差動受光器14
と、波長多重分離フィルタ(WDM)15と、干渉条件
安定化手段16とから構成されている。
【0009】非等長マッハツェンダー型光フィルタ1
2,13は、入力光を2×2方向性結合器で分配し、片
側に遅延を与えた上で再び2×2方向性結合器を用いて
合波し、2分配した光を干渉させるもので、同相(A)
と逆相(B)の2出力を持っている。
【0010】センター装置2は、1×Nの光分配結合手
段21と、全てのユーザー装置に対応した、ユーザー装
置と同様の構成のN個の送受信器22−1,……22−
Nと、N個の干渉条件安定化手段23−1,……23−
Nとから構成されている。
【0011】図2の構成でも上り信号と下り信号を同一
波長に設定すると、上り信号が伝送路中で反射して下り
信号と混合してしまい(もしくは下り信号が伝送路中で
反射して上り信号と混合してしまい)、劣化が生じる。
そこで、この例では、上り信号と下り信号に別の波長を
設定している。つまり、上り信号と下り信号を波長多重
して前述した問題を解決している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成では、各ユーザー装置に符号化・復号用の2個の波長
フィルタが必要となり、センター装置には符号化・復号
用の2個にユーザー数を乗じた数の波長フィルタが必要
となる。
【0013】また、前記構成では、実用的にはユーザー
装置及びセンター装置の全てにおいて、符号化・識別に
用いる波長フィルタの干渉条件を安定化させるための、
温度制御等が必要となる。
【0014】ユーザー装置に温度制御等の干渉条件安定
化手段を持たせることは、ユーザー装置の大型化、大消
費電力化、システム管理の複雑化を招くため、この温度
制御等の干渉条件安定化手段はセンター装置に集約する
ことが望ましい。
【0015】本発明の目的は、パッシブダブルスター型
双方向光アクセスシステムに利用可能な光波長符号分割
多重送受信器において、波長フィルタを2個必要とせ
ず、ユーザー装置側での波長フィルタの干渉条件安定化
手段を必要としない、簡易な構成の光波長符号分割多重
送受信器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、送信信号に対応する光信号を発生する
光信号発生源と、波長軸上で周期的に変化する透過率特
性を有し、少なくとも一端側が、他端側から入力される
光信号に対して同相及び逆相の光信号をそれぞれ出力可
能な2つの端子を有する周期性波長フィルタと、2つの
受光素子及びそれらの出力の差に対応する電気信号を出
力する差動回路からなる差動受光器と、一端側が少なく
とも2つの合分岐端子を有し、他端側が少なくとも1つ
の合分岐端子を有する方向性結合器とを備え、周期性波
長フィルタの前記2つの端子の一方を差動受光器の受光
素子の一方と接続し、周期性波長フィルタの前記2つの
端子の他方を方向性結合器の他端側の合分岐端子に接続
し、方向性結合器の一端側の2つの合分岐端子に光信号
発生源及び差動受光器の受光素子の他方をそれぞれ接続
した光波長符号分割多重送受信器を提案する。
【0017】前記構成によれば、周期性波長フィルタの
周期がそれぞれ異なるN個の前記光波長符号分割多重送
受信器を、パッシブダブルスター型双方向光アクセスシ
ステムにおけるN個のユーザー装置及びセンター装置内
の全てのユーザー装置に対応した、ユーザー装置と同様
の構成のN個の送受信器とし、同じ周期の周期性波長フ
ィルタを有するユーザー装置及びセンター装置内の送受
信器における送信を異なるタイムスロットを用いて行う
ことにより、反射による劣化を引き起こすことなく各装
置内の符号化・復号用周期性波長フィルタの数を1/2
に削減でき、かつセンター装置内の送受信器において符
号化・復号用波長フィルタの干渉条件をユーザー装置側
からの光信号に最も適した状態となるように制御すれ
ば、センター装置内の符号化・復号用周期性フィルタの
透過波長特性とユーザー装置側の符号化・復号用周期性
波長フィルタの透過波長特性とが一致することになるた
め、符号化・復号用波長フィルタの温度制御等による干
渉条件の安定化手段をセンター装置側のみに集約でき、
ユーザー装置を小型化、低消費電力化できる上にシステ
ムの管理を飛躍的に簡略化できる。
【0018】また、本発明では、送信信号に対応する光
信号を発生する光信号発生源と、波長軸上で周期的に変
化する透過率特性を有し、少なくとも一端側が、他端側
から入力される光信号に対して同相及び逆相の光信号を
それぞれ出力可能な2つの端子を有する周期性波長フィ
ルタと、2つの受光素子及びそれらの出力の差に対応す
る電気信号を出力する差動回路からなる差動受光器と、
一端側に入力された波長の異なる光信号を多重して他端
側へ出力するとともに他端側に入力された波長の異なる
光信号を分離して一端側へ出力する第1及び第2の波長
分離多重手段とを備え、周期性波長フィルタの前記2つ
の端子の一方を第1の波長分離多重手段の他端側に接続
するとともに、該第1の波長分離多重手段の一端側を差
動受光器の受光素子の一方と接続し、周期性波長フィル
タの前記2つの端子の他方を第2の波長分離多重手段の
他端側に接続するとともに、該第1の波長分離多重手段
の一端側を光信号発生源及び差動受光器の受光素子の他
方とそれぞれ接続した光波長符号分割多重送受信器を提
案する。
【0019】前記構成によれば、周期性波長フィルタの
周期がそれぞれ異なるN個の前記光波長符号分割多重送
受信器を、パッシブダブルスター型双方向光アクセスシ
ステムにおけるN個のユーザー装置及びセンター装置内
の全てのユーザー装置に対応した、ユーザー装置と同様
の構成のN個の送受信器とし、同じ周期の周期性波長フ
ィルタを有するユーザー装置及びセンター装置内の送受
信器における光信号に異なる波長を割り当てることによ
り、反射による劣化を引き起こすことなく各装置内の符
号化・復号用周期性波長フィルタの数を1/2に削減で
き、かつセンター装置内の送受信器において符号化・復
号用波長フィルタの干渉条件をユーザー装置側からの光
信号に最も適した状態となるように制御すれば、センタ
ー装置内の符号化・復号用周期性フィルタの透過波長特
性とユーザー装置側の符号化・復号用周期性波長フィル
タの透過波長特性とが一致することになるため、符号化
・復号用波長フィルタの温度制御等による干渉条件の安
定化手段をセンター装置側のみに集約でき、ユーザー装
置を小型化、低消費電力化できる上にシステムの管理を
飛躍的に簡略化できる。
【0020】なお、周期性波長フィルタとしては、少な
くとも2つの方向性結合器とこれらを繋ぐ2つの非等長
の光路とからなる非等長マッハツェンダー型光フィルタ
を用いることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図3は、本
発明の第1の実施の形態、ここでは本発明の請求項1に
記載された光波長符号分割多重送受信器を用いたパッシ
ブダブルスター型双方向光アクセスシステムを示すもの
で、図中、従来と同一構成部分は同一符号をもって表
す。即ち、3−1〜3−N,4は光ファイバ伝送路、5
はN×1の光分配結合手段(光スターカプラ)、60−
1,……60−NはN個のユーザー装置、70はセンタ
装置である。
【0022】同アクセスシステムは、N個のユーザー装
置60−1〜60−NがN本の光ファイバ伝送路3−1
〜3−Nを介して光分配結合手段5に接続され、一個の
センター装置70が光ファイバ伝送路4を介して光分配
結合手段5に接続されて構成されている。
【0023】各ユーザー装置60−1〜60−Nは、そ
れぞれが本発明の請求項1に記載された光波長符号分割
多重送受信器であり、送信信号に対応する光信号を発生
する光信号発生源61と、片側のアームの長さ(図中、
l1,……lN)がユーザー装置毎に異なる符号化・復
号兼用の非等長マッハツェンダー型光フィルタ62と、
2つの受光素子PD1,PD2及びそれらの出力の差に
対応する電気信号を出力する差動回路からなる差動受光
器63と、2×2方向性結合器64と、光減衰手段65
とからなっている。
【0024】ここで、非等長マッハツェンダー型光フィ
ルタ62の同相信号出力端子(A)は光減衰手段65を
介して差動受光器63の受光素子PD1と接続され、逆
相信号出力端子(B)は2×2方向性結合器64を介し
て光信号発生源61及び差動受光器63の受光素子PD
2と接続され、非等長マッハツェンダー型光フィルタ6
2の他端側は光ファイバ伝送路に接続されている。
【0025】センター装置70は、1×Nの光分配結合
手段(光スターカプラ)71と、前述した各ユーザー装
置60−1,……60−Nとそれぞれ同一構成のN個の
光波長符号分割多重送受信器72−1,……72−N
と、各光波長符号分割多重送受信器72−1,……72
−Nに対応したN個の干渉条件安定化手段73−1,…
…73−Nとを備えている。
【0026】ここで、各光波長符号分割多重送受信器7
2−1〜72−Nは光分配結合手段71を介して光ファ
イバ伝送路4に接続され、各ユーザー装置60−1〜6
0−Nに対応する構成となっている。
【0027】また、各光波長符号分割多重送受信器72
−1〜72−Nにおける非等長マッハツェンダー型光フ
ィルタの透過率の変動周期は、各ユーザー装置60−1
〜60−Nにおける非等長マッハツェンダー型光フィル
タの透過率の変動周期とそれぞれ同じになっており、同
じ周期のフィルタを持つ送受信器間で通信が行われる
が、ユーザー装置側からの光信号の送信と、センター装
置側からの光信号の送信とは異なるタイムスロットで行
われる如くなっている。
【0028】図4は、図3の構成において、反射による
劣化のない通信を可能とするための上り信号及び下り信
号の時間割り当ての一例を示すものである。
【0029】各ユーザー装置60−1〜60−Nは、シ
ステムにおいて定められた上り信号用タイムスロットに
おいては、送信したい電気信号を光信号発生源61へ送
り出すことで送信器として利用され、別の定められた下
り信号用タイムスロットにおいては、受信したい電気信
号を差動受光器63から取り出すことで受信器として利
用される。
【0030】上り信号用タイムスロットと下り信号用タ
イムスロットとの間には、少なくとも伝送路がもたらす
光遅延時間以上のガードタイムを設ける必要がある。
【0031】図5は、本実施の形態における上り信号及
び下り信号の時間割り当ての他の例を示すものである。
【0032】この例は、各ユーザー装置60−1〜60
−Nが、他のユーザー装置の送受信状態に関わらず、自
由に上り信号用タイムスロットと下り信号用タイムスロ
ットとを設定するものである。各ユーザー装置は、個別
に設定した上り信号用タイムスロットにおいて、送信し
たい電気信号を光信号発生源61へ送り出すことで送信
器として利用され、別の個別に設定した下り信号用タイ
ムスロットにおいては、受信したい電気信号を差動受光
器63から取り出すことで受信器として利用される。
【0033】上り信号用タイムスロットと下り信号用タ
イムスロットとの間に、少なくとも伝送路がもたらす光
遅延時間以上のガードタイムを設ける必要がある点は前
記と同様である。
【0034】このように本実施の形態によれば、双方向
光波長符号分割多重アクセスシステムにおいて、反射に
よる劣化を引き起こすことなく各装置内の符号化・復号
用周期性波長フィルタの数を1/2に削減でき、かつセ
ンター装置内の送受信器において符号化・復号用波長フ
ィルタの干渉条件をユーザー装置側からの光信号に最も
適した状態となるように制御すれば、センター装置内の
符号化・復号用周期性フィルタの透過波長特性とユーザ
ー装置側の符号化・復号用周期性波長フィルタの透過波
長特性とが一致することになるため、符号化・復号用波
長フィルタの温度制御等による干渉条件の安定化手段を
センター装置側のみに集約できる。
【0035】(第2の実施の形態)図6は、本発明の第
2の実施の形態、ここでは本発明の請求項2に記載され
た光波長符号分割多重送受信器を用いたパッシブダブル
スター型双方向光アクセスシステムを示すもので、図
中、従来と同一構成部分は同一符号をもって表す。即
ち、3−1〜3−N,4は光ファイバ伝送路、5はN×
1の光分配結合手段(光スターカプラ)、80−1,…
…80−NはN個のユーザー装置、90はセンタ装置で
ある。
【0036】同アクセスシステムは、N個のユーザー装
置80−1〜80−NがN本の光ファイバ伝送路3−1
〜3−Nを介して光分配結合手段5に接続され、一個の
センター装置90が光ファイバ伝送路4を介して光分配
結合手段5に接続されて構成されている。
【0037】各ユーザー装置80−1〜80−Nは、そ
れぞれが本発明の請求項2に記載された光波長符号分割
多重送受信器であり、送信信号に対応する光信号を発生
する光信号発生源81と、片側のアームの長さ(図中、
l1,……lN)がユーザー装置毎に異なる符号化・復
号兼用の非等長マッハツェンダー型光フィルタ82と、
2つの受光素子PD1,PD2及びそれらの出力の差に
対応する電気信号を出力する差動回路からなる差動受光
器83と、2つの波長多重分離手段84,85とからな
っている。
【0038】ここで、非等長マッハツェンダー型光フィ
ルタ82の同相信号出力端子(A)は波長多重分離手段
84を介して差動受光器83の受光素子PD1と接続さ
れ、逆相信号出力端子(B)は波長多重分離手段85を
介して光信号発生源81及び差動受光器83の受光素子
PD2と接続され、非等長マッハツェンダー型光フィル
タ82の他端側は光ファイバ伝送路に接続されている。
【0039】センター装置90は、1×Nの光分配結合
手段(光スターカプラ)91と、前述した各ユーザー装
置80−1,……80−Nとそれぞれ同一構成のN個の
光波長符号分割多重送受信器92−1,……92−N
と、各光波長符号分割多重送受信器92−1,……92
−Nに対応したN個の干渉条件安定化手段93−1,…
…93−Nとを備えている。
【0040】ここで、各光波長符号分割多重送受信器9
2−1〜92−Nは光分配結合手段91を介して光ファ
イバ伝送路4に接続され、各ユーザー装置80−1〜8
0−Nに対応する構成となっている。
【0041】また、各光波長符号分割多重送受信器92
−1〜92−Nにおける非等長マッハツェンダー型光フ
ィルタの透過率の変動周期は、各ユーザー装置80−1
〜80−Nにおける非等長マッハツェンダー型光フィル
タの透過率の変動周期とそれぞれ同じになっており、同
じ周期のフィルタを持つ送受信器間で通信が行われる
が、ユーザー装置側からの光信号と、センター装置側か
らの光信号とは異なる波長を割り当てる如くなってい
る。
【0042】図7は、図6の構成において、反射による
劣化のない通信を可能とするための上り信号及び下り信
号の波長割り当ての一例を示すものである。
【0043】各ユーザー装置が送信する光信号には、そ
れぞれに対応するセンター装置が送信する光信号の波長
と異なる波長を割り当てる。
【0044】このように本実施の形態によれば、双方向
光波長符号分割多重アクセスシステムにおいて、反射に
よる劣化を引き起こすことなく各装置内の符号化・復号
用周期性波長フィルタの数を1/2に削減でき、かつセ
ンター装置内の送受信器において符号化・復号用波長フ
ィルタの干渉条件をユーザー装置側からの光信号に最も
適した状態となるように制御すれば、センター装置内の
符号化・復号用周期性フィルタの透過波長特性とユーザ
ー装置側の符号化・復号用周期性波長フィルタの透過波
長特性とが一致することになるため、符号化・復号用波
長フィルタの温度制御等による干渉条件の安定化手段を
センター装置側のみに集約できる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、双
方向光波長符号分割多重アクセスシステムにおいて、送
受信の波長フィルタを共用化するためその数を削減で
き、構成を簡易にできる。さらに、符号化・復号用波長
フィルタの温度制御等による干渉条件の安定化機能をセ
ンター装置側のみに集約でき、ユーザー装置を小型化、
低消費電力化できる上にシステムの管理を飛躍的に簡略
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パッシブダブルスター型双方向光アクセスシス
テムの概要を示す図
【図2】従来の送受信器を用いたパッシブダブルスター
型双方向光アクセスシステムの構成図
【図3】本発明の送受信器を用いたパッシブダブルスタ
ー型双方向光アクセスシステムの第1の実施の形態を示
す構成図
【図4】第1の実施の形態における上り信号及び下り信
号の時間割り当ての一例を示す図
【図5】第1の実施の形態における上り信号及び下り信
号の時間割り当ての他の例を示す図
【図6】本発明の送受信器を用いたパッシブダブルスタ
ー型双方向光アクセスシステムの第2の実施の形態を示
す構成図
【図7】第2の実施の形態における上り信号及び下り信
号の波長割り当ての一例を示す図
【符号の説明】
3−1〜3−N,4:光ファイバ伝送路、5:N×1の
光分配結合手段、60−1〜60−N,80−1〜80
−N:ユーザー装置(光波長符号分割多重送受信器)、
61,81:光信号発生源、62,82:非等長マッハ
ツェンダー型光フィルタ、63,83:差動受光器、6
4:2×2方向性結合器、65:光減衰手段、70,9
0:センタ装置、71,91:1×Nの光分配結合手
段、72−1〜72−N,92−1〜92−N:光波長
符号分割多重送受信器、73−1〜73−N,93−1
〜93−N:干渉条件安定化手段、84,85:波長多
重分離手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 10/28 H04J 14/00 14/04 14/06 (56)参考文献 特開 平11−88432(JP,A) 特開 平10−262074(JP,A) 特開 平10−126348(JP,A) 特開 平8−70318(JP,A) 特開 平7−250028(JP,A) 特開2000−39633(JP,A) 特開2000−9952(JP,A) 特開 平11−174389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/04 H04B 10/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号に対応する光信号を発生する光
    信号発生源と、 波長軸上で周期的に変化する透過率特性を有し、少なく
    とも一端側が、他端側から入力される光信号に対して同
    相及び逆相の光信号をそれぞれ出力可能な2つの端子を
    有する周期性波長フィルタと、 2つの受光素子及びそれらの出力の差に対応する電気信
    号を出力する差動回路からなる差動受光器と、 一端側が少なくとも2つの合分岐端子を有し、他端側が
    少なくとも1つの合分岐端子を有する方向性結合器とを
    備え、 周期性波長フィルタの前記2つの端子の一方を差動受光
    器の受光素子の一方と接続し、周期性波長フィルタの前
    記2つの端子の他方を方向性結合器の他端側の合分岐端
    子に接続し、方向性結合器の一端側の2つの合分岐端子
    に光信号発生源及び差動受光器の受光素子の他方をそれ
    ぞれ接続したことを特徴とする光波長符号分割多重送受
    信器。
  2. 【請求項2】 送信信号に対応する光信号を発生する光
    信号発生源と、 波長軸上で周期的に変化する透過率特性を有し、少なく
    とも一端側が、他端側から入力される光信号に対して同
    相及び逆相の光信号をそれぞれ出力可能な2つの端子を
    有する周期性波長フィルタと、 2つの受光素子及びそれらの出力の差に対応する電気信
    号を出力する差動回路からなる差動受光器と、 一端側に入力された波長の異なる光信号を多重して他端
    側へ出力するとともに他端側に入力された波長の異なる
    光信号を分離して一端側へ出力する第1及び第2の波長
    分離多重手段とを備え、 周期性波長フィルタの前記2つの端子の一方を第1の波
    長分離多重手段の他端側に接続するとともに、該第1の
    波長分離多重手段の一端側を差動受光器の受光素子の一
    方と接続し、 周期性波長フィルタの前記2つの端子の他方を第2の波
    長分離多重手段の他端側に接続するとともに、該第1の
    波長分離多重手段の一端側を光信号発生源及び差動受光
    器の受光素子の他方とそれぞれ接続したことを特徴とす
    る光波長符号分割多重送受信器。
  3. 【請求項3】 周期性波長フィルタとして、少なくとも
    2つの方向性結合器とこれらを繋ぐ2つの非等長の光路
    とからなる非等長マッハツェンダー型光フィルタを用い
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の光波長符
    号分割多重送受信器。
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