JPH05304491A - マイク兼用イヤホンを有する送受信装置 - Google Patents

マイク兼用イヤホンを有する送受信装置

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JPH05304491A
JPH05304491A JP3228459A JP22845991A JPH05304491A JP H05304491 A JPH05304491 A JP H05304491A JP 3228459 A JP3228459 A JP 3228459A JP 22845991 A JP22845991 A JP 22845991A JP H05304491 A JPH05304491 A JP H05304491A
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microphone
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earphone
transmission
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送話者が普通に会話して、自動的に送信状態
と受信状態とを切り換えることができ、誰もが便利に使
用できるようにする。 【構成】 マイク兼用イヤホン1と、受信機本体10
と、送信機本体11と、送信状態と受信状態とに切り換
える送受切換回路12と、受信機レベルセンサー13
と、マイクレベルセンサー15とを備えている。受信機
本体10の受信レベルが一定以下となり、また、マイク
レベルセンサー15の検出レベルが一定以上で、送受切
換回路12は送信機本体11と受信機本体10とを制御
して、送信状態に切り換える。 【効果】 マイク兼用イヤホンを耳にセットし、普通に
会話して通信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は耳に挿入するマイク兼
用イヤホンを有する送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使用されているトランシーバー等の
送受信装置は、マイクとスピーカーとを装備している。
この装置は、口元にマイクを接近して使用する。この位
置にあるマイクは、使用状態によっては著しく邪魔にな
る。また、マイクが周囲の騒音をひらう欠点もある。さ
らに、マイクとスピーカーとを内蔵するハンドセットを
備える送受信装置も使用されている。この送受信装置
は、ハンドセットのマイクを口元に、スピーカーを耳に
接近して使用するので、両手を自由な状態で使用できな
い欠点がある。
【0003】これ等の欠点は、イヤホンをマイクに兼用
することによって解消できる。好都合なことに、ほとん
どのイヤホンは、マイクとして使用することができる。
耳に挿入したイヤホンは、口から耳に伝達される音声を
電気信号に変換できる。マイク兼用イヤホンを使用する
送受信装置は、送信状態と受信状態との切り換えを自動
化して最も便利に使用できる。しかしながら、マイク兼
用イヤホンを使用する送受信装置は、簡単に送信状態と
受信状態の切り変えができない。それは、マイクの出力
信号を検出して、送信状態と受信状態とを切り換えでき
ないことが理由である。すなわち、マイクをイヤホンに
兼用すると、マイクの出力信号と、受信機本体からの出
力信号とを区別できないので、マイク兼用イヤホンの出
力信号で送信状態と受信状態とを切り換えることができ
ない。マイクとイヤホンとを別々に装備する送受信装置
は、マイクの出力信号にイヤホンの信号が入力されない
ので、マイクの出力信号で、送信状態と受信状態とを切
り換えることができる。
【0004】マイク兼用イヤホンに使用できる送受切換
回路は、特公昭61−50539号公報に記載されてい
る。この公報に記載される回路を図3に示している。こ
の回路は、マイク兼用イヤホン1の出力信号を増幅する
増幅回路2と、波形整形回路3と、単安定マルチバイブ
レーター4と、フリップフロップ5と、フリップフロッ
プ5に制御される切換スイッチ6とを備えている。この
回路は、マイク兼用イヤホン1の出力を増幅回路2で増
幅し、その出力を波形整形回路3で整形し、波形整形回
路3の出力で単安定マルチバイブレーター4をトリガー
し、単安定マルチバイブレーター4の出力パルスでフリ
ップフロップ5をトリガーしている。
【0005】この回路は次の動作をして送信状態と受信
状態とを切り換える。 切換スイッチ6が図の実線で示す位置にあると、受
信状態となる。 この状態で、送話者が普通の状態で話すと、マイク
兼用イヤホン1から通常レベルの信号が波形整形回路3
に入力される。この状態において、波形整形回路3は出
力を単安定マルチバイブレーター4に入力させない。 送話者が歯を噛み合わせる等して、マイク兼用イヤ
ホン1を大きく振動させると、マイク兼用イヤホン1か
ら大レベルの信号が増幅回路2に入力される。増幅回路
2の出力は波形整形回路3に入力され、波形整形回路3
は一定レベル以上の入力で出力信号を出力して、この出
力で単安定マルチバイブレーター4をトリガーする。 トリガーされた単安定マルチバイブレーター4は、
一定の時間(0.5〜1秒)幅のパルス出力を出しその
出力でフリップフロップ5をトリガーする。 単安定マルチバイブレーター4でトリガーされたフ
リップフロップ5は、反転して切換スイッチ6を鎖線位
置に切り換える。この状態で送信状態に切り換えられ
る。 送信状態においても、受信状態と同じように、歯を
噛み合わせる等して、マイク兼用イヤホン1に大きな音
を入力すると、増幅回路2の出力で単安定マルチバイブ
レーター4をトリガーし、単安定マルチバイブレーター
4の出力パルスでフリップフロップ5をトリガーし、フ
リップフロップ5が反転して切換スイッチ6を実線位置
に切り換える。
【0006】さらに、この回路は、受信状態において、
所定の入力があると、フリップフロップ5のトリガーを
無視する回路を備えている。この回路も、増幅回路7
と、波形整形回路8と、単安定マルチバイブレーター9
とで構成している。伝送線路から所定の入力信号がある
と、波形整形回路8が単安定マルチバイブレーター9を
トリガーし、単安定マルチバイブレーター9の出力で単
安定マルチバイブレーター4のトリガーを無視させて、
フリップフロップ5を反転させないようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この構造の送受切換回
路は、手動の切換スイッチを省略することができる。し
かしながら、この回路は、切換スイッチを、マイク兼用
イヤホンに入力する音声信号レベルで制御するので、送
信状態と受信状態の切り換えに、歯を噛み合わせる等の
特別な操作を必要とし、簡単に使用できない。すなわ
ち、この回路は、手動で操作した切換スイッチを、マイ
ク兼用イヤホンに入力する音声信号レベルに変えたもの
である。このため、送信状態と受信状態とを切り換える
ために、送話者が特定の動作をする必要があり、普通の
会話をして送信状態と受信状態とを切り換えることがで
きず、誰もが簡単に使用できない欠点がある。また、回
路が複雑で製造コストが高くなる欠点もあった。
【0008】さらに、イヤホンをマイクに併用して同時
通話する技術が、例えば、特開昭52−19904号公
報に記載されている。しかしながら、実際にはこの回路
を実用化することは極めて困難である。それは、この回
路が、極めて短い時間に、送信と受信とを切り換えるの
で、切り変え時に発生するパルス性のノイズによって明
瞭度が著しく低下されるからである。
【0009】この発明は、従来のこれ等の欠点を解決す
ることを目的に開発されたもので、この発明の重要な目
的は、送話者が普通に会話して、自動的に送信状態と受
信状態とを切り換えることができ、誰もが便利に使用で
きるマイク兼用イヤホン1を有する送受信装置を提供す
るにある。
【0010】さらに、この発明の他の重要な目的は、簡
単な回路で送信状態と受信状態とを切り換えることがで
きるマイク兼用イヤホンを有する送受信装置を提供する
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のマイク兼用イ
ヤホンを有する送受信装置は、前述の目的を達成するた
めに、下記の(1)または(2)の構成を備えている。
【0012】(1) 送受切換回路は、単一の電気−音
響変換素子を内蔵するマイク兼用イヤホン1と、このマ
イク兼用イヤホン1に出力側を接続する受信機本体10
と、マイク兼用イヤホン1の音声信号を変調して送信す
る送信機本体11と、受信機本体10および送信機本体
11の動作状態を送信状態と受信状態とに切り換える送
受切換回路12と、受信機本体10の受信レベルを検出
する受信機レベルセンサー13と、受信機レベルセンサ
ー13に制御されてマイク兼用イヤホン1の出力である
音声信号を伝送するマイク信号伝送回路14と、マイク
信号伝送回路14と送信機本体11との間に連結されて
送受切換回路12を制御するマイクレベルセンサー15
とを備えている。
【0013】受信機レベルセンサー13は一定レベル以
下の受信レベルのときにマイク回路のマイク信号伝送回
路14を伝送状態に切り換えてマイク兼用イヤホン1の
出力を送信機本体11に伝送し、この状態で、マイクレ
ベルセンサー15が一定以上の音声信号を検出すると、
送受切換回路12を送信状態とするように構成されてい
る。
【0014】(2) 送受切換回路は、単一の電気−音
響変換素子を内蔵するマイク兼用イヤホン1と、このマ
イク兼用イヤホン1に出力側を接続する受信機本体10
と、マイク兼用イヤホン1の音声信号を変調して送信す
る送信機本体11と、受信機本体10および送信機本体
11の動作状態を送信状態と受信状態とに切り換える送
受切換回路12と、受信機本体10の受信レベルを検出
する受信機レベルセンサー13と、マイク兼用イヤホン
1の出力レベルを検出するマイクレベルセンサー15と
を備えている。
【0015】送受切換回路12に、受信機レベルセンサ
ー13とマイクレベルセンサー15とが接続されてい
る。受信機レベルセンサー13が受信機本体11の受信
レベルを検出してこれが一定レベル以下にあり、また、
マイクレベルセンサー15がマイク兼用イヤホン1の出
力レベルを検出してこれが設定レベル以上にあることを
検出すると、送受切換回路12を送信状態に切り換える
ように構成されたマイク兼用イヤホンを有する送受信装
置。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思
想を具体化する為の送受信装置を例示すものであって、
この発明の送受信装置は、構成部品の回路構成等を下記
のものに特定するものでない。この発明の送受信装置
は、特許請求の範囲に於て、種々の変更を加えることが
できる。
【0017】更に、この明細書は、特許請求の範囲を理
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許
請求の範囲に示される部材を実施例の部材に特定するも
のでは決してない。
【0018】図1に示す送受信装置は、マイク兼用イヤ
ホン1と、受信機本体10と、送信機本体11と、送受
切換回路12と、受信機レベルセンサー13と、マイク
信号伝送回路14と、マイクレベルセンサー15とを備
えている。
【0019】マイク兼用イヤホン1は、単一の電気−音
響変換素子16を内蔵するもの、すなわち、単一の振動
板で、マイクとイヤホンに兼用されるもの、例えば、ク
リスタルイヤホン、ダイナミックイヤホン等が使用でき
る。ただ、この発明の送受信装置は、マイク兼用イヤホ
ン1の形式を特定しない。マイク兼用イヤホン1にはマ
イクに併用できる全ての種類のイヤホンが使用できる。
【0020】受信機本体10は、電波を受信し、これを
検波して音声信号として出力できる全ての受信機が使用
できる。受信機本体10は、音声出力をマイク兼用イヤ
ホン1に供給し、マイク兼用イヤホン1で音声を発生す
る。受信機本体10は、受信状態で受信した電波を検波
して音声信号とし、これを増幅してマイク兼用イヤホン
1に出力する。受信機本体10は、非受信状態に切り換
えられると、受信した音声信号をマイク兼用イヤホンに
出力しない。受信機本体10を非受信状態とするには、
受信機本体10に供給する電源をオフとするのが簡単で
ある。ただ、受信機本体10の出力側に音声出力回路
(図示せず)を設け、この音声出力回路の電源をオフと
し、あるいは、音声出力回路の主力側に設けた出力スイ
ッチをオフとして音声出力をオフ状態とすることもでき
る。
【0021】送信機本体11は、マイク兼用イヤホン1
から入力される音声信号で搬送波を変調して送信する。
送信機本体11と受信機本体10とはトランシーバーと
して使用される。このため、送信機本体11が送信する
電波の周波数は、受信機本体10が受信する電波の周波
数に調整されている。
【0022】送受切換回路12は、受信機本体10と送
信機本体11の何れかを動作状態として、送受信装置を
送信状態と受信状態とに切り換える。送受切換回路12
は、例えば、受信機本体10および送信機本体11と電
源との間に接続する切換スイッチ17を備えている。切
換スイッチ17が、受信機本体10にのみ電力を供給す
ると受信状態となり、送信機本体11にのみ電力を供給
して送信状態とすることができる。
【0023】受信機レベルセンサー13は、受信機本体
10が受信する信号レベルを検出する。受信機本体10
の信号レベルは、低周波レベルで検出することも、高周
波レベルで検出することもできる。低周波レベルを検出
する受信機レベルセンサー13は、受信機本体10の出
力信号を整流して直流レベルとして検出することができ
る。高周波レベルを検出するには、受信機本体10のA
GCあるいはAVC等の制御電圧を利用することができ
る。受信機本体10の制御電圧は、受信機本体10が受
信する信号レベルに対応して大きくなる。このため、制
御電圧は、受信機本体10が信号を受信しない状態にあ
っては低下し、信号を受信すると上昇する。このため、
制御電圧の大きさを測定して、信号レベルを検出するこ
とができる。さらに、受信機レベルセンサーは、送信電
波に変調された制御信号を検出してマイク信号伝送回路
を制御することも可能である。この場合、相手方から送
信される電波の制御信号を変調する。受信機本体が相手
方から送信されてくる制御信号を受信すると、この制御
信号を検出してマイク信号伝送回路をオフ状態とし制御
信号の信号レベルが低下して受信されない状態となる
と、マイク信号伝送回路を伝送状態とする。
【0024】マイク回路のマイク信号伝送回路14は、
伝送状態、すなわち、オン状態で、マイク兼用イヤホン
1の信号を送信機本体11に入力し、オフ状態で、マイ
ク兼用イヤホン1の信号を送信機本体11に入力しない
ように制御する。したがってマイク信号伝送回路14が
オフの状態では、マイク兼用イヤホン1の信号は送信機
本体11に入力されない。マイク信号伝送回路14は、
受信機レベルセンサー13でオンオフ状態が制御され
る。受信機本体10に所定のレベル以上の信号が入力さ
れるときには、マイク信号伝送回路14は、オフ状態と
なって、マイク兼用イヤホン1の出力を送信機本体11
に入力しない。
【0025】受信機レベルセンサー13は、受信機本体
10の入力レベルが設定値以下になったことを検出し、
この状態でマイク信号伝送回路14をオン状態とする。
マイク信号伝送回路には、図示しないが、マイク兼用イ
ヤホンを受信機本体または送信機本体の何れか片方に選
択的に切り換える切換スイッチも使用できる。切換スイ
ッチが、マイク兼用イヤホンを受信機本体に接続する
と、送信機本体はマイク兼用イヤホンから分離される。
反対に、マイク兼用イヤホンを送信機本体に接続する
と、受信機本体はマイク兼用イヤホンから分離される。
マイク兼用イヤホンが送信機本体に接続されると、マイ
ク兼用イヤホンからの信号が送信機に伝送される状態と
なる。
【0026】マイクレベルセンサー15は、マイク信号
伝送回路14の出力と送信機本体11との間に接続され
ている。マイクレベルセンサー15は、オン状態にある
マイク信号伝送回路14の出力レベルを検出して、送受
切換回路12を制御する。マイクレベルセンサー15
は、マイク信号伝送回路14の出力レベルが設定値以上
になると、送受切換回路12を送信状態とする。また、
マイク信号伝送回路14の出力レベルが設定レベル以下
のときには、送受切換回路12を受信状態に制御する。
マイクレベルセンサー15は、マイク信号伝送回路14
の出力信号をダイオードで整流して、直流レベルでマイ
ク信号伝送回路14の出力レベルを検出する。
【0027】図1に示す送受信装置は、下記の動作をし
て通信する。 受信機本体10が信号を受信する状態にあると、受
信機レベルセンサー13がこのことを検出して、マイク
信号伝送回路14をオフ状態とする。この状態で受信機
本体10の出力はマイク兼用イヤホン1に伝送され、マ
イク兼用イヤホン1が受信した音声を再生する。 マイク信号伝送回路14がオフ状態では、マイク兼
用イヤホン1の出力は送信機本体11には入力されず、
マイク信号伝送回路14の出力レベルは設定値以下とな
る。 マイク信号伝送回路14の出力レベルが設定以下で
あることが、マイクレベルセンサー15に検出され、マ
イクレベルセンサー15は、送受切換回路12を受信状
態に保持する。 相手の送受信装置が電波の送信を停止し、あるい
は、音声が送信されなくなると、受信機本体10の受信
レベルが低下し、このことが受信機レベルセンサー13
に検出される。 受信機レベルセンサー13は、マイク信号伝送回路
14をオフ状態からオン状態に切り換え、マイク兼用イ
ヤホン1の出力を送信機本体11に供給する。この状態
で、マイク兼用イヤホン1を耳に挿入した者が音声を出
すと、音声は人体を伝達してマイク兼用イヤホン1に入
力され、マイク兼用イヤホン1が音声信号を出力する。 マイク兼用イヤホン1から音声信号が出力される
と、この信号をマイクレベルセンサー15が検出して、
送受切換回路12を送信状態とする。マイク信号伝送回
路14がオン状態となってもマイク兼用イヤホン1を耳
に挿入した者が音声を発生しないと、マイクレベルセン
サー15は送受切換回路12を送信状態としない。それ
は、マイクレベルセンサー15が一定のレベル以上で送
受切換回路12を送信状態とするからである。このた
め、送話者が喋らないかぎり、受信状態に保持される。 送話者が音声を発生しなくなると、マイクレベルセ
ンサー15がこのことを検出し、送受切換回路12を受
信状態に切り換える。 以下、〜の動作を繰り返して送信状態と受信状態と
に切り換えられる。
【0028】図2は、マイクレベルセンサー単独で送受
切換回路を制御しない送受信装置を示している。この送
受信装置は、受信機レベルセンサー13とマイクレベル
センサー15の両方で送受切換回路12を制御してい
る。この回路は、送受切換回路12を、受信機レベルセ
ンサー13とマイクレベルセンサー15の両方で制御す
ることによって、マイク信号伝送回路を省略している。
このため、マイク兼用イヤホン1の出力は常に送信機本
体11に入力される。
【0029】この回路は、受信機本体10の受信レベル
が低下すると、受信機本体10からマイク兼用イヤホン
1に出力される音声信号レベルが小さくなる。したがっ
て、この状態で送信機本体11に音声信号が入力される
と、それは、マイク兼用イヤホン1がマイクとなって外
部から入力される音声を電気信号に変換したものであ
る。すなわち、マイク兼用イヤホン1を耳に挿入した者
が発声した音声信号である。言い替えると、送信しよう
とするときに、マイク兼用イヤホン1から送信機本体1
1に入力される音声信号は、マイク兼用イヤホン1がマ
イクとなって送信者の音声を電気信号に変換したもので
ある。このため、送信しようとするときにマイク兼用イ
ヤホン1の出力を送信機本体11に伝送するマイク信号
伝送回路を使用する必要がない。ただ、図1に示す装置
のように、マイク兼用イヤホン1と送信機本体11との
間にマイク信号伝送回路を設け、これを受信機レベルセ
ンサー13で制御することも可能である。
【0030】この送受信装置は、下記の状態で動作す
る。 受信機本体10が信号を受信する状態にあると、受
信機レベルセンサー13がこのことを検出して、送受切
換回路12を受信状態に保持する。受信機本体10の出
力はマイク兼用イヤホン1に伝送され、マイク兼用イヤ
ホン1が受信した音声を再生する。 受信機本体10の音声出力は送信機本体11に入力
されるが、送受切換回路12は受信状態にあって、送信
機本体11を送信しない状態している。このため、送信
機本体11は入力される信号で電波を変調して送信する
ことはない。 相手の送受信装置が電波の送信を停止し、あるい
は、音声が送信されなくなると、受信機本体10の受信
レベルが低下し、このことが受信機レベルセンサー13
に検出され、受信機レベルセンサー13は送信信号を送
受切換回路12に出力する。 この状態で、マイク兼用イヤホン1を耳に挿入した
者が音声を出すと、音声は人体を伝達してマイク兼用イ
ヤホン1に入力され、マイク兼用イヤホン1が音声信号
を出力する。 マイク兼用イヤホン1から音声信号が出力される
と、この信号はマイクレベルセンサー15に検出され
る。このとき、マイクレベルセンサー15が、設定レベ
ル以上に入力信号を検出すると送信信号を送受切換回路
12に出力する。この状態で、送受切換回路12は、受
信機レベルセンサー13とマイクレベルセンサー15か
ら送信信号が入力される。マイク兼用イヤホン1を耳に
挿入した者が音声を発生しないと、マイクレベルセンサ
ー15は送信信号を出力しない。それは、マイクレベル
センサー15が一定のレベル以上で送受切換回路12を
送信状態とするからである。このため、送話者が喋らな
いかぎり、マイクレベルセンサーは送信信号を出力しな
い。 受信機レベルセンサー13とマイクレベルセンサー
15の両方から送信信号が送受切換回路12に入力され
ると、送受切換回路12は、送信状態として、マイク兼
用イヤホン1に入力される音声を送信機本体11から送
信する。 送話者が音声を発生しなくなると、マイクレベルセ
ンサー15がこのことを検出し、マイクレベルセンサー
15は送信信号を出力しなくなり、送受切換回路12を
受信状態に切り換える。 以下、〜の動作を繰り返して送信状態と受信状態と
に切り換えられる。
【0031】図1と図2とに示す送受信装置は、受信機
レベルセンサーとマイクレベルセンサーとで送信状態と
受信状態とを自動的に切り換えているが、手動で切り換
えるスタンバイスイッチ18を設けて、必要な時には、
手動のスタンバイスイッチ18で送信と、受信とを切り
換えることもできる。
【0032】
【発明の効果】この発明の送受信装置は、マイク兼用イ
ヤホンを使用して、普通の状態に会話して、送信状態と
受信状態とを自動的に切り換えることができる。送信状
態と受信状態とを切り換えるために、特別な操作を必要
としない。このため、誰もが簡単かつ容易に、しかも便
利に使用できる特長がある。
【0033】さらにまた、この発明の送受信装置は、簡
単な回路構成で、明瞭度を低下させることなく、また、
相手の会話を聞きもらすことなく送信状態と受信状態と
を切り換えることができる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す送受信装置のブロッ
ク線図
【図2】この発明の一実施例を示す送受信装置のブロッ
ク線図
【図3】従来の送受切換回路の一例を示す回路図
【符号の説明】
1…マイク兼用イヤホン 2…増幅回路 3…波形整形回路 4…単安定マル
チバイブレーター 5…フリップフロップ 6…切換スイッ
チ 7…増幅回路 8…波形整形回
路 9…単安定マルチバイブレーター 10…受信機本体 11…送信機本体 12…送受切換
回路 13…受信機レベルセンサー 14…マイク信
号伝送回路 15…マイクレベルセンサー 16…電気−音
響変換素子 17…切換スイッチ 18…スタンバ
イスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の電気−音響変換素子(16)を内蔵す
    るマイク兼用イヤホン(1)と、このマイク兼用イヤホン
    (1)に出力側を接続する受信機本体(10)と、マイク兼用
    イヤホン(1)の音声信号を変調して送信する送信機本体
    (11)と、受信機本体(10)および送信機本体(11)の動作状
    態を送信状態と受信状態とに切り換える送受切換回路(1
    2)と、受信機本体(10)の受信レベルを検出する受信機レ
    ベルセンサー(13)と、受信機レベルセンサー(13)に制御
    されてマイク兼用イヤホン(1)の出力である音声信号を
    伝送するマイク回路のマイク信号伝送回路(14)と、マイ
    ク信号伝送回路(14)と送信機本体(10)との間に連結され
    て送受切換回路(12)を制御するマイクレベルセンサー(1
    5)とを備えており、 受信機レベルセンサー(13)は一定レベル以下の受信レベ
    ルのときにマイク信号伝送回路(14)を伝送状態に切り換
    えてマイク兼用イヤホン(1)の出力信号を送信機本体(1
    0)に伝送し、この状態で、マイクレベルセンサー(15)が
    一定以上の音声信号を検出して、送受切換回路(12)が送
    信状態に切り換えられるように構成されたマイク兼用イ
    ヤホンを有する送受信装置。
  2. 【請求項2】 単一の電気−音響変換素子(16)を内蔵す
    るマイク兼用イヤホン(1)と、このマイク兼用イヤホン
    (1)に出力側を接続する受信機本体(10)と、マイク兼用
    イヤホン(1)の音声信号を変調して送信する送信機本体
    (11)と、受信機本体(10)および送信機本体(11)の動作状
    態を送信状態と受信状態とに切り換える送受切換回路(1
    2)と、受信機本体(10)の受信レベルを検出する受信機レ
    ベルセンサー(13)と、マイク兼用イヤホン(1)の出力を
    検出するマイクレベルセンサー(15)とを備えており、 送受切換回路(12)に、受信機レベルセンサー(13)とマイ
    クレベルセンサー(15)とが接続されており、受信機レベ
    ルセンサー(13)が受信機本体(11)の受信レベルを検出し
    てこれが一定レベル以下にあり、また、マイクレベルセ
    ンサー(15)がマイク兼用イヤホンの出力レベルを検出し
    てこれが設定レベル以上にあることを検出すると、送受
    切換回路(12)を送信状態に切り換えるこように構成され
    たマイク兼用イヤホンを有する送受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014060735A (ja) * 2013-10-17 2014-04-03 Icom Inc 中継装置および通信システム

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JP2014060735A (ja) * 2013-10-17 2014-04-03 Icom Inc 中継装置および通信システム

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