JPH05303823A - Dc多相スピンドルモ−タの給電装置 - Google Patents
Dc多相スピンドルモ−タの給電装置Info
- Publication number
- JPH05303823A JPH05303823A JP13144692A JP13144692A JPH05303823A JP H05303823 A JPH05303823 A JP H05303823A JP 13144692 A JP13144692 A JP 13144692A JP 13144692 A JP13144692 A JP 13144692A JP H05303823 A JPH05303823 A JP H05303823A
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- JP
- Japan
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- spindle motor
- rotor
- yoke plate
- coil
- magnet
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- Pending
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- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 DC多相スピンドルモ−タにおいて、コギン
グトルクとトルクリップルの発生を可能なる限り防止す
ることを目的とする。 【構成】 ステ−タ14としてヨ−ク板12上に配設さ
せたコイル22a、22b、22cを、ロ−タ17とし
てマグネット19を備えると共に、ヨ−ク板12部分に
ロ−タ17側に突出させた膨出部を設けてロ−タ軸振れ
を防止した構成のDC多相スピンドルモ−タ21を回転
させるための給電装置において、ヨ−ク板12の膨出部
上に配設された特定相のコイル22cの給電回路に、コ
イル電流を減少させる抵抗26を設けて構成する。
グトルクとトルクリップルの発生を可能なる限り防止す
ることを目的とする。 【構成】 ステ−タ14としてヨ−ク板12上に配設さ
せたコイル22a、22b、22cを、ロ−タ17とし
てマグネット19を備えると共に、ヨ−ク板12部分に
ロ−タ17側に突出させた膨出部を設けてロ−タ軸振れ
を防止した構成のDC多相スピンドルモ−タ21を回転
させるための給電装置において、ヨ−ク板12の膨出部
上に配設された特定相のコイル22cの給電回路に、コ
イル電流を減少させる抵抗26を設けて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、DC多相スピンドル
モ−タの給電装置に関し、例えば、電子スチルカメラの
磁気ディスクドライブ機構に備えるDC三相スピンドル
モ−タの給電装置に利用するものである。
モ−タの給電装置に関し、例えば、電子スチルカメラの
磁気ディスクドライブ機構に備えるDC三相スピンドル
モ−タの給電装置に利用するものである。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラは、撮影画像情報を磁
気ディスクに記録し、また、記録した撮影画像情報を再
生するためのディスクドライブ機構を備えている。
気ディスクに記録し、また、記録した撮影画像情報を再
生するためのディスクドライブ機構を備えている。
【0003】このディスクドライブ機構は、DC三相で
給電するスピンドルモ−タによって磁気ディスクを高速
回転し、磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に走査さ
せて記録し、また再生する構成となっている。
給電するスピンドルモ−タによって磁気ディスクを高速
回転し、磁気ヘッドを磁気ディスクの半径方向に走査さ
せて記録し、また再生する構成となっている。
【0004】図2はこの種のディスクドライブ機構に設
けられたスピンドルモ−タの平面図、図3は図2上のA
−A線に沿って切断した同モ−タの縦断側面図である。
けられたスピンドルモ−タの平面図、図3は図2上のA
−A線に沿って切断した同モ−タの縦断側面図である。
【0005】これらの図面に示すように、このモ−タ
は、筒状の軸受けケ−ス11にヨ−ク板12が固定さ
れ、また、三相のコイルがプリント形成されたコイル基
板13がヨ−ク板12の上位置となるように軸受けケ−
ス11に固定されており、これらヨ−ク板12とコイル
基板13とでステ−タ14を構成している。
は、筒状の軸受けケ−ス11にヨ−ク板12が固定さ
れ、また、三相のコイルがプリント形成されたコイル基
板13がヨ−ク板12の上位置となるように軸受けケ−
ス11に固定されており、これらヨ−ク板12とコイル
基板13とでステ−タ14を構成している。
【0006】軸受けケ−ス11内の軸受け11aに軸挿
し回転するためのクリアランスをもって軸支された回転
軸15は、その下端が小球16によって受け止めされ、
その上端部がロ−タ17に固定されているタ−ンテ−ブ
ル18に固着されている。
し回転するためのクリアランスをもって軸支された回転
軸15は、その下端が小球16によって受け止めされ、
その上端部がロ−タ17に固定されているタ−ンテ−ブ
ル18に固着されている。
【0007】ロ−タ17は、金属性板によって覆ったリ
ング状のマグネット19によって構成され、このマグネ
ット19の磁極面がコイル基板13に対面している。
ング状のマグネット19によって構成され、このマグネ
ット19の磁極面がコイル基板13に対面している。
【0008】タ−ンテ−ブル18は、リング状マグネッ
ト20を備え、磁気ディスク(図示省略)のセンタ−コ
アを磁気的に吸着してチャックするようになっている。
ト20を備え、磁気ディスク(図示省略)のセンタ−コ
アを磁気的に吸着してチャックするようになっている。
【0009】一方、このスピンドルモ−タは、ヨ−ク板
12の一方側に凸形部12aを、その他方側に凹形部1
2bを各々形成し、回転軸15の機械的なガタを吸収す
る構成となっている。
12の一方側に凸形部12aを、その他方側に凹形部1
2bを各々形成し、回転軸15の機械的なガタを吸収す
る構成となっている。
【0010】つまり、ロ−タ17のマグネット19の磁
力がヨ−ク板12の凹形部12bに比べて凸形部12a
に強く作用するため、ロ−タ17に多少の傾き力が生
じ、この結果、回転軸15が一方向(図3上左方向)に
僅か傾斜しながら回転することから、この回転軸15の
機械的なガタが吸収される。これによって、ロ−タ17
により回転される磁気ディスクの波動が防止される。
力がヨ−ク板12の凹形部12bに比べて凸形部12a
に強く作用するため、ロ−タ17に多少の傾き力が生
じ、この結果、回転軸15が一方向(図3上左方向)に
僅か傾斜しながら回転することから、この回転軸15の
機械的なガタが吸収される。これによって、ロ−タ17
により回転される磁気ディスクの波動が防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
スピンドルモ−タは、ヨ−ク板12とマグネット19と
の間の電磁界の強さがヨ−ク板12の部所によって変わ
る。つまり、凸形部12a、凹形部12b、その他のヨ
−ク板12部分の電磁界の強さが異なるため電磁界がア
ンバランスとなる。
スピンドルモ−タは、ヨ−ク板12とマグネット19と
の間の電磁界の強さがヨ−ク板12の部所によって変わ
る。つまり、凸形部12a、凹形部12b、その他のヨ
−ク板12部分の電磁界の強さが異なるため電磁界がア
ンバランスとなる。
【0012】この結果、マグネット19に対し最も短い
距離となっている凸形部12aに対応するコイル基板1
3部所のコイル相によってコギングトルクとトルクリッ
プルが表われる。
距離となっている凸形部12aに対応するコイル基板1
3部所のコイル相によってコギングトルクとトルクリッ
プルが表われる。
【0013】このようなコギングトルクとトルクリップ
ルは、ロ−タ17の一回転中に、「ロ−タマグネットの
極数」×「三相」にしたがう数となるが、ロ−タ17が
有するマグネット19の極数にしたがう数のものが特に
強く表われる。
ルは、ロ−タ17の一回転中に、「ロ−タマグネットの
極数」×「三相」にしたがう数となるが、ロ−タ17が
有するマグネット19の極数にしたがう数のものが特に
強く表われる。
【0014】上記したようなコギングトルクとトルクリ
ップルは、磁気ディスクを再生するときに、撮影画像を
映し出すテレビ画面に歪を発生させる。つまり、ロ−タ
17のマグネット極数に相当する数の山の歪をテレビ画
面上に発生させる現象となる。
ップルは、磁気ディスクを再生するときに、撮影画像を
映し出すテレビ画面に歪を発生させる。つまり、ロ−タ
17のマグネット極数に相当する数の山の歪をテレビ画
面上に発生させる現象となる。
【0015】本発明は上記したようなロ−タ軸振れ手段
を備えるDC多相スピンドルモ−タにおいて、コギング
トルクとトルクリップルの発生を可能なる限り防止する
ことを目的とする。
を備えるDC多相スピンドルモ−タにおいて、コギング
トルクとトルクリップルの発生を可能なる限り防止する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、ステ−タとしてヨ−ク板上に配設さ
せたコイルを、ロ−タとしてマグネットを備えると共
に、ヨ−ク板部分にロ−タ側に突出させた膨出部を設け
てロ−タ軸振れを防止した構成のDC多相スピンドルモ
−タを回転させるための給電装置において、ヨ−ク板の
膨出部上に配設された特定相のコイルの給電回路に、コ
イル電流を減少させる抵抗部材を設けたことを特徴とす
るDC多相スピンドルモ−タの給電装置を提案する。
ため、本発明では、ステ−タとしてヨ−ク板上に配設さ
せたコイルを、ロ−タとしてマグネットを備えると共
に、ヨ−ク板部分にロ−タ側に突出させた膨出部を設け
てロ−タ軸振れを防止した構成のDC多相スピンドルモ
−タを回転させるための給電装置において、ヨ−ク板の
膨出部上に配設された特定相のコイルの給電回路に、コ
イル電流を減少させる抵抗部材を設けたことを特徴とす
るDC多相スピンドルモ−タの給電装置を提案する。
【0017】
【作用】このスピンドルモ−タは、ヨ−ク板の膨出部上
に配設された特定相のコイルが抵抗部材を介して給電さ
れるため、このコイル電流がその他のコイル電流に比べ
て減少する。このため、最も近い距離となっているヨ−
ク板の膨出部とロ−タのマグネットとの間の電磁界が弱
められ、ヨ−ク板とロ−タの間の電磁界の強さが均一化
され、コギングトルクとトルクリップルの発生が防止さ
れる。
に配設された特定相のコイルが抵抗部材を介して給電さ
れるため、このコイル電流がその他のコイル電流に比べ
て減少する。このため、最も近い距離となっているヨ−
ク板の膨出部とロ−タのマグネットとの間の電磁界が弱
められ、ヨ−ク板とロ−タの間の電磁界の強さが均一化
され、コギングトルクとトルクリップルの発生が防止さ
れる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面に沿っ
て説明する。図1は、図2、図3に示したスピンドルモ
−タを回転させる給電回路を示す。
て説明する。図1は、図2、図3に示したスピンドルモ
−タを回転させる給電回路を示す。
【0019】この図において、21は従来例として述べ
たスピンドルモ−タで、22a、22b、22cはコイ
ル基板13に設けられた三相コイル、23は同様にコイ
ル基板13に設けられたFGコイルを示している。
たスピンドルモ−タで、22a、22b、22cはコイ
ル基板13に設けられた三相コイル、23は同様にコイ
ル基板13に設けられたFGコイルを示している。
【0020】なお、このスピンドルモ−タ21は、8極
三相モ−タとなっており、ロ−タ17のマグネット19
には8極の磁極が設けられている。また、コイル22c
がヨ−ク板12の凸形部12aに対応するコイル基板部
分に設けられた特定のコイルとなっている。
三相モ−タとなっており、ロ−タ17のマグネット19
には8極の磁極が設けられている。また、コイル22c
がヨ−ク板12の凸形部12aに対応するコイル基板部
分に設けられた特定のコイルとなっている。
【0021】ドライブ回路24は、出力端子U、W、V
を三相コイル22a、22b、22cに接続し、これら
各コイルを三相給電するものである。このドライブ回路
24は、パルス幅変調された制御信号(PWM)によっ
て制御されるトランジスタ25を介して直流電圧(D
C)を入力して給電動作する。
を三相コイル22a、22b、22cに接続し、これら
各コイルを三相給電するものである。このドライブ回路
24は、パルス幅変調された制御信号(PWM)によっ
て制御されるトランジスタ25を介して直流電圧(D
C)を入力して給電動作する。
【0022】また、このスピンドルモ−タ21は、ドラ
イブ回路24の出力端子Vとコイル22cとの間に抵抗
26を接続し、このコイル22cのコイル電流を他のコ
イル22a、22bに比べて減少させるようにしてあ
る。
イブ回路24の出力端子Vとコイル22cとの間に抵抗
26を接続し、このコイル22cのコイル電流を他のコ
イル22a、22bに比べて減少させるようにしてあ
る。
【0023】なお、このように接続する抵抗26は、固
定抵抗、半固定抵抗に限らず、その他のコイル電流制限
部材を使用することができる。
定抵抗、半固定抵抗に限らず、その他のコイル電流制限
部材を使用することができる。
【0024】このように構成したスピンドルモ−タ21
は、コイル22cの電流が他のコイル22a、22bに
比べて少なくするため、ヨ−ク板12とロ−タ17のマ
グネット19との間の電磁界の強さが均一化される。こ
の結果、ヨ−ク板12の凸形部12aによって生ずるコ
ギングトルクとトルクリップルが効果的に防止される。
は、コイル22cの電流が他のコイル22a、22bに
比べて少なくするため、ヨ−ク板12とロ−タ17のマ
グネット19との間の電磁界の強さが均一化される。こ
の結果、ヨ−ク板12の凸形部12aによって生ずるコ
ギングトルクとトルクリップルが効果的に防止される。
【0025】なお、本発明を実施するに際しては、ヨ−
ク板12の凹形部12bは必ずしも設けなくともよい。
ク板12の凹形部12bは必ずしも設けなくともよい。
【0026】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係る給電装置に
よれば、ヨ−ク板にロ−タ側に突出させた膨出部を形成
して回転軸振れを防止したDC三相スピンドルモ−タの
コギングトルクとトルクリップルとを極めて簡単な構成
によって防止することができる。
よれば、ヨ−ク板にロ−タ側に突出させた膨出部を形成
して回転軸振れを防止したDC三相スピンドルモ−タの
コギングトルクとトルクリップルとを極めて簡単な構成
によって防止することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す給電回路図である。
【図2】DC三相スピンドルモ−タの平面図である。
【図3】図2上のA−A線に沿って切断した上記スピン
ドルモ−タの縦断側面図である。
ドルモ−タの縦断側面図である。
12 ヨ−ク板 12a 凸形部 12b 凹形部 13 コイル基板 14 ステ−タ 15 回転軸 17 ロ−タ 19 マグネット 21 スピンドルモ−タ 22a、22b、22c コイル 24 ドライブ回路 26 抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 ステ−タとしてヨ−ク板上に配設させた
コイルを、ロ−タとしてマグネットを備えると共に、ヨ
−ク板部分にロ−タ側に突出させた膨出部を設けてロ−
タ軸振れを防止した構成のDC多相スピンドルモ−タを
回転させるための給電装置において、ヨ−ク板の膨出部
上に配設された特定相のコイルの給電回路に、コイル電
流を減少させる抵抗部材を設けたことを特徴とするDC
多相スピンドルモ−タの給電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13144692A JPH05303823A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | Dc多相スピンドルモ−タの給電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13144692A JPH05303823A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | Dc多相スピンドルモ−タの給電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05303823A true JPH05303823A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=15058147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13144692A Pending JPH05303823A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | Dc多相スピンドルモ−タの給電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05303823A (ja) |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP13144692A patent/JPH05303823A/ja active Pending
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