JPH0530365U - 開閉式簡易車庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は２本のレールを並設し、滑車を利用し
てシートを開閉するようにした開閉式簡易車庫を提供す
る。 【構成】並設した２本のレール１に設けた複数の滑車の
上方に支柱６と上枠９を連結して逆Ｕ字形の枠を構成
し、この枠にシートを覆設したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は２本のレールを並設し、滑車を利用してシートを開閉するようにし た開閉式簡易車庫に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、簡易車庫としては自動車に直接被せるシートや扇形に開閉する簡易車庫 が広く提供されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしこれ等の簡易車庫の場合は次のような欠点があった。 シートを自動車に直接被せると雨で濡れた場合、取り外しに時間が掛かるばか りでなく収納が煩わしい欠点があった。 又、扇形の車庫は半分しか開かないので自動車の車庫入れが難しい上に、簡単 に開閉ができず甚だ不便であった。 本考案は上記の欠点を解消した車庫を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため本考案は、２本のレール１を並設し、このレール１の 前後をレール固定板により前期２本のレール１を固定し、後方のレール固定板２ にタイヤストッパー３を設け、前期レール固定板２をレール止め釘４で地面に固 定し、レール１に複数の滑車５を設け、この上方に支柱６と上枠９をシート止具 ７付ボルト８で連結した後、シート１で全体を覆設し、最前の支柱は２番目の支 柱に傾倒自在に取り付け、先端にゴム付の足１０を設けたものである。

【０００５】

【作用】

上記のように構成した本考案を実際に使用する場合は、滑車５、支柱６、上枠 ９を連結させた後自動車を所定の位置に停止させ、支柱を前方へ引き出して車庫 を形成した後、最前の支柱を前に倒し、入り口を閉鎖する。 不要の場合は最前の支柱を立て、後方へ折り畳む。

【０００６】

【実施例】

以下、本校案の実施例について説明する。 ２本のレール１を並設し、このレール１をレール固定板２で固定し、後方のレ ール固定板２にタイヤストッパー３を設け、レール止め釘４で地面に固定し、各 滑車５の上方にシート止具７付ボルト８で支柱６と上枠９を連結させた後、全体 をシート１１で覆設する。 最前部の支柱は２番目の支柱の下端部を基にして開閉できるように取り付け、 先端にゴム脚１０を取り付ける。 本校案は以上のように構成したので、これを使用する場合は、支柱を全部後方 へ移動させ、自動車を２本のレール２、２の間に駐車させた後、支柱を元の位置 に復帰させ、最前部の支柱を前方へ倒して入口を封鎖する。 尚、ワゴン車を格納する場合は図４に示したように前面を左右に開閉するよう にする必要がある。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成したので、自動車一台分の空き地があれば楽に設置す ることができ、自動車を雨、埃、凍結などから守ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の支柱の下部に取り付ける滑車付近の斜
視図である。

【図３】本考案の上枠と支柱の連結状態を示した図であ
る。

【図４】本考案の他の実施例（ワゴン車用）の正面図で
ある。

【符号の説明】

１ レール ２ レール固定板 ３ タイヤストッパー ４ レール止め釘 ５ 滑車 ６ 支柱 ７ シート止具 ８ ボルト ９ 上枠 １０ ゴム脚 １１ シート

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】２本のレールを並設し、このレールの前後
   をレール固定板によって前記２本のレールを固定し、後
   方のレール固定板にタイヤストッパーをを設け、レール
   固定板をレール止釘により地面に固定し、レールに複数
   の滑車を設け、この上方に支柱と上枠をシート止具付ボ
   ルトで連結した後、シートで全体をを覆設し、最前の支
   柱は２番目の支柱に傾倒自在に取り付け、先端にゴム付
   の足を設けたことを特徴とする開閉式簡易車庫。