JPH05302913A - 配管の遠隔探傷試験装置 - Google Patents
配管の遠隔探傷試験装置Info
- Publication number
- JPH05302913A JPH05302913A JP4110473A JP11047392A JPH05302913A JP H05302913 A JPH05302913 A JP H05302913A JP 4110473 A JP4110473 A JP 4110473A JP 11047392 A JP11047392 A JP 11047392A JP H05302913 A JPH05302913 A JP H05302913A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flaw detection
- pipe
- traveling
- probe
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配管の遠隔探傷試験装置に係り、配管内部へ
の電気ケーブルの布設を省略して、探傷検査時の精度を
高め、遠隔作業性を向上させ、作業時間の短縮を図る。 【構成】 配管内部に挿入される走行手段と、走行制御
部と、走行手段と一体移動する探傷用プローブと、探傷
制御部と、外部送受信器との間で無線信号の伝送を行な
う内部送受信器とを具備しており、配管内部と外部との
間の制御信号や探傷情報信号の伝送を無線によって行な
うものである。
の電気ケーブルの布設を省略して、探傷検査時の精度を
高め、遠隔作業性を向上させ、作業時間の短縮を図る。 【構成】 配管内部に挿入される走行手段と、走行制御
部と、走行手段と一体移動する探傷用プローブと、探傷
制御部と、外部送受信器との間で無線信号の伝送を行な
う内部送受信器とを具備しており、配管内部と外部との
間の制御信号や探傷情報信号の伝送を無線によって行な
うものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、配管の遠隔探傷試験装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱交換器や蒸気発生器等の伝熱管、プラ
ント配管等の小口径管を非破壊検査する方法として、渦
流探傷試験（渦流探傷検査）が有用であると考えられて
いる。
ント配管等の小口径管を非破壊検査する方法として、渦
流探傷試験（渦流探傷検査）が有用であると考えられて
いる。
【０００３】図２は、配管の内部に送り込んで、管壁の
探傷を行なう探傷用プローブの従来例を示すものであ
る。図２において、符号Ｘは被検査配管（配管）、Ｐは
探傷用プローブ、１はプローブケーシング、２はコイル
用鉄心、３はコイル、４は電気ケーブルである。
探傷を行なう探傷用プローブの従来例を示すものであ
る。図２において、符号Ｘは被検査配管（配管）、Ｐは
探傷用プローブ、１はプローブケーシング、２はコイル
用鉄心、３はコイル、４は電気ケーブルである。
【０００４】前記プローブＰは、配管Ｘの中に引き込む
分の長さの電気ケーブル４を接続した状態で、配管Ｘの
開口部から、加圧流体の圧力や粘性あるいはワイヤによ
る牽引等によって、配管Ｘの内部の検査対象位置まで送
り込まれる。そして、電気ケーブル４を引くこと等によ
って、探傷用プローブＰの位置を徐々に変えながら、コ
イル３への通電によって磁界を発生させ、この磁界が配
管Ｘの管壁に及ぼすことによって生じる磁界の変化、検
出電圧等の磁気情報を別のコイル３で検出して、この検
出データを電気ケーブル４を経由して引き出すことによ
り、配管Ｘの管壁に、傷、腐食による減肉等の異常が発
生しているか否かを確認するものである。
分の長さの電気ケーブル４を接続した状態で、配管Ｘの
開口部から、加圧流体の圧力や粘性あるいはワイヤによ
る牽引等によって、配管Ｘの内部の検査対象位置まで送
り込まれる。そして、電気ケーブル４を引くこと等によ
って、探傷用プローブＰの位置を徐々に変えながら、コ
イル３への通電によって磁界を発生させ、この磁界が配
管Ｘの管壁に及ぼすことによって生じる磁界の変化、検
出電圧等の磁気情報を別のコイル３で検出して、この検
出データを電気ケーブル４を経由して引き出すことによ
り、配管Ｘの管壁に、傷、腐食による減肉等の異常が発
生しているか否かを確認するものである。
【０００５】この場合において、リモート・フィールド
渦流探傷試験( ＲＦ・ＥＣＴ )を適用すると、配管Ｘの
管壁の透磁率の不均一性に起因する影響をほとんど受け
ることがなく、配管Ｘが厚肉状態である場合にあって
も、内外面の欠陥の検出が可能であるとされている。
渦流探傷試験( ＲＦ・ＥＣＴ )を適用すると、配管Ｘの
管壁の透磁率の不均一性に起因する影響をほとんど受け
ることがなく、配管Ｘが厚肉状態である場合にあって
も、内外面の欠陥の検出が可能であるとされている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる探傷用
プローブＰであると、長尺状の電気ケーブル４を接続し
た状態で、挿入及び引き出し操作や探傷を実施しなけれ
ばならないため、以下のような不都合が生じる。つま
り、探傷用プローブＰの配管Ｘへの挿入時や探傷のため
の移動時にあって、探傷用プローブＰが途中で引っ掛か
る事故等を生じないように、探傷用プローブＰの外径寸
法Ｄ2 を、配管Ｘの管穴の内径寸法Ｄ1 に対して、探傷
精度を損わない程度に小さく設定することが必要である
が、電気ケーブル４のうねり等の形状によって探傷用プ
ローブＰの姿勢が影響を受けるため、配管Ｘと探傷用プ
ローブＰとの間隙を大きく設定せざるを得ず、これに基
づいて渦流探傷検査におけるＳ／Ｎ比の低下を招く原因
や、探傷用プローブＰの走査時の「がた」による騒音信
号の発生原因となり易く、検査精度を低下させるものと
なること。探傷用プローブＰで電気ケーブル４を引き摺
った状態で探傷を行なうと、抵抗が大きくかつ移動むら
が生じるため、探傷用プローブＰを配管Ｘの奥まで送り
込んでから、探傷検査を開始することが必要であり、探
傷用プローブＰを所望の位置まで送り込むまでの作業に
最も時間を要するという時間的損失が発生し、特に、前
述した熱交換器や蒸気発生器等の伝熱管にあっては、本
数が多く作業時間が多大なものとなること。
プローブＰであると、長尺状の電気ケーブル４を接続し
た状態で、挿入及び引き出し操作や探傷を実施しなけれ
ばならないため、以下のような不都合が生じる。つま
り、探傷用プローブＰの配管Ｘへの挿入時や探傷のため
の移動時にあって、探傷用プローブＰが途中で引っ掛か
る事故等を生じないように、探傷用プローブＰの外径寸
法Ｄ2 を、配管Ｘの管穴の内径寸法Ｄ1 に対して、探傷
精度を損わない程度に小さく設定することが必要である
が、電気ケーブル４のうねり等の形状によって探傷用プ
ローブＰの姿勢が影響を受けるため、配管Ｘと探傷用プ
ローブＰとの間隙を大きく設定せざるを得ず、これに基
づいて渦流探傷検査におけるＳ／Ｎ比の低下を招く原因
や、探傷用プローブＰの走査時の「がた」による騒音信
号の発生原因となり易く、検査精度を低下させるものと
なること。探傷用プローブＰで電気ケーブル４を引き摺
った状態で探傷を行なうと、抵抗が大きくかつ移動むら
が生じるため、探傷用プローブＰを配管Ｘの奥まで送り
込んでから、探傷検査を開始することが必要であり、探
傷用プローブＰを所望の位置まで送り込むまでの作業に
最も時間を要するという時間的損失が発生し、特に、前
述した熱交換器や蒸気発生器等の伝熱管にあっては、本
数が多く作業時間が多大なものとなること。
【０００７】本発明は、これらの課題に鑑みてなされた
ものであり、 探傷検査時の精度を高めること、 作業時間の短縮を図ること、 遠隔作業性を向上させること 等を目的としている。
ものであり、 探傷検査時の精度を高めること、 作業時間の短縮を図ること、 遠隔作業性を向上させること 等を目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
二つの手段を提案している。第１の手段は、配管内部に
探傷用プローブを送り込んで管壁の探傷を行なう配管の
遠隔探傷試験装置において、配管内部に挿入されその長
手方向に走行する走行手段と、該走行手段に接続され走
行状態の制御を行なう走行制御部と、走行手段と一体移
動して管壁の探傷を行なう探傷用プローブと、該探傷用
プローブに接続され探傷状態の制御を行なう探傷制御部
と、走行制御部及び探傷制御部に接続され外部送受信器
との間で無線信号の伝送を行なう内部送受信器とを具備
する構成を採用している。第２の手段は、配管外部に、
制御信号を出力するコントローラと、該コントローラに
接続され内部送受信器との間で無線信号を送信及び受信
する外部送受信器と、該外部送受信器に接続され探傷情
報を解析するデータ解析手段とが配される構成を第１の
手段に付加したものとしている。
二つの手段を提案している。第１の手段は、配管内部に
探傷用プローブを送り込んで管壁の探傷を行なう配管の
遠隔探傷試験装置において、配管内部に挿入されその長
手方向に走行する走行手段と、該走行手段に接続され走
行状態の制御を行なう走行制御部と、走行手段と一体移
動して管壁の探傷を行なう探傷用プローブと、該探傷用
プローブに接続され探傷状態の制御を行なう探傷制御部
と、走行制御部及び探傷制御部に接続され外部送受信器
との間で無線信号の伝送を行なう内部送受信器とを具備
する構成を採用している。第２の手段は、配管外部に、
制御信号を出力するコントローラと、該コントローラに
接続され内部送受信器との間で無線信号を送信及び受信
する外部送受信器と、該外部送受信器に接続され探傷情
報を解析するデータ解析手段とが配される構成を第１の
手段に付加したものとしている。
【０００９】
【作用】第１の手段にあっては、内部送受信器の無線信
号受信時に、走行制御部が走行手段を作動させることに
よって、探傷用プローブが配管の内部を移動する。そし
て、内部送受信器から探傷制御部に信号が伝送されて、
探傷制御部が探傷用プローブを作動させることによって
配管の探傷が実施される。この場合の探傷用プローブに
よる探傷情報は、内部送受信器から無線信号を出力する
ことによって、無線信号が配管の外部に伝播するものと
なり、遠隔地等の適宜位置で受信可能となる。第２の手
段にあっては、第１の手段による各作用に加えて、配管
外部の適宜位置でコントローラを操作することによって
外部送受信器から無線信号が出力し、配管内部の内部送
受信器へ信号が伝送されて、走行手段と探傷用プローブ
とが遠隔操作によって制御される。そして、探傷用プロ
ーブによる探傷情報は、外部送受信器によって無線信号
として受信され、データ解析手段によって探傷結果が解
析される。
号受信時に、走行制御部が走行手段を作動させることに
よって、探傷用プローブが配管の内部を移動する。そし
て、内部送受信器から探傷制御部に信号が伝送されて、
探傷制御部が探傷用プローブを作動させることによって
配管の探傷が実施される。この場合の探傷用プローブに
よる探傷情報は、内部送受信器から無線信号を出力する
ことによって、無線信号が配管の外部に伝播するものと
なり、遠隔地等の適宜位置で受信可能となる。第２の手
段にあっては、第１の手段による各作用に加えて、配管
外部の適宜位置でコントローラを操作することによって
外部送受信器から無線信号が出力し、配管内部の内部送
受信器へ信号が伝送されて、走行手段と探傷用プローブ
とが遠隔操作によって制御される。そして、探傷用プロ
ーブによる探傷情報は、外部送受信器によって無線信号
として受信され、データ解析手段によって探傷結果が解
析される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明に係る配管の遠隔探傷試験装置
の一実施例について、図１を参照して説明する。図１に
おいて、符号１１は走行手段、１２は走行制御部、１３
は探傷用プローブ、１４は探傷制御部、１５は外部送受
信器、１６は内部送受信器、１７はコントローラ、１８
はデータ解析手段、１９は高周波発振器、２０は電力信
号ケーブル、２１は外部アンテナ、２２は内部アンテナ
である。
の一実施例について、図１を参照して説明する。図１に
おいて、符号１１は走行手段、１２は走行制御部、１３
は探傷用プローブ、１４は探傷制御部、１５は外部送受
信器、１６は内部送受信器、１７はコントローラ、１８
はデータ解析手段、１９は高周波発振器、２０は電力信
号ケーブル、２１は外部アンテナ、２２は内部アンテナ
である。
【００１１】そして、前記走行手段１１は、被検査配管
（配管）Ｘの内部に挿入されてその長手方向に走行する
もので、台車１１ａに、配管Ｘの内面に沿って転動する
駆動輪１１ｂ及び従動輪１１ｃが配されるとともに、電
源となるバッテリー１１ｄと、走行制御部１２の作動時
にバッテリー１１ｄに接続されて駆動輪１１ｂを正回転
及び逆回転させる走行モータ１１ｅとが搭載される。
（配管）Ｘの内部に挿入されてその長手方向に走行する
もので、台車１１ａに、配管Ｘの内面に沿って転動する
駆動輪１１ｂ及び従動輪１１ｃが配されるとともに、電
源となるバッテリー１１ｄと、走行制御部１２の作動時
にバッテリー１１ｄに接続されて駆動輪１１ｂを正回転
及び逆回転させる走行モータ１１ｅとが搭載される。
【００１２】前記走行制御部１２は、図１例では台車１
１ａに搭載されるとともに、電力信号ケーブル２０を介
して内部送受信器１６に接続され、受信した走行制御信
号により走行状態の制御を行なうものである。
１ａに搭載されるとともに、電力信号ケーブル２０を介
して内部送受信器１６に接続され、受信した走行制御信
号により走行状態の制御を行なうものである。
【００１３】前記探傷用プローブ１３は、そのプローブ
ケーシング１３ａの内部に、コイル用鉄心１３ｂとコイ
ル１３ｃとが配され、前端部に、台車１１ａと連結する
ための連結具１３ｄが配され、後端部に、探傷制御部１
４と内部送受信器１６と内部アンテナ２２とが配され、
かつ、中心部に明けられた接続穴１３ｅに、電力信号ケ
ーブル２０が引き込まれて、各機器への給電及び信号伝
送を行なうようにしている。
ケーシング１３ａの内部に、コイル用鉄心１３ｂとコイ
ル１３ｃとが配され、前端部に、台車１１ａと連結する
ための連結具１３ｄが配され、後端部に、探傷制御部１
４と内部送受信器１６と内部アンテナ２２とが配され、
かつ、中心部に明けられた接続穴１３ｅに、電力信号ケ
ーブル２０が引き込まれて、各機器への給電及び信号伝
送を行なうようにしている。
【００１４】前記探傷制御部１４は、電力信号ケーブル
２０を介して探傷用プローブ１３と内部送受信器１６と
の間に介在した状態に接続され、内部送受信器１６の探
傷制御信号受信時に、高周波発振器と探傷用プローブ１
３とを接続状態として所望の渦流探傷検査を行ない、か
つ、探傷情報を内部送受信器１６に伝送するものであ
る。
２０を介して探傷用プローブ１３と内部送受信器１６と
の間に介在した状態に接続され、内部送受信器１６の探
傷制御信号受信時に、高周波発振器と探傷用プローブ１
３とを接続状態として所望の渦流探傷検査を行ない、か
つ、探傷情報を内部送受信器１６に伝送するものであ
る。
【００１５】また、配管Ｘの外部開口部の近傍には、前
記外部送受信器１５に接続状態の外部アンテナ２１が配
管Ｘの内部を臨ませた状態に配されて、内部送受信器１
６に接続状態の内部アンテナ２２との間で、無線信号
（電磁波）による制御信号及び探傷情報信号の送受信が
行なわれる。
記外部送受信器１５に接続状態の外部アンテナ２１が配
管Ｘの内部を臨ませた状態に配されて、内部送受信器１
６に接続状態の内部アンテナ２２との間で、無線信号
（電磁波）による制御信号及び探傷情報信号の送受信が
行なわれる。
【００１６】配管Ｘから離間した位置（遠隔位置）に
は、外部アンテナ２１に接続状態の外部送受信器１５が
配され、該外部送受信器１５には、走行手段１１の作動
制御と探傷用プローブ１３の作動制御とを遠隔位置で行
なうためのコントローラ１７と、外部送受信器１５で受
信した探傷信号のデータ解析を行なうためのコンピュー
タ等のデータ解析手段１８とが接続され、データ解析手
段１８で解析した結果は、ディスプレー装置１８ａに表
示されるとともに、記録手段１８ｂにより記録される。
は、外部アンテナ２１に接続状態の外部送受信器１５が
配され、該外部送受信器１５には、走行手段１１の作動
制御と探傷用プローブ１３の作動制御とを遠隔位置で行
なうためのコントローラ１７と、外部送受信器１５で受
信した探傷信号のデータ解析を行なうためのコンピュー
タ等のデータ解析手段１８とが接続され、データ解析手
段１８で解析した結果は、ディスプレー装置１８ａに表
示されるとともに、記録手段１８ｂにより記録される。
【００１７】なお、図１において符号２３はロープであ
り、該ロープ２３は、探傷用プローブ１３の後端部に接
続され、配管Ｘへの引き込み量によって、探傷用プロー
ブ１３の位置の確認がなされるとともに、ロープ２３を
引くことによって走行手段１１及び探傷用プローブ１３
の回収を行なうことを可能としている。
り、該ロープ２３は、探傷用プローブ１３の後端部に接
続され、配管Ｘへの引き込み量によって、探傷用プロー
ブ１３の位置の確認がなされるとともに、ロープ２３を
引くことによって走行手段１１及び探傷用プローブ１３
の回収を行なうことを可能としている。
【００１８】このように構成されている配管の遠隔探傷
試験装置にあっては、走行手段１１及び探傷用プローブ
１３を配管Ｘの内部に挿入した状態で、コントローラ１
７からの走行制御信号を外部送受信器１５で無線信号化
して、配管Ｘの開口部近傍の外部アンテナ２１から配管
Ｘの内部に送り込み、この無線信号を内部アンテナ２２
で受信して、内部送受信器１６、走行制御部１２を介し
て走行モータ１１ｅを作動させることにより、走行手段
１１を所望の位置まで走行させ、この走行位置をロープ
２３の引き込み量等によって検出する。
試験装置にあっては、走行手段１１及び探傷用プローブ
１３を配管Ｘの内部に挿入した状態で、コントローラ１
７からの走行制御信号を外部送受信器１５で無線信号化
して、配管Ｘの開口部近傍の外部アンテナ２１から配管
Ｘの内部に送り込み、この無線信号を内部アンテナ２２
で受信して、内部送受信器１６、走行制御部１２を介し
て走行モータ１１ｅを作動させることにより、走行手段
１１を所望の位置まで走行させ、この走行位置をロープ
２３の引き込み量等によって検出する。
【００１９】走行手段１１を所望の位置、またはその近
傍位置まで送り込んだ状態で、コントローラ１７の操作
によって探傷制御信号を配管Ｘの内部に送り、内部送受
信器１６で受信した無線信号を探傷制御部１４に伝送し
て、探傷用プローブ１３を作動させることにより、配管
Ｘの探傷が実施される。
傍位置まで送り込んだ状態で、コントローラ１７の操作
によって探傷制御信号を配管Ｘの内部に送り、内部送受
信器１６で受信した無線信号を探傷制御部１４に伝送し
て、探傷用プローブ１３を作動させることにより、配管
Ｘの探傷が実施される。
【００２０】配管Ｘの探傷は、走行手段１１の作動によ
って探傷位置を徐々に変えながら実施され、この場合の
走行手段１１の走行方向は、配管Ｘの奥への送り込み方
向と配管Ｘの入口への引き出し方向とを任意に選択する
ことや、往復両方向の走行によって探傷作業を行なうこ
とができる。
って探傷位置を徐々に変えながら実施され、この場合の
走行手段１１の走行方向は、配管Ｘの奥への送り込み方
向と配管Ｘの入口への引き出し方向とを任意に選択する
ことや、往復両方向の走行によって探傷作業を行なうこ
とができる。
【００２１】探傷用プローブ１３によって検出した探傷
情報は、内部送受信器１６で無線信号化して、配管Ｘの
外部（開口部）まで伝送することにより、外部アンテナ
２１によって無線信号として受信され、データ解析手段
１８によって探傷結果の解析がなされ、欠陥の有無や探
傷検出波形等がディスプレー装置１８ａによって映像化
されるとともに、記録手段１８ｂへの書込が実施され
る。
情報は、内部送受信器１６で無線信号化して、配管Ｘの
外部（開口部）まで伝送することにより、外部アンテナ
２１によって無線信号として受信され、データ解析手段
１８によって探傷結果の解析がなされ、欠陥の有無や探
傷検出波形等がディスプレー装置１８ａによって映像化
されるとともに、記録手段１８ｂへの書込が実施され
る。
【００２２】＜他の実施態様＞本発明にあっては、実施
例に代えて、次の技術を採用することができる。 走行手段１１と探傷用プローブ１３とを一体化したも
のとすること。その場合にプローブケーシング１３ａに
駆動輪１１ｂや従動輪１１ｃを配すること。 走行手段１１に駆動輪１１ｂに代えてプロペラを搭載
し、プロペラの回転によって推進力を得ること。 探傷用プローブ１３を走行手段１１で後押しすること
によって配管Ｘの奥まで送り込むこと。 探傷制御部１４、内部送受信器１６等を走行手段１１
に搭載する等、各機器の搭載位置や搭載組み合わせに任
意性を持たせること。 外部送受信器１５や内部送受信器１６を、走行制御、
探傷制御、探傷情報伝送専用に分けること、あるいは、
送信専用と受信専用とに分けること。 無線信号として光信号や超音波等を採用すること。 走行手段１１または探傷用プローブ１３に渦流探傷以
外の検査及び試験機器を搭載すること。
例に代えて、次の技術を採用することができる。 走行手段１１と探傷用プローブ１３とを一体化したも
のとすること。その場合にプローブケーシング１３ａに
駆動輪１１ｂや従動輪１１ｃを配すること。 走行手段１１に駆動輪１１ｂに代えてプロペラを搭載
し、プロペラの回転によって推進力を得ること。 探傷用プローブ１３を走行手段１１で後押しすること
によって配管Ｘの奥まで送り込むこと。 探傷制御部１４、内部送受信器１６等を走行手段１１
に搭載する等、各機器の搭載位置や搭載組み合わせに任
意性を持たせること。 外部送受信器１５や内部送受信器１６を、走行制御、
探傷制御、探傷情報伝送専用に分けること、あるいは、
送信専用と受信専用とに分けること。 無線信号として光信号や超音波等を採用すること。 走行手段１１または探傷用プローブ１３に渦流探傷以
外の検査及び試験機器を搭載すること。
【００２３】
【発明の効果】本発明に係る配管の遠隔探傷試験装置に
よれば、配管内部に挿入される走行手段と、走行状態の
制御を行なう走行制御部と、走行手段と一体移動して管
壁の探傷を行なう探傷用プローブと、探傷制御部と、外
部送受信器との間で無線信号の伝送を行なう内部送受信
器とを具備するとともに、配管外部に、制御信号を出力
するコントローラと、内部送受信器との間で無線信号を
送信及び受信する外部送受信器と、探傷情報を解析する
データ解析手段とが配される構成を採用するものである
から、以下のような効果を奏する。 （１） 渦流探傷検査の実施時において、従来例と比較
して電気ケーブルを引き摺ることがないので、移動むら
が生じることを避けて、探傷検査時の精度を高めること
ができる。 （２） 従来例と比較して、電気ケーブルを配管内部に
沿って布設する必要がなく、走行手段の走行時の抵抗が
少ないので、探傷検査を両方向から実施することによ
り、作業時間の短縮を図ることができる。 （３） 上記により、配管内部における探傷用プローブ
の位置の変更や位置設定の自由度を高めて、探傷作業時
の応用性を高めることができる。 （４）走行手段の走行制御及び探傷制御が無線によって
行なわれるので、作業環境が悪い場合等においても、遠
隔位置における制御によって、確実な探傷検査を実施す
ることができる。 （５） 探傷情報を遠隔位置において受信して、その解
析を作業環境の優れた場所で実施することができる。
よれば、配管内部に挿入される走行手段と、走行状態の
制御を行なう走行制御部と、走行手段と一体移動して管
壁の探傷を行なう探傷用プローブと、探傷制御部と、外
部送受信器との間で無線信号の伝送を行なう内部送受信
器とを具備するとともに、配管外部に、制御信号を出力
するコントローラと、内部送受信器との間で無線信号を
送信及び受信する外部送受信器と、探傷情報を解析する
データ解析手段とが配される構成を採用するものである
から、以下のような効果を奏する。 （１） 渦流探傷検査の実施時において、従来例と比較
して電気ケーブルを引き摺ることがないので、移動むら
が生じることを避けて、探傷検査時の精度を高めること
ができる。 （２） 従来例と比較して、電気ケーブルを配管内部に
沿って布設する必要がなく、走行手段の走行時の抵抗が
少ないので、探傷検査を両方向から実施することによ
り、作業時間の短縮を図ることができる。 （３） 上記により、配管内部における探傷用プローブ
の位置の変更や位置設定の自由度を高めて、探傷作業時
の応用性を高めることができる。 （４）走行手段の走行制御及び探傷制御が無線によって
行なわれるので、作業環境が悪い場合等においても、遠
隔位置における制御によって、確実な探傷検査を実施す
ることができる。 （５） 探傷情報を遠隔位置において受信して、その解
析を作業環境の優れた場所で実施することができる。
【図１】本発明に係る配管の遠隔探傷試験装置の一実施
例を示すブロック図を併記した正断面図である。
例を示すブロック図を併記した正断面図である。
【図２】配管の探傷用プローブの従来構造例を示す正断
面図である。
面図である。
Ｘ 被検査配管（配管） １１ 走行手段 １１ａ 台車 １１ｂ 駆動輪 １１ｃ 従動輪 １１ｄ バッテリー １１ｅ 走行モータ １２ 走行制御部 １３ 探傷用プローブ １３ａ プローブケーシング １３ｂ コイル用鉄心 １３ｃ コイル １３ｄ 連結具 １３ｅ 接続穴 １４ 探傷制御部 １５ 外部送受信器 １６ 内部送受信器 １７ コントローラ １８ データ解析手段 １８ａ ディスプレー装置 １８ｂ 記録手段 １９ 高周波発振器 ２０ 電力信号ケーブル ２１ 外部アンテナ ２２ 内部アンテナ ２３ ロープ
Claims (2)
- 【請求項１】 配管内部に探傷用プローブを送り込んで
管壁の探傷を行なう配管の遠隔探傷試験装置であって、
配管内部に挿入されその長手方向に走行する走行手段
と、該走行手段に接続され走行状態の制御を行なう走行
制御部と、走行手段と一体移動して管壁の探傷を行なう
探傷用プローブと、該探傷用プローブに接続され探傷状
態の制御を行なう探傷制御部と、走行制御部及び探傷制
御部に接続され外部送受信器との間で無線信号の伝送を
行なう内部送受信器とを具備することを特徴とする配管
の遠隔探傷試験装置。 - 【請求項２】 配管外部に、制御信号を出力するコント
ローラと、該コントローラに接続され内部送受信器との
間で無線信号を送信及び受信する外部送受信器と、該外
部送受信器に接続され探傷情報を解析するデータ解析手
段とが配されることを特徴とする請求項１記載の配管の
遠隔探傷試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4110473A JPH05302913A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 配管の遠隔探傷試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4110473A JPH05302913A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 配管の遠隔探傷試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05302913A true JPH05302913A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14536607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4110473A Withdrawn JPH05302913A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 配管の遠隔探傷試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05302913A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007033027A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Uchihashi Estec Co Ltd | 鉄系材埋設コンクリート構造物の鉄系材の診断方法 |
| JP2020159983A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 渦電流探傷用プローブ及び渦電流探傷装置 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4110473A patent/JPH05302913A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007033027A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Uchihashi Estec Co Ltd | 鉄系材埋設コンクリート構造物の鉄系材の診断方法 |
| JP4619884B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2011-01-26 | 双日マシナリー株式会社 | 鉄系材埋設コンクリート構造物の鉄系材の診断方法 |
| JP2020159983A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 | 渦電流探傷用プローブ及び渦電流探傷装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20010017541A1 (en) | Method and apparatus for inspecting pipelines from an in-line inspection vehicle using magnetostrictive probes | |
| US4092868A (en) | Ultrasonic inspection of pipelines | |
| US7019520B2 (en) | Method and system for torsional wave inspection of heat exchanger tubes | |
| US5619423A (en) | System, method and apparatus for the ultrasonic inspection of liquid filled tubulars and vessels | |
| US20040118210A1 (en) | Ultrasonic array sensor, ultrasonic inspection instrument and ultrasonic inspection method | |
| JPH11502020A (ja) | 磁気歪センサーを用いたパイプ及びチューブの非破壊評価 | |
| CN110118307B (zh) | 一种核电厂小型管道泄漏检测装置及其检测方法 | |
| NO341138B1 (no) | Elektromagnetisk akustisk omformer med krysstale eliminasjon | |
| CN108956762A (zh) | 一种管用柔性电磁超声导波传感器及检测方法 | |
| JPH05508717A (ja) | 過渡電磁検査法と移動センサを有する過渡電磁検査装置 | |
| CN113030641B (zh) | 一种智能化电缆故障巡检机器车及方法 | |
| CN111521689B (zh) | 一种磁致伸缩导波和漏磁双功能扫查器 | |
| US3496457A (en) | Signal normalization apparatus for pipeline logging | |
| JPH05302913A (ja) | 配管の遠隔探傷試験装置 | |
| US20220221429A1 (en) | Apparatus and method for pipeline inspection using emat generated shear waves | |
| RU2586258C1 (ru) | Комплекс внутритрубной дефектоскопии с тросовой протяжкой | |
| KR101445257B1 (ko) | 관로 내 부단수 진단 모듈 위치 탐사 방법 및 이를 이용한 진단 모듈 위치 탐사 시스템 | |
| CN210572115U (zh) | 一种基于瞬变电磁发射阵列的套管损伤检测装置和系统 | |
| JPH05180804A (ja) | 埋設配管の検査方法 | |
| JP2002228595A (ja) | 管内検査装置および方法 | |
| JPH05264512A (ja) | 配管の検査方法及び装置 | |
| JPS61133857A (ja) | 地下管路腐食診断方法及びその装置 | |
| KR100360978B1 (ko) | 비파괴식 이중관 검사 장치 | |
| JPH09281087A (ja) | 管検査装置、検査装置及び管検査方法 | |
| Bondurant et al. | Development of EMAT Sensors for Corrosion Mapping of UNGP Using ILI Tools |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |