JPH05302590A - 多層円板ファン - Google Patents

多層円板ファン

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Publication number
JPH05302590A
JPH05302590A JP10490092A JP10490092A JPH05302590A JP H05302590 A JPH05302590 A JP H05302590A JP 10490092 A JP10490092 A JP 10490092A JP 10490092 A JP10490092 A JP 10490092A JP H05302590 A JPH05302590 A JP H05302590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
fan
disc
deodorant
agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP10490092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisato Haraga
久人 原賀
Yasuo Hamada
靖夫 濱田
Katsushi Akamatsu
克志 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Publication of JPH05302590A publication Critical patent/JPH05302590A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、脱臭剤、除湿剤、オゾン分解剤等
の機能剤の担持能力を向上することができる多層円板フ
ァンに関する。 【構成】 互いに一定の間隔を保持した多数の環状円板
を積層することによって形成した多層円板ファンにおい
て、各環状円板の表面を粗面となし、同表面に、脱臭
剤、除湿剤、オゾン分解剤等の機能剤を担持したことを
特徴とする。また、各環状円板を脱臭剤、除湿剤、オゾ
ン分解剤等の機能剤から形成し、かつ、各環状円板の表
面を粗面としている。従って、環状円板の表面が平坦で
滑らかな場合に比べて、環状円板の表面に担持できる機
能剤の量を著しく増大することができ、脱臭効果、除湿
効果、オゾン分解効果等を著しく向上することができ
る。また、環状円板の枚数を増やすことなく機能剤の担
持量を十分に確保できるので、多層円板ファンのコンパ
クト化を図ることができ、各種機器に容易かつ迅速に装
着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱臭剤、除湿剤、オゾ
ン分解剤等の機能剤の担持能力を向上することができる
多層円板ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の環状円板の表面に上記した
脱臭剤を担持した多層円板ファンとして、本出願人が先
に特願平2-326420号公報によって記載した多層円板ファ
ンXがある。
【0003】この多層円板ファンXは、図5に示すよう
に、多種機能便座Yの便座本体の後部に設けた機能部ケ
ーシング51内に形成した脱臭流路52の中途に配設されて
いる。なお、脱臭流路52の一端開口52a は便器本体53内
に開口しており、その他端開口52b はトイレット室内に
開口している。
【0004】かかる多機能便座において、多層円板ファ
ンXは、実質的に、ファンケーシング53の一端側に電動
モータ54によって駆動されるファンブレード55を配設し
ている。そして、電動モータ54の駆動によってファンブ
レード55を回転して、中央部から外周に向けて対数曲線
状に流れる空気流を発生することができる。
【0005】ところで、ファンブレード55は、多数の薄
い環状円板56を所定の間隔を開けて積層して構成してい
るので、環状円板56の表面に生じる空気抵抗を利用して
空気流を発生することができ、ファンの運転を静粛に行
うことができる。
【0006】また、各環状円板56には、図5の部分拡大
図に示すように、脱臭剤57を担持させているので、脱臭
流路52を流れる空気中の悪臭成分を効果的に脱臭するこ
とができる。
【0007】なお、図5において、58は温風ファン、59
は温風ダクト、60は洗浄ノズルである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる多層円
板ファンXは、未だ、以下の解決すべき課題を有してい
た。
【0009】即ち、上記した多層円板ファンXにおい
て、脱臭剤を担持させる各環状円板56の上下表面は、図
5に示すように平坦面となっており、従って、脱臭剤57
を担持する表面積を十分に確保することができなかっ
た。なお、環状円板56の枚数を増やせば表面積を増大す
ることができるが、いきおい、多層円板ファンXの大型
化を招来し、上述した多機能便座を含めて各種機器にコ
ンパクトに収納し設置することができなかった。
【0010】本発明は、上記した課題を解決することが
できる多層円板ファンを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに一定の
間隔を保持した多数の環状円板を積層することによって
形成した多層円板ファンにおいて、各環状円板の表面を
粗面となし、同表面に、脱臭剤、除湿剤、オゾン分解剤
等の機能剤を担持したことを特徴とする多層円板ファン
に係るものである。
【0012】本発明は、また、互いに一定の間隔を保持
した多数の環状円板を積層することによって形成した多
層円板ファンにおいて、各環状円板を脱臭剤、除湿剤、
オゾン分解剤等の機能剤から形成し、かつ、各環状円板
の表面を粗面としたことを特徴とする多層円板ファンに
係るものである。
【0013】また、上記多層円板ファンにおいて、環状
円板の表面を粗面にする方法としては、環状円板の成形
時に、同環状円板の表面に多数の小径突起を一体成形し
たり、各環状円板の表面に粒状の機能剤を担持させた
り、各環状円板の表面にガラス繊維や炭素繊維等の繊維
状物質を貼着することが考えられる。
【0014】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明に係る多層円板ファンAを具体的に説明する。
【0015】図1及び図2に、多層円板ファンAを脱臭
ファンとして用いる場合を示す。
【0016】図1及び図2に示すように、多層円板ファ
ンAのファンケーシング13は、略円形の前壁10と後壁11
の周縁同士を、下端開口部(温風吹出口)40を除いて、
環状周壁12によって連結することによって形成されてい
る。
【0017】かかるファンケーシング13は、本実施例で
は、支持フレーム14を介して、壁面15に設けた取付孔16
に嵌着固定されている。
【0018】ファンケーシング13は、前壁10の中央部に
円形の空気取込口10a を具備するとともに、その内部
に、同心円的にファンブレード20を配設しており、同フ
ァンブレード20は、支持フレーム14に取付けた駆動モー
タ21の出力軸22に連結されている。
【0019】上記基本構成において、本発明は、静粛運
転が可能で、かつ、脱臭機能を著しく向上したファンブ
レード20の構成に特徴を有する。
【0020】即ち、図1に示すように、ファンブレード
20は、実質的に、基礎円板23上に、多数の薄肉の環状円
板24を、多数の薄肉リング状のスペーサー25を介して所
定の間隔を開けた状態で、層状に積層することによって
構成している。
【0021】環状円板24は、図2に示すようにドーナッ
ツ形状を有しており、所要円周ピッチで、連結ピン26を
挿通するためのピン挿通孔を設けている。
【0022】そして、図1に示すファンブレード20の組
立に際しては、基礎円板23上に多数の環状円板24とスペ
ーサー25を、それぞれの挿通孔に連結ピン26を挿通する
ことによって、交互に積層し、その後、連結ピン26の挿
通端を最終の環状円板24の表面にかしめることによっ
て、多層円板ファンAを形成することができる。
【0023】そして、ファンブレード20を回転した際、
空気は多層の環状円板24の内部に形成された中空空間S
から環状円板24,24 間の空気流路30を通してファンブレ
ード20の外部へ放射状に流れ、その後、環状円板24から
外部に円滑に放出されることになる。
【0024】さらに、本実施例では、図1及び図2から
明らかなように、各環状円板24は、その両側表面に、プ
レス加工等によって多数の小突起31を形成して粗面とし
ている。これによって、その表面積を、両側表面が平坦
で滑らかな場合に比べて著しく増大することができる。
【0025】従って、環状円板24の両側表面に、図1及
び図2に示すように脱臭剤32を担持させた場合は、両側
表面が平坦で滑らかな場合に比べて担持される脱臭剤32
の量を著しく増大することができ、脱臭効果を著しく向
上することができる。
【0026】また、脱臭剤32の担持量を、環状円板24の
両側表面が平坦で滑らかな場合と同じくした場合には、
環状円板24の枚数を減らすことができ、多層円板ファン
Aのコンパクト化を図ることができる。
【0027】図3及び図4に他の実施例を示しており、
本実施例は、繊維状の脱臭剤32(例えば、ガラス繊維や
炭素繊維に脱臭剤の含浸したもの)を用いることができ
る。
【0028】この場合も、両側表面が平坦で滑らかな場
合に比べて、担持される脱臭剤31の量を著しく増大する
ことができ、脱臭効果を著しく向上することができる。
【0029】以上二つの実施例を参照して本発明を説明
してきたが、本発明は上記実施例に何ら限定されるもの
ではなく、例えば、環状円板24に担持させる機能剤は、
何ら脱臭剤32に限定されるものではなく、除湿剤、オゾ
ン分解剤や芳香剤等を担持させることができる。
【0030】また、環状円板24の表面を粗面にする方法
としては、上記した方法の他、例えば、各環状円板の表
面に粒状の機能剤を担持させたり、環状円板24自体を機
能剤から形成し、その表面に多数の突起等を設けて粗面
とすることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明では、
互いに一定の間隔を保持した多数の環状円板を積層する
ことによって形成した多層円板ファンにおいて、各環状
円板の表面を粗面となし、同表面に、脱臭剤、除湿剤、
オゾン分解剤等の機能剤を担持したことを特徴とする多
層円板ファンに係るものである。本発明では、また、各
環状円板を脱臭剤、除湿剤、オゾン分解剤等の機能剤か
ら形成し、かつ、各環状円板の表面を粗面としている。
【0032】従って、環状円板の表面が平坦で滑らかな
場合に比べて、環状円板の表面に担持できる機能剤の量
を著しく増大することができ、脱臭効果、除湿効果、オ
ゾン分解効果等を著しく向上することができる。
【0033】また、環状円板の枚数を増やすことなく機
能剤の担持量を十分に確保できるので、多層円板ファン
のコンパクト化を図ることができ、各種機器に容易かつ
迅速に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多層円板ファンを脱臭ファンとし
て用いた場合の実施例の断面正面図である。
【図2】図1のI−I線による断面図である。
【図3】他の実施例の断面正面図である。
【図4】図3のII−II線による断面図である。
【図5】従来の多層円板ファンを組み込んだ多機能便座
の機能部ケーシング内の内部構造説明図である。
【符号の説明】
A 多層円板ファン 20 ファンブレード 24 環状円板 25 スペーサー 31 突起 32 脱臭剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに一定の間隔を保持した多数の環状
    円板を積層することによって形成した多層円板ファンに
    おいて、各環状円板の表面を粗面となし、同表面に、脱
    臭剤、除湿剤、オゾン分解剤等の機能剤を担持したこと
    を特徴とする多層円板ファン。
  2. 【請求項2】 互いに一定の間隔を保持した多数の環状
    円板を積層することによって形成した多層円板ファンに
    おいて、各環状円板を脱臭剤、除湿剤、オゾン分解剤等
    の機能剤から形成し、かつ、各環状円板の表面を粗面と
    したことを特徴とする多層円板ファン。
  3. 【請求項3】 環状円板の成形時に、同環状円板の表面
    に多数の小径突起を一体成形することによって、環状円
    板の表面を粗面にすることを特徴とする請求項1又は2
    記載の多層円板ファン。
  4. 【請求項4】 各環状円板の表面を、同表面に粒状の機
    能剤を担持させることによって粗面とすることを特徴と
    する請求項1又は2記載の多層円板ファン。
  5. 【請求項5】 各環状円板の表面を、同表面にガラス繊
    維や炭素繊維等の繊維状物質を貼着することによって粗
    面とすることを特徴とする請求項1又は2記載の多層円
    板ファン。
JP10490092A 1992-04-23 1992-04-23 多層円板ファン Pending JPH05302590A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10962017B2 (en) 2018-02-26 2021-03-30 Nidec Corporation Centrifugal fan

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10962017B2 (en) 2018-02-26 2021-03-30 Nidec Corporation Centrifugal fan

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