JPH0530220U - バリケード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 取扱いに便利で、しかも給電ケーブルの断線
事故や漏電事故を現象できる、バリケードを提供するこ
と。 【構成】 一対の開閉自在の支持脚１１間を複数の水平
管１２で連結したバリケード本体１と、前記バリケード
本体に着脱自在に取り付ける保安灯２とよりなり、前記
バリケード本体は一部の水平管１２内に給電用のケーブ
ルを挿入し、前記ケーブルの各端を水平管１２から露出
し、バリケードの側部に保安灯２収容用のホルダ１４を
設けた、バリケード。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は各種工事現場で用いられる保安装置に関し、より詳細には保安灯を備 えたバリケードに関する。

【０００２】

【従来の技術】

市街地における各種工事現場には、車両や歩行者の安全確保のためバリケード と保安灯を併設する場合がある。 バリケードは折り畳み式の脚を有し、危険区域に沿って並べられる。 保安灯はスタンド付きのタイプと、ホース内に多数の電球を収容したロープタ イプが存在するが、いずれのタイプのバリケードに沿って設置される。

【０００３】

【本考案が解決しようとする問題点】

前記した従来の安全装置にあっては、次のような問題点がある。 ＜イ＞ 保安灯への給電ケーブルの配線に手数がかかる。 ＜ロ＞ 給電ケーブルは路上を這うように配線されるため断線事故や漏電事故を 発生しやすい。 ＜ハ＞ バリケードと保安灯を別々に組み立て撤去しなければならず、運搬や取 扱いに手数がかかる。

【０００４】

【本考案の目的】

本考案は以上の点に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、取扱い に便利で、しかも給電ケーブルの断線事故や漏電事故を減少できる、バリケード を提供することにある。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】

本考案は、一対の開閉自在の支持脚間を複数の水平管で連結したバリケード本 体と、前記バリケード本体に着脱自在に取り付ける保安灯とよりなり、前記バリ ケード本体は一部の水平管内に給電用のケーブルを挿入し、前記ケーブルの各端 を水平管から露出し、バリケードの側部に保安灯収容用のホルダを設けた、バリ ケードである。

【０００６】

【実施例１】 以下図面を参照しながら本考案について説明する。

【０００７】 ＜イ＞バリケード 図１に本考案にかかるバリケードの一例を示す。 バリケードはバリケード本体１と、着脱可能な保安灯２で構成する。

【０００８】 ＜ロ＞バリケード本体 バリケード本体１は上部を回転自在に軸支した一対の逆Ｖ字形の支持脚１１、 １１と、これらの支持脚１１の頂部間及び下部間を水平に連絡する水平管１２と 、最上の水平管１２に垂下した表示板１３からなる公知のバリケードである。 本考案はバリケード本体１内に給電用のケーブルを通して防護すると共に、バ リケード本体１の一部に保安灯２の連結具を設けた。 すなわち表示板１３を垂下する水平管１２内に埋設ケーブル３を内挿し、埋設 ケーブル３の両端を水平管１２の両端付近から外部に露出させ、ケーブルの露出 端に夫々プラグ３１を取り付けておく。 さらに支持脚１１の側面上部に、筒状のホルダ１４を取り付ける。

【０００９】 ＜ハ＞保安灯 保安灯２は電灯と、電灯を支える短い筒部２１で構成される。 電灯に給電するケーブル２２は筒部２１の途上を貫通して外部に引き出され、 引き出したケーブル２２の端にプラグ２３が取り付けてある。 また複数組の保安灯２を直列に接続するため、筒部２１の外部に接続用ケーブ ル２４を引き出しておく。 なお、これらの各ケーブル３，２２，２４の引き出し部は、浸水を防止するた め、コーキングやシールを施しておく必要がある。

【００１０】

【作用】

次にバリケードの使用方法について説明する。

【００１１】 ＜イ＞組み立て 折り畳んであるバリケード本体１を現場に運搬し、支持脚１１を開脚して順次 設置していく。 つぎに各バリケード本体１のホルダ１４内に保安灯２の筒部２１を差し込み、 保安灯２をバリケード本体１に一体化する。 そして、保安灯２から延びるケーブル２２を埋設ケーブル３の一端に接続する 。 同様に埋設ケーブル３の他端を他のバリケードの保安灯２から延びる接続用 ケーブル２４に接続し、最終のバリケードから延びる埋設ケーブルの端を電源に 接続する。 これにより、各バリケード本体１から延びる保安灯２がバリケード本体１や周 囲を照らし出して、車両や歩行者に危険を知らせることができる。

【００１２】 ＜ロ＞撤去 バリケードを撤去する場合は、まず各埋設ケーブル３の接続を外し、保安灯２ をバリケード本体１から抜き取る。 つぎに埋設ケーブル３を取り付けたままバリケード本体１を折り畳んで撤去す るだけである。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上説明したようになるから、次のような効果を得ることができる。

【００１４】 ＜イ＞ 保安灯へ給電するケーブルをバリケード本体内に埋設してあるため、断 線事故や漏電事故の発生を著しく低減できる。 しかもケーブルの巻取や引き出し作業が不要となり、配線の手数を軽減できる

【００１５】 ＜ロ＞ 保安灯を小型軽量化できるため、保安灯の格納スペースや運搬の点で有 利である。

【００１６】 ＜ハ＞ 既存のバリケードへの適用が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案にかかるバリケードの組立図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対の開閉自在の支持脚間を複数の水平
   管で連結したバリケード本体と、 前記バリケード本体に着脱自在に取り付ける保安灯とよ
   りなり、 前記バリケード本体は一部の水平管内に給電用のケーブ
   ルを挿入し、 前記ケーブルの各端を水平管から露出し、 バリケードの側部に保安灯収容用のホルダを設けた、 バリケード。