JPH05301894A - 狂犬病ウイルスに対するヒトモノクローナル抗体、その製造および使用 - Google Patents

狂犬病ウイルスに対するヒトモノクローナル抗体、その製造および使用

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JPH05301894A
JPH05301894A JP3061286A JP6128691A JPH05301894A JP H05301894 A JPH05301894 A JP H05301894A JP 3061286 A JP3061286 A JP 3061286A JP 6128691 A JP6128691 A JP 6128691A JP H05301894 A JPH05301894 A JP H05301894A
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rabies
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rabies virus
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Karlheinz Dr Enssle
カルルハインツ、エンブレ
Joachim Dr Hilfenhaus
ヨアヒム、ヒルフェンハウス
Roland Koehler
ローラント、ケーレル
Roland Dr Kurrle
ローラント、クールレ
Friedrich-Robert Seiler
フリードリッヒ‐ロベルト、ザイラー
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    • C12N2760/20011Rhabdoviridae
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    • C12N2760/20122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は狂犬病ウイルスに対するヒトモノク
ロ−ナル抗体、および診断、予防および治療におけるそ
の使用に関する。 【構成】 狂犬病ウイルスエンベロープの67 kD 糖タン
白質上の、ヒトモノクローナル抗体TW−1によって画
定されるエピトープに対する抗体は、感染が起こった
後、ヒト免疫グロブリンの市販製剤よりも狂犬病の発生
に対して良好に防護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本特許出願は、狂犬病ウイルスに対するヒ
トモノクローナル抗体、および診断、予防および治療に
おけるその使用に関する。ウイルスエンベロープの67 k
D 糖タン白質上の、ヒトモノクローナル抗体TW−1に
よって画定されるエピトープに対する抗体は、感染が起
こった後、ヒト免疫グロブリンの市販製剤よりも狂犬病
の発生に対して良好に防護する。
【0002】狂犬病は、ラプドウイルス科(Rhabdovirid
ae family ) の一員である狂犬病ウイルスによって引き
起こされる致命的経過を有する脳脊髄炎である。特に後
進国においては、この病気は大きな問題であり、例えば
インドでは注意深い概算によれば、年間20,000名を越え
る死者は狂犬病によるものとされる。この感染は、感染
した動物(イヌ科、翼手目)に噛まれることによって起
こることが多い。ウイルスの最初の標的細胞は、侵入の
場所における筋肉細胞であると思われる。抹消神経に侵
入した後、ウイルスは中枢神経系および脊髄に対して逆
行性の軸索原形質輸送によって感染部位から移動する。
中枢神経系でのウイルス複製の後、ウイルスは神経経路
を通って体内の各種の標的組織、例えば唾液腺に移行す
る。
【0003】他のウイルス感染と比較して狂犬病に特異
的な症状が現れるまでの潜伏期間が約30〜90日と長いた
め、暴露後ワクチン注射が可能である。能動免疫が有効
になるまで迅速な防護を行うために、同種または異種血
清製剤による受動免疫が能動免疫と共に、WHOによっ
て緊急に推奨されている。開発途上国では、ウマ血清か
らの製剤が特に用いられており、アナフィラキシー反応
が重大な問題となっている。
【0004】ポリクローナル製剤とは対照的に、モノク
ローナル抗体は特異性が変化しないという利点を有す
る。ヒトモノクローナル抗体(HUMAB)は、ネズミ
起源の異種モノクローナル抗体に対する受容者の好まし
くない免疫反応をも避けられ、体内における循環時間が
より長くなると思われる。
【0005】狂犬病ウイルスはエンベロープを有し、銃
弾状の形態をしている。このウイルスの一本鎖RNA
は、55 kD の核タン白質、190 kDの「大転写酵素」分子
および38 kD の非構造タン白質と関連している。ウイル
スエンベロープは、26 kD のマトリックスタン白質およ
び67 kD の糖タン白質を含む。この糖タン白質は、ウイ
ルスを中和する抗体のために重要な結合部位である(デ
ィー・エル・ロッドメル(D.L. Lodmell)、J. Virol., 6
1, 10: 3314-3318, 1987)。中和の機構は、エンドソー
ム内融合段階の抑制、すなわちウイルスの脱外被が防止
されることであると考えられる。ディエッツショルド(D
ietzschold) ら(Virology, 161: 29-36,(1987))は、6
7 kD の糖タン白質に対するネズミMABによる狂犬病
ウイルスの中和を記載している。長期間に亙って確立さ
れてきた手法(ゲー・ケーラー(G.Koehler)およびツェ
ー・ミルシュタイン(C. Milstein) 、Nature, 256, 495
-497, 1975)は狂犬病ウイルスの糖タン白質のようなあ
る種の抗原に対するネズミモノクローナル抗体を比較的
簡単な方法(ディー・エル・ロッドメル(D.L. Lodmel
l)、上記)で確立することができるが、治療に使用する
ヒトモノクローナル抗体を得ることは極めて困難であ
る。更に、このようなヒトモノクローナル抗体が糖タン
白質に結合するだけでなく感染性の狂犬病ウイルスを中
和することもでき、且つ生体内でこの病気の発生を防護
することができるかどうかは知られていなかった。
【0006】本明細書に記載の狂犬病ウイルスに対する
ヒトモノクローナル抗体TW−1を得るために、健康な
血清陽性供与者のヒト抹消血リンパ球をエプスタイン−
バールウイルス(EBV)と共にインキュベーションし
た。EBVによって形質転換された成長するB−リンパ
球の上清を、ELISAにおける狂犬病特異抗体につい
て試験した。特異的に産生するB細胞系をマウスメラノ
ーマ細胞系SP2/0と融合させて、抗体の産生を安定
化させた。生成するハイブリドーマを数回クローニング
して、IgGクラスの抗体の特異的産生について試験し
た。この方法を既知の方法(ディー・コズボル(D. Kozb
or) とジェイ・シー・ローダー(J.C. Roder)、Immunol.
Today, 4: 72-79, 1983)によって変更し、別の出版物
(ジェイ・ヒルフェンハオス(J. Hilfenhaus) ら、Behr
ing Inst. Mitt., 80: 31-41, 1986)に記載されている
ように行った。抗体産生細胞の選択は、本発明では、E
LISAの培養物の上清を狂犬病ウイルスを含むコーテ
ィング材料上で試験することによって行った。用いたE
LISAは、例1において更に詳細に説明されている。
【0007】本明細書に記載の狂犬病ウイルスに対する
ヒトモノクローナル抗体、TW−1は、ELISAでは
狂犬病含有コ−ティング材料と特異的に反応する(ピッ
トマン−ムーア(Pitman-Moore) 、フルーリ(Fluri)−
LEP、CVS株で行った)が、狂犬病ウイルスを含ま
ないコントロール材料とは反応しないことが見出され
た。同様に、TW−1は、VZV、CMV、風疹、HS
Vまたは麻疹のようなコントロールウイルスを含むコー
ティング材料には結合しないことも見出された。TW−
1は、狂犬病ウイルスに感染させた固定ニワトリ線維芽
細胞に結合するが、感染させていないものには結合せ
ず、TW−1をこれらの細胞と共にインキュベーション
し次にヒト免疫グロブリンに対するFITC−結合抗血
清と共にインキュベーションした後、感染細胞上のみに
狂犬病に典型的な螢光を検出することが可能だからであ
る。更に、TW−1は、IgG1免疫グロブリンクラス
(ラムダ(lambda))に属することも見出され
た。ジチオスレイトール(DTT)によって還元した狂
犬病抗原のSDSゲル電気泳動(ピットマン−ムーアお
よびフルーリ−LEP株で行った)の後に、ウェスタン
ブロットにおける67 kD 付近のバンドと反応するTW−
1を見出すことが可能であった。TW−1によって認め
られたタン白質は狂犬病ウイルスの糖タン白質であるこ
とを、見出した独自のデーターと文献(ダブリュ・エイ
チ・ワナー(W.H. Wunner) ら、Reviews of Infectious
Diseases, 10, 4: 771-784, 1988)のデーターとの比較
から結論することが可能である。このことは、狂犬病抗
原をエンドグリコシダーゼFで消化してSDSゲル中で
抗原を分画した後、TW−1でマ−クされたタン白質の
分子量の減少がウェスタンブロットで観察することがで
きるという観察によって確認される。エンドグリコシダ
ーゼFはタン白質からN−グリコシド結合した糖残基を
切断するので、ウェスタンブロットにおいてTW−1で
マ−クされたバンドは狂犬病ウイルスの糖タン白質であ
ることを得られたデーターから結論することが可能であ
る。試験した狂犬病ウイルス株であるピットマン−ムー
ア、フルーリ−LEPおよびCVSとTW−1との交差
反応は、糖タン白質内部の比較的保存されたエピトープ
に結合することを示している。
【0008】TW−1が狂犬病ウイルスを中和する能力
を有するかどうかの試験は、それ自体公知の2種類の異
なる方法によって行った。「インビトロ」螢光中和試験
は、第一の種類の試験として行った。抗体希釈液を活性
な狂犬病ウイルスと混合した。狂犬病ウイルスに感受性
の細胞を加えた後、混合物を24時間インキュベーショ
ンし、次いで狂犬病に特異的なFITC−結合抗血清と
共にインキュベーションして、螢光倒立顕微鏡(invert
oscope) で評価した。狂犬病に特異的な螢光を示す培養
物を、陽性として計測する。陰性の培養物は、狂犬病ウ
イルスが添加された抗体によって完全に中和されるとき
にのみ生じるので、好適な希釈によって狂犬病に特異的
な中和活性について抗体を検査して、この試験によって
既知の活性の狂犬病に特異的な標準血清と比較すること
が可能である。第二の中和試験法としては、抗体希釈液
を感染性の狂犬病ウイルスと混合して、「インビトロ」
でインキュベーションした後、混合物をNMRIマウス
の大脳内に投与する実験を行った(ピー・アタナシウ
(P. Atanasiu) 、狂犬病の実験室技術(LaboratoryTech
n. in Rabies) 、第3版、エム・エム・カプラン(M.M.
Kaplan) およびエイチ・コプロウスキイ(H. Koprowski)
編集、WHO(1973年)、314-318 )。活性な狂犬病ウ
イルスが添加された抗体によって完全に中和されると、
罹病する動物の割合は、この群では抗体を予め混合して
いない純粋なウイルスを与える場合に比較して小さい。
狂犬病ウイルス(CVS株)は、螢光中和試験でも、マ
ウスに投与することを含む中和試験でもTW−1によっ
て中和されることを見出した。
【0009】TW−1抗体を与えることによって狂犬病
ウイルスに感染の場合に生体内での病気の発生を抑制ま
たは予防することができることを示すため、保護実験を
NMRIマウスで行った。TW−1抗体は、狂犬病ウイ
ルスに感染してから2時間後でも発病からNMRIマウ
スを保護することができることを見出した。狂犬病に対
する抗体を含むヒト血清からの製剤(市販のベリラ
、ベーリングヴェルケ・アーゲー(Behringwerke A
G) )との比較では、TW−1を与えると、同じ中和お
よび保護効果を得るにはタン白質が有意に少なくて済
む。これは、TW−1の大きな利点である。
【0010】免疫予防薬としての使用の外に、好適な担
体材料に結合した抗体はアフィニティクロマトグラフィ
法によって狂犬病ウイルスまたは狂犬病ウイルス糖タン
白質の精製に使用することもできる。これとは別に、例
に主として記載するように、狂犬病ウイルス糖タン白質
を特異的に検出することができるので、抗体は、糖タン
白質の割合を確認するのに好適である。
【0011】それ故、本発明は、モノクローナル抗体T
W−1によって画定される狂犬病ウイルスの67 kD の糖
タン白質上のエピトープおよびこのエピトープに対する
ポリクローナル、好ましくはヒトモノクローナル抗体、
特に好ましくはTW−1抗体に関する。
【0012】同様に、本発明は、受動ワクチンの製造、
診断、狂犬病ウイルスまたは狂犬病ウイルス糖タン白質
の精製およびワクチン製剤の確認のための前記抗体の使
用も含む。
【0013】ヒトモノクローナル抗体TW−1を分泌す
るハイブリドーマを、ブダペスト条約により1990年
2月26日にヨーロピアン・コレクション・オブ・アニ
マル・セル・カルチャーズ(European Collection of A
nimal Cell Cultures)(ECACC)、ポートンダウン
(Porton Down)、サリスバリー(Salisbury)、英国に寄
託番号90022604号で寄託した。
【0014】
【実施例】下記の例は発明を更に詳細に例示するための
ものであり、発明を制限するためのものではない。例に
記載された実験についてはアフィニティクロマトグラフ
ィによって精製した抗体を用いた。 例1: ELISAにおけるTW−1抗体の特異性 96ウェルのELISAプレートに、スクロース勾配遠心
分離によって精製しβ−プロピオラクトンによって不活
性化した濃縮物であって感染したMRC−5細胞(ピッ
トマン−ムーア株)または感染したニワトリ線維芽細胞
(フルーリ−LEP株)の培養上清の濃縮物を、または
コントロールとして対応する感染していない細胞の調製
物を、室温で24時間コーティングした。抗体試料の希釈
液をプレート上で1時間インキュベーションし、未結合
抗体を洗浄によって取り除いた。結合した抗体を、ペル
オキシダーゼ抱合抗体(ウサギ抗ヒトIgG、ベーリン
グヴェルケ(Behringwerke))と共に1時間インキュベー
ションすることによってマ−クした。ペルオキシダーゼ
によって触媒される発色反応によって狂犬病ウイルスに
対する特異性を有するヒト抗体を検出することが可能で
あった。図1に、用いた狂犬病抗原および対応するコン
トロール抗原上でのTW−1とベリラブ (Berirab)
タイトレ−ションを示す。水痘−帯状疱疹ウイルス、サ
イトメガロウイルス、風疹ウイルス、単純性疱疹ウイル
スまたは麻疹ウイルスをコーティングに用いるときに
は、反応は起こらない。このため、TW−1は高い特異
性で狂犬病ウイルスに結合するものと考えることができ
る。使用した狂犬病株に対するTW−1の結合曲線は非
常に類似した経路を有するので、フルーリ−LEPおよ
びピットマン−ムーアに対するTW−1のほぼ等しい結
合親和性を想定することができる。
【0015】例2: ウェスタンブロットにおけるTW
−1抗体の結合エピトープの特徴付け 精製した狂犬病ウイルス(ピットマン−ムーア株)を、
1%SDS/50 mMDTTを含むレムリ(Laemmli) によ
る10%ポリアクリルアミドゲル中で分画した。分離した
抗原をニトロセルロース上へ移した後、TW−1抗体、
狂犬病陽性および狂犬病陰性のヒト血清を用いるインキ
ュベーションを行った。検出は、ビオチン結合ヒツジ抗
ヒト免疫グロブリン(アメルシャム(Amersham))、次の
ストレプトアビジン−ペルオキシダーゼ(アメルシャム
(Amersham))でのインキュベーション、クロロナフトー
ル(メルク(Merck) )での展開によって行った。TW−
1抗体は、ウェスタンブロットにおける67 kD 付近のバ
ンドと反応する(図2)。文献データー(ダブリュ・ワ
ナー、上記)から、これは狂犬病ウイルスの糖タン白質
であることを結論することができる。これは、狂犬病タ
ン白質をSDSゲルへ適用する前にエンドグリコシダー
ゼF(ベーリンガー・マンハイム(Boehringer Mannhei
m) )で消化することによって確認される。消化はこの
製造業者の指示にしたがって行った。これは、糖タン白
質から糖残基が切断することによる分子量の減少を観察
することを意図するものである。このような減少は、T
W−1抗体が反応した後ウェスタンブロットにおける元
の抗原と比較して67 kD のバンドについて明確に見るこ
とができ、このことはTW−1抗体によって認められる
タン白質のグリコシル化を示唆している。TW−1抗体
は、CMV、ウシ血清アルブミンまたはヒト血清アルブ
ミンのようなコントロール抗原とは反応しなかった。
【0016】 例3: インビトロ螢光中和試験(RFFIT) 試験は、マイクロタイタープレートにおけるマイクロテ
スト(イー・ザラン(E. Zalan)、J. of Biol. Stand.,
7: 213-220, (1979))としてスミスらの方法(ジェイ・
エス・スミス(J.S. Smith)ら、狂犬病の実験室技術(Lab
oratoryTechn. in Rabies) 、第3版、エム・エム・カ
プラン(M.M. Kaplan) およびエイチ・コプロウスキイ
(H. Koprowski)編集、WHO(1973年)、354-357 )に
よってインビトロで行った。試料希釈液(抗体またはウ
イルスコントロールのためのPBS)を、感染性の狂犬
病ウイルスと混合した。実施した試験(図2)から、T
W−1抗体はこの試験では約0.14 lg/mlの濃度でも使用
したウイルスの量に対して中和効果を示すことを推論す
ることが可能であった。用いた標準血清(ウマ)では、
同じ効果を得るには約13.88 lg/ml を要する。コントロ
ールとして用いた同じアイソタイプの水痘−帯状疱疹
(VZV−6)に対するヒトモノクロ−ナル抗体は、同
等な濃度では、ウイルスの感染力について何んら影響し
なかった。
【0017】例4: 感受性NMRIマウス中への抗体
/抗原混合物の接種によるインビトロ中和試験 試験は、アタナシウ(Atanasiu)(上記)にしたがって行
った。実験には、体重が20 gのNMRIマウスを用い
た。ウイルスによる負荷には、マウス当たり60LD50
用いた。例3と同様な方法で、試料希釈液(抗体または
コントロール)を最初にインビトロで活性の狂犬病ウイ
ルスと混合して、インキュベーションした。中和を監視
するために、混合物を次にNMRIマウスの大脳内に投
与した。マウスを14日間毎日チェックして、生き残り
の動物の数をTW−1抗体、狂犬病特異性コントロール
血清、VZV特異性humAbおよび純粋なウイルスの
投与について比較した。14日間のインキュベーション
時間の後の対応するデーターが、図3に示されている。
これによって、TW−1抗体は0.08 μg/mlの低濃度
を用いた場合にも狂犬病ウイルスの明らかな中和を示す
が、同じ濃度のVZV−6では中和効果は全くないこと
が明らかである。
【0018】例5: 保護実験 保護試験は、狂犬病ウイルスに感受性のNMRIマウス
(体重:20 g)を用いて行った。ウイルス株について
は、150 のLD50を筋肉内に投与した(CVS株)。T
W−1抗体、市販のベリラブ (Berirab)またはVZV
−6の希釈液を、活性な狂犬病ウイルスの投与の2時間
前または2時間後に静脈内に投与した。図4に示した実
験では、1.5 mg/ml のポリクローナルベリラブ(Berira
b) を用いた時と同じ保護を2.5 μg/mlのIgG
TW−1抗体を用いて達成した。コントロールとして、
VZV−6をTW−1抗体の2倍の濃度で用いた。VZ
V−6の効果は、抗体を投与しないウイルスコントロー
ルの領域におけるものであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ELISAにおけるTW−1抗体の特異性を示
す説明図。1μg/mlのTW−1抗体と100 μg/mlの
IgGベリラブ (Berirab)(ベーリングヴェルケ(Behri
ngwerke))を出発濃度として用いた。吸光度を492 nmで
測定した。ELISAプレートを0.4 IE/ml でコーティ
ングした。Aは吸光度であり、Conc.は用いた抗体
の濃度である(例1)。
【図2】螢光の評価によるインビトロ中和試験の結果を
示す説明図。4.4 μg/mlのTW−1抗体(約1 :100
)、111.1 μg/mlの標準血清(約1 :100 )および
3.8 μg/mlのVZV−6(約1 :100 )を出発濃度と
して用いた。I.C.は感染した培養物である。抗体の
希釈液(Dil.)は横軸にプロットされている(例
3)。
【図3】インビトロ中和試験、生体内での評価の結果を
示す説明図。0.7 μg/mlのTW−1抗体(約1 :600
)、18.5μg/mlのベリラブ(Berirab)(ベーリング
ヴェルケ(Behringwerke))および0.6 μg/mlのVZV
−6(約1 :600 )を出発濃度として用いた。抗体の希
釈液(Dil.)は横軸にプロットされている(例
5)。
【図4】生体内での保護実験の結果を示す説明図。A:
ウイルスの投与2時間前に抗体を投与。B:ウイルスの
投与2時間後に抗体を投与。2.5 μg/mlのTW−1抗
体、1.5 mg/ml IgGベリラブ (Berirab)および5 μ
g/mlのVZV−6を用いた。
【符号の説明】
+ 狂犬病抗原上のTW−1(図1) * コントロール抗原上のTW−1(図1) ○ 狂犬病抗原上のベリラブ (Berirab)(図1) − コントロ−ル抗原上のベリラブ(Berirab)(図
1) + TW−1(図2) ○ 狂犬病標準(図2) * VZV−6(図2) + TW−1(図3) ○ 狂犬病標準(図3) * VZV−6(図3) S.A. 生き残りの動物数(図3、図4) d.p.a. 投与後の日数(図4)
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】例5: 保護実験 保護試験は、狂犬病ウイルスに感受性のNMRIマウス
(体重:20g)を用いて行った。ウイルス株について
は、150のLD50を筋肉内に投与した(CVS
株)。TW−1抗体、市販のベリラブ(Berira
b)またはVZV−6の希釈液を、活性な狂犬病ウイ
ルスの投与の2時間前または2時間後に静脈内に投与し
た。図4に示した実験では、1.5mg/mlのポリク
ローナルベリラプ(Berirab)を用いた時と同
じ保護を2.5μg/mlのIgGTW−1杭休を用い
て達成した。コントロールとして、VZV−6をTW−
1抗体の2倍の濃度で用いた。VZV−6の効果は、杭
体を投与しないウイルスコントロールの領域におけるも
のであった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】ELISAにおけるTW−1抗体の特異性を示
す説明図。1μg/mlのTW−1抗体と10μg/m
lのIgGベリラブ(Berirab)(ベーリングヴ
ェルケ(Behringwerke))を出発濃度とし
て用いた。吸光度を492nmで測定した。ELISA
プレートを0.4IE/mlでコーティングした。Aは
吸光度であり、Conc.は用いた抗体の濃度である
(例1)。
【図2】螢光の評価によるインビトロ中和試験の結果を
示す説明図。4.4μg/mlのTW−1抗体(約1:
100)、111.1μg/mlの標準血清(約1:1
00)および3.8μg/mlのVZV−6(約1:1
00)を出発濃度として用いた。I.C.は感染した培
養物である。抗体の希釈液(Di1.)は横軸にプロッ
トされている(例3)。
【図3】インビトロ中和試験、生体内での評価の結果を
示す説明図。0.7μg/mlのTW−1抗体(約1:
600)、18.5μg/mlのベリラブ(Berir
ab)(ベーリングヴェルケ(Behringwerk
e))および0.6μg/mlのVZV−6(約1:6
00)を出発濃度として用いた。抗体の希釈液(Di
l.)は横軸にプロットされている(例5)。
【図4】生体内での保護実験の結果を示す説明図。A:
ウイルスの投与2時間前に抗体を投与。B:ウイルスの
投与2時間後に抗体を投与。2.5μg/mlのTW=
1抗体、1.5mg/ml IgGベリラブ(Beri
rab)および5μg/mlのVZV−6を用いた。
【符号の説明】 + 狂犬病杭眉上のTW−1(図1) * コントロール抗原上のTW−1(図1) ○ 狂犬病抗原上のベリラブ(Berirab)(図
1) − コントロール杭原上のベリラブ(Berirab)
(図1) + TW−1(図2) ○ 狂犬病標準(図2) * VZV−6(図2) + TW−1(図3) ○ 狂犬病標準(図3) * VZV−6(図3) S.A. 生き残りの動物数(図3、図4) d.p.a. 投与後の日数(図4)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 39/395 S 9284−4C D 9284−4C C07K 15/14 7731−4H C12N 5/28 15/08 C12P 21/08 8214−4B G01N 33/569 L 9015−2J 33/577 B 9015−2J // C12N 15/00 8931−4B (C12P 21/08 C12R 1:91) 8931−4B C12N 15/00 C (72)発明者 ローラント、ケーレル ドイツ連邦共和国マールブルク、アム、ツ ィーゲンベルク、8 (72)発明者 ローラント、クールレ ドイツ連邦共和国ニーデルワイマー、キー フェールンウェーク、12 (72)発明者 フリードリッヒ‐ロベルト、ザイラー ドイツ連邦共和国マールブルク、オーベラ ー、アイヒウェーク、10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨーロピアン・コレクション・オブ・アニ
    マル・セル・カルチャーズ(ECACC)での寄託番号
    が90022604号であるハイブリドーマTW−1によって分
    泌されるヒトモノクローナル抗体と反応する、狂犬病ウ
    イルスの67 kD 糖タン白質上のエピト−プ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエピトープに対するポリク
    ローナルまたはモノクローナル抗体。
  3. 【請求項3】ECACCでの寄託番号が90022604号であ
    るハイブリドーマによって分泌される、請求項2記載の
    ヒトモノクローナル抗体。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の抗体を用いること
    を特徴とする、免疫予防薬の調製法。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載の抗体を用いること
    を特徴とする、狂犬病ウイルスの感染を検出する方法。
  6. 【請求項6】請求項2または3記載の抗体を用いること
    を特徴とする、免疫予防薬を確認する方法。
  7. 【請求項7】請求項2または3記載の抗体を用いること
    を特徴とする、狂犬病ウイルス抗原を精製する方法。
  8. 【請求項8】請求項2記載の抗体分子またはこれらの抗
    体の部分を産生する細胞系または他の発現系。
  9. 【請求項9】エプスタイン−バールウイルスによるヒト
    リンパ球の形質転換およびそれに続くメラノーマ細胞と
    の融合から生成する、請求項8記載の細胞系。
  10. 【請求項10】ECACCでの寄託番号が90022604号で
    ある細胞系TW−1。
  11. 【請求項11】免疫予防薬または診断薬としての請求項
    2または3記載のポリクローナルまたはモノクローナル
    抗体。
  12. 【請求項12】狂犬病ウイルス抗原の精製、診断または
    免疫予防薬のための請求項2または3記載の抗体の使
    用。
JP3061286A 1990-03-03 1991-03-02 狂犬病ウイルスに対するヒトモノクローナル抗体、その製造および使用 Pending JPH05301894A (ja)

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PT96908A (pt) 1991-10-31
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