JPH05301016A - 加圧空気を利用した酸素濃縮装置 - Google Patents

加圧空気を利用した酸素濃縮装置

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JPH05301016A
JPH05301016A JP4101190A JP10119092A JPH05301016A JP H05301016 A JPH05301016 A JP H05301016A JP 4101190 A JP4101190 A JP 4101190A JP 10119092 A JP10119092 A JP 10119092A JP H05301016 A JPH05301016 A JP H05301016A
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JP
Japan
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enclosure
oxygen
air
generator
annular portion
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JP4101190A
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English (en)
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Gregory A Michaels
エイ マイケルズ グレゴリー
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Invacare Corp
Original Assignee
Invacare Corp
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Publication date
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    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/02Preparation of oxygen
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術における難点および欠点の多くを解
消し、より良好且つより有利な結果をもたらす新規な改
良酸素発生装置を提供することを目的とする。 【構成】 加圧空気から酸素を発生させるための酸素濃
縮装置は電気化学反応により空気から酸素を選択的に抽
出する電気化学的酸素発生器を備えている。この酸素濃
縮装置は第1、第2および第3包囲体を有している。こ
れらの3つの包囲体はこれらのの間に3つの環状部を形
成する。空気が最も外側の包囲体の頂部に入り、最も外
側の環状部を通って下方に移動し、第2環状部の上方を
横切ってポートを経て酸素発生器に達し、酸素発生器を
通って上方に移動し、第2環状部を通って下方に戻る。
酸素放出空気の下向きの流れをより冷たい流入空気の下
向きの流れに隣接するように向けることによって、流入
空気は流出する熱い空気により加熱され、それにより使
用者にとって快適性を高め、エネルギ必要量を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気から酸素を分離する
ことが可能な方法および装置の技術に関し、より詳細に
は、例えば高い高度で飛ぶ航空機における不十分な酸素
源に補給するために空気から酸素を分離することに関す
る。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】高い高
度で走行する航空機が貯蔵酸素の使用を介して酸素をパ
イロットおよび乗客に補給するのは普通である。代表的
には、酸素は重質な大きい鋼製シリンダに蓄えられる。
これらのシリンダはフライト間に陸上酸素源から補充さ
れる。本発明を利用してこのようなシリンダの必要を無
くし、それによりは航空機の酸素供給装置の重量を低減
することができる。重量は飛行における重大な考慮問題
であるので、乗客および乗員に酸素を供給するのに必要
な重量を減少させることにより、必要とされる滑走路の
長さ、必要とされる燃料の利点および他の有意な利点が
得られる。
【0003】飛行の或る情勢が悪くなる場合、通常、余
分なシリンダが搭載される。例えば、滑走路が閉鎖され
た場合、あるいは航空機の着陸ギヤが適切に機能しない
場合、航空機が初めに推定されたより長い数時間、飛行
することが必要である。これらの事態により、これらの
偶発に対処するために、余分な酸素シリンダが航空機に
搭載される。飛行の過程にわたってシリンダを補充する
ことができる方法が利用できれば、偶発用シリンダは必
要ではない。
【0004】周囲の空気から酸素を分離したり、濃縮し
たり、発生したりするために、いくつかの装置が開発さ
れてきた。これらの装置の多くは、周囲に空気から窒素
を除去することによって最大95%の酸素を送り出すた
めに空気から酸素を濃縮する窒素吸着装置に基づいてい
る。米国特許第 4449990号は1種のこのような装置を述
べている。このような装置は効率を維持するために1つ
のタンクを他のタンクからの純粋の酸素により寄生的に
パージすることを必要とする。更に、装置の湿度が窒素
吸着材に損傷を及ぼしてしまう。
【0005】航空機における上記欠点を解消するため
に、出願人は、航空機のシリンダに貯蔵された酸素を補
給する、すなわち、置換するために加圧空気から純粋な
酸素を発生させることができる軽量の装置が必要である
とわかった。本発明は、従来技術における上記難点およ
び欠点の多くを解消し、より良好且つより有利な結果を
もたらす新規な改良酸素発生装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明によれば、電気化学法を
利用した新規な改良酸素濃縮装置が提供される。より詳
細には、本発明によれば、この酸素濃縮装置は、外面を
有し、電気化学反応により空気から酸素を選択的に抽出
する電気化学的酸素発生器を有している。この発生器は
頂端部および底端部を有する第1包囲体内に収容されて
いる。第1包囲体は頂端部および底端部を有する第2包
囲体内に収容されている。この第2包囲体は頂端部およ
び底端部を有する第3包囲体内に収容されている。発生
器の外面と第1包囲体の内面との間には、第1環状部が
形成されている。第1環状部の外面と第2包囲体の内面
との間には、第2環状部が形成されている。第2包囲体
の外面と第3包囲体の内面との間には、第3環状部が形
成されている。第3包囲体の頂端部の近くには、入口が
設けられている。加圧空気は入口に入り、第3環状部内
を下方に、第1環状部内を上方に、そして第2環状部内
を下方に移動して第2環状部を通って酸素濃縮装置から
出ていく。
【0007】本発明の更にの特徴によれば、第2包囲体
は非断熱性材料で作られている。本発明の他の特徴によ
れば、第3環状部に入る空気は第2環状部内の空気より
冷たく、第2包囲体は第2環状部内の空気からの熱を第
3環状部内の空気に伝達する。本発明の他の特徴によれ
ば、第3環状部は装置内の最も冷たい空気を収容する。
【0008】本発明の他の特徴によれば、装置は第3環
状部と第1環状部との間に延びるポートを備えている。
これらのポートはその中を移動する空気を第2環状部内
の空気から分離する。ポートは第3包囲体の底端部に隣
接した箇所で第1および第2包囲体を通って延びてい
る。一実施例では、ポートの内面および外面はポートの
外側の空気からポートへの熱伝達およびポートからその
外側の空気への熱伝達を高めるフィンを有している。
【0009】本発明の他の特徴によれば、第2包囲体の
頂端部は内側上ドームで覆われている。この内側上ドー
ムは内面および外面を有しており、内面は反射性であ
る。本発明の他の特徴によれば、第3包囲体の頂端部は
外側上ドームを構成しており、この外側上ドームの頂点
はオリフィスを備えている。本発明の他の特徴によれ
ば、加圧空気から酸素を発生させる酸素濃縮装置は、外
面を有し、電気化学反応により空気から酸素を選択的に
抽出する電気化学的酸素発生器を備えている。内側およ
び外側包囲体が発生器と同心であり、発生器は内側包囲
体内に受け入れられており、この内側包囲体は外側包囲
体内に受け入れられている。発生器と内側包囲体の間に
は、内側環状部が形成されており、内側包囲体と外側包
囲体との間には、外側環状部が形成されている。この外
側環状部内の空気は内側環状部内の空気より冷たい。装
置は加圧空気で作動し、配向に無関係である。
【0010】本発明の他の特徴によれば、航空機の酸素
シリンダを補充するのに敵した酸素濃縮装置は複数の電
気化学的酸素発生器を備えており、この発生器は六角形
の列に配列されており、電気化学反応により空気から酸
素を選択的に発生させる。発生器は外面を有している。
第1包囲体は頂端部、底端部、内面および外面を有して
いる。複数の発生器は第1包囲体内に受け入れられてい
る。この第1包囲体はその中の発生器からの熱を保つた
めに断熱されている。第1包囲体の頂端部は開放してい
る。第1包囲体の底端部は底ドームを構成している。こ
の底ドームの頂点はオリフィスを備えている。オリフィ
スはこれと複数の発生器との間に延びる搬送手段に連通
されている。搬送手段は、好適な実施例では一連のロッ
ドであって、発生器により発生された酸素をオリフィス
まで運び、オリフィスは関連した酸素貯蔵シリンダを一
杯にするために機械的コンプレッサに連通されている。
第2包囲体は頂端部、底端部、内面および外面を有して
いる。第1包囲体はこの第2包囲体内に同心に受け入れ
られている。第2包囲体の頂端部は内側上ドームを構成
している。この内側上ドームは非断熱性材料で作られて
おり、反射面を有している。第2包囲体の底端部は内側
底ドームを構成している。この内側底ドームは断熱性材
料で作られており、反射面を有している。第3包囲体は
頂端部、底端部、内面および外面を有している。第2包
囲体はこの第3包囲体内に同心に受け入れられている。
第3包囲体の頂端部は外側上ドームを構成しており、こ
の外側上ドームの頂点はオリフィスで終わっている。第
3包囲体の底端部の底端部は外側底ドームを構成してい
る。この外側底ドームは断熱性材料で作られている。複
数の発生器の外面および第1包囲対の内面により第1環
状部が形成されている。第1包囲体の外面および第2包
囲体の内面により第2環状部が形成されている。第2包
囲体の外面および第3包囲体の内面により第3環状部が
形成されている。ポートが第3環状部を第1環状部に連
通させている。これらのポートは第1および第2包囲体
の穴を通って延びている。ポートは第2環状部内の損失
を減少させるように空気力学的に成形されている。ポー
トは、第2環状部内の空気からの熱をポートに伝達する
ために第2環状部の中へ延びているフィンを有してい
る。また、ポートは、このポートからの熱をポート内の
空気に伝達するためにポートの中へ内方に延びているフ
ィンを有している。
【0011】本発明の更に他の特徴によれば、酸素貯蔵
シリンダを補充する方法は、電流の付加で空気から酸素
を発生させることが可能な電気化学的発生器を付勢し、
上記発生器に加圧空気を導入し、発生器により発生され
た酸素を関連した酸素貯蔵シリンダに差し向けてこの酸
素でシリンダを補充し、発生器からの酸素放出空気をよ
り冷たい流入加圧空気と熱交換関係に差し向ける諸工程
を有する。
【0012】本発明の一利点は配向とは無関係に作動す
ることができる装置を提供することである。即ち、この
利点は装置が対流または他のいくつかの配向感応現象で
はなく、加圧空気に基づいて作動すると言う点である。
装置は配向にかかわらず、効果的に作動することができ
る。これは、装置を飛行の過程中にいずれの配向をもと
り得るジェット戦闘機のような航空機に使用する場合に
は重要である。
【0013】本発明の他の利点は同等量の酸素を供給す
るのに必要な数の酸素貯蔵シリンダにわたって重量が減
少されることである。先に述べたように、飛行は或る任
務を達成するのに必要な重量に非常に依存している。飛
行に必要とされる酸素シリンダの数および/または大き
さを低減させることにより、燃料、速度、滑走路の長
さ、および航空機の設計上の利点が達成できる。
【0014】本発明の他の利点は電気化学的酸素発生器
により発生される熱を効率的に保存し、利用することで
ある。これらの発生器は高温で作動するので、また酸素
が人による消費に適する前に冷えなければならないの
で、本発明は発生器自身において出来るだけ多くの熱を
保ち且つより冷たい流入空気を使用して流出ガスを冷却
するために熱伝達技術および特定の構成を利用してい
る。より冷たい流入空気を予熱するのに温かい流出空気
を使用する結果、エネルギが節約される。
【0015】
【実施例】図面(図示は本発明の好適な実施例を示すた
めのものであって、本発明の範囲を限定するためのもの
ではない)を参照すると、図3は本発明の装置の正面立
面横断面図を示している。本発明の装置は主として酸素
発生器10を包囲する特別に設計されたハウジングを備
えている。酸素発生器10は電気化学方法により空気か
ら酸素を発生させる。特別に設計されたハウジングは特
に有利な方法で空気を発生器10のまわりに差し向け
る。
【0016】或る応用では、酸素の流量要求量または幾
何学的制限により、単一の管状発生器10が好ましい構
成である。他の応用では、複数の発生器10が好ましい
構成である。複数の発生器10を使用する場合、発生器
10の好適な構成は六角形列の形態である。各列におけ
る発生器10の数は装置の酸素生成必要量および下記数
学的式により定められる。
【0017】 上記式中、X=列中の発生器の全数 N=列の半径に沿った発生器の数 上記式の解答である一連の数は1、7、19、37、6
1、91、127、169、217、271、・・・で
ある。
【0018】例えば、19個の管状発生器10を特徴と
する列では、この列は中心にある1つの発生器10が6
個の発生器10により取り囲まれており、これらの6個
の発生器10は12個の発生器10により取り囲まれて
いる。図3ないし図5に示す実施例では、N=2であ
り、列は7個の発生器10よりなる。列の六角形構成は
或る数の発生器10を収容するのに必要とされる容積を
最小にするのに有利である。六角形の形状によれば、多
数の発生器10を小さい容積に設置することができる。
【0019】例えば、下記チャートは、発生器10の六
角形構成により、必要とされる容積の比例した増大なし
に、非常に多量の酸素の生成を行うことができる方法を
示している。このチャートは本発明のいくつかの実施例
を説明するものである。 発生器の直径D=5.08 cm (2インチ) 発生器の電圧=37ボルト 発生器の電流=36アンペア 発生器の長さ=99.09 cm (39インチ) 発生器の高さ=152.4 cm (60インチ) セルの数=53 セルの長さ=1.78 cm (0.7インチ) セルの面積=18.06 cm2(2.8平方インチ) 発生器 酸素送給量 装置直径 装置容積 装置重量 必要電力 必要電力の数 (1pm@RTP) ( インチ) (cu.ft.) (lbs) (kw) (hp) 1 7 8 2 41 1 2 7 50 11 3 56 9 12 19 137 16 7 139 25 34 37 268 21 12 263 49 66 61 442 26 18 419 81 109 91 659 31 26 628 121 163 127 921 36 35 870 170 227 また、六角形構成は熱を第1包囲体120内に保持する
のを助長する。最後に、この構成によれば、第1包囲体
120内の発生器10を輻射により一様に加熱すること
ができる。
【0020】特定の酸素発生装置に必要とされる発生器
10の数の決定には、初めに発生器10に有効な容積の
値を求めることを必要とする。発生器10の許容可能な
長さの範囲を定めるとき、発生器10内の個々のセルの
表面積を知ることにより発生器10の面積を定めるのが
よい。一実施例では、各セルは、18 cm2の面積、1.5 A/
cm2 の駆動電流密度、および 27Aのセル電流を有してい
る。酸素の生成量は (27A/ セル)(3.8 ml/A-min) = 102.6 ml O2/min-セル である。この数に発生器10あたりのセルの数を掛ける
ことにより、各発生器10の酸素生成量が得られる。電
流密度を増大することにより、セルの数を減少すること
ができる。発生器10あたりのセルの数を調整すること
により、発生器10の数を上記のように六角形列内に収
まるように調整することができる。
【0021】7個の電気化学的発生器10を利用した酸
素濃縮装置の第2の現在のところ好適な実施例を開発し
た。この実施例は、13.1リットル/ 分の酸素送給量を必
要とする航空機用途に開発したものである。装置の物理
的寸法は表Aに出ている。装置の構成要素の重量は表B
に出ている。電気的パラメータ、電力必要量および酸素
送給量を表Cに列挙してある。
【0022】 表A 発生器の直径 5.207 cm (2.05 インチ) 発生器の間隔 1.27 cm (0.5 インチ) 効果的な直径 6.477 cm (2.55 インチ) 発生器の長さ 100 cm (39.37 インチ) セルの数 53 装置の長さ 152.4 cm (60 インチ) 装置あたりの発生器数 7 六角形列の直径 20.32 cm (8 インチ) 断熱厚さ 5.08 cm (2 インチ) 環ギャップ 2.54 cm (1 インチ) 全体直径 40.64 cm (16インチ) 全横断面積 1290 cm2 (200 平方インチ) 容積 0.196 m3 (7 ft3) 表B 発生器に重量 セル 5.33 lbs. 両端キャップ 0.38 lbs. アルミナ管 0.15 lbs. インコネルロッド 0.80 lbs. 重量/発生器 6.66 lbs. 7個の発生器の全重量 47 lbs. 断熱 14 lbs. 包囲体 14 lbs. エレクトロニクス 21 lbs. 全装置重量 100 lbs. 表C 酸素 電圧 電流 電流密度 必要電力(ワット) (1pm ) (ボルト) アンプ) (mA/cm2 ) O2 TC * 熱(冷) 合計 13.1 9.57 9.29 516 622 418 1960 3000 38.31 28 27.16 1509 5323 0 (2323) 5323 28.75 21 20.38 1132 2996 999 (995) 3995 19.16 14 13.59 755 1332 190 1478 3000 9.58 7 6.79 377 333 48 2620 3000 5.48 4 3.88 216 109 0 2891 3000 *TC = エレクトロニクス 発生器10の作動および発生器10が空気から酸素を濃
縮する電気化学反応はこの明細書において後で説明す
る。
【0023】図3及び図4を参照すると、第1包囲体1
20が発生器10を取り囲んでいる。この第1包囲体1
20は形状が環状であり、内面122と、外面124
と、頂端部126と、底端部128とを有している。内
面122と外面124との間の第1包囲体120の部分
は第1包囲体120の内部よりなる。第1包囲体120
の内部144はアルミノシリケートで断熱されている。
好適な実施例では、断熱部144は厚さが 5.08 cm (2
インチ) であり、反射性裏張りを有しており、この裏張
りは繊維を保持し、並びに赤外線を反射して発生器10
に戻すことにより装置の効率に寄与する。好適な断熱材
はファイバフラックスHSA系の商品名でカーボランダ
ム社により製造されている。
【0024】第1包囲体120は発生器10の中心のま
わりに同心に配置されている。第1包囲体120の頂端
部126は開放している。図5を参照すると、底端部1
28はオリフィス132の頂点で終わっている外側底ド
ーム130を備えている。この外側底ドーム130は断
熱材で作られている。外側底ドーム130内には、内側
側底ドーム136が設けられている。この内側側底ドー
ム136も断熱材で作られている。内側側底ドーム13
6の内面137は赤外線を反射して発生器10に戻すよ
うに反射性材料で作られている。内側側底ドーム136
は外側底ドーム130より大きい曲率半径を有してい
る。内側側底ドーム136の外縁部が気密シール状態で
第1包囲体の内面122に取付けられて内側側底ドーム
136の一方の側から他方の側へのガスの透過を防いで
いる。
【0025】図1、図2、図4および図5を参照する
と、発生器10はロッド30を介して酸素発生装置内に
支持されている。ロッド30は発生器10を装置内に支
持するように機能する。また、ロッド30を使用して後
述のように発生器10を加熱する。図1を参照すると、
ロッド30はスリーブ34とともに酸素発生器10によ
り生じた酸素を第1包囲体120を通してオリフィス1
34へ、ついには関連した貯蔵シリンダへ下方に搬送す
る搬送手段としても機能する。スリーブ34とロッド3
0との間には、環状部が形成されている。発生器10に
より発生された酸素はこの環状部を通って装置から出て
いく。図示および論述の容易化のために、図のほとんど
には、ロッドだけを示してある。
【0026】図3ないし図5および図7を参照すると、
発生器10の外面と第1包囲体120の内面122との
間には、第1環状部140が形成されている。この第1
環状部140は装置内の空気の通路として機能する。図
3、図4および図7を参照すると、第2包囲体150は
内、外面152、154および頂、底端部156、15
8を備えている。第2包囲体150は、熱をこの第2包
囲体150を通して容易に伝達し得るように、非断熱性
材料で作られている。好適な実施例では、この材料はア
ルミニウムである。第2包囲体150の頂端部156は
内側上ドーム160を備えている。この内側上ドーム1
60は非断熱性だが反射性の材料で作られている。好適
な実施例では、この材料はアルミニウムである。反射性
材料は内側上ドーム160の内側にあり、発生器10か
ら発する赤外線を反射して第1環状部140内に戻すの
に効果的である。内側上ドーム160は閉鎖されてい
る。第2包囲体の底端部158は開放している。
【0027】第1包囲体の外面124と第2包囲体の内
面152との間には、第2環状部170が形成されてい
る。第3包囲体180は内、外面182、184および
頂、底端部186、188を備えている。第3包囲体1
80の頂端部186は外側上ドーム190を備えてい
る。第3包囲体180は第2包囲体150を同心に受け
入れており、この第2包囲体150は第1包囲体120
を同心に受け入れている。外側上ドーム190の頂点は
オリフィス192で終わっている。
【0028】第3包囲体の底端部188は第2包囲体1
50の外面154に取付けられている。図3および図5
ないし図7を参照すると、第3包囲体の底端部188と
第2包囲体150の外面154との接合部の近くには、
複数のポート200が設けられている。これらのポート
200は第1および第2包囲体120、150を通る管
状通路である。ポート200はこれらの中の空気を第2
環状部170内の空気と混合しないようにしている。ポ
ート200は、これらに突き当たるように第2環状部1
70内を下方に移動している空気から生じる損失を減少
させるために、空気力学的に成形されている。好適な実
施例では、ポート200は、第3環状部210から出た
空気が発生器10の下の領域に接線方向に受け入れられ
るように傾斜している。好適な実施例では、これらのポ
ートの外面および内面には、フィン194、195が設
けられている。ポート200の外面のフィン194は第
2環状部内の空気から熱をポート自身へ伝達するのに効
果的である。ポート200の内面のフィン194はポー
ト200自身から熱をポート200内を移動している空
気へ伝達するのに効果的である。好適な実施例では、酸
素発生装置の周囲には、3つのポート200が設けられ
ている。
【0029】図3、図4および図7を参照すると、第2
包囲体の外面154と第3包囲体の内面182との間に
は、第3環状部210が形成されている。各ロッド30
および各スリーブ34の上端部230は内側上ドーム1
60の内面に取付けられているが、内側上ドーム160
を貫通していない。換言すると、ロッド30およびスリ
ーブ34の上端部230は酸素ロッド30に沿って移動
するための閉鎖通路を備えている。酸素は、これが装置
からでるには、各ロッド30の下端部232まで下方に
移動しなければならない。
【0030】図5を参照すると、ロッド30の各々およ
びスリーブ34の各々の下端部232は内側底ドーム1
36に固定的に取付けられている。これらの下端部23
2は内側底ドーム136を貫通しており、酸素を発生器
10からロッド30まで、および内側底ドーム136と
外側底ドーム130との間の溜め部236まで移動させ
ることができる。溜め部236に集まった酸素は、本明
細書において後で説明するように、電気化学反応自身に
より発生された圧力により、オリフィス132から押し
出される。
【0031】酸素発生に関する包囲体および環状部の作
用を図1ないし図7を参照して以下に説明する。装置は
常圧よりわずかに高い圧力で作動するので、装置はその
配向に無関係に作動する。装置は、ハウジング120、
150、180およびドーム160、190が大きい圧
力差に耐えるように設計されるいると言う意味で加圧さ
れない。代表的には、航空機のジェットエンジンのコン
プレッサを使用して常圧と400ポンド/平方インチ
(psi)との間の圧力の圧縮空気を生じる。代表的には、
入ってくる空気の圧力は常圧よりわずかに高く、装置に
わたる全損失は約1 psiである。加圧空気がオリフィス
190に導入される。そのように導入された加圧空気は
内側常ドーム160の外面に突き当たり、ポート200
に達するまで第3環状部210内を下方で移動する。こ
の説明のために、図3について、ページの頂部を上、ペ
ージの底部を下として『上方』および『下方』のような
方向を利用する。本発明の利点のうちの1つが、配向に
かかわらず、効果的に作動することができると言う点で
あることを理解することは重要である。換言すると、オ
リフィス192が発生装置の頂部にあるかどうかいずれ
にせよ、空気は後述のように装置を通って移動する。入
ってくる空気の圧力を使用して空気の流量を調整するこ
とができ、この空気の流量を利用して装置の温度を調整
することができる。排出空気が発生器10により発生さ
れたいくらかの熱を運び去るので、空気の流量の変化が
装置の温度に影響する。
【0032】空気は第3環状部210内をポート200
まで下方に流れ、ポート200を通って発生器10の下
の領域に入る。空気が発生器10を通って上方に流れる
と、後述の電気化学反応で酸素が生じる。そのように生
じた酸素は中空のスリーブ34と中実のロッド30との
間に形成された環状部を通って排出管220まで移動
し、そこで機械的コンプレッサが酸素を関連した貯蔵シ
リンダ(図示せず)に溜める。空気がかなり加熱され、
第1包囲体120の頂端部126から出る。装置のこの
位置における空気は酸素発生装置内の最も熱い空気であ
る。
【0033】このとき、加熱空気は内側上ドーム160
の内面に突き当たる。この内面は非断熱性であるが、反
射性である。これらの性質により、内側常ドーム160
が発生器10から出た熱い空気から熱をオリフィス19
2を通って装置に入るより冷たい空気に伝達することが
できる。同時に、内側上ドーム160の反射性により赤
外線の熱を反射して発生器10および第1環状部140
に戻す。
【0034】空気は、内側上ドーム160の内面に突き
当った後、内側上ドーム160の形状により第2環状部
170の中に差し向けられる。空気は第2環状部170
を通って下方に流れ、ついには装置から出ていく。この
間、熱い空気は第2環状部170内を下方に移動してお
り、2種の方法で冷却される。まず、空気はポート20
0およびフィン194の上方を流れる。空気からの熱は
ポート200に伝達され、ついには、フィン195を経
てポート200内を流れる空気に伝達される。第2に、
第2環状部170内の空気は装置内の最も冷たい空気、
すなわち、第3環状部内の流入空気の近くに並置され
る。この構成は2つの利点をもたらす。第1に、第3環
状部210内の空気が第2環状部170内の空気により
加熱されることで、エネルギが保存される。更に、装置
内の最も冷たい空気は外面、すなわち、第3環状部21
0に配置される。これにより第3包囲体の外面184を
冷却し、それにより安全性および快適性の利点をもたら
す。装置が900℃程度の非常に高い温度で作動して
も、外面は手触りが冷たく、酸素発生装置のまわりの人
または他の感熱物の火傷の恐れを最小にする。
【0035】材料に関する重要な特徴は電気接続部用に
銀リードワイヤを使用することである。装置が約900
℃で作動するので、これらの温度で作動安定性および寸
法安定性を保持する材料を選択するように気をつけなけ
ればならない。銀は961℃で融解し、従ってこれらの
作動温度で寸法的に安定のままであることができる。他
の利点は銀が酸化しないことである。金および白金も作
用するが、銀は、白金と同様に、さほど高価でなく、酸
化を受けやすくはないので、その融点より低い温度で作
動する用途に好ましい。1769℃の融点を有する白金
は金および銀の融点より高い作動温度では好ましい材料
である。ロッド30の頂端部230は好ましくは、入っ
てくる電力用の電気接触子として使用される。この頂端
部230は比較的冷たい。
【0036】図1を参照して、電気化学的酸素発生器1
0の作動を以下に説明する。この説明において、語『管
状』は閉鎖横断面を有するいずれの軸方向に細長い構造
形態を含むことを意味している。語『空気電極』とは、
発生器の外側の周囲空気に接触し、空気中の酸素から酸
素イオンを形成し得る電極を意味している。語『酸素電
極』とは、酸素イオンから酸素を形成し得、且つ酸素ガ
スを発生器の内部に通し得る電極を意味している。語
『濃密』とは理論密度の少なくとも95%を意味してい
る。
【0037】発生器10をDC電源により駆動する。航
空機は代表的には28ボルトの電源を利用している。発
生器10は予熱空気で650℃〜1100℃で作動し、
電流に比例する流量で電解質表面で純粋酸素を抽出する
ことができる。図1を参照すると、酸素発生器として有
用な高温電気化学的装置10が示されており、この装置
は閉鎖横断の好適な管状形態を有しており、複数の隣接
電気化学セルを備えており、これらのセルの活性長さを
端部と端部とをつなげて配置された第1セル12および
隣接セル12’として示してある。或る実施例では、単
一の管状酸素発生器を使用している。より高い流量を必
要とする用途のような他の用途では、一連の管状酸素発
生器を単一の内側ハウジング内に設置することができ
る。このような場合、現在のところ好適な配列は六角形
列である。現在のところ好適な実施例はこのような六角
形列の7個の発生器10を特徴としている。セル12は
連続した間隔を隔てた固形電解質バンドすなわちセグメ
ント14、連続した間隔を隔てた空気電極バンド16、
連続した間隔を隔てた相互接続セグメント18、および
連続した間隔を隔てた酸素電極バンド20を介して直列
に電気的に接続されている。
【0038】好ましくは20%〜40%の多孔性(理論
密度の80%〜60%)であり、一般に使用されている
任意の多孔性支持体22が、図示のように、酸素電極2
0および構造体の残部を支持している。各酸素電極の第
1端部20’から所定の長さ分の内側酸素電極20の一
部の頂部には、濃密な固形電解質14が配置されてい
る。電解質14の一部の頂部には、外側の多孔性空気電
極16が発生器ボディ10を取り囲む空気23と接触状
態で配置されている。
【0039】セルからセルへの電気接続は、濃密、好ま
しくは100%濃密なガス不透過性の導電性相互接続部
18がセル12’から酸素電極20の隣りの支持体22
の未被覆部分の一部の上に設置されて、この一部と接触
し、またその酸素電極の一部に重なるような積層構成に
より行われる。酸素電極の端部21を越えて支持体22
の残りの未被覆部分上まで続くセル12からの内側酸素
電極20の頂部には、第1セル12からの濃密なガス不
透過性のイオン伝達性固形電解質14が設置されてお
り、この固形電解質14はセル12’の隣りの相互接続
部18に重なっているが、セル12’の隣接酸素電極バ
ンド20に接触していない。電解質と相互接続部との組
み合わせは下層の支持体および酸素電極の多孔度を閉鎖
している。相隣なるセルの内側電極管には、電解質およ
び相互接続部の両方が配置されており、これは、ガスの
漏れを防ぐために、この設計では、不可欠である。
【0040】図1に示す実施例では、濃密な電解質14
はセル12、12’間の濃密な相互接続部18に重な
り、且つ正の端子26の近くの濃密な相互接続部18に
重なっており、この相互接続部18はこの装置用の濃密
な端部分を構成する。この重なりにより、装置の外側と
内側との間にガス不透過性バリヤーを生じている。セル
12、12’間の相互接続部18に接触するまで続くセ
ル12からの電解質14の頂部には、セル12からの空
気電極16が設置されている。セル間の電気短絡を防ぐ
ために、セル12の空気電極16とセル12’の電解質
14との間にギャップ領域が保たれている。材料のこれ
らの被覆は、電気化学蒸着、スパッタリング、粉末焼
結、プラズマアークスプレー等のような任意の適当な塗
布マスキング技術により敷設することができる。電気化
学蒸着は電解質および相互接続部の材料を付着する好適
な方法であり、米国特許第 4609562号(アイセンベルグ
等)を参照せよ。
【0041】この発生装置は電流の付加で空気から酸素
ガスを発生させることが可能である。DC電源(図示せ
ず)からの電子を、好ましくは延長母線バー接触領域を
有する丸いワッシャ設計の端子24(負の端子)に供給
する。これらの電子はセル12’の空気電極16を通
り、そこで、加圧しなくてもよい空気23中の酸素が発
生器の作動温度、好ましくは650℃〜1100℃で還
元されて、イオン伝動性で電子非伝動性(e- を通さな
い) の固形電解質14を通る酸素イオン O= を生じる。こ
れらの酸素イオンは酸素電極20で再化合して純粋の酸
素 O2 ガスを形成し、多孔性支持体22を通って中央の
質25に入る。この反応は下記のごとくである。 I.空気電極: O2 ( 空気中の) + 4e- → 2(O= ) II. 酸素電極: 2(O= ) → O2 + 4e- III. 全体セル: O2 (空気中の) → O2 図1に示すように、電子はセル12’からの酸素電極2
0に放出し、セル12とセル12’との間の相互接続部
18を通ってセル12の空気電極16に入り、そこで同
じ電極反応が起こり、セル12からの酸素電極20に発
生された電子は最終的に隣接した相互接続部18および
空気電極16を通って端子24と同様な設計の端子26
(正の端子)に行き、DC電源に戻る。
【0042】かくして、セル間の相互接続材料の管状セ
グメントは、同じ装置または管において、直列配置で第
1セル12’からの外側空気電極から第2セル12の内
側酸素電極まで電気連続性をもたらす(電子の流れを許
容する)。また、空気23は電解質バンドすなわちセグ
メント14および相互接続セグメント18の連続した濃
密、好ましくは100%濃密なバリヤーにより中央の質
25へ直接ながれないようにされる。濃密な電解質バン
ドすなわちセグメントは一部、濃密な相互接続セグメン
ト18に重なり、これらのセグメント18に封着する。
発生器ボディのこの空気不透過性は高い純度の O2 を中
央の室に与えるには不可欠である。長さ12、12’が
図1および図2に示す2つのセルの活性長さを定める
が、この活性長さを越えて延びる図示の電極および電解
質構成要素はその特定のセルからの活性部分であると考
えられる。入って来る空気23は発生器の空気電極16
と接触する前に、上記の全体装置設計では、一貫して予
熱する。
【0043】好ましくは濃密である様々な端閉鎖体また
は端部分を図示の装置に使用することができる。図1で
は、正の端子近くの濃密な相互接続部分18’および負
の端子近くの濃密な電解質部分14’が装置の端部で重
ねられ、図示のように、装置の軸方向長さに対して横方
向に配置されて端閉鎖体を構成している。端部にねじ部
を有している、例えば、インコネル(ニッケル─クロム
合金)製の耐高温性の中央の金属軸方向ロッド30、管
等を金属シート28、28’と併せて使用してシートお
よび濃密な相互接続部および電解質部分を圧縮関係で固
着することができる。図示のように、ロッド30の一端
部はシート28’の内側に加工された相手のねじ部にね
じ込まれており、他端部は、軸方向の圧力を端シートに
加えて平らな金属端子24、26に対して気密嵌合を確
保する効果的なばね手段(図示せず)によって断熱リン
グ32に螺合されている。好適な実施例では、発生器1
0は軸方向ロッド30の両端部に電圧差をつけることに
より予熱できる。このような実施例では、ロッド30の
材料は所望の電流レベルで所望の熱を発生させるように
選択される。複数のベントすなわち穴を有し、端シート
28に適当に封着された適当な耐高温性の金属またはセ
ラミック管状スリーブ34により、 O2 矢印で示すよう
に、端閉鎖体18’を通して酸素の送出を行うことがで
きる。インコネルおよびアルミナは両方ともスリーブ3
4として適当である。或る場合には、両端部を通して酸
素の送出を行うことが望ましい。変更例として、追加の
穴を端閉鎖体18’および空気電極16、端子26のセ
ラミックリング32および端シート28、図2の38と
同様な酸素送出用に挿入された管を貫通して、追加の穴
をあけることができる。この管38は図3の排出管22
0と協働するように構成することができる。図1の設計
はセラミック構成要素と接触する可成りの量の金属部材
を利用している。従って、正および負の端子が装置の各
端部で空気電極材料と接触している。図2の設計は、よ
り複雑な端子接続部を有するが、主として全セラミック
製の装置を構成することができ、選択された金属とセラ
ミックとの間で熱膨張係数を変化させると言ういくつか
の可能な問題を解消することができる。
【0044】図2では、セルの構造およびセル間の相互
接続は図1の装置と本質的に同じであり、同じ材料およ
び実質的に同じセル接続設計を利用している。しかしな
がら、図1の端重なり相互接続部18’および端重なり
電解質14’の設計の代わりに、セラミック端部分すな
わちキャップ40、42を使用している。この使用は端
部分すなわちキャップ40、42とセラミック支持体2
2との間に非常に細かいセラミック粒子(図示せず)よ
りなる焼結シールを必要とする。セラミック端部分は好
ましくは、ガス透過性であるような程度まで濃密であ
り、また好ましくは、支持管と同じ材料製である。好ま
しくは、両実施例とも、セラミック支持管22は安定化
ジルコニア、最も好ましくは、カルシア安定化ジルコニ
ア、例えば(ZrO2)0.85(CaO)0.15 のようなジルコニア
材料である。この材料はプレス加工された高濃密化形態
であり、好ましくは、図2のセラミック端部分すなわち
キャップ40、42としても使用される。
【0045】好ましくは、端部分すなわちキャップを挿
入するとき、非常に微細な粒径のカルシア安定化ジルコ
ニアよりなる予め調整されたペーストをギャップ領域に
絞り込むことによって、(支持管に対する端部分すなわ
ちキャップの)シールを生じる。次いで、セラミック端
シール組立体を乾燥し、適所に焼結して作製を完了す
る。接合部の幅狭いギャップ、長い曲がりくねった通路
および装置の作動中の周囲圧に近い圧力がすべて中央の
室25への空気の漏れを最小にするのに寄与するので、
高純度の O2 を得ることができる。例えば FeOのような
少量の焼結助材を接着ペーストに使用することができ、
また支持管および端キャップの両方にも使用することが
できる。支持管用、および支持管22の端部に重なる端
キャップ用に、他の適当なセラミック材料を使用するこ
ともできる。
【0046】図1の装置は主として、重なり端部相互接
続材料18’、重なり端電解質材料14’、接触金属端
子24または26、セラミックスペーサ32、および金
属シート28、28’の間の圧力シールに頼っている
が、中央の室25への最小の空気の透過を確保するため
に、これらの構成要素間に任意の有用な高温接着材を使
用することもできる。
【0047】図1の装置の端子接続部は圧締めロッド3
0により固着された延長母線バー接触領域を有する簡単
な丸いワッシャ設計のものであり、この場合、端子2
4、26は、好ましくは、銀(融点961℃)である
が、装置をその最大作動温度1100℃の近くで作動し
ようとするならば、白金(融点1769℃)またはパラ
ジウムや、パラジウムおよび白金の銀との合金であるこ
ともできる。
【0048】図2の装置では、端子付属部は円形バンド
設計のものであり、装置の一端で相互接続材料の頂面に
接触し、他端で空気電極材料に直接電気的に接触し、緩
衝層を必要とする。負の端子24は好ましくは銀─パラ
ジウム繊維の繊維金属リング44を介して空気電極16
に電気的に接触する。金属製割りリングクランプが部分
的に断面で示される端子24、26を構成する。これら
の端子24、26は好ましくは、銀─パラジウム合金で
あるが、好ましくは銀─パラジウム合金で被覆された無
垢のニッケルであることもできる。図2の設計の端子2
6は相互接続材料18に電気的に接触し、好ましくは銀
─パラジウム製の追加の繊維金属リング46を必要とす
ることもある。また、図2には、母線バー、ボルト、ナ
ット、止めワッシャ組立体48が示されている。図2に
示す中央の室25からの酸素ガスを、好ましくはカルシ
ア安定化ジルコニアのようなセラミック製である管38
を通して、あるいは一端または両端の任意の他の適切な
手段により送り出すことができる。
【0049】酸素発生装置の両設計についての有用且つ
適切な非限定の寸法は、多孔性の支持管:内径 44 mm、
外径 50 mm、長さ 1000 mmであり、多孔性の酸素電極 :
長さ15 mm、厚さ 1 mm であり、濃密な相互接続部 :
厚さ 0.05 〜2 mmであり、濃密な電解室 : 長さ 11mm
、厚さ 0.05 mmであり、多孔性空気電極 : 長さ 15m
m、厚さ 0.1 mm である。ユニットは多数の直列接続さ
れたセルを有する単一の積層体であり、各セルは長さが
約 1.1 cm であり、略 18 cm2 の面積を有している。簡
単化のために、図面は一定の比例に応じて示しているの
ではない。
【0050】好ましくは厚さ 4〜10 mm の有用な多孔性
支持管を先に説明した。好ましくは厚さ 0.5〜2 mmの酸
素電極20は、CaMnO3、LaNiO3、LaCoO3、好ましくはCa
MnO3のようなパーボスカイト属のドープされた或いは未
ドープの酸化物または酸化物混合物、またはコバルト、
ニッケル、銅、鉄、クロム及びマンガンの酸化物や、こ
のような酸化物の組み合わせと混合された希土類酸化物
で構成された他の導電性混合酸化物から選択された 20
〜40%多孔性の焼結酸化物材料である。ドーパント(使
用する場合)は好ましくは、カルシウム、ストロンチウ
ムおよびマグネシウムから選択され、ストロンチウムド
ーパントガ好適である。最も好適な酸素電極はストロン
チウムでドープされた亜マンガン酸ランタン、例えば、
La0.9Sr0 .1MaO3である。空気電極は好ましくは浸漬スラ
リー塗布および焼結により付着される。濃密な相互接続
材料18は、白金─ジルコニア、パラジウム─ジルコニ
ア、銀─パラジウム─ジルコニア、パラジウム、白金、
パラジウム─銀、ドープされた亜マンガン酸ランタン、
およびドープされた亜クロム酸ランタンよりなる群から
選択することができる。好適な相互接続材料はドープさ
れた亜マンガン酸ランタン、パラジウム、白金およびパ
ラジウム─銀よりなる群から選択される。亜マンガン酸
ランタンまたは亜クロム酸ランタン用のドーパントはカ
ルシウム、ストロンチウムおよびマグネシウムよりなる
群から選択され、ストロンチウムドーパントが好適であ
る。最も好適な相互接続部はドープされた亜マンガン酸
ランタンである。相互接続部材料はガス不透過性であ
り、100%近く濃密である。相互接続部材料は、周知
の蒸着技術により付着させることができ、通常、厚さが
0.05 〜0.2 mmである。濃密化は、蒸着のほか、蒸気ス
パッタリング、プラズマスプレー、溶射などを含む様々
な技術によって達成することができる。或る場合には、
相互接続部、酸素電極、および空気電極は、密度および
付着技術が異なるたけで、同じ材料であることができ、
相互接続部は高密度の構成要素である。
【0051】好ましくは厚さが 0.02 〜0.15 mm である
濃密な電解質14は、好ましくは少なくとも99%濃
密、最も好ましくは100%濃密なジルコニア材料であ
る。ジルコニアを安定化することができ、すなわち、多
数の元素でドープすることができる。希土類元素で安定
化されたジルコニア、詳細にはイットリア安定化ジルコ
ニウムが、優れた酸素イオン移動度を許容するので、好
適である。最も好適な組成物は(ZrO2)0.92(Y2O3)0.08
である。他の混合酸化物を使用することもできる。材料
はイオン酸素を伝達するのに効果的でなければならな
い。材料を化学蒸着、プラズマスプレー、溶射または焼
結技術により付着させることができる。
【0052】好ましくは厚さが 0.05 〜2 mmである多孔
性空気電極は、白金─ジルコニア、パラジウム─ジルコ
ニア、および白金─パラジウム─ジルコニアよりなる群
から選択された20〜60%多孔性の材料であるか、あ
るいはドープされた亜マンガン酸ランタンおよびドープ
されたクロム酸ランタン(この場合、好適なドーパント
はカルシウム、ストロンチウムおよびマグネシウムであ
り、ストロンチウムドーパントが好適である)よりなる
群から選択された多孔性の焼結酸化物である。パラジウ
ム─ジルコニアが最も好適な空気電極材料である。空気
電極は空気中のO2を酸素イオンに還元するのに効果的で
なければならない。
【0053】空気から所要量の O2 ガスを生じるのに必
要とされるセル12の数を一定のガス温度について算出
することができる。1.5 A/cm2 の駆動電流密度および 2
7 A(1.5 A/cm2 x 18 cm2)のセル電流のために、面積 18
cm2 のセルを有し、25℃で送り出される 3リットル/
分の酸素を送り出すユニットでは、セルあたりの酸素
生成量は略 27 A/セル x 3.80 ml/A- 分= 102.6 mal/
分─セルである。25℃で 3リットル/分の O2 を必要
とする場合、必要とされるセルの数は 3000 mlO2/分÷1
02.6 ml O2/分─セル= 29 セル/積層体である。
【0054】装置は、この装置に加圧空気を送出して、
1.5アンペア/cm2の電流密度で900℃で作動する。好適
な実施例の酸素発生器10はウエスチングハウス・エレ
クトリック社により製造されているものである。酸素濃
縮装置において熱として消逸される電力が作動温度を維
持する。例えば、25℃および大気圧で(2アンペア/
cm2)で3リットル/分の酸素を送出するように設計され
た装置では、900℃を維持するのに必要とされる電力
は約 500ワットである。これらの条件でこの流量を送出
するのに十分な酸素濃縮装置は 631ミリボルトおよび 3
6 アンペア/セルで作動する22個のセルを有する。こ
のような装置により発生される熱は 500ワットであり、
作動温度は酸素の電気化学的生成により維持される。
【0055】この酸素発生装置にとっての一利点は、こ
の装置が発生器10に供給される電流に比例する流量で
酸素を発生させることができることである。例えば、1
リットル/分の流量を望む場合、酸素発生装置は発生器
10に供給される12アンペアを必要とするだけであ
る。セルの電圧はオームの法則により算出され、210 ミ
リボルトである。この場合に消逸される電力はたった 5
5 ワットである。これは作動温度を維持するのに十分な
熱ではなく、発生器10は正確に作動することができな
い。酸素発生熱と温度維持熱との差を追加的ヒータによ
り補わなけらばならない。好適な追加的ヒータは蒸気の
軸方向ロッド30である。インコネルロッド30を熱源
として使用する一利点は、ロッドが装置の作動温度を維
持するのに必要とされる熱量を消逸するように、電流を
ロッド30にかけることができると言う点である。酸素
の流量が低いような或る応用では、発生器10は装置の
温度を維持するのに十分な熱を発生しない。これらの場
合、ロッド30を熱源として使用することができる。
【0056】熱を発生するのにロッド30を使用する他
の利点は加熱が一様であることである。発生器10の内
側にロッド30を心出しした状態で初めの起動時に高い
加熱率を得ることができる。発生器10がロッド30の
まわりに対照であるので、また発生器10自身が同心の
包囲体120、150、180内に包囲されているの
で、一様でない加熱により発生される応力が最小にな
る。
【0057】酸素濃縮装置のロッド30および円筒形レ
イアウトの他の利点は熱を効率的使用することである。
例えば、熱源を発生器10の外側に位置決めしようとす
る場合、熱の一部が発生器に差し向けられ、残りの部分
が発生器10から離れる方向に消逸される。ロッド30
が発生器の中心を通っているので、ロッド30により発
生された熱の実質的にすべてが発生器10を加熱する。
【0058】本発明を好適な実施例について説明した。
明らかに、以上の詳細な説明を読んで理解すると、当業
者には、変更例および変形例が思い浮かぶであろう。本
発明は特許請求の範囲またはこれと同等な範囲に入るか
ぎり、すべてのこのような変更例および変形例を含むも
のと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】密封部分、電力接触接続部および空気源におけ
るセル構成を示す本発明に使用される管状の段付け積層
酸素発生器の一実施例の部分断面平面図である。
【図2】本発明に使用される酸素発生器の他の実施例の
部分断面平面図である。
【図3】明確にするためにロッドを除いた状態で本発明
の一実施例を示す部分横断面正面立面図である。
【図4】図3に示す実施例の上半分を示す拡大部分横断
面正面立面図である。
【図5】図3に示す実施例の下半分を示す拡大部分横断
面正面立面図である。
【図6】本発明によるポートのうちの1つの端面図であ
る。
【図7】図3の線7─7に沿った本発明の頂横断面図で
ある。
【符号の説明】
10 発生器 12、12’ セル 14 固体酸化物電解室バンドすなわちセグメント 16 空気電極バンド 18 相互接続セグメント 20 酸素電極バンド 22 多孔性支持体 23 流入空気 24 端子 25 中央室 28、28’ 金属端シート 30 ロッド 32 断熱リング 34 スリーブ 36 穴 38 管 40、42 端部分すなわちキャップ 44、46 繊維金属リング 120 第1包囲体 132 オリフィス 130 外側底ドーム 136 内側底ドーム 140 第1環状部 150 第2包囲体 160 内側上ドーム 170 第2環状部 180 第3包囲体 190 外側上ドーム 192 オリフィス 194 フィン 200 ポート 210 第3環状部 220 排出管

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧空気から酸素を発生させる酸素濃縮
    装置において、 外面を有し、電気化学反応により空気から酸素を選択的
    に抽出する電気化学的酸素発生器と、 内側包囲体および外側包囲体とを備え、上記発生器は上
    記内側包囲体内に同心に受け入れられており、上記内側
    包囲体は上記外側包囲体内に同心に受け入れられてお
    り、 内側環状部および外側環状部を備え、内側環状部は上記
    発生器と上記内側包囲体との間に形成されており、上記
    外側環状部は上記内側包囲体と上記外側包囲体との間に
    形成されており、空気を上記発生器で加熱し、正気内側
    環状部に差し向け、上記外側環状部内の空気は上記内側
    環状部内の空気より冷たいことを特徴とする酸素濃縮装
    置。
  2. 【請求項2】 上記内側環状部と上記発生器との間に介
    在された環状ハウジングを更に備え、外ハウジングはこ
    の中に上記発生により発生された熱を保持する断熱材を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の酸素濃縮
    装置。
  3. 【請求項3】 上記発生器を加熱する加熱手段を更に備
    え、該加熱手段は上記発生器内に同軸に延びるロッドで
    あり、該ロッドは電流によって加熱されることを特徴と
    する請求項1に記載の酸素濃縮装置。
  4. 【請求項4】 加圧空気から酸素を発生させる酸素濃縮
    装置において、 電気化学的酸素発生器を備え、該発生器は外面を有し、
    電気化学反応により空気から酸素を選択的に抽出するも
    のであり、 頂端部、底端部、内面および外面を有する第1包囲体を
    備え、上記発生器は上記第1包囲体内に収容されてお
    り、 頂端部、底端部、内面および外面を有する第2包囲体を
    備え、上記第1包囲体は上記第2包囲体内に収容されて
    おり、 頂端部、底端部、内面および外面を有する第3包囲体を
    備え、上記第2包囲体は上記第3包囲体内に収容されて
    おり、 上記発生器の上記外面と上記第1包囲体の上記内面との
    間に形成された第1環状部と、 上記第1包囲体の上記外面と上記第2包囲体の上記内面
    との間に形成された第2環状部と、 上記第2包囲体の上記外面と上記第3包囲体の上記内面
    との間に形成された第3環状部と、 上記第3包囲体の上記頂面の近くで上記第3包囲体に設
    けられたオリフィスとを備え、加圧空気が上記オリフィ
    スに入り、上記第3環状部内を下方に、上記第1環状部
    内を上方に、上記第2環状部内を下方に移動し、上記第
    2環状部を通って上記酸素濃縮装置から出ていくことを
    特徴とする酸素濃縮装置。
  5. 【請求項5】 上記第3環状部に入る空気は上記第2環
    状部内の空気より冷たく、上記第2包囲体は上記第2環
    状部内の空気からの熱を上記第3環状部内の空気に伝達
    することを特徴とする請求項4に記載の酸素濃縮装置。
  6. 【請求項6】 上記第3環状部は酸素発生装置内の空気
    うち、最も冷たい空気を収容することを特徴とする請求
    項4に記載の酸素濃縮装置。
  7. 【請求項7】 上記第3環状部と上記第1環状部との間
    に延びるポートを更に備え、該ポートはその中の空気を
    上記第2環状部内の空気から分離することを特徴とする
    請求項4に記載の酸素濃縮装置。
  8. 【請求項8】 上記第2包囲体の上記頂端部を覆う内側
    上ドームを更に備え、該内側上ドームは内面および外面
    を有しており、上記内面は反射性であることを特徴とす
    る請求項4に記載の酸素濃縮装置。
  9. 【請求項9】 上記第3包囲体の上記頂端部を構成する
    外側上ドームを更に備え、該外側上ドームの頂点はオリ
    フィスを備えていることを特徴とする請求項4に記載の
    酸素濃縮装置。
  10. 【請求項10】 上記第2包囲体の上記底端部を覆う内
    側底ドームを更に備え、該内側底ドームは内面および外
    面を有しており、上記内面は反射性であることを特徴と
    する請求項4に記載の酸素濃縮装置。
  11. 【請求項11】 上記第3包囲体の上記底端部を構成す
    る外側底ドームを更に備え、該外側底ドームの頂点はオ
    リフィスを備えていることを特徴とする請求項4に記載
    の酸素濃縮装置。
  12. 【請求項12】 航空機における酸素貯蔵シリンダを補
    充するのに敵した酸素発生装置において、 複数の電気化学的酸素発生器を備え、これらの発生器は
    六角形列に配列され、電気化学反応により空気から酸素
    を選択的に発生させ、上記発生器は外面を有しており、 第1包囲体を備え、該第1包囲体は頂端部、底端部、内
    面および外面を有しており、上記複数の発生器は上記第
    1包囲体内に受け入れられており、上記第1包囲体はそ
    の中に上記発生器により発生された熱を保つために断熱
    されており、上記第1包囲体の上記頂端部は開放してお
    り、上記底端部は外側底ドームを構成しており、該外側
    底ドームの頂点はオリフィスを備えており、 頂端部、底端部、内面および外面を有する第2包囲体を
    備え、上記第1包囲体は上記第2包囲体内に同心に受け
    入れられており、上記頂端部は内側上ドームを構成して
    おり、該内側上ドームは非断熱性であり、反射面を有し
    ており、 頂端部、底端部、内面及び外面を有する第3包囲体を備
    え、上記第2包囲体は上記第3包囲体内に同心に受け入
    れられており、上記第3包囲体の上記頂端部は外側上ド
    ームを構成しており、該外側上ドームはオリフィスで終
    わっており、 上記複数の発生器の上記外面および上記第1包囲体の上
    記内面により形成された第1環状部と、 上記第1包囲体の上記外面および上記第2包囲体の上記
    内面により形成された第2環状部と、 上記第2包囲体の上記外面および上記第3包囲体の上記
    内面により形成された第3環状部と、 第3環状部を上記第1環状部に連結するポートとを備
    え、これらのポートは上記第1および第2包囲体の穴を
    通って延びており、上記ポートは上記第2環状部内の損
    失を減少させるように空気力学的に成形されており、上
    記ポートは上記第2環状部内の空気からの熱を上記ポー
    トに伝達するために上記第2環状部の中へ延びているフ
    ィンを有していることを特徴とする酸素発生装置。
  13. 【請求項13】 電流の付加で空気から酸素を発生する
    ことが可能な電気化学的発生器を付勢し、 上記発生器に加圧空気を導入し、 上記発生器により発生された酸素を関連した酸素貯蔵シ
    リンダに差し向け、この酸素でシリンダを補充し、 上記発生器からの熱い酸素放出空気をより冷たい流入加
    圧空気と熱交換関係に差し向ける諸工程を有することを
    特徴とする酸素貯蔵シリンダを補充する方法。
  14. 【請求項14】 上記熱交換関係は上記熱い酸素放出空
    気を上記冷たい流入空気と隣接するように向け、上記熱
    い空気と冷たい空気とを熱移動バリヤーによって分離す
    ることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 電流の付加で空気から酸素を発生する
    ことが可能な電気化学的発生器を付勢し、 上記発生器に加圧空気を導入し、 上記発生器により発生された酸素を使用者に差し向け、 上記発生器からの熱い酸素放出空気をより冷たい流入加
    圧空気と熱交換関係に差し向ける諸工程を有し、上記熱
    交換関係は上記熱い酸素放出空気を上記冷たい流入空気
    と隣接するように向け、上記熱い空気と冷たい空気とを
    熱移動バリヤーによって分離することを特徴とする空気
    から酸素を発生させる方法。
  16. 【請求項16】 ポートは空気を上記第1包囲体に接線
    方向に導入するように傾斜されていることを特徴とする
    請求項7に記載の酸素濃縮装置。
JP4101190A 1991-04-22 1992-04-21 加圧空気を利用した酸素濃縮装置 Pending JPH05301016A (ja)

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