JPH05300595A - 補聴器 - Google Patents
補聴器Info
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- JPH05300595A JPH05300595A JP10105092A JP10105092A JPH05300595A JP H05300595 A JPH05300595 A JP H05300595A JP 10105092 A JP10105092 A JP 10105092A JP 10105092 A JP10105092 A JP 10105092A JP H05300595 A JPH05300595 A JP H05300595A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hearing aid
- circuit
- hearing
- signal components
- signal
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- Withdrawn
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R25/00—Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
- H04R25/35—Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using translation techniques
- H04R25/356—Amplitude, e.g. amplitude shift or compression
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R25/00—Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
- H04R25/55—Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception using an external connection, either wireless or wired
- H04R25/558—Remote control, e.g. of amplification, frequency
Landscapes
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】難聴者の聴力特性に対応して、きめ細かい周波
数特性の設定を行うことができる様な補聴器を提供す
る。 【構成】外耳道に一部または全体を挿入して使用される
補聴器本体と、リモコン装置とを備える補聴器であっ
て、補聴器本体は、マイクロフォン101と、マイクロ
フォン101により生成された電気信号を、N個の周波
数帯域に分割するフイルタ回路103と、N個の周波数
帯域毎に夫々分割された電気信号成分であるN個のチヤ
ネル信号成分のうち、少なくとも1つ以上のチヤネル信
号成分の振幅を変化させる振幅可変回路104と、振幅
可変回路104により振幅を変化されたチヤネル信号成
分と、残りのチヤネル信号成分とを合成する合成回路1
05と、振幅可変回路104の振幅可変特性を、外部か
らの設定信号に応じて制御する圧縮制御回路とを具備
し、リモコン装置は、設定信号を、補聴器本体に向けて
送出する送出手段を具備する。
数特性の設定を行うことができる様な補聴器を提供す
る。 【構成】外耳道に一部または全体を挿入して使用される
補聴器本体と、リモコン装置とを備える補聴器であっ
て、補聴器本体は、マイクロフォン101と、マイクロ
フォン101により生成された電気信号を、N個の周波
数帯域に分割するフイルタ回路103と、N個の周波数
帯域毎に夫々分割された電気信号成分であるN個のチヤ
ネル信号成分のうち、少なくとも1つ以上のチヤネル信
号成分の振幅を変化させる振幅可変回路104と、振幅
可変回路104により振幅を変化されたチヤネル信号成
分と、残りのチヤネル信号成分とを合成する合成回路1
05と、振幅可変回路104の振幅可変特性を、外部か
らの設定信号に応じて制御する圧縮制御回路とを具備
し、リモコン装置は、設定信号を、補聴器本体に向けて
送出する送出手段を具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外耳道に一部又は全体を
挿入して使用される補聴器本体と、リモコン装置とを備
える補聴器に関するものである。
挿入して使用される補聴器本体と、リモコン装置とを備
える補聴器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】補聴器は一般に、外耳道に一部又は全体
を挿入して使用され、その形状には箱型、耳掛け型及び
耳穴型等がある。このような補聴器では、その内部に音
声の周波数特性を操作するためのフィルタリング部を含
む増幅器と、音声信号を電気信号に変換するマイクロフ
ォンや、その逆の作用をするレシーバ、この他誘導コイ
ル等が収納されている。これらの補聴器の中には、その
本体の操作パネル上に電源スイッチや音量調節のための
ボリューム、及び多少の周波数特性を変化させることの
できる調節装置等を有しているものがあり、利用者はこ
れらの調節装置を利用し、聴力特性や使用環境に適応さ
せている。また、最近では、音声の伝達に必要な周波数
帯域を複数の周波数帯域に分離し、これらの各帯域の成
分の大きさを二段階程度に変化させることを可能にして
いる補聴器が開発されている。
を挿入して使用され、その形状には箱型、耳掛け型及び
耳穴型等がある。このような補聴器では、その内部に音
声の周波数特性を操作するためのフィルタリング部を含
む増幅器と、音声信号を電気信号に変換するマイクロフ
ォンや、その逆の作用をするレシーバ、この他誘導コイ
ル等が収納されている。これらの補聴器の中には、その
本体の操作パネル上に電源スイッチや音量調節のための
ボリューム、及び多少の周波数特性を変化させることの
できる調節装置等を有しているものがあり、利用者はこ
れらの調節装置を利用し、聴力特性や使用環境に適応さ
せている。また、最近では、音声の伝達に必要な周波数
帯域を複数の周波数帯域に分離し、これらの各帯域の成
分の大きさを二段階程度に変化させることを可能にして
いる補聴器が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の補聴器では、音声等の聞こえ方が全周波数帯
域で一律に決定されるため、個々の難聴者の聴力特性に
細かく対応することができないという問題点があった。
また、音声等をいくつかの周波数帯域に分け、各周波数
帯域毎に特性を変化させる様にした補聴器においても、
従来の物は設定項目が少なく、補充現象を伴う難聴者の
ように、複雑な聴力特性のフィティングを必要とする場
合、きめの細かい設定が出来ないという問題があった。
うな従来の補聴器では、音声等の聞こえ方が全周波数帯
域で一律に決定されるため、個々の難聴者の聴力特性に
細かく対応することができないという問題点があった。
また、音声等をいくつかの周波数帯域に分け、各周波数
帯域毎に特性を変化させる様にした補聴器においても、
従来の物は設定項目が少なく、補充現象を伴う難聴者の
ように、複雑な聴力特性のフィティングを必要とする場
合、きめの細かい設定が出来ないという問題があった。
【0004】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、難聴者の
聴力特性に対応して、きめ細かい周波数特性の設定を行
うことができる様な補聴器を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、難聴者の
聴力特性に対応して、きめ細かい周波数特性の設定を行
うことができる様な補聴器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の補聴器は、外耳道に一部
または全体を挿入して使用される補聴器本体と、リモコ
ン装置とを備える補聴器であって、前記補聴器本体は、
音響信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、該変
換手段により生成された電気信号を、N個(Nは2以上
の整数)の周波数帯域に分割するフイルタ回路と、前記
N個の周波数帯域毎に夫々分割された前記電気信号成分
であるN個のチヤネル信号成分のうち、少なくとも1つ
以上のチヤネル信号成分の振幅を変化させる振幅可変回
路と、前記振幅可変回路により振幅を変化されたチヤネ
ル信号成分の夫々と、残りのチヤネル信号成分の夫々と
を合成する合成回路と、前記振幅可変回路の振幅可変特
性を、外部からの設定信号に応じて制御する圧縮制御回
路とを具備し、前記リモコン装置は、前記設定信号を、
前記補聴器本体に向けて送出する送出手段を具備するこ
とを特徴としている。
的を達成するために、本発明の補聴器は、外耳道に一部
または全体を挿入して使用される補聴器本体と、リモコ
ン装置とを備える補聴器であって、前記補聴器本体は、
音響信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、該変
換手段により生成された電気信号を、N個(Nは2以上
の整数)の周波数帯域に分割するフイルタ回路と、前記
N個の周波数帯域毎に夫々分割された前記電気信号成分
であるN個のチヤネル信号成分のうち、少なくとも1つ
以上のチヤネル信号成分の振幅を変化させる振幅可変回
路と、前記振幅可変回路により振幅を変化されたチヤネ
ル信号成分の夫々と、残りのチヤネル信号成分の夫々と
を合成する合成回路と、前記振幅可変回路の振幅可変特
性を、外部からの設定信号に応じて制御する圧縮制御回
路とを具備し、前記リモコン装置は、前記設定信号を、
前記補聴器本体に向けて送出する送出手段を具備するこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】以上の様に、この発明に係わる補聴器は構成さ
れているので、電気信号に変換された音響信号を複数の
周波数帯域に分割し、それらの信号成分の振幅を、周波
数帯域毎に、外部からの設定信号に応じて変化させるこ
とにより、難聴者の聴力特性に応じたきめ細かい周波数
特性の設定が可能となる。
れているので、電気信号に変換された音響信号を複数の
周波数帯域に分割し、それらの信号成分の振幅を、周波
数帯域毎に、外部からの設定信号に応じて変化させるこ
とにより、難聴者の聴力特性に応じたきめ細かい周波数
特性の設定が可能となる。
【0007】また、補聴器本体の外部に設けられたリモ
コン装置からの設定信号により、補聴器本体の周波数特
性の設定が行えるので、難聴者は、補聴器本体を装着し
た状態で、実際の音声を聴きながら周波数特性の設定を
行うことができるので、実際の聴感に則した調整が可能
となる。
コン装置からの設定信号により、補聴器本体の周波数特
性の設定が行えるので、難聴者は、補聴器本体を装着し
た状態で、実際の音声を聴きながら周波数特性の設定を
行うことができるので、実際の聴感に則した調整が可能
となる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な一
実施例について詳細に説明する。 <補聴器の説明(図1,図2)>図1は一実施例の補聴
器の構成を概略的に示した図である。図中、参照番号1
01は音響信号を電気信号に変換するマイクロフォン、
102は入力アンプ、103は入力アンプ102の出力
をNチャネルの周波数帯域に分割するフィルタ回路を夫
々示している。ここで、この実施例ではN=3としてお
り、例えば1チャンネル目が125〜600Hz,2チ
ャンネル目が600〜2000Hz,3チャンネル目が
2000〜8000Hzという様に設定されている。1
04は各チャネルの信号成分の振幅を変化させる振幅可
変回路、105は振幅可変回路104から出力される各
チャネルの信号成分を合成する合成回路、106は合成
回路105により合成された信号を増幅する出力アン
プ、107はレシーバ(もしくはスピーカ)を夫々示し
ており、レシーバ107は、電気信号を音響信号に変換
する。21〜23は帯域通過フィルタ(BPF)を示し
ている。ただし、21に関しては低域通過フィルタでも
よく、また、23に関しては高域通過フィルタでもよ
い。24〜26は振幅可変回路(AGC回路)、27〜
29は各AGCの変化率等を与える制御信号の信号線を
夫々示している。30は出力アンプ106の増幅率を制
御する信号の信号線を示しており、36〜38は後述す
る圧縮率制御回路(CONT)への信号線を示してい
る。
実施例について詳細に説明する。 <補聴器の説明(図1,図2)>図1は一実施例の補聴
器の構成を概略的に示した図である。図中、参照番号1
01は音響信号を電気信号に変換するマイクロフォン、
102は入力アンプ、103は入力アンプ102の出力
をNチャネルの周波数帯域に分割するフィルタ回路を夫
々示している。ここで、この実施例ではN=3としてお
り、例えば1チャンネル目が125〜600Hz,2チ
ャンネル目が600〜2000Hz,3チャンネル目が
2000〜8000Hzという様に設定されている。1
04は各チャネルの信号成分の振幅を変化させる振幅可
変回路、105は振幅可変回路104から出力される各
チャネルの信号成分を合成する合成回路、106は合成
回路105により合成された信号を増幅する出力アン
プ、107はレシーバ(もしくはスピーカ)を夫々示し
ており、レシーバ107は、電気信号を音響信号に変換
する。21〜23は帯域通過フィルタ(BPF)を示し
ている。ただし、21に関しては低域通過フィルタでも
よく、また、23に関しては高域通過フィルタでもよ
い。24〜26は振幅可変回路(AGC回路)、27〜
29は各AGCの変化率等を与える制御信号の信号線を
夫々示している。30は出力アンプ106の増幅率を制
御する信号の信号線を示しており、36〜38は後述す
る圧縮率制御回路(CONT)への信号線を示してい
る。
【0009】図2は、AGC回路の圧縮率を制御する制
御回路の概略構成を示した図である。図1において、A
GC回路は3つあるが、夫々のAGC回路及び制御回路
の構成は同様であるので、AGC回路24とそれに接続
される制御回路をそれらの代表として説明する。図中、
24はAGC回路、27はAGC回路24の圧縮率を制
御する信号をAGC回路24に供給する信号線、35は
この圧縮率を制御する信号を生成する圧縮率制御回路
(CONT)、36は入力信号成分の情報を圧縮率制御
回路35に供給するための信号線、39は入力信号成分
の大きさに応じてAGCを切り替えるときのスレシュホ
ールドレベルや、それぞれの信号成分の圧縮比等のパラ
メータを設定する信号を後述する受信制御回路31(図
4参照)から圧縮率制御回路35に供給するための信号
線を夫々示しており、圧縮率制御回路35は信号線36
を介して供給される入力信号の情報と、受信制御回路3
1からの信号により、3段階の制御信号を作成し、この
制御信号を信号線27を介してAGC回路24に送出す
る。
御回路の概略構成を示した図である。図1において、A
GC回路は3つあるが、夫々のAGC回路及び制御回路
の構成は同様であるので、AGC回路24とそれに接続
される制御回路をそれらの代表として説明する。図中、
24はAGC回路、27はAGC回路24の圧縮率を制
御する信号をAGC回路24に供給する信号線、35は
この圧縮率を制御する信号を生成する圧縮率制御回路
(CONT)、36は入力信号成分の情報を圧縮率制御
回路35に供給するための信号線、39は入力信号成分
の大きさに応じてAGCを切り替えるときのスレシュホ
ールドレベルや、それぞれの信号成分の圧縮比等のパラ
メータを設定する信号を後述する受信制御回路31(図
4参照)から圧縮率制御回路35に供給するための信号
線を夫々示しており、圧縮率制御回路35は信号線36
を介して供給される入力信号の情報と、受信制御回路3
1からの信号により、3段階の制御信号を作成し、この
制御信号を信号線27を介してAGC回路24に送出す
る。
【0010】図3は、AGC回路24のAGCの特性を
表した入力−出力特性図である。ここで、AGC回路2
4は圧縮率制御回路35からの制御信号により、スレシ
ュホールド電圧TH1,TH2を境に増幅率を変化させ
ることができる。INC1,INC2,INC3は各段
階の増幅率を示す。これらのパラメータは受信制御回路
31からの信号により、それぞれ自由に設定することが
できる。なお、AGC回路25,26もAGC回路24
と同様の特性を有しており、受信制御回路31からの信
号により、スレシュホールド電圧、増幅率等のパラメー
タを自由に設定することができる様にされている。
表した入力−出力特性図である。ここで、AGC回路2
4は圧縮率制御回路35からの制御信号により、スレシ
ュホールド電圧TH1,TH2を境に増幅率を変化させ
ることができる。INC1,INC2,INC3は各段
階の増幅率を示す。これらのパラメータは受信制御回路
31からの信号により、それぞれ自由に設定することが
できる。なお、AGC回路25,26もAGC回路24
と同様の特性を有しており、受信制御回路31からの信
号により、スレシュホールド電圧、増幅率等のパラメー
タを自由に設定することができる様にされている。
【0011】<赤外線リモコンによる補聴器特性の制御
(図4)>図4は、赤外線リモコンによって補聴器特性
の制御を行うための構成を示した図である。39〜41
は、前述した振幅可変回路104の特性を制御するため
の制御信号を供給する信号線、30は、出力アンプ10
6の特性を制御する制御信号を供給する信号線を夫々示
している。31は受信制御回路、32は赤外線受信素
子、33は赤外線送信素子、34はリモコン送信回路を
各々示している。以上のような構成により、難聴者個々
の聴力、特性に応じて、補聴器の周波数特性をリモコン
によって調整する(フィッティングする)ことが可能と
なる。
(図4)>図4は、赤外線リモコンによって補聴器特性
の制御を行うための構成を示した図である。39〜41
は、前述した振幅可変回路104の特性を制御するため
の制御信号を供給する信号線、30は、出力アンプ10
6の特性を制御する制御信号を供給する信号線を夫々示
している。31は受信制御回路、32は赤外線受信素
子、33は赤外線送信素子、34はリモコン送信回路を
各々示している。以上のような構成により、難聴者個々
の聴力、特性に応じて、補聴器の周波数特性をリモコン
によって調整する(フィッティングする)ことが可能と
なる。
【0012】<感音難聴者への補聴器フィッティング>
感音難聴者の聴力特性に多い、リクルートメント現象と
は、小さい音は聞こえないにもかかわらず、大きな音に
関しては健聴耳と変わらないか、それ以上に不快を感じ
る現象である。よって、感音難聴者の場合、INC1の
領域では大きな増幅度が必要で、しかもINC2,IN
C3の領域では逆に急激な圧縮が必要である。
感音難聴者の聴力特性に多い、リクルートメント現象と
は、小さい音は聞こえないにもかかわらず、大きな音に
関しては健聴耳と変わらないか、それ以上に不快を感じ
る現象である。よって、感音難聴者の場合、INC1の
領域では大きな増幅度が必要で、しかもINC2,IN
C3の領域では逆に急激な圧縮が必要である。
【0013】しかも、INC2,INC3の領域は、難
聴者の聴力特性が極めて微妙であるため、単に急激な圧
縮があれば十分というものではなく(従来は十分と考え
られていた)、さらに、圧縮率も個々の難聴者の聴力特
性に可能な限り合わせ込んでやらないと十分な補償とは
いえない。この実施例では、TH1,TH2という2つ
のスレシュホールド電圧を変化できるようにしたため、
INC2,INC3の領域での圧縮率を可変できるの
で、従来のように単に不快レベルに達しないように制御
するのみならず、不快レベル近傍の微妙な聴力特性に圧
縮率を合わせ込むことができる。
聴者の聴力特性が極めて微妙であるため、単に急激な圧
縮があれば十分というものではなく(従来は十分と考え
られていた)、さらに、圧縮率も個々の難聴者の聴力特
性に可能な限り合わせ込んでやらないと十分な補償とは
いえない。この実施例では、TH1,TH2という2つ
のスレシュホールド電圧を変化できるようにしたため、
INC2,INC3の領域での圧縮率を可変できるの
で、従来のように単に不快レベルに達しないように制御
するのみならず、不快レベル近傍の微妙な聴力特性に圧
縮率を合わせ込むことができる。
【0014】一方、不快レベル近傍の微妙な聴力特性に
補聴器の特性を合わせること(フィッティング)は、通
常広く用いられている周波数のフィッティング(オージ
オグラム)のように、一旦、所定の測定器(オージオメ
ータ)で測定し、その測定値をもとに、補聴器を補正す
ることは極めて難しい。しかし、この実施例では、上述
したように、リモコンにより、INC1,INC2,I
NC3、さらにTH1,TH2を可変(設定)できるよ
うに構成したことにより、個々の難聴者は、実際に音を
聴きながらINC1〜INC3,TH1,TH2を調整
することができ、最も快適に聴こえる状態になるまでリ
モコンで操作して自在に補正状態を設定することができ
る。
補聴器の特性を合わせること(フィッティング)は、通
常広く用いられている周波数のフィッティング(オージ
オグラム)のように、一旦、所定の測定器(オージオメ
ータ)で測定し、その測定値をもとに、補聴器を補正す
ることは極めて難しい。しかし、この実施例では、上述
したように、リモコンにより、INC1,INC2,I
NC3、さらにTH1,TH2を可変(設定)できるよ
うに構成したことにより、個々の難聴者は、実際に音を
聴きながらINC1〜INC3,TH1,TH2を調整
することができ、最も快適に聴こえる状態になるまでリ
モコンで操作して自在に補正状態を設定することができ
る。
【0015】以上説明した様に、この実施例の補聴器に
おいては、振幅可変回路の特性を、入力信号の大きさに
よって三段階に変化させることができる。そして、各々
の段階においては信号の振幅の変化量が個別に設定さ
れ、さらに入力信号による各段階のスレシュホールド電
圧を変化させることができるので、難聴者の聴力特性に
フィットするように動作する。
おいては、振幅可変回路の特性を、入力信号の大きさに
よって三段階に変化させることができる。そして、各々
の段階においては信号の振幅の変化量が個別に設定さ
れ、さらに入力信号による各段階のスレシュホールド電
圧を変化させることができるので、難聴者の聴力特性に
フィットするように動作する。
【0016】また、振幅可変回路における、三種類の変
化量、二種類のスレシュホールド電圧及び出力アンプの
増幅率の各設定パラメータを、赤外線等のリモコンで送
出することにより、補聴器の特性を実際に難聴者が音声
を聴きながら随時調整することができるので、実際の聴
感に則したきめ細かい特性設定が可能となる。。なお、
本発明はその主旨を逸脱しない範囲で、上記実施例を修
正または変形した物に適用可能である。
化量、二種類のスレシュホールド電圧及び出力アンプの
増幅率の各設定パラメータを、赤外線等のリモコンで送
出することにより、補聴器の特性を実際に難聴者が音声
を聴きながら随時調整することができるので、実際の聴
感に則したきめ細かい特性設定が可能となる。。なお、
本発明はその主旨を逸脱しない範囲で、上記実施例を修
正または変形した物に適用可能である。
【0017】例えば、上記実施例においては、リモコン
に赤外線を使用する場合について説明したが、有線のリ
モコンあるいはその他の形式のリモコンを用いても良い
ことは言うまでもない。
に赤外線を使用する場合について説明したが、有線のリ
モコンあるいはその他の形式のリモコンを用いても良い
ことは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、補
聴器の特性を、難聴者の聴力特性に細かくフィッティン
グすることが可能になり、また、このフィッティングを
リモコンにより行うことができることから、補充現象を
伴うような感音性難聴者の聴力特性にフィッティングす
ることができ、且つ、リモコンにより設定可能なため、
使い勝手がよい補聴器を提供することができる。
聴器の特性を、難聴者の聴力特性に細かくフィッティン
グすることが可能になり、また、このフィッティングを
リモコンにより行うことができることから、補充現象を
伴うような感音性難聴者の聴力特性にフィッティングす
ることができ、且つ、リモコンにより設定可能なため、
使い勝手がよい補聴器を提供することができる。
【図1】一実施例の補聴器の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】AGC回路と圧縮率制御回路の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】AGC回路の特性を表した入力−出力特性図で
ある。
ある。
【図4】赤外線リモコンによる補聴器特性の制御のブロ
ック図である。
ック図である。
21〜23 帯域通過フィルタ(BPF) 24〜26 振幅変換回路(AGC) 27〜30 信号線 31 受信制御回路 32 赤外線受信素子 33 赤外線送信素子 34 リモコン制御回路 35 圧縮率制御回路 36〜38 信号線 39 信号線 101 マイクロフォン 102 入力アンプ 103 フィルタ回路 104 振幅可変回路 105 合成回路 106 出力アンプ 107 レシーバ
Claims (1)
- 【請求項1】 外耳道に一部または全体を挿入して使用
される補聴器本体と、リモコン装置とを備える補聴器で
あって、 前記補聴器本体は、 音響信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、 該変換手段により生成された電気信号を、N個(Nは2
以上の整数)の周波数帯域に分割するフイルタ回路と、 前記N個の周波数帯域毎に夫々分割された前記電気信号
成分であるN個のチヤネル信号成分のうち、少なくとも
1つ以上のチヤネル信号成分の振幅を変化させる振幅可
変回路と、 前記振幅可変回路により振幅を変化されたチヤネル信号
成分の夫々と、残りのチヤネル信号成分の夫々とを合成
する合成回路と、 前記振幅可変回路の振幅可変特性を、外部からの設定信
号に応じて制御する圧縮制御回路とを具備し、 前記リモコン装置は、前記設定信号を、前記補聴器本体
に向けて送出する送出手段を具備することを特徴とする
補聴器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105092A JPH05300595A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 補聴器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105092A JPH05300595A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 補聴器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300595A true JPH05300595A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14290298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10105092A Withdrawn JPH05300595A (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 補聴器 |
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---|---|
JP (1) | JPH05300595A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004522333A (ja) * | 2000-09-18 | 2004-07-22 | フォーナック アーゲー | 伝送システムの制御方法、同方法の適用、伝送システム、受信装置及び補聴器 |
JP2005175674A (ja) * | 2003-12-09 | 2005-06-30 | Nec Corp | 信号圧縮伸張装置および携帯通信端末装置 |
JP2007281814A (ja) * | 2006-04-05 | 2007-10-25 | Oki Electric Ind Co Ltd | 帯域補正装置 |
JP2008042787A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-21 | Baisera:Kk | 聴力適合化装置、聴力適合化方法 |
WO2011043020A1 (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-14 | 日本電気株式会社 | マルチバンドコンプレッサ、その調整方法 |
JP2015177194A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-05 | ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 | スピーカ装置、及び、会話支援システム |
EP3783918A1 (en) * | 2019-08-22 | 2021-02-24 | Sonova AG | Controlling a volume dynamic of a hearing device |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP10105092A patent/JPH05300595A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004522333A (ja) * | 2000-09-18 | 2004-07-22 | フォーナック アーゲー | 伝送システムの制御方法、同方法の適用、伝送システム、受信装置及び補聴器 |
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WO2011043020A1 (ja) * | 2009-10-07 | 2011-04-14 | 日本電気株式会社 | マルチバンドコンプレッサ、その調整方法 |
JP5609883B2 (ja) * | 2009-10-07 | 2014-10-22 | 日本電気株式会社 | マルチバンドコンプレッサ、その調整方法 |
JP2015177194A (ja) * | 2014-03-12 | 2015-10-05 | ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 | スピーカ装置、及び、会話支援システム |
EP3783918A1 (en) * | 2019-08-22 | 2021-02-24 | Sonova AG | Controlling a volume dynamic of a hearing device |
US11343621B2 (en) | 2019-08-22 | 2022-05-24 | Sonova Ag | Controlling a volume dynamic of a hearing device |
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