JPH05300278A - 回線インタフェース装置 - Google Patents
回線インタフェース装置Info
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- JPH05300278A JPH05300278A JP3103089A JP10308991A JPH05300278A JP H05300278 A JPH05300278 A JP H05300278A JP 3103089 A JP3103089 A JP 3103089A JP 10308991 A JP10308991 A JP 10308991A JP H05300278 A JPH05300278 A JP H05300278A
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- circuit
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M19/00—Current supply arrangements for telephone systems
- H04M19/001—Current supply source at the exchanger providing current to substations
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
- Interface Circuits In Exchanges (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Networks Using Active Elements (AREA)
- Microwave Amplifiers (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 回線インタフェース装置において、縦電流に
よる共通モードノイズを大幅を減少させ、通信回線に対
し望ましい直流電源終端抵抗および交流電源終端インピ
ーダンスを提供し、加入者電話機の監視が可能な簡単な
回路を提供する。 【構成】 2つの一次巻線と二次巻線を有し一次巻線に
流れる縦電流が相殺される構成にし共通モードノイズを
大幅に減少できる。チップ/リング給電抵抗、制御回
路、直流帰還回路及びチップ/リング増幅回路の働きに
よって直流電源終端抵抗を与える。また、通信回線から
の交流電流信号成分が変成器の一次巻線から二次巻線に
誘導結合され、制御回路、交流帰還回路及びチップ/リ
ング増幅回路の働きによって交流電源終端インピーダン
スを与える。チップ/リング分圧器と制御回路とを直接
抵抗によって結合することによって加入者電話機の監視
が可能な回線インターフェイス装置。
よる共通モードノイズを大幅を減少させ、通信回線に対
し望ましい直流電源終端抵抗および交流電源終端インピ
ーダンスを提供し、加入者電話機の監視が可能な簡単な
回路を提供する。 【構成】 2つの一次巻線と二次巻線を有し一次巻線に
流れる縦電流が相殺される構成にし共通モードノイズを
大幅に減少できる。チップ/リング給電抵抗、制御回
路、直流帰還回路及びチップ/リング増幅回路の働きに
よって直流電源終端抵抗を与える。また、通信回線から
の交流電流信号成分が変成器の一次巻線から二次巻線に
誘導結合され、制御回路、交流帰還回路及びチップ/リ
ング増幅回路の働きによって交流電源終端インピーダン
スを与える。チップ/リング分圧器と制御回路とを直接
抵抗によって結合することによって加入者電話機の監視
が可能な回線インターフェイス装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置と通信回線と
を接続するための回線インタフェース装置に関するもの
である。より詳細には、本発明はアクティブインピーダ
ンス回路と組み合わせた変成器を有する回線インタフェ
ース装置に関するものである。
を接続するための回線インタフェース装置に関するもの
である。より詳細には、本発明はアクティブインピーダ
ンス回路と組み合わせた変成器を有する回線インタフェ
ース装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中央局(CO)電話設備に収容される電
話ループは、通常中央局の回線インタフェース装置で終
端される。この回線インタフェース装置は典型的には、
電話ループ上の音声周波数信号に対して約900Ωの終
端インピーダンス持つように要求される。この回線イン
タフェース装置は、また、前記電話ループを動作させる
ために直流電流を供給する必要がある。一方、直流電流
源の電源抵抗は通常約400Ωが要求される。この抵抗
は、典型的には、電話ループのチップ/リングのリード
線及び中央局の約50ボルトのバッテリと直列に接続さ
れたそれぞれ約200Ωの2つの抵抗により構成され
る。回線インタフェース装置は通常、アースに対する不
平衡許容レベルが例えば−60デシベルより小さく、縦
方向の誘導許容レベルがリード線当り20ミリアンペア
(rms)より小さいという厳しい要件を満たさなけれ
ばならない。また、回線インタフェース装置は、それ自
体及び中央局の装置に損傷を与えることなく、少なくと
も500ボルトの高圧のサージに耐えることができなけ
ればならない。多くの従来の回線インタフェース装置は
これらの全ての要件を充分に満たしている。例えば、1
978年7月25日発行のV.V.Korskyの米国
特許第4,103,112号に記載されたような回線インタフェ
ース装置がある。しかし、この回線インタフェース装置
の変成器は容積が非常に大きく、またコストも高いもの
であった。一方、これまでに回線インタフェース回路の
種々の回路構成要素の容積を減らし、また変成器に代わ
る半導体素子を含む比較的新しい素子を使用することに
より、回線インタフェース装置を比較的安価に構成しよ
うとする多くの試みがなされてきた。
話ループは、通常中央局の回線インタフェース装置で終
端される。この回線インタフェース装置は典型的には、
電話ループ上の音声周波数信号に対して約900Ωの終
端インピーダンス持つように要求される。この回線イン
タフェース装置は、また、前記電話ループを動作させる
ために直流電流を供給する必要がある。一方、直流電流
源の電源抵抗は通常約400Ωが要求される。この抵抗
は、典型的には、電話ループのチップ/リングのリード
線及び中央局の約50ボルトのバッテリと直列に接続さ
れたそれぞれ約200Ωの2つの抵抗により構成され
る。回線インタフェース装置は通常、アースに対する不
平衡許容レベルが例えば−60デシベルより小さく、縦
方向の誘導許容レベルがリード線当り20ミリアンペア
(rms)より小さいという厳しい要件を満たさなけれ
ばならない。また、回線インタフェース装置は、それ自
体及び中央局の装置に損傷を与えることなく、少なくと
も500ボルトの高圧のサージに耐えることができなけ
ればならない。多くの従来の回線インタフェース装置は
これらの全ての要件を充分に満たしている。例えば、1
978年7月25日発行のV.V.Korskyの米国
特許第4,103,112号に記載されたような回線インタフェ
ース装置がある。しかし、この回線インタフェース装置
の変成器は容積が非常に大きく、またコストも高いもの
であった。一方、これまでに回線インタフェース回路の
種々の回路構成要素の容積を減らし、また変成器に代わ
る半導体素子を含む比較的新しい素子を使用することに
より、回線インタフェース装置を比較的安価に構成しよ
うとする多くの試みがなされてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな試みの多くのものは、電池電圧ブースタが必要にな
ったり、典型的な回線インタフェース装置の動作要件の
全てを満たすことができなかったり、あるいは今日広く
使用される回線インタフェース装置とコスト的に競合で
きない等の問題点があった。また、電話設備と通信回線
との間において音声帯域信号を伝送する間に、通信回線
が、共通モードノイズ(近接する電力線等から電磁的に
または静電的に影響を受けて発生したノイズ)の影響を
受けるという問題があった。共通モードノイズの影響を
受けないようにするために、従来の回線インタフェース
装置は、大きな変成器を必要とした。また、容積の小さ
な変成器を用いる場合は回線に電力を供給する抵抗と組
合せた磁束消去回路を必要とした。
うな試みの多くのものは、電池電圧ブースタが必要にな
ったり、典型的な回線インタフェース装置の動作要件の
全てを満たすことができなかったり、あるいは今日広く
使用される回線インタフェース装置とコスト的に競合で
きない等の問題点があった。また、電話設備と通信回線
との間において音声帯域信号を伝送する間に、通信回線
が、共通モードノイズ(近接する電力線等から電磁的に
または静電的に影響を受けて発生したノイズ)の影響を
受けるという問題があった。共通モードノイズの影響を
受けないようにするために、従来の回線インタフェース
装置は、大きな変成器を必要とした。また、容積の小さ
な変成器を用いる場合は回線に電力を供給する抵抗と組
合せた磁束消去回路を必要とした。
【0004】本発明の目的は、非常に小さい変成器、能
動(アクチィブ)及び受動の電力供給回路を組合せ、通
信回線に生じる共通モードノイズ信号を除去し、音声帯
域の信号のみを伝送する回線インタフェース装置を提供
することである。
動(アクチィブ)及び受動の電力供給回路を組合せ、通
信回線に生じる共通モードノイズ信号を除去し、音声帯
域の信号のみを伝送する回線インタフェース装置を提供
することである。
【0005】また、本発明は、2線式通信回線を終端す
る回線インタフェース装置を提供するものである。この
回線インタフェース装置は、チップ/リング一次巻線及
び二次巻線を有する変成器を含んでいる。この一次巻線
は各々n回の巻線からなっている。チップ/リング端子
は、それぞれ巻線と通信回線とを接続する。これにより
一次巻線、チップ/リング端子及び通信回線を介して直
流ループ電流が流れ、その電流によって変成器に磁束が
生じる。チップ増幅回路はチップ給電抵抗とチップ一次
巻線を経由してチップ端子に電力を供給することによっ
てアクティブ給電インピーダンスとして動作する。他の
リング増幅回路はリング給電抵抗とリング一次巻線を経
由してリング端子に電力を供給することによってアクテ
ィブ給電インピーダンスとして動作する。
る回線インタフェース装置を提供するものである。この
回線インタフェース装置は、チップ/リング一次巻線及
び二次巻線を有する変成器を含んでいる。この一次巻線
は各々n回の巻線からなっている。チップ/リング端子
は、それぞれ巻線と通信回線とを接続する。これにより
一次巻線、チップ/リング端子及び通信回線を介して直
流ループ電流が流れ、その電流によって変成器に磁束が
生じる。チップ増幅回路はチップ給電抵抗とチップ一次
巻線を経由してチップ端子に電力を供給することによっ
てアクティブ給電インピーダンスとして動作する。他の
リング増幅回路はリング給電抵抗とリング一次巻線を経
由してリング端子に電力を供給することによってアクテ
ィブ給電インピーダンスとして動作する。
【0006】また、本発明は、2線式通信回線に対して
直流電流を供給するための装置を提供する。本装置にお
いては、直流給電電圧がほぼ同じ抵抗値のチップ/リン
グ給電抵抗を介して通信回線に対して与えられる。チッ
プ/リング給電抵抗を流れる電流によって発生した第1
の電圧信号は、直流供給電圧の電位を調整して、印加さ
れた直流給電電圧間の平均電位差を減少させる。また、
チップ/リング給電抵抗を流れる音声帯域周波数電流に
よって誘起された交流電流の差成分に対応する第2の電
圧信号は、各直流給電電圧を各チップ/リング給電抵抗
を流れる交流成分と逆相になるように変化させ、これに
より前記の交流電流の差成分の大きさを減少させる。
直流電流を供給するための装置を提供する。本装置にお
いては、直流給電電圧がほぼ同じ抵抗値のチップ/リン
グ給電抵抗を介して通信回線に対して与えられる。チッ
プ/リング給電抵抗を流れる電流によって発生した第1
の電圧信号は、直流供給電圧の電位を調整して、印加さ
れた直流給電電圧間の平均電位差を減少させる。また、
チップ/リング給電抵抗を流れる音声帯域周波数電流に
よって誘起された交流電流の差成分に対応する第2の電
圧信号は、各直流給電電圧を各チップ/リング給電抵抗
を流れる交流成分と逆相になるように変化させ、これに
より前記の交流電流の差成分の大きさを減少させる。
【0007】また、本発明は、チップ/リング分圧器と
制御回路とを直接抵抗によって結合することによって加
入者電話機の監視をおこなう。
制御回路とを直接抵抗によって結合することによって加
入者電話機の監視をおこなう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、2線式通信回
線に直流給電を行うとともに、あらかじめ定められた交
流電源インピーダンスで終端を行う回線インタフェース
装置において、(a)2線式通信回線に接続されるチッ
プ/リング端子と、(b)前記チップ/リング端子にそ
れぞれ接続されたチップ/リング一次巻線及び各一次巻
線の差電流により誘導電圧を発生する二次巻線を有する
変成器と、(c)前記変成器の一次巻線に各々接続され
たチップ/リング給電抵抗と、(d)各チップ/リング
給電抵抗の両端に接続されたチップ/リング分圧抵抗か
ら構成され、制御回路に広帯域信号を提供する抵抗回路
網と、(e)差動増幅器、トランジスタ増幅器及びその
関連回路によって構成され、チップ/リング一次巻線の
交流電流と逆位相の出力を発生するチップ/リング増幅
回路と、(f)第1の差動増幅器、第2の差動増幅器及
びその関連回路からなり、通信回線に存在する交流差動
信号を送信リードへ送出する制御回路と、(g)前記制
御回路中の第2の差動増幅器の出力端子と反転入力側と
の間に接続された交流帰還回路及び直流帰還回路を備
え、前記一次巻線の差動接続によって一次巻線に流れる
縦電流を相殺することにより共通モードノイズを減少さ
せ、直流帰還回路及び交流帰還回路の動作によって実効
直流電源抵抗及び実効交流出力インピーダンスを独立し
て制御し、チップ/リング分圧器と制御回路とを直接抵
抗によって結合することによって加入者電話機の監視を
おこなうための回線インタフェース装置である。
線に直流給電を行うとともに、あらかじめ定められた交
流電源インピーダンスで終端を行う回線インタフェース
装置において、(a)2線式通信回線に接続されるチッ
プ/リング端子と、(b)前記チップ/リング端子にそ
れぞれ接続されたチップ/リング一次巻線及び各一次巻
線の差電流により誘導電圧を発生する二次巻線を有する
変成器と、(c)前記変成器の一次巻線に各々接続され
たチップ/リング給電抵抗と、(d)各チップ/リング
給電抵抗の両端に接続されたチップ/リング分圧抵抗か
ら構成され、制御回路に広帯域信号を提供する抵抗回路
網と、(e)差動増幅器、トランジスタ増幅器及びその
関連回路によって構成され、チップ/リング一次巻線の
交流電流と逆位相の出力を発生するチップ/リング増幅
回路と、(f)第1の差動増幅器、第2の差動増幅器及
びその関連回路からなり、通信回線に存在する交流差動
信号を送信リードへ送出する制御回路と、(g)前記制
御回路中の第2の差動増幅器の出力端子と反転入力側と
の間に接続された交流帰還回路及び直流帰還回路を備
え、前記一次巻線の差動接続によって一次巻線に流れる
縦電流を相殺することにより共通モードノイズを減少さ
せ、直流帰還回路及び交流帰還回路の動作によって実効
直流電源抵抗及び実効交流出力インピーダンスを独立し
て制御し、チップ/リング分圧器と制御回路とを直接抵
抗によって結合することによって加入者電話機の監視を
おこなうための回線インタフェース装置である。
【0009】
【作用】本発明においては、前記一次巻線の差動接続に
よって一次巻線に流れる縦電流を相殺することにより共
通モードノイズを減少させる。また、2線式通信回線に
おける直流電流信号は、チップ/リング給電抵抗を流
れ、その両端に電圧を発生させる。これらの電圧はチッ
プ/リング分圧抵抗及びチップ/リング電圧端子を介し
て制御回路の第1の差動増幅器の入力側に印加され、第
2の差動増幅器と直流帰還回路とチップ/リング増幅回
路との組合せ動作によって通信回線に対し望ましい直流
出電源を供給する。また、第2の差動増幅器と交流帰還
回路とチップ/リング増幅回路の組合せ動作によって通
信回線に対し望ましい交流出力インピーダンスを供給す
る。また、チップ/リング分圧器と制御回路とを直接抵
抗によって結合することによって加入者電話機の監視を
おこなう。
よって一次巻線に流れる縦電流を相殺することにより共
通モードノイズを減少させる。また、2線式通信回線に
おける直流電流信号は、チップ/リング給電抵抗を流
れ、その両端に電圧を発生させる。これらの電圧はチッ
プ/リング分圧抵抗及びチップ/リング電圧端子を介し
て制御回路の第1の差動増幅器の入力側に印加され、第
2の差動増幅器と直流帰還回路とチップ/リング増幅回
路との組合せ動作によって通信回線に対し望ましい直流
出電源を供給する。また、第2の差動増幅器と交流帰還
回路とチップ/リング増幅回路の組合せ動作によって通
信回線に対し望ましい交流出力インピーダンスを供給す
る。また、チップ/リング分圧器と制御回路とを直接抵
抗によって結合することによって加入者電話機の監視を
おこなう。
【0010】
【実施例】次に図面を用いて本発明の一実施例の回線イ
ンタフェース装置について説明する。図1における回線
インタフェース装置は、制御された抵抗源から通信回
線へ直流電力を供給する、独立した交流終端インピー
ダンスを有する、通信回線からの平衡音声信号をピッ
クアップできる、通信回線に対し平衡音声信号による
駆動ができる、音声信号からの縦方向ノイズ干渉を抑
制できる、縦方向の誘導電流に対する許容値が大き
い、加入者電話機のフック・スイッチの状態(オフフ
ック、ダイアル・パルス及びオンフック)を表示する監
視信号がある等の動作上の特徴を有する。
ンタフェース装置について説明する。図1における回線
インタフェース装置は、制御された抵抗源から通信回
線へ直流電力を供給する、独立した交流終端インピー
ダンスを有する、通信回線からの平衡音声信号をピッ
クアップできる、通信回線に対し平衡音声信号による
駆動ができる、音声信号からの縦方向ノイズ干渉を抑
制できる、縦方向の誘導電流に対する許容値が大き
い、加入者電話機のフック・スイッチの状態(オフフ
ック、ダイアル・パルス及びオンフック)を表示する監
視信号がある等の動作上の特徴を有する。
【0011】図1の回線インタフェース装置は、−V及
びアース端子を有する中央バッテリを備えた電話施設等
において使用される。図1においては、抵抗回路網10
は、チップ/リング給電抵抗12、13と組み合わせた
チップ/リング分圧抵抗14、15を含んでいる。チッ
プ/リング分圧抵抗14、15は、図示されるようにそ
れぞれの抵抗14a、14b及び抵抗15a、15bに
より構成され、チップ/リング電圧タップ6及び7に分
圧電圧を出力する。抵抗回路網10は、チップ/リング
給電抵抗12及び13から制御回路60に広帯域の信号
を提供する。チップ帰還回路は抵抗16、17を含み、
チップ給電抵抗12の両端に接続される。抵抗16、1
7の接合点は、チップ増幅回路20中の差動増幅器24
の反転入力側と接続される。リング帰還回路は抵抗1
8、19を含み、リング給電抵抗13の両端に接続され
ている。抵抗18、19の接合点は、リング増幅回路4
0中の差動増幅器44の反転入力側と接続されている。
びアース端子を有する中央バッテリを備えた電話施設等
において使用される。図1においては、抵抗回路網10
は、チップ/リング給電抵抗12、13と組み合わせた
チップ/リング分圧抵抗14、15を含んでいる。チッ
プ/リング分圧抵抗14、15は、図示されるようにそ
れぞれの抵抗14a、14b及び抵抗15a、15bに
より構成され、チップ/リング電圧タップ6及び7に分
圧電圧を出力する。抵抗回路網10は、チップ/リング
給電抵抗12及び13から制御回路60に広帯域の信号
を提供する。チップ帰還回路は抵抗16、17を含み、
チップ給電抵抗12の両端に接続される。抵抗16、1
7の接合点は、チップ増幅回路20中の差動増幅器24
の反転入力側と接続される。リング帰還回路は抵抗1
8、19を含み、リング給電抵抗13の両端に接続され
ている。抵抗18、19の接合点は、リング増幅回路4
0中の差動増幅器44の反転入力側と接続されている。
【0012】典型的なチップ/リング給電抵抗12,1
3の合計値は約400Ωまたはこれより小さい値であ
り、この条件で従来の2000Ωまでの通信回線が−5
0Vの中央局のバッテリによって動作する。400Ω以
下の抵抗は、それ自体では通信回線上の音声周波数信号
に対し交流終端をするには小さすぎる。音声周波数信号
に対する終端値は通常約900Ωとなることが要求され
る。通信回線に対する適切な交流終端インピーダンスを
提供するために、変成器9の二次巻線は、一次巻線9
2,93における巻線の合計よりも大きな巻線数を有す
る。例えば、二次巻線のインダクタンスが約1ヘンリで
あれば、二次巻線91で誘起される電圧は本質的には巻
数以外の変成器パラメータに関係しなくなる。したがっ
て、二次巻線91に誘起された電圧は通信回線電流中の
音声周波数電流成分の差分を正確に表わす。
3の合計値は約400Ωまたはこれより小さい値であ
り、この条件で従来の2000Ωまでの通信回線が−5
0Vの中央局のバッテリによって動作する。400Ω以
下の抵抗は、それ自体では通信回線上の音声周波数信号
に対し交流終端をするには小さすぎる。音声周波数信号
に対する終端値は通常約900Ωとなることが要求され
る。通信回線に対する適切な交流終端インピーダンスを
提供するために、変成器9の二次巻線は、一次巻線9
2,93における巻線の合計よりも大きな巻線数を有す
る。例えば、二次巻線のインダクタンスが約1ヘンリで
あれば、二次巻線91で誘起される電圧は本質的には巻
数以外の変成器パラメータに関係しなくなる。したがっ
て、二次巻線91に誘起された電圧は通信回線電流中の
音声周波数電流成分の差分を正確に表わす。
【0013】チップ増幅回路20は、差動増幅器24、
NPN型トランジスタ31及びPNP型トランジスタ3
3、34及びその関連回路によって構成される。チップ
増幅回路20においては、抵抗25が差動増幅器24の
反転入力側とアースの間に接続され、抵抗27は差動増
幅器24の非反転入力側とアースの間に接続されてい
る。NPN型トランジスタ31及びPNP型トランジス
タ33、34は図示のように組合せて電源電圧−Vとア
ースとの間に接続される。抵抗32は差動増幅器24の
出力端子とアースとの間に接続される。これらのトラン
ジスタ31,33,34は差動増幅器24の出力側29
に現われる電圧信号に対し、端子4で電圧フォロワとし
て動作する。
NPN型トランジスタ31及びPNP型トランジスタ3
3、34及びその関連回路によって構成される。チップ
増幅回路20においては、抵抗25が差動増幅器24の
反転入力側とアースの間に接続され、抵抗27は差動増
幅器24の非反転入力側とアースの間に接続されてい
る。NPN型トランジスタ31及びPNP型トランジス
タ33、34は図示のように組合せて電源電圧−Vとア
ースとの間に接続される。抵抗32は差動増幅器24の
出力端子とアースとの間に接続される。これらのトラン
ジスタ31,33,34は差動増幅器24の出力側29
に現われる電圧信号に対し、端子4で電圧フォロワとし
て動作する。
【0014】リング増幅回路40は、差動増幅器44、
PNP型トランジスタ51及びNPN型トランジスタ5
3、54及びその関連回路によって構成される。リング
増幅回路40においては、抵抗46と47がアースと電
源電圧−Vの間に直列に接続され、これら抵抗の接合点
は差動増幅器44の非反転入力側と接続される。PNP
型トランジスタ51及びNPN型トランジスタ53、5
4は図示のように組み合わせてアースと電源電圧−Vの
間に接続される。抵抗52は差動増幅器40の出力端子
と−Vとの間に接続される。これらのトランジスタは差
動増幅器44の出力側49に現われる電圧信号に対し、
端子5で電圧フォロワとして動作する。
PNP型トランジスタ51及びNPN型トランジスタ5
3、54及びその関連回路によって構成される。リング
増幅回路40においては、抵抗46と47がアースと電
源電圧−Vの間に直列に接続され、これら抵抗の接合点
は差動増幅器44の非反転入力側と接続される。PNP
型トランジスタ51及びNPN型トランジスタ53、5
4は図示のように組み合わせてアースと電源電圧−Vの
間に接続される。抵抗52は差動増幅器40の出力端子
と−Vとの間に接続される。これらのトランジスタは差
動増幅器44の出力側49に現われる電圧信号に対し、
端子5で電圧フォロワとして動作する。
【0015】制御回路60は、第1の差動増幅器71、
76及びその関連回路により構成される。この制御回路
60は、チップ/リング電圧増幅回路20、40の動作
を制御し、通信回線に対し望ましい直流電源抵抗(直流
終端抵抗値)及び通信回線の交流電源インピーダンス
(音声帯域信号に対する好ましいインピーダンス終端
値)を提供し、受信リード線からの交流差動信号を通信
回線へ結合する。この制御回路60は、また、通信回線
に存在する交流差動信号を送信リードへ送出し、また通
信回線の監視状態を監視リード線へ送出する。第1の差
動増幅器71は、チップ/リング電圧端子6、7と接続
される反転入力と非反転入力を有する。抵抗72は第1
の差動増幅器71の出力側と反転入力側との間に接続さ
れる。抵抗96及びコンデンサ97は抵抗72の両端に
直列に接続される。抵抗96とコンデンサ97の接合点
は端子6aと接続され、抵抗95は端子6aとアースと
の間に接続される。端子6a及び端子7aは二次巻線9
1と制御回路60とを接続する。端子6aは、抵抗95
に接続され予め定めたインピーダンスが提供される。端
子7aは接地される。抵抗73はアースと第1の差動増
幅器71の非反転入力側との間に接続される。コンデン
サ80と抵抗82は抵抗73の両端に直列に接続され
る。コンデンサ80と抵抗82の接合点は抵抗81を介
して受信リード線に接続される。抵抗74、75は第1
の差動増幅器71の出力側とアースとの間に直列に接続
される。抵抗74、75の接合点は第2の差動増幅器7
6の非反転入力側と接続される。抵抗77は第2の差動
増幅器76の反転入力側とアースとの間に接続される。
第2の差動増幅器76の出力は、監視リード線に接続さ
れるとともに、コンデンサ88を介して送信リード線に
接続される。第2の差動増幅器76の出力は交流帰還回
路78及び直流帰還回路79を介して第2の差動増幅器
76の反転入力側に接続される。第2の差動増幅器76
の出力は、また、抵抗26を介して差動増幅器24の非
反転入力側及び抵抗45を介して差動増幅器44の反転
入力側と接続される。
76及びその関連回路により構成される。この制御回路
60は、チップ/リング電圧増幅回路20、40の動作
を制御し、通信回線に対し望ましい直流電源抵抗(直流
終端抵抗値)及び通信回線の交流電源インピーダンス
(音声帯域信号に対する好ましいインピーダンス終端
値)を提供し、受信リード線からの交流差動信号を通信
回線へ結合する。この制御回路60は、また、通信回線
に存在する交流差動信号を送信リードへ送出し、また通
信回線の監視状態を監視リード線へ送出する。第1の差
動増幅器71は、チップ/リング電圧端子6、7と接続
される反転入力と非反転入力を有する。抵抗72は第1
の差動増幅器71の出力側と反転入力側との間に接続さ
れる。抵抗96及びコンデンサ97は抵抗72の両端に
直列に接続される。抵抗96とコンデンサ97の接合点
は端子6aと接続され、抵抗95は端子6aとアースと
の間に接続される。端子6a及び端子7aは二次巻線9
1と制御回路60とを接続する。端子6aは、抵抗95
に接続され予め定めたインピーダンスが提供される。端
子7aは接地される。抵抗73はアースと第1の差動増
幅器71の非反転入力側との間に接続される。コンデン
サ80と抵抗82は抵抗73の両端に直列に接続され
る。コンデンサ80と抵抗82の接合点は抵抗81を介
して受信リード線に接続される。抵抗74、75は第1
の差動増幅器71の出力側とアースとの間に直列に接続
される。抵抗74、75の接合点は第2の差動増幅器7
6の非反転入力側と接続される。抵抗77は第2の差動
増幅器76の反転入力側とアースとの間に接続される。
第2の差動増幅器76の出力は、監視リード線に接続さ
れるとともに、コンデンサ88を介して送信リード線に
接続される。第2の差動増幅器76の出力は交流帰還回
路78及び直流帰還回路79を介して第2の差動増幅器
76の反転入力側に接続される。第2の差動増幅器76
の出力は、また、抵抗26を介して差動増幅器24の非
反転入力側及び抵抗45を介して差動増幅器44の反転
入力側と接続される。
【0016】以下に本発明の一実施例の回線インタフェ
ース装置の動作に付いて説明する。2線式通信回線はチ
ップ/リング端子2と3において本発明の回線インタフ
ェース装置と接続される。回線インタフェース装置への
電力は電源−V及びアース端子から供給される。制御回
路60は、チップ/リング端子2、3の信号及びチップ
/リング増幅回路20と40を制御するための受信リー
ド線の信号に応答して動作する。本実施例においては、
チップ/リング増幅回路20は、ほぼ1の利得を有し、
その非反転入力側でドライブされ、レベルシフト電圧フ
ォロワ回路として機能する。本実施例におけるリング増
幅器40もまたほぼ1の利得を有するが、この増幅器は
その反転入力側でドライブされ、レベルシフト電圧イン
バータとして機能する。
ース装置の動作に付いて説明する。2線式通信回線はチ
ップ/リング端子2と3において本発明の回線インタフ
ェース装置と接続される。回線インタフェース装置への
電力は電源−V及びアース端子から供給される。制御回
路60は、チップ/リング端子2、3の信号及びチップ
/リング増幅回路20と40を制御するための受信リー
ド線の信号に応答して動作する。本実施例においては、
チップ/リング増幅回路20は、ほぼ1の利得を有し、
その非反転入力側でドライブされ、レベルシフト電圧フ
ォロワ回路として機能する。本実施例におけるリング増
幅器40もまたほぼ1の利得を有するが、この増幅器は
その反転入力側でドライブされ、レベルシフト電圧イン
バータとして機能する。
【0017】直流信号を含む信号は抵抗回路網10によ
り提供される。2線式通信回線における電流による信号
は、チップ/リング給電抵抗12、13の両端に現れ
る。これらの信号はチップ/リング分圧抵抗14、15
を経て、チップ/リング電圧端子6、7を介して第1の
差動増幅器71の入力側に入力する。抵抗回路網10か
らの音声周波数信号は、抵抗96が抵抗72よりも実質
的に小さな抵抗値となるように選択され、また抵抗81
が同様に抵抗82よりも実質的に小さな抵抗値となるよ
うに選択される時、逆相で第1の差動増幅器71の入力
側に印加されるので第1の差動増幅器71の出力側では
相殺され減衰する。変成器9は音声周波数帯域の交流信
号で動作する。2線式の通信回線を流れる差動交流電流
信号成分は一次巻線92と93から二次巻線91に誘導
され、コンデンサ97を経て第1の差動増幅器71の反
転入力側と結合される。第1の差動増幅器71、抵抗7
2及びコンデンサ97の組合せ効果は、第1の差動増幅
器71の出力側に現われる反転電圧信号を二次巻線91
からの交流電圧と同程度の電圧にすることによって、接
地端子7aに対し端子6aにおける電位を実質的に零電
圧の仮想アースに維持することである。
り提供される。2線式通信回線における電流による信号
は、チップ/リング給電抵抗12、13の両端に現れ
る。これらの信号はチップ/リング分圧抵抗14、15
を経て、チップ/リング電圧端子6、7を介して第1の
差動増幅器71の入力側に入力する。抵抗回路網10か
らの音声周波数信号は、抵抗96が抵抗72よりも実質
的に小さな抵抗値となるように選択され、また抵抗81
が同様に抵抗82よりも実質的に小さな抵抗値となるよ
うに選択される時、逆相で第1の差動増幅器71の入力
側に印加されるので第1の差動増幅器71の出力側では
相殺され減衰する。変成器9は音声周波数帯域の交流信
号で動作する。2線式の通信回線を流れる差動交流電流
信号成分は一次巻線92と93から二次巻線91に誘導
され、コンデンサ97を経て第1の差動増幅器71の反
転入力側と結合される。第1の差動増幅器71、抵抗7
2及びコンデンサ97の組合せ効果は、第1の差動増幅
器71の出力側に現われる反転電圧信号を二次巻線91
からの交流電圧と同程度の電圧にすることによって、接
地端子7aに対し端子6aにおける電位を実質的に零電
圧の仮想アースに維持することである。
【0018】回路のパスは、典型的には通信回線と結合
されオフフック状態にある図示されない遠隔の加入者電
話機と2線式通信回線を介して完成される。この場合、
第1の差動増幅器71は、チップ/リング電圧端子6と
7の両端に現われる直流電位差によって動作し、その利
得量は抵抗72及び抵抗回路網10の抵抗値の関数とし
て決定され、またオフセットは抵抗73により設定され
る。第1の差動増幅器71の出力は、抵抗74と75に
より構成される分圧器によって分圧され、抵抗を介して
第2の差動増幅器76に結合される。第2の差動増幅器
76の利得は、直流帰還回路79及び抵抗77の抵抗値
によりほぼ決定され、音声帯域信号周波数よりもより低
い利得に応答して出力信号を生じる。この出力信号は、
チップ/リング増幅回路20と40の動作を制御するた
め、加入者電話機の監視状態を直流表示する。また、端
子4、5における実効直流電源インピーダンスは、直流
帰還回路79の抵抗値に従って実質的に制御される。典
型的な通信回線においては、チップ/リング給電抵抗1
2と13の抵抗値の合計値である実効直流電源抵抗はチ
ップ/リング端子2、3において約400Ωの直流給電
抵抗を提供するように構成される。また、加入者電話機
から受信される交流信号は、受信リード線から抵抗81
及びコンデンサ80を介して第1の差動増幅器71の非
反転入力側に入力される。
されオフフック状態にある図示されない遠隔の加入者電
話機と2線式通信回線を介して完成される。この場合、
第1の差動増幅器71は、チップ/リング電圧端子6と
7の両端に現われる直流電位差によって動作し、その利
得量は抵抗72及び抵抗回路網10の抵抗値の関数とし
て決定され、またオフセットは抵抗73により設定され
る。第1の差動増幅器71の出力は、抵抗74と75に
より構成される分圧器によって分圧され、抵抗を介して
第2の差動増幅器76に結合される。第2の差動増幅器
76の利得は、直流帰還回路79及び抵抗77の抵抗値
によりほぼ決定され、音声帯域信号周波数よりもより低
い利得に応答して出力信号を生じる。この出力信号は、
チップ/リング増幅回路20と40の動作を制御するた
め、加入者電話機の監視状態を直流表示する。また、端
子4、5における実効直流電源インピーダンスは、直流
帰還回路79の抵抗値に従って実質的に制御される。典
型的な通信回線においては、チップ/リング給電抵抗1
2と13の抵抗値の合計値である実効直流電源抵抗はチ
ップ/リング端子2、3において約400Ωの直流給電
抵抗を提供するように構成される。また、加入者電話機
から受信される交流信号は、受信リード線から抵抗81
及びコンデンサ80を介して第1の差動増幅器71の非
反転入力側に入力される。
【0019】オフフック状態においては、制御回路60
は通信回線上の縦電流(近接する電力線等から電磁的ま
たは静電的な影響によって流れる電流)に対し実質的に
応答しないことが要求される。抵抗回路網10は、端子
6、7を介して差信号のみを第1の差動増幅器71に入
力側に結合する。しかし、通信回線に流れる交流の差成
分に対応する信号は、抵抗回路網10からではなく、変
成器9から端子6a、7aを介して第1の差動増幅器7
1に結合されるために、一次巻線の差動接続により一次
巻線に流れる縦電流は相殺される。これによって制御回
路60は共通モードのノイズ(近接する電力線等から電
磁的にまたは静電的に影響を受けて発生したノイズ)を
受けなくなる。製造過程で一次巻線92、93の巻数が
等しくなるように厳密な管理をすることによって、2線
式通信回線に流れる電流中に存在する縦電流成分は相殺
され、第1の差動増幅器71の入力側から実質的に入力
しなくなる。この場合、チップ/リング給電抵抗12、
13の値は規定値の1%以内であればよく、また同様に
抵抗14a、14b、15a、15bの値も規定値の1
%以内であればよい。
は通信回線上の縦電流(近接する電力線等から電磁的ま
たは静電的な影響によって流れる電流)に対し実質的に
応答しないことが要求される。抵抗回路網10は、端子
6、7を介して差信号のみを第1の差動増幅器71に入
力側に結合する。しかし、通信回線に流れる交流の差成
分に対応する信号は、抵抗回路網10からではなく、変
成器9から端子6a、7aを介して第1の差動増幅器7
1に結合されるために、一次巻線の差動接続により一次
巻線に流れる縦電流は相殺される。これによって制御回
路60は共通モードのノイズ(近接する電力線等から電
磁的にまたは静電的に影響を受けて発生したノイズ)を
受けなくなる。製造過程で一次巻線92、93の巻数が
等しくなるように厳密な管理をすることによって、2線
式通信回線に流れる電流中に存在する縦電流成分は相殺
され、第1の差動増幅器71の入力側から実質的に入力
しなくなる。この場合、チップ/リング給電抵抗12、
13の値は規定値の1%以内であればよく、また同様に
抵抗14a、14b、15a、15bの値も規定値の1
%以内であればよい。
【0020】第2の差動増幅器76は第1の差動増幅器
71の交流信号出力成分に応答して動作する。またこの
差動増幅器76の出力は交流帰還回路78のインピーダ
ンス及び抵抗77の抵抗値により実質的に決定される。
第2の差動増幅器76の交流信号成分はコンデンサ88
を介して送信リード線に結合され、この交流信号成分は
遠隔加入者電話機において発生した交流信号ならびに加
入者電話機の受信リード線からの交流信号を含んでい
る。また、第2の差動増幅器76の出力交流信号は、チ
ップ/リング増幅回路20と40の各入力側と結合して
いる。これらのチップ/リング増幅回路20、40は、
第2の差動増幅器76と組合わされて動作し、交流帰還
回路78のインピーダンスによって実効交流出力インピ
ーダンスが実質的に制御される。従って、チップ/リン
グ端子2及び3における実効交流電源インピーダンスは
実効直流電源抵抗と実質的に独立して制御される。典型
的な通信回線の場合は、チップ/リング増幅回路20と
40の交流電源インピーダンスは、チップ/リング給電
抵抗12、13の抵抗値と合計して、チップ/リング端
子2、3において約900Ωとなるように構成されてい
る。図面中の好ましい値は以下のようである。 抵抗12、13 = 200Ω、 二次巻線91 = 640回、 一次巻線92、93 = 16回、 変成器9の適切なコア材料はEP10と言う識別番号で
カナダケベック州のSiemens Electric Ltd. から入手
可能である。
71の交流信号出力成分に応答して動作する。またこの
差動増幅器76の出力は交流帰還回路78のインピーダ
ンス及び抵抗77の抵抗値により実質的に決定される。
第2の差動増幅器76の交流信号成分はコンデンサ88
を介して送信リード線に結合され、この交流信号成分は
遠隔加入者電話機において発生した交流信号ならびに加
入者電話機の受信リード線からの交流信号を含んでい
る。また、第2の差動増幅器76の出力交流信号は、チ
ップ/リング増幅回路20と40の各入力側と結合して
いる。これらのチップ/リング増幅回路20、40は、
第2の差動増幅器76と組合わされて動作し、交流帰還
回路78のインピーダンスによって実効交流出力インピ
ーダンスが実質的に制御される。従って、チップ/リン
グ端子2及び3における実効交流電源インピーダンスは
実効直流電源抵抗と実質的に独立して制御される。典型
的な通信回線の場合は、チップ/リング増幅回路20と
40の交流電源インピーダンスは、チップ/リング給電
抵抗12、13の抵抗値と合計して、チップ/リング端
子2、3において約900Ωとなるように構成されてい
る。図面中の好ましい値は以下のようである。 抵抗12、13 = 200Ω、 二次巻線91 = 640回、 一次巻線92、93 = 16回、 変成器9の適切なコア材料はEP10と言う識別番号で
カナダケベック州のSiemens Electric Ltd. から入手
可能である。
【0021】本発明の範囲内の回線インタフェース装置
の変更は、当業者において明らかであろう。通信回線が
高電圧に曝されるおそれがある場合には、本発明の実施
状態においては、もちろん充分な保護回路を回線インタ
フェース装置の回線側に接続することを推奨する。電話
産業において周知のように、回線インタフェース装置は
常に落雷または通信線と交差する電力線のような高電圧
過渡現象に曝されている。実際には、図面にはない保護
回路が通常の場合、チップ/リング端子2、3、端子
4、5、給電抵抗12、13、または一次巻線92、9
3に接続されている。この保護回路の目的は、もちろ
ん、高電圧過渡現象が発生しても回線インタフェース装
置の構成要素の損傷が少なくなるように交流回線に電流
を供給する事にある。図1において、変成器9は1KV
までの過渡状態に直接曝される可能性が高い場所に設置
される。
の変更は、当業者において明らかであろう。通信回線が
高電圧に曝されるおそれがある場合には、本発明の実施
状態においては、もちろん充分な保護回路を回線インタ
フェース装置の回線側に接続することを推奨する。電話
産業において周知のように、回線インタフェース装置は
常に落雷または通信線と交差する電力線のような高電圧
過渡現象に曝されている。実際には、図面にはない保護
回路が通常の場合、チップ/リング端子2、3、端子
4、5、給電抵抗12、13、または一次巻線92、9
3に接続されている。この保護回路の目的は、もちろ
ん、高電圧過渡現象が発生しても回線インタフェース装
置の構成要素の損傷が少なくなるように交流回線に電流
を供給する事にある。図1において、変成器9は1KV
までの過渡状態に直接曝される可能性が高い場所に設置
される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、2つの
一次巻線に流れる縦電流が相殺されて二次巻線に誘起さ
れるように構成されるため、共通モードノイズを大幅に
減少できる。また、実効直流電源抵抗及び実効交流出力
インピーダンスは、直流帰還回路及び交流帰還回路によ
ってお互いに独立して制御できる。また、チップ/リン
グ分圧器と制御回路とを直接抵抗によって結合すること
によって加入者電話機の監視が可能となった。また、チ
ップ/リング増幅回路によってアクチブ給電が行われる
ので、変成器は給電のためにではなく交流差動信号動作
のために専用的に使用できる。このため変成器の容積を
非常に小さくすことが可能となった。また、本発明では
一次巻線の直流電流が大きな磁束を発生しないように変
成器の巻数が小さく選ばれる。このためこの変成器は、
従来の回線インタフェース装置に使用されている変成器
に比べさらに小さくできる。そのためにコストも安くな
る。
一次巻線に流れる縦電流が相殺されて二次巻線に誘起さ
れるように構成されるため、共通モードノイズを大幅に
減少できる。また、実効直流電源抵抗及び実効交流出力
インピーダンスは、直流帰還回路及び交流帰還回路によ
ってお互いに独立して制御できる。また、チップ/リン
グ分圧器と制御回路とを直接抵抗によって結合すること
によって加入者電話機の監視が可能となった。また、チ
ップ/リング増幅回路によってアクチブ給電が行われる
ので、変成器は給電のためにではなく交流差動信号動作
のために専用的に使用できる。このため変成器の容積を
非常に小さくすことが可能となった。また、本発明では
一次巻線の直流電流が大きな磁束を発生しないように変
成器の巻数が小さく選ばれる。このためこの変成器は、
従来の回線インタフェース装置に使用されている変成器
に比べさらに小さくできる。そのためにコストも安くな
る。
【図1】本発明の一実施例の回線インタフェース装置を
示す回路図である。
示す回路図である。
2、3 チップ/リング端子 4、5 端子 6、7 チップ/リング電圧端子 9 変成器 10 抵抗回路網 12、13 チップ/リング給電抵抗 14a、15a チップ分圧抵抗 14b、15b リング分圧抵抗 16〜19 抵抗 20、40 チップ/リング増幅回路 24、44 差動増幅器 25、26、27 抵抗 31、53、54 NPN型トランジスタ 32、52 抵抗 33、34、51 PNP型トランジスタ 45、46、47 抵抗 60 制御回路 71 第1の差動増幅器 76 第2の差動増幅器 72〜75、77 抵抗 78 交流帰還回路 79 直流帰還回路 80、88 コンデンサ 81、82 抵抗 91 二次巻線 92、93 一次巻線 95、96 抵抗
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】削除
Claims (1)
- 【請求項1】2線式通信回線に直流給電を行うととも
に、あらかじめ定められた交流電源インピーダンスで終
端を行う回線インタフェース装置において、 (a)2線式通信回線に接続されるチップ/リング端子
と、 (b)前記チップ/リング端子にそれぞれ接続されたチ
ップ/リング一次巻線及び各一次巻線の差電流により誘
導電圧を発生する二次巻線を有する変成器と、 (c)前記変成器の一次巻線に各々接続されたチップ/
リング給電抵抗と、 (d)各チップ/リング給電抵抗の両端に接続されたチ
ップ/リング分圧抵抗から構成され、制御回路に広帯域
信号を提供する抵抗回路網と、 (e)差動増幅器、トランジスタ増幅器及びその関連回
路によって構成され、チップ/リング一次巻線の交流電
流と逆位相の出力を発生するチップ/リング増幅回路
と、 (f)第1の差動増幅器、第2の差動増幅器及びその関
連回路からなり、通信回線に存在する交流差動信号を送
信リードへ送出する制御回路と、 (g)前記制御回路中の第2の差動増幅器の出力端子と
反転入力側との間に接続された交流帰還回路及び直流帰
還回路を備え前記一次巻線の差動接続によって一次巻線
に流れる縦電流を相殺することにより共通モードノイズ
を減少させ、直流帰還回路及び交流帰還回路の動作によ
って実効直流電源抵抗及び実効交流出力インピーダンス
を独立して制御し、チップ/リング分圧器と制御回路と
を直接抵抗によって結合することによって加入者電話機
の監視をおこなうことを特徴とする回線インタフェース
装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CA000404561A CA1178386A (en) | 1982-06-07 | 1982-06-07 | Active impedance transformer assisted line feed circuit |
CA404561 | 1982-06-07 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9963983A Division JPH0622340B2 (ja) | 1982-06-07 | 1983-06-06 | 回線インタフェース装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05300278A true JPH05300278A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=4122940
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9963983A Expired - Lifetime JPH0622340B2 (ja) | 1982-06-07 | 1983-06-06 | 回線インタフェース装置 |
JP3103089A Pending JPH05300278A (ja) | 1982-06-07 | 1991-04-08 | 回線インタフェース装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9963983A Expired - Lifetime JPH0622340B2 (ja) | 1982-06-07 | 1983-06-06 | 回線インタフェース装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4484032A (ja) |
EP (1) | EP0096965B1 (ja) |
JP (2) | JPH0622340B2 (ja) |
AT (1) | ATE21604T1 (ja) |
CA (1) | CA1178386A (ja) |
DE (1) | DE3365425D1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100912182B1 (ko) * | 2002-06-24 | 2009-08-14 | 주식회사 케이티 | 자동 종단장치 및 이를 이용한 전력 유도 잡음 전압 측정방법 |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4514595A (en) * | 1982-06-10 | 1985-04-30 | Northern Telecom Limited | Active impedance line feed circuit |
DE3237652A1 (de) * | 1982-10-11 | 1984-04-12 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Fernsprechanlage |
CA1196433A (en) * | 1983-08-18 | 1985-11-05 | Stanley D. Rosenbaum | Active impedance transformer assisted line feed circuit with supervision filtering |
US4539438A (en) * | 1983-08-22 | 1985-09-03 | Northern Telecom Limited | Active impedance transformer assisted line feed circuit with supervision filtering |
CA1200335A (en) * | 1984-02-13 | 1986-02-04 | Stanley D. Rosenbaum | Active impedance line feed circuit |
DE3640127A1 (de) * | 1986-11-25 | 1988-06-01 | Standard Elektrik Lorenz Ag | Elektronische gabelschaltung |
CA1283742C (en) * | 1987-06-15 | 1991-04-30 | Gyula Jakab | Subscriber line interface circuit and transformer therefor |
US4993064A (en) * | 1987-06-15 | 1991-02-12 | Northern Telecom Limited | Subscriber line interface circuit and transformer therefor northern telecom limited |
JP2645022B2 (ja) * | 1987-08-21 | 1997-08-25 | 株式会社東芝 | 加入者回路 |
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